JP2002019150A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002019150A
JP2002019150A JP2000211262A JP2000211262A JP2002019150A JP 2002019150 A JP2002019150 A JP 2002019150A JP 2000211262 A JP2000211262 A JP 2000211262A JP 2000211262 A JP2000211262 A JP 2000211262A JP 2002019150 A JP2002019150 A JP 2002019150A
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tank
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Hiroo Matsumoto
啓男 松本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 インク漏れがないインク回収機構を備えたイ
ンクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録装置は、インクを吐
出するインクジェット記録ヘッド1と、前記記録ヘッド
にインクを供給する供給タンク2と、記録ヘッドに供給
されたインクを回収するインク回収機構部7とを備え、
インク回収機構部が、開口部を有し前記インクを収容す
る回収タンク3と、記録ヘッドと回収タンクとの間に形
成されたインク回収路73と、インク回収路を介して記
録ヘッドから回収タンクへインクを送る移送ポンプ74
と、回収タンク側のインク回収路端を前記開口部を通っ
て回収タンク内に移動させる路端移動手段8とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、特にインク回収機構を備えたインクジェ
ット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタ等のインクジェ
ット記録装置は、軽量であり、騒音の発生が少なく、普
通紙に対して特別な定着処理を施すことなく、高速記録
が行えるという特長を有している。また、近年、OA機
器のディジタル化が急速に進展し、カラー画像出力の需
要が増してきたことも相まって、ディジタルカラー複写
機やカラーレーザープリンタと共に低価格のカラーイン
クジェットプリンタが広く一般に普及し、種々のタイプ
のものが活発に研究されている。
【0003】インクジェット記録装置は、通常、インク
を吐出するインクジェット式の記録ヘッドと、インクを
貯蔵するインクカートリッジと、インクカートリッジか
ら記録ヘッドへインクを供給するためのインク供給路を
備える。このようなインクジェット記録装置では、輸送
やメンテナンスの際に、記録ヘッドやインク供給路等に
残留したインクを除去する必要が生じ、そのため、前記
の残留したインクを回収する回収機構が必要になる。こ
のようなインク回収機構は、予め装置に組み込まれたも
のや、必要時に装置に装着するものがある。
【0004】具体的には、インクジェット記録装置内に
設けられた専用エリアにポリウレタン等の回収インク吸
収部材を敷きつめ、メンテナンス等の際に発生した回収
インクを前記専用エリアに回収する方法や、装置の大型
化を避けるため前記のような専用エリアを設けずに、必
要なときだけインクカートリッジに接続して直接回収す
る方法が知られている。
【0005】特開平11−129504号公報に開示さ
れたインク回収用カートリッジは、インク回収時に、装
置内に設けられたホルダに装着され、記録ヘッドのイン
クがその内部に回収される。このインク回収用カートリ
ッジの内部は、大小2つのエリアに区画され、回収イン
ク吸収部材がそれぞれのエリアに収容されている。イン
ク回収用カートリッジは、前記の大エリアから小エリア
へ向かって回収した回収インクをしみこませる構造を有
し、小エリアが回収インクの色に染まると大エリアが回
収インクで満たされたことを表示し、インク回収専用エ
リアにおける回収インクの吸収限界が近づいたことを外
部に知らせる。回収インクを回収する際には、ポンプを
有する回収路を介して記録ヘッドと連通するインク供給
針を小エリアの回収インク吸収部材に挿入し、ポンプの
駆動により記録ヘッドおよび前記回収路のインクをイン
ク回収用カートリッジに回収する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
インク回収機構では、記録ヘッドを装着したキャリッジ
がメンテナンス時以外の印字待ち等の待機動作時に待機
位置にあるときにも、インク回収用エリアにインク回収
用のインク供給針が挿入された状態であるため、インク
回収用エリア内に配置されたスポンジ等の負圧発生部材
からインク供給針を伝って回収インクが漏れ出ることが
ある。また、キャリッジが待機位置へ移行する際に、待
機位置への移動に伴うインク供給針への衝撃により、イ
ンク回収用エリアの回収インクがインク供給針を通って
外部へ漏れ出ることがあり、装置内部が回収インクの飛
散で汚れることがあった。
【0007】本発明は、前記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、インク漏れがないインク回収機構を備えた
インクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、イン
クを吐出するインクジェット記録ヘッドと、前記記録ヘ
ッドにインクを供給する供給タンクと、記録ヘッドに供
給されたインクを回収するインク回収機構部とを備え、
インク回収機構部が、開口部を有し前記インクを収容す
る回収タンクと、記録ヘッドと回収タンクを接続するイ
ンク回収路と、インク回収路を介して記録ヘッドから回
収タンクへインクを送る移送ポンプと、回収タンク側の
インク回収路端を前記開口部を通って回収タンク内に移
動させる路端移動手段とからなるインクジェット記録装
置が提供される。
【0009】すなわち、この発明では、記録ヘッドと回
収タンクを接続するインク回収路の回収タンク側の路端
を回収タンクとの間で予め分離しておき、記録ヘッドに
供給されたインクを回収するときに、前記インク回収路
端を回収タンク内に移動させて移送ポンプを駆動させる
構成としたので、従来のようにインク回収路端と回収タ
ンクの内部とが常時接続された状態で生じるインクの漏
れ、例えば、電源オフ時、記録ヘッドが待機位置にあっ
て印字動作を行っていない場合や記録ヘッドが待機位置
に移動する際の回収タンクの振動に起因するインクの漏
れが防止される。
【0010】この発明では、記録ヘッドが印字位置と待
機位置の間を移動可能に構成され、記録ヘッドが待機位
置に移動したとき、路端移動手段が回収タンク側のイン
ク回収路端を回収タンク内に位置させる構成が好まし
い。この場合、路端移動手段は、回収タンク側のインク
回収路端を開口部を通って回収タンク内に相対移動させ
るものであればよく、したがって、インク回収路端を固
定し回収タンクを移動させることによって前記インク回
収路端を開口部を通って回収タンク内に位置させる構成
もこの発明の範疇に含まれる。
【0011】この発明では、回収タンクの開口部が、回
収タンクの上部の一部に形成され、かつ回収タンクを密
閉する密閉部材を有し、密閉部材が、移動する前記イン
ク回収路端によって開かれる構成が好ましい。密閉部材
は、回収タンクの内部に移動したインク回収路に当接し
て回収タンクを密閉するものであれば、インク回収路の
外側を伝って回収タンクから外部にインクが漏れだすの
を防止することができる。このような密閉部材として
は、予め切れ目が形成され、インク回収動作時以外は回
収タンクを密閉し、インク回収動作時にはインク回収路
端の進入によって前記切れ目に沿って開かれるゴム状の
弁が挙げられる。このような弁は、インク回収路端が回
収タンクから抜き出された後、自らの弾性力で復元して
回収タンクを密閉するものが好ましい。
【0012】この発明では、前記インク回収路端が、密
閉部材を押し開けるインク供給針で形成され、路端移動
手段がインク供給針の基部に配設されたラックおよびこ
のラックに噛合する歯車と、前記歯車を介してインク供
給針を回収タンクの開口部を通って回収タンクに進退さ
せるモータとからなる構成が例示される。この発明にお
いては、回収タンクは、回収タンクの内部に移動した前
記インク回収路端に接触しないように配設された負圧発
生手段を内部に有することが好ましい。すなわち、負圧
発生手段は回収タンク内のインクの漏れを防止するため
にスポンジ等の多孔質体が従来から用いられているが、
ポンプの駆動時にインク回収路端を負圧発生手段に接触
させないことにより、インク回収路端を伝うインクの漏
れや、負圧発生手段とインク回収路端の接触によるイン
クの飛散を防止することができる。インク回収路が小容
量のインク溜めを備えることにより、インク回収路に残
留したインクが逆流して記録ヘッドに達するのを防止す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、これらによって本発明は限
定されない。図1は、本発明の実施の形態に係わるイン
クジェット記録装置(以下、「記録装置」と称する)の
構成を示す。
【0014】図1において、記録装置100は、記録媒
体にインク滴の吐出を行う記録ヘッド1と、記録ヘッド
1に供給されるインクを収容する供給タンク2と、記録
ヘッド1から回収されるインクを収容する回収タンク3
と、記録ヘッド1、供給タンク2および回収タンク3を
搭載するキャリッジ4と、キャリッジ4を印字位置(図
中左側のA位置)と待機位置(図中右側のB位置)の間
で移動させるインクヘッド移動手段5と、これらを支持
する本体ケース9とから主に構成されている。記録ヘッ
ド1、供給タンク2および回収タンク3は、キャリッジ
4で一体に移動する。
【0015】インクヘッド移動手段5は、キャリッジ4
を摺動可能に支持する送りシャフト51をガイドとし
て、駆動手段52により駆動されるキャリッジ走査ライ
ンベルト53によりキャリッジ4を主走査方向(印字方
向)に移動可能に構成されている。本体ケース9の後部
の給紙部11に備えられた記録媒体は、図示しないロー
ラ等からなる記録媒体搬送手段12により記録ヘッド1
の下方に供給される。記録が終了した記録媒体は排紙部
13に排出される。
【0016】供給タンク2は、後記のように回収タンク
3と並んで配設されている。回収タンク3の内部は、記
録ヘッド1から回収されたインク(以下、「回収イン
ク」と称する)を収容するために、後記のエリアが設け
られている。
【0017】図2は、供給タンク2および記録ヘッド1
の外観を示す斜視図である。供給タンク2は、複数色、
例えば、K(黒)・C(シアン)・LC(ライトシア
ン)・M(マゼンタ)・LM(ライトマゼンタ)・Y
(イエロー)からなる6色の各タンクからなる。記録ヘ
ッド1は、各供給タンク2の下面(図中前面)に形成さ
れ、インク吐出用のノズル31を有する。供給タンク2
および記録ヘッド1のそれぞれは基本的に同じ構成から
なり、各ノズル31は紙等の記録媒体に対向して設けら
れる。なお、供給タンク2は、例えば、C(シアン)・
M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(黒)よりなる4
色のインクタンク(図示せず)であってもよい。
【0018】供給タンク2および記録ヘッド1の構成お
よび動作を、図2のK(黒)の供給タンク2を例とし
て、図2のA−A断面について、図3に基づいて説明す
る。したがって、同様の構成がK(黒)以外の色のイン
クについても設けられている。図3(a)は非印字動作
時を、図3(b)は印字動作時の記録ヘッド1の状態を
それぞれ示す。図3(a)において、記録ヘッド1は、
ノズル(インク吐出口)31を有するノズル板32と、
ノズル板32と平行に配設されたピエゾ素子33と、ピ
エゾ素子33とノズル板32の間に形成された圧力室3
4と、インク供給室35とからなる。
【0019】インク供給室35は、ノズル板32の近傍
に形成され、インク供給路36を介して供給タンク2に
連通するとともに、ノズル板32と隔壁37の間のイン
ク供給路38を介して圧力室34に連通する。非印字動
作時において、インクは回収タンク3から圧力室34ま
での空間に充填された状態で静止している。ピエゾ素子
33に画像信号に応じた電圧Vが印加されると、図3
(b)に示すように、ピエゾ素子33は圧力室34側に
たわんで圧力室34の体積を減少させ、それによって圧
力室34内のインクに圧力を生じさせる。この圧力によ
りノズル31からインク滴が吐出される。ピエゾ素子3
3への電圧の印加が停止されると、ピエゾ素子33は図
3(a)の状態に復元し、圧力室34の体積の増加分の
インクがインク供給路36、38を介して供給タンク2
から供給される。上記の動作を繰り返すことにより、画
像信号に応じた画像を形成するインク滴がノズル31に
対向する記録媒体上に吐出される。
【0020】図4および図5を参照しながら、本発明の
インク回収機構部の実施の形態を説明する。図4におい
て、送りシャフト51上のキャリッジ4の位置の読みと
りは、主走査方向(図中矢印方向)に平行して設けられ
たタイミングフェンス61を介して記録装置100の内
部の図示しないリニアエンコーダによって行われる。送
りシャフト51の右端部には、タイミングフェンス61
上で指定された記録ヘッド1のホームポジション位置P
が設定されている。ホームポジション位置Pでは、印字
のために待機する記録ヘッド1の表面の乾燥を防止する
キャッピングやメンテナンスの動作が行われる。ホーム
ポジション位置Pには、回収インク供給口(開口部)3
9を有する回収タンク3とともにキャリッジ4に搭載さ
れた記録ヘッド1からインクを回収するインク回収機構
部7が配設されている。
【0021】インク回収機構部7は、ホームポジション
位置Pに移動したキャリッジ4の記録ヘッド1と対向す
るキャッピング板71と、回収タンク3内に回収インク
を供給するインク供給針72(インク回収路端)と、キ
ャッピング板71とインク供給針72を接続するチュー
ブ73と、チューブ73に配設されたポンプ74および
インク溜め75と、インク供給針72をホームポジショ
ン位置Pに移動したキャリッジ4の回収タンク3内に挿
抜する路端移動手段8とからなる。
【0022】図5は、路端移動手段8を示す。図5にお
いて、路端移動手段8は、モータ81と、インク供給針
72をその外側で摺動可能に支持する支持部材82と、
インク供給針72の外周部に形成されたラック72a
と、モータ81の駆動力をラック72aに伝える歯車列
83とからなる。図4に示したポンプ74が駆動される
と、路端移動手段8が、インク供給針72を回収タンク
3の後記するインク供給口部39へ挿入する方向に移動
させ、ポンプ74の駆動が停止すると、インク供給針7
2を回収タンク3のインク供給口部39から抜き出す方
向に移動させる。回収タンク3のインク供給口部39か
ら抜き出されたインク供給針72は、支持部材82の先
端部に形成されたカバーチューブ85内に格納される。
【0023】このようにインク供給針72を可動式とす
ることにより、インク供給針72はポンプ74の駆動に
よるメンテナンス動作以外の期間にはカバーチューブ8
5内に格納されるので、回収インクがインク供給針72
から本体ケース9の内部で飛散するのを防止できる。さ
らに、キャリッジ4がメンテナンス動作等を行うため
に、ホームポジション位置Pに移動した際の衝撃による
回収インクもれを防ぐことができる。
【0024】インク供給針72の先端部にはインク受け
72aが配設されている。インク受け72aは、インク
供給針72の開口下部に形成され、先端が尖り、かつ上
向きに傾き、基部が先端から流れるインクを溜められる
よう凹状に形成されている。これにより、インク供給針
72の移動時のインクの滴たりや、インク供給針72あ
るいはチューブ73の外面を伝うインクの漏れが防止さ
れる。なお、本発明の実施の形態において、インク供給
針72は長さ2cm、内径5mmのものが例示される。
また、モータ81は、HR型モータあるいはPM型のモ
ータが例示される。
【0025】図6は、回収タンク3の内部を示す。回収
タンク3は、インク回収機構部7から回収タンク3内に
供給される回収インクを収容するための回収エリアを内
部に有する。回収エリアは、インク回収機構部7から供
給される回収インクを受け入れるインク回収エリア35
と、記録ヘッド1に供給するインクを貯蔵するインク貯
蔵エリア36(図中の斜線部)とからなる。インク貯蔵
エリア36には、回収インクを吸収するスポンジ等の負
圧発生部材37が充填されている。負圧発生部材37
は、回収タンク3内のインクの漏れを防止するために従
来から用いられているものである。
【0026】一方、インク回収エリア35は、前記の負
圧発生部材37が充填されていない空間として回収タン
ク3内の上部の一つの隅部に形成され、インク回収エリ
ア35の側面には、インク供給針72が挿入されるイン
ク供給口部39が形成されている。インク供給口部39
から挿入されたインク供給針72は、その先端から2c
mの長さ分がインク回収エリア35内に位置するように
路端移動手段8に移動される。インク供給口部39に
は、回収タンクを密閉する密閉部材40が配設される。
【0027】密閉部材40は、図7に示すように、回収
タンク3の外側からインク供給口部39に嵌合可能なフ
ランジ41と、フランジ41に支持された直径5mmの
4片の弁板42とからなり、耐インク性を有するゴムを
材料として成形されている。各弁板42は、予め形成さ
れた十字状の切れ目42aに沿って開閉される。このよ
うな密閉部材40は、路端移動手段8の駆動の際、移動
するインク供給針72によって開かれ、回収タンク3の
内部に移動したインク供給針72の外面に当接してイン
ク供給針72とフランジ41の隙間を最小限にしてイン
ク供給針72の外側を伝って回収タンク3から外部にイ
ンクが漏れだすのを防止する。さらに、インク供給針7
2が回収タンク3から抜き出された後、自らの弾性力で
復元して回収タンク3を密閉する。
【0028】以下に、インク回収機構部7の動作を図4
を参照しながら説明する。インク回収機構部7は、記録
装置100内部の図示しないハードウェアの駆動回路か
ら送られてくる駆動信号により、メンテナンス動作を開
始し、ポンプ74を駆動する。前記ハードウェア回路
は、各種メンテナンス動作のタイミングを含む記録装置
100全体の動作の制御を行う回路であり、CPU、R
OM、RAM等で構成されている。ポンプ74が駆動さ
れると、キャッピング板71を通して、記録ヘッド1の
メンテナンス動作を行い、それにより発生した回収イン
クをチューブ73を通してインク溜め75およびインク
供給針72に送る。
【0029】インク溜め75は、回収インクが記録ヘッ
ド1へ逆流するのを防ぐために設けられ、ポンプ74の
駆動が終了するとインク供給針72から戻ってくる回収
インクを一時的に保持する。また、メンテナンス動作時
に発生する回収インク量よりはるかに少ない記録ヘッド
1の予備吐出動作時の回収インクを保持する。インク溜
め75は、キャッピング板71およびインク供給針72
の下方に位置するので、インク溜め75内の回収インク
があふれた場合には回収インクは接続されたチューブ7
3内に留まるので、外部にもれたり、記録ヘッド1に逆
流したりすることはない。
【0030】路端移動手段8の駆動によりインク供給針
72がインク供給口部39に挿入される。次いで、イン
ク供給針72の先端からインク回収エリア35内に回収
インクが供給されると、供給された回収インクは負圧発
生部材37の上部から下部へ浸透していく。インク供給
針72は負圧発生部材37に接触しないように、またそ
の先端が負圧発生部材37に接触する前に停止するよう
路端移動手段8が駆動されるので、インク供給針72の
移動時、記録ヘッド1のメンテナンス動作時あるいは印
字のための待機時におけるインク漏れや、インク回収エ
リア35から外部へのインクの飛散を防止できる。
【0031】
【発明の効果】この発明では、記録ヘッドと回収タンク
を接続するインク回収路の回収タンク側の路端を回収タ
ンクとの間で予め分離しておき、記録ヘッドに供給され
たインクを回収するときに、前記インク回収路端を回収
タンク内に移動させて移送ポンプを駆動させる構成とし
たので、従来のようにインク回収路端と回収タンクタン
クの内部とが常時接続された状態で生じるインクの漏
れ、例えば、電源オフ時、記録ヘッドが待機位置にあっ
て印字動作を行っていない場合や記録ヘッドが待機位置
に移動する際の回収タンクの振動に起因するインクの漏
れが防止される。
【0032】回収タンクは、回収タンク内に移動したイ
ンク回収路端が接触しないように充填された負圧発生手
段を内部に有することにより、負圧発生手段が記録ヘッ
ドからのインクの漏れを防止するとともに、インク供給
針を伝うインクの漏れや負圧発生手段とインク供給針の
接触によるインクの飛散を防止することができる。イン
ク回収路が小容量のインク溜めを有することにより、イ
ンク回収動作が終了した直後に、回収したインクが記録
ヘッドへ逆流するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すインクジェット記録
装置の構成の模式図である。
【図2】図1の記録装置の供給タンクおよび記録ヘッド
の構成を示した斜視図である。
【図3】図1の記録装置のインク吐出原理を説明する、
図2のA─A断面図である。
【図4】本発明のインク回収機構部の実施の形態を示す
模式図である。
【図5】図4の路端移動手段を説明する模式図である。
【図6】回収されたインクを収容する回収タンクの構成
を説明する透視斜視図である。
【図7】回収タンクに配設される密閉部材の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェット記録ヘッド 2 供給タンク 3 回収タンク 4 キャリッジ 7 インク回収機構部 8 路端移動手段(インク回収機構部) 35 インク回収エリア 36 インク貯蔵エリア 37 負圧発生部材(負圧発生手段) 39 インク供給口部(開口部) 40 密閉部材 72 インク供給針(インク回収路端) 73 チューブ(インク回収路) 74 ポンプ(移送ポンプ) 75 インク溜め 100 インクジェット記録装置 P ホームポジション(待機位置)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するインクジェット記録ヘ
    ッドと、前記記録ヘッドにインクを供給する供給タンク
    と、記録ヘッドに供給されたインクを回収するインク回
    収機構部とを備え、 インク回収機構部が、開口部を有し前記インクを収容す
    る回収タンクと、記録ヘッドと回収タンクとの間に形成
    されたインク回収路と、インク回収路を介して記録ヘッ
    ドから回収タンクへインクを送る移送ポンプと、回収タ
    ンク側のインク回収路端を前記開口部を通って回収タン
    ク内に移動させる路端移動手段とからなるインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】 路端移動手段が回収タンク側のインク回
    収路端を回収タンク内に位置させたとき、移送ポンプを
    駆動させる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドが印字位置と待機位置の間を
    移動可能に構成され、記録ヘッドが待機位置に移動した
    とき、路端移動手段が回収タンク側のインク回収路端を
    回収タンク内に位置させる請求項1または2に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 回収タンクの開口部が、回収タンクの上
    部の一部に形成され、かつ回収タンクを密閉する密閉部
    材を有し、密閉部材が、移動する前記インク回収路端に
    よって開かれる請求項1から3のいずれか1つに記載の
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 密閉部材が、予め切れ目が形成され、イ
    ンク回収動作時以外は回収タンクを密閉し、インク回収
    動作時にはインク回収路端の進入によって前記切れ目に
    沿って開かれるゴム状の弁からなる請求項1から4のい
    ずれか1つに記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インク回収路端が、密閉部材を押し
    開けるインク供給針で形成され、路端移動手段がインク
    供給針の基部に配設されたラックおよびこのラックに噛
    合する歯車と、前記歯車を介してインク供給針を回収タ
    ンクの開口部を通って回収タンクに進退させるモータと
    からなる請求項1から5のいずれか1つに記載のインク
    ジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 回収タンクは、回収タンクの内部に移動
    した前記インク回収路端に接触しないように配設された
    負圧発生手段を内部に有する請求項1から6のいずれか
    1つに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 インク回収路が小容量のインク溜めを有
    する請求項1から7のいずれか1つに記載のインクジェ
    ット記録装置。
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