JP2002018358A - 砕石微粉末の混合選別装置 - Google Patents
砕石微粉末の混合選別装置Info
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- JP2002018358A JP2002018358A JP2000207630A JP2000207630A JP2002018358A JP 2002018358 A JP2002018358 A JP 2002018358A JP 2000207630 A JP2000207630 A JP 2000207630A JP 2000207630 A JP2000207630 A JP 2000207630A JP 2002018358 A JP2002018358 A JP 2002018358A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な装置構成で、砕石微粉末と安定材の混
合と解砕選別とを行えて所定内粒度の粒状物を極力多く
製造することのできる砕石微粉末の混合選別装置を提供
する。 【解決手段】 砕石微粉末と安定材とを混合して粒状化
する混合機３を備え、該混合機３の下位には所定内粒度
の粒状物を篩分ける振動篩４を備える。また、振動篩４
の排出側に可撓性板材２４の一端側を固着して他端側の
自由端を篩網上に載せ掛ける。そして混合機３にて撹拌
混合した混合物を振動篩４に払い出して篩い、網目を通
過しない塊状物は可撓性板材２４と篩網との間を通過さ
せる間に振動する可撓性板材２４の打撃により解砕して
網目を通過させる。
合と解砕選別とを行えて所定内粒度の粒状物を極力多く
製造することのできる砕石微粉末の混合選別装置を提供
する。 【解決手段】 砕石微粉末と安定材とを混合して粒状化
する混合機３を備え、該混合機３の下位には所定内粒度
の粒状物を篩分ける振動篩４を備える。また、振動篩４
の排出側に可撓性板材２４の一端側を固着して他端側の
自由端を篩網上に載せ掛ける。そして混合機３にて撹拌
混合した混合物を振動篩４に払い出して篩い、網目を通
過しない塊状物は可撓性板材２４と篩網との間を通過さ
せる間に振動する可撓性板材２４の打撃により解砕して
網目を通過させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、採石場、砕石場ま
たは製砂場等にて砕石を洗浄する湿式処理を行い、その
廃水処理プロセスから回収される砕石微粉末（脱水ケー
キ）に生石灰や石化系安定材等を加えて撹拌混合して粒
状化し、その強度を高めるとともに安定性を確保する砕
石微粉末の混合選別装置に関する。
たは製砂場等にて砕石を洗浄する湿式処理を行い、その
廃水処理プロセスから回収される砕石微粉末（脱水ケー
キ）に生石灰や石化系安定材等を加えて撹拌混合して粒
状化し、その強度を高めるとともに安定性を確保する砕
石微粉末の混合選別装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】採石場、砕石場または製砂場等では砕石
を洗浄するなどの湿式処理をしてその廃水処理プロセス
から多量の砕石微粉末が発生している。この砕石微粉末
は粒径の極めて細かい砂質系の微粒子であって、雨水等
により容易に泥状化してしまう性状のため、産業廃棄物
として埋め立て処分されていた。
を洗浄するなどの湿式処理をしてその廃水処理プロセス
から多量の砕石微粉末が発生している。この砕石微粉末
は粒径の極めて細かい砂質系の微粒子であって、雨水等
により容易に泥状化してしまう性状のため、産業廃棄物
として埋め立て処分されていた。
【０００３】ところで、このような性状を有する砕石微
粉末の処理方法として、最近では、砕石微粉末に生石灰
や石灰系安定材を適宜量添加し、混合機にて攪拌混合し
状化して安定処理砕石微粉末を製造し、この安定処理砕
石微粉末をクラッシャラン（岩石または玉石をクラッシ
ャで割りっぱなしたままの砕石）または再生クラッシャ
ランと混合すれば、水硬性複合路盤材として有効利用で
きることが判明している。そして、前記粒状化した安定
処理砕石微粉末の品質は、粒度が５ｍｍ篩通過質量百分
率９５％以上に適合することを要求している。
粉末の処理方法として、最近では、砕石微粉末に生石灰
や石灰系安定材を適宜量添加し、混合機にて攪拌混合し
状化して安定処理砕石微粉末を製造し、この安定処理砕
石微粉末をクラッシャラン（岩石または玉石をクラッシ
ャで割りっぱなしたままの砕石）または再生クラッシャ
ランと混合すれば、水硬性複合路盤材として有効利用で
きることが判明している。そして、前記粒状化した安定
処理砕石微粉末の品質は、粒度が５ｍｍ篩通過質量百分
率９５％以上に適合することを要求している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、混合機
にて砕石微粉末と安定材を混合して安定処理砕石微粉末
を製造すると、所定内粒度の粒状物に混じって、混合槽
内壁に付着したものが排出直前に削り取られたりするな
ど大きな塊のままの塊状物が排出されることがある。こ
の不要な塊状物は次工程の篩装置などで取り除かれるこ
ととなるが、取り除かれる量が多いと骨材資源の有効利
用率が悪くなるという問題がある。
にて砕石微粉末と安定材を混合して安定処理砕石微粉末
を製造すると、所定内粒度の粒状物に混じって、混合槽
内壁に付着したものが排出直前に削り取られたりするな
ど大きな塊のままの塊状物が排出されることがある。こ
の不要な塊状物は次工程の篩装置などで取り除かれるこ
ととなるが、取り除かれる量が多いと骨材資源の有効利
用率が悪くなるという問題がある。
【０００５】本発明は上記の点に鑑み、簡単な装置構成
で、砕石微粉末と安定材の混合と解砕選別とを行えて所
定内粒度の粒状物を極力多く製造することのできる砕石
微粉末の混合選別装置を提供することを課題とする。
で、砕石微粉末と安定材の混合と解砕選別とを行えて所
定内粒度の粒状物を極力多く製造することのできる砕石
微粉末の混合選別装置を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項１記載の砕石微粉末の混合選別装
置にあっては、砕石微粉末と安定材とを混合して粒状化
する混合機を備え、該混合機の下位には所定内粒度の粒
状物を篩分ける振動篩を備えると共に、該振動篩の排出
側には振動篩の振動を利用して網目を通過しない塊状物
に打撃を加えて解砕する打撃手段を備えたことを特徴と
している。
決するために、請求項１記載の砕石微粉末の混合選別装
置にあっては、砕石微粉末と安定材とを混合して粒状化
する混合機を備え、該混合機の下位には所定内粒度の粒
状物を篩分ける振動篩を備えると共に、該振動篩の排出
側には振動篩の振動を利用して網目を通過しない塊状物
に打撃を加えて解砕する打撃手段を備えたことを特徴と
している。
【０００７】また、請求項２記載の砕石微粉末の混合選
別装置にあっては、前記打撃手段として、振動篩の排出
側に可撓性板材の一端側を固着して他端側の自由端を篩
網上に載せ掛け、網目を通過しない塊状物が可撓性板材
と篩網との間を通過する間に振動する可撓性板材の打撃
により解砕する構成としたことを特徴としている。
別装置にあっては、前記打撃手段として、振動篩の排出
側に可撓性板材の一端側を固着して他端側の自由端を篩
網上に載せ掛け、網目を通過しない塊状物が可撓性板材
と篩網との間を通過する間に振動する可撓性板材の打撃
により解砕する構成としたことを特徴としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の砕石微粉
末の混合選別装置によれば、混合機内で砕石微粉末に生
石灰や石灰系安定材等を適宜量添加して攪拌混合する
と、砕石微粉末は安定材によって脱水されて次第に塊状
となり、更に撹拌すると混合羽根によって解砕されてや
がて粒状化していく。混合機にて所定時間混合後、混合
物を下位の振動篩へ排出すると、混合物は振動篩の篩網
に沿って流下する間に大半の所定粒度内の粒状物は篩網
の網目を通過して選別されていく。そして、粒度の大き
い塊状物は網目を通過することなく流下し、やがて打撃
手段のところに到達すると、振動篩の振動に伴って振動
する打撃手段によって衝撃を加えられて解砕され、細か
く解砕されたものは網目を通過して落下し、解砕されず
に残った塊状物や石礫等は所定粒度外の塊状物として選
別除去される。
末の混合選別装置によれば、混合機内で砕石微粉末に生
石灰や石灰系安定材等を適宜量添加して攪拌混合する
と、砕石微粉末は安定材によって脱水されて次第に塊状
となり、更に撹拌すると混合羽根によって解砕されてや
がて粒状化していく。混合機にて所定時間混合後、混合
物を下位の振動篩へ排出すると、混合物は振動篩の篩網
に沿って流下する間に大半の所定粒度内の粒状物は篩網
の網目を通過して選別されていく。そして、粒度の大き
い塊状物は網目を通過することなく流下し、やがて打撃
手段のところに到達すると、振動篩の振動に伴って振動
する打撃手段によって衝撃を加えられて解砕され、細か
く解砕されたものは網目を通過して落下し、解砕されず
に残った塊状物や石礫等は所定粒度外の塊状物として選
別除去される。
【０００９】このように、砕石微粉末と安定材を撹拌混
合して粒状化処理する際にうまく解砕されずに大きな塊
状のものが一緒に排出されても、振動篩にて打撃を加え
ながら篩うことによって所定粒度内の粒状物を極力多く
選別回収することができる。
合して粒状化処理する際にうまく解砕されずに大きな塊
状のものが一緒に排出されても、振動篩にて打撃を加え
ながら篩うことによって所定粒度内の粒状物を極力多く
選別回収することができる。
【００１０】また、本発明の請求項２記載の砕石微粉末
の混合選別装置によれば、打撃手段として、振動篩の排
出側に可撓性板材の一端側を固着して他端側の自由端を
篩網上に載せ掛けたので、可撓性板材は振動篩の振動に
よって篩網を打撃するよう動いており、篩網を通過しな
い塊状物も可撓性板材の打撃によってある程度解砕され
て所定内粒度の粒状物として選別回収される。この打撃
手段は構成も簡単で、かつ安価であって効果的である。
の混合選別装置によれば、打撃手段として、振動篩の排
出側に可撓性板材の一端側を固着して他端側の自由端を
篩網上に載せ掛けたので、可撓性板材は振動篩の振動に
よって篩網を打撃するよう動いており、篩網を通過しな
い塊状物も可撓性板材の打撃によってある程度解砕され
て所定内粒度の粒状物として選別回収される。この打撃
手段は構成も簡単で、かつ安価であって効果的である。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【００１２】図中の１は砕石微粉末と安定材を加えて混
合して粒状化する砕石微粉末の混合選別装置であって、
架台２上に砕石微粉末を造粒処理する混合機３を搭載
し、該混合機３の下位に解砕選別する振動篩４を配設し
ている。なお、図示していないが、混合機３の上位には
砕石微粉末及び安定材の貯蔵、計量槽等を適宜配設す
る。
合して粒状化する砕石微粉末の混合選別装置であって、
架台２上に砕石微粉末を造粒処理する混合機３を搭載
し、該混合機３の下位に解砕選別する振動篩４を配設し
ている。なお、図示していないが、混合機３の上位には
砕石微粉末及び安定材の貯蔵、計量槽等を適宜配設す
る。
【００１３】前記混合機３としては、例えば、混合槽５
に二本の平行な混合軸６、６´を貫通して混合槽５に固
定した軸受７により回転自在に支持し、駆動用モータ８
にて混合軸６、６´を図２の矢印で示す相反方向に回転
させる二軸式混合機を採用する。前記混合軸６、６´に
はアーム９、１０を放射状に配設すると共に、アーム９
の先端には塊状物を擦り潰す作用を担う擦り潰し羽根１
１を、またアーム１０の先端には混合槽５に付着した材
料を掻き取る作用を担う掻き取り羽根１２を配設してい
る。
に二本の平行な混合軸６、６´を貫通して混合槽５に固
定した軸受７により回転自在に支持し、駆動用モータ８
にて混合軸６、６´を図２の矢印で示す相反方向に回転
させる二軸式混合機を採用する。前記混合軸６、６´に
はアーム９、１０を放射状に配設すると共に、アーム９
の先端には塊状物を擦り潰す作用を担う擦り潰し羽根１
１を、またアーム１０の先端には混合槽５に付着した材
料を掻き取る作用を担う掻き取り羽根１２を配設してい
る。
【００１４】前記擦り潰し羽根１１は、混合槽５の内壁
との隙間に擦り潰そうとする塊状物を噛み込んで内壁に
強く押し付ける形状となっており、また、掻き取り羽根
１２は、擦り潰し羽根１１によって擦り潰されて混合槽
５の内壁に付着した材料を掻き取ると共に、掻き取った
材料を混合軸６、６´の軸心方向に送り出せる形状とな
っており、この両羽根によって擦り潰し作用と掻き取り
作用を何度も繰り返すことによって砕石微粉末を再利用
可能な粒状物にしている。
との隙間に擦り潰そうとする塊状物を噛み込んで内壁に
強く押し付ける形状となっており、また、掻き取り羽根
１２は、擦り潰し羽根１１によって擦り潰されて混合槽
５の内壁に付着した材料を掻き取ると共に、掻き取った
材料を混合軸６、６´の軸心方向に送り出せる形状とな
っており、この両羽根によって擦り潰し作用と掻き取り
作用を何度も繰り返すことによって砕石微粉末を再利用
可能な粒状物にしている。
【００１５】混合槽５の下部には排出口を開放・閉塞す
るゲート１３を備え、該ゲート１３はエアシリンダ１４
にてスライドさせて適量づつ開閉して混合物を徐々に排
出できるようにしている。また、混合槽５の下位には排
出される混合物を振動篩４へと案内する案内ホッパ１５
を配設している。なお、混合機３は上記のような構造の
二軸式混合機に限定するものではなく、要は砕石微粉末
と安定材とを混合して適当に造粒できるものであれば良
い。
るゲート１３を備え、該ゲート１３はエアシリンダ１４
にてスライドさせて適量づつ開閉して混合物を徐々に排
出できるようにしている。また、混合槽５の下位には排
出される混合物を振動篩４へと案内する案内ホッパ１５
を配設している。なお、混合機３は上記のような構造の
二軸式混合機に限定するものではなく、要は砕石微粉末
と安定材とを混合して適当に造粒できるものであれば良
い。
【００１６】振動篩４は、枠体１６に所定の網目を有す
る篩網１７を配設すると共に、適宜位置に振動モーター
１８を取り付け、スプリング１９を介して混合槽５の下
位に傾斜させて吊り下げている。そして、投入された混
合物を振動させながら流下させる間に篩い、網目を通過
した粒状物は案内シュート２０を介して搬送コンベヤ２
１上に落下させて回収し、網目を通過しない塊状物はオ
ーバーサイズ排出シュート２２を介して不要物として系
外に排出するようにしている。なお、篩網１７の網目は
必要に応じて適宜のサイズのものを採用すればよいが、
例えば６ｍｍ程度のものを採用すれば路盤材として好適
な粒状物が得られる。
る篩網１７を配設すると共に、適宜位置に振動モーター
１８を取り付け、スプリング１９を介して混合槽５の下
位に傾斜させて吊り下げている。そして、投入された混
合物を振動させながら流下させる間に篩い、網目を通過
した粒状物は案内シュート２０を介して搬送コンベヤ２
１上に落下させて回収し、網目を通過しない塊状物はオ
ーバーサイズ排出シュート２２を介して不要物として系
外に排出するようにしている。なお、篩網１７の網目は
必要に応じて適宜のサイズのものを採用すればよいが、
例えば６ｍｍ程度のものを採用すれば路盤材として好適
な粒状物が得られる。
【００１７】また、振動篩４の篩網１７の排出側には振
動篩４の振動を利用して網目を通過しない塊状物に打撃
を加えて細かく解砕するための打撃手段２３を配設して
いる。この打撃手段２３としては、例えば図１、図３に
示すような篩網１７と略同幅で適宜長さとしたゴム板等
の可撓性板材２４を使用し、この一端側を枠体１６に掛
け渡した支持部材２５に締結具にて固着し、他端側の自
由端を篩網１７上に載せ掛ける。この可撓性板材２４は
振動篩４の振動に伴って上下に振動して篩網１７上の塊
状物を打撃解砕できるように、適宜重量のものを採用し
たり、或いはバネや重りを取り付けて適宜の打撃力を発
揮できるようにしておく。このように打撃手段として可
撓性板材２４を採用すれば構成が簡単で、かつ安価であ
り、また石礫等の解砕できないものを挟んでも支障がな
いので好都合である。
動篩４の振動を利用して網目を通過しない塊状物に打撃
を加えて細かく解砕するための打撃手段２３を配設して
いる。この打撃手段２３としては、例えば図１、図３に
示すような篩網１７と略同幅で適宜長さとしたゴム板等
の可撓性板材２４を使用し、この一端側を枠体１６に掛
け渡した支持部材２５に締結具にて固着し、他端側の自
由端を篩網１７上に載せ掛ける。この可撓性板材２４は
振動篩４の振動に伴って上下に振動して篩網１７上の塊
状物を打撃解砕できるように、適宜重量のものを採用し
たり、或いはバネや重りを取り付けて適宜の打撃力を発
揮できるようにしておく。このように打撃手段として可
撓性板材２４を採用すれば構成が簡単で、かつ安価であ
り、また石礫等の解砕できないものを挟んでも支障がな
いので好都合である。
【００１８】しかして、混合選別装置１によって砕石微
粉末と安定材を撹拌混合して安定処理砕石微粉末を製造
するときは、先ず、図示しない砕石微粉末貯蔵槽より砕
石微粉末を払い出して計量槽にて所定量計量すると共
に、安定材貯蔵槽より安定材を払い出して計量槽にて所
定量計量し、これら計量したものを混合槽５に投入して
撹拌混合する。砕石微粉末は安定材と撹拌混合される
と、脱水されながら次第に塊状物となり、この塊状物は
擦り潰し羽根１１よる擦り潰しや掻き取り羽根１２によ
る掻き取りを何度も繰り返し受けて細かく解砕されてい
き、やがて粒状化されていく。砕石微粉末が概ね粒状化
されると混合槽５下部のゲート１３をエアシリンダ１４
によって徐々に開放して適量ずつ振動篩４へと排出して
いく。
粉末と安定材を撹拌混合して安定処理砕石微粉末を製造
するときは、先ず、図示しない砕石微粉末貯蔵槽より砕
石微粉末を払い出して計量槽にて所定量計量すると共
に、安定材貯蔵槽より安定材を払い出して計量槽にて所
定量計量し、これら計量したものを混合槽５に投入して
撹拌混合する。砕石微粉末は安定材と撹拌混合される
と、脱水されながら次第に塊状物となり、この塊状物は
擦り潰し羽根１１よる擦り潰しや掻き取り羽根１２によ
る掻き取りを何度も繰り返し受けて細かく解砕されてい
き、やがて粒状化されていく。砕石微粉末が概ね粒状化
されると混合槽５下部のゲート１３をエアシリンダ１４
によって徐々に開放して適量ずつ振動篩４へと排出して
いく。
【００１９】振動篩４に投入された混合物は振動によっ
て篩われながら流下していく間に大半のものは篩網１７
の網目を通過して落下していく。網目を通過しない塊状
物はそのまま篩網１７上を流下して打撃手段２３のとこ
ろに到達する。
て篩われながら流下していく間に大半のものは篩網１７
の網目を通過して落下していく。網目を通過しない塊状
物はそのまま篩網１７上を流下して打撃手段２３のとこ
ろに到達する。
【００２０】塊状物が打撃手段２３である可撓性板材２
４と篩網１７との隙間に入り込んでいくと、塊状物は振
動によって上下に踊る可撓性板材２４によって打撃され
て次第に解砕されていく。こうして、可撓性板２４を通
過する間に解砕されて粒度の小さくなったものは篩網１
７の網目を通過して落下し、案内シュート２０を介して
搬送コンベヤ２１上へと排出されて回収される。また、
所定粒度まで解砕されずに残った石礫等はオーバーサイ
ズ排出シュート２２を介して不要物として系外に排出さ
れる。
４と篩網１７との隙間に入り込んでいくと、塊状物は振
動によって上下に踊る可撓性板材２４によって打撃され
て次第に解砕されていく。こうして、可撓性板２４を通
過する間に解砕されて粒度の小さくなったものは篩網１
７の網目を通過して落下し、案内シュート２０を介して
搬送コンベヤ２１上へと排出されて回収される。また、
所定粒度まで解砕されずに残った石礫等はオーバーサイ
ズ排出シュート２２を介して不要物として系外に排出さ
れる。
【００２１】このように、上記砕石微粉末の混合選別装
置１では、混合機３にて砕石微粉末と安定材とを混合解
砕して粒状化処理した際に、うまく解砕されずに塊状の
ままのものが排出されても振動篩４に備えた打撃手段２
３によって解砕して所定粒度内の粒状物を極力多く回収
できる。
置１では、混合機３にて砕石微粉末と安定材とを混合解
砕して粒状化処理した際に、うまく解砕されずに塊状の
ままのものが排出されても振動篩４に備えた打撃手段２
３によって解砕して所定粒度内の粒状物を極力多く回収
できる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項１記載の砕
石微粉末の混合選別装置によれば、砕石微粉末と安定材
とを混合して粒状化する混合機を備え、該混合機の下位
には所定内粒度の粒状物を篩分ける振動篩を備えると共
に、該振動篩の排出側には振動篩の振動を利用して網目
を通過しない塊状物に打撃を加えて解砕する打撃手段を
備えたので、簡単な装置構成で、砕石微粉末と安定材の
混合と解砕選別とを行えて所定内粒度の粒状物を極力多
く製造できる。
石微粉末の混合選別装置によれば、砕石微粉末と安定材
とを混合して粒状化する混合機を備え、該混合機の下位
には所定内粒度の粒状物を篩分ける振動篩を備えると共
に、該振動篩の排出側には振動篩の振動を利用して網目
を通過しない塊状物に打撃を加えて解砕する打撃手段を
備えたので、簡単な装置構成で、砕石微粉末と安定材の
混合と解砕選別とを行えて所定内粒度の粒状物を極力多
く製造できる。
【００２３】また、請求項２記載の砕石微粉末の混合選
別装置によれば、打撃手段として、振動篩の排出側に可
撓性板材の一端側を固着して他端側の自由端を篩網上に
載せ掛け、網目を通過しない塊状物が可撓性板材と篩網
との間を通過する間に振動する可撓性板材の打撃により
解砕する構成としたので、打撃手段として構成も簡単
で、かつ安価であって効果的である。
別装置によれば、打撃手段として、振動篩の排出側に可
撓性板材の一端側を固着して他端側の自由端を篩網上に
載せ掛け、網目を通過しない塊状物が可撓性板材と篩網
との間を通過する間に振動する可撓性板材の打撃により
解砕する構成としたので、打撃手段として構成も簡単
で、かつ安価であって効果的である。
【図１】本発明に係る砕石微粉末の混合選別装置の一実
施例を示す概略図である。
施例を示す概略図である。
【図２】図１の混合機の一部省略の縦断面図である。
【図３】図１の振動篩の斜視図である。
１…混合選別装置 ３…混合機 ４…振動篩 ５…混合槽 １３…ゲート １４…エアシリンダ １５…案内ホッパ １６…枠体 １７…篩網 １８…振動モーター １９…スプリング ２０…案内シュート ２１…搬送コンベヤ ２２…オーバーサイズ
排出シュート ２３…打撃手段 ２４…可撓性板材 ２５…支持部材
排出シュート ２３…打撃手段 ２４…可撓性板材 ２５…支持部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｂ０２Ｃ 19/00 Ｂ０２Ｃ 19/00 Ｚ Ｆターム(参考） 4D021 AA01 AB02 AC01 CA07 CB09 CB15 DA15 DB20 EA05 EB01 EB02 4D067 CF02 CF10 CF17 CF23 CF24 CF27 CG03 EE13 EE18 GA03 4G004 FA01 FA05 4G035 AB48 4G078 AA03 AB01 BA01 BA07 CA01 CA05 DA03 EA05
Claims (2)
- 【請求項１】砕石微粉末と安定材とを混合して粒状化す
る混合機を備え、該混合機の下位には所定内粒度の粒状
物を篩分ける振動篩を備えると共に、該振動篩の排出側
には振動篩の振動を利用して網目を通過しない塊状物に
打撃を加えて解砕する打撃手段を備えたことを特徴とす
る砕石微粉末の混合選別装置。 - 【請求項２】前記打撃手段として、振動篩の排出側に可
撓性板材の一端側を固着して他端側の自由端を篩網上に
載せ掛け、網目を通過しない塊状物が可撓性板材と篩網
との間を通過する間に振動する可撓性板材の打撃により
解砕する構成としたことを特徴とする請求項１記載の砕
石微粉末の混合選別装置。
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