JP2002018680A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

Info

Publication number
JP2002018680A
JP2002018680A JP2000208853A JP2000208853A JP2002018680A JP 2002018680 A JP2002018680 A JP 2002018680A JP 2000208853 A JP2000208853 A JP 2000208853A JP 2000208853 A JP2000208853 A JP 2000208853A JP 2002018680 A JP2002018680 A JP 2002018680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
image
photographing
drill
machine tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000208853A
Other languages
English (en)
Inventor
Kan Nakai
勘 仲井
Takashi Iwasaki
隆至 岩崎
Roonkuisto Peter
ローンクイスト ピーター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000208853A priority Critical patent/JP2002018680A/ja
Priority to US09/782,159 priority patent/US6479960B2/en
Priority to DE10113543A priority patent/DE10113543A1/de
Publication of JP2002018680A publication Critical patent/JP2002018680A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/406Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form characterised by monitoring or safety
    • G05B19/4065Monitoring tool breakage, life or condition
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/37Measurements
    • G05B2219/37559Camera, vision of tool, compute tool center, detect tool wear

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 切削負荷が微小な場合や工具の強度が低い場
合でも、工具を折損させることなく、工具が折損したか
否かを自動判定し、適切な加工処理を行うことが可能な
工作機械を得ること。 【解決手段】 加工用の工具(φ2mm以下のドリル
等)2と、工具2の画像を撮影するカメラ(人工網膜チ
ップ等)10と、カメラ10が撮影した画像に基づいて
工具2が折損したか否かを判定する画像処理演算部11
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、旋盤やマシニン
グセンタ等の工作機械に関し、特に、工具の異常を判定
する工作機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作機械においては、加工を繰
り返すうちに、工具(たとえばドリル)が折損したり、
ドリルに切り粉が絡んだりする場合がある。このような
場合は適切に加工を続けることができないので、ドリル
を交換したり、ドリルに絡んだ切り粉を除去したりしな
ければならない。ドリルが折損したか否かやドリルに切
り粉が絡んだか否かは、たとえば、人が目視によって確
認することができる。しかし、夜間自動運転を行う場合
のように、作業を無人完全自動化したい場合等において
は、ドリルが折損したか否かやドリルに切り粉が絡んだ
か否かを、工作機械が自動的に判定する必要がある。
【0003】このような自動判定を行う従来のNC工作
機械として、たとえば、ドリルを回転させるモータに流
れる電流の電流値を監視し、この電流値に基づいてドリ
ルの折損を検出するものが知られている。ドリルが正常
な場合は、切削が行われ、モータに切削負荷がかかるの
で、電流値が大きくなる。一方、ドリルが折れている場
合は、切削が行われず、モータに切削負荷がかからない
ので、電流値が小さくなる。このNC工作機械は、この
ような正常時と折損時との電流値の差から、ドリルが折
損したか否かを判定する。
【0004】また、他の従来のNC工作機械として、た
とえば、ドリルにタッチセンサを接触させて、ドリルが
折れているか否かを直接判定するものが知られている。
また、さらに他の従来のNC工作機械として、たとえ
ば、CCDカメラによってドリルの画像を撮影し、撮影
したドリルの画像に基づいて、ドリルに切り粉が絡んだ
か否かを判定するものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電流値に基づいて工具の折損を検出するNC工作機
械によれば、正常時と折損時との電流値の差から、工具
が折損したか否かを判定するため、工具径がφ2mm以
下(特にφ0.2mm以下)である場合のように、切削
負荷が微小な場合、正常時と折損時との電流値の差が微
小となり、工具が折損したか否かを判定することができ
ず、適切な加工処理ができない、という問題点があっ
た。
【0006】また、上記従来のタッチセンサによって工
具の折損を検出するNC工作機械によれば、タッチセン
サを工具に接触させるため、工具径がφ2mm以下(特
にφ0.2mm以下)である場合のように、工具の強度
が低く、折れやすい場合、タッチセンサを工具に接触さ
せることによって工具が折れてしまう、という問題点が
あった。なお、タッチセンサの移動速度を極めて低速に
し、極めて微小な力で工具に接触するようにすれば、工
具を折損させることを防ぐことができるが、工具折損判
定処理にかかる時間が増大し、生産性が大きく低下する
という不具合がある。
【0007】また、上記従来のCCDカメラによってド
リルを撮影するNC工作機械によれば、CCDカメラの
容積が大きく、また、高価であるため、NC工作機械が
大型化し、また、コストが上昇する、という問題点があ
った。
【0008】この発明は、上記に鑑みてなされたもので
あって、切削負荷が微小な場合や工具の強度が低い場合
でも、工具を折損させることなく、工具が折損したか否
かを自動判定し、適切な加工処理を行うことが可能な工
作機械を得ることを第1の目的とする。また、この発明
は、上記に鑑みてなされたものであって、工作機械を小
型化し、また、コストを低減することが可能な工作機械
を得ることを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、この発明にかかる工作機械にあ
っては、加工用の工具と、前記工具の画像を撮影する撮
影手段と、前記撮影手段が撮影した画像に基づいて前記
工具が折損したか否かを判定する判定手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、撮影手段が、加工用の
工具の画像を撮影し、判定手段が、撮影手段が撮影した
画像に基づいて工具が折損したか否かを判定する。これ
により、工具に接触せずに、画像によって、工具が折損
したか否かを確認することができる。
【0011】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
前記撮影手段が、人工網膜チップを有することを特徴と
する。
【0012】この発明によれば、撮影手段が、小型で安
価な人工網膜チップによって撮影を行う。これにより、
工作機械を小型化し、また、コストを低減することがで
きる。
【0013】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
さらに、前記人工網膜チップの撮影領域中の一部の領域
を指定する指定手段と、前記指定手段が指定した領域の
画像に関するデータのみを前記人工網膜チップから前記
判定手段に出力させる人工網膜制御手段と、を具備する
ことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、指定手段が、人工網膜
チップの撮影領域中の一部の領域を指定し、人工網膜制
御手段が、指定手段が指定した領域の画像に関するデー
タのみを人工網膜チップから判定手段に出力させる。こ
れにより、判定に必要な部分のみを指定し、データ量や
計算量を削減することができる。
【0015】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
前記工具が、直径2ミリメートル以下のドリルであるこ
とを特徴とする。
【0016】この発明によれば、直径2ミリメートル以
下(特に直径0.2ミリメートル以下)の繊細なドリル
を工具として用いる。これにより、木目細かい加工を行
うことができる。
【0017】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
前記判定手段が、前記工具の種類に応じた閾値を用いて
前記工具が折損したか否かを判定することを特徴とす
る。
【0018】この発明によれば、判定手段が、工具の種
類に応じた閾値を用いて工具が折損したか否かを判定す
る。これにより、工具の種類に応じた適切な判定を行う
ことができる。
【0019】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
判定手段または前記撮像手段が、前記工具の種類に応じ
て、前記撮像手段が撮像した画像の画像処理を行い、前
記判定手段が、前記画像処理がなされた画像に基づいて
前記工具が折損したか否かを判定することを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、判定手段または前記撮
像手段が、工具の種類に応じて、撮像手段が撮像した画
像の画像処理を行い、判定手段が、画像処理がなされた
画像に基づいて工具が折損したか否かを判定する。これ
により、工具の種類に応じた適切な判定を行うことがで
きる。
【0021】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
前記判定手段または前記撮像手段が、前記撮像手段が撮
像した画像のエッジ処理を行い、前記判定手段が、前記
エッジ処理がなされた画像に基づいて前記工具が折損し
たか否かを判定することを特徴とする。
【0022】この発明によれば、判定手段または撮像手
段が、撮像手段が撮像した画像のエッジ処理を行い、判
定手段が、エッジ処理がなされた画像に基づいて工具が
折損したか否かを判定する。これにより、明るさ等の撮
影条件の変化に対して安定した判定を行うことができ
る。
【0023】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
撮影手段は複数設けられ、前記判定手段が、前記複数の
撮影手段が撮影した複数の画像に基づいて、ステレオ視
によって前記工具が折損したか否かを判定することを特
徴とする。
【0024】この発明によれば、判定手段が、複数の撮
影手段が撮影した複数の画像に基づいて、ステレオ視に
よって工具が折損したか否かを判定する。これにより、
観測対象物までの距離を判定することが可能となる。
【0025】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
さらに、前記撮影手段が撮影を行う前に前記工具を清掃
する工具清掃手段を具備することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、さらに、工具清掃手段
が工具を清掃することにより、工具に切り粉等が付着し
た場合でも清掃を行うことによって適切な撮影を行うこ
とができる。
【0027】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
さらに、前記撮影手段が撮影を行う前に前記撮影手段を
清掃する清掃手段を具備することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、清掃手段が撮影手段を
清掃することにより、撮影手段に切り粉等が付着した場
合でも清掃を行うことによって適切な撮影を行うことが
できる。
【0029】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
前記判定手段が、前記撮影手段が撮影した画像に基づい
て前記工具に切り粉が絡んでいるか否かを判定すること
を特徴とする。
【0030】この発明によれば、判定手段が、撮影手段
が撮影した画像に基づいて工具に切り粉が絡んでいるか
否かを判定する。これにより、工具に切り粉が絡んでい
るか否かを自動判定し、適切な加工処理を行うことがで
きる。
【0031】つぎの発明にかかる工作機械にあっては、
加工用の工具と、人工網膜チップを有して前記工具の画
像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した画像
に基づいて前記工具に切り粉が絡んでいるか否かを判定
する判定手段と、を具備することを特徴とする。
【0032】この発明によれば、撮影手段が、人工網膜
チップを有し、加工用の工具の画像を撮影し、判定手段
が、撮影手段が撮影した画像に基づいて工具に切り粉が
絡んでいるか否かを判定する。これにより、工作機械を
小型化し、コストを低減しつつ、工具に切り粉が絡んで
いるか否かを自動判定し、適切な加工処理を行うことが
できる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態
により、この発明が限定されるものではない。
【0034】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1にかかるNC工作機械の概略構成を示す図であ
る。実施の形態1にかかるNC工作機械1は、加工用の
工具(ドリル)2と、工具2を保持する保持部(タレッ
ト)3と、NC工作機械1の各部を制御する数値制御コ
ントローラ4と、保持部3をX軸方向,Y軸方向,Z軸
方向にそれぞれ移動させるサーボモータ5,6,7と、
CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal
Display)等を有し、数値制御コントローラ4からの制
御に基づいて表示を行う表示部8と、操作盤スイッチや
キーボードやタッチパネル等を有し、オペレータからの
指示を入力する入力部9と、工具2(または工具2の存
在すべき位置)の画像を撮影するビジョンセンサ(カメ
ラ)10と、カメラ10が撮影した画像に対して画像処
理を行い、工具2に異常があるか否かを判定する画像処
理演算部11と、カメラ10を保護するカバー12と、
工具2の照明用の照明用ランプ13とを備えている。
【0035】NC工作機械1は、旋盤やマシニングセン
タ等、特に種類は限定されないが、ここでは、旋盤を例
に挙げる。工具2は、種々の径のドリル等、特に種類は
限定されないが、ここでは、φ2mm以下、特に、φ
0.2mm程度の繊細なドリルを例に挙げる。保持部3
は、ここでは、ドリル2を保持するタレットとなる。タ
レット3は、回転してドリル2の向きを180度変える
ことができ、後述する工具異常検出処理時にはカメラ1
0側にドリル2を向け、加工時(切削時)にはカメラ1
0の反対側(図1のA側)にドリル2を向ける。すなわ
ち、カメラ10の反対側が加工位置となる。
【0036】数値制御コントローラ4は、予め記憶した
NC加工プログラムにしたがって、サーボモータ5,
6,7を制御してタレット3を移動させたり、表示部8
を制御して所定の表示を行ったり、入力部9を介してユ
ーザからの指示を入力したり、画像処理演算部11を制
御して後述する工具異常検出処理を行ったりする。サー
ボモータ5,6,7は、タレット3をX軸方向,Y軸方
向,Z軸方向にそれぞれ移動させる。これにより、タレ
ット3を3次元的にフレキシブルに移動させることがで
きる。
【0037】表示部8は、CRTやLCD等によって表
示を行う。入力部9は、操作盤スイッチやキーボードや
タッチパネル等によってオペレータからの指示を入力す
る。カメラ10は、特に種類は限定されないが、ここで
はCCD(Charge Coupled Device)カメラを例に挙げ
る。CCDカメラ10は、ドリル2(またはドリル2の
存在すべき位置)の画像を撮影する。
【0038】画像処理演算部11は、DSP(Digital
Signal Processor)やASIC(Application Specific
IC)等の高速の画像処理プロセッサである。画像処理
演算部11は、CCDカメラ10が撮影した画像に対し
て画像処理を行い、ドリル2に異常があるか否か、具体
的には、ドリル2が折れているか否かおよびドリル2に
切り粉が絡んでいるか否かを判定する。カバー12は、
切削中に飛び散る切削くずやクーラント液からCCDカ
メラ10を保護する。カバー12として透明なものを用
いて撮影時もCCDカメラ10を覆うようにしてもよい
し、撮影時にカバー12による覆いを外すようにしても
よい。
【0039】照明用ランプ13は、CCDカメラ10に
よる撮影条件を向上させるものであって、CCDカメラ
10と同じ方向からドリル2に照明を当てる。ドリル2
が金属である場合、この照明光をよく反射する。これに
より、CCDカメラ10によって撮影される画像は、背
景が暗くドリル2が明るいものとなる。また、照明用ラ
ンプ13に代えて、CCDカメラ10とは逆の方向から
ドリル2に照明を当てる照明用ランプ14を設けてもよ
い。この場合は、背景が明るくドリル2が暗い画像とな
る。これらいずれの場合も、照明装置を備えることによ
り、観測状態(撮影状態)を安定化させることができ
る。
【0040】図2は、図1に示したタレット3の概略構
成を示す図である。タレット3は、ドリル2の他、予備
のドリル2aやバイト等の工具2b〜2dを装着してお
り、数値制御コントローラ4からの制御によってこれら
の工具を自動的に切り替えて使用することができる。す
なわち、工具の自動交換を行うことができる。ここでは
旋盤の例を挙げているが、マシニングセンタの場合も、
ATC(オートツールチェンジャ)を設けて複数の工具
を装着することにより、工具の自動交換を行うことがで
きる。
【0041】図3は、実施の形態1にかかるカバー12
の開閉について説明するための説明図である。カバー1
2は、たとえば、図示しない駆動用モータを有し、数値
制御コントローラ4からの制御によって開閉する。数値
制御コントローラ4は、加工時においては、図3(a)
に示すようにカバー12を閉じてCCDカメラ10を保
護し、撮影時においては、図3(b)に示すようにカバ
ー12を開いて撮影可能にする。
【0042】また、カバー12を設置するためのスペー
スがない場合や、さらにCCDカメラ10自体を設置す
るスペースがない場合は、図4に示すように、カバー1
2を設けず、CCDカメラ10を出退機構(たとえばロ
ボットアーム)22によって移動させるようにしてもよ
い。CCDカメラ10をロボットアーム22に設置し、
ロボットアーム駆動用モータ21によって、加工時に
は、切削くずやクーラント液がかからない待機位置に待
機させ(図4(a)参照)、観測時(撮影時)には観測
位置(撮影位置)まで移動させて観測(撮影)を行う
(図4(b)参照)ようにしてもよい。
【0043】さらに、工具(工具番号)とCCDカメラ
10の撮影位置との対応テーブルを保持し、この対応テ
ーブルに基づいて撮影位置を決定するようにしてもよ
い。これにより、複数種類の工具を使用する場合でも、
工具を適切にCCDカメラ10の視野に捉えることがで
きる。また、カバー12の開閉機構に代えて、カバー1
2として透明なもの(ガラス,プラスチック等)を用
い、清掃装置によってカバー12に付着したゴミ(切削
くず等)を除去するようにしてもよい。さらに、カバー
12を設けず、清掃装置によってCCDカメラ10に付
着したゴミを除去するようにしてもよい。
【0044】図5は、実施の形態1にかかる清掃装置の
概略構成を示す図である。たとえば、図5(a)に示す
ように、清掃装置として、エア噴射ノズル24をカバー
12に向けた周知のエア噴射装置23を設ける。エア噴
射装置23は、エア噴射ノズル24からカバー12に向
けてエアを噴射し、カバー12に付着したゴミを除去す
る。また、図5(b)に示すように、カバー12を設け
ず、エア噴射装置23が、エア噴射ノズル24からCC
Dカメラ10に向けてエアを噴射し、CCDカメラ10
に付着したゴミを除去するようにしてもよい。
【0045】図6は、実施の形態1にかかる他の清掃装
置の概略構成を示す図である。たとえば、図6(a)に
示すように、清掃装置として、ワイパ26によってカバ
ー12を拭き取る周知のワイパ装置25を設ける。ワイ
パ装置25は、ワイパ26を駆動してカバー12を清掃
する。また、図6(b)に示すように、カバー12を設
けず、ワイパ装置25が、ワイパ26を駆動してCCD
カメラ10を清掃するようにしてもよい。これらの清掃
装置による清掃は、数値制御コントローラ4からの制御
によって、CCDカメラ10による撮影の前に自動的に
行われる。
【0046】また、ドリル2を清掃する清掃装置を設け
てもよい。図7は、実施の形態1にかかるドリル2の清
掃装置の概略構成を示す図である。たとえば、ドリル2
の清掃装置として、クーラント液噴射ノズル28をドリ
ル2に向けた周知のクーラント液噴射装置27を設け
る。クーラント液噴射装置27は、クーラント液噴射ノ
ズル28からドリル2に向けてクーラント液を噴射し、
ドリル2に付着したゴミを除去する。クーラント液噴射
装置27として、加工時に加工点(切削点)に対してク
ーラント液を噴射するクーラント液噴射装置を流用する
ことができる。
【0047】図8は、実施の形態1にかかる他のドリル
清掃装置(ドリル2の清掃装置)の概略構成を示す図で
ある。たとえば、ドリル2の清掃装置として、エア噴射
ノズル30をカバー12に向け、かつエア噴射ノズル3
1をドリル2に向けたエア噴射装置29を設ける。エア
噴射装置29は、エア噴射ノズル30からカバー12に
向けてエアを噴射し、カバー12に付着したゴミを除去
するとともに、エア噴射ノズル31からドリル2に向け
てエアを噴射し、ドリル2に付着したゴミを除去する。
【0048】図9は、実施の形態1にかかるさらに他の
ドリル清掃装置の概略構成を示す図である。たとえば、
ドリル2の清掃装置として、エア噴射ノズル33を回転
させてカバー12またはドリル2のいずれかに向けるエ
ア噴射装置32を設ける。エア噴射装置32は、エア噴
射ノズル33をカバー12に向けてエアを噴射し、カバ
ー12に付着したゴミを除去するとともに、エア噴射ノ
ズル31をドリル2に向けてエアを噴射し、ドリル2に
付着したゴミを除去する。
【0049】これらのドリル清掃装置による清掃は、数
値制御コントローラ4からの制御によって、CCDカメ
ラ10による撮影の前に自動的に行われる。なお、CC
Dカメラ10およびカバー12は、この発明の撮影手段
に対応し、画像処理演算部11は、この発明の判定手段
に対応し、エア噴射装置23,ワイパ装置25は、この
発明の清掃手段に対応し、クーラント液噴射装置27お
よびエア噴射装置29,32は、この発明の工具清掃手
段に対応する。
【0050】以上の構成において、実施の形態1の動作
について図10〜図17を参照して説明する。実施の形
態1の動作は、折損や切り粉の絡まり等の工具(ドリル
2)の異常を検出する工具異常検出処理と、工具異常検
出処理における判定に用いるデータを生成するセットア
ップ処理とに分かれる。以下、セットアップ処理,工具
異常検出処理の順で説明する。
【0051】(セットアップ処理)セットアップ処理
は、加工を開始する前に行う。図10は、実施の形態1
にかかるセットアップ処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。このセットアップ処理では、まず、タレッ
ト3がドリル2を撮影位置に移動させる。そして、CC
Dカメラ10が、図11(a)に示すようなドリル2の
画像を取得(撮影)する(S1)。つぎに、数値制御コ
ントローラ4が、取得した画像を表示部8に表示する。
オペレータは、この表示を見ながら入力部9を操作し、
ドリル2周辺の領域をドリル領域(工具異常検出処理に
おいて判定に用いる領域)として指定する(S2)。こ
の指定があったとき、画像処理演算部11は、指定され
た領域の画像(図11(b))を正常なドリル2の画像
として記憶する。
【0052】図12は、実施の形態1にかかる他のセッ
トアップ処理の処理手順を示すフローチャートである。
このセットアップ処理においては、まず、タレット3が
ドリル2を撮影位置に移動させる。そして、CCDカメ
ラ10が、図13(a)に示すようなドリル2を装着し
た場合の画像を取得(撮影)する(S3)。つぎに、タ
レット3がドリル2を撮影位置から他の位置に移動さ
せ、図13(b)に示すようなドリル2を装着しない場
合の画像を取得(撮影)する(S4)。つぎに、画像処
理演算部11が、ドリル2の画像とドリル2を装着しな
い場合の画像との差分を算出し、ドリル領域を決定(指
定)する(S5)。そして、このドリル領域のドリル2
の画像(図12(c))を正常なドリル2の画像として
記憶する。
【0053】なお、図10,図12に示したセットアッ
プ処理において、画像全体を記憶するようにしてもよ
い。しかし、ドリル領域の画像のみを記憶することによ
り、データ量を削減することができ、メモリ使用量を削
減することができる。また、画像をそのまま記憶するの
ではなく、2値化,エッジ処理,1次元射影等の画像処
理を施して記憶するようにしてもよい。また、図12の
ステップS5において、撮影した画像を画像処理した後
に差分を算出し、ドリル領域を決定するようにしてもよ
い。さらに、画像(または画像処理を施した画像)の重
心(1次モーメント),向き(2次モーメント),広が
り(分散)等の特徴量を抽出して記憶するようにしても
よい。
【0054】(工具異常検出処理)図14は、実施の形
態1にかかる工具異常検出処理の処理手順を示すフロー
チャートである。工具異常検出処理は、数値制御コント
ローラ4が、NC加工プログラム中のドリル検査コマン
ド(工具異常検出処理の開始を指示する命令)を読み込
んだときに開始する(S11)。ドリル検査コマンドを
読み込んだ数値制御コントローラ4は、まず、画像処理
演算部11に対してCCDカメラ10からドリル2の画
像を取得するように命令する。
【0055】この命令を受けた画像処理演算部11は、
CCDカメラ10を制御して撮影を行い、CCDカメラ
10からドリル2の画像を取得する(S12)。ここ
で、撮影の際にAE(Automatic Exposure:自動露光時
間調整)を行ってもよいし、CCDカメラ10がカラー
カメラである場合には、AWB(Automatic White Bala
nce:自動白色調整)を行ってもよい。
【0056】また、ステップS12で取得した画像をそ
のまま用いて後述する判定処理(ステップS14,ステ
ップS16)を行ってもよいが、取得した画像に対して
所定の画像処理を行い(S13)、画像処理を施した画
像を用いて後述する判定処理を行ってもよい。具体的に
は、2値化,エッジ処理,1次元射影等の画像処理を行
う。さらに、画像(または画像処理を施した画像)の重
心(1次モーメント),向き(2次モーメント),広が
り(分散)等の特徴量を抽出し、これらの特徴量を用い
て後述する判定処理を行ってもよい。
【0057】つぎに、画像処理演算部11は、ステップ
S12で取得した画像(またはステップS13で画像処
理した画像)と前述したセットアップ処理で記憶してお
いた画像とをドリル領域について比較(マッチング)し
て、ドリル2に切り粉が絡んでいるか否かを判定する
(S14)。ドリル2に切り粉が絡んでいない場合は、
ステップS16に進む。一方、ドリル2に切り粉が絡ん
でいる場合は、前述したドリル清掃装置によってドリル
2を清掃し(S15)、ステップS16に進む。
【0058】ステップS16においては、画像処理演算
部11が、ステップS12で取得した画像(またはステ
ップS13で画像処理した画像)と前述したセットアッ
プ処理で記憶しておいた画像とをドリル領域について比
較して、画像のドリル2が折れているか否かを判定す
る。このように、ステップS14,S16において、ド
リル領域のみを用いて判定を行うので、処理するデータ
量を削減することができ、メモリ使用量を削減すること
ができる。また、判定に不要なドリル領域以外の背景等
の外乱要素を排除することができるので、さらに適切な
判定を行うことができる。画像処理演算部11は、ステ
ップS16での判定結果を数値制御コントローラ4に通
知する。
【0059】ドリル2が折れていない場合、その通知を
受けた数値制御コントローラ4は、工具異常検出処理を
終了し、つぎのワークの加工に進む。一方、ドリル2が
折れている場合、その通知を受けた数値制御コントロー
ラ4は、図示しない非常灯や表示部8のモニタにアラー
ムを表示し、オペレータに異常を知らせる。または、オ
ペレータがNC工作機械1の近くにいない場合を想定
し、図示しない通信部を制御し、インターネットや携帯
電話等を介してオペレータに異常を通知する(S1
7)。そして、オペレータによるドリルの交換があるま
で待機する。または、夜間連続運転等、完全無人化を想
定し、予め装着しておいた予備のドリルに自動交換する
(S18)。ここで、ステップS17の処理を行わず、
ステップS18においてドリルの自動交換を行ってつぎ
のワークの加工に進むようにしてもよい。
【0060】この工具異常検出処理は、どのようなタイ
ミングで行ってもよい。すなわち、1個のワークを加工
するたびに行ってもよいし、複数個のワークを加工する
たびに行ってもよい。NC加工プログラムは、所定個の
ワークを加工したあとに工具異常検出処理を実行するよ
うに記述されている。N個のワークを加工するたびに工
具異常検出処理を行うとすると、「ワーク切削時間+工
具異常検出処理時間/N」がワーク1個当りのタクトタ
イムとなり、最大N−1個のワークが異常な工具で切削
される可能性がある。ユーザは入力部9を介して工具異
常検出処理を行うタイミングを任意に設定することがで
きる。
【0061】図15は、実施の形態1にかかる工具異常
検出処理(正常時)について説明するための説明図であ
る。工具異常検出処理においては、撮影した画像(図1
5(a))からドリル領域の画像D2を抽出し、画像D
2とセットアップ処理で記憶した画像D1とを比較する
(図15(b))。そして、これらの画像の差異が所定
の許容範囲内であるか否かに基づいて、ドリル2が折れ
たか否かまたはドリル2に切り粉が絡んでいるか否かを
判定する。図15の例では、画像の差異が所定の許容範
囲内であるので、ドリル2が正常であると判定される。
【0062】図16は、実施の形態1にかかる工具異常
検出処理(異常時)について説明するための説明図であ
る。この例では、ドリル2が折れているので、撮影した
画像(図16(a))から抽出したドリル領域の画像D
3は、セットアップ処理で記憶した画像D1とは大きく
異なるものとなる(図16(b))。したがって、これ
らの画像の差異が許容範囲外となり、ドリル2が異常で
あると判定される。
【0063】ここで、画像D1,D2(D3)を2値化
して比較判定を行ってもよい。2値画像(2値化した画
像)は画像の領域をあらわすので、画像のヒストグラム
から算出される適切な閾値(たとえば、モード法によっ
て算出される閾値)を用いて2値化することにより、明
るさ等の変化に対してロバスト(robust)となる。した
がって、2値画像を用いることによって観測条件がある
程度変化しても安定した適切な比較判定を行うことがで
きる。
【0064】また、画像D1,D2(D3)をエッジ処
理して比較判定を行ってもよい。エッジ画像(エッジ処
理した画像)は画像の構造をあらわすので、明るさ等の
変化に対してロバストである。したがって、エッジ画像
を用いることによって観測条件がある程度変化しても安
定した適切な判定を行うことができる。エッジ画像とし
ては2次元エッジ画像を用いてもよいし、1次元エッジ
画像を用いてもよい。1次元エッジ画像を用いることに
よって、2次元エッジ画像に比べ、計算量を削減するこ
とができる。ドリルの場合は縦方向のみの1次元エッジ
画像でも十分に適切な比較判定を行うことができる。
【0065】また、ドリル領域内の画像D1,D2(D
3)全体を比較するのではなく、ドリル領域内の画像D
1,D2(D3)(またはエッジ画像)の縦軸および横
軸の射影を比較(マッチング)してもよい。さらに、ド
リル領域内の画像D1,D2(D3)(またはエッジ画
像)の重心(1次モーメント),向き(2次モーメン
ト),広がり(分散)等の特徴量を比較してもよいし、
これらの特徴量を適宜組み合わせて比較してもよい。
【0066】また、使用する工具の種類(ドリルの径,
素材,形状等)に応じて、工具異常検出処理における比
較基準(判定のための閾値等)や比較方法(どのような
画像処理を行うか等)を変更するようにしてもよい。た
とえば、ドリルの径が小さい場合は根元から折れる確率
が高くなることを考慮し、ドリルの径に応じて判定の閾
値を変更してもよい。また、工具ごとの比較方法および
比較基準のデータテーブルを設け、このデータテーブル
に基づいて比較判定を行うようにしてもよい。図17
は、実施の形態1にかかる工具ごとの比較方法および比
較基準のデータテーブルの一例を示す図である。このデ
ータテーブルにおいては、NC工作機械1に装着される
各工具をユニークに識別する工具番号に対応させて比較
基準や比較方法を格納している。
【0067】たとえば、工具番号1の工具の折損検出に
おいては、予め記憶しておいたテンプレート画像1と検
出対象の工具の画像とを、画像処理を行わずに比較す
る。この比較の結果、その差異が所定の閾値値(図17
中の「50」)を超えた場合、その工具が折損している
と判定する。また、工具番号5の工具の折損検出におい
ては、検出対象の工具の画像をエッジ処理し、エッジ処
理した画像の重心と広がりを算出し、重心または広がり
が所定の閾値(図17中の「10」,「40」)を超え
た場合、その工具が折損していると判定する。
【0068】前述したように、実施の形態1によれば、
CCDカメラ10が、ドリル2の画像を撮影し、画像処
理演算部11が、CCDカメラ10が撮影した画像に基
づいてドリル2が折損したか否かを判定する。これによ
り、ドリル2に接触せずに、画像によって、ドリル2が
折損したか否かを確認することができるため、ドリル2
を折損させることなく、ドリル2が折損したか否かを自
動判定し、適切な加工処理を行うことができる。
【0069】また、直径2mm以下(特に直径0.2m
m以下)の繊細なドリル2を工具として用いるため、木
目細かい加工を行うことができる。また、画像処理演算
部11が、工具の種類に応じた閾値を用いて工具が折損
したか否かを判定するため、工具の種類に応じた適切な
判定を行うことができる。また、画像処理演算部11
が、工具の種類に応じて、CCDカメラ10が撮像した
画像の画像処理を行い、画像処理がなされた画像に基づ
いて工具が折損したか否かを判定するため、工具の種類
に応じた適切な判定を行うことができる。
【0070】また、画像処理演算部11が、CCDカメ
ラ10が撮像した画像のエッジ処理を行い、エッジ処理
がなされた画像に基づいて工具が折損したか否かを判定
する。これにより、明るさ等の撮影条件の変化に対して
安定した判定を行うことができる。また、CCDカメラ
10が撮影を行う前にクーラント液噴射装置27やエア
噴射装置29,32がドリル2を清掃するため、ドリル
2に切り粉等が付着した場合でも清掃を行うことによっ
て適切な撮影を行うことができる。
【0071】また、CCDカメラ10が撮影を行う前に
エア噴射装置23やワイパ装置25がCCDカメラ10
を清掃するため、カバー12やCCDカメラ10に切り
粉等が付着した場合でも清掃を行うことによって適切な
撮影を行うことができる。また、画像処理演算部11
が、CCDカメラ10が撮影した画像に基づいてドリル
2に切り粉が絡んでいるか否かを判定するため、ドリル
2に切り粉が絡んでいるか否かを自動判定し、さらに適
切な加工処理を行うことができる。
【0072】実施の形態2.この発明の実施の形態2
は、前述した実施の形態1において、カメラを複数設
け、ドリル2をステレオ視するようにしたものである。
図18は、この発明の実施の形態2にかかるNC工作機
械の概略構成を示す図である。なお、基本的な構成は実
施の形態1と同様につき、図1と同一構成部分について
は同一の符号を付している。
【0073】実施の形態2のNC工作機械41は、実施
の形態1のNC工作機械1において、一つのカメラ10
およびカバー12に代えて、複数のカメラ10a,10
bおよびカバー12a,12bを備えている。また、画
像処理演算部11に代えて、カメラ10a,10bから
の複数の画像を処理する画像処理演算部43を備えてい
る。カメラ10a,10bは、実施の形態1のカメラ1
0とそれぞれ同様の構成であって、異なる二つの位置か
らドリル2の画像を撮影する。
【0074】画像処理演算部43は、実施の形態1の画
像処理演算部11と同様の構成であって、カメラ10
a,10bからの複数の画像を入力してステレオ視によ
る工具異常検出処理を行う。ステレオ視においては、左
右二つのカメラ10a,10bで撮影した二つの画像か
ら対応点を求めることにより、カメラ10a,10bか
ら観測対象物までの距離情報を得ることができる。画像
処理演算部43は、ドリル2があるべき位置にあればド
リル2は正常であり、ドリル2があるべき位置になけれ
ばドリルが折損していると判定する。
【0075】以上の構成において、実施の形態2の動作
について説明する。実施の形態2の動作は、実施の形態
1の動作と同様である。ただし、図10,図12に示し
たセットアップ処理において、ステップS1,S3で、
カメラ10a,10bがそれぞれ画像を取得し、画像処
理演算部43がドリル2までの距離を算出して記憶す
る。また、図14に示した工具異常検出処理において、
ステップS12で、カメラ10a,10bがそれぞれ画
像を取得し、ステップS16で、観測対象物までの距離
を算出し、記憶しておいたドリル2までの距離と比較す
る。
【0076】ステレオ視で得られる観測対象物の距離情
報は、明るさ等の撮影条件に依存しないため、ステレオ
視による距離情報を判定の基準とすることで、撮影条件
の変化に対してロバストな判定を行うことができる。ま
た、これらの距離計算において、まず、カメラ10a,
10bからの画像のエッジ処理を行い、エッジ処理を行
った画像を用いて距離計算を行うようにしてもよい。こ
れにより、さらにロバストな判定処理を行うことができ
る。このエッジ処理は1次エッジ処理であっても2次エ
ッジ処理であってもよい。
【0077】前述したように、実施の形態2によれば、
画像処理演算部43が、複数のCCDカメラ10a,1
0bが撮影した複数の画像に基づいて、ステレオ視によ
ってドリル2が折損したか否かを判定する。これによ
り、観測対象物までの距離を判定することが可能となる
ため、明るさ等の撮影条件の変化に対して安定した判定
を行うことができる。
【0078】実施の形態3.この発明の実施の形態3
は,前述した実施の形態1または実施の形態2におい
て、人工網膜チップを用いて撮影を行うようにしたもの
である。図19は、この発明の実施の形態3にかかるN
C工作機械の概略構成を示す図である。なお、基本的な
構成は実施の形態1と同様につき、図1と同一の部分に
ついては同一の符号を付している。
【0079】実施の形態3のNC工作機械51は、実施
の形態1のNC工作機械1において、CCDカメラ10
および画像処理演算部11に代えて人工網膜カメラ52
を備えている。図20は、図19に示した人工網膜カメ
ラ52の概略構成を示す図である。人工網膜カメラ52
は、画像を撮影するとともに撮影した画像の特徴抽出処
理(画像処理)を行う人工網膜チップ53と、人工網膜
チップ53からの画像に基づいて、ドリル2が折損した
か否かやドリル2に切り粉が絡まったか否かを判定する
汎用マイクロプロセッサ54とを備えている。
【0080】人工網膜チップ53は、安価で消費電力が
小さい。また、人工網膜チップ53は小型であるので、
工作機械にスペースの余裕があまりない場合でも組み込
むことができる。特に、実施の形態2のように複数のカ
メラを設ける場合に有効となる。すなわち、工作機械に
スペースの余裕があまりない場合でも複数の人工網膜チ
ップを設けてステレオ視を行い、かつ、コストの上昇を
抑えることができる。
【0081】また、人工網膜チップ53は、画像の撮影
に加え、撮影した画像の特徴抽出処理(画像処理)を行
うことができる。すなわち、実施の形態1において画像
処理部(高速の画像プロセッサ)11が行っていた処理
のうちで、画像の特徴抽出処理(画像処理)の部分をカ
メラ側で行うことができる。これにより、残りの判定処
理やドリル領域指定処理については簡単な汎用マイクロ
プロセッサ54によって行うことができる。なお、表示
部8,入力部9,数値制御コントローラ4および汎用マ
イクロプロセッサ54は、この発明の指定手段に対応
し、汎用マイクロプロセッサ54は、この発明の人工網
膜制御手段に対応する。
【0082】以上の構成において、実施の形態3の動作
について図21を参照して説明する。図21は、実施の
形態3にかかる人工網膜LSI(人工網膜チップ)53
のオンチップ画像処理について説明するための説明図で
ある。この人工網膜チップ53は、図21(a)に示す
ような画像検出のみならず、図21(b)に示すような
エッジ処理(1次元エッジ処理,2次元エッジ処理)、
図21(c)に示すような2次元から1次元への射影等
の画像処理を行うことができる。人工網膜チップ53に
おいてエッジ処理や射影を行うことによって、後段のプ
ロセッサがエッジ画像や射影された画像を直接取得する
ことができるので、後段のプロセッサの計算量やメモリ
使用量を低減することができる。
【0083】また、人工網膜チップ53は、図21
(d)に示すように指定された領域のデータのみを出力
するランダムアクセスを行うことができる。このランダ
ムアクセスにより、ドリル領域の画像のみを人工網膜チ
ップ53から汎用マイクロプロセッサ54に転送するこ
とができる。すなわち、実施の形態1に示したようにオ
ペレータや汎用マイクロプロセッサ54によってドリル
領域を指定し、汎用マイクロプロセッサ54がドリル領
域のデータみを出力するように人工網膜チップ53を制
御する。これにより、転送するデータ量やメモリ使用量
を低減することができる。
【0084】このように、人工網膜チップ53が画像の
特徴量(知的に圧縮した画像情報)を出力するため、C
CDカメラの場合のように高速なデータ転送路を用いる
必要がなくなる。また、後段のプロセッサの処理量が軽
減されるため、後段のプロセッサとして安価なマイコン
(汎用マイクロプロセッサ)54を用いることができ
る。他の動作については実施の形態1,実施の形態2と
同様である。
【0085】前述したように、実施の形態3によれば、
小型で安価な人工網膜チップ53によって撮影を行うた
め、工作機械51を小型化し、また、コストを低減する
ことができる。また、オペレータが入力部9を介して、
または汎用マイクロプロセッサ54が自動的に、人工網
膜チップ53の撮影領域中の一部の領域を指定し、汎用
マイクロプロセッサ54が、指定された領域の画像に関
するデータのみを人工網膜チップ53から出力させるた
め、判定に必要な部分のみを指定し、データ量や計算量
を削減することができ、さらにコストを低減することが
できる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、撮影手段が、加工用の工具の画像を撮影し、判定手
段が、撮影手段が撮影した画像に基づいて工具が折損し
たか否かを判定する。これにより、工具に接触せずに、
画像によって、工具が折損したか否かを確認することが
できるため、切削負荷が微小な場合や工具の強度が低い
場合でも、工具を折損させることなく、工具が折損した
か否かを自動判定し、適切な加工処理を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0087】つぎの発明によれば、撮影手段が、小型で
安価な人工網膜チップによって撮影を行うため、工作機
械を小型化し、また、コストを低減することができる、
という効果を奏する。
【0088】つぎの発明によれば、指定手段が、人工網
膜チップの撮影領域中の一部の領域を指定し、人工網膜
制御手段が、指定手段が指定した領域の画像に関するデ
ータのみを人工網膜チップから判定手段に出力させるた
め、判定に必要な部分のみを指定し、データ量や計算量
を削減することができる、という効果を奏する。
【0089】つぎの発明によれば、直径2ミリメートル
以下(特に直径0.2ミリメートル以下)の繊細なドリ
ルを工具として用いるため、木目細かい加工を行うこと
ができる、という効果を奏する。
【0090】つぎの発明によれば、判定手段が、工具の
種類に応じた閾値を用いて工具が折損したか否かを判定
するため、工具の種類に応じた適切な判定を行うことが
できる、という効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、判定手段または撮像
手段が、工具の種類に応じて、撮像手段が撮像した画像
の画像処理を行い、判定手段が、画像処理がなされた画
像に基づいて工具が折損したか否かを判定するため、工
具の種類に応じた適切な判定を行うことができる、とい
う効果を奏する。
【0092】つぎの発明によれば、判定手段または撮像
手段が、撮像手段が撮像した画像のエッジ処理を行い、
判定手段が、エッジ処理がなされた画像に基づいて工具
が折損したか否かを判定する。これにより、明るさ等の
撮影条件の変化に対して安定した判定を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0093】つぎの発明によれば、判定手段が、複数の
撮影手段が撮影した複数の画像に基づいて、ステレオ視
によって工具が折損したか否かを判定する。これによ
り、観測対象物までの距離を判定することが可能となる
ため、明るさ等の撮影条件の変化に対して安定した判定
を行うことができる、という効果を奏する。
【0094】つぎの発明によれば、さらに、工具清掃手
段が工具を清掃するため、工具に切り粉等が付着した場
合でも清掃を行うことによって適切な撮影を行うことが
できる、という効果を奏する。
【0095】つぎの発明によれば、清掃手段が撮影手段
を清掃するため、撮影手段に切り粉等が付着した場合で
も清掃を行うことによって適切な撮影を行うことができ
る、という効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、判定手段が、撮影手
段が撮影した画像に基づいて工具に切り粉が絡んでいる
か否かを判定するため、工具に切り粉が絡んでいるか否
かを自動判定し、さらに適切な加工処理を行うことがで
きる、という効果を奏する。
【0097】つぎの発明によれば、撮影手段が、人工網
膜チップを有し、加工用の工具の画像を撮影し、判定手
段が、撮影手段が撮影した画像に基づいて工具に切り粉
が絡んでいるか否かを判定するため、工作機械を小型化
し、コストを低減しつつ、工具に切り粉が絡んでいるか
否かを自動判定し、適切な加工処理を行うことができ
る、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1にかかるNC工作機
械の概略構成を示す図である。
【図2】 図1に示したタレットの概略構成を示す図で
ある。
【図3】 (a)(b)は、実施の形態1にかかるカバ
ーの開閉について説明するための説明図である。
【図4】 (a)(b)は、実施の形態1にかかるCC
Dカメラの出退機構について説明するための説明図であ
る。
【図5】 (a)(b)は、実施の形態1にかかる清掃
装置の概略構成を示す図である。
【図6】 (a)(b)は、実施の形態1にかかる他の
清掃装置の概略構成を示す図である。
【図7】 実施の形態1にかかるドリルの清掃装置の概
略構成を示す図である。
【図8】 実施の形態1にかかる他のドリル清掃装置の
概略構成を示す図である。
【図9】 実施の形態1にかかるさらに他のドリル清掃
装置の概略構成を示す図である。
【図10】 実施の形態1にかかるセットアップ処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【図11】 (a)(b)は、実施の形態1にかかるオ
ペレータによるドリル領域の指定について説明するため
の説明図である。
【図12】 実施の形態1にかかる他のセットアップ処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】 (a)(b)(c)は、実施の形態1にか
かるドリル領域の自動指定について説明するための説明
図である。
【図14】 実施の形態1にかかる工具異常検出処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 (a)(b)は、実施の形態1にかかる工
具異常検出処理(正常時)について説明するための説明
図である。
【図16】 (a)(b)は、実施の形態1にかかる工
具異常検出処理(異常時)について説明するための説明
図である。
【図17】 実施の形態1にかかる工具ごとの比較方法
および比較基準のデータテーブルの一例を示す図であ
る。
【図18】 この発明の実施の形態2にかかるNC工作
機械の概略構成を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態3にかかるNC工作
機械の概略構成を示す図である。
【図20】 図19に示した人工網膜カメラの概略構成
を示す図である。
【図21】 (a)(b)(c)(d)は、実施の形態
3にかかる人工網膜LSIのオンチップ画像処理につい
て説明するための説明図である。
【符号の説明】
1,41,51 NC工作機械(旋盤)、2,2a〜2
d 工具、3 保持部(タレット)、4 数値制御コン
トローラ、5,6,7 サーボモータ、8 表示部、9
入力部、10,10a,10b カメラ(CCDカメ
ラ)、11,43 画像処理演算部(DSP,ASI
C)、12,12a,12b カバー、13,14 照
明用ランプ、21 ロボットアーム駆動用モータ、22
ロボットアーム、23,29,32 エア噴射装置、
24,30、31,33 エア噴射ノズル、25 ワイ
パ装置、26 ワイパ、27 クーラント液噴射装置、
28クーラント液噴射ノズル、52 人工網膜カメラ、
53 人工網膜チップ、54 汎用マイクロプロセッ
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター ローンクイスト 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3C029 DD04 DD20 EE14 EE20

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工用の工具と、 前記工具の画像を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段が撮影した画像に基づいて前記工具が折損
    したか否かを判定する判定手段と、 を具備することを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】 前記撮影手段は、人工網膜チップを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 【請求項3】 さらに、前記人工網膜チップの撮影領域
    中の一部の領域を指定する指定手段と、 前記指定手段が指定した領域の画像に関するデータを前
    記人工網膜チップから前記判定手段に出力させる人工網
    膜制御手段と、 を具備することを特徴とする請求項2に記載の工作機
    械。
  4. 【請求項4】 前記工具は、直径2ミリメートル以下の
    ドリルであることを特徴とする請求項1,2または3に
    記載の工作機械。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記工具の種類に応じ
    た閾値を用いて前記工具が折損したか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の工
    作機械。
  6. 【請求項6】 前記判定手段または前記撮像手段は、前
    記工具の種類に応じて、前記撮像手段が撮像した画像の
    画像処理を行い、 前記判定手段は、前記画像処理がなされた画像に基づい
    て前記工具が折損したか否かを判定することを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれか一つに記載の工作機械。
  7. 【請求項7】 前記判定手段または前記撮像手段は、前
    記撮像手段が撮像した画像のエッジ処理を行い、 前記判定手段は、前記エッジ処理がなされた画像に基づ
    いて前記工具が折損したか否かを判定することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一つに記載の工作機械。
  8. 【請求項8】 前記撮影手段は複数設けられ、 前記判定手段は、前記複数の撮影手段が撮影した複数の
    画像に基づいて、ステレオ視によって前記工具が折損し
    たか否かを判定することを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれか一つに記載の工作機械。
  9. 【請求項9】 さらに、前記撮影手段が撮影を行う前に
    前記工具を清掃する工具清掃手段を具備することを特徴
    とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の工作機械。
  10. 【請求項10】 さらに、前記撮影手段が撮影を行う前
    に前記撮影手段を清掃する清掃手段を具備することを特
    徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の工作機
    械。
  11. 【請求項11】 前記判定手段は、前記撮影手段が撮影
    した画像に基づいて前記工具に切り粉が絡んでいるか否
    かを判定することを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    か一つに記載の工作機械。
  12. 【請求項12】 加工用の工具と、 人工網膜チップを有し、前記工具の画像を撮影する撮影
    手段と、 前記撮影手段が撮影した画像に基づいて前記工具に切り
    粉が絡んでいるか否かを判定する判定手段と、 を具備することを特徴とする工作機械。
JP2000208853A 2000-07-10 2000-07-10 工作機械 Pending JP2002018680A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000208853A JP2002018680A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 工作機械
US09/782,159 US6479960B2 (en) 2000-07-10 2001-02-14 Machine tool
DE10113543A DE10113543A1 (de) 2000-07-10 2001-03-20 Bearbeitungswerkzeug

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000208853A JP2002018680A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 工作機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002018680A true JP2002018680A (ja) 2002-01-22

Family

ID=18705363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000208853A Pending JP2002018680A (ja) 2000-07-10 2000-07-10 工作機械

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6479960B2 (ja)
JP (1) JP2002018680A (ja)
DE (1) DE10113543A1 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068841A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ加工装置
JP2007326196A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 J-Net:Kk 工作具検査装置
JP2008000828A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Citizen Seimitsu Co Ltd Nc旋盤およびnc旋盤における切削工具の工具状態検出方法
CN102699763A (zh) * 2012-06-13 2012-10-03 哈尔滨理工大学 刀具磨损智能测量仪及测量方法
KR101295265B1 (ko) 2011-12-23 2013-08-09 동의대학교 산학협력단 미세공구 파손 검지 시스템
CN104246634A (zh) * 2012-04-20 2014-12-24 马波斯S.P.A.公司 用于将工具机的工具定位在视觉***的视觉范围内的方法及其相关工具机
WO2015104945A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 三菱重工業株式会社 工作機械の工具折損検知装置
JP2016093872A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 中村留精密工業株式会社 工作機械の工具補正値の自動設定装置及び自動設定方法
DE102016010283A1 (de) 2015-08-31 2017-03-02 Fanuc Corporation Bearbeitungssystem mit funktion zum beibehalten der bearbeitungsgenauigkeit
CN106736825A (zh) * 2015-11-20 2017-05-31 发那科株式会社 机床
JP2017154237A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機の検査システム
JP2018079556A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 北鉅精機股▲ふん▼有限公司 Atc工具交換速度インテリジェントシステム
JP2019089189A (ja) * 2017-11-17 2019-06-13 株式会社ジェイテクト 工作機械
JP2019186632A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 ファナック株式会社 清掃装置
KR102048462B1 (ko) * 2018-07-25 2019-11-25 김인현 너클암 가공용 cnc선반
JP6842591B1 (ja) * 2020-07-07 2021-03-17 Dmg森精機株式会社 工作機械、工作機械の制御方法、および、工作機械の制御プログラム
JP6860730B1 (ja) * 2020-06-25 2021-04-21 Dmg森精機株式会社 画像処理装置及び工作機械
JP7014918B1 (ja) 2021-02-01 2022-02-01 Dmg森精機株式会社 工作機械
JP2022079494A (ja) * 2020-01-15 2022-05-26 Dmg森精機株式会社 画像処理装置、工作機及び画像処理方法
CN115981240A (zh) * 2023-03-22 2023-04-18 中科航迈数控软件(深圳)有限公司 数控机床故障原因确定方法、装置、设备及介质
WO2023132038A1 (ja) * 2022-01-06 2023-07-13 三菱電機株式会社 表示装置、数値制御装置、加工システム、表示方法、数値制御方法および加工方法

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4188607B2 (ja) * 2001-06-27 2008-11-26 本田技研工業株式会社 二足歩行移動体の床反力推定方法及び二足歩行移動体の関節モーメント推定方法
DE10309124A1 (de) * 2003-02-28 2004-10-07 E. Zoller GmbH & Co. KG Einstell- und Messgeräte Reinigungsvorrichtung für ein Einstell- und Messgerät
JP2005230886A (ja) * 2004-02-20 2005-09-02 Hitachi Via Mechanics Ltd Nc制御のレーザ加工機
TWI388397B (zh) * 2004-02-25 2013-03-11 Studer Ag Fritz 用於工作件加工的加工機
GB0404740D0 (en) * 2004-03-03 2004-04-07 Renishaw Plc Tool detection
DE602006006821D1 (de) * 2005-05-27 2009-06-25 Charles Machine Works Bestimmung der position eines fernbedienungsanwenders
US20070198123A1 (en) * 2006-02-23 2007-08-23 Hoffman James J System and method for measuring machining tools and using data generated therefrom
US7424338B1 (en) 2007-04-02 2008-09-09 Honda Motor Co., Ltd. Broken tool detection system
EP2000869A1 (en) * 2007-05-25 2008-12-10 General Electric Company System and method for measuring machining tools with a camera
JP2010158726A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 工作機械の工具洗浄装置
DE102009002244A1 (de) * 2009-04-07 2010-10-14 Manroland Ag Druckmaschine
TWM386950U (en) * 2010-04-09 2010-08-21 shun-sheng Lin Digital display structure for a drilling machine
EP2455186A1 (de) * 2010-11-17 2012-05-23 Schneider GmbH & Co. KG Vorrichtung und Verfahren zum Bearbeiten einer optischen Linse mit automatischer Identifizierung der optischen Linse
US9453716B2 (en) * 2010-10-22 2016-09-27 Makino Milling Machine Co., Ltd. Method of measurement and apparatus for measurement of tool dimensions
JP2016218550A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 ファナック株式会社 加工に使用する工具の取付け状態を確認する数値制御装置
CN107848084B (zh) * 2015-07-29 2021-06-18 株式会社牧野铣床制作所 刀具更换方法以及刀具更换装置
JP6306544B2 (ja) 2015-08-11 2018-04-04 ファナック株式会社 工作機械の洗浄システム
US10344450B2 (en) 2015-12-01 2019-07-09 The Charles Machine Works, Inc. Object detection system and method
JP6356655B2 (ja) * 2015-12-10 2018-07-11 ファナック株式会社 加工屑を除去する機能を有する加工システム
AT519699A1 (de) * 2017-03-10 2018-09-15 Steger Heinrich Bearbeitungsvorrichtung für ein dentales Werkstück
JP6677198B2 (ja) * 2017-03-16 2020-04-08 トヨタ自動車株式会社 ロボットの故障診断支援システム及び故障診断支援方法
EP3432099B1 (en) * 2017-07-20 2021-09-01 Siemens Aktiengesellschaft Method and system for detection of an abnormal state of a machine
DE102019115607A1 (de) 2019-06-07 2020-12-10 E. Zoller Gmbh & Co. Kg Multispann- und Mess- und/oder Einstellstation für Werkzeuge und Verfahren zur Montage/Demontage eines Werkzeugs in/aus einer Werkzeugaufnahme
JP6886506B1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-16 Dmg森精機株式会社 表示装置、画像処理装置、工作機械および液体の放出方法
JP6886505B1 (ja) * 2019-11-29 2021-06-16 Dmg森精機株式会社 表示装置、画像処理装置、工作機械および液体の放出方法
DE102020117316A1 (de) * 2020-07-01 2022-01-05 Homag Gmbh Verfahren zum Überwachen und Steuern einer Werkzeugmaschine und Werkzeugmaschine
DE102020128759A1 (de) 2020-11-02 2022-05-05 Technische Universität Dresden, Körperschaft des öffentlichen Rechts Softwareverfahren zur opto-sensorischen Erkennung, Vermessung und Bewertung von Werkzeugzuständen

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE153746C (ja)
CA1193709A (en) 1980-11-17 1985-09-17 Gary G. Wagner Operator programmable inspection apparatus
KR950004444B1 (ko) * 1991-11-25 1995-05-01 삼성전자주식회사 전자사진 방식을 이용한 기기의 동력전달장치
JP2546960B2 (ja) * 1992-11-25 1996-10-23 久 松嵜 制御装置およびこの制御装置を備えた工作機械
JP3331024B2 (ja) * 1993-10-13 2002-10-07 ファナック株式会社 工具寿命管理方式
JPH09323240A (ja) 1996-06-04 1997-12-16 Mitsubishi Electric Corp 工作機械の工具捕捉装置
JPH1043990A (ja) * 1996-07-26 1998-02-17 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械の主軸端部清掃装置
US6172354B1 (en) * 1998-01-28 2001-01-09 Microsoft Corporation Operator input device
JPH11285910A (ja) * 1998-03-31 1999-10-19 Sumitomo Electric Ind Ltd ドリルの刃先形状の検査装置

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068841A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Nidek Co Ltd 眼鏡レンズ加工装置
JP4551162B2 (ja) * 2004-08-31 2010-09-22 株式会社ニデック 眼鏡レンズ加工装置
JP2007326196A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 J-Net:Kk 工作具検査装置
JP2008000828A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Citizen Seimitsu Co Ltd Nc旋盤およびnc旋盤における切削工具の工具状態検出方法
KR101295265B1 (ko) 2011-12-23 2013-08-09 동의대학교 산학협력단 미세공구 파손 검지 시스템
CN104246634A (zh) * 2012-04-20 2014-12-24 马波斯S.P.A.公司 用于将工具机的工具定位在视觉***的视觉范围内的方法及其相关工具机
JP2015518213A (ja) * 2012-04-20 2015-06-25 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニMarposs S.P.A. 視覚システムの視野内において工作機械の工具を位置決めするための方法、及び、関連する工作機械
CN102699763A (zh) * 2012-06-13 2012-10-03 哈尔滨理工大学 刀具磨损智能测量仪及测量方法
WO2015104945A1 (ja) * 2014-01-10 2015-07-16 三菱重工業株式会社 工作機械の工具折損検知装置
JP2016093872A (ja) * 2014-11-14 2016-05-26 中村留精密工業株式会社 工作機械の工具補正値の自動設定装置及び自動設定方法
US10105808B2 (en) 2015-08-31 2018-10-23 Fanuc Corporation Processing system having function for maintaining processing accuracy
DE102016010283A1 (de) 2015-08-31 2017-03-02 Fanuc Corporation Bearbeitungssystem mit funktion zum beibehalten der bearbeitungsgenauigkeit
JP2017049656A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 ファナック株式会社 加工精度維持機能を有する加工システム
US10442051B2 (en) 2015-08-31 2019-10-15 Fanuc Corporation Processing system having function for maintaining processing accuracy
US10307876B2 (en) 2015-11-20 2019-06-04 Fanuc Corporation Machine tool
CN106736825B (zh) * 2015-11-20 2019-08-27 发那科株式会社 机床
JP2017094420A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 ファナック株式会社 工作機械
CN106736825A (zh) * 2015-11-20 2017-05-31 发那科株式会社 机床
JP2017154237A (ja) * 2016-03-04 2017-09-07 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機の検査システム
US10475176B2 (en) 2016-03-04 2019-11-12 Fanuc Corporation Inspection system for wire electrical discharge machine
JP2018079556A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 北鉅精機股▲ふん▼有限公司 Atc工具交換速度インテリジェントシステム
JP2019089189A (ja) * 2017-11-17 2019-06-13 株式会社ジェイテクト 工作機械
US10866411B2 (en) 2018-04-04 2020-12-15 Fanuc Corporation Cleaning device
JP2019186632A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 ファナック株式会社 清掃装置
KR102048462B1 (ko) * 2018-07-25 2019-11-25 김인현 너클암 가공용 cnc선반
JP2022079494A (ja) * 2020-01-15 2022-05-26 Dmg森精機株式会社 画像処理装置、工作機及び画像処理方法
JP7253088B2 (ja) 2020-01-15 2023-04-05 Dmg森精機株式会社 画像処理装置、工作機及び画像処理方法
JP6860730B1 (ja) * 2020-06-25 2021-04-21 Dmg森精機株式会社 画像処理装置及び工作機械
JP2022007062A (ja) * 2020-06-25 2022-01-13 Dmg森精機株式会社 画像処理装置及び工作機械
JP6842591B1 (ja) * 2020-07-07 2021-03-17 Dmg森精機株式会社 工作機械、工作機械の制御方法、および、工作機械の制御プログラム
JP2022022785A (ja) * 2020-07-07 2022-02-07 Dmg森精機株式会社 工作機械、工作機械の制御方法、および、工作機械の制御プログラム
JP7014918B1 (ja) 2021-02-01 2022-02-01 Dmg森精機株式会社 工作機械
JP2022117544A (ja) * 2021-02-01 2022-08-12 Dmg森精機株式会社 工作機械
WO2023132038A1 (ja) * 2022-01-06 2023-07-13 三菱電機株式会社 表示装置、数値制御装置、加工システム、表示方法、数値制御方法および加工方法
CN115981240A (zh) * 2023-03-22 2023-04-18 中科航迈数控软件(深圳)有限公司 数控机床故障原因确定方法、装置、设备及介质

Also Published As

Publication number Publication date
US6479960B2 (en) 2002-11-12
DE10113543A1 (de) 2002-01-31
US20020003415A1 (en) 2002-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002018680A (ja) 工作機械
CN110052887B (zh) 清洁***
US20180250783A1 (en) Machine tool system
JP6935168B2 (ja) 加工装置
EP2511055B1 (en) Robot system and method for operating robot system
JP2017013182A (ja) 工作機械、ワーク清掃方法
CN112800821A (zh) 判定是否需要清洗机床的作业区域的装置、清洗***和方法
WO2021049186A1 (ja) 工具検査システム
CN118003140A (zh) 设定清洗对象区域的方法和判定是否需要清洗机床的作业区域的方法
WO2021161775A1 (ja) 情報処理装置及び情報処理システム
CN115103737B (zh) 信息处理装置及信息处理***
CN114746213A (zh) 显示装置、机床及液体的放出方法
JP7014918B1 (ja) 工作機械
JP2017159201A (ja) ワーク洗浄装置、及びワーク洗浄方法
WO2021225584A1 (en) A robust two-in-one sensor signal acquisition method for online manufacturing process and tool condition monitoring system
JP2503898B2 (ja) ダイボンド認識装置
WO2022163426A1 (ja) 画像処理装置
EP4289549A1 (en) Machine tool
CN214555445U (zh) 用于芯片分拣机的监测***
JP6946587B1 (ja) 画像処理装置および工作機械
JP6946583B1 (ja) 画像処理装置
JP7433594B2 (ja) 工作機械の切屑検出装置
JP6998487B1 (ja) 工作機械
CN114147541A (zh) 数控机床内刀具底面的图像采集***及方法
US20240028781A1 (en) Imaging condition adjusting device and imaging condition adjusting method