JP2002243186A - 天井設置型空気調和機 - Google Patents

天井設置型空気調和機

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JP2002243186A
JP2002243186A JP2001043627A JP2001043627A JP2002243186A JP 2002243186 A JP2002243186 A JP 2002243186A JP 2001043627 A JP2001043627 A JP 2001043627A JP 2001043627 A JP2001043627 A JP 2001043627A JP 2002243186 A JP2002243186 A JP 2002243186A
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JP
Japan
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air
ceiling
air conditioner
heat exchanger
circulation
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Application number
JP2001043627A
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English (en)
Inventor
Tomohiro Yabu
知宏 薮
Seiji Sato
誠司 佐藤
Sumio Shioji
純夫 塩地
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラフトを生じさせることなく室内上下方向
の温度差を解消した快適性の高い天井設置型空気調和機
を提供する。 【解決手段】 空気調和機本体2に、熱交換器12を通
した本来の温調空気を吹出す送風手段11,30とは別
に、暖房運転時において上記熱交換器12を通さずに天
井3付近に滞留している暖かい空気を吸い込んで下方に
吹き出すサーキュレーション用の送風手段20,22,
24を設けることにより、ユーザーへのドラフトを生じ
させることなく室内上下方向の温度差を解消した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、サーキュレーシ
ョン機能を備えた天井設置型空気調和機の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図18および図19は、従来の天井設置
型空気調和機の一例である遠心ファンを備えた天井埋込
型空気調和機1の構造を示している。
【0003】先ず図18および図19中の符号2は、当
該天井埋込型空気調和機1のカセット型の本体ケーシン
グである。該本体ケーシング2は、その下面側の方形の
化粧パネル4部分が当該部屋の天井3と略同一平面状に
連続するようにして、天井3内に埋設されている。
【0004】そして、上記本体ケーシング2の上記化粧
パネル4には、中央部に方形の空気吸込口5が設けら
れ、さらに、その内側に円形筒状のベルマウス15の漏
斗形状の気流ガイド部が後述する遠心ファン11の回転
軸方向に向けて連設されている。また、上記本体ケーシ
ング2の上記化粧パネル4の上記空気吸込口5の外周部
4方には、所定の長さ、所定の幅の長方形状の空気吹出
口9,9・・が設けられている。
【0005】一方、上記本体ケーシング2内には上記空
気吸込口5から上記ベルマウス15を経て上記空気吹出
口9,9・・方向にUターンする全周方向の送風通路1
0が形成されており、該送風通路10の上記ベルマウス
15の下流部(図示上方部)中央に位置して、その空気
吸込側(後述するシュラウド6の空気吸込口側開口縁部
6a側)が上記ベルマウス15に対応する遠心ファン1
1が設けられている。該遠心ファン11は、その主板1
4中央部に一体成形されたボス部14a部分をファンモ
ータ13の回転駆動軸13aに固定され、同ファンモー
タ13を介して上記本体ケーシング2の天井パネル2a
の下面に連結固定することにより水平回転可能に吊設さ
れている。
【0006】また、同送風通路10には、当該遠心ファ
ン11を囲む状態で全体として角形環状構造の空気熱交
換器12が設けられている。該熱交換器12は、上記化
粧パネル4上のドレンパン29によって支持されてい
る。ドレンパン29は内周側と外周側に各々所定の高さ
の側壁を有し、それらの間に上記熱交換器12を受ける
ドレン溝を形成している。
【0007】他方、上記遠心ファン11は、上記ファン
モータ13の回転駆動軸13aに固定された中央のボス
部14a付近が下方側空気吸込方向に高く突出している
一方、外周に所定幅の縁部14bを有する断面逆ハット
形の主板(ハブ)14と、当該遠心ファン11内遠心方
向への空気吸込口を形成する中央の空気吸込口側開口縁
部6aが小径で下流の外周縁部6b側にかけて次第に径
が拡大した略漏斗形状のシュラウド6とを上下に備え、
それらの間に多数枚の動翼羽根11a,11a・・・を
回転方向に応じた所定の翼角、所定の翼間隔で周方向に
並設して構成されている。また、そのシュラウド6の空
気吸込口側開口縁部6a内には、上記ベルマウス15の
下流側空気流出口側縁部15bが所定の隙間を保って相
対回転可能に軸方向に所定寸法遊嵌されている。
【0008】上記ベルマウス15の空気導入口は、上記
遠心ファン11の空気吸込口を形成しているシュラウド
6の空気吸込口側開口縁部6aに対して上記本体ケーシ
ング2側空気吸込口5からの空気を上記遠心ファン11
内の遠心方向に向けてスムーズに流入させるために、図
示のように化粧パネル4側の取付縁部15a内周付近か
ら内側上方に延び、その空気流上流側から空気流下流側
にかけて漏斗状に次第に開口径が縮小した所定曲率半径
の空気流入口部を経てシュラウド6側空気流出口側開口
縁部15bに到る気流ガイド面を有して構成されてい
る。そして、その形状により上記遠心ファン11の上記
シュラウド6に対応して、上記遠心ファン11の吸込側
への空気を当該ベルマウス15側において、先ず遠心フ
ァン11の回転軸方向に効率良く吸い込み、その後上記
シュラウド6の遠心方向への曲率面により吹出側遠心方
向に可及的にスムーズに吹出空気をガイドすることによ
って、偏流なく熱交換器12を通過させて熱交換を行わ
せた後に空気吹出口9,9・・から吹き出すようになっ
ている。
【0009】この空気吹出口9,9・・からの吹出風
は、例えば暖房運転時の場合、空気吹出方向を下方に向
けて制御すると、ユーザーの頭部へのドラフト感が高く
なることから当該空気吹出口9,9・・自体の通路傾斜
角又は同通路中に設けた風向制御板40,40・・を、
ドラフトを生ぜしめないように外向き水平方向に制御し
て、当該部屋の上方に吹き出させ、後は自然対流によっ
てユーザーの周りを快適に温調するようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
空気調和機構造の場合、室内空間中のドラフトを生じさ
せない上方位置に暖かい空気が吹き出されることから、
当該暖かい空気が天井付近に留って下方まで降りて来
ず、室内の上方に暖気留りができて、ユーザーの足元へ
の有効な暖房を行うことができない問題がある。すなわ
ち、室内空間中に上下方向の温度ムラが生じる。
【0011】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、少なくとも暖房運転時において、
空気調和機本体に熱交換器を通した本来の温調空気を吹
出す温調用の送風手段とは別に、熱交換器を通さずに天
井付近の暖かい空気を吸い込んで下方に吹き出すサーキ
ュレーション用の送風手段を設けることによって適度な
温度の空気によるサーキュレーションを行ない、ユーザ
ーへのドラフトを生じさせることなく、室内空間上下方
向の温度差を解消した快適性の高い天井設置型空気調和
機を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願発明は、該目的を達
成するために、次のような課題解決手段を備えて構成さ
れている。
【0013】(1) 請求項1の発明 この発明の天井設置型空気調和機は、空気調和機本体2
に、熱交換器12を通した本来の温調空気を吹出す送風
手段11,30とは別に、暖房運転時において上記熱交
換器12を通さずに天井3付近に滞留している暖かい空
気を吸い込んで下方に吹き出すサーキュレーション用の
送風手段20,22,24を設けることにより、ユーザ
ーへのドラフトを生じさせることなく室内上下方向の温
度差を解消するようにしたことを特徴としている。
【0014】したがって、該構成によると、先ず冷房運
転時には、本来の温調空気を吹き出す送風手段11,3
0により、熱交換器12を介した温調空気(冷気)が空
気吹出口から吹き出され、自然対流によって次第に下方
に降下して行って、ユーザーに対する快適な冷房空調環
境が実現される。
【0015】他方、次に暖房運転時には、さらにサーキ
ュレーション用の送風手段20,22,24により他の
空気吹出口から一旦吹き出されて天井3付近に滞留して
いる或る程度温度が低下した暖かい空気が吹き出され、
該一旦吹き出されて或る程度温度が低下している天井付
近のドラフトを感じさせない暖かい空気により室内の空
気の有効なサーキュレーションが行われて、室内空間上
下方向の温度ムラが効果的に解消される。
【0016】(2) 請求項2の発明 この発明の天井設置型空気調和機は、上記請求項1記載
の発明の構成において、サーキュレーション用の空気を
吹き出す第2の送風手段20,22,24は、熱交換器
12を介して空気吸込口5から空気吹出口9に到る温調
用の送風通路10とは別に設けられた空気吸込口9aか
ら空気吹出口9bに到るサーキュレーション用の送風通
路9cに設けられていることを特徴としている。
【0017】したがって、該構成では、サーキュレーシ
ョン専用の送風通路9cにより、効率の良いサーキュレ
ーションが可能になる。
【0018】(3) 請求項3の発明 この発明の天井設置型空気調和機は、上記請求項1記載
の発明の構成において、サーキュレーション用の空気を
吹き出す第2の送風手段20,22,24は、熱交換器
12を介して空気吸込口5から空気吹出口9に到る温調
用の送風通路10に設けられていることを特徴としてい
る。
【0019】したがって、該構成では、別途サーキュレ
ーション専用の送風通路を設ける必要がなく、その分構
成が簡単で、低コストになる。
【0020】(4) 請求項4の発明 この発明の天井設置型空気調和機は、上記請求項3記載
の発明の構成において、第2の送風手段20,22,2
4は、熱交換器12の下流側に設けられ、サーキュレー
ション時には、熱交換器12との間の送風通路10が通
路開閉手段61a,61bにより閉成遮断されるように
なっていることを特徴としている。
【0021】したがって、該構成では、第2の送風手段
20,22,24が駆動されるサーキュレーション時に
は、対応する熱交換器12との間の温調用の送風通路1
0が通路開閉手段61a,61bによって閉成遮断さ
れ、上記天井3付近のドラフトを感じさせない温度の暖
かい空気のみが吸込まれて熱交換器12を介することな
く下方に吹き出されて、室内の空気がサーキュレーショ
ンされる。
【0022】(5) 請求項5の発明 この発明の天井設置型空気調和機は、上記請求項1,
2,3又は4記載の発明の構成において、冷房運転時に
は、サーキュレーション用の第2の送風手段20,2
2,24は、停止状態に維持されるようになっているこ
とを特徴としている。
【0023】したがって、冷房運転時には、熱交換器1
2を介した温調空気(冷気)のみが空気吹出口から吹き
出され、自然対流によって次第に下方に降下して行っ
て、ユーザーに対する快適な冷房空調環境が実現され
る。
【0024】(6) 請求項6の発明 この発明の天井設置型空気調和機は、空気調和機本体2
中に、同空気調和機本体2の共通の空気吸込口5に連通
する複数の空気吹出口9,9の各々に対応した複数の送
風手段30A,30Bを設け、冷房運転時には、該複数
の送風手段30A,30Bの各々により熱交換器12を
介した温調空気を上記各空気吹出口9,9から吹き出さ
せる一方、暖房運転時には、該複数の送風手段30A,
30Bの何れか一方によって対応する一方の空気吹出口
9から上記熱交換器12を介した温調空気を、また他方
の送風手段30B,30Aにより対応する他方側空気吹
出口9から天井3付近に滞留している暖かい空気を吹き
出すようにしたことを特徴としている。
【0025】したがって、該構成によると、先ず冷房運
転時には上記複数の送風手段30A,30Bの各々によ
り、上記熱交換器12を介した温調空気(冷気)が上記
対応する複数の空気吹出口9,9の各々から共通に吹き
出され、自然対流によって次第に下方に降下して行く冷
気によってユーザーに対する快適な冷房空調環境が実現
される。
【0026】他方、暖房運転時には、該複数の送風手段
30A,30Bの何れか一方により上記複数の空気吹出
口9,9の対応する何れか一方から熱交換器12を介し
た温調空気(暖気)を吹き出す一方、他方の送風手段3
0B,30Aにより対応する他方側の空気吹出口9から
天井3付近に滞留している一旦吹き出されて或る程度温
度が低下している暖かい空気が吹き出され、天井付近の
ドラフトを感じさせない暖かい空気により室内の空気全
体のサーキュレーションが行われて、室内空間上下方向
の温度ムラが効果的に解消される。
【0027】(7) 請求項7の発明 この発明の天井設置型空気調和機は、上記請求項6記載
の発明の構成において、冷房運転時と暖房運転時との送
風状態の切替は、熱交換器12のバイパス通路39部分
に設けられた通路開閉手段70によるバイパス通路39
の開閉によりなされるようになっていることを特徴とし
ている。
【0028】したがって、該構成によると、先ず暖房運
転時には上記通路開閉手段70により、上記熱交換器1
2をバイパスするバイパス通路39部分を開く。する
と、熱交換器12が一方の3送風手段30Bに対してバ
イパスされ、同一方の送風手段30Bにより天井3付近
に滞留するドラフトを感じさせない暖かい空気を下方に
吹き出すことにより、室内の空気を強制的にサーキュレ
ーションさせて室内の上下方向の温度分布を均一にす
る。
【0029】他方、冷房運転時には、上記通路開閉手段
70により、上記熱交換器12をバイパスするバイパス
通路39部分を閉じ、熱交換器12を介して上記複数の
送風手段30A,30Bの各々により外向き水平方向に
冷気を吹き出して、当該部屋の上方に吹き出させ、後は
自然対流による冷気の降下によってユーザーの周りを快
適に冷房温調する。
【0030】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の天井設置型空気
調和機によると、暖房運転時に適切なサーキュレーショ
ン作用が発揮されるようになり、吹き出された温風が天
井付近に滞留することなく、床面付近まで十分に届くよ
うになる。
【0031】その結果、従来のような室内空間上下方向
の温度ムラが解消され、温度分布が均一で快適な温調が
可能となる。
【0032】また、一旦吹き出されて温度が或る程度低
下した暖気でサーキュレーションを行わせることから、
ユーザーに与えるドラフト感も極めて小さい。
【0033】また、送風量を上げて温風の到達距離を延
ばすのと違って、送風機の能力を大きくする必要もな
い。
【0034】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)先ず図1〜図3
は、本願発明の実施の形態1に係るサーキュレーション
機能を備えた天井設置型空気調和機の一例である天井埋
込型空気調和機の構成を示している。
【0035】図1〜図3中の符号2は、当該天井埋込型
空気調和機1のカセット型の本体ケーシングである。該
本体ケーシング2は、前述の従来例の場合と同様に、そ
の下面側の化粧パネル4部分が当該部屋の天井と略同一
平面状に連続するようにして、天井3内に埋設されるよ
うになっている。
【0036】そして、上記本体ケーシング2の上記化粧
パネル4には、中央部に空気吸込口5が設けられ、さら
に、その内側にベルマウス15の気流ガイド部が後述す
る遠心ファン11の回転軸方向に向けて連設されてい
る。また、上記本体ケーシング2の上記化粧パネル4の
上記空気吸込口5の外周部3方には、本来の温調用の空
気を吹き出すための所定の長さ、所定の幅の長方形状の
空気吹出口9,9,9が、また残された他の1方には、
特に暖房時において熱交換器12を介さないサーキュレ
ーション用の空気を吸い込む空気吸込口9aと該吸い込
まれた空気を熱交換器12を介することなく、そのまま
下方に向けて吹き出すサーキュレーション用の空気吹出
口9bが、それぞれ設けられている。
【0037】一方、上記本体ケーシング2内には上記本
来の温調用空気吸込口5から上記ベルマウス15を経て
上記空気吹出口9,9,9方向にUターンする3周方向
の温調用の送風通路10が形成されており、該送風通路
10の上記ベルマウス15の下流部(図示上方部)中央
に位置して、その空気吸込側(後述するシュラウド6の
空気吸込口側開口縁部6a側)が上記ベルマウス15に
対応する遠心ファン11が設けられている。該遠心ファ
ン11は、その主板14中央部に一体成形されたボス部
14a部分を図示しないファンモータの回転駆動軸に固
定され、同ファンモータを介して上記本体ケーシング2
の天井パネル2aの下面に連結固定することにより水平
回転可能に吊設されている。
【0038】また、同送風通路10には、当該遠心ファ
ン11の上記3方を囲む状態で全体としてコの字形構造
の空気熱交換器12が設けられている。該熱交換器12
は、上記化粧パネル4上方に図示しないドレンパンを介
して支持されている。
【0039】他方、上記遠心ファン11は、上記ファン
モータの回転駆動軸に固定された中央のボス部14a付
近が空気吸込方向下方側に高く突出している一方、その
外周側に所定幅の縁部14bを有する断面逆ハット形の
主板(ハブ)14と、当該遠心ファン11内遠心方向へ
の空気吸込口を形成する中央部の空気吸込口側開口縁6
aが小径で吹出端側外周縁6bにかけて放物面状に次第
に径が拡大した漏斗形状のシュラウド6とを上下に備
え、それらの間に多数枚の動翼羽根11a,11a・・
・を回転方向に応じた所定の翼角、所定の翼間隔で周方
向に並設して構成されている。また、そのシュラウド6
の空気吸込口側開口縁部6a内には、上記ベルマウス1
5の下流側空気流出口側開口縁部15bが相対的に所定
の隙間を保って相対回転可能に軸方向に所定寸法遊嵌さ
れている。
【0040】上記ベルマウス15の空気導入口は、上記
遠心ファン11の空気吸込口を形成しているシュラウド
6の空気吸込口側開口縁部6aに対して上記本体ケーシ
ング2の下面側空気吸込口5からの空気を上記遠心ファ
ン11内の遠心方向に向けてスムーズに流入させるため
に、図示のように化粧パネル4側の取付縁部15a内周
付近から内側上方に延び、その空気流上流側から空気流
下流側にかけて漏斗状に次第に開口径が縮小した所定曲
率半径の空気流入口部を経て上記シュラウド6側空気流
出口側開口縁部15bに到る気流ガイド面を有して構成
されている。そして、その形状により上記遠心ファン1
1の上記シュラウド6に対応して、上記遠心ファン11
の吸込側への空気を当該ベルマウス15側において、先
ず遠心ファン11の回転軸方向に効率良く吸い込み、そ
の後上記シュラウド6の遠心方向への曲率面により吹出
側遠心方向に可及的にスムーズに吹出空気をガイドする
ことによって、偏流なく熱交換器12を通過させて熱交
換を行わせた後に上記3方の空気吹出口9,9,9から
吹き出すようになっている。
【0041】この空気吹出口9,9,9からの吹出風
は、例えば暖房運転時の場合には、空気吹出方向を下方
に向けて制御すると、ユーザーの頭部へのドラフト感が
高くなることから当該空気吹出口9,9,9自体の通路
角を外周側水平方向に傾斜させるとともに同通路中に設
けた風向制御板を、ドラフトを生ぜしめないように外向
き水平方向に制御して、当該部屋の上方に吹き出させ、
後は自然対流によってユーザーの周りを快適に温調する
ようにしている。
【0042】ところが、そのようにすると、そのままで
は室内のドラフトを生じさせない上方位置に暖かい空気
が吹き出されることから、当該暖かい空気が天井付近に
留って下方まで降りて来ず、室内の上方に暖気留りがで
きて、ユーザーの足元への有効な暖房を行うことができ
ない問題が生じる。すなわち、室内空間中に上下方向の
温度ムラが生じる。
【0043】そこで、この実施の形態の場合には同問題
を解決するために、上記空気調和機1の本体ケーシング
2中に熱交換器12を通した本来の温調空気aを吹出す
上記遠心ファン11よりなる第1の送風手段とは別に上
記熱交換器12を通さずに、一旦吹き出されてドラフト
を感じさせない程度に温度が低下している天井3付近の
暖かい空気bを吸い込んで、そのまま下方に吹き出すサ
ーキュレーション用の第2の送風手段を設けることによ
り、ユーザーへのドラフトを生じさせることなく室内空
間上下方向の温度差を解消するようにしている。
【0044】すなわち、該サーキュレーション用の第2
の送風手段は、図示のように、クロスフローファン20
よりなり、上記化粧パネル4の他の1方側に設けられた
サーキュレーション用の空気吸込口9aと空気吹出口9
bとの上方空間を、図3に示すように隔壁16を介して
温調用の送風通路10側と仕切る一方、その上方部に位
置して内周側から外周側に円弧面状のユーターンガイド
17を設け、かつ、その下方側に上記空気吸込口9a側
と空気吹出口9b側とを仕切る中間位置までの高さの仕
切板18を立設することによって、上記空気吸込口9a
から空気吹出口9bに到る逆U字状のサーキュレーショ
ン専用の送風通路9cを形成し、その下流側、つまり空
気吹出口9bの上方部に位置してスクロール部19aお
よび舌部19bを有して設けられている。
【0045】したがって、該構成の場合、先ず冷房運転
時には、本来の温調空気を吹き出す第1の送風手段であ
る遠心ファン11により熱交換器12を介した温調空気
(冷気)が3方の空気吹出口9,9,9から水平方向に
吹き出され、それらが自然対流によって次第に下方に降
下して行くことによってユーザーに対する快適な冷房空
調環境が実現される。
【0046】他方、暖房運転時には、上記第1の送風手
段である遠心ファン11により熱交換器12を介した温
調空気(暖気)が空気吹出口9,9,9から吹き出され
る一方、第2の送風手段であるサーキュレーション用の
クロスフローファン20により、空気吹出口9bから空
気吸込口9aを介して吸込んだ天井3付近に滞留してい
る暖かい空気が吹き出される。そして、その結果、一旦
吹き出されてドラフトを感じさせない程度に温度が低下
している天井3付近の暖かい空気により上記空気吹出口
9,9,9からの室内の空気の適切かつ有効なサーキュ
レーションが行われて、ユーザーにドラフトを感じさせ
ることなく室内空間上下方向の温度ムラが効果的に解消
される。
【0047】(実施の形態2)次に図4および図5は、
本願発明の実施の形態2に係るサーキュレーション機能
を備えた天井設置型空気調和機の一例である天井埋込型
空気調和機の構成を示している。
【0048】この実施の形態のものは、上記実施の形態
1のものと同一の構成の逆U字状のサーキュレーション
用送風通路9c、同空気吸込口9a、同空気吹出口9
b、クロスフローファン20を、当該空気調和機1の本
体ケーシング2の相対向する反対側の2ケ所に設けたこ
とを特徴とするものである。
【0049】このような構成によると、上述のようなサ
ーキュレーション作用が部屋の全体に、より有効に、し
かも可及的に均一な状態で生じるようになる。
【0050】また、クロスフローファン20,20の容
量を小さなものにすることが可能となる。
【0051】(実施の形態3)次に図6は、本願発明の
実施の形態3に係るサーキュレーション機能を備えた天
井設置型空気調和機の一例である天井埋込型空気調和機
の構成を示している。
【0052】この実施の形態のものは、上記実施の形態
1,2のものと同様のサーキュレーション装置を上述の
ようなクロスフローファン20に代えて、プロペラファ
ン22,22によって形成したことを特徴とするもので
ある。
【0053】プロペラファン22,22の場合、軸流フ
ァンであるために、上述した仕切板18を図示のように
断面長円形状の略筒体形のものとして、その外周側に空
気吸込通路、内周側に空気吹出通路を形成することによ
って上記実施の形態1,2のものと同様の逆U字状の送
風通路9cを形成する。
【0054】そして、その上記内周側空気吹出通路部分
に例えば複数台のプロペラファン22,22を設けて矢
印で示すように天井3付近のドラフトを感じさせない温
度の暖気bを吸い込んで、吹き出す。
【0055】この場合、天面側の気流ガイド板23は、
図示のように、その中央のプロペラファン22,22の
軸に対応する部分を当該プロペラファン22,22の軸
方向に所定寸法略円錐形状に突出させることが好まし
い。
【0056】(実施の形態4)次に図7は、本願発明の
実施の形態4に係るサーキュレーション機能を備えた天
井設置型空気調和機の一例である天井埋込型空気調和機
の構成を示している。
【0057】この実施の形態のものは、上記実施の形態
3の構成におけるプロペラファン22を求心ファン24
に変更したことを特徴とするものであり、その他の部分
は全て上記実施の形態3のものと同一であり、同様の作
用を果たす。
【0058】このような構成によっても、上記実施の形
態3と同様の作用効果を得ることができる。
【0059】(実施の形態5)次に図8は、本願発明の
実施の形態5に係るサーキュレーション機能を備えた天
井設置型空気調和機の一例である天井埋込型空気調和機
の構成を示している。
【0060】この実施の形態のものは、上記実施の形態
4のものと同じ求心ファン24を採用して、上記実施の
形態4のものよりも簡単かつ低コストに同様の作用を果
たすサーキュレーション用の送風装置を構成したことを
特徴とするものである。
【0061】すなわち、該構成では、上記実施の形態4
のように本体ケーシング2内にサーキュレーション専用
の送風通路9cを形成して、サーキュレーション用第2
の送風手段としての求心ファン24を組み込むのではな
く、図示のように、当該本体ケーシング2の空気吸込口
9a、空気吹出口9bを形成していた下面側対応部分を
連続一体の化粧パネル4で閉じてしまい、その下部側に
断面長円形状の筒体26を取付け、その内側に複数台の
求心ファン24,24を左右長手方向に並設する。そし
て、上記筒体26の内外両周壁部に各求心ファン24,
24に対応した空気吸込口9a,9aを設けている。
【0062】このような構成によると、求心ファン2
4,24を備えた筒体26をサーキュレーションユニッ
トとしてユニット化して置くことにより、上記化粧パネ
ル4の下面に簡単に外付け状態で取付けることができる
ようになる。
【0063】そして、同構成では、図中に矢印で示すよ
うに、結局上記筒体26の下端側開口がサーキュレーシ
ョン用の空気吹出口9bを形成することになるので、内
外両周壁部の複数の空気吸込口9a,9aから吸込まれ
た天井付近のドラフトを感じさせない温度の暖かい空気
bが、筒体26内のサーキュレーション用送風通路9c
を介して空気吹出口9bから下方に吹き出されて、上記
各実施の形態の場合と同様のサーキュレーション作用を
実現する。
【0064】(実施の形態6)次に図9は、本願発明の
実施の形態6に係るサーキュレーション機能を備えた天
井設置型空気調和機の一例である天井埋込型空気調和機
の構成を示している。
【0065】この実施の形態のものは、上述の実施の形
態1の4方吹きのもの(マルチフロータイプ)に変え
て、例えば2方吹きのものを採用するとともに、その熱
交換器12を介した温調用の空気aを吹き出す第1の送
風手段にも、同様のクロスフローファン30を採用した
ことを特徴とするものである。その他のサーキュレーシ
ョン用の送風装置側の構成は、図1〜図3の実施の形態
1のものと同一に構成されており、同様の作用を果た
す。
【0066】なお、図中の符号19は仕切板、19aは
クロスフローファン20のスクロール部、19bはクロ
スフローファン20の舌部、27は上記温調空気吹出用
クロスフローファン30のケーシング側スクロール部、
28は同クロスフローファン30のケーシング側舌部、
29は熱交換器12を支持するドレンパンである。
【0067】(実施の形態7)次に図10および図11
は、本願発明の実施の形態7に係るサーキュレーション
機能を備えた天井設置型空気調和機の一例である天井埋
込型空気調和機の構成を示している。
【0068】この実施の形態のものでは、同一容量のク
ロスフローファン30A,30Bを用いて上述の実施の
形態6のもののような2方吹の天井埋込型空気調和機1
を構成しているが、本実施の形態の場合、冷房運転時に
おいては、熱交換器12を介した本来の温調用空気aを
共に吹き出すことができる同一容量の第1,第2のクロ
スフローファン30A,30Bの一方側第2のクロスフ
ローファン30Bの方を、特に暖房運転時においてはサ
ーキュレーション用の第2の送風手段として兼用するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0069】すなわち、この実施の形態の天井埋込型空
気調和機1は、次のように構成されている。
【0070】図10および図11中の符号2は、当該天
井埋込型空気調和機1のカセット型の本体ケーシングで
ある。該本体ケーシング2は、その下面側の化粧パネル
4部分が当該部屋の天井と略同一平面状に連続するよう
にして、天井内に埋設されるようになっている。
【0071】そして、上記本体ケーシング2の上記化粧
パネル4には、前後方向中央部に位置して左右両端側に
延びる細長い空気吸込口5が設けられ、さらに、その内
側には前後2組の第1,第2のクロスフローファン30
A,30B方向に向けて2方向に分かれる第1,第2の
温調用送風通路10a,10bが連設されている。ま
た、上記本体ケーシング2の上記化粧パネル4の上記空
気吸込口5の前後2方には、本来の温調用の空気を吹き
出すための左右両端方向に長い、所定の幅の長方形状の
空気吹出口9,9が設けられている。そして、その他方
側第2のクロスフローファン30Bに対応する空気吹出
口9は、特に暖房運転時において熱交換器12を介さな
いサーキュレーション用の暖気bの吹き出しに使用され
るようになっている。
【0072】一方、上記第1,第2の送風通路10a,
10bは、上記空気吸込口5から、その上方部を経て上
記空気吹出口9,9方向に分かれてスムーズにUターン
する放物面形状のスクロール板31a,32aを相互に
一体化して、それらスクロール板31a,32aと各々
対向する舌部側ケーシング31b,32bとの間に形成
されており、該第1,第2の送風通路10a,10bの
上記前後方向への分岐部(空気吸込口5の上方部)に位
置して、一端側(前端側)が低く、他端側(後端側)が
高く、傾斜した図示の状態で平板構造の熱交換器12が
設けられている。
【0073】該熱交換器12の上記一端側は、上記化粧
パネル4上のドレンパン29を介して支持されており、
他端側は上記第2のクロスフローファン30Bの空気吸
込口との間に所定のバイパス通路39を形成している。
【0074】そして、同バイパス通路39部分には、当
該バイパス通路39を開閉する通路開閉手段としての開
閉ダンパー70が設けられている。該開閉ダンパー70
は、冷房運転時には、図11のように、上記第2のクロ
スフローファン30Bの吸込口側下縁部32cに当接さ
れて上記バイパス通路39を閉じる一方、暖房運転時に
は、図10のように上記バイパス通路39を開いて第2
のクロスフローファン30B側に熱交換器12をバイパ
スした天井付近の暖かい空気bを流すようになってい
る。
【0075】したがって、該構成の場合、先ず冷房運転
時には、本来の温調空気を吹き出す第1の送風手段であ
る第1,第2の各クロスフローファン30A,30Bに
より熱交換器12を介した温調空気(冷気)が前後両方
の空気吹出口9,9から水平方向に吹き出され、それら
が自然対流によって次第に下方に降下して行くことによ
ってユーザーに対する快適な冷房空調環境が実現され
る。
【0076】他方、暖房運転時には、上記第1の送風手
段である前方側第1のクロスフローファン30Aにより
熱交換器12を介した温調空気(暖気)が前方側の空気
吹出口9から吹き出される一方、第2のクロスフローフ
ァン30Bが第2の送風手段となって、該第2の送風手
段であるサーキュレーション用の第2のクロスフローフ
ァン30Bにより、上記バイパス通路39および第2の
送風通路10bを介して上記後方側の空気吹出口9から
天井3付近に滞留していてる暖かい空気bが吹き出さ
れ、一旦吹き出されて或る程度温度が低下している天井
付近の暖かい空気bにより上記後方側空気吹出口9から
の室内の空気の適切かつ有効なサーキュレーションが行
われて、ユーザーにドラフトを感じさせることなく室内
空間上下方向の温度ムラが効果的に解消される。
【0077】(実施の形態8)次に図12および図13
は、本願発明の実施の形態8に係るサーキュレーション
機能を備えた天井設置型空気調和機の一例である天井埋
込型空気調和機の構成を示している。
【0078】この実施の形態のものは、上述の実施の形
態1の4方吹きタイプのものにおいて、上記実施の形態
7のものと同様の考え方を採り入れ、本来の温調用の送
風通路10をサーキュレーション用の送風通路に共用
し、熱交換器12をコ字形ではなく4方の各空気吹出口
9,9,9,9に対応した角環状のものに形成し、少な
くとも冷房運転時には4方の各空気吹出口9,9,9,
9の各々から冷気を吹き出せるようにする一方、暖房運
転時には、当該送風通路10におけるサーキュレーショ
ン用の第2の送風手段であるクロスフローファン20と
熱交換器12との間の通路を第1,第2の上下2組の開
閉ダンパー61a,61bによって閉成遮断してサーキ
ュレーション用の逆U字状の送風通路(図3の9cに相
当)を形成して、実施の形態1の場合と同様のサーキュ
レーション作用を実現したことを特徴としている。
【0079】但し、この実施の形態の構成の場合、本来
の温調用の送風通路10をサーキュレーション用の送風
通路に兼用していることから、実施の形態1の構成のユ
ーターンガイド17はクロスフローファン20のスクロ
ール部19aとなり、また仕切板18は上部に同クロス
フローファン20の舌部19bを一体化した仕切板41
となっている。
【0080】そして、上記のように、上記送風通路10
の開閉手段は第1,第2の2組の開閉ダンパー61a,
61bにより形成されているから、冷房運転時におい
て、例えば図13に示すように、各開閉ダンパー61
a,61bを開くと、サーキュレーション時の空気吸込
口9a、空気吹出口9b共に熱交換器12を介して温調
された冷気aの吹出口となって有効に作用する。
【0081】(実施の形態9)次に図14〜図16は、
本願発明の実施の形態8に係るサーキュレーション機能
を備えた天井設置型空気調和機の一例である天井埋込型
空気調和機の構成を示している。
【0082】この実施の形態のものは、上述の実施の形
態8のものと同様の機能を実現するに際し、上述の送風
通路開閉ダンパー61a,61bを円弧板状の1枚の開
閉ダンパー(フラップ)62とし、同開閉ダンパー62
をスクロール部17a側に支軸62aを介して支持し、
図14のような送風通路10の閉成遮断によるサーキュ
レーション空気bのみの吹出状態、図15のような温調
空気aとサーキュレーション空気bをミックスして若干
温度を高めたエアミックス空気(a+b)の吹出状態、
図16のような温調空気aのみの吹出状態の3つの空気
吹出状態を簡単に実現することができる。
【0083】(実施の形態10)次に図17は、本願発
明の実施の形態10に係るサーキュレーション機能を備
えた天井設置型空気調和機の一例である天井吊設型空気
調和機の構成を示している。
【0084】この実施の形態のものは、上述の実施の形
態1のものと同様のサーキュレーション構造を天井埋込
型下面吹出のものではなくて、天井吊設型側面吹出のも
のに適用したことを特徴とするものである。
【0085】該構成の場合には、図示のように、本体ケ
ーシング2の4方の側面に温調用空気aの吹出口9,
9,9,9があるため、その下面側部分に自由にサーキ
ュレーション用の空気吸込口9aと空気吹出口9bとを
形成することができる。
【0086】したがって、図示の如く円弧板よりなるユ
ーターンガイド45bの高さを低く設置して、それにサ
ーキュレーション用第2の送風手段であるクロスフロー
ファン20のスクロール部としての機能を持たせ、仕切
板41の上部に舌部17bを一体に設けると、本来の温
調用空気吹出口9,9,9,9の全てを温調空気aの吹
出口として維持したまま、実施の形態1のようなサーキ
ュレーション装置を設けることができる。
【0087】したがって、必要に応じ、4方の空気吹出
口9,9,9,9各々の下部にサーキュレーション装置
を設置することが可能となる。
【0088】なお、45aは空気吹出口9の気流ガイド
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る天井設置型空気
調和機の概略的な構成を示す斜視図である。
【図2】同空気調和機の下面図である。
【図3】同空気調和機の要部の断面図である。
【図4】本願発明の実施の形態2に係る天井設置型空気
調和機の概略的な構成を示す斜視図である。
【図5】同空気調和機の下面図である。
【図6】本願発明の実施の形態3に係る天井設置型空気
調和機の要部の構成を示す断面図である。
【図7】本願発明の実施の形態4に係る天井設置型空気
調和機の要部の構成を示す断面図である。
【図8】本願発明の実施の形態5に係る天井設置型空気
調和機の要部の構成を示す断面図である。
【図9】本願発明の実施の形態6に係る天井設置型空気
調和機の構成を示す断面図である。
【図10】本願発明の実施の形態7に係る天井設置型空
気調和機の暖房運転時の構成を示す断面図である。
【図11】同空気調和機の冷房運転時の構成を示す断面
図である。
【図12】本願発明の実施の形態8に係る天井設置型空
気調和機の暖房運転時の要部の構成を示す断面図であ
る。
【図13】同空気調和機の冷房運転時の要部の構成を示
す断面図である。
【図14】本願発明の実施の形態9に係る天井設置型空
気調和機の暖房運転時の要部の構成を示す断面図であ
る。
【図15】同空気調和機の冷房運転時のエミックス状態
の要部の構成を示す断面図である。
【図16】同空気調和機の冷房運転時の要部の構成を示
す断面図である。
【図17】本願発明の実施の形態10に係る天井設置型
空気調和機の暖房運転時の要部の構成を示す断面図であ
る。
【図18】従来例に係る天井設置型空気調和機の暖房運
転時の構成を示す断面図である。
【図19】同空気調和機の下面図である。
【符号の説明】
1は空気調和機、2は本体ケーシング、3は天井、5は
温調用空気の空気吸込口、9は温調用空気の空気吹出
口、9aはサーキュレーション用空気の空気吸込口、9
bはサーキュレーション用空気の空気吹出口、10,1
0a,10bは温調用空気の送風通路、11は遠心ファ
ン、12は熱交換器、20はクロスフローファン、22
はプロペラファン、24は求心ファン、30,30A,
30Bはクロスフローファン、61a,61b,70は
開閉ダンパーである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩地 純夫 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 Fターム(参考) 3L049 BA03 BB01 BC01 BD01 3L060 AA05 DD07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機本体(2)中に、熱交換器
    (12)を通した本来の温調空気を吹出す送風手段(1
    1),(30)とは別に、暖房運転時において上記熱交
    換器(12)を通さずに天井(3)付近に滞留している
    暖かい空気を吸い込んで下方に吹き出すサーキュレーシ
    ョン用の送風手段(20),(22),(24)を設け
    ることにより、ユーザーへのドラフトを生じさせること
    なく室内上下方向の温度差を解消するようにしたことを
    特徴とする天井設置型空気調和機。
  2. 【請求項2】 サーキュレーション用の空気を吹き出す
    第2の送風手段(20),(22),(24)は、熱交
    換器(12)を介して空気吸込口(5)から空気吹出口
    (9)に到る温調用の送風通路(10)とは別に設けら
    れた空気吸込口(9a)から空気吹出口(9b)に到る
    サーキュレーション用の送風通路(9c)に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の天井設置型空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 サーキュレーション用の空気を吹き出す
    第2の送風手段(20),(22),(24)は、熱交
    換器(12)を介して空気吸込口(5)から空気吹出口
    (9)に到る温調用の送風通路(10)に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の天井設置型空気調和
    機。
  4. 【請求項4】 第2の送風手段(20),(22),
    (24)は、熱交換器(12)の下流側に設けられ、サ
    ーキュレーション時には、熱交換器(12)との間の送
    風通路(10)が通路開閉手段(61a),(61b)
    により閉成遮断されるようになっていることを特徴とす
    る請求項3記載の天井設置型空気調和機。
  5. 【請求項5】 冷房運転時には、サーキュレーション用
    の第2の送風手段(20),(22),(24)は、停
    止状態に維持されるようになっていることを特徴とする
    請求項1,2,3又は4記載の天井設置型空気調和機。
  6. 【請求項6】 空気調和機本体(2)中に、同空気調和
    機本体(2)の共通の空気吸込口(5)に連通する複数
    の空気吹出口(9),(9)の各々に対応した複数の送
    風手段(30A),(30B)を設け、冷房運転時に
    は、該複数の送風手段(30A),(30B)の各々に
    より熱交換器(12)を介した温調空気を上記各空気吹
    出口(9),(9)から吹き出させる一方、暖房運転時
    には、該複数の送風手段(30A),(30B)の何れ
    か一方によって対応する一方の空気吹出口(9)から上
    記熱交換器(12)を介した温調空気を、また他方の送
    風手段(30B),(30A)により対応する他方側空
    気吹出口(9)から天井(3)付近に滞留している暖か
    い空気を吹き出すようにしたことを特徴とする天井設置
    型空気調和機。
  7. 【請求項7】 冷房運転時と暖房運転時との送風状態の
    切替は、熱交換器(12)のバイパス通路(39)部分
    に設けられた通路開閉手段(70)によるバイパス通路
    (39)の開閉によりなされるようになっていることを
    特徴とする請求項6記載の天井設置型空気調和機。
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