JP2002011735A - ゴムライニング方法およびチャックの製造方法 - Google Patents

ゴムライニング方法およびチャックの製造方法

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JP2002011735A
JP2002011735A JP2000195990A JP2000195990A JP2002011735A JP 2002011735 A JP2002011735 A JP 2002011735A JP 2000195990 A JP2000195990 A JP 2000195990A JP 2000195990 A JP2000195990 A JP 2000195990A JP 2002011735 A JP2002011735 A JP 2002011735A
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rubber
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chuck
layer
adhesive
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Michihiro Masuoka
道浩 益岡
Hideo Matsumoto
英男 松本
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AWI MACH KK
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AWI MACH KK
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属面に対してゴムを容易に、かつ、強くラ
イニングすることのできるゴムライニング方法およびチ
ャックの製造方法を提供すること。 【解決手段】 チャック1を製造するにあたって、金属
製の成形品10の外周面11(被ライニング面)に対し
て粗面化処理を施した後、この外周面11に対して、金
属との接着力の強い第1の接着剤層31を形成する(第
1の接着剤層形成工程)。次に、第1の接着剤層31の
表面に、この第1の接着剤層31より金属に対する接着
力は弱いが、ゴムとの接着力の強い第2の接着剤層32
を形成する(第2の接着剤層形成工程)。次に、第1の
接着剤層31および第2の接着剤層32を形成した成形
品10を金型内に収納した後、原料ゴムを加硫剤や加硫
促進剤とともに素練りしたものを金型内に圧入して第2
の接着剤層32の表面にゴム層2を形成した後、この金
型内においてゴム層2を所定の時間、所定の温度で加硫
する(ゴム層形成工程)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムライニング方
法およびこの方法を用いたチャックの製造方法に関する
ものである。さらに詳しくは、金属に対するゴムライニ
ング技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気炊飯器等の釜本体は有底円筒状を有
しているため、その製造工程において釜本体を取り扱う
には、例えば、扇形の平面形状を有する4つ各チャック
を各々外周側に向けて移動させることにより、各チャッ
クの外周面を釜本体の内周面に当接させて釜本体を支持
する。ここで、各チャックの外周面には、釜本体に傷が
付かないようにゴムがライニングされている。このよう
なゴム層は、チャックの外周面にゴムシートを接着剤に
よって貼ることによって形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、チャックの外周面に接着剤によってゴムシート
を貼る方法では、その貼り付け作業にかなりの手間がか
かるという問題点がある。また、接着剤によって金属面
に対してゴムシートを貼る方法では、金属およびゴムの
双方に対して強い接着力を有する接着剤がないため、チ
ャックのワーク保持面のようにゴム層に強い応力がかか
る場所では、ゴム層が剥がれやすいという問題点もあ
る。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
金属面に対してゴムを容易に、かつ、強くライニングす
ることのできるゴムライニング方法およびチャックの製
造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るゴムライニング方法では、少なくとも
被ライニング面が金属製の成形品の前記被ライニング面
の表面に第1の接着剤層を形成する第1の接着剤層形成
工程と、前記第1の接着剤層の表面に第2の接着剤層を
形成する第2の接着剤層形成工程と、前記成形品を収納
した金型内にゴムを圧入して前記第2の接着剤層の表面
にゴム層を形成するゴム層形成工程とを有し、前記第1
の接着剤層は、前記第2の接着剤層よりも金属に対する
接着力が強く、前記第2の接着剤層は、前記第1の接着
剤層よりもゴムに対する接着力が強いことを特徴とす
る。
【0006】本発明に係るゴムライニング方法では、成
形品を収納した金型内にゴムを圧入してゴム層を被ライ
ニング面に形成するので、ゴムシートを貼る方法に比較
して効率よくゴム層をライニングできる。また、金属製
の被ライニング面に対して金属との接着力が強い第1の
接着剤層を形成した後、この第1の接着剤層の表面にゴ
ムとの接着力の強い第2の接着剤層を形成し、この第2
の接着剤層の表面にゴム層をライニングするので、ゴム
層は、結果的には、被ライニング面に強い力で接着され
る。それ故、ゴム層が剥がれるという問題が発生しな
い。
【0007】本発明において、前記ゴム層は、前記ゴム
層形成工程において前記金型内で加硫されることが好ま
しい。
【0008】本発明に係るゴムライニング方法は、例え
ば、ワークを保持する金属製チャックの湾曲したワーク
保持面に対してゴム層をライニングする際などに用いら
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明を適用し
たゴムライニング方法、およびこのゴムライニング方法
を利用してチャックのワーク保持面にゴムライニングを
施す方法を説明する。
【0010】図1(A)、(B)は、本発明を適用した
チャックの要部を示す斜視図、およびこのチャックのワ
ーク保持面の断面図である。図2(A)、(B)、
(C)、(D)はそれぞれ、図1に示すチャックの製造
工程のうち、チャックのワーク保持面にゴムライニング
を施す工程の工程断面図である。図3は、本発明に係る
ゴムライニング方法の効果を示すチャックの斜視図であ
る。
【0011】図1(A)、(B)において、電気炊飯器
等の釜本体は、図示を省略するが、有底円筒状を有して
いるため、その製造工程において釜本体を取り扱うに
は、扇形の平面形状を有する4つ各チャック1を各々、
矢印Aで示すように、外周側に移動させて拡径状態に
し、各チャック1の外周面11を釜本体の内周面に当接
させて釜本体を支持する。これに対して、チャック1か
ら釜本体を解放するときには、各チャック1を各々、矢
印Bで示すように、内周側に移動させて縮径状態にす
る。
【0012】ここで、各チャック1の外周面11には、
釜本体に傷が付かないようにNBR等のゴム層2がライ
ニングされている。
【0013】このようなゴム層2をライニングするにあ
たって、本形態では、まず、図2(A)に示すように、
チャック1の原形をしたステンレス製あるいはアルミニ
ウム合金製の金属成形品10を形成した後、そのワーク
保持面となる外周面11(被ライニング面)に対して粗
面化処理を施して外周面に微細な凹凸を形成する。な
お、成形品10には、それを金型内に配置するときの位
置決め用、あるいはチャックの連結用の孔12などが形
成されている。
【0014】次に、図2(B)に示すように、成形品1
0の外周面11(被ライニング面)に対して、金属との
接着力の強い第1の接着剤層31を形成する(第1の接
着剤層形成工程)。この第1の接着剤層31を形成する
接着剤としては、エポキシ樹脂系接着剤、フェノール樹
脂系接着剤、あるいはこれらの接着剤が混合されたもの
を用いることができる。このような接着剤は、例えば、
固形分が約30%となるようにメチルエチルケトンなど
の溶剤で充填剤とともに溶かした状態で被ライニング面
に塗布された後、溶剤を蒸発、除去することによって、
第1の接着剤層31を形成する。
【0015】次に、図2(C)に示すように、第1の接
着剤層31の表面に、この第1の接着剤層31より金属
に対する接着力は弱いが、ゴムとの接着力の強い第2の
接着剤層32を形成する(第1の接着剤層形成工程)。
この第2の接着剤層32を形成する接着剤としては、塩
化ゴム系接着剤などのハロゲン化高分子化合物系接着剤
を用いることができる。このような接着剤は、例えば、
固形分が約24%となるようにキシレンやパークロルエ
チレンなどの溶剤で充填剤とともに溶かした状態で、被
ライニング面に形成しておいた第1の接着剤層31の表
面に塗布した後、溶剤を蒸発、除去することによって、
第2の接着剤層32を形成する。
【0016】次に、第1の接着剤層31および第2の接
着剤層32を形成した成形品10を金型内に収納した
後、図2(D)に示すように、原料ゴムを加硫剤や加硫
促進剤とともに素練りしたNBRを金型内(図示せず)
に圧入して第2の接着剤層32の表面にゴム層2を形成
した後、この金型内においてゴム層2を所定の時間、所
定の温度で加硫する(ゴム層形成工程)。
【0017】しかる後に、金型内から成形品10を取り
出すと、金属製の成形品10の外周面11にゴム層2が
間接加硫接着されたチャック1を得ることができる。
【0018】このように、本形態に係るゴムライニング
方法では、金属製の成形品10を収納した金型内にゴム
を圧入してゴム層2をライニングするので、ゴムシート
を貼る方法に比較して効率よくゴム層2をライニングで
きる。また、金属製の成形品10の外周面に対して金属
との接着力が強い第1の接着剤層31を形成した後、こ
の第1の接着剤層31の表面にゴムとの接着力の強い第
2の接着剤層32を形成し、この第2の接着剤層32の
表面にゴム層2をライニングするため、ゴム層2は、金
属面からなる外周面11に強い力で接着されるので、チ
ャック1のワーム保持面等、強い応力が加わる部分であ
っても、ゴム層2が剥がれることはない。
【0019】さらに、本形態では、金型内へのゴムの圧
入によりゴム層2をライニングするので、図3に示すよ
うに、ゴムシートを貼る方法と違って、ゴム層2をライ
ニングする領域よりもやや広めに第1の接着剤層31お
よび第2の接着剤層32を形成しておけば、チャック1
の外周面11から側端面12に回り込んだゴム層2の端
部21も密着した状態になる。それ故、ゴム層2が端部
から剥がれることがない。
【0020】なお、上記形態では、チャック1のワーク
保持面にNBRをライニングする例を説明したが、これ
に限らず、その他の成形品の金属面(被ライニング)に
対して、NBRその他のゴムをライニングする場合にお
いても本発明を適用すれば、強固、かつ、効率よくゴム
層をライニングできる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、金属
製の成形品を収納した金型内にゴムを圧入してゴム層を
ライニングするので、ゴムシートを貼る方法に比較して
効率よくゴム層をライニングできる。また、金属製の成
形品の被ライニング面に対して金属との接着力が強い第
1の接着剤層を形成した後、この第1の接着剤層の表面
にゴムとの接着力の強い第2の接着剤層を形成し、この
第2の接着剤層の表面にゴム層をライニングするため、
ゴム層は被ライニング面に強い力で接着されるので、剥
がれるなどの問題が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用した
チャックの要部を示す斜視図、およびこのチャックのワ
ーク保持面の断面図である。
【図2】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、
図1に示すチャックの製造工程のうち、チャックのワー
ク保持面にゴムライニングを施す工程の工程断面図であ
る。
【図3】本発明に係るゴムライニング方法の効果を示す
チャックの斜視図である。
【符号の説明】
1 チャック 2 ゴム層 10 金属製の成形品 11 チャックの外周面(ワーク保持面/被ライニング
面) 12 チャックの側端面 21 チャックの側端面に回り込んだゴム層の端部 31 第1の接着剤層 32 第2の接着剤層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 201/00 C09J 201/00 B29K 21:00 B29K 21:00 105:24 105:24 Fターム(参考) 3F061 AA01 BA05 BB10 BE04 BE24 BE26 BF04 4F203 AA45 AD03 DA11 DB01 DB11 DC01 DL10 4F211 AA45 AD03 AD05 AH05 TA03 TC03 TD11 TH22 TN42 TN54 TN84 4J040 CA171 EB021 EC001 HB03 HB04 HB19 JB02 KA23 LA06 LA08 MA02 MA12 MB03 MB10 NA19 PA12 PA30 PB08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも被ライニング面が金属製の成
    形品の前記被ライニング面の表面に第1の接着剤層を形
    成する第1の接着剤層形成工程と、前記第1の接着剤層
    の表面に第2の接着剤層を形成する第2の接着剤層形成
    工程と、前記成形品を収納した金型内にゴムを圧入して
    前記第2の接着剤層の表面にゴム層を形成するゴム層形
    成工程とを有し、 前記第1の接着剤層は、前記第2の接着剤層よりも金属
    に対する接着力が強く、前記第2の接着剤層は、前記第
    1の接着剤層よりもゴムに対する接着力が強いことを特
    徴とすることを特徴とするゴムライニング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ゴム層は、前記
    ゴム層形成工程において前記金型内で加硫されることを
    特徴とするゴムライニング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に規定するゴムライニ
    ング方法によって、ワークを保持するチャックの湾曲し
    たワーク保持面を前記被ライニング面として前記ゴム層
    を形成することを特徴とするチャックの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026663A1 (ja) * 2003-09-12 2005-03-24 Nok Corporation 磁気エンコーダ
JP2016193566A (ja) * 2015-04-01 2016-11-17 株式会社ブリヂストン ゴム−金属積層構造体及びその製造方法

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