JP2562116B2 - 解砕機 - Google Patents

解砕機

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JP2562116B2
JP2562116B2 JP6045147A JP4514794A JP2562116B2 JP 2562116 B2 JP2562116 B2 JP 2562116B2 JP 6045147 A JP6045147 A JP 6045147A JP 4514794 A JP4514794 A JP 4514794A JP 2562116 B2 JP2562116 B2 JP 2562116B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、採石場や鉱山の分野
において特に粒子の細かないわゆる『シルト』及び『粘
土』(以下、これらを合わせて粘性土とする)を礫分及
び砂分(以下、これらを合わせて砂質土とする)に類す
る径の大きな粒度の成分に造粒するための粘性土の造粒
装置等において用いられる解砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】採石場(或いは鉱山)等の現場において
は、加工した原料を振動スクリ−ン等によって用途別に
幾種類かの大きさの骨材にふるい分ける。骨材のふるい
分け作業等を行う方法としては水を用いる湿式砕石と、
水を用いない乾式砕石とがあり、いずれにしても大量の
土砂が発生する。一般に採石場や鉱山において処理或い
は発生する土砂を分類する場合、土の種類を粒子の大き
さによって分類し、粒子径が2000μmを越えるもの
を礫分、粒子径が2000μm以下で75μmを越える
ものを砂分、粒子径が75μm以下で5μmを越えるも
のをシルト分、粒子径が5μm以下のものを粘土分とし
ている。そして上記のように分類した土砂の75μm以
下のシルト分及び粘土分の細粒分を粘性土といい、75
μmを越える粗粒分を砂質土という。
【0003】骨材等の建築資材を生産する場合、砂質土
までは建築資材として利用され且つ採取も比較的容易で
あるが、粘性土は利用価値がなくせいぜい埋め立て用程
度しか利用価値がなかった。そこで近年はかかる粘性土
を回収しある一定の径以上の粒子の大きさ即ち砂質土に
類する大きさに造粒する方法或いは装置が提案されるよ
うになっている。
【0004】粘性土を回収し砂質土に造粒する場合、先
ず粘性土の混入している水を大きな水槽に入れて沈殿さ
せ且つ脱水装置で脱水し粘性土分を回収してから造粒処
理するが、このような粘性土には通常一定の水分(通
常、20〜40%程度)が含まれ、この水分を完全に除
去することは困難である。
【0005】図10(A)は従来知られている造粒装置
の全体概要図である。即ち、この造粒装置は一定の水分
を除去した粘性土を積込装置100等で解砕機101へ
投入し、該解砕機101のロ−タ121でこの粘性土を
少量づつ掻き取り小さな土塊としてベルトコンベヤ10
2に載せて送り、途中でサイロ103、104に入れた
水分調整用石粉や硬化剤(セメント)等を混入し、更に
この混入粘性土をコンベヤ105で搬送し、スタビライ
ザ106及びスクリュプレス107で攪拌、搬送しつつ
細砕機108でこれらの混入攪拌物を排出させ、更にコ
ンベヤ109、110で造粒トロンメル111へ送り回
転させつつ造粒し、砂質土となったものはコンベヤ11
2で保管場所へ送り、前記トロンメル111からオ−バ
−フロ−(メッシュオ−バ−)した一部の混合粘性土は
コンベヤ113で前記コンベヤ105へ回収し再び造粒
する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】粘性土の含水率は、場
所により或いはその場所におけるシルト分と粘土分の成
分割合により更には脱水装置でどの程度脱水するかによ
り異なる。そして上記する従来の構成の造粒装置では水
分の含有率が40%以上の粘性土或いは逆に20%以下
のものでなければ効率的な造粒は行えない。即ち、上記
する造粒装置では水分が比較的多い(40%以上)か少
ない(20%以下)かのいずれかの場合しか効率的な稼
働が出来ないという問題がある。その理由は通常の含水
率が20〜40%程度の粘性土を処理する場合、従来の
解砕機101の回転ロ−タ121は、図10(B)に示
すように回転軸121aに丸棒状のブレ−ド121bを
付けただけのものであり、回転時に粘性土がブレ−ド1
21bに固着したり、逆に粘性土の塊をうまく小塊に掻
き取らなかったり、或いは少塊にして飛ばした粘性土が
解砕機101のカバ−122に固着してしまってうまく
コンベヤ102上に次から次へ落下しないことが多いた
めである。また、従来の解砕機ではロ−タで小塊に砕い
た粘性土がカバ−等に固着しコンベヤ上に落下しないこ
とが多いという問題がある。更に従来の解砕機のロ−タ
121の駆動装置は一定回転で使用され、その採石場或
いは鉱山の土質や含水率の粘性土に適した掻き取り回転
数を選択することが出来ず掻き取り性能に大幅なムラが
あるという問題がある。しかし解砕機101で粘性土を
常に一定量掻き取らないと造粒装置全体がうまく稼働出
来なくなることが多かった。
【0007】この発明は上記する課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とする所は通常の含水率(20〜
40%)を有する粘性土を意図する通り掻き取ることが
出来て、更にその粘性土に適した或いは含水率に対応し
た最適の掻き取り回転数を選択することが出来且つ効率
的に粘性土を砂質土に造粒することの出来る造粒装置等
で用いられる解砕機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は上記す
る課題を解決するために、解砕機が、 粘性土を投入するホッパ部と、該ホッパ部の端部に設
置され回転軸に複数本のブレ−ドを放射状に固定すると
共にこれらのブレ−ドの先端部の軸方向に細長板を固定
して成るロ−タ及び該ロ−タ駆動装置と、前記ロ−タを
覆うように設置されるカバ−に懸垂されて該ロ−タの近
傍に配置されたスクリ−ンと、前記ホッパ部の下部に設
置され粘性土を積載しつつ前記ロ−タ方向に搬送される
コンベヤ及び該コンベヤ駆動装置と、より成ることを特
徴とする。また、前記ロ−タ駆動装置とコンベヤ駆動
装置に可変速装置を取付けてなることを特徴とする。
【0009】
【作用】解砕機を上記手段としたときの作用について添
付図(図1乃至図6)とその符号を用いて説明する。 の手段による解砕機では、ロ−タ12はホッパ部11
に溜められた粘性土Gを回転しながら掻き取って小塊M
とする。即ち、ロ−タ12はその回転ブレ−ド12bの
先端部軸方向に細長板12cを固定すると確実に且つ所
定の大きさの小塊とすることが出来るという優れた特徴
を有するようになる。また、カバ−16は前記ロ−タ1
2で掻き取られた粘性土の小塊Mが飛び出さないように
するためのものであるが、該カバ−16に懸垂されたス
クリ−ン17は、所謂『イツキ(固着)』を防止する。
即ち、カバ−16に懸垂されたスクリ−ン17は、掻き
取られた粘性土の小塊Mが衝突したとき自然に揺動或い
は振動して前記コンベヤ31へ振り落とす作用をする。
該スクリ−ン17を設置しないと、粘性土の小塊はカバ
−16へ衝突してそのまま固着しコンベヤ31へ落下し
ないことが多かったが、該スクリ−ン17により粘性土
小塊Mの衝突により絶えず揺れ動き、この動作により粘
性土小塊Mを固着させることなく確実にコンベヤ31へ
落下させることが出来る。また、前記ホッパ部11の下
に設置される前記コンベヤ14の上には粘性土が山積み
されるが、前端部では前記ロ−タ12により絶えず掻き
取られているので絶えず該ロ−タ12方向に粘性土を送
り込むように駆動することによりロ−タ12が確実に粘
性土を掻き取るようになる。更に、の手段では、ロ−
タ12により粘性土の掻き取り量を変更する必要が生じ
た場合、若しくは回転数を変更して掻き取る方が良い場
合、直ちに駆動装置13の回転数を変更し適正な回転数
とすることが出来る。そして駆動装置15も可変速装置
により変速可能としてあるので粘性土の送り量をロ−タ
12の回転数に応じて調整することが出来る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1はこの発明の解砕機を用いる
造粒装置の全体構成図である。この造粒装置は、脱水装
置(図示せず)により水分含有率を大体40%程度以下
とした粘性土を小塊に掻き取る解砕機1と、該解砕機1
により掻き取られた小塊を連続的に搬送する搬送機構3
と、一定量の粘性土と硬化剤(セメント等)或いは石粉
或いは石灰(生石灰や消石灰)或いは乳化剤等を投入し
て攪拌、混練するミキサ−5と、攪拌、混練処理された
粘性土及び硬化剤等の混合物を該ミキサ−5よりシュ−
タ20を介して投入し回転しつつ造粒処理するトロンメ
ル7と、より構成される。更に、前記トロンメル7に
は、一定の径以下に造粒された砂(即ち、完成品である
砂質土)を搬出するコンベヤ9と造粒途中でトロンメル
7端部よりオ−バ−フロ−した混合物や造粒形成された
砂質土を前記ミキサ−5にフィ−ドバックするコンベヤ
10等が設置されている。
【0011】図2はこの発明の解砕機1の平面図、図3
は側面図、図4は正面図である。各構成を説明すると、
先ず11は粘性土Gを投入し溜めるホッパ部であって、
該ホッパ部11には脱水装置(図示せず)で脱水された
粘性土Gを積込装置やコンベヤ(図示せず)で搬入す
る。12はロ−タであって、図5(A)の斜視図にも示
すように回転軸12aに複数本のブレ−ド(板状のバ
−)12bが放射状に固定され、更に該ブレ−ド12b
の先端部には軸方向に細長板12cが固定される。回転
軸12aに設けるブレ−ド12bの数は増やしても良い
し減らしても良い。該ロ−タ12は回転駆動させること
によって前記ホッパ部11の端部に投入された粘性土G
を掻き取るように設置される。尚、前記ロ−タ12のブ
レ−ド12bは、図5(B)に示すように、先端部に細
長板12cを固定する代わりに短い板12dを固定した
T字形のブレ−ドとしても良い。このようにT字形のブ
レ−ド13bでも前記細長板12cを固定した場合と同
様に粘性土をうまく掻き取ることが出来る。
【0012】13は前記ロ−タ13を駆動するための駆
動装置であるが、該駆動装置13としてはインバ−タを
取り付けた電動モ−タ、ギヤドモ−タのように変速機構
を組み込んであるモ−タ、別個の変速機構を介してロ−
タ12を駆動するモ−タ等、その他の可変速機構を組込
んだ電動モ−タ又は油圧モ−タ或いはエンジン等の駆動
源を使用する。また、16は前記ロ−タ12を覆うよう
に設置されるカバ−であるが、該カバ−16にはスクリ
−ン17が懸垂されて前記ロ−タ12の近傍に配置され
る。該スクリ−ン17は通常表面が滑らかなゴム(天然
ゴムや合成ゴム或いは合成樹脂でも可)で製作する。
【0013】前記ホッパ部11の下部に設置されるコン
ベヤ14の上には粘性土が積載され、そして該コンベヤ
14は前記ロ−タ12方向にコンベヤ駆動装置(電動モ
−タ又は油圧モ−タ或いはエンジン等の駆動源及び変速
機構)15によって搬送駆動される。該駆動装置15に
もインバ−タ或いはギヤ変速機構等可変速装置付の駆動
装置を使用する。該コンベヤ14の前端部下側にはミキ
サ−5方向へ粘性土の小塊Mを搬送するコンベヤ31へ
うまく投入落下させるための投入用シュ−タ18が設置
してある。
【0014】この解砕機は以上のような構成からなる
が、次にその作用について説明する。前記ロ−タ12は
ホッパ部11に溜められた粘性土Gを回転しながら掻き
取って小塊Mとする作用をする。即ち、図10(B)に
示す従来のロ−タ121の回転軸121aに丸棒状のブ
レ−ド121bを取付けたものは先端部に粘性土が固着
し小塊として掻き取りコンベヤ102へうまく落下させ
なかったり、或いは粘性土の塊に切込みを入れるだけで
小塊として掻き取り不能ということがあった。特に従来
の前記ロ−タ121は可変速機構が無く、また回転数が
一定であるため粘性土の水分含有率によっては解砕機と
して機能しなくなるものがあった。しかし解砕機1のロ
−タ12はその回転ブレ−ド12bの先端部軸方向に細
長板12cを固定したり、或いは短い板12dを固定す
ると確実に且つ所定の大きさの小塊とすることが出来る
という優れた特徴を有するようになる。
【0015】次に、前記カバ−16は前記ロ−タ12で
掻き取られた粘性土の小塊Mが飛び出さないようにする
ためのものであるが、該カバ−16に懸垂されたスクリ
−ン17は、所謂『イツキ(固着)』を防止する。即
ち、カバ−16に懸垂されたスクリ−ン17は、掻き取
られた粘性土の小塊Mが衝突したとき自然に揺動或いは
振動して前記コンベヤ31(図6参照)へ振り落とす作
用をする。該スクリ−ン17を設置しないと、粘性土の
小塊はカバ−16へ衝突してそのまま固着しコンベヤ3
1へ落下しないことが多かったが、該スクリ−ン17に
より粘性土小塊Mの衝突により絶えず揺れ動き、この動
作により粘性土小塊Mを固着させることなく確実にコン
ベヤ31へ落下させることが出来る。
【0016】また、前記ホッパ部11の下に設置される
前記コンベヤ14の上には粘性土が山積みされるが、前
端部では前記ロ−タ12により絶えず掻き取られている
ので絶えず該ロ−タ12方向に粘性土を送り込むように
駆動することによりロ−タ12が確実に粘性土を掻き取
るようになる。
【0017】更に、前記ロ−タ12を回転駆動する駆動
装置13としてはインバ−タ(図示せず)を取付けた電
動モ−タ或いは変速機構を組込んだギヤドモ−タ或いは
別個に変速機構を備えた駆動装置等を用いるのでロ−タ
12により粘性土の掻き取り量を変更する必要が生じた
場合、若しくは回転数を変更して掻き取る方が良い場
合、直ちに駆動装置13の回転数を変更し適正な回転数
とすることが出来る。そしてコンベヤ14の駆動装置1
5も可変速装置により変速可能としてあるので粘性土の
送り量をロ−タ12の回転数に応じて調整することが出
来る。
【0018】次に、この発明の解砕機1を用いる造粒装
置の構成について簡単に説明する。図6は前記解砕機1
と該解砕機1で解砕された粘性土の小塊Mを搬送する搬
送機構3と小塊Mを投入するミキサ−5等の全体を示す
平面図であり、図7はその側面図である。搬送機構3は
前記解砕機1より落下する粘性土小塊Mを連続的に搬送
するコンベヤ31と該コンベヤ31の駆動装置(電動モ
−タ又は油圧モ−タ或いはエンジン等の駆動源及び変速
機構)32と、該コンベヤ32の下側設置され搬送され
る粘性土小塊Mの重量を連続的に測定する計量装置2と
より構成される。更に、前記解砕機1のロ−タ12の駆
動装置13及びコンベヤ14の駆動装置15と該計量装
置2及び駆動装置32更にミキサ−5のモ−タ(電動モ
−タ又は油圧モ−タ或いはエンジン等の駆動源)53、
54はコントロ−ラ或いは演算処理装置4(以下、CP
U4とする)により制御するようにしてある。
【0019】また、前記ミキサ−5の近くには硬化剤或
いは石粉或いは石灰(生石灰や消石灰)等を入れたサイ
ロ6が設置され、投入された粘性土小塊Mと共に該ミキ
サ−5に投入され適宜ミキサ−5の攪拌室51に投入す
るにようにしてある。こうして前記解砕機1のロ−タ1
2で掻き取られた粘性土の小塊Mは搬送機構3により次
々とミキサ−5に搬送、投入され、硬化剤等と共に攪
拌、混練されるようになっている。
【0020】前記ミキサ−5に投入された粘性土と硬化
剤等は攪拌室51で駆動装置53を駆動源としてブレ−
ド(図示せず)によって攪拌、混練される。そして所定
の時間攪拌、混練された粘性土と硬化剤等の混合物は別
個のモ−タ54によりル−ダ(図示せず)を備えたフィ
−ダ室52より後述するトロンメル7の内部へ排出させ
る。
【0021】図8はミキサ−5より排出された混合物を
砂質土に形成するためのトロンメル7の側面図、9は図
8のP矢視図である。このトロンメル7はその端部に大
歯車71が装着され且つ該大歯車71に駆動装置(電動
モ−タ又は油圧モ−タ或いはエンジン等の駆動源及び変
速機構)72で駆動する小歯車73を噛合させて回転さ
せる。更に該トロンメル7には両端部にリング74、7
5が装着され、ロ−ラ76、77で支持させて滑らかに
ゆっくり回転させるようにしてある。該トロンメル7は
胴体部7aとメッシュ部7bとより構成されるが、更に
メッシュ部7bの外側には円筒部7cが付設してある。
前記ミキサ−5より排出された混合物は該トロンメル7
の回転と共に該胴体部7a内部で水分を蒸発させつつ回
転し徐々に硬化しながら造粒されて砂分に相当する径を
有する粒子、即ち砂質土となっていく。そして一定の大
きさの径の造粒物、即ち『砂質土』となるとメッシュ部
7bから排出されコンベヤ9で所定の場所に保管され
る。尚、7dは混合物の付着を防止するためのゴム製シ
−トである。
【0022】次の
【表1】は、兵庫県西宮市の砕石現場における粘性土
(一部礫分と砂分を含む)をこの発明の解砕機1を用い
た造粒装置により造粒処理した粒度特性の平均値を示す
表である。
【表1】
【0023】
【発明の効果】この発明の解砕機は以上詳述したような
構成としたので、通常の含水率の粘性土の山積みしたも
のを小塊に掻き取る場合、効率的に小塊に掻き取る作業
を行うことが出来る。特に、従来ロ−タのブレ−ドが粘
性土を掻き取る場合ブレ−ド自身に『イツキ(固着)』
が生じたり或いは『粘性土の塊の切り込み』が生じるこ
とが多く十分掻き取り動作を行うことが出来なかった
が、この発明の解砕機によれば意図する量の小塊を確実
に掻き取ることが出来る。更に、この発明の解砕機では
ロ−タの駆動装置に変速機構を組み込み粘性度の状況に
応じて回転数を変更し意図する通りの量の粘性土の掻き
取りが可能となったので、後の粘性土の搬送作業、ミキ
サ−による攪拌、混練作業、トロンメルよる造粒作業等
全体の流れがうまくコントロ−ル出来るようになり造粒
作業の効率化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の解砕機を用いる造粒装置の全体構成
図である。
【図2】この発明の解砕機の平面図である。
【図3】この発明の解砕機の側面図である。
【図4】この発明の解砕機の正面図である。
【図5】図5(A)はこの発明の解砕機で使用されるロ
−タの斜視図の一部を示す図であり、図5(B)はこの
ロ−タの変形例の斜視図の一部を示す図である。
【図6】この発明の解砕機と該解砕機で解砕された粘性
土の小塊を搬送する搬送機構とミキサ−の平面図であ
る。
【図7】この発明の解砕機と該解砕機で解砕された粘性
土の小塊を搬送する搬送機構とミキサ−の側面図であ
る。
【図8】この発明の解砕機を用いる造粒装置のトロンメ
ルの側面図である。
【図9】図8のP矢視図である。
【図10】従来の粘性土の造粒装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1 解砕機 11 ホッパ部 12 ロ−タ 12a 回転軸 12b ブレ−ド 12c 細長板 13、15 駆動装置 14 コンベヤ 16 カバ− 17 スクリ−ン 3 搬送機構 4 CPU 5 ミキサ− 51 攪拌室 52 フィ−ダ室 7 トロンメル 7a 胴体部 7b メッシュ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 善洋 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目1番 40号 (56)参考文献 実公 昭30−9675(JP,Y1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性土を投入するホッパ部と、該ホッパ
    部の端部に設置され回転軸に複数本のブレ−ドを放射状
    に固定すると共にこれらのブレ−ドの先端部の軸方向に
    細長板を固定して成るロ−タ及び該ロ−タ駆動装置と、
    前記ロ−タを覆うように設置されるカバ−に懸垂されて
    該ロ−タの近傍に配置されたスクリ−ンと、前記ホッパ
    部の下部に設置され粘性土を積載しつつ前記ロ−タ方向
    に搬送されるコンベヤ及び該コンベヤ駆動装置と、より
    成ることを特徴とする解砕機。
  2. 【請求項2】 前記ロ−タ駆動装置とコンベヤ駆動装置
    に可変速装置を取付けてなることを特徴とする請求項第
    1項記載の解砕機。
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