JP2002025382A - 押釦スイッチ用カバー部材 - Google Patents

押釦スイッチ用カバー部材

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JP2002025382A
JP2002025382A JP2000209805A JP2000209805A JP2002025382A JP 2002025382 A JP2002025382 A JP 2002025382A JP 2000209805 A JP2000209805 A JP 2000209805A JP 2000209805 A JP2000209805 A JP 2000209805A JP 2002025382 A JP2002025382 A JP 2002025382A
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JP2000209805A
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Shu Koizumi
就 小泉
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押釦スイッチのキートップ操作時に発生する
打撃音を防止すると共にその製造コスト低減することを
可能とした押釦スイッチ用カバー部材を提供する。 【解決手段】 一端に押圧操作部13を有し他端に鍔部
14を有するキートップ12と、該キートップ12の前
記押圧操作部13を押圧した際にその押圧力に対向して
反発する付勢部材20とを備えた押釦スイッチ用カバー
部材21において、前記付勢部材20を軟質弾性材で形
成すると共に該付勢部材20の外側天面部23に前記キ
ートップ12の鍔部14を載置し、前記付勢部材20に
形成した係合突起24の一部を前記鍔部14の外側へ突
出させて前記付勢部材20と前記キートップ12とを一
体に固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話機、自
動車電話機等の移動体通信機器、計測機器、リモートコ
ントローラ、ハンディターミナル等のデータ入力装置や
スイッチ装置、その他の家電、電子、通信等の分野の各
種押釦スイッチに関し、特に車載用機器やオーディオ機
器等の静かな環境下で使用する機器類に組み込まれその
動作時に発生する音を嫌う押釦スイッチに最適な押釦ス
イッチ用カバー部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーション装置等の車載用機
器に使用される押釦スイッチでは、例えば図5に示した
ように、押釦スイッチ用カバー部材1がゴムスイッチ2
を介して固定接点3のある回路基板4に組み付けられて
機器ケース5内に収容し、キートップ6を回路基板4側
に押し下げることによりキートップ6の底面がゴムスイ
ッチ2の上面を押し下げることで、ゴムスイッチ2の下
面に設けられた導電部材からなる可動接点7が固定接点
3に接触するようにして、固定接点3に対応した回路が
開閉するようにしたものが広く用いられている。
【0003】そして、キートップ6の一端(外側)には
押圧操作部8を有し、その反対側の他端(内側)には、
水平方向に張り出した鍔部9を形成して機器ケース5か
らキートップ6が脱落しないようにしている。更に、キ
ートップ6の側面にはリブ10が形成されており、キー
トップ6がガタツキなく垂直に動くようにこのリブ10
と係合する縦溝33が機器ケース5に設けられている。
また、キートップ6のガタツキを抑えるために、機器ケ
ース5によってゴムスイッチ2に初期圧力(プリテンシ
ョン)をかけることが一般的である。
【0004】このような従来の押釦スイッチにあって
は、回路の開閉を行うためのキートップ6の押圧操作に
伴い、キートップ6がゴムスイッチ2を押圧しゴムスイ
ッチ2が変形して、ゴムスイッチ2の下面に設けられた
可動接点7が固定接点3に接触することになる。そし
て、固定接点3に可動接点7が接触したことを確認して
(この時押圧力を与えていた指にクリック感が発生す
る)、キートップ6から指を離し押圧力を解除すると、
ゴムスイッチ2の弾性復元力の作用によりキートップ6
が初期の位置へ戻ることになる。
【0005】ところが、このキートップ6が初期の位置
に戻るときには、予めキートップ6のガタツキを抑える
目的で機器ケース5によって初期圧力をかけられていた
こともあり、ゴムスイッチ2の弾性復元力が一気に働
き、初期の位置をオーバーランしてキートップ6の鍔部
9の外側の面が機器ケース5の内面に勢いよく当接する
ことになる。
【0006】他方、キートップ6の材質としては、指に
触れる感触が良好であることから一般にABS樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の硬質樹脂が好ま
れ、機器ケース5にあっても、軽量化を目的とした補強
リブの成形性等の要求から同じくABS樹脂、ポリカー
ボネート樹脂等の硬質樹脂が使用されるといった事情が
ある。
【0007】そこで、硬質樹脂製のキートップ6と同じ
く硬質樹脂製の機器ケース5とが当接する際に打撃音が
発生することとなり、車の中や音楽鑑賞の場のような静
かな使用環境下では、この打撃音が気になることから、
その改善が望まれていた。
【0008】その改善策として、最近では図5に示した
ように、キートップ6と機器ケース5の間のリブ10を
形成し、このリブ10に緩衝材のグリス11を塗布し、
押圧後のゴムスイッチ2が初期の位置に戻るときにこれ
と付随するキートップ6のスピードを抑えることをして
急激な戻り動作の抑制をすることが行われている。しか
し、このグリス11の塗布に際しては、所定の箇所に一
定量を塗布しなければならないため手間がかかるものと
なっており、ゴムスイッチ2の荷重特性に悪影響を与え
ることにもなっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】また、一部では、キー
トップ6の鍔部9と機器ケース5の内面との接触部分に
緩衝用のゴム部材を介在させるべく、いずれか一方にゴ
ム部材を接着することが提案されている。しかし、この
場合には、キートップ6の数と同数のゴム部材を必要と
するばかりでなく、同じく同数の接着工程が付加される
こととなるため、製造コストが高くなり汎用性のあるも
のではなかった。
【0010】そこで、この発明は、以上のような従来の
押釦スイッチ用カバー部材の欠点を解消すべく、押釦ス
イッチのキートップ操作時に発生する打撃音を防止する
と共にその製造コスト低減することを可能とした押釦ス
イッチ用カバー部材を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、一端に押圧操作部を有し
他端に鍔部を有するキートップと、該キートップの前記
押圧操作部を押圧した際にその押圧力に対向して反発す
る付勢部材とを備えた押釦スイッチ用カバー部材におい
て、前記付勢部材を軟質弾性材で形成すると共に該付勢
部材の外側天面部に前記キートップの鍔部を載置し、前
記付勢部材に形成した係合突起の一部を前記鍔部の外側
へ突出させて前記付勢部材と前記キートップとを一体に
固定するようにしたことを特徴としている。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加えて、前記キートップの前記鍔部に該鍔部を
貫通する係合孔を設けると共に、前記係合突起は、前記
係合孔を貫通して前記鍔部の外側に突出する膨出部と前
記係合孔に係合する支柱部とからなることを特徴として
いる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1の構成
に加えて、前記係合突起は、前記キートップの前記鍔部
の外周及び外側に係合する係合片としたことを特徴とし
ている。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2の構成
に加えて、前記キートップの前記係合孔を押圧操作部側
から見てダルマ形状とし、前記付勢部材の前記膨出部の
外径を前記ダルマ形状の大径部とほぼ等しくすると共
に、前記付勢部材の前記支柱部の外径を前記ダルマ形状
の小径部とほぼ等しくしたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1乃至図4によって説明する。
【0016】[発明の実施の形態1]図1は、この発明
の押釦スイッチ用カバー部材に係る実施の形態1を示し
た要部縦断面図である。
【0017】キートップ12の一端(外側)には押圧操
作部13を有し、その反対側の他端(内側)には、水平
方向に張り出した鍔部14を形成している。この鍔部1
4には、円周方向に所定間隔を置いて複数の係合孔25
を穿設している。そして、キートップ12の内側の中央
部には遮光壁16を形成すると共に、鍔部14に対応し
た位置には筒状の押圧突出部17を形成し、この押圧突
出部17の先端には、導電性樹脂をシルクスクリーン印
刷等の手法により可動接点18を設けている。また、キ
ートップ12の可動接点18と対向する位置の回路基板
4上には、環状の固定接点が19が設けられており、こ
れに対応する電気的な回路が形成されている。
【0018】そして、回路基板4には、固定接点19の
周りを上から囲むようにした逆椀状の付勢部材20を形
成した押釦スイッチ用カバー部材21が取り付けられて
いる。環状の固定接点19と遮光壁16とで仕切られた
空間に当たる回路基板4上には、発光ダイオード10が
固定されている。これにより、発光ダイオード10から
発せられる上方へ向かう照光がキートップ12の天面ま
で達してキートップ12に印刷された表示を照らし出
す。
【0019】逆椀状の付勢部材20の傾斜した外周壁は
可撓性を有する薄肉部22としており、この薄肉部22
が弾性変形することによって付勢力を発生できるように
なっている。図1では、逆椀状の付勢部材20は、押釦
スイッチ用カバー部材1と同一の軟質のシリコーンゴム
等で成形した場合を示している。
【0020】逆椀状の付勢部材20の天面部23は水平
な平坦面としており、この天面部23にキートップ12
の鍔部9が載置するようになっている。逆椀状の付勢部
材20の天面部23には、キートップ12の鍔部14に
穿設した係合孔25に対応する係合突起24が一体に突
設されている。
【0021】係合突起24は、係合孔25に係合する支
柱部15とその先端に位置しキートップ12の鍔部14
の外側の膨出部26とからなっており、膨出部26はキ
ートップ12の鍔部14の係合孔25を通過して鍔部1
4の外側に張り出す寸法に形成されている。
【0022】押釦スイッチ用カバー部材21とこの押釦
スイッチ用カバー部材21が納められる機器ケース5と
の位置関係については、機器ケース5の所定位置にキー
トップ12の一端である外側の押圧操作部13が出没で
きる釦孔27が形成されている。機器ケース5の内面と
膨出部26の先端とは、僅かに接触する位置関係に設定
される。
【0023】以上のような構成からなる実施の形態1で
は、予め鍔部14に係合孔25を設けたキートップ12
を成形しておき、このキートップ12を射出成形金型に
セットした後、軟質弾性材であるゴムや熱可塑性エラス
トマー等を射出して係合孔25を貫通させてキートップ
12の鍔部14の外側に膨出部26が付勢部材20と一
体になるよう成形してもよい。この場合には、金型の中
でキートップ12と付勢部材20とが一体になるため、
組み立ての手間が不要となる利点がある。
【0024】実施の形態1の別の製造方法としては、キ
ートップ12と付勢部材20とを別々に成形して、その
後両者を組み立てるようにしてもよい。以下、その方法
について説明する。
【0025】逆椀状の付勢部材20の天面部23には円
周方向に所定間隔を置いて係合突起24が突設されてい
るから、この係合突起24の上からキートップ12の鍔
部14の係合孔25を宛うようにしてその膨出部26を
強く押し込んでいくと、膨出部26が圧縮変形して係合
孔25を通過しついにはキートップ12の鍔部14の外
側の表面から露出してその材質自体の弾性復元力により
元の大きさに膨らむことになる。これにより、逆椀状の
付勢部材20の天面部23にキートップ12の鍔部14
の内側が密着した状態でしっかりと一体に固定される。
【0026】この方法によれば、逆椀状の付勢部材20
の係合突起24とキートップ12の係合孔25との位置
決めをした後に、キートップ12を逆椀状の付勢部材2
0の方向へ押しつけることにより係合突起24の膨出部
26が係合孔25を通過してキートップ12の鍔部14
の外側に設けられた膨出部26がその材料自体の弾性復
元力により自動的に復元して逆椀状の付勢部材20とキ
ートップ12とを一体に固定できるので、組み立てが容
易である。
【0027】次に、この発明の実施の形態1の使用時の
押圧動作について説明する。
【0028】キートップ12に外力が作用していない通
常の状態では、図1に示したように、キートップ12の
押圧操作部13が機器ケース5の釦孔27から僅かに飛
び出した状態にある。そこで、機器の使用者が押圧操作
部13に指をかけて回路基板4の方向に向かって押圧力
を与えることにより、キートップ12を押し込んでいく
と、この押圧操作に従い、キートップ12の鍔部14と
接触している逆椀状の付勢部材20の天面部23が回路
基板4の方へ押し込まれると共に、キートップ12の鍔
部14の下面に設けた押圧突出部17も同時に押し込ま
れていき、ついには固定基板4上の固定接点19に押圧
突出部17の先端の可動接点18に接触することとな
る。そして、固定接点19に可動接点18が接触したこ
とを確認して、キートップ12から指を離すことで押圧
力を解除すると、押圧力が大きくなるに従って次第に大
きく変形さていた逆椀状の付勢部材20の薄肉部22の
弾性復元力の作用により逆椀状の付勢部材20が元の形
状に復元してキートップ12が初期の位置へ戻ることに
なる。
【0029】このとき、逆椀状の付勢部材20の弾性復
元力は一気に働くため、キートップ12が初期の位置に
戻る際に初期の位置を僅かにオーバーランして、キート
ップ12の鍔部14の外側の面が機器ケース5の内面に
勢いよく当接しようとする。しかし、キートップ12の
鍔部14の外側の面には逆椀状の付勢部材20の係合突
起24の膨出部26が設けられているため、この膨出部
26が機器ケース5の内面に当接することになる。この
場合、膨出部26は逆椀状の付勢部材20と同一の軟質
弾性材であるから、緩衝材として作用し結果としてキー
トップ12が機器ケース5の内面を叩く打撃音は発生し
ないことになる。
【0030】そして、固定接点19に可動接点18が接
触することにより、固定接点19側に形成されている電
気回路が開閉するので、キートップ12への押圧操作を
繰り返すことで機器の使用者は機器に所望の動作を与え
ることができる。
【0031】[発明の実施の形態2]次に、別々に成形
したキートップ12と逆椀状の付勢部材20とを一体に
固定する第2のタイプ(発明の実施の形態2)を図2及
び図3に従って説明する。
【0032】図2は、この発明の押釦スイッチ用カバー
部材に係る実施の形態2を示した要部縦断面図である。
図3は、この発明の押釦スイッチ用カバー部材に係る実
施の形態2を示した、機器ケースを外した状態の要部平
面図である。
【0033】キートップ12の一端(外側)には押圧操
作部13を有し、その反対側の他端(内側)には、水平
方向に張り出した鍔部14を形成している。この鍔部1
4には、円周方向に所定間隔を置いて複数の係合孔25
を穿設している。そして、キートップ12の内側の中央
部に設けた押圧突出部17の先端には、導電性樹脂をシ
ルクスクリーン印刷等の手法により可動接点18を設け
ている。また、キートップ12の可動接点18と対向す
る位置の回路基板4上には、固定接点が19が設けられ
ており、これに対応する電気的な回路が形成されてい
る。
【0034】そして、回路基板4には、固定接点19の
周りを上から囲むようにした逆椀状の付勢部材20を形
成した押釦スイッチ用カバー部材21が取り付けられて
いる。逆椀状の付勢部材20の中央には、回路基板4に
固定された発光ダイオード10から発せられる照光を遮
ることがないように切欠き28が形成されている。逆椀
状の付勢部材20の傾斜した外周壁は可撓性を有する薄
肉部22としており、この薄肉部22が弾性変形するこ
とによって付勢力を発生できるようになっている。
【0035】逆椀状の付勢部材20の天面部23には、
キートップ12の鍔部14の外周及び外側を覆うように
して係合する係合片29(係合突起24)を設けてい
る。
【0036】そこで、この発明の実施の形態2の逆椀状
の付勢部材20とキートップ12とを一体に組み立てる
には、図2において逆椀状の付勢部材20の材料自体の
弾性を利用して中央部を山形にせり上げるようにして変
形させ、まずキートップ12の一方の辺14aをこれと
対応する一方の係合片29aに押し込み、次に他方の係
合片29bを引き離すようにして一対の係合片29a,
29bの間隔を広げるようにしてキートップ12の他方
の辺14bを係合片29bに押し込むようにすれば、逆
椀状の付勢部材20の材料自体の弾性復元力が働いて係
合片29a,29bがキートップ12の鍔部14に密着
することととなり、キートップ12が逆椀状の付勢部材
20に一体に固定される。
【0037】その他の構成及び使用時の動作については
実施の形態1と同様であるので、同一の構成には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0038】なお、図2及び図3では、平面から見て矩
形のキートップ12の例について説明したが、使用する
キートップ12の形状に応じて係合片29も種々の形態
が考えられ、必要に応じてその数は変更されるものであ
って、キートップ12の鍔部14の全周に係合する1個
のものであってもよい。
【0039】この発明の実施の形態2によれば、逆椀状
の付勢部材20の材料自体の弾性を利用して係合片29
にキートップ12の鍔部14を係合し易いように逆椀状
の付勢部材20の形状を一部変形させた後、その変形力
を除去することで逆椀状の付勢部材20が元どおりの形
状に自動的に復元することで逆椀状の付勢部材20とキ
ートップ12とを一体に固定できるので、組み立てが容
易である。
【0040】[発明の実施の形態3]次に、別々に成形
したキートップ12と逆椀状の付勢部材20とを一体に
固定する第3のタイプ(発明の実施の形態3)を図4に
従って説明する。
【0041】図4は、この発明の押釦スイッチ用カバー
部材に係る実施の形態3を示した、機器ケースを外した
状態の要部平面図である。
【0042】この発明の実施の形態3では、キートップ
12の係合孔25を押圧操作部13側から見てダルマ形
状とし、逆椀状の付勢部材20の係合突起24の膨出部
21の外径を係合孔25のダルマ形状の大径部30とほ
ぼ等しくしている。また、逆椀状の付勢部材20の係合
突起24の支柱部31の外径を係合孔25のダルマ形状
の小径部32とほぼ等しくしている。
【0043】そこで、この発明の実施の形態3の逆椀状
の付勢部材20とキートップ12とを一体に組み立てる
には、図4において、逆椀状の付勢部材20の天面部2
3には円周方向に所定間隔を置いて係合突起24が突設
されているから、この係合突起24の膨出部26をキー
トップ12の鍔部14の係合孔25のダルマ形状の大径
部30を宛うようにして位置決めした後、係合突起24
の膨出部26をキートップ12の係合孔25のダルマ形
状の大径部30を通過させてキートップ12の鍔部14
を逆椀状の付勢部材20の天面部23に載置させた状態
で、図4の場合であればキートップ12をその中心軸を
中心にして時計方向(矢印A)に僅かに回転させるよう
にして、係合突起24の支柱部31をキートップ12の
係合孔25のダルマ形状の小径部32に係合してキート
ップ12の回転が止まった時点でキートップ12が逆椀
状の付勢部材20に一体に固定されることになる。
【0044】この発明の実施の形態3の押圧動作につい
ては、実施の形態1及び2と同様であるからその説明は
省略する。
【0045】この発明の実施の形態3によれば、係合突
起24と係合孔25との位置決めをした後に、キートッ
プ12を逆椀状の付勢部材20に載置してキートップ1
2を僅かに回転させるだけで逆椀状の付勢部材20とキ
ートップ12とを一体に固定できるので、組み立てが容
易である。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載された発明によれば、押釦スイッチのキートップが元
の位置に戻る際に軟質弾性材の膨出部が機器ケースの内
面に当接することになるので、この膨出部が緩衝材とし
て作用し結果としてキートップが機器ケースの内面を叩
く打撃音は発生しない。また、逆椀状の付勢部材とキー
トップ以外の他の部品を必要とせず、製造する際に接着
剤を使用する必要もないので製造コストを低減した安価
な押釦スイッチ用カバー部材を提供できる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、上記効果
に加えて、逆椀状の付勢部材の係合突起とキートップの
係合孔との位置決めをした後にキートップを逆椀状の付
勢部材の方向へ押しつけることにより、係合突起の膨出
部が係合孔を通過してキートップの鍔部の外側に突出し
て膨出部が自動的に弾性復元して逆椀状の付勢部材とキ
ートップとを一体に固定できるので、組み立てが容易と
なる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、逆椀状の
付勢部材の材料自体の弾性を利用して係合片にキートッ
プの鍔部を係合し易いように逆椀状の付勢部材の形状を
一部変形させた後、その変形力を除去することで逆椀状
の付勢部材が元どおりの形状に自動的に復元することで
逆椀状の付勢部材とキートップとを一体に固定できるの
で、組み立てが容易となる。
【0049】請求項4に記載の発明によれば、係合突起
と係合孔との位置決めをした後にキートップを逆椀状の
付勢部材に載置してキートップを僅かに回転させるだけ
で逆椀状の付勢部材とキートップとを一体に固定できる
ので、組み立てが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の押釦スイッチ用カバー部材に係る実
施の形態1を示した要部縦断面図である。
【図2】この発明の押釦スイッチ用カバー部材に係る実
施の形態2を示した要部縦断面図である。
【図3】この発明の押釦スイッチ用カバー部材に係る実
施の形態2を示した、機器ケースを外した状態の要部平
面図である。
【図4】この発明の押釦スイッチ用カバー部材に係る実
施の形態3を示した、機器ケースを外した状態の要部平
面図である。
【図5】従来の押釦スイッチ用カバー部材を示した要部
縦断面図である。
【符号の説明】
5 機器ケース 12 キートップ 17 押圧突出部 13 押圧操作部 14 鍔部 20 付勢部材 21 押釦スイッチ用カバー部材 22 薄肉部 23 天面部 24 係合突起 25 係合孔 29 係合片(係合突起)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に押圧操作部を有し他端に鍔部を有
    するキートップと、該キートップの前記押圧操作部を押
    圧した際にその押圧力に対向して反発する付勢部材とを
    備えた押釦スイッチ用カバー部材において、前記付勢部
    材を軟質弾性材で形成すると共に該付勢部材の外側天面
    部に前記キートップの鍔部を載置し、前記付勢部材に形
    成した係合突起の一部を前記鍔部の外側へ突出させて前
    記付勢部材と前記キートップとを一体に固定するように
    したことを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材。
  2. 【請求項2】 前記キートップの前記鍔部に該鍔部を貫
    通する係合孔を設けると共に、前記係合突起は、前記係
    合孔を貫通して前記鍔部の外側に突出する膨出部と前記
    係合孔に係合する支柱部とからなることを特徴とする請
    求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  3. 【請求項3】 前記係合突起は、前記キートップの前記
    鍔部の外周及び外側に係合する係合片としたことを特徴
    とする請求項1に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  4. 【請求項4】 前記キートップの前記係合孔を押圧操作
    部側から見てダルマ形状とし、前記付勢部材の前記膨出
    部の外径を前記ダルマ形状の大径部とほぼ等しくすると
    共に、前記付勢部材の前記支柱部の外径を前記ダルマ形
    状の小径部とほぼ等しくしたことを特徴とする請求項2
    に記載の押釦スイッチ用カバー部材。
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