JP2002021656A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JP2002021656A
JP2002021656A JP2000243423A JP2000243423A JP2002021656A JP 2002021656 A JP2002021656 A JP 2002021656A JP 2000243423 A JP2000243423 A JP 2000243423A JP 2000243423 A JP2000243423 A JP 2000243423A JP 2002021656 A JP2002021656 A JP 2002021656A
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JP
Japan
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throttle body
intake
elastic seal
combustion engine
internal combustion
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JP2000243423A
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English (en)
Inventor
Tadamasa Osako
忠政 大迫
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルボデーのスロットルバルブ周辺部
に過大な応力歪を発生させない締結構造により正確な吸
気量制御が行える吸気装置を提供する。 【解決手段】 スロットルボデー1の入口部外周および
出口部外周に設けられたシール溝1b、1dに、大気側
に傾斜する複数の環状リップ部2a、2b、4a、4b
を有する環状弾性シール部材2、4をはめ込み、エアー
ダクト3およびインテークマニホールド5に設けられた
円筒状シール部3a、5aを嵌合させて気密を保持する
ようにしたので、嵌合荷重が従来に比べて少なく締結力
も少ないのでスロットルボデー1のスロットルバルブ3
1周辺部に過大な応力歪を発生させなず、正確な吸気量
制御が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の吸気装置
に関し、詳しくは、スロットルボデーとエアーダクト、
およびインテークマニホールドとの結合構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射方式の内燃機関においては、図
2に示すように吸入空気量を制御するための合成樹脂製
のスロットルボデー21と、吸入空気を清浄化するため
の不図示のエアークリーナから延びる合成樹脂製のエア
ーダクト22との結合は、スロットルボデー21のエア
ーダクト取付部23に弾性シール部材24を介してエア
ーダクト22をかぶせ、エアーダクト22のスロットル
ボデー21との結合部の外周を、ポルト25の締結力に
より帯状バンド26を締める方式のクランプ27で締め
付けることにより、スロットルボデー21のエアーダク
ト取付部21aに設けられたスプール21bと弾性シー
ル部材24により気密を保持し、クランプ27の締結力
により抜け止めを図る構造が一般的である。このような
クランプによる結合方法は、実開平8−68号公報の図
4に、樹脂製の吸気ダクトの端部を締付バンドにより締
付固定する方法として開示されている。
【0003】また、スロットルボデー21と合成樹脂製
のインテークマニホールド23との結合は、スロットル
ボデー21のフランジ部21cに設けられた複数の取付
孔21dに、複数のボルト28でOリング32を介して
行われている。スロットルボデー21のフランジ部21
cにはボルト28の締付力に耐える中空の円環金具33
が、また、インテークマニホールド23のフランジ部2
3aにはボルト28に係合する雌ネジが切られたネジ金
具34が、成形時または成形後にインサートされる。
【0004】スロットルボデー21には円筒形の吸気通
路29が貫通して形成されており、その吸気通路29を
横切ってスロットルシャフト30が回動できるように貫
入され、スロットルシャフト30にはスロットルバルブ
31が固定されている。スロットルシャフト30の一方
の端部に固定されている不図示のスロットルレバーの回
動によりスロットルバルブ31が開閉され、スロットル
バルブ31の外周部とスロットルボデー21の吸気通路
29の内壁との隙間面積により吸入空気量を制御し、吸
入空気を内燃機関に導く構造となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たエアーダクト22との結合方法においては、クランプ
27のボルト締付力が500〜1000Kgfと大きい
ため、スロットルボデー21が合成樹脂製である場合に
は、締め付けたときにスロットルボデー21のエアーダ
クト取付部21aに歪が生じ、スロットルボデー21の
スロットルバルブ31周辺部にまで応力歪がおよぶこと
がある。また、前記したインテークマニホールド23と
の結合方法においては、Oリング32の気密性を確保す
るためにはOリング32に対し約70Kgfの変形力が
必要となる。
【0006】この変形力をOリング32に加える場合、
ボルト28の締付力によりスロットルバルブ31周辺の
スロットルボデー21に歪を発生させることになり、何
れの場合にも吸気通路29が楕円状に変形し、スロット
ルバルブ開度が小さい小空気量時の吸気量制御ができ
ず、内燃機関のアイドリング制御が正しく行えないこと
がある。そこで本発明は、スロットルボデーをエアーダ
クトおよびインテークマニホールドに取り付けたとき、
スロットルボデーに過大な締付力がかからず、取付時の
応力歪を少なくして正確な吸入空気量制御を行うことが
できる取付構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題の解決を目的と
してなされた請求項1の発明は、スロットルバルブの開
閉により吸入空気量を制御する合成樹脂製のスロットル
ボデーと、エアークリーナで清浄化された吸入空気を前
記スロットルボデーに導くエアーダクトと、前記スロッ
トルボデーで計量された吸入空気を燃焼室に導くインテ
ークマニホールドとからなる内燃機関の吸気装置におい
て、前記スロットルボデーの入口部外周および出口部外
周に設けられたシール溝に、大気側に傾斜する複数の環
状リップ部を有する環状の弾性シール部材をはめ込み、
前記弾性シール部材に、前記エアーダクトおよび前記イ
ンテークマニホールドに設けられた円筒状シール部を嵌
合させることにより、気密を保持するようにしたことを
特徴とする。また、請求項2の発明は、前記2つのシー
ル溝および前記2つの弾性シール部材の各部寸法を同一
寸法とし、前記2つの弾性シール部材の組付方向を上下
逆になるよう組み付けることにより、1種類の弾性シー
ル部材を共用するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の望ましい実施形態につい
て図面を参照して説明する。なお、従来技術と同一の部
分については同一符号を付して説明は省く。図1は本発
明の一実施形態にかかる吸気装置の縦断面図である。図
1において、スロットルボデー1を構成する円筒状の吸
気通路1aの入口部外周に環状のシール溝1bが形成さ
れている。シール溝1bには2つのリップ部2a、2b
を有するゴム製の環状の弾性シール部材2がはめ込まれ
ている。
【0009】リップ部2a、2bは何れも所定の角度を
有して一方向に傾斜して形成されている。エアーダクト
3の出口には円筒状シール部3aが形成され、弾性シー
ル部材2を包囲して嵌合され不図示の締結手段によりス
ロットルボデー1に固定されている。円筒状シール部3
aが組み付けられたとき、スロットルボデー1の大気側
にリップ部2a、2b先端が向くように組み付けられて
いる。この時、スロットルボデー1の上流端部1cはエ
アーダクト3の係止部3bに当接する。なお、リップ部
2a、2bの数は複数ならばよく2つに限定されるもの
ではない。
【0010】吸気通路1aの出口部外周にも環状のシー
ル溝1dが形成され、シール溝1dには2つのリップ部
4a、4bを有するゴム製の環状の弾性シール部材4が
はめ込まれている。リップ部4a、4bは何れも所定の
角度を有して一方向に傾斜して形成されている。インテ
ークマニホールド5の入口には円筒状シール部5aが形
成され、円筒状シール部5aは弾性シール部材4を包囲
して嵌合され、フランジ部1eを介して不図示の締結手
段によりスロットルボデー1と締結される。
【0011】弾性シール部材4に円筒状シール部5aが
嵌合されたとき、弾性シール部材4のリップ部4a、4
b先端がスロットルボデー1の大気側に向くように組み
付けられる。この時、スロットルボデー1の下流端部1
fはインテークマニホールド5の係止部5bに当接す
る。なお、リップ部4a、4bの数は複数ならばよく2
つに限定されるものではないのは上述の弾性シール部材
2と同様である。また、2つのシール溝1b、1dの各
部寸法を同一に形成し、2つの弾性シール部材2、4を
1種類にして共用するようにすれば経済的である。
【0012】次に、本実施形態の作用について説明す
る。スロットルボデー1がインテークマニホールド5
に、または、スロットルボデー1にエアーダクト3が組
み付けられたとき、それぞれの円筒状シール部3a、5
aは、それぞれの弾性シール部材2、4のリップ部2
a、2b、4a、4bの先端に倣い調芯されて組み付け
られる。リップ部2a、2b、4a、4bは先端に向か
って先細に形成されているので、円筒状シール部3a、
5aが嵌合されるときの荷重は従来技術に比べて過大に
はならず、おおよそ10〜20Kgfで嵌合可能であ
り、不図示の締結手段による締結力も従来技術よりも少
なくて済む。
【0013】したがって、締結後にスロットルボデー1
のスロットルバルブ31周辺部に有害な締付応力が発生
せず、スロットルバルブ31の正しい吸気量制御が可能
となる。また、弾性シール部材2、4のリップ部2a、
2b、4a、4bの組付後の向きは、大気側に向かうよ
うに組み付けられるので、吸気通路1a内の負圧に対し
て密になるよう変形するため、十分な気密性が確保され
る。その上、リップ部は複数設けられているので、万
一、一方のリップ部が損傷・漏洩したとしても、他のリ
ップ部が援護するので気密性が確保される。
【0014】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下の効果を奏する。すなわち、スロットルボデーと
エアーダクトおよびインテークマニホールドとの結合時
に、スロットルボデーのスロットルバルブ周辺部に有害
な締付応力が発生しないので、スロットルバルブの正し
い吸気量制御ができる。また、弾性シール部材のリップ
部は吸気通路内の負圧に対して密になるよう変形するの
で、十分な気密性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る吸気装置の縦断面図
である。
【図2】従来の吸気装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 スロットルボデー 1b シール溝 1d シール溝 2 弾性シール部材 2a リップ部 2b リップ部 3 エアーダクト 3a 円筒状シール部 4 弾性シール部材 4a リップ部 4b リップ部 5 インテークマニホールド 5a 円筒状シール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブの開閉により吸入空気
    量を制御する合成樹脂製のスロットルボデーと、エアー
    クリーナで清浄化された吸入空気を前記スロットルボデ
    ーに導くエアーダクトと、前記スロットルボデーで計量
    された吸入空気を燃焼室に導くインテークマニホールド
    とからなる内燃機関の吸気装置において、前記スロット
    ルボデーの入口部外周および出口部外周に設けられたシ
    ール溝に、大気側に傾斜する複数の環状リップ部を有す
    る環状の弾性シール部材をはめ込み、前記弾性シール部
    材に、前記エアーダクトおよび前記インテークマニホー
    ルドに設けられた円筒状シール部を嵌合させることによ
    り、気密を保持するようにしたことを特徴とする内燃機
    関の吸気装置。
  2. 【請求項2】 前記2つのシール溝および前記2つの弾
    性シール部材の各部寸法を同一寸法とし、前記2つの弾
    性シール部材の組付方向を上下逆になるよう組み付ける
    ことにより、1種類の弾性シール部材を共用するように
    したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸気装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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