JP2002014225A - 偏光フィルム及びその偏光フィルムを用いた液晶パネル - Google Patents
偏光フィルム及びその偏光フィルムを用いた液晶パネルInfo
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Abstract
入射する光に対しても使用できる偏光フィルムとそれを
用いた液晶パネル。 【解決手段】 偏光子1上の少なくとも一方の保護層2
上に粘着層4を有する偏光フィルム10、20であっ
て、粘着層4として、保護層2と屈折率を整合させた屈
折率調整粘着剤を用いたものであり、その屈折率調整粘
着剤として、粘着剤40〜90重量%及びタッキファイ
ヤー樹脂10〜60重量%を含むことにより屈折率が整
合されてなる粘着剤組成物からなるものを用いる。
Description
その偏光フィルムを用いた液晶パネルに関し、特に、大
きな入射角度でも使用できる偏光フィルムとその偏光フ
ィルムを用いた液晶パネルに関するものである。
ムは、2色性物質を担持するポリビニルアルコール等の
高分子フィルムからなる偏光子とその両側に積層された
保護層とからなるが、従来、透過型及び反射型偏光フィ
ルムや、そのような偏光フィルムを用いた液晶パネルに
用いられる粘着剤としては、接着力、貼着作業性、透過
率、耐久性等の観点から、アクリル系粘着剤が一般に用
いられている。一方、偏光子の保護層としては、アクリ
ル樹脂フィルム、アセテートフィルム、及び、一軸延伸
PETフィルム等が用いられる(永田良著「偏光フィル
ムの応用」pp.66〜75(1986.2.10,C
MC発行))。次の表−1に主な保護層と粘着剤の屈折
率を示す。
折率と粘着剤のそれは同じではないことが一般的であ
る。そのため、保護層と粘着剤の間で界面反射が生じ、
光の反射損失の原因の一つとなっている。特に、入射光
の入射角度が50°以上であるような揚合、反射光が急
激に増大することが知られており、反射損失が非常に大
きくなる欠点があった。
のような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
は、境界面に対して50°以上の大きな入射角で入射す
る光に対しても使用できる偏光フィルムとそれを用いた
液晶パネルを提供することである。
明の偏光フィルムは、偏光子上の少なくとも一方の保護
層上に粘着層を有する偏光フィルムにおいて、前記粘着
層として、前記保護層と屈折率を整合させた屈折率調整
粘着剤を用いたことを特徴とするものである。
剤40〜90重量%及びタッキファイヤー樹脂10〜6
0重量%を含むことにより屈折率が整合されてなる粘着
剤組成物からなることが望ましい。
ルムが粘着され、透過型偏光フィルムとして構成して
も、屈折率調整粘着剤を介して一方の保護層上に離型フ
ィルムが粘着され、屈折率調整粘着剤を介して他方の保
護層上に反射層が粘着され、反射型偏光フィルムとして
構成してもよい。
て液晶セルを構成する透明基板に粘着して液晶パネルを
構成することもできる。
方の保護層上に粘着層を有する偏光フィルムのその粘着
層として保護層と屈折率を整合させた屈折率調整粘着剤
を用いているので、保護層と粘着層の境界での界面反射
光を低減することができ、光の利用効率を高めることが
できる。したがって、明るい透過型及び反射型偏光フィ
ルムを構成することができ、そのような偏光フィルムを
液晶パネルに用いることにより明るい表示等が可能にな
る。
光フィルムの層構成を示す斜視図であり、図1(a)は
透過型偏光フィルム10、図1(b)は反射型偏光フィ
ルム20を示している。
例えば、ヨウ素等の2色性物質をポリビニルアルコール
等の高分子フィルムに担持させ、一方向に延伸して2色
性物質を配列させてなる偏光子1と、その両側に積層さ
れた保護層2、2と、一方の保護層2上に設けられた表
面保護フィルム3と、他方の保護層2上に粘着層4を介
して粘着された離型フィルム5とからなるものであり、
また、図1(b)の反射型偏光フィルム20は、上記の
ような偏光子1と、その両側に積層された保護層2、2
と、一方の保護層2上に粘着層4を介して粘着された離
型フィルム5と、他方の保護層2上に粘着層4を介して
粘着された反射層6とからなるものである。
着層4の構成である。
46であり、塗布した透明基板との屈折率差が大きい
と、透明基板と粘着層との界面で反射が生じ反射損失が
起こる。特に、入射角が50°を越えると、反射光が急
激に増大し、反射損失が非常に大きくなる。
おいて、透明基板との屈折率差をなくすために、粘着剤
の屈折率を調整し、かつ、粘着剤の粘着力を調整するこ
とができる物質を粘着剤に対して添加してなる屈折率調
整粘着剤を提案している。
0重量%及びタッキファイヤー樹脂10〜60重量%を
含むこと、好ましくは、粘着剤40〜80重量%及びタ
ッキファイヤー樹脂20〜60重量%を含むことにより
屈折率が整合されてなる粘着剤である。
基板と粘着層との屈折率差を減少させるように粘着層の
屈折率を整合させることにより、透明基板と粘着層との
界面での反射を防止し、その界面での反射損失、特に、
入射角が50°以上においての反射損失を減少させるこ
とができる。
は、その偏光フィルム10、20を透明体あるいは反射
体に接着するための粘着層4の粘着剤組成物として、粘
着剤40〜90重量%及びタッキファイヤー樹脂10〜
60重量%、好ましくは粘着剤40〜90重量%及びタ
ッキファイヤー樹脂20〜60重量%含んで屈折率が整
合されてなる粘着剤組成物を用いることを特徴とするも
のである。このような配合比は、通常、一般的な粘着剤
に配合して使用されるタッキファイヤー樹脂の配合量よ
りも遥かに多い量である。タッキファイヤー樹脂が10
重量%未満であると、粘着層4の屈折率の整合機能がな
く、また60重量%を超えると粘着層4の粘着力が減少
しすぎてしまうという不都合がある。
4〜1.46であり、これに対して、偏光フィルム1
0、20の保護層4の屈折率は、前記の表−1に示した
ように、1.35〜1.65であることから、両者の屈
折率差が大きいため、粘着層4と保護層2の界面におい
て光反射が生じやすいという従来の問題点に関して、本
発明では、タッキファイヤー樹脂が屈折率約1.5〜
1.65(約1.60前後)であることから、粘着剤4
0〜90重量%に対してタッキファイヤー樹脂10〜6
0重量%、好ましくは、20〜60重量%という高含有
量配合することにより、粘着層4と保護層2との間の屈
折率差を解消させることができる。したがって、粘着層
4と保護層2との界面での光反射を防止することができ
る。
4の屈折率を整合させ、かつ、粘着剤の粘着力を所望の
範囲に調整する目的に対しては、このような性質を有す
る物質ならば必ずしもタッキファイヤー樹脂以外の如何
なる物質でも添加することができる。また、保護層2の
材料によって、種々の屈折率のものが採用されるので、
保護層2の屈折率と粘着層4の屈折率を整合させる目的
に対しては、屈折率を調整できる物質が、タッキファイ
ヤー樹脂のように、粘着剤の屈折率よりも必ずしも高い
ものである必然性はない。また、粘着剤の屈折率よりも
高い屈折率の物質と低い屈折率の物質を併用して粘着剤
に添加してもよい。要は、保護層2の屈折率と粘着層4
の屈折率を整合させて、界面反射を防止でき、かつ、粘
着剤に添加したときに保護層2に対して粘着層4が適度
な粘着性(すなわち、貼着時には貼着容易であり、貼着
力を保持できる性質)となり、耐久性が良い物質であれ
ばよい。
剤としては、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、
またはこれらの共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、
テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、ク
ロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル、シリコーン
樹脂等、また、アルファーシアノアクリレート系、シリ
コーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィ
ン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系、シリ
コーン系接着剤があげられる。また、粘着剤層が、使用
時にイソシアネート系架橋剤、金属キレート系架橋剤等
を添加して架橋する、所謂二液架橋型粘着剤を使用して
形成することもできる。また、粘着剤層としてヒートシ
ール剤を使用してもよく、例えば、エチレン―酢酸ビニ
ル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレート共
重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニル及びその共
重合体、セルロース誘導体、ポリメチルメクタリレー
ト、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、SBS、SIS、SEBS、SE
PS等の熱可塑性エラストマー、又は反応ホットメルト
系樹脂等があげられる。粘着剤層の厚みとしては、4μ
m〜25μmとするとよい。
れるタッキファイヤー樹脂(粘着付与剤)としては、ロ
ジン系タッキファイヤー樹脂、テルペン系タッキファイ
ヤー樹脂、合成樹脂系タッキファイヤー、又はそれらの
混合物を用いることができる。
例えば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、
水素添加ロジン、エステル化ロジン、二量化ロジン、多
量化ロジン、ライム化ロジン等のロジン系タッキファイ
ヤー〔例えば、ペトロジン♯80(商品名、三井化油化
学社製)、屈折率1.56(486nm)〕があげられ
る。また、テルペン系タッキファイヤー樹脂としては、
α−ピネン、βーピネンカンフェル、ジペンテン等の環
状テルペンを含むテルペン樹脂、テルペンフェノール樹
脂、芳香族変性テルペン等のテルペン系タッキファイヤ
ー、炭素数5の石油留分を重合して得られる炭素数5の
合成樹脂系タッキファイヤーで、イソプレン、シクロペ
ンタジエン、1,3―ペンタジエン、1ーペンテンの共
重合体、2−ペンテン、ジシクロペンタジエンの共重合
体、1,3―ペンタジエン主体の樹脂等の合成樹脂系タ
ッキファイヤー、炭素数6〜11の石油留分を重合して
得られる炭素数9の合成樹脂系タッキファイヤーで、イ
ンデン、スチレン、メチルインデン、αーメチルスチレ
ンの共重合体等の合成樹脂系タッキファイヤー、キシレ
ン系タッキファイヤー〔例えば、パインクリスタル K
E−100(商品名、荒川化学社製)、屈折率1.59
(486nm)〕があげられる。これらのタキファイヤ
ー樹脂の屈折率は約1.5〜1.65の範囲にある。タ
ッキファイヤー樹脂の使用量は、屈折率の大きいものは
添加量が少なくてすむので有利である。
剤に対するタッキファイヤー樹脂の相溶性との兼ね合
い、かつ、保護層2の屈折率と粘着層4の屈折率を整合
させる総合的な観点で好ましいタッキファイヤーとその
添加量が決定される。
合させ、屈折率を適宜な値に容易に調整する目的のため
に、前記タッキファイヤー樹脂以外の粘着剤の屈折率よ
りも高い屈折率を持つ物質を添加してもよい。このよう
な物質には、例えば、芳香族化合物があげられ、さらに
具体的には、3−フェニルピリジン、2−フェニルピリ
ジン、ジフェニルスルフィド、1,1−ジフェニルエチ
レン、1′−ジアセトナフトン、1−ナフトアルデヒド
等があげられるが、そのヨウ素化物、臭化物であっても
よく、例えば、1−ブロモナフタレン、1,2−ジブロ
モベンゼン、3−ヨードアニリン等があげられる。
合させ、屈折率を適宜な値に容易に調整する目的のため
に、粘着剤の屈折率よりも低い屈折率を持つ物質を添加
してもよい。このような物質には、例えば、屈折率が
1.4以下のシリコーン系化合物、フッ素系化合物等が
あげられる。
アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーン
オイル、カルボキシ変性シリコーンオイル、メタクリル
変性シリコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等
のシリコーンオイルがあげられ、このような化合物の商
品としては、例えば、信越化学工業(株)製「KF−8
58、屈折率1.394」、同「KF96−10、屈折
率1.399」、同「KF96L−1、屈折率1.38
2」等があげられる。また、トリメチルクロロシラン、
メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシ
ラン等のシラン化合物、又は混合物があげられる。
ルオロ酢酸、クロロトリフルオロエチレン、トリフルオ
ロメチルベンズアルデヒド、1,4−ビストリフルオロ
メチルベンゼン、トリフルオロメチルベンジルアルコー
ル、また、これら誘導体、又は混合物があげられる。
は、まず第1に、保護層2との間の屈折率差が少ないこ
とであり、それに加えて、接着力、貼着作業性、透過
率、耐久性が良いこと等である。
ルム5としては、保護層2との剥離強度の関係が、 〔保護層/粘着層〕>〔粘着層/離型フィルム〕 の関係にあるものを選ぶ必要がある。
層2の屈折率と差がないように調整することにより、保
護層2と粘着層4の境界での界面反射光を低減すること
ができ、光の利用効率を高めることができる。例えば、
保謹層2がアクリル樹脂フィルムの場合、保護層2と粘
着層4の屈折率差とその界面での反射率の関係は、図2
に示すようになる。特に屈折率差が0.1以下の場合
に、反射率低減の効果が著しく大きいことが分かる。
型偏光フィルム10と、図1(b)に示したような反射
型偏光フィルム20とを用いて、図3に示すような構成
の反射型液晶パネルを構成することができる。すなわ
ち、偏光フィルム10、20の保護層2と同様のプラス
チック材料からなる透明基板31と32の対向する表面
にそれぞれ透明電極34、35を設け、その上に配向膜
を設けて、その間のギャップにツイストネマチック液晶
のような液晶層33を挟持させ、周囲を封止して構成さ
れているプラスチック液晶パネル30の前面側の透明基
板31表面に、図1(a)の透過型偏光フィルム10の
離型フィルム5を剥離して露出した粘着層4を介してそ
の透過型偏光フィルム10を粘着すると共に、プラスチ
ック液晶パネル30の背面側の透明基板32表面に、図
1(b)の反射型偏光フィルム20の離型フィルム5を
剥離して露出した粘着層4を介してその反射型偏光フィ
ルム20を粘着することによって、図示のような構成の
反射型の液晶パネルを構成することができる。このよう
な反射型液晶パネルにおいては、保護層2及び液晶パネ
ル30の透明基板31、32と粘着層4との屈折率差が
殆どないように調整されているので、偏光フィルム1
0、20と液晶パネル30の界面での反射が入射角が大
きい場合でも小さくなるので、明るい表示等が可能にな
る。
いて説明する。
光フィルム10を作製する。粘着層4以外の構成素材
は、以下に示すような一般的に用いられる材料及び方法
によって作製される。
ィルムをホウ酸等の溶液中で一方向に延伸する。
1.51 表面保護フィルム3:PET 離型フィルム5:PET 粘着層4:アクリル系粘着剤SKダイン1604N(商
品名:綜研化学社製)とキシレン系タッキファイヤー樹
脂であるパインクリスタルKE−100(商品名:荒川
化学社製、屈折率1.59)を65対35の重量比率で
混合し、さらに、エポキシ系硬化剤であるE−AX(商
品名:綜研化学社製)を3.0重量%添加して、屈折率
1.51の屈折率整合粘着剤を得る。
記粘着剤と硬化剤のみの揚合は、屈折率1.46であ
る。
その保護層2側に上記屈折率整合粘着剤を約20μm塗
布して粘着層4とし、その上に離型フィルム5を貼り合
わせ、透過型偏光フィルム10を作製した。
ム10の離型フィルム5を剥がし、ガラス板(材質:1
737無アルカリガラス:コーニング社製)に貼り付け
る。得られた偏光フィルム板の表面保護フィルム3側か
ら、波長589nmのレーザー光を入射させ、入射角0
°〜70°の範囲での透過率を測定した。ただし、入射
光は偏光子1の偏光方向と平行な直線偏光を有する。
で粘着剤と硬化剤のみからなる粘着層を用いた同様の構
成の透過型偏光フィルムについても、同様の測定をし、
両者を比較した。それらの結果を表−2に示す。
剤のみを用いた場合と比べて、特に入射角度が大きい程
透過率が相対的に大きくなることが分かる。
光フィルム20を作製する。実施例1と同様の材料を用
いて反射型フィルム20を作製した。ただし、反射層6
は、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、アルミニ
ウム箔複合ポリエステルフィルム、真珠顔料コーティン
グポリエステルフィルム等を用いる。この実施例では、
アルミニウム蒸着ポリエステルフィルムを用いる。
の反射率を測定した。この場合も、タッキファイヤー樹
脂を添加しないで粘着剤と硬化剤のみからなる粘着層を
用いた同様の構成の反射型偏光フィルムについても、同
様の測定をし、両者を比較した。それらの結果を表−3
に示す。
みを用いた場合と比べて、反射率がより大きいことが分
かる。
と保護層2の界面が1つ多く、また、それぞれの界面を
光線が2回ずつ透過するため、反射損失の影響が大さ
い。そのため、本発明の効果がより大きくなる。
フィルムを用いた液晶パネルを実施例に基づいて説明し
てきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変
形が可能である。
の偏光フィルム及びその偏光フィルムを用いた液晶パネ
ルによると、偏光子上の少なくとも一方の保護層上に粘
着層を有する偏光フィルムのその粘着層として保護層と
屈折率を整合させた屈折率調整粘着剤を用いているの
で、保護層と粘着層の境界での界面反射光を低減するこ
とができ、光の利用効率を高めることができる。したが
って、明るい透過型及び反射型偏光フィルムを構成する
ことができ、そのような偏光フィルムを液晶パネルに用
いることにより明るい表示等が可能になる。
示す斜視図である。
折率差とその界面での反射率の関係を示す図である。
ムとを用いた反射型液晶パネルの構成を示す断面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 偏光子上の少なくとも一方の保護層上に
粘着層を有する偏光フィルムにおいて、前記粘着層とし
て、前記保護層と屈折率を整合させた屈折率調整粘着剤
を用いたことを特徴とする偏光フィルム。 - 【請求項2】 前記屈折率調整粘着剤が、粘着剤40〜
90重量%及びタッキファイヤー樹脂10〜60重量%
を含むことにより屈折率が整合されてなる粘着剤組成物
からなることを特徴とする請求項1記載の偏光フィル
ム。 - 【請求項3】 前記屈折率調整粘着剤を介して離型フィ
ルムが粘着され、透過型偏光フィルムとして構成されて
いることを特徴とする請求項1又は2記載の偏光フィル
ム。 - 【請求項4】 前記屈折率調整粘着剤を介して一方の保
護層上に離型フィルムが粘着され、前記屈折率調整粘着
剤を介して他方の保護層上に反射層が粘着され、反射型
偏光フィルムとして構成されていることを特徴とする請
求項1又は2記載の偏光フィルム。 - 【請求項5】 請求項1から4の何れか1項記載の偏光
フィルムを前記粘着層を介して液晶セルを構成する透明
基板に粘着してなることを特徴とする液晶パネル。
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