JP2002015806A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002015806A
JP2002015806A JP2000196462A JP2000196462A JP2002015806A JP 2002015806 A JP2002015806 A JP 2002015806A JP 2000196462 A JP2000196462 A JP 2000196462A JP 2000196462 A JP2000196462 A JP 2000196462A JP 2002015806 A JP2002015806 A JP 2002015806A
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JP
Japan
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hole
press
terminal fitting
fitting
connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000196462A
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English (en)
Inventor
Yasuo Matsushita
靖生 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子金具の圧入抵抗を軽減しつつ圧入後にお
ける端子金具の遊動を規制する。 【解決手段】 貫通孔11の内面には、その長さ方向に
離間した2カ所に配され、貫通孔11に挿入される端子
金具20に対して潰れ変形しつつ密着する圧入部14
A,14Bが形成されており、また、貫通孔における2
カ所の圧入部14A,14Bを除いた領域は、端子金具
20との間にクリアランスを空ける遊嵌部18とされて
いる。端子金具20を貫通孔11に挿入する際に摩擦抵
抗が生じるのは、貫通孔11の全長のうち2カ所の圧入
部14A,14Bのみに限られるので、貫通孔11の全
長に亘って摩擦が生じる場合に比べて挿入抵抗が軽減さ
れる。また、端子金具20は貫通孔11の長さ方向に離
間した2カ所の圧入部14A,14Bにおいて固定され
るので、端子金具20が上下左右に揺動することはな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、基板用コネクタでは、合成樹脂
製のハウジングに貫通孔を形成し、その貫通孔に細長い
端子金具を圧入して組み付けることが行われており、こ
のように端子金具を圧入するタイプのコネクタとして、
特開平11−26058号公報に開示されているもの等
かある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにハウジング
に端子金具を圧入するタイプのコネクタでは、コネクタ
の小型化に伴って端子金具が細くなると、圧入による抵
抗に負けて端子金具が座屈変形を来す虞がある。
【0004】尚、この対策としては、貫通孔の全長のう
ち端子金具が圧入状態となって摩擦を生じる箇所を一部
分のみとし、それ以外では端子金具と貫通孔の内面との
間にクリアランスが空くようにする構造も考えられてい
るが、この構造では、端子金具を一部のみでハウジング
に支承することになるため、その支承部分を支点として
端子金具が揺動し、ハウジング外において端子金具の端
部にアライメントの狂いを生じる虞がある。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、端
子金具の圧入抵抗を軽減しつつ圧入後における端子金具
の遊動を規制することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、合成
樹脂製のハウジングに貫通孔を形成し、その貫通孔に端
子金具を圧入するようにしたコネクタにおいて、前記貫
通孔の内面には、その長さ方向に離間した2カ所に配さ
れ、前記貫通孔に挿入される前記端子金具に対して潰れ
変形しつつ密着する圧入部が形成されているとともに、
前記貫通孔における前記2カ所の圧入部を除いた領域
は、前記端子金具との間にクリアランスを空ける遊嵌部
とされている構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記2カ所の圧入部が、前記貫通孔の長さ方向に視
て互いに位相がずれた配置とされている構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]端子金具を
貫通孔に挿入する際に摩擦抵抗が生じるのは、貫通孔の
全長のうち2カ所の圧入部のみに限られるので、貫通孔
の全長に亘って摩擦が生じる場合に比べて挿入抵抗が軽
減される。また、端子金具は貫通孔の長さ方向に離間し
た2カ所の圧入部において固定されるので、端子金具が
揺動することはない。
【0009】[請求項2の発明]2カ所の圧入部は貫通
孔の長さ方向に視て互いに位相がずれた配置とされてい
るので、2カ所の圧入部及びその両圧入部の間に配され
た遊嵌部を成形するに際して、貫通孔の長さ方向に型抜
きされる金型を用いることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図4を参照して説明す
る。本実施形態は基板用コネクタに適用したものであ
る。尚、以下の説明において、前後方向については図
1,3,4における左側を前方ということにする。
【0011】基板用コネクタは、合成樹脂製のハウジン
グ10と、このハウジング10に取り付けられる複数本
の端子金具20とからなる。端子金具20は、全体とし
て細長く、且つその横断面形状は正方形をなしている。
ハウジング10には、前後方向に貫通する複数の細長い
貫通孔11が形成されている。貫通孔11は、正方形断
面の端子金具20に合わせて全体として正方形断面をな
し、ハウジング10を貫通してその前後両端面に開口す
るように形成されている。貫通孔11の高さ寸法及び幅
寸法は、端子金具20の高さ寸法及び幅寸法よりも僅か
に大きい寸法とされているが、その寸法差は、端子金具
20が貫通孔11内でガタ付きを生じるほどには大きく
なく、端子金具20と貫通孔11の寸法公差を吸収し得
る必要最小の寸法とされている。尚、貫通孔11の前端
部は、前方に向かってテーパ状に拡がる誘導面12とさ
れている。
【0012】貫通孔11における上下左右の各内面に
は、夫々、貫通孔11の長さ方向と平行な型抜き溝13
A,13Bが形成されている。各型抜き溝13A,13
Bは、上下両内面においては幅方向中央に配され、左右
両内面においては高さ方向中央に配されている。また、
各型抜き溝13A,13Bは、いずれもハウジング10
を貫通してその前後両端面に開口されている。左右両内
面の型抜き溝13Aの前端部には、内向きに突出する一
対の突起15Aが形成されている。この両突起15A
は、互いに左右対称な配置及び形状となっていて、この
両突起15Aによって第1圧入部14Aが構成されてい
る。突起15Aは、貫通孔11の長さ方向(貫通孔11
に対する端子金具20の挿入方向)に視ると二等辺三角
形状をなすとともに、上方から視ると略直角三角形状を
なす。また、突起15Aの前面は、貫通孔11に対する
端子金具20の挿入方向に対して傾斜したガイド斜面1
6Aとされている。さらに、各突起15Aの突出端17
Aは貫通孔11の左右両内面よりも更に内側へ突出して
いるとともに、この両突起15Aの突出端17A間の左
右方向の間隔は端子金具20の幅寸法よりも小さい寸法
となっていて、この寸法差が、圧入の際における突起1
5Aの変形代となる。
【0013】また、上下両内面の型抜き溝13Bの後端
部には、第2圧入部14Bを構成する一対の突起15B
が内向きに突出形態で形成されている。この両突起15
Bは、上記第1圧入部14Aを構成する突起15Aと同
様、互いに左右対称な配置及び形状となっていて、貫通
孔11の長さ方向(貫通孔11に対する端子金具20の
挿入方向)に視ると二等辺三角形状をなすとともに、上
方から視ると略直角三角形状をなす。また、突起15B
の前面は、貫通孔11に対する端子金具20の挿入方向
に対して傾斜したガイド斜面16Bとされている。さら
に、各突起15Bの突出端17Bは貫通孔11の上下両
内面よりも更に内側へ突出しているとともに、この両突
起15Bの突出端17B間の上下方向の間隔は端子金具
20の高さ寸法よりも小さい寸法となっていて、この寸
法差が、圧入の際における突起15Bの変形代となる。
【0014】また、貫通孔11の長さ方向において、上
記第1圧入部14Aと第2圧入部14Bとの間の領域は
遊嵌部18とされている。この遊嵌部18においては、
貫通孔11の上下左右各内面と端子金具20の外面との
間に僅かなクリアランスが空くようになっている。した
がって、この遊嵌部18においては、端子金具20の挿
入時に貫通孔11の内面と端子金具20の外面との間で
大きな摩擦抵抗は生じることはない。
【0015】次に、本実施形態の作用を説明する。端子
金具20をハウジング10に取り付ける際には、端子金
具20は真っ直ぐの状態で前方から貫通孔11に挿入さ
れる。挿入の過程では、まず、端子金具20の先端が第
1圧入部14Aの両突起15Aの突出端17Aに当接し
て、その突起15Aの突出端17Aが潰れるように変形
する。このときに、突起15Aと端子金具20との間で
は、突起15Aの潰れ変形に起因する挿入抵抗と摩擦に
起因する挿入抵抗とが発生するのであるが、この潰れ変
形と摩擦を生じるのは、突起15Aの突出端17Aとい
う狭小な領域だけであるから、挿入抵抗は比較的小さ
い。
【0016】この後、端子金具20の挿入がさらに進む
間、挿入抵抗の大きさは殆ど変動しない。そして、端子
金具20の先端が第2圧入部14Bに到達すると、上記
第1圧入部14Aとの当接時と同様に、端子金具20の
先端が第2圧入部14Bの両突起15Bの突出端17B
を潰れ変形させる。このときに突起15Bと端子金具2
0との間で潰れ変形及び摩擦に起因して生じる挿入抵抗
も、上記第1圧入部14Aと同様に小さい。
【0017】挿入された端子金具20は、第1圧入部1
4Aの両突起15Aによって左右方向に挟圧されるとと
もに、第2圧入部14Bの両突起15Bによって上下方
向に挟圧されているので、上下左右のいずれの方向への
遊動も規制される。尚、圧入済みの端子金具20はL字
形に折り曲げられる。上述のように本実施形態において
は、端子金具20を貫通孔11に挿入する際に摩擦抵抗
が生じるのは、貫通孔11の全長のうち2カ所の圧入部
14A,14Bのみに限られるので、貫通孔11の全長
に亘って摩擦が生じる場合に比べて挿入抵抗が軽減され
る。また、端子金具20は貫通孔11の長さ方向に離間
した2カ所の圧入部14A,14Bにおいて固定される
ので、端子金具20が上下左右のいずれの方向へも揺動
することはない。
【0018】また、2カ所の圧入部14A,14Bは図
2に示すように貫通孔11の長さ方向に視て互いに位相
がずれた配置とされているので、2カ所の圧入部14
A,14B及びその両圧入部14A,14Bの間に配さ
れた遊嵌部18を成形するに際して、貫通孔11の長さ
方向に型抜きされる金型(図示せず)を用いることがで
きる。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0019】(1)上記実施形態では端子金具が略正方
形断面である場合について説明したが、本発明は、端子
金具が略長方形断面である場合にも適用できる。 (2)上記実施形態では2カ所の圧入部を貫通孔の長さ
方向に視て互いに位相がずれた配置とすることにより、
貫通孔をその長さ方向に型抜きされる金型を用いて成形
できるようにしたが、本発明によれば、貫通孔の長さ方
向と交差する方向に型抜きされる金型を用いて貫通孔内
の圧入部や遊嵌部を成形してもよい。
【0020】(3)上記実施形態では各圧入部を互いに
対向する一対の突起によって構成したが、本発明によれ
ば、1つの突起と1つの平面とを対応させて圧入部を構
成してもよい。 (4)上記実施形態では基板用コネクタに適用した場合
について説明したが、本発明は、基板用コネクタ以外の
コネクタにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の断面図
【図2】部分拡大正面図
【図3】図2のX−X線断面図
【図4】図2のY−Y線断面図
【符号の説明】
10…ハウジング 11…貫通孔 14A…第1圧入部 14B…第2圧入部 18…遊嵌部 20…端子金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のハウジングに貫通孔を形成
    し、その貫通孔に端子金具を圧入するようにしたコネク
    タにおいて、 前記貫通孔の内面には、その長さ方向に離間した2カ所
    に配され、前記貫通孔に挿入される前記端子金具に対し
    て潰れ変形しつつ密着する圧入部が形成されているとと
    もに、前記貫通孔における前記2カ所の圧入部を除いた
    領域は、前記端子金具との間にクリアランスを空ける遊
    嵌部とされていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記2カ所の圧入部が、前記貫通孔の長
    さ方向に視て互いに位相がずれた配置とされていること
    を特徴とする請求項1記載のコネクタ。
JP2000196462A 2000-06-29 2000-06-29 コネクタ Pending JP2002015806A (ja)

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