JP2002025894A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

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JP2002025894A
JP2002025894A JP2000207270A JP2000207270A JP2002025894A JP 2002025894 A JP2002025894 A JP 2002025894A JP 2000207270 A JP2000207270 A JP 2000207270A JP 2000207270 A JP2000207270 A JP 2000207270A JP 2002025894 A JP2002025894 A JP 2002025894A
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resist
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JP2000207270A
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Toshihiko Harano
俊彦 原野
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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Nippon Electric Kagoshima Ltd
NEC Kagoshima Ltd
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  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】グレイトーンマスクによる露光、或いは、パタ
ーンの異なるマスクを2回使用して露光する2段露光と
いった技術により、1回のフォトリソグラフィで2つの
パターンを同時に形成することが可能となったが、グレ
イトーンマスクにおいては、グレイトーン部分のマスク
設計が難しいことや、2段露光においてはフォトレジス
トを半分だけ現像する、ハーフ現像の技術が難しいこと
から、パターンのバラツキが大きくなる問題を持ってい
る。 【解決手段】フォトレジストを塗布後プリベーク温度及
びプリベーク時間を制御し、さらに、ハーフ現像部の露
光量を45〜65mJ/cm2とすることによりハーフ
現像部の膜厚を400±100nmに収めることがで
き、その結果、ハーフ現像部をマスクとして形成される
エッチングパターンの幅のばらつきを1μm以内に抑え
ることが可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子用のパ
ターン形成方法に関し、1つのフォトレジストパターン
で複数のパターンを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタなどを製造する際、パ
ターンを形成する技術としてフォトリソグラフィの技術
がある。フォトリソグラフィとは、感光性を持つフォト
レジストを塗布し、所定のパターンの紫外線を照射して
フォトレジストを感光させ、感光部分または非感光部分
のフォトレジストを溶かす現像の3工程からなる一連の
工程である。
【0003】通常、1回のフォトリソグラフィで1つの
パターンを形成でき、薄膜トランジスタなどは、このフ
ォトリソグラフィを5〜8回通ることによって完成す
る。
【0004】近年、液晶パネルのプライスダウンが進ん
でいるため、薄膜トランジスタの製造コストも削減する
必要が出てきている。薄膜トランジスタにおいては、フ
ォトリソグラフィの回数を減らすことによって、大幅に
製造コストを削減することが出来るが、通常1回のフォ
トリソグラフィでは、1つのパターンしか形成できない
ので、従来ではフォトリソグラフィの回数を減らすのに
限界があった。
【0005】ところが近年、グレイトーンマスク(特開
2000−066240号公報)による露光、或いは、
パターンの異なるマスクを2回使用して露光する2段露
光といった技術により、1回のフォトリソグラフィで2
つのパターンを同時に形成することが可能となった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グレイ
トーンマスクにおいては、グレイトーン部分のマスク設
計が難しいことや、2段露光においてはフォトレジスト
を半分だけ現像する、ハーフ現像の技術が難しいことか
ら、パターンのバラツキが大きくなる問題を持ってい
る。
【0007】本発明は、ハーフ現像によるフォトレジス
トパターンのパターン精度を良くして、ハーフ現像のフ
ォトレジストパターンをマスクとして形成されるエッチ
ングパターンのパターン精度を良くするパターン形成方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパターン形成方
法は、被エッチング膜の上に膜厚の異なる厚レジストパ
ターン及び薄レジストパターンからなるレジストパター
ンを形成する工程と、前記レジストパターンをマスクと
して前記被エッチング膜をその表面からその膜厚全体に
渡って除去する工程と、前記レジストパターンをその表
面から一様にエッチングして前記薄レジストパターンが
除去された時点でエッチングを停止して、前記レジスト
パターンのうち厚レジストパターンの一部を前記被エッ
チング膜上に残して前記厚レジストパターンを残存レジ
ストパターンとする工程とを有するパターン形成方法で
あって、前記レジストパターンを形成する工程が、前記
被エッチング膜の上にポジ型のレジスト膜を塗布し、前
記レジスト膜を熱処理した後、前記レジスト膜のうち前
記レジストパターンが形成されない領域のレジスト膜が
第1の露光量で、前記レジスト膜のうち薄レジストパタ
ーンの形成予定領域が前記第1の露光量よりも少ない第
2の露光量でそれぞれ選択的に露光され、続いて、前記
レジスト膜を現像することにより前記厚レジストパター
ンの膜厚が1.4〜1.5μmの範囲内にあるとき、前
記薄レジストパターンの膜厚を0.3〜0.5μmの範
囲内に制御して形成することを特徴とし、前記レジスト
膜の熱処理が、温度135〜150℃、熱処理時間13
0〜150秒の条件の下に行われる、或いは、温度10
0〜135℃、熱処理時間150〜170秒の条件の下
に行われ、前記第2の露光量が、45〜65mJ/cm
2の範囲の値であり、前記レジストパターンをその表面
から一様にエッチングする工程が、前記レジストパター
ンをアッシング処理することにより行われ、前記アッシ
ング処理が、酸素ガス雰囲気中の反応性イオンエッチン
グ、或いは、ハロゲン系のガスと酸素を混合したガス雰
囲気中のプラズマエッチングである、というものであ
る。
【0009】また、上記のパターン形成方法は、前記第
1の露光量及び前記第2の露光量が、光透過量の異なる
3つのパターンが形成されたマスクパターンに光を当て
ることにより得られ、前記第1の露光量が前記異なる3
つのパターンのうち最も光透過量の多いパターンを通し
て、前記第2の露光量が前記異なる3つのパターンのう
ち2番目に光透過量の多いパターンを通して、それぞれ
得られる、或いは、異なるパターンが形成された2つの
マスクに光を当てることにより得られ、前記第1の露光
量が、主として、前記レジストパターンが形成されない
領域を光透過領域とするマスクパターンに光を当てるこ
とにより、前記第2の露光量が前記レジストパターンが
形成されない領域及び前記薄レジストパターン形成予定
領域を光透過領域とするマスクパターンに光を当てるこ
とにより、それぞれ得られる、という形態を採り得る。
【0010】さらに、上記のパターン形成方法は、前記
被エッチング膜は、基板の上に堆積した下層膜及び上層
膜からなる積層膜であり、前記レジストパターンのうち
厚レジストパターンの一部を前記被エッチング膜上に残
して前記厚レジストパターンを残存レジストパターンと
する工程の後に、前記残存レジストパターンをマスクと
して前記上層膜を選択的にエッチング除去する工程が続
く、という形態も採り得る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、ポジ型のフォト
レジストを塗布した後に、高温で短時間または低温で長
時間の熱処理(以下、プリベークと呼ぶ)を行うことに
より、フォトレジスト中のノボラック樹脂の酸化やエス
テル化、あるいはDNQ(ジアゾナフトキノン)の熱分
解を起こさせ、フォトレジストの現像液への溶解速度を
遅くする(現像液への溶解速度に対する露光量のマージ
ンが広がる)ことによって、ハーフ現像部のフォトレジ
スト膜厚均一性を改善できることを特徴とする。
【0012】本発明のパターン形成方法により、1回の
フォトリソグラフィで2つのパターンを同時に形成する
2段露光の技術において、フォトレジストを均一にハー
フ現像でき、薄い方のフォトレジストの膜厚を精度良く
制御することが可能となる。
【0013】次に、本発明の実施形態を図1に基づいて
説明する。図1は、本実施形態の製造方法の製造工程を
製造工程順に示す模式断面図である。
【0014】まず、種々の被エッチング膜、例えば、基
板1の上に順に堆積した絶縁膜2及び金属膜3の上にポ
ジ型フォトレジスト膜4をロールまたはスピンなどの方
法で塗布し、温度135〜150℃、熱処理時間130
〜150秒、或いは、温度100〜135℃、熱処理時
間150〜170秒の条件下でプリベークを行う。
【0015】次に、フォトマスク5を用い、アライナ、
又は、ステッパ等の露光装置を用いてポジ型フォトレジ
スト膜4を露光すると、ポジ型フォトレジスト膜4は、
第1露光領域6及び第1未露光領域7となる(図1
(a))。
【0016】続いて、フォトマスク5とは異なるパター
ンを有するフォトマスク8を用いてポジ型フォトレジス
ト膜4を露光すると、第1露光領域6及び第1未露光領
域7は、第2露光領域9及び第2未露光領域10とな
る。ここで、第2露光領域9は、第1露光領域6を包含
する形で第1露光領域6に重畳して形成され、露光領域
がポジ型フォトレジスト膜4の膜厚の途中にまでしか及
ばない程度に形成される。また、第1未露光領域7のう
ち、第2露光領域9と重ならない領域が、第2未露光領
域10として残る(図1(b))。
【0017】最後に、アルカリ性の現像液を用いて現像
を行えば、ハーフ現像部11とフル現像部12の2つの
レジストパターンが同時に、しかもハーフ現像部11の
フォトレジスト膜厚分布が、100nm以下のばらつき
に抑えられて均一性良く得られる(図2(a))。
【0018】ここで、上述の露光方法においては、ハー
フ現像部とフル現像部の2つのレジストパターンを2つ
のマスクを用いて形成する方法を示したが、光透過量の
異なる材料からなるマスクパターンが形成されたマスク
を用いて、1回の露光によりハーフ現像部とフル現像部
を形成する方法を用いても良いことは言うまでもないこ
とである。
【0019】次に、上記のパターン形成方法をさらに詳
細に説明する。
【0020】まず、ポジ型フォトレジスト膜4を被エッ
チング膜1の上に塗布するための装置として、洗浄、U
V洗浄、ベーク炉、HMDS(ヘキサメチルジシラザ
ン)処理、クールプレート、コータ、エッジリンス、ベ
ーク炉、クールプレートを有する塗布装置を用いる(必
要であれば、端面露光などを有する)。
【0021】被エッチング膜である絶縁膜2及び金属膜
3を搭載した基板1をUV洗浄を含む洗浄装置で洗浄
し、続いて、塗布前ベーク、HMDS処理、クーリング
を行う。
【0022】次に、コーティング装置を用いて、樹脂
(ノボラック樹脂等)、感光剤(DNQ(ジアゾナフト
キノン)など)、界面活性剤、溶剤を成分とするポジ型
フォトレジスト4をロールまたはスピンなどの方法で塗
布し、エッジリンスを行って基板の周辺に付いた余分な
フォトレジストを除去する。
【0023】このとき、現像終了後の未露光部分のフォ
トレジスト膜厚が1.4〜1.5μmの範囲内に収まる
ようにポジ型フォトレジスト膜4を塗布する。
【0024】次いで、ベーク炉において温度135〜1
50℃、熱処理時間130〜150秒、或いは、温度1
00〜135℃、熱処理時間150〜170秒の条件下
でプリベークを行う。プリベークは、基板をプロキシミ
ティー、或いは、コンタクトの状況に置くか、または、
両方を併用した形で行われる。その後、クーリングを行
い、必要であれば最後に基板の周辺を露光して、後の工
程で基板の周辺のフォトレジストが除去されるようにし
ておく。
【0025】次に、ポジ型フォトレジスト膜4に所定の
パターンを露光するために、アライナまたはステッパな
どの露光装置を用いる。まず、1つ目のパターンを有す
るフォトマスク5を用いて、通常の場合と同様の露光
量、例えば、アライナの場合、スキャンスピードが50
mm/secの基板に対して露光を行う(図1
(a))。
【0026】次に、連続して2つ目のパターンを有する
フォトマスク8を用いて、ハーフ現像部のフォトレジス
ト膜厚を調整するために、通常の場合より露光量を減ら
して、例えばアライナの場合、通常のスキャンスピード
が50mm/secのところを70mm/secにして
露光を行う(図1(b))。
【0027】最後に、感光部分のフォトレジストを溶解
し、レジストパターンを形成するために、現像、純水リ
ンス、乾燥、ベーク炉、クールプレートを有する現像装
置を用いる。
【0028】まず、アルカリ性の現像液を用いてシャワ
ーまたはパドル式などの方法で、通常の場合と同様の現
像時間、例えば、現像時間が70secで現像を行う。
次に、純水リンス、乾燥、ポストベーク、クーリングを
行えば、ハーフ現像部11とフル現像部12の2つのレ
ジストパターンが同時に得られる(図2(a))。
【0029】次に、上記の実施形態において述べたプリ
ベークについて、その効果を詳細に説明する。
【0030】フォトレジスト塗布後のプリベークは、フ
ォトレジスト中の不要な溶媒を飛ばし、レジスト特性を
安定させるために行う。しかし、この時のプリベークを
135℃以上の高温で150秒程度行うと、フォトレジ
スト中のノボラック樹脂の酸化やエステル化、あるいは
DNQ(ジアゾナフトキノン)の熱分解が起こり、フォ
トレジストの現像液への溶解速度が遅くなる。通常、1
50秒以内でプリベークを行った場合は、135℃付近
にフォトレジストの露光感度の転移点が存在し、135
℃以上の温度で露光感度が急激に減少する(図3
(a))。
【0031】また、このプリベークを実施したフォトレ
ジストに対して、現像後のフォトレジスト膜厚の露光量
に対する変化の様子を露光量の対数値を横軸にしてプロ
ットしたところ、その傾きが小さくなることを見出した
(図3(b))。
【0032】この特性を利用した本発明のプリベーク方
法では、ハーフ現像部のフォトレジストの膜厚を400
±100nmに制御するための露光量のマージンが、従
来のプリベーク方法では25〜30mJ/cm2であっ
たところを、45〜65mJ/cm2と広くすることが
できた。これにより、現像後のハーフ現像部9のフォト
レジスト膜厚のバラツキが、従来100nm以上あった
ものを、100nm以下に抑えることができた。
【0033】また、本実施形態では、1回のフォトリソ
グラフィで2つのパターンを同時に形成する2段露光の
技術を利用し、図2(a)の工程の後、金属膜3及び絶
縁膜2をハーフ現像部11とフル現像部12の2つのレ
ジストパターンをマスクとしてエッチングして金属膜3
及び絶縁膜2に開口部14を形成した後、フォトレジス
トをアッシングして、ハーフ現像部11(薄いフォトレ
ジスト)のみを除去し、第2未露光領域10のうち厚レ
ジスト部20の一部を残して残存レジストパターン22
とする(図2(b))。
【0034】この時、ハーフ現像部11の線幅が、例え
ば、10μmであるとした場合、フォトレジスト膜厚の
バラツキが100nm以上あると、フォトレジストを一
様にアッシングした後に残る残存レジストパターンの線
幅のバラツキが1.0μm以上と精度が悪くなってしま
うが、本発明のプリベーク方法を使用し、ハーフ現像部
11のフォトレジスト膜厚のバラツキを100nm以下
に抑えると、アッシングした後に残る2つ目のパターン
の線幅のバラツキを1.0μm以下に精度良く形成する
ことが出来る。
【0035】この様子を示したのが図4、5であり、図
4は、本実施形態の方法により、ハーフ現像部31をア
ッシングにより除去するときの、アッシング前後の厚レ
ジスト部40の線幅の変化の様子を示し、図5は、従来
の方法により、ハーフ現像部111をアッシングにより
除去するときの、アッシング前後の厚レジスト部120
の線幅の変化の様子を模式的に示している。
【0036】本発明の方法によれば、図4に示すよう
に、アッシング後の残存レジストパターン42のアッシ
ング前の厚レジスト部40からの後退の程度が、図5に
示す残存レジストパターン122のアッシング前の厚レ
ジスト部120からの後退の程度に比べて小さくなる。
【0037】この後、図2(c)に示すように、残存レ
ジストパターン22をマスクとして金属膜3のみを選択
的にエッチング除去すると金属膜3からなる金属配線2
3が形成されると共に、絶縁膜2には開口部34が形成
される。
【0038】以上のようにして、本発明のパターン形成
方法によれば、1回のフォトリソグラフィ工程で金属配
線23及び絶縁膜の開口部34が得られるのみならず、
金属配線23を形成する際のマスクとなる残存レジスト
パターン22をパターン精度良く形成できるので、従来
よりも高精度の金属配線パターンを形成することが可能
となる。
【0039】上述した実施形態においては、被エッチン
グ膜を絶縁膜及び金属膜としたが、被エッチング膜はこ
れらの材料に限定されるものではなく、本発明のパター
ン形成方法が適用できる膜である限りどのような膜の組
み合わせによる被エッチング膜に対しても適用でき、ま
た、被エッチング膜が単層の膜であっても本発明のパタ
ーン形成方法を適用できることは言うまでもない。
【0040】また、上記の実施形態におけるフォトレジ
スト塗布後のプリベーク方法では、温度135〜150
℃、熱処理時間130〜150秒、或いは、温度100
〜135℃、熱処理時間150〜170秒の条件下で行
われるプリベークについて説明したが、150℃以上の
温度でもさらに短時間、或いは、100℃以下の温度で
もさらに長時間プリベークを行えば(プリベークでフォ
トレジストを十分に加熱する)上記の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のパター
ン形成方法では、フォトレジストを塗布後プリベーク温
度及びプリベーク時間を制御し、さらに、ハーフ現像部
の露光量を45〜65mJ/cm2とすることによりハ
ーフ現像部の膜厚を400±100nmに収めることが
でき、その結果、ハーフ現像部をマスクとして形成され
るエッチングパターンの幅のばらつきを1μm以内に抑
えることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の製造方法を製造工程順に示
す模式断面図である。
【図2】図1に続く製造工程を示す模式断面図である。
【図3】本発明により露光量のマージンが増える理由を
示すグラフである。
【図4】本発明により残存するレジストパターンが精度
良く形成される過程を示す模式断面図である。
【図5】従来の方法により残存するレジストパターンが
元のパターンから大きく後退して形成される過程を示す
模式断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 絶縁膜 3 金属膜 4 ポジ型フォトレジスト膜 5、8 フォトマスク 6 第1露光領域 7 第1未露光領域 9 第2露光領域 10 第2未露光領域 11、31、111 ハーフ現像部 12 フル現像部 14、34 開口部 20、40、120 厚レジスト部 22、42、122 残存レジストパターン 23 金属配線 43、103 被エッチング膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/3065 H01L 21/30 502P 572A 21/302 H Fターム(参考) 2H025 AA00 AB16 AC01 AC03 AD03 BE01 CB29 FA01 FA04 FA17 FA39 FA47 2H096 AA25 BA10 DA01 EA02 EA03 EA04 EA12 GA08 HA11 JA02 JA04 5F004 DA26 DB26 EA26 EA32 EB01 EB02 FA01 5F046 AA11 CB17 MA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被エッチング膜の上に膜厚の異なる厚レ
    ジストパターン及び薄レジストパターンからなるレジス
    トパターンを形成する工程と、前記レジストパターンを
    マスクとして前記被エッチング膜をその表面からその膜
    厚全体に渡って除去する工程と、前記レジストパターン
    をその表面から一様にエッチングして前記薄レジストパ
    ターンが除去された時点でエッチングを停止して、前記
    レジストパターンのうち厚レジストパターンの一部を前
    記被エッチング膜上に残して前記厚レジストパターンを
    残存レジストパターンとする工程とを有するパターン形
    成方法であって、前記レジストパターンを形成する工程
    が、前記被エッチング膜の上にポジ型のレジスト膜を塗
    布し、前記レジスト膜を熱処理した後、前記レジスト膜
    のうち前記レジストパターンが形成されない領域のレジ
    スト膜が第1の露光量で、前記レジスト膜のうち薄レジ
    ストパターンの形成予定領域が前記第1の露光量よりも
    少ない第2の露光量でそれぞれ選択的に露光され、続い
    て、前記レジスト膜を現像することにより前記厚レジス
    トパターンの膜厚が1.4〜1.5μmの範囲内にある
    とき、前記薄レジストパターンの膜厚を0.3〜0.5
    μmの範囲内に制御して形成することを特徴とするパタ
    ーン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記レジスト膜の熱処理が、温度135
    〜150℃、熱処理時間130〜150秒の条件の下に
    行われる請求項1記載のパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記レジスト膜の熱処理が、温度100
    〜135℃、熱処理時間150〜170秒の条件の下に
    行われる請求項1記載のパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の露光量が、45〜65mJ/
    cm2の範囲の値である請求項2又は3記載のパターン
    形成方法。
  5. 【請求項5】 前記レジストパターンをその表面から一
    様にエッチングする工程が、前記レジストパターンをア
    ッシング処理することにより行われる請求項1、2、3
    又は4記載のパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記アッシング処理が、酸素ガス雰囲気
    中の反応性イオンエッチング、或いは、ハロゲン系のガ
    スと酸素を混合したガス雰囲気中のプラズマエッチング
    である請求項5記載のパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の露光量及び前記第2の露光量
    が、光透過量の異なる3つのパターンが形成されたマス
    クパターンに光を当てることにより得られ、前記第1の
    露光量が前記異なる3つのパターンのうち最も光透過量
    の多いパターンを通して、前記第2の露光量が前記異な
    る3つのパターンのうち2番目に光透過量の多いパター
    ンを通して、それぞれ得られる請求項1、2、3、4、
    5又は6記載のパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の露光量及び前記第2の露光量
    が、異なるパターンが形成された2つのマスクに光を当
    てることにより得られ、前記第1の露光量が、主とし
    て、前記レジストパターンが形成されない領域を光透過
    領域とするマスクパターンに光を当てることにより、前
    記第2の露光量が前記レジストパターンが形成されない
    領域及び前記薄レジストパターン形成予定領域を光透過
    領域とするマスクパターンに光を当てることにより、そ
    れぞれ得られる請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    パターン形成方法。
  9. 【請求項9】 前記被エッチング膜は、基板の上に堆積
    した下層膜及び上層膜からなる積層膜であり、前記レジ
    ストパターンのうち厚レジストパターンの一部を前記被
    エッチング膜上に残して前記厚レジストパターンを残存
    レジストパターンとする工程の後に、前記残存レジスト
    パターンをマスクとして前記上層膜を選択的にエッチン
    グ除去する工程が続く請求項1、2、3、4、5、6、
    7又は8記載のパターン形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011164540A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Hitachi Chemical Dupont Microsystems Ltd 樹脂膜パターンの形成方法及び半導体装置の製造方法

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