JP2002021599A - 車両用オットーサイクルエンジンの制御装置 - Google Patents

車両用オットーサイクルエンジンの制御装置

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JP2002021599A
JP2002021599A JP2000209580A JP2000209580A JP2002021599A JP 2002021599 A JP2002021599 A JP 2002021599A JP 2000209580 A JP2000209580 A JP 2000209580A JP 2000209580 A JP2000209580 A JP 2000209580A JP 2002021599 A JP2002021599 A JP 2002021599A
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JP
Japan
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engine
idle
throttle valve
output
actuator
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Application number
JP2000209580A
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English (en)
Inventor
Naoto Suzuki
直人 鈴木
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルバルブとは別部品のアイドルスピ
ードコントロールバルブなどを用いることなく必要に応
じてアイドル運転時のエンジン出力を増大補正してエン
ジンストールを回避することができる小型軽量の制御装
置を提供する。 【解決手段】 全閉位置でのスロットルバルブ2の開度
を増大補正するアイドルアップアクチュエータ7を設け
る。エンジンの回転数を検出する回転センサ、駆動系が
中立であるか否かを検出するニュートラルセンサ、スロ
ットルバルブの開度を検出するスロットルポジションセ
ンサ10および車速を検出する車速センサをそれぞれ設
ける。各センサの出力を介して検出したエンジンの運転
状況に応答してアイドルアップアクチュエータ7を作動
させてエンジンの出力を増大補正するコントロールユニ
ット9を設けたことにより、スロットルバルブにアイド
ルアップ機能を付与させてオットーサイクルエンジンの
小型軽量化するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用オットーサイ
クルエンジンの制御装置に係り、特に、必要に応じてア
イドル運転時のトルクを増大補正してエンジンストール
を予防することができる制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用オットーサイクルエンジンのエン
ジンストールを回避するために、従来では通常は閉弁保
持されているアイドルスピードコントロールバルブをス
ロットルバルブに並列接続していた。そして、スロット
ルバルブが閉弁操作されているアイドル運転時にエアコ
ン、パワーステアリングあるいはATトルクコンバータ
などの補機が駆動された場合に前記アイドルスピードコ
ントロールバルブを開弁作動させることにより、いわゆ
るアイドルアップを行わせて補機の駆動にともなう負荷
の増加に対処させるようにしていた。
【0003】しかしながら、例えば複数の補機が同時に
駆動された場合におけるエンジンストールを回避するた
めには、容量の大きなアイドルスピードコントロールバ
ルブを設けてエンジン出力の増加分を確保する必要性が
ある。従って、小型軽量化が要請される車両用オットー
サイクルエンジンに対しても重量が大きな大容量アイド
ルスピードコントロールバルブを設ける必要性があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、スロットルバルブとは別部
品の大容量アイドルスピードコントロールバルブなどを
用いることなく必要に応じてアイドル運転時のエンジン
出力を増大補正してエンジンストールを回避することが
できる小型軽量の制御装置を提供することを課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、全閉位置でのスロットルバルブの開度を増
大補正するアイドルアップアクチュエータを設けてい
る。また、エンジンの回転数を検出する回転センサと、
駆動系が中立であるか否かを検出するニュートラルセン
サと、スロットルバルブの開度を検出するスロットルポ
ジションセンサと、車速を検出する車速センサをそれぞ
れ設けるとともに、前記各センサの出力を介して検出し
たエンジンの運転状況に応答して前記アイドルアップア
クチュエータを作動させてエンジンの出力を増大補正す
るコントロールユニットを設けたことを特徴としてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る車両用オッ
トーサイクルエンジンの制御装置の一実施形態を示す概
略構成図である。
【0007】図1において、図示しないオットーサイク
ルエンジンの吸気通路1に設けたスロットルバルブ2に
シャフト3を介して連結したスロットルレバー4を図1
中右側に揺動させると、スロットルバルブ2が同方向に
回動してその開度が増大し、エンジンの出力が増大され
る。
【0008】また、前記シャフト3に結合した補助レバ
ー5に対向するアイドルアジャスタ6を設けることによ
り、アイドルアジャスタ6の位置を進退させればスロッ
トルバルブ2の最大戻り位置(全閉角度)が変化してア
イドル運転時の出力が調整されるようにしている。
【0009】ここに本実施形態においては、補助レバー
5に対向するアイドルアップアクチュエータ7を設けて
いる。アイドルアップアクチュエータ7は、例えばダイ
ヤフラム式ダッシュポットなどで構成され、そのプラン
ジャ8の先端を補助レバー5に遊びをもって対向させる
ことにより、アイドルアジャスタ6による全閉位置での
スロットルバルブ2の開度調整機能に影響を及ぼさない
ようにしている。
【0010】また、アイドルアップアクチュエータ7
は、コントロールユニット9から作動信号が出力された
ときにON作動してプランジャ8を突出作動させること
により、補助レバー5を図1中時計回りの方向に回動さ
せてアイドルアジャスタ6で開度保持されているスロッ
トルバルブ2の開度を増大補正する。
【0011】前記アイドルアップアクチュエータ7を制
御するコントロールユニット9は、常時はアイドルアッ
プアクチュエータ7をOFF作動保持させる。そして、
スロットルポジションセンサ10から出力されたスロッ
トルバルブ2の開度信号、車両の駆動系が中立であるか
否かの信号を出力するニュートラル検出センサから出力
されたニュートラル信号、車速を検出する車速センサか
ら出力された車速およびエンジンの回転数を検出する回
転センサから出力されたエンジン回転数の各信号などを
制御情報として入力し、これらの各制御情報に基づいて
求めたエンジンの運転状況に応じてアイドルアップアク
チュエータ7をON−OFF作動させてエンジンの出力
を最適制御する。
【0012】図2は上記コントロールユニット9におけ
る制御ロジックを例示するフローチャートであり、ステ
ップS1においてキースイッチがONされているか否か
を判定する。キースイッチがONされていると判定され
た場合はステップS2に進んでその時のエンジン回転数
Nが予め定めた基準回転数nより高いか否かを判定す
る。
【0013】エンジン回転数Nが基準回転数nより高い
と判定された場合はエンジンが運転されているものと見
做してステップS3に進み、手動もしくは自動変速機な
どで構成された車両駆動系が中立であるか否かを判定す
る。ステップS3において中立ではないと判定されたと
きはステップS4に進み、車速Vが予め定めた限界値v
(例えば5Km/h)未満であるか否かを判定する。
【0014】ステップS4において車速Vが限界値v未
満であると判定された場合はステップS5に進んでアイ
ドルアップアクチュエータ2にON信号を出力する。な
お、ステップS1においてキースイッチがONされてい
ないと判定された場合は、エンジンが運転されていない
ときであるために、ステップS6に進んでアイドルアッ
プアクチュエータ2にOFF信号を出力し、ステップS
2においてエンジン回転数Nが基準回転数nより高くな
いと判定された場合は、ステップS7に進んでON信号
を出力する。
【0015】一方、ステップS3において車両駆動系が
中立であると判定された場合は、ステップS8に進んで
スロットルバルブ2の開度(以下、スロットル開度とい
う)αがゼロであるか否かを判定する。そして、アクセ
ルペダルの戻しなどにともなってスロットル開度αがゼ
ロであると判定されたときはステップS9に進み、アク
セル開度αがゼロとなってからの経過時間Tが予め定め
たディレイタイムtより長くなっているか否かを判定す
る。
【0016】ステップS9において経過時間Tがディレ
イタイムtより長くなっていると判定された場合は、ス
テップS10に進んでOFF信号を出力する。なお、ス
テップS8においてスロットルバルブ2の開度αがゼロ
ではないと判定された場合およびステップS9において
アクセル開度αがゼロになってからの経過時間Tがディ
レイタイムtに満たないと判定された場合はステップS
7に進んでON信号を出力する。
【0017】また、ステップS4において車速Vが限界
値v未満ではないと判定された場合はステップS11に
進んでスロットル開度αがゼロであるか否かを判定し、
スロットル開度αがゼロではないときにステップS12
に進んでアイドルアップアクチュエータ2にON信号を
出力するが、スロットル開度αがゼロであるときはステ
ップS13に進む。
【0018】ステップS13においてはスロットル開度
αがゼロになってからの経過時間Tとディレイタイムt
を比較し、経過時間Tがディレイタイムtより長い場合
はステップS6に進んでOFF信号を出力させるが、経
過時間Tがディレイタイムtより長くないと判定した場
合はステップS12に進んでON信号を出力する。
【0019】なお、アイドルアップアクチュエータ2は
常時はOFF状態に維持されている。そして、、コント
ロールユニット9からON信号が出力されたときにON
作動してアイドルアップを行い、コントロールユニット
9からOFF信号が出力された場合はアイドルアップア
クチュエータがOFF作動してアイドルアップを解除
し、またはOFF状態を維持する。
【0020】すなわち、エンジンの始動操作時にアイド
ルアップが自動的に行われるために始動性が改善され
る。また、車両停止状態でのレーシング時もアイドルア
ップが行われるが、ディレイタイムtが経過した後はア
イドルアップが解除される。従って、レーシング時に懸
念される空燃比の乱れが抑制されてエンジンストールが
予防される。さらに、車速基準値vを前記のように例え
ば5Km/h程度の極低速に設定した場合は、例えば自
動変速機のクリープ走行時においてもアイドルアップを
行わせることができるために、発進性が改善される。
【0021】なお、実施形態においてはアイドルアップ
アクチュエータ7をダイヤフラム式ダッシュポットで構
成した場合について説明しているが、正圧または負圧エ
ア、油圧、電気などにより作動してスロットルバルブ2
の最大戻り位置を上昇補正してアイドルアップを行わせ
るものであればよく、従来公知のあらゆるアクチュエー
タを用いることができる。
【0022】さらに、実施形態においてはキースイッチ
の状態、エンジン回転数、ニュートラル信号、スロット
ルポジション信号および車速に基づいてアイドルアップ
を行わせるか否かを判定するようにしているが、必要に
応じて補機の駆動信号、外気温、気圧あるいは排ガス特
性などを制御情報に加え、あるいは、これらの情報に基
づいてアイドルアップの程度を多段階もしくは連続的に
変化させることでエンジンストールの防止を行わせつつ
燃費をより改善することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、エンジンの運転状況に応じてスロットルバルブの開
度を増大補正することにより、アイドルアップを行わせ
て低速(アイドル)運転時の出力を上昇補正してエンジ
ンストールを予防するようにしたものであるから、エア
コン、パワーステアリングあるいはATトルクコンバー
タなどで代表される補機の複数が同時に駆動された場合
における負荷の増加に対してもオットーサイクルエンジ
ンの出力調整手段として設けられているスロットルバル
ブの戻り位置を変化させるのみで所期の目的を達成する
ことができる。従って、従来のように大容量のアイドル
スピードコントロールバルブなどを設けてエンジン出力
の増加分を確保する必要性がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用オットーサイクルエンジン
の制御装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】図1に示したコントロールユニットにおける制
御ロジックを例示するフローチャートである。
【符号の説明】
1 吸気通路 2 スロットルバルブ 3 シャフト 4 スロットルレバー 5 補助レバー 6 アイドルアジャスタ 7 アイドルアップアクチュエータ 8 プランジャ 9 コントロールユニット 10 スロットルポジションセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G065 CA05 CA23 DA02 DA15 EA01 EA02 EA03 FA07 GA10 GA11 GA31 GA41 HA06 HA20 HA21 HA22 KA04 KA12 KA17 3G093 AA04 BA05 CA04 CB00 DA01 DA06 DA12 DB05 DB12 EA03 EA09 EC01 FA06 FA11 FB01 FB04 3G301 HA01 JA31 KA05 KA07 LA03 LC02 NA07 NA08 NB11 ND03 NE03 NE17 NE18 NE21 PA11A PA11Z PE01A PE01Z PF01Z PF03Z PF10Z PF13Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルバルブの開度を変化させて出
    力を可変制御するようにしたオットーサイクルエンジン
    において、全閉位置でのスロットルバルブの開度を増大
    補正するアイドルアップアクチュエータと、エンジンの
    回転数を検出する回転センサと、駆動系が中立であるか
    否かを検出するニュートラルセンサと、スロットルバル
    ブの開度を検出するスロットルポジションセンサと、車
    速を検出する車速センサと、前記各センサの出力を介し
    て検出したエンジンの運転状況に応答して前記アイドル
    アップアクチュエータを作動させてエンジンの出力を増
    大補正するコントロールユニットを備えてなるオットー
    サイクルエンジンの制御装置。
JP2000209580A 2000-07-11 2000-07-11 車両用オットーサイクルエンジンの制御装置 Pending JP2002021599A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187045A (ja) * 2010-02-09 2011-09-22 Canon Inc データ処理装置及びその制御方法、プログラム
US8205595B2 (en) 2006-10-10 2012-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine
CN113847148A (zh) * 2021-10-14 2021-12-28 隆鑫通用动力股份有限公司 多功能油门组合及发动机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011187045A (ja) * 2010-02-09 2011-09-22 Canon Inc データ処理装置及びその制御方法、プログラム
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050125