JP2002026726A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JP2002026726A
JP2002026726A JP2000207146A JP2000207146A JP2002026726A JP 2002026726 A JP2002026726 A JP 2002026726A JP 2000207146 A JP2000207146 A JP 2000207146A JP 2000207146 A JP2000207146 A JP 2000207146A JP 2002026726 A JP2002026726 A JP 2002026726A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
circuit
amplifier
reference voltage
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000207146A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagisa Sasaki
なぎさ 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000207146A priority Critical patent/JP2002026726A/ja
Priority to US09/837,347 priority patent/US6400200B2/en
Publication of JP2002026726A publication Critical patent/JP2002026726A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B27/00Generation of oscillations providing a plurality of outputs of the same frequency but differing in phase, other than merely two anti-phase outputs
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/18Networks for phase shifting
    • H03H7/20Two-port phase shifters providing an adjustable phase shift
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H7/00Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
    • H03H7/18Networks for phase shifting
    • H03H7/21Networks for phase shifting providing two or more phase shifted output signals, e.g. n-phase output
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/15Arrangements in which pulses are delivered at different times at several outputs, i.e. pulse distributors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/081Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter
    • H03L7/0812Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K2005/00286Phase shifter, i.e. the delay between the output and input pulse is dependent on the frequency, and such that a phase difference is obtained independent of the frequency

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ面積を小さく、また、消費電流を低減
する半導体集積回路を得る。 【解決手段】 入力信号LOINをそれぞれ位相シフト
する複数の位相制御回路11,12と、複数の位相制御
回路11,12の出力信号OUT1,OUT2の位相差
を検出し、その検出した位相差の所望位相差からのずれ
分に応じた修正信号を位相制御回路11,12に帰還出
力し、位相シフトを調整する位相検出回路13とを備え
る。位相制御回路11,12は、前段の増幅器だけで構
成することができ、大幅にデバイス数を削減することが
できるため、チップ面積を小さくすることができると共
に、消費電流の低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所望の位相差波
形を生成する半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の直交位相差波形を生成する
半導体集積回路を示す回路ブロック図であり、図におい
て、1は入力信号LOINを複相出力する差動アンプ等
の増幅器、2は差動信号の位相を進めるようにシフトす
るRC移相器、3は差動信号の位相を遅れるようにシフ
トするCR移相器である。4,5はRC移相器2および
CR移相器3のそれぞれ直交する信号を増幅する差動ア
ンプ等の前段増幅器、6,7は前段増幅器4,5からの
信号をベクトル合成する加算器、8,9は加算器6およ
び加算器7のそれぞれ直交する信号を増幅し、直交する
出力信号I,Qを複相出力する差動アンプ等の後段増幅
器である。図10は従来の半導体集積回路における各ノ
ードの位相を示す説明図である。
【0003】次に動作について説明する。増幅器1は、
図10(a)に示すように、入力信号LOINを差動信
号S,SBに変換出力する。RC移相器2は、差動信号
S,SBの位相を進めるようにシフトし、CR移相器3
は、差動信号S,SBの位相を遅れるようにシフトす
る。図10(b)には、差動信号S,SBのうち差動信
号Sについてのみ、RC移相器2により信号Rにシフト
し、CR移相器3により信号Cにシフトした例を示して
いる。ここで、入力信号LOINは、通常ある周波数帯
域を有するので、RC移相器2およびCR移相器3にお
いて時定数が一致した周波数では、それぞれ45度、−
45度の位相シフトを行い、RC移相器2およびCR移
相器3の信号R,Cは直交する。しかし、時定数が一致
しない周波数では、位相シフト角度および信号振幅がず
れ、信号R,Cの直交関係が保てなくなるため、続く後
段の回路によりそのずれ分を補正する。前段増幅器4,
5は、RC移相器2およびCR移相器3の信号R,Cを
それぞれ増幅することによりリミッティング(振幅制
限)し、信号R,Cの振幅を等しくする。次に、加算器
6,7は、前段増幅器4,5からの振幅が等しくされた
信号をベクトル合成する。図10(c)には、加算器6
により、信号Rの反転信号RBと信号Cとをベクトル合
成した信号RB+Cと、加算器7により、信号Rと信号
Cとをベクトル合成した信号R+Cとを示したものであ
り、このとき、信号RB+Cと信号R+Cとのなす角度
は90度である。さらに、後段増幅器8,9は、加算器
6および加算器7の直交する信号RB+Cと信号R+C
とをそれぞれ増幅することによりリミッティングし、振
幅が等しく互いに直交する出力信号I,Qを複相出力す
る。図10(d)には、後段増幅器8により、信号RB
+Cをリミッティングし移相された出力信号Iと、後段
増幅器9により、信号B+Cをリミッティングし移相さ
れた出力信号Qとを示したものである。なお、上記従来
技術における参考文献として、I.A.Koullia
s et al.,“A 900MHz Transc
eiver Chip Setfor Dual−Mo
de Cellular Radio MobileT
erminals,”ISSCC Dig.of Te
ch.Papers,pp.140−141,Febr
uary 1993.がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体集積回路
は以上のように構成されているので、加算器6,7は、
それら加算器6,7に入力される信号の振幅が等しくな
ければベクトル合成を正常に行うことができない。ま
た、出力信号I,Qは、互いに90度の位相差があれば
良いものの、ベクトルで評価されることから振幅誤差を
最小にする必要がある。したがって、それら振幅誤差を
最小にするために、サイズが大きく、消費電流が大きい
トランジスタから構成される前段増幅器4,5および後
段増幅器8,9を設けることが必要となるため、チップ
面積が大きくなり、消費電流の低減が困難になるなどの
課題があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、チップ面積を小さく、また、消費
電流を低減する半導体集積回路を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体集
積回路は、入力信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフト
する複数の位相制御回路と、複数の位相制御回路の出力
信号の互いの位相差を検出し、その検出した位相差の所
望位相差からのずれ分に応じた修正信号を生成し、その
修正信号を位相制御回路に帰還出力して、その検出され
る位相差を所望位相差に追従させる位相検出回路とを備
えたものである。
【0007】この発明に係る半導体集積回路は、位相制
御回路に、入力信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフト
する第1および第2の位相シフト回路と、第1の位相シ
フト回路に並列接続され、第1の制御端子を有する容量
調整用の第1の可変容量と、第1および第2の位相シフ
ト回路にそれぞれ接続された第1および第2の増幅器と
を備え、位相検出回路に、第1および第2の増幅器の出
力信号を互いに乗算するミキサ回路と、所望位相差に応
じた基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、基準電圧
発生回路から供給された基準電圧とミキサ回路による乗
算結果との差分に応じた第1の修正信号を生成し、第1
の制御端子に帰還出力するチャージポンプ回路とを備え
たものである。
【0008】この発明に係る半導体集積回路は、位相制
御回路に、入力信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフト
する第1および第2の位相シフト回路と、第1の位相シ
フト回路に接続され、出力部に第1の制御端子を有する
容量調整用の第1の可変容量を接続した第3の増幅器
と、第3の増幅器に接続された第4の増幅器と、第2の
位相シフト回路に接続された第2の増幅器とを備え、位
相検出回路に、第4および第2の増幅器の出力信号を互
いに乗算するミキサ回路と、所望位相差に応じた基準電
圧を発生する基準電圧発生回路と、基準電圧発生回路か
ら供給された基準電圧とミキサ回路による乗算結果との
差分に応じた第1の修正信号を生成し、第1の制御端子
に帰還出力するチャージポンプ回路とを備えたものであ
る。
【0009】この発明に係る半導体集積回路は、位相制
御回路に、入力信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフト
する第1および第2の位相シフト回路と、第1の位相シ
フト回路に並列接続され、第1の制御端子を有する容量
調整用の第1の可変容量と、第2の位相シフト回路に並
列接続され、第2の制御端子を有する容量調整用の第2
の可変容量と、第1および第2の位相シフト回路にそれ
ぞれ接続された第1および第2の増幅器とを備え、位相
検出回路に、第1および第2の増幅器の出力信号を互い
に乗算するミキサ回路と、所望位相差に応じた基準電圧
を発生する基準電圧発生回路と、基準電圧発生回路から
供給された基準電圧とミキサ回路による乗算結果との差
分に応じた互いに逆極性の第1および第2の修正信号を
生成し、第1および第2の制御端子にそれぞれ帰還出力
するチャージポンプ回路とを備えたものである。
【0010】この発明に係る半導体集積回路は、位相制
御回路に、入力信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフト
する第1および第2の位相シフト回路と、第1の位相シ
フト回路に接続され、出力部に第1の制御端子を有する
容量調整用の第1の可変容量を接続した第3の増幅器
と、第3の増幅器に接続された第4の増幅器と、第2の
位相シフト回路に接続され、出力部に第2の制御端子を
有する容量調整用の第2の可変容量を接続した第5の増
幅器と、第5の増幅器に接続された第6の増幅器とを備
え、位相検出回路に、第4および第6の増幅器の出力信
号を互いに乗算するミキサ回路と、所望位相差に応じた
基準電圧を発生する基準電圧発生回路と、基準電圧発生
回路から供給された基準電圧とミキサ回路による乗算結
果との差分に応じた互いに逆極性の第1および第2の修
正信号を生成し、第1および第2の制御端子にそれぞれ
帰還出力するチャージポンプ回路とを備えたものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による所
望の位相差波形を生成する半導体集積回路を示すブロッ
ク図であり、図において、11,12は入力信号LOI
Nの相補信号をそれぞれ位相シフトする位相制御回路、
13は位相制御回路11,12の出力信号OUT1,O
UT2の位相差を検出し、その検出した位相差の所望位
相差からのずれ分に応じた修正信号を位相制御回路1
1,12に帰還出力し位相シフトを調整する位相検出回
路である。
【0012】図2はこの発明の実施の形態1による所望
の位相差波形を生成する半導体集積回路を示す回路ブロ
ック図であり、図1の詳細構成を示すものである。図に
おいて、21は抵抗21a、コンデンサ21bからな
り、入力信号LOINの位相を進めるようにシフトする
RC移相器(第1の位相シフト回路)、22はコンデン
サ22a、抵抗22bからなり、入力信号LOINの位
相を遅れるようにシフトするCR移相器(第2の位相シ
フト回路)である。23はRC移相器21に並列接続さ
れ、制御端子(第1の制御端子)23aを有する容量調
整用のバラクタダイオード等の可変容量(第1の可変容
量)、24,25はRC移相器21およびCR移相器2
2のそれぞれ直交する信号を増幅する差動アンプ等の増
幅器(第1および第2の増幅器)である。なお、上記R
C移相器21、可変容量23、および増幅器24によ
り、位相制御回路11を構成し、上記CR移相器22、
および増幅器25により、位相制御回路12を構成す
る。26は増幅器24,25の出力信号OUT1,OU
T2を乗算するギルバートセル等のミキサ回路、27は
所望位相差に応じた基準電圧を発生するバンドギャップ
リファレンス回路等の基準電圧発生回路、28は基準電
圧発生回路27から供給された基準電圧とミキサ回路2
6による乗算結果との差分に応じた修正信号(第1の修
正信号)Vn1を生成し、制御端子23aに帰還出力す
るチャージポンプ回路である。なお、上記ミキサ回路2
6、基準電圧発生回路27、およびチャージポンプ回路
28により、位相検出回路13を構成する。図3は修正
信号Vn1と出力信号OUT1の所望位相差からのずれ
分との関係を示す特性図、図4はこの発明の実施の形態
1による半導体集積回路の動作を示す動作推移図であ
る。
【0013】次に動作について説明する。図1におい
て、位相制御回路11,12は、入力信号LOINの相
補信号をそれぞれ位相シフトして出力信号OUT1,O
UT2を出力する。位相検出回路13は、位相制御回路
11,12の出力信号OUT1,OUT2の位相差を検
出し、その検出した位相差の所望位相差からのずれ分に
応じた修正信号を位相制御回路11,12に帰還出力
し、位相シフトを調整する。
【0014】図2はその図1の詳細構成を示したもので
あり、その図2を参照しながら所望の位相差波形を生成
する半導体集積回路の動作について説明する。図2にお
いて、RC移相器21は、入力信号LOINの位相を進
めるようにシフトし、また、CR移相器22は、入力信
号LOINの位相を遅れるようにシフトする。ここで、
入力信号LOINは、通常ある周波数帯域を有するの
で、RC移相器21およびCR移相器22において時定
数が一致した周波数では、それぞれ45度、−45度の
位相シフトを行い、RC移相器21およびCR移相器2
2を通過した信号は直交する。しかし、時定数が一致し
ない周波数では、位相シフト角度および信号振幅がず
れ、信号の直交関係が保てなくなるため、続く後段の回
路によりそのずれ分を補正する。増幅器24,25は、
RC移相器21およびCR移相器22を通過した信号を
それぞれ増幅することによりリミッティングし、信号振
幅の等しい出力信号OUT1,OUT2を生成する。
【0015】次に、ミキサ回路26は、出力信号OUT
1,OUT2を乗算する。その乗算結果を次式(1)の
ように置く。 cosωt・cos(ωt+a+b) (1) 但し、ωは角周波数、aは所望位相差、bは所望位相差
に対するずれ分である。その式(1)を変形して、 (1/2){cos(2ωt+a+b)+cos(a+b)} (2) したがって、ミキサ回路26の出力成分は、2倍波(2
ωt)と所望位相差aとずれ分bとの和の余弦に依存す
る量である。次に、一例として所望位相差aを90度と
して式(2)を演算すると、ミキサ回路26の出力Vo
は、 Vo=(1/2){sin(2ωt+b)+sin(b)} (3) となる。基準電圧発生回路27は、Vrすなわち式
(3)において、ずれ分b=0とした値、Vr=(1/
2)sin(2ωt)を基準電圧として発生し、これを
チャージポンプ回路28に供給する。チャージポンプ回
路28は、基準電圧発生回路27から供給された基準電
圧Vrとミキサ回路26による乗算結果Voとの差分V
r−Voに対応する修正信号Vn1を生成し、これを可
変容量23の制御端子23aに帰還出力する。その結
果、チャージポンプ回路28から帰還出力される修正信
号Vn1は、基準電圧発生回路27から供給される基準
電圧Vrを基準に、Vr−Vo=sin(b)の符号に
応じて、単調増加、または単調減少する。図3は所望位
相差a=90度に対して、出力信号OUT1が出力信号
OUT2に対して遅れている場合、すなわち、出力信号
OUT1が出力信号OUT2に対して90度以下に進ん
でいる場合を示したものであり、sin(b)の符号が
正となる。この場合、チャージポンプ回路28から帰還
出力される修正信号Vn1は増加し、可変容量23の容
量値Cv1は減少する。この結果、RC移相器21およ
び可変容量23を通過する信号の位相は進み、出力信号
OUT1と出力信号OUT2との位相差は、所望位相差
a=90度に近づく。もしこのとき所望位相差に達して
いなければ、上記動作を繰り返し、所望位相差に達した
ときに動作を終了する。また、図4は上記動作をまとめ
た動作推移図であり、出力信号OUT1が所望位相差に
対して、(1)進んでいれば、ミキサ回路26による乗
算結果Voは、基準電圧発生回路27から供給された基
準電圧Vrよりも低いので、修正信号Vn1を減少し、
可変容量23の容量値Cv1を増加し、出力信号OUT
1を遅らせる。また、出力信号OUT1が所望位相差に
対して、(2)遅れていれば、ミキサ回路26による乗
算結果Voは、基準電圧発生回路27から供給された基
準電圧Vrよりも高いので、修正信号Vn1を増加し、
可変容量23の容量値Cv1を減少し、出力信号OUT
1を進める。そして、これらの動作を繰り返し、出力信
号OUT1が所望位相差に対して、(3)ずれ分がなく
なったら、ミキサ回路26による乗算結果Voは、基準
電圧発生回路27から供給された基準電圧Vrと同一と
なるので、修正信号Vn1および可変容量23の容量値
Cv1を一定にし、位相シフトの調整を終了する。
【0016】なお、上記実施の形態1では、一例とし
て、所望位相差が90度のもので説明したが、所望位相
差は90度以外の何度であっても良い。
【0017】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、従来の技術に対して、前段増幅器である増幅器2
4,25だけで構成することができ、後段増幅器8,9
を削減できる分、大幅にデバイス数を削減することがで
きるため、チップ面積を小さくすることができると共
に、消費電流の低減を図ることができる。また、直交位
相差に限定されず、任意な所望位相差に応じた出力信号
を生成することができる。
【0018】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による所望の位相差波形を生成する半導体集積回路
を示す回路ブロック図であり、図において、31はRC
移相器21の信号を増幅する差動アンプ等の増幅器(第
3の増幅器)、32はその増幅器31の信号を増幅する
差動アンプ等の増幅器(第4の増幅器)である。なお、
RC移相器21、増幅器31、および増幅器32によ
り、位相制御回路11を構成する。その他、可変容量2
3が設けられておらず、チャージポンプ回路28からの
修正信号Vn1が増幅器31に出力されている以外は、
図2と同一なのでその重複する説明を省略する。
【0019】図6はこの発明の実施の形態2による増幅
器の詳細を示す回路図であり、図5に示した増幅器31
の詳細を示したものである。図において、41,42は
抵抗、43は修正信号Vn1を入力する制御端子(第1
の制御端子)、44,45はVout,Vout ba
r等の出力部に設けられた容量調整用のバラクタダイオ
ード等の可変容量(第1の可変容量)、46,47はソ
ースを共通接続され、ドレインを抵抗41,42に接続
され、ゲートにVin,Vin bar等の入力部を接
続されたNchMOSトランジスタ、48はNchMO
Sトランジスタ46,47のソースの共通接続部に接続
された定電流回路である。なお、上記図6に示した増幅
器31を図5に示したように接続する場合は、RC移相
器21にVinを接続すると共に、増幅器32にVou
tを接続し、Vin barにVinに供給される電圧
の1/2の一定の直流電圧を供給し、Vout bar
を開放にする。
【0020】次に動作について説明する。図5におい
て、RC移相器21は、入力信号LOINの位相を進め
るようにシフトし、また、CR移相器22は、入力信号
LOINの位相を遅れるようにシフトする。増幅器3
1,32および増幅器25は、RC移相器21およびC
R移相器22を通過した信号をそれぞれ増幅することに
よりリミッティングし、信号振幅の等しい出力信号OU
T1,OUT2を生成する。実施の形態1と同様に、ミ
キサ回路26は、出力信号OUT1,OUT2を乗算
し、基準電圧発生回路27は、所望位相差に応じた基準
電圧Vrを発生し、チャージポンプ回路28は、基準電
圧発生回路27から供給された基準電圧Vrとミキサ回
路26による乗算結果Voとの差分に応じた修正信号V
n1を生成し、図6に示した制御端子43に帰還出力す
る。その結果、チャージポンプ回路28から帰還出力さ
れる修正信号Vn1は、可変容量44,45の容量値C
v1を増減し、RC移相器21および増幅器31を通過
する信号の位相を調整し、出力信号OUT1と出力信号
OUT2との位相差は、所望位相差に近づくように動作
を繰り返し、所望位相差に達したときに動作は終了す
る。
【0021】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、従来の技術に対して、前段増幅器である増幅器3
1,32,25だけで構成することができ、後段増幅器
8,9を削減できる分、大幅にデバイス数を削減するこ
とができるため、チップ面積を小さくすることができる
と共に、消費電流の低減を図ることができる。また、直
交位相差に限定されず、任意な所望位相差に応じた出力
信号を生成することができる。さらに、増幅器31内に
可変容量44,45を組み込んだ構成にしたので、実施
の形態1における増幅器24および可変容量23からな
る構成における動作速度に比べて、増幅器31、可変容
量44,45および増幅器32からなる構成における動
作速度を速くすることができ、よって、繰り返しループ
の時間を短くすることができるため、所望位相差への収
束速度を速くすることができる。
【0022】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による所望の位相差波形を生成する半導体集積回路
を示す回路ブロック図であり、図において、51はCR
移相器22に並列接続され、制御端子(第2の制御端
子)51aを有する容量調整用のバラクタダイオード等
の可変容量(第2の可変容量)、52は基準電圧発生回
路27から供給された基準電圧とミキサ回路26による
乗算結果との差分に応じた互いに逆極性の修正信号Vn
1,Vn2(第1および第2の修正信号)を生成し、制
御端子23a,51aにそれぞれ帰還出力するチャージ
ポンプ回路である。なお、CR移相器22、可変容量5
1、および増幅器25により、位相制御回路12を構成
し、ミキサ回路26、基準電圧発生回路27、およびチ
ャージポンプ回路52により、位相検出回路13を構成
する。その他は、図2と同一なのでその重複する説明を
省略する。
【0023】次に動作について説明する。図7におい
て、RC移相器21は、入力信号LOINの位相を進め
るようにシフトし、また、CR移相器22は、入力信号
LOINの位相を遅れるようにシフトする。増幅器2
4,25は、RC移相器21およびCR移相器22を通
過した信号をそれぞれ増幅することによりリミッティン
グし、信号振幅の等しい出力信号OUT1,OUT2を
生成する。ミキサ回路26は、出力信号OUT1,OU
T2を乗算し、基準電圧発生回路27は、所望位相差に
応じた基準電圧Vrを発生し、チャージポンプ回路52
は、基準電圧発生回路27から供給された基準電圧Vr
とミキサ回路26による乗算結果Voとの差分に応じ
た、基準電圧Vrを中心とした互いに逆極性の修正信号
Vn1,Vn2を生成し、制御端子23a,51aに帰
還出力する。その結果、チャージポンプ回路52から帰
還出力される修正信号Vn1,Vn2(=−Vn1)
は、可変容量23,51の容量値Cv1,Cv2を増減
し、RC移相器21、可変容量23を通過する信号の位
相を調整すると共に、CR移相器22、可変容量51を
通過する信号の位相を調整し、出力信号OUT1と出力
信号OUT2との位相差は、所望位相差に近づくように
動作を繰り返し、所望位相差に達したときに動作は終了
する。
【0024】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、従来の技術に対して、前段増幅器である増幅器2
4,25だけで構成することができ、後段増幅器8,9
を削減できる分、大幅にデバイス数を削減することがで
きるため、チップ面積を小さくすることができると共
に、消費電流の低減を図ることができる。また、直交位
相差に限定されず、任意な所望位相差に応じた出力信号
を生成することができる。さらに、可変容量23,51
によって位相調整することができるため、位相調整の可
変レンジを広げることができ、より大きな位相のずれ分
に対応することができる。
【0025】実施の形態4.図8はこの発明の実施の形
態4による所望の位相差波形を生成する半導体集積回路
を示す回路ブロック図であり、図において、61はCR
移相器22の信号を増幅する差動アンプ等の増幅器(第
5の増幅器)、62はその増幅器61の信号を増幅する
差動アンプ等の増幅器(第6の増幅器)である。なお、
増幅器61は、図6に示したように構成されており、C
R移相器22、増幅器61、および増幅器62により、
位相制御回路12を構成する。その他、チャージポンプ
回路52からの修正信号Vn2が増幅器61に出力され
ている以外は、図5と同一なのでその重複する説明を省
略する。
【0026】次に動作について説明する。図8におい
て、RC移相器21は、入力信号LOINの位相を進め
るようにシフトし、また、CR移相器22は、入力信号
LOINの位相を遅れるようにシフトする。増幅器3
1,32および増幅器61,62は、RC移相器21お
よびCR移相器22を通過した信号をそれぞれ増幅する
ことによりリミッティングし、信号振幅の等しい出力信
号OUT1,OUT2を生成する。実施の形態3と同様
に、チャージポンプ回路52は、基準電圧発生回路27
から供給された基準電圧Vrとミキサ回路26による乗
算結果Voとの差分に応じた互いに逆極性の修正信号V
n1,Vn2を生成し、図6に示した制御端子43、お
よび増幅器61の制御端子(第2の制御端子)43に帰
還出力する。その結果、チャージポンプ回路52から帰
還出力される修正信号Vn1,Vn2は、増幅器31の
可変容量44,45の容量値Cv1を増減すると共に、
増幅器61の可変容量44,45の容量値Cv2を増減
し、RC移相器21および増幅器31を通過する信号の
位相を調整すると共に、CR移相器22および増幅器6
1を通過する信号の位相を調整し、出力信号OUT1と
出力信号OUT2との位相差は、所望位相差に近づくよ
うに動作を繰り返し、所望位相差に達したときに動作は
終了する。
【0027】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、従来の技術に対して、前段増幅器である増幅器3
1,32,61,62だけで構成することができ、後段
増幅器8,9を削減できる分、大幅にデバイス数を削減
することができるため、チップ面積を小さくすることが
できると共に、消費電流の低減を図ることができる。ま
た、直交位相差に限定されず、任意な所望位相差に応じ
た出力信号を生成することができる。さらに、増幅器3
1および増幅器61内に可変容量44,45を組み込ん
だ構成にしたので、実施の形態3における増幅器24お
よび可変容量23からなる構成、および増幅器25およ
び可変容量51からなる構成における動作速度に比べ
て、増幅器31、可変容量44,45および増幅器32
からなる構成、および増幅器61、可変容量44,45
および増幅器62からなる構成における動作速度を速く
することができ、よって、繰り返しループの時間を短く
することができるため、所望位相差への収束速度を速く
することができる。さらに、増幅器31および増幅器6
1内の可変容量44,45によって位相調整することが
できるため、位相調整の可変レンジを広げることがで
き、より大きな位相のずれ分に対応することができる。
【0028】なお、上記実施の形態では、図2、図5か
ら図8に示したように、単相構成のもので説明したが、
従来の技術の図9に示したように、複相構成にしても良
く、同様な効果が得られる。また、上記実施の形態2、
4では、NchMOSトランジスタを用いた増幅器を例
に示したが、PchMOSトランジスタ、NPN型バイ
ポーラトランジスタ、PNP型バイポーラトランジスタ
でも同様な効果が得られる。さらに、可変容量を含む増
幅器を初段に設けたが、可変容量を含む増幅器を最終段
を除く次段以降に設けても良く、同様な効果が得られ
る。さらに、上記実施の形態における半導体集積回路
は、シリコン基板で構成しても、GaAs等のIII−
V族化合物半導体でも良い。さらに、ミキサ回路の一例
としてギルバートセルを用いたが、エクスクルーシプオ
ア等のデジタル回路を用いても良い。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフトする複数の位相
制御回路と、複数の位相制御回路の出力信号の互いの位
相差を検出し、その検出した位相差の所望位相差からの
ずれ分に応じた修正信号を生成し、その修正信号を位相
制御回路に帰還出力して、その検出される位相差を所望
位相差に追従させる位相検出回路とを備えるように構成
したので、位相制御回路の複数の出力信号間の位相差を
常に所望位相差に追従させることができ、位相差管理の
自動化に伴って振幅管理の厳密性が緩和される結果、位
相制御回路を単純な構成の増幅器だけで構成することが
でき、これにより大幅にデバイス数を削減することがで
き、チップ面積を小さくすることができると共に、消費
電流の低減を図ることができ、しかも所望位相差は、直
交位相差に限定されないので、外部から随意設定される
任意の所望位相差に応じた出力信号を生成することがで
きる効果がある。
【0030】この発明によれば、位相制御回路は、入力
信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフトする第1および
第2の位相シフト回路と、第1の位相シフト回路に並列
接続され、第1の制御端子を有する容量調整用の第1の
可変容量と、第1および第2の位相シフト回路にそれぞ
れ接続された第1および第2の増幅器とを備え、位相検
出回路は、第1および第2の増幅器の出力信号を互いに
乗算するミキサ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を
発生する基準電圧発生回路と、基準電圧発生回路から供
給された基準電圧とミキサ回路による乗算結果との差分
に応じた第1の修正信号を生成し、第1の制御端子に帰
還出力するチャージポンプ回路とを備えるように構成し
たので、位相制御回路では、従来の技術に対して、前段
の増幅器である第1および第2の増幅器だけで構成する
ことができ、大幅にデバイス数を削減することができる
ため、チップ面積を小さくすることができると共に、消
費電流の低減を図ることができる。また、直交位相差に
限定されず、任意な所望位相差に応じた出力信号を生成
することができる効果がある。
【0031】この発明によれば、位相制御回路は、入力
信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフトする第1および
第2の位相シフト回路と、第1の位相シフト回路に接続
され、出力部に第1の制御端子を有する容量調整用の第
1の可変容量を接続した第3の増幅器と、第3の増幅器
に接続された第4の増幅器と、第2の位相シフト回路に
接続された第2の増幅器とを備え、位相検出回路は、第
4および第2の増幅器の出力信号を互いに乗算するミキ
サ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を発生する基準
電圧発生回路と、基準電圧発生回路から供給された基準
電圧とミキサ回路による乗算結果との差分に応じた第1
の修正信号を生成し、第1の制御端子に帰還出力するチ
ャージポンプ回路とを備えるように構成したので、位相
制御回路では、従来の技術に対して、前段の増幅器であ
る第2から第4の増幅器だけで構成することができ、大
幅にデバイス数を削減することができるため、チップ面
積を小さくすることができると共に、消費電流の低減を
図ることができる。また、直交位相差に限定されず、任
意な所望位相差に応じた出力信号を生成することができ
る。さらに、第3の増幅器内に第1の可変容量を組み込
んだ構成にしたので、請求項2における第1の増幅器お
よび第1の可変容量からなる構成における動作速度に比
べて、第3の増幅器、第1の可変容量および第4の増幅
器からなる構成における動作速度を速くすることがで
き、よって、繰り返しループの時間を短くすることがで
きるため、所望位相差への収束速度を速くすることがで
きる効果がある。
【0032】この発明によれば、位相制御回路は、入力
信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフトする第1および
第2の位相シフト回路と、第1の位相シフト回路に並列
接続され、第1の制御端子を有する容量調整用の第1の
可変容量と、第2の位相シフト回路に並列接続され、第
2の制御端子を有する容量調整用の第2の可変容量と、
第1および第2の位相シフト回路にそれぞれ接続された
第1および第2の増幅器とを備え、位相検出回路は、第
1および第2の増幅器の出力信号を互いに乗算するミキ
サ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を発生する基準
電圧発生回路と、基準電圧発生回路から供給された基準
電圧とミキサ回路による乗算結果との差分に応じた互い
に逆極性の第1および第2の修正信号を生成し、第1お
よび第2の制御端子にそれぞれ帰還出力するチャージポ
ンプ回路とを備えるように構成したので、位相制御回路
では、従来の技術に対して、前段の増幅器である第1お
よび第2の増幅器だけで構成することができ、大幅にデ
バイス数を削減することができるため、チップ面積を小
さくすることができると共に、消費電流の低減を図るこ
とができる。また、直交位相差に限定されず、任意な所
望位相差に応じた出力信号を生成することができる。さ
らに、第1および第2の可変容量によって同一目標に向
けて双方向から位相調整することができるため、位相調
整の可変レンジを広げることができ、より大きな位相の
ずれ分に速やかに対応することができる効果がある。
【0033】この発明によれば、位相制御回路は、入力
信号をそれぞれ所定位相だけ位相シフトする第1および
第2の位相シフト回路と、第1の位相シフト回路に接続
され、出力部に第1の制御端子を有する容量調整用の第
1の可変容量を接続した第3の増幅器と、第3の増幅器
に接続された第4の増幅器と、第2の位相シフト回路に
接続され、出力部に第2の制御端子を有する容量調整用
の第2の可変容量を接続した第5の増幅器と、第5の増
幅器に接続された第6の増幅器とを備え、位相検出回路
は、第4および第6の増幅器の出力信号を互いに乗算す
るミキサ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を発生す
る基準電圧発生回路と、基準電圧発生回路から供給され
た基準電圧とミキサ回路による乗算結果との差分に応じ
た互いに逆極性の第1および第2の修正信号を生成し、
第1および第2の制御端子にそれぞれ帰還出力するチャ
ージポンプ回路とを備えるように構成したので、位相制
御回路では、従来の技術に対して、前段の増幅器である
第3から第6の増幅器だけで構成することができ、大幅
にデバイス数を削減することができるため、チップ面積
を小さくすることができると共に、消費電流の低減を図
ることができる。また、直交位相差に限定されず、任意
な所望位相差に応じた出力信号を生成することができ
る。さらに、第3の増幅器内に第1の可変容量を組み込
み、第5の増幅器内に第2の可変容量を組み込んだ構成
にしたので、請求項4における第1の増幅器および第1
の可変容量や、第2の増幅器および第2の可変容量から
なる構成における動作速度に比べて、第3の増幅器、第
1の可変容量および第4の増幅器や、第5の増幅器、第
2の可変容量および第6の増幅器からなる構成における
動作速度を速くすることができ、よって、繰り返しルー
プの時間を短くすることができるため、所望位相差への
収束速度を速くすることができる。さらに、第1および
第2の可変容量によって同一目標に向けて双方向から位
相調整することができるため、位相調整の可変レンジを
広げることができ、より大きな位相のずれ分に速やかに
対応することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による所望の位相差
波形を生成する半導体集積回路を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1による所望の位相差
波形を生成する半導体集積回路を示す回路ブロック図で
ある。
【図3】 修正信号Vn1と出力信号OUT1の所望位
相差からのずれ分との関係を示す特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体集積回
路の動作を示す動作推移図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による所望の位相差
波形を生成する半導体集積回路を示す回路ブロック図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態2による増幅器の詳細
を示す回路図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による所望の位相差
波形を生成する半導体集積回路を示す回路ブロック図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態4による所望の位相差
波形を生成する半導体集積回路を示す回路ブロック図で
ある。
【図9】 従来の直交位相差波形を生成する半導体集積
回路を示す回路ブロック図である。
【図10】 従来の半導体集積回路における各ノードの
位相を示す説明図である。
【符号の説明】
11,12 位相制御回路、13 位相検出回路、21
RC移相器(第1の位相シフト回路)、21a,22
b,41,42 抵抗、21b,22a コンデンサ、
22 CR移相器(第2の位相シフト回路)、23,4
4,45 可変容量(第1の可変容量)、23a,43
制御端子(第1の制御端子)、24増幅器(第1の増
幅器)、25 増幅器(第2の増幅器)、26 ミキサ
回路、27 基準電圧発生回路、28,52 チャージ
ポンプ回路、31 増幅器(第3の増幅器)、32 増
幅器(第4の増幅器)、46,47 NchMOSトラ
ンジスタ、48 定電流回路、51 可変容量(第2の
可変容量)、51a 制御端子(第2の制御端子)、6
1 増幅器(第5の増幅器)、62 増幅器(第6の増
幅器)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号をそれぞれ所定位相だけ位相シ
    フトする複数の位相制御回路と、上記複数の位相制御回
    路の出力信号の互いの位相差を検出し、その検出した位
    相差の所望位相差からのずれ分に応じた修正信号を生成
    し、その修正信号を上記位相制御回路に帰還出力して、
    その検出される位相差を所望位相差に追従させる位相検
    出回路とを備えた半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 位相制御回路は、入力信号をそれぞれ所
    定位相だけ位相シフトする第1および第2の位相シフト
    回路と、上記第1の位相シフト回路に並列接続され、第
    1の制御端子を有する容量調整用の第1の可変容量と、
    上記第1および第2の位相シフト回路にそれぞれ接続さ
    れた第1および第2の増幅器とを備え、位相検出回路
    は、上記第1および第2の増幅器の出力信号を互いに乗
    算するミキサ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を発
    生する基準電圧発生回路と、上記基準電圧発生回路から
    供給された基準電圧と上記ミキサ回路による乗算結果と
    の差分に応じた第1の修正信号を生成し、上記第1の制
    御端子に帰還出力するチャージポンプ回路とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 位相制御回路は、入力信号をそれぞれ所
    定位相だけ位相シフトする第1および第2の位相シフト
    回路と、上記第1の位相シフト回路に接続され、出力部
    に第1の制御端子を有する容量調整用の第1の可変容量
    を接続した第3の増幅器と、上記第3の増幅器に接続さ
    れた第4の増幅器と、上記第2の位相シフト回路に接続
    された第2の増幅器とを備え、位相検出回路は、上記第
    4および第2の増幅器の出力信号を互いに乗算するミキ
    サ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を発生する基準
    電圧発生回路と、上記基準電圧発生回路から供給された
    基準電圧と上記ミキサ回路による乗算結果との差分に応
    じた第1の修正信号を生成し、上記第1の制御端子に帰
    還出力するチャージポンプ回路とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 位相制御回路は、入力信号をそれぞれ所
    定位相だけ位相シフトする第1および第2の位相シフト
    回路と、上記第1の位相シフト回路に並列接続され、第
    1の制御端子を有する容量調整用の第1の可変容量と、
    上記第2の位相シフト回路に並列接続され、第2の制御
    端子を有する容量調整用の第2の可変容量と、上記第1
    および第2の位相シフト回路にそれぞれ接続された第1
    および第2の増幅器とを備え、位相検出回路は、上記第
    1および第2の増幅器の出力信号を互いに乗算するミキ
    サ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を発生する基準
    電圧発生回路と、上記基準電圧発生回路から供給された
    基準電圧と上記ミキサ回路による乗算結果との差分に応
    じた互いに逆極性の第1および第2の修正信号を生成
    し、上記第1および第2の制御端子にそれぞれ帰還出力
    するチャージポンプ回路とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 位相制御回路は、入力信号をそれぞれ所
    定位相だけ位相シフトする第1および第2の位相シフト
    回路と、上記第1の位相シフト回路に接続され、出力部
    に第1の制御端子を有する容量調整用の第1の可変容量
    を接続した第3の増幅器と、上記第3の増幅器に接続さ
    れた第4の増幅器と、上記第2の位相シフト回路に接続
    され、出力部に第2の制御端子を有する容量調整用の第
    2の可変容量を接続した第5の増幅器と、上記第5の増
    幅器に接続された第6の増幅器とを備え、位相検出回路
    は、上記第4および第6の増幅器の出力信号を互いに乗
    算するミキサ回路と、所望位相差に応じた基準電圧を発
    生する基準電圧発生回路と、上記基準電圧発生回路から
    供給された基準電圧と上記ミキサ回路による乗算結果と
    の差分に応じた互いに逆極性の第1および第2の修正信
    号を生成し、上記第1および第2の制御端子にそれぞれ
    帰還出力するチャージポンプ回路とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の半導体集積回路。
JP2000207146A 2000-07-07 2000-07-07 半導体集積回路 Pending JP2002026726A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207146A JP2002026726A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 半導体集積回路
US09/837,347 US6400200B2 (en) 2000-07-07 2001-04-19 Semiconductor integrated circuit which generates waveforms which are out of phase with each other

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207146A JP2002026726A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 半導体集積回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002026726A true JP2002026726A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18703957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000207146A Pending JP2002026726A (ja) 2000-07-07 2000-07-07 半導体集積回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6400200B2 (ja)
JP (1) JP2002026726A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100758952B1 (ko) * 2004-12-30 2007-09-14 엘지전자 주식회사 공기조화기
JP2010278661A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Fujitsu Ltd パラレル−シリアル変換器
JP2011066821A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Fujitsu Ltd パラレル−シリアル変換器及びパラレルデータ出力器

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10132230C2 (de) * 2001-06-29 2003-08-28 Infineon Technologies Ag Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung eines Taktausgangssignales
DE10161049C2 (de) * 2001-12-12 2003-10-23 Infineon Technologies Ag Integrierte Testschaltung
US20050168258A1 (en) * 2004-02-02 2005-08-04 Andrei Poskatcheev Method and apparatus for creating variable delay
US20050171717A1 (en) * 2004-02-03 2005-08-04 Andrei Poskatcheev Method and apparatus for creating variable delay
US20060006366A1 (en) * 2004-07-06 2006-01-12 Vladimir Abramov Wave length shifting compositions for white emitting diode systems
JP4282658B2 (ja) * 2004-12-09 2009-06-24 エルピーダメモリ株式会社 半導体装置
US20060164145A1 (en) * 2005-01-21 2006-07-27 Andrei Poskatcheev Method and apparatus for creating variable delay
KR20090079656A (ko) * 2008-01-18 2009-07-22 삼성전자주식회사 결합 잡음을 보상하는 반도체 메모리 장치 및 반도체메모리 시스템
US7825703B2 (en) * 2008-08-18 2010-11-02 Qualcomm Incorporated Divide-by-three quadrature frequency divider
US8810537B2 (en) * 2012-02-15 2014-08-19 Apple Inc. Quadrature demodulation for touch sensitive devices
WO2017025116A1 (en) * 2015-08-07 2017-02-16 Huawei Technologies Co., Ltd. Analog beamforming devices
US10444785B2 (en) * 2018-03-15 2019-10-15 Samsung Display Co., Ltd. Compact and accurate quadrature clock generation circuits
US10951202B2 (en) * 2018-07-20 2021-03-16 Futurewei Technologies, Inc. Method and apparatus for RC/CR phase error calibration of measurement receiver
US11271710B1 (en) * 2020-11-30 2022-03-08 Renesas Electronics Corporation Wideband quadrature phase generation using tunable polyphase filter

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5448772A (en) * 1994-08-29 1995-09-05 Motorola, Inc. Stacked double balanced mixer circuit
US6194929B1 (en) * 1997-06-25 2001-02-27 Sun Microsystems, Inc. Delay locking using multiple control signals
US6052011A (en) * 1997-11-10 2000-04-18 Tritech Microelectronics, Ltd. Fractional period delay circuit
US6259295B1 (en) * 1999-06-28 2001-07-10 Agere Systems Guardian Corp. Variable phase shifting clock generator

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100758952B1 (ko) * 2004-12-30 2007-09-14 엘지전자 주식회사 공기조화기
JP2010278661A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Fujitsu Ltd パラレル−シリアル変換器
JP2011066821A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Fujitsu Ltd パラレル−シリアル変換器及びパラレルデータ出力器
US8169347B2 (en) 2009-09-18 2012-05-01 Fujitsu Limited Parallel-to-serial converter and parallel data output device

Also Published As

Publication number Publication date
US6400200B2 (en) 2002-06-04
US20020003444A1 (en) 2002-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002026726A (ja) 半導体集積回路
CN102270964A (zh) 倍频器
US11245401B2 (en) Apparatus and methods for high frequency clock generation
JP3098464B2 (ja) 90度移相回路
US5896053A (en) Single ended to differential converter and 50% duty cycle signal generator and method
US6417712B1 (en) Phase shifter using sine and cosine weighting functions
JP5346079B2 (ja) 受動ミキサ電力検出方法及び装置
JP2006086857A (ja) 移相装置
KR100382864B1 (ko) 개선된 90°이상기
CN102119484A (zh) 功率放大装置及使用了该装置的发送装置和通信装置
JP6401902B2 (ja) 直交回路網及び直交信号生成方法
US7397316B2 (en) Ring oscillator for calibrating phase error and phase-error calibration method therefor
Kibaroglu et al. An X-band 6-bit active phase shifter
JPH0818397A (ja) 90度移相器
JP5834577B2 (ja) 直交信号生成回路、直交信号生成回路の調整方法、及び無線通信装置
US8937507B2 (en) Self oscillating modulator
US7936194B2 (en) Dual-reference delay-locked loop (DLL)
CN101227172B (zh) 一种模拟d类放大器
WO2019058419A1 (ja) 局部発振器
JP2006270882A (ja) 高周波増幅回路
US20070075805A1 (en) Phase shift circuit and phase correcting method
JP2003179444A (ja) 電圧制御電力増幅器
US5389886A (en) Quadrature signals frequency doubler
US10659059B2 (en) Multi-phase clock generation circuit
RU2419195C1 (ru) Каскодный усилитель с парафазным выходом

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060123