JP2002010995A - 運転負荷判定装置 - Google Patents

運転負荷判定装置

Info

Publication number
JP2002010995A
JP2002010995A JP2000196912A JP2000196912A JP2002010995A JP 2002010995 A JP2002010995 A JP 2002010995A JP 2000196912 A JP2000196912 A JP 2000196912A JP 2000196912 A JP2000196912 A JP 2000196912A JP 2002010995 A JP2002010995 A JP 2002010995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
driving
driver
frequency
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000196912A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3719112B2 (ja
Inventor
Yasushi Takada
裕史 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000196912A priority Critical patent/JP3719112B2/ja
Publication of JP2002010995A publication Critical patent/JP2002010995A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3719112B2 publication Critical patent/JP3719112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/16Devices for psychotechnics; Testing reaction times ; Devices for evaluating the psychological state
    • A61B5/18Devices for psychotechnics; Testing reaction times ; Devices for evaluating the psychological state for vehicle drivers or machine operators

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hospice & Palliative Care (AREA)
  • Psychiatry (AREA)
  • Psychology (AREA)
  • Social Psychology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Developmental Disabilities (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Child & Adolescent Psychology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Educational Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な運転負荷判定を可能とする。 【解決手段】 運転者の生体信号傾向と運転者の負荷状
態を関連づけて負荷判定法則11,12,13,14と
して保持した判定法則記憶装置10と、運転者の一種類
の生体信号を計測し、生体信号及び前記判定法則記憶装
置10に保持された前記負荷判定法則11,12,1
3,14に基づいて運転者負荷データを出力する運転者
状態検出装置20A,20B,20C,20Dと、運転
者状態検出装置20A,20B,20C,20Dが出力
した複数の運転者負荷データに基づいて運転者の負荷状
態を判定する総合運転負荷判定手段30とを有すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転負荷判定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、心拍信号から算出される心拍変動
RRV(R-R Variance)の変化の傾向や、心拍間隔RR
I(R-R Interval)を周波数解析して得る2つのピーク
成分の変化の傾向から運転者の精神的負荷状態を判定す
る装置や、これら装置の判定結果に応じて警報の提示や
車両制御に制限を与える装置が開発されている。
【0003】例えば、特開平8−131424号公報に
記載の疲労蓄積判定方法及びシステム及び輸送機器は、
運転者の心拍状態を検出し、時系列的に離れた2時点の
拍動間隔の変動または分散または標準偏差を比較するこ
とによって、運転者の疲労蓄積を判定する方法であり、
また運転者の疲労蓄積が大と判定された場合には、車両
の速度を低下したり、進行方向を制限したりする装置、
及び輸送機器である。
【0004】また、特開平8−280637号公報に記
載の精神活動判定装置は、運転者の心拍間隔を検出し、
検出した心拍間隔に対して周波数解析を行った上で、抽
出した2つの周波数成分を2次元平面状に展開して、そ
の座標上の変化パターンから精神活動の状態を判定する
精神活動判定装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者の運転者の負荷判定装置では、車両運転中の運転
者の精神的負荷の判定を心拍信号の揺らぎRRVのみに
よって行なっている。しかし、車室内に装備されたモー
タなど、電気的なノイズを発生する機器が起動した際に
は、心拍信号に、これら電気的なノイズが混入する可能
性があり、一元的な情報源による精神的負荷の判定と、
更にはその判定に基づく車両の制御や情報提供は、必ず
しも正確に行われる保証はない。
【0006】また、上述した後者の運転者の負荷判定装
置では、拍動間隔RRIを周波数解析して得る2つのピ
ーク成分、つまり血圧変動性成分と呼吸変動性成分との
描く軌跡より精神的負荷の判定を行っている。しかし、
この方法は、前記のように呼吸変動性成分を含んでいる
為、高速道路の走行時など、運転者に対する負荷が一定
状態に保たれて、ほぼ一定周期の呼吸が実施できる場合
にのみ有効な判定手法である。例えば、街中の走行やカ
ーブが連続し、アクセル、ブレーキ、ステアリングの操
作が連続するような、いわゆる身体的な負荷が課せられ
ている場合には、通常、運転者は呼吸を一定のリズムで
行うことが困難であるため、この方法による精神的負荷
の判定結果には、身体的負荷の影響がノイズとして混入
している可能性がある。
【0007】本発明は、運転者の負荷判定をより正確に
行うことのできる運転負荷判定装置の提供を課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、運転
者の生体信号傾向と運転者の負荷状態とを関連づけて負
荷判定法則として保持した判定法則記憶装置と、運転者
の一種類の生体信号を計測し、該生体信号及び前記判定
法則記憶装置に保持された前記負荷判定法則に基づいて
運転者負荷データを出力する運転者状態検出装置と、前
記運転者状態検出装置が出力した複数の運転者負荷デー
タに基づいて運転者の負荷状態を判定する総合運転負荷
判定手段と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の運転負
荷判定装置であって、前記複数の運転者負荷データに基
づき、運転者の運転負荷状態を精神的負荷と身体的負荷
とに区分する総合運転負荷判定法則を保持した総合運転
負荷判定法則記憶装置を有し、前記総合運転負荷判定手
段は、前記複数の運転負荷データ及び前記総合運転負荷
判定法則に基づいて、運転負荷状態の判定を精神的負荷
と身体的負荷とに区分して行う負荷分別手段を有するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の運転負荷判定装置であって、前記運転者状態検出
装置は、運転者の拍動間隔を検出する拍動間隔検出手段
と、前記拍動間隔検出手段によって検出された拍動間隔
とに基づいて所定時間ごとの拍動間隔の分散値を算出す
る拍動間隔分散値算出手段を有し、前記判定法則記憶装
置に保持された負荷判定法則は、運転者の拍動間隔分散
値に基づき、運転者の運転負荷状態をその度合いに応じ
て区分する拍動間隔分散値負荷判定法則であり、前記拍
動間隔分散値算出手段によって算出された拍動間隔の分
散値及び前記拍動間隔分散値負荷判定法則に基づいて、
運転者の負荷状態を判定する拍動間隔分散値負荷判定手
段を有することを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
記載の運転負荷判定装置であって、前記運転者状態検出
装置は、運転者の拍動間隔を検出する拍動間隔検出手段
と、前記拍動間隔検出手段によって検出された拍動間隔
に基づいて所定時間ごとの拍動間隔を周波数解析する拍
動周波数解析手段と、前記拍動周波数解析手段による周
波数解析の結果から所定周波数を上回る高周波成分と所
定周波数を下回る低周波成分との比を算出する拍動周波
数比算出手段とを有し、前記判定法則記憶装置に保持さ
れた負荷判定法則は、運転者の拍動周波数比に基づき、
運転者の運転負荷状態をその度合いに応じて区分する拍
動周波数比負荷判定法則であり、前記拍動周波数比算出
手段によって算出された拍動周波数比及び前記拍動周波
数比負荷判定法則に基づいて、運転者の負荷状態を判定
する拍動周波数負荷判定手段を有することを特徴とす
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
記載の運転負荷判定装置であって、前記運転者状態検出
装置は、運転者の呼吸周波数を検出する呼吸周波数検出
手段を有し、前記判定法則記憶装置に保持された負荷判
定法則は、運転者の呼吸周波数に基づき運転者の運転負
荷状態をその度合いに応じて区分するための呼吸周波数
負荷判定法則であり、前記呼吸周波数検出手段によって
検出した呼吸周波数及び前記呼吸周波数負荷判定法則に
基づいて、運転者の負荷状態を判定する呼吸周波数平均
値負荷判定手段を有することを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
記載の運転負荷判定装置であって、前記運転者状態検出
装置は、運転者の呼吸周波数を検出する呼吸周波数検出
手段と、前記呼吸周波数検出手段によって検出した呼吸
周波数に基づいて所定時間ごとの呼吸周波数の分散値を
算出する呼吸周波数分散値算出手段とを有し、前記判定
法則記憶装置に保持された負荷判定法則は、運転者の呼
吸周波数分散値に基づいた運転者の運転負荷状態を区分
するための呼吸周波数分散値負荷判定法則であり、前記
呼吸周波数分散値算出手段によって算出した呼吸周波数
分散値及び前記呼吸周波数分散値負荷判定法則に基づい
て、運転者の負荷状態を判定する呼吸周波数分散値負荷
判定手段を有することを特徴とする。
【0014】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
記載の運転負荷判定装置であって、前記負荷分別手段
は、前記呼吸周波数平均値負荷判定手段による運転負荷
判定の結果と前記呼吸周波数分散値負荷判定手段による
運転負荷判定の結果とに基づき、運転負荷が高いと判定
された場合には、運転者の運転負荷状態を身体的負荷に
区分し、運転負荷が低いと判定された場合には、運転者
の運転負荷状態を精神的負荷に区分することを特徴とす
る。
【0015】請求項8の発明は、請求項1乃至請求項7
記載の運転負荷判定装置であって、車両運転に必要な行
動の全部もしくは一部を行う運転支援装置と、精神的又
は身体的な運転負荷状態に応じた運転支援法則を保持す
る運転支援法則記憶装置と、前記総合運転負荷判定手段
の判定及び前記運転支援法則記憶装置に保持された運転
支援法則に基づいて前記運転支援装置の起動と停止及び
動作状態を決定する運転支援装置制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項8記載の運転負
荷判定装置であって、前記運転支援装置は、前記運転支
援装置制御手段に基づいて車両運転に必要な動作の全部
もしくは一部を自動的に行う車両の自動走行制御手段
と、前記運転支援装置制御手段に基づいて蛇角比の変更
が可能である蛇角比可変操舵手段と、前記運転支援装置
制御手段に基づいてアクセル操作量に対するスロットル
ゲインの変更が可能である駆動力特性可変駆動制御手段
と、前記運転支援装置制御手段に基づいてブレーキ操作
量に対する制動力が変更可能である制動特性可変制動制
御手段と、前記運転支援装置制御手段に基づいて警報情
報を提供する情報提供手段との少なくとも1つ以上を有
することを特徴とする。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、運転者状
態検出装置によって、運転者の一種類の生体信号を計測
させ、計測した生体信号の傾向と運転者の負荷状態とを
関連づけた負荷判定法則を参照することで、運転者の負
荷状態を示す運転負荷データを得ることが可能になる。
更に、複数の運転者負荷データに基づいて運転者の負荷
状態の判定を行う総合運転負荷判定手段を設けることに
よって、複数の運転者状態検出装置が出力した複数の運
転者負荷データに基づく運転者の負荷状態、すなわち複
数の生体信号に基づく運転者の負荷状態の判定が可能に
なる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
発明の効果に加え、複数の運転者負荷データを運転者の
精神的負荷と身体的負荷とに関連付けた総合運転負荷判
定法則を総合運転負荷判定法則記憶装置の内部に保持さ
せることによって、総合運転負荷判定手段においては、
複数の運転負荷データの入力に対して、精神的負荷と身
体的負荷とに区分した運転負荷の判定を行うことが可能
になる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2の発明の効果に加え、運転者の拍動間隔を拍動間隔
検出手段によって検出させ、拍動間隔分散値算出手段で
は、所定時間分の拍動間隔を収集させることで、拍動間
隔の分散値を算出することが可能になる。更に、判定法
則記憶装置に、拍動間隔の分散値と運転負荷の関係を区
分して示す拍動間隔分散値負荷判定法則とを保持させる
ことによって、拍動間隔分散値負荷判定手段では、適
宜、判定法則規則装置を参照することで、運転者の拍動
信号の入力に対する運転負荷の判定が可能になる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3の発明の効果に加え、運転者の拍動間隔を拍動間隔
検出手段によって検出させ、拍動周波数解析手段では、
所定時間分の拍動間隔を収集することで拍動間隔の周波
数解析を行うことが可能になる。周波数解析によって抽
出される低周波成分と高周波成分との比は、拍動周波数
比算出手段を設けることによって算出することが可能に
なる。更に、判定法則記憶装置に、拍動周波数比と運転
負荷の関係とを区分して示す拍動周波数比負荷判定法則
を保持させることによって、拍動周波数比負荷判定手段
では、適宜、判定法則記憶装置を参照することで、運転
者の拍動信号の入力に対する運転負荷の判定が可能にな
る。
【0021】請求項5記載の発明によれば、請求項1乃
至4の発明の効果に加え、運転者の呼吸周波数を呼吸周
波数検出手段によって検出させ、判定法則記憶装置に、
呼吸周波数と運転負荷との関係を区分して示す呼吸周波
数負荷判定法則を保持させることによって、呼吸周波数
負荷判定手段では、適宜、判定法則記憶装置を参照する
ことで、運転者の呼吸信号の入力に対する運転負荷の判
定が可能になる。
【0022】請求項6記載の発明によれば、請求項1乃
至5の発明の効果に加え、運転者の呼吸周波数を呼吸周
波数検出手段によって検出させ、呼吸周波数分散値算出
手段では、所定時間分の呼吸周波数を収集させることで
呼吸周波数の分散値を算出することが可能になる。更
に、判定法則記憶装置に、呼吸周波数の分散値と運転負
荷との関係を区分して示す呼吸周波数分散値負荷判定法
則を保持させることによって、呼吸周波数分散値負荷判
定手段では、適宜、判定法則記憶装置を参照すること
で、運転者の呼吸信号の入力に対する運転負荷の判定が
可能になる。
【0023】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項1乃至6の発明の効果に加え、負荷分別手段におい
て、呼吸周波数負荷判定手段の運転負荷判定結果と、呼
吸周波数分散値負荷判定手段の運転負荷判定結果とか
ら、運転負荷が高いとの判定であった場合には、運転者
の運転負荷状態を身体的負荷に区分し、運転負荷が低い
との判定であった場合には、運転者の運転負荷状態を精
神的負荷に区分することによって、運転負荷の精神的負
荷と身体的負荷との区分を実現することが可能になる。
【0024】請求項8記載の発明によれば、請求項1乃
至7の発明の効果に加え、運転支援法則記憶装置に精神
的又は身体的な運転負荷状態に適した運転支援を示す運
転支援法則を保持させることによって、運転支援装置制
御装置では、適宜、総合運転負荷判定手段の判定に基づ
いて、車両運転に必要な行動の全部もしくは一部を行う
運転支援装置の起動と停止及び動作状態を決定すること
が可能になる。
【0025】請求項9記載の発明によれば、請求項8の
発明の効果に加え、運転支援装置に、自動走行制御手段
と、蛇角比可変操舵手段と、駆動力特性可変駆動制御手
段と、制動特性可変制動制御手段と、情報提供手段との
少なくとも1つ以上の手段を保持させ、これらを運転者
の精神的・身体的な負荷状況とその程度に応じて駆動す
ることによって運転者の運転負荷を軽減することが可能
になる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の構成を示すブロッ
ク図である。この図1のように、本発明の運転負荷判定
装置は、運転者状態検出装置20A、20B、20C、
20Dの何れかを備えている。又、判定法則記憶装置1
0、総合運転負荷判定手段30、総合運転負荷判定法則
記憶装置80、運転支援装置制御手段50、運転支援法
則記憶装置60、運転支援装置70を備えている。
【0027】前記判定法則記憶装置10は、運転者の生
体信号傾向と、運転者の負荷状態に関連付けて負荷判定
法則すなわち拍動間隔分散値負荷判定法則11又は拍動
周波数比負荷判定法則12又は呼吸周波数負荷判定法則
13又は呼吸周波数分散値負荷判定法則14を保持した
ものである。
【0028】前記運転者状態検出装置20A、20B、
20C、20Dは、運転者の1種類の生体信号を記憶
し、該生体信号及び前記判定法則記憶装置10に保持さ
れた負荷判定法則11,12,13,14に基づいて運
転者負荷データを出力するものである。
【0029】又、前記運転者状態検出装置20Aは、拍
動間隔検出手段211、拍動間隔分散値算出手段21
2、拍動間隔分散値負荷判定手段213を備えている。
前記拍動間隔検出手段211は、運転者の拍動間隔を検
出するものである。前記拍動間隔分散値算出手段212
は、拍動間隔検出手段211によって検出された拍動間
隔に基づいて所定時間毎の拍動間隔の分散値を算出する
ものである。前記拍動間隔分散値負荷判定手段213
は、前記拍動間隔分散値算出手段212によって算出さ
れた拍動間隔の分散値及び前記判定法則記憶装置10に
保持された負荷判定法則としての拍動間隔分散値負荷判
定法則11に基づいて運転者の負荷状態を判定するもの
である。
【0030】前記運転者状態検出装置20Bは、拍動間
隔検出手段211、拍動周波数解析手段212、拍動周
波数比算出手段223、拍動周波数比負荷判定手段22
4を備えている。前記拍動間隔検出手段211は、運転
者の拍動間隔を検出するものである。前記拍動周波数解
析手段212は、拍動間隔検出手段221によって検出
された拍動間隔に基づいて所定時間毎の拍動間隔を周波
数解析するものである。前記拍動周波数比算出手段22
3は、前記拍動周波数解析手段222による周波数解析
の結果から所定周波数を上回る高周波成分と所定周波数
を下回る低周波成分との比を算出するものである。前記
拍動周波数比負荷判定手段224は、前記拍動周波数比
算出手段223によって算出された拍動周波数比及び前
記判定法則記憶装置に保持された判定負荷法則としての
拍動周波数比負荷判定法則12に基づいて運転者の負荷
状態を判定するものである。
【0031】前記運転者状態検出装置20Cは、呼吸周
波数検出手段231、呼吸周波数平均値負荷判定手段2
32を備えている。前記呼吸周波数検出手段231は、
運転者の呼吸周波数を検出するものである。前記呼吸周
波数平均値負荷判定手段232は、前記呼吸周波数検出
手段231によって検出した呼吸周波数及び前記判定法
則記憶装置10に保持された負荷判定法則としての呼吸
周波数負荷判定法則13に基づいて運転者の負荷状態を
判定するものである。
【0032】前記運転者状態検出装置20Dは、呼吸周
波数検出手段241、呼吸周波数分散値算出手段24
2、呼吸周波数分散値負荷判定手段243を備えてい
る。前記呼吸周波数検出手段241は、運転者の呼吸周
波数を検出するものである。前記呼吸周波数分散値算出
手段242は、前記呼吸周波数検出手段241によって
検出した呼吸周波数に基づいて所定時間毎の呼吸周波数
の分散値を算出するものである。前記呼吸周波数分散値
負荷判定手段243は、前記呼吸周波数分散値算出手段
242によって算出した呼吸周波数分散値及び前記判定
法則記憶装置10に保持された負荷判定法則としての呼
吸周波数分散値負荷判定法則14に基づいて運転者の負
荷状態を判定するものである。
【0033】前記総合運転負荷判定手段30は、負荷分
別手段40を備えている。負荷分別手段40は、前記呼
吸周波数平均値負荷判定手段232と、呼吸周波数分散
値負荷判定手段243とによる運転負荷判定の結果に基
づき、運転負荷が高いと判定された場合には運転者の運
転負荷状態を身体的負荷に区分し、運転負荷が低いと判
定された場合には運転者の運転負荷状態を精神的負荷に
区分するものである。
【0034】前記総合運転負荷判定法則記憶装置80
は、総合運転負荷判定法則81を備えている。前記総合
運転負荷判定法則81は、複数の運転者負荷データに基
づき運転者の運転負荷状態を精神的負荷と身体的負荷と
に区分する法則を記述したものである。前記運転支援装
置70は、車両運転に必要な行動の全部もしくは一部を
行うものである。前記運転支援法則記憶装置60は精神
的又は身体的な運転負荷状態に応じた運転支援法則61
を保持している。
【0035】前記運転支援装置制御手段50は、総合運
転負荷判定手段30及び運転支援法則記憶装置60に保
持された運転支援法則61に基づいて、前記運転支援装
置70の起動と停止及び動作状態を決定するものであ
る。
【0036】前記運転支援装置70は、自動走行制御手
段71、蛇角比可変操舵手段72、駆動力特性可変駆動
制御手段73、制動特性可変制動制御手段74、情報提
供手段75を備えている。前記自動走行制御手段71
は、運転支援装置制御手段50に基づいて車両運転に必
要な動作の全部もしくは一部を自動的に行うものであ
る。前記蛇角比可変操舵手段72は、運転支援装置制御
手段50に基づいて蛇角比の変更を行うものである。前
記駆動力特性可変駆動制御手段73は、前記運転支援装
置制御手段50に基づいてアクセル操作量に対するスロ
ットルゲインの変更を行うものである。前記制動特性可
変制動制御手段74は、前記運転支援装置制御手段50
に基づいてブレーキ操作量に対する制動力を変更するも
のである。前記情報提供手段75は、前記運転支援装置
制御手段に基づいて警報情報を提供するものである。
【0037】(第1実施形態)図2は、本発明の第1実
施形態に係るブロック図を示している。この図2のよう
に、第1実施形態の運転負荷判定装置は、心電信号検出
装置100、拍動間隔分散値算出回路101、拍動間隔
分散値負荷判定回路102、拍動周波数解析回路10
3、拍動周波数比負荷判定回路104を備えている。
又、呼吸信号検出装置105、呼吸周波数平均値算出回
路106、呼吸周波数平均値負荷判定回路107、呼吸
周波数分散値算出回路108、呼吸周波数分散値負荷判
定回路109を備えている。更に、総合運転負荷判定回
路110、運転支援装置制御回路111、自動走行制御
装置112、情報提供装置113、負荷判定法則記憶装
置114、運転支援法則記憶装置115を備えている。
【0038】前記心電信号検出装置100は、前記拍動
間隔検出手段211を構成し、運転者の心拍信号を検出
するものである。前記拍動間隔分散値算出回路101
は、前記拍動間隔分散値算出手段212を構成するもの
で、検出した心拍信号から拍動間隔を求めて分散値を算
出するものである。前記拍動間隔分散値負荷判定回路1
02は、前記拍動間隔分散値負荷判定手段213を構成
するもので、算出した拍動間隔分散値を負荷判定法則記
憶装置114に記憶された判定法則に照らし合わすこと
で運転者の運転負荷を判定するものである。前記拍動周
波数解析回路103は、前記拍動周波数解析手段212
を構成するもので、検出した心拍信号から拍動間隔を求
めて、これを一定サンプリング周波数のデータに補正し
た後に周波数解析を行うものである。
【0039】前記拍動周波数比負荷判定回路104は、
前記拍動周波数比算出手段223及び拍動周波数比負荷
判定手段224を構成するもので、周波数解析の結果と
して得た高周波成分と低周波成分との比を求め、算出し
た比を負荷判定法則記憶装置114に記憶された判定法
則に照らし合わすことで運転者の運転負荷を判定するも
のである。
【0040】前記呼吸信号検出装置105は、前記呼吸
周波数検出手段231を構成するもので、運転者の呼吸
信号を検出するものである。前記呼吸周波数平均値算出
回路106は、前記呼吸周波数検出手段231を構成す
るもので、検出した呼吸信号から呼吸周波数を求めてそ
の平均値を算出するものである。
【0041】前記呼吸周波数平均値負荷判定回路107
は、前記呼吸周波数平均値負荷判定手段232を構成す
るもので、算出した呼吸周波数平均値を負荷判定法則記
憶手段114に記憶された判定法則に照らし合わすこと
で運転者の運転負荷を判定するものである。
【0042】前記呼吸周波数分散値算出回路108は、
前記呼吸周波数分散値算出手段242を構成するもの
で、検出した呼吸信号から呼吸周波数を求めてその分散
値を算出するものである。前記呼吸周波数分散値負荷判
定回路109は、前記呼吸周波数分散値負荷判定手段2
43を構成するもので、算出した呼吸周波数分散値を負
荷判定法則記憶手段114に記憶された判定法則に照ら
し合わすことで運転者の運転負荷を判定するものであ
る。
【0043】前記総合運転負荷判定回路110は、前記
総合運転負荷判定手段30を構成するもので、各判定回
路100,204,107,109の判定結果を負荷判
定法則記憶装置114に記憶された判定法則に照らし合
わすことで運転者の運転負荷の種類と程度とを判定する
ものである。
【0044】前記運転支援装置制御回路111は、前記
運転支援装置制御手段50を構成するもので、判定され
た運転負荷の種類と程度とを運転支援法則記憶装置11
5に記憶された支援法則に照らし合わすことで運転者の
運転支援の必要性判断、支援方法を決定するものであ
る。
【0045】前記自動走行制御装置112は、前記自動
走行制御手段71を構成するもので、操舵制御、アクセ
ル制御、ブレーキ制御のそれぞれを自動的に行うもので
ある。前記情報提供装置113は、前記情報提供手段7
5を構成するもので、警報情報を音声、画像で運転者に
提示するものである。
【0046】前記心拍信号検出装置100は、超音波セ
ンサによって心臓の拍動を検出するものであり、検出す
る心拍信号は心電の正確な波形診断が目的ではないた
め、図3に示すように、本超音波センサ91をシート9
2に内蔵することで心拍信号の検出が可能である。ま
た、前記呼吸信号検出装置105は、胸部に配置した歪
みゲージの伸縮で呼吸運動を波形として検出するもので
あり、図3に示すように、呼吸センサ93をシートベル
ト90に内蔵することで呼吸信号の検出が可能である。
【0047】前記拍動間隔分散値算出回路101で行わ
れる処理には実時間で行われるRRV算出手法を用いる
ことができるが、算出方法の一例を図4に示すフローチ
ャートを用いて説明する。ステップS11で、心拍信号
検出装置100によって検出された心拍信号が入力され
る。ステップS12では、あらかじめ与えられた閾値に
よって心拍信号のR波を検出する。ステップS13で
は、R波検知の時間間隔RRI(R-R Interval)を算出
する。ステップS14では、ステップS13で算出した
RRIデータを新たに加えた例えば過去30秒分のRR
Iデータを回路内のデータ蓄積手段に蓄積する。ステッ
プS15では、蓄積された30秒分のRRIデータにつ
いて、正規化分散RRVを算出する。この方法によれ
ば、計測開始から30秒間については正確なRRVを算
出できないが、30秒経過以降はR波が検出されるタイ
ミングで30秒分の心拍信号を基にしたRRVが算出さ
れることになる。ステップS16では、求めたRRVを
出力する。
【0048】前記拍動間隔分散値判定回路102で行わ
れる処理の流れを図5に示すフローチャートを用いて説
明する。ステップS17で拍動間隔分散値算出回路10
1によって算出された拍動間隔分散値RRVが入力され
る。ステップS18では、負荷判定法則記憶装置114
を参照して、運転負荷の程度を算出する。負荷判定法則
記憶装置114には、拍動間隔分散値と運転負荷の関係
を示す、図6に示すテーブルが記憶されており、例え
ば、ステップS17で入力された拍動間隔分散値がrr
v=2×10-4であった場合、運転負荷段階WLrrv
=4を得る。なお、本テーブルに示される拍動間隔分散
値と運転負荷の関係は、実験的に複数の被験者(運転
者)に対して負荷を与えたときに示される拍動間隔分散
値と、その負荷の程度を被験者の主観で、例えば5段階
で評価した結果を統計的に解析したものを用いることが
可能である。ステップS19では、求めた運転負荷を運
転者負荷データWLrrvとして出力する。
【0049】前記拍動周波数解析回路103で行われる
処理の流れを図7に示すフローチャートを用いて説明す
る。ステップS21で、心拍信号検出装置100によっ
て検出された心拍信号が入力される。ステップS22で
は、あらかじめ与えられた閾値によって心拍信号のR波
を検出する。ステップS23では、R波検知の時間間隔
RRI(R-R Interval)を算出する。ステップS24で
は、算出したRRIを新たに加えた、例えば32秒分の
RRIデータを蓄積する。ステップS25では、蓄積さ
れた32秒分のRRIデータについて、例えば4Hzで
補間する。これはRRIデータが時系列的に不規則なサ
ンプリングになるためである。ステップS26では、補
完されたデータに基づき高速周波数解析FFTを行う。
この方法に依れば、初めの32秒間については正確な周
波数解析を行えないが、32秒経過以降はR波が検知さ
れるタイミングで128点のFFTを実施することがで
きる。ステップS27では、周波数解析の結果を出力す
る。
【0050】前記拍動周波数比判定回路104で行われ
る処理の流れを図8に示すフローチャートを用いて説明
する。ステップS28で拍動周波数解析回路103によ
って算出された周波数解析結果が入力される。ステップ
S29では、解析結果の低周波成分LFと高周波成分H
Fとを求める。低周波成分LFは血圧変動性の成分であ
り、0.1Hz前後に現れることがわかっているので、
0.1Hz前後のピーク点をLFとすればよい。高周波
成分HFは呼吸変動性の成分であり、車両の運転中であ
れば、0.2Hz以降に現れることがわかっている。し
たがって、0.2Hz以降のピーク点をHFとすればよ
い。ステップS30では、検出した低周波成分LFと高
周波成分HFの比LH=LF/HFを算出する。ステッ
プS31では、負荷判定法則記憶装置114を参照して
運転負荷の程度を算出する。負荷判定法則記憶装置11
4には、周波数成分比LHと運転負荷の関係を示す図9
に示すテーブルが記憶されており、例えば、算出された
LHがlh=2.9であった場合、運転負荷段階WLl
h=3を得る。なお、本テーブルに示される周波数成分
比LHと運転負荷の関係は、実験的に複数の被験者(運
転者)に対して負荷を与えたときに示される周波数成分
比LHと、その負荷の程度を被験者の主観で、例えば5
段階で評価した結果を統計的に解析したものを用いるこ
とが可能である。ステップS32では、求めた運転負荷
を運転者負荷データWLlhとして出力する。
【0051】前記呼吸周波数算出回路106で行われる
処理の流れを図10に示すフローチャートを用いて説明
する。ステップS41で、呼吸信号検出装置105によ
って検出された呼吸信号が入力される。ステップS42
では、例えば32秒分の呼吸信号を蓄積する。ステップ
S43では、ステップS42で蓄積した32秒分の呼吸
信号を新たに加えた、320秒分の呼吸信号を蓄積す
る。ステップS43で蓄積された呼吸信号に基づき高速
周波数解析FFTを行う。この方法によれば、初めの3
20秒間については正確な周波数解析を行えないが、3
20秒経過以降はステップS42で設定した時間間隔、
本例では32秒間隔で周波数解析を実施することができ
る。本周波数解析の結果、呼吸周波数が抽出される。ス
テップS45では、求めた呼吸周波数を出力する。
【0052】前記呼吸周波数負荷判定回路107で行わ
れる処理の流れを図11に示すフローチャートを用いて
説明する。ステップS46で呼吸周波数算回路105に
よって算出された呼吸周波数が入力される。ステップS
47では、負荷判定法則記憶装置114を参照して、運
転負荷の程度を算出する。負荷判定法則記憶装置114
には、呼吸周波数と運転負荷の関係を示す。図12に示
すテーブルが記憶されており、例えば、ステップS46
で入力された呼吸周波数がr=0.33[Hz]であっ
た場合、運転負荷段階WLr=3を得る。なお、本テー
ブルに示される呼吸周波数と運転負荷の関係は、実験的
に複数の被験者(運転者)に対して負荷を与えたときに
示される呼吸周波数と、その負荷の程度を被験者の主観
で、例えば5段階で評価した結果を統計的に解析したも
のを用いることが可能である。ステップS48では、求
めた運転負荷を運転者負荷データWLrとして出力す
る。
【0053】前記呼吸周波数分散値算出回路108で行
われる処理の流れを図13に示すフローチャートを用い
て説明する。ステップS51で、呼吸信号検出装置10
5によって検出された呼吸信号が入力される。ステップ
S52では、例えば32秒分の呼吸信号を蓄積する。ス
テップS53では、蓄積された呼吸信号に基づき高速周
波数解析FFTを行う。本周波数解析の結果、呼吸周波
数が抽出される。ステップS54では、算出した呼吸周
波数を新たに加えた、320秒分の呼吸周波数を蓄積す
る。ステップS55では、蓄積した呼吸周波数の分散値
を求める。この方法によれば、初めの320秒間につい
ては正確な呼吸周波数の分散値を求めることはできない
が、320秒経過以降はステップS26で設定した時間
間隔、32秒間隔で呼吸周波数の分散値を求めることが
可能である。ステップS56では、求めた呼吸周波数分
散値を出力する。
【0054】前記呼吸周波数分散値負荷判定回路109
で行われる処理の流れを図14に示すフローチャートを
用いて説明する。ステップS57で呼吸周波数分散値算
出回路108によって算出された呼吸周波数分散値が入
力される。ステップS58では、負荷判定法則記憶装置
114を参照して、運転負荷の程度を算出する。負荷判
定法則記憶装置114には、呼吸周波数分散値と運転負
荷との関係を示す図15のテーブルが記憶されており、
例えば、ステップS57で入力された呼吸周波数分散値
がrv=0.012であった場合、運転負荷段階WLb
v=2を得る。なお、本テーブルに示される呼吸周波数
分散値と運転負荷の関係は、実験的に複数の被験者(運
転者)に対して負荷を与えたときに示される呼吸周波数
分散値と、その負荷の程度を被験者の主観で、例えば5
段階で評価した結果を統計的に解析したものを用いるこ
とが可能である。ステップS59では、求めた運転負荷
段階を運転者負荷データWLrvとして出力する。
【0055】前記総合負荷判定回路110で行われる処
理の流れを図16に示すフローチャートを用いて説明す
る。ステップS61で拍動間隔分散値負荷判定回路10
2、拍動周波数比負荷判定回路104、呼吸周波数負荷
判定回路107、呼吸周波数分散価判定回路109の各
々で判定された運転者負荷データ(WLhv,WLl
h,WLr,WLrv)が入力される。ステップS62
では、入力された各運転者負荷データを負荷判定法則記
憶装置114を参照して、「精神的負荷」、「身体的負
荷」、「通常」の3種のどの運転負荷種別に属するもの
であるかを判定する。負荷判定法則記憶装置114に
は、拍動間隔分散値と拍動周波数比と呼吸周波数と呼吸
周波数分散値との各運転者負荷データが「精神的負
荷」、「身体的負荷」、「通常」のそれぞれが与えられ
た時に示す典型的な値を図17に示すテーブルのように
記憶されている。そして、精神的負荷値WLmは
【数1】 で決定する。同様に身体的負荷値WLbは
【数2】 で決定し、通常負荷値WLnは
【数3】 で決定する。例えば、ステップS61で入力された運転
負荷データが(WLhv,WLlh,WLr,WLr
v)=(4,3,3,2)であり、テーブルが図18で
与えられた場合、
【数4】 を得る。本手法によれば、算出された各負荷値で最も小
さい値を示すものが運転者がおかれている負荷の状態
(運転負荷種別)に近い。すなわち、本例の場合、運転
負荷種別WLkは「精神的負荷」と判定される。なお、
本テーブルは、複数の被験者(運転者)に対して実験的
に「精神的負荷」、「身体的負荷」、「通常」の3種の
負荷を与え、この時に示される各運転者負荷データを平
均することによって作成できる。ステップS63では、
ステップS62の判定結果に基づき運転負荷レベルWL
lを算出する。判定結果が「精神的負荷」であれば、そ
の傾向を実験的に最も反映すると認められている拍動周
波数比負荷判定による運転負荷データWLlhの値を運
転負荷レベルWLlとする。一方、判定結果が「身体的
負荷」であれば、その傾向を実験的に最も反映すると認
められている呼吸周波数分散値判定による運転負荷デー
タWLrvの値を運転負荷レベルWLlとする。判定結
果が「通常」であれば、運転負荷レベルの項目は空白で
よい。ステップS64では、運転負荷種別WLkと運転
負荷レベルWLlとの組合わせを総合運転負荷値(WL
k,WLl)として出力する。
【0056】前記自動走行制御手段112は、車両運転
に係わる動作に全部または一部を自動的に行うものであ
り、例えば、車間距離センサ、速度センサ、アクセル、
ブレーキを駆動するアクチュエータを搭載し、自動的に
先行車両との車間距離を維持したり、車速を維持して走
行することを可能とする所謂オートマチッククルーズコ
ントロール(ACC)や、カメラ、操舵アクチュエータ
に搭載して、カメラで検出した走行車線を維持すべく操
舵アクチュエータによって自動的に操舵輪を転蛇して走
行するレーン追従制御装置などもこれに相当する。な
お、本実施形態では、オートマチッククルーズコントロ
ールとレーン追従制御装置を搭載している。
【0057】前記情報提供装置113は、本実施形態で
は、図19に示すように、特定周波数の音を指定した時
間で提示する車室内の任意の位置に設置されたブザー9
5と任意の画像の提示が可能であるモニタ96となって
いる。
【0058】前記運転支援制御装置制御回路111で行
われる処理の流れを図20に示すフローチャートを用い
て説明する。ステップS71では、前記総合負荷判定回
路110から出力された運転負荷種別と運転負荷値レベ
ルの組合わせである総合運転負荷値が入力される。ステ
ップS72では、運転支援法則記憶装置115を参照し
て、駆動する運転支援装置の種類と、駆動方法を決定す
る。運転支援法則記憶装置115には、運転負荷種別、
運転負荷レベルに対応させて駆動する運転支援装置の関
係を示す図21のテーブルが記憶されており、本テーブ
ルによれば、例えば、ステップS71で入力された運転
負荷種別が「精神的負荷」であり、運転負荷レベルWL
l=3であった場合、自動走行制御装置112のオート
マチッククルーズコントロールに対して駆動命令を出す
ことを示している。この時、情報提供装置のモニタにオ
ートマチッククルーズコントロールが起動することを伝
える情報を表示することと、情報提示装置のブザーを
0.5秒間鳴らすことを示している。また、運転負荷レ
ベルWLl≧4であった場合には、オートマチッククル
ーズコントロールに加えてレーン追従制御装置を駆動
し、レーン追従装置が起動したことを伝える情報を情報
提供装置のモニタに表示すること、情報提供装置のブザ
ーを1秒間鳴らすことを示している。また、運転負荷種
別が「身体的負荷」と「通常」である場合には、運転支
援装置を駆動しないことを示している。本テーブルに示
される運転負荷種別と運転負荷レベルと駆動する運転支
援装置の関係は、実験的に複数の被験者(運転者)に対
して精神的負荷および身体的負荷を与えたときの被験者
の主観で起動したい支援手段をアンケート調査すること
によって求められ、さらに運転支援装置を駆動した時の
運転負荷種別と運転負荷レベルを計測し、運転支援装置
を駆動する前の負荷レベルと比較することによって、そ
の効果を確認することができる。ステップS73ではス
テップS72で決定された運転支援の方策を実施する。
【0059】以上説明したように本実施形態によれば、
心拍信号から得る心拍間隔の分散値による負荷判断と、
拍動間隔の周波数解析による負荷判断と、呼吸信号から
得る呼吸周波数による負荷判断と、呼吸周波数の分散値
による負荷判断の、計4種の多元的な負荷判断を行な
い、各判断値の出現パターンを記憶装置に記憶されたパ
ターンと比較することによって、多元的な生体信号から
の運転負荷の判定ができ、更に、この運転負荷を精神的
負荷と身体的負荷に分離することができる。従って、正
確な負荷判定を行い、運転支援装置の的確な制御等を行
うことができる。
【0060】(第2実施形態)図22は、運転者の運転
負荷を判定する運転負荷判定装置へ適用した本発明の第
2実施形態の構成図である。この実施形態は運転支援を
行う上で制御する装置として、蛇角比可変操舵装置11
6と駆動特性可変駆動制御装置117と制動特性可変制
動制御装置118を増やした例であり、これにともなっ
て、運転支援装置制御回路111’が参照する運転支援
法則記憶装置115’に記憶されている運転支援法則の
内容を変更した例であり、他の構成及び各構成要素にお
ける処理の流れは第1実施形態と同じである。
【0061】前記操舵特性可変操舵制御装置116は、
運転者の操舵に対する操舵輪の操舵量を決定するステア
リングギヤ比を変更可能である操舵制御装置である。
【0062】前記駆動特性可変駆動制御装置117は、
運転者のアクセル操作量に対するスロットルバルブの開
度のゲイン、すなわちスロットルゲインを変更可能であ
る駆動制御装置である。
【0063】前記制動特性可変制動制御装置118は、
運転者のブレーキ踏力もしくはブレーキ踏込み量に対し
て発生させる制動力の変更が可能である制動制御装置で
あり、いわゆるブレーキアシスト装置である。
【0064】前記運転支援制御装置制御回路111’で
行われる処理の流れを図23に示すフローチャートを用
いて説明する。ステップS81では、総合負荷判定回路
110から出力された運転負荷種別と運転負荷値レベル
の組合わせである総合運転負荷値が入力される。ステッ
プS82では、運転支援法則記憶装置115’を参照し
て、駆動する運転支援装置の種類と、駆動方法を決定す
る。運転支援法則記憶装置115’には、運転負荷種
別、運転負荷レベルに対応させて駆動する運転支援装置
の関係を示す、図24に示すテーブルが記憶されてお
り、本テーブルによれば、例えば、ステップS71で入
力された運転負荷種別が「精神的負荷」であり、運転負
荷レベルWLl=4であった場合、自動走行制御装置1
12のオートマチッククルーズコントロールに対して駆
動命令を出すことを示している。この時、情報提供装置
のモニタにオートマチッククルーズコントロールが起動
することを伝える情報を表示することと、情報提供装置
のブザーを0.5秒間鳴らすことを示している。また、
ステアリングギア比を通常時の0.9倍、スロットルゲ
インを通常時の0.95倍、ブレーキアシスト量を通常
の1.05倍に設定している。なお、本設定は、精神的
な負荷が課せられている時の運転者の心理状態として、
急激な挙動の車両特性は煩わしく感じること、通常時と
比較して制動動作に遅れが生じることに起因している。
【0065】また、例えば、ステップS71で入力され
た運転負荷種別が「身体的負荷」であり、運転負荷レベ
ルWLl=5であった場合、ステアリングギア比を通常
時の1.5倍、スロットルゲインを通常時の1.1倍、
ブレーキアシスト量を通常の1.15倍に設定してい
る。なお、本設定は、身体的な負荷が課せられている時
の運転者の審理状態として、通常時と比較して各種操作
を急いで行いたいこと、操作量を減少させたいことに起
因している。更に、通常時である場合には、運転支援装
置を駆動しないことを示している。
【0066】本テーブルに示される運転負荷種別と運転
負荷レベルと駆動する運転支援装置の関係は、実験的に
複数の被験者(運転者)に対して精神的負荷および身体
的負荷を与えたときの被験者の主観で起動したい支援手
段をアンケート調査することによって求められ、さらに
運転支援装置を駆動した時の運転負荷種別と運転負荷レ
ベルを計測し、運転支援装置を駆動する前の負荷レベル
と比較することによって、その効果を確認することがで
きる。ステップS83ではステップS82で決定された
運転支援の方策を実施する。
【0067】以上説明したように本実施形態によれば、
心拍信号から得る拍動間隔の分散値による負荷判断と、
拍動間隔の周波数解析による負荷判断と、呼吸信号から
得る呼吸周波数の分散値による負荷判断の計4種の負荷
判断に基づき総合的に判断した結果、運転負荷を精神的
負荷と身体的負荷に区別がなされ、更にそれぞれの負荷
レベルを算出することで、運転者の負荷状態に適した運
転支援手段を選択し、実施することができる。
【0068】なお、上記実施形態では、心拍、呼吸の双
方により判定したが、心拍、呼吸、いずれか一方のみを
用いて判定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図3】第1実施形態に係り、超音波センサと呼吸セン
サの取付例を示す説明図である。
【図4】第1実施形態に係り、拍動間隔分散値算出回路
における演算処理手順を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態に係り、拍動間隔分散値負荷判定
回路における演算処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】第1実施形態に係り、負荷判定法則記憶装置に
収められた情報の説明図である。
【図7】第1実施形態に係り、拍動周波数解析回路にお
ける演算処理手順を示すフローチャートである。
【図8】第1実施形態に係り、拍動間周波数比負荷判定
回路における演算処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】第1実施形態に係り、負荷判定法則記憶装置に
収められた情報の説明図である。
【図10】第1実施形態に係り、呼吸周波数算出回路に
おける演算処理手順を示すフローチャートである。
【図11】第1実施形態に係り、呼吸周波数比負荷判定
回路における演算処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】第1実施形態に係り、負荷判定法則記憶装置
に収められた情報の説明図である。
【図13】第1実施形態に係り、呼吸周波数分散値算出
回路における演算処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図14】第1実施形態に係り、呼吸周波数分散値負荷
判定回路における演算処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図15】第1実施形態に係り、負荷判定法則記憶装置
に収められた情報の説明図である。
【図16】第1実施形態に係り、総合負荷判定回路にお
ける演算処理手順を示すフローチャートである。
【図17】第1実施形態に係り、負荷判定法則記憶装置
に収められた情報の説明図である。
【図18】第1実施形態に係り、負荷判定法則記憶装置
に収められた情報の説明図である。
【図19】第1実施形態に係り、情報提供装置の設置例
を示す図である。
【図20】第1実施形態に係り、運転支援制御装置制御
回路における演算処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図21】第1実施形態に係り、運転支援法則記憶装置
に収められた情報の説明図である。
【図22】本発明の第2実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図23】第2実施形態に係り、運転支援制御装置制御
回路における演算処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図24】第2実施形態に係り、運転支援法則記憶装置
に収められた情報の説明図である。
【符号の説明】
10 判定法則記憶装置 20A,20B,20C,20D 運転者状態検出装置 30 総合運転負荷判定手段 40 負荷分別手段 50 運転支援装置制御手段 60 運転支援法則記憶装置 61 運転支援法則 70 運転支援装置 71 自動走行制御手段 72 蛇角比可変操舵手段 73 駆動力特性可変駆動制御手段 74 制動特性可変制動制御手段 75 情報提供手段 80 総合運転負荷判定法則記憶装置 81 総合運転負荷判定法則
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 624 B60R 21/00 624C 626A 626 627 627 A61B 5/02 320C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の生体信号傾向と運転者の負荷状
    態とを関連づけて負荷判定法則として保持した判定法則
    記憶装置と、 運転者の一種類の生体信号を計測し、該生体信号及び前
    記判定法則記憶装置に保持された前記負荷判定法則に基
    づいて運転者負荷データを出力する運転者状態検出装置
    と、 前記運転者状態検出装置が出力した複数の運転者負荷デ
    ータに基づいて運転者の負荷状態を判定する総合運転負
    荷判定手段とを有することを特徴とする運転負荷判定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の運転負荷判定装置であっ
    て、 前記複数の運転者負荷データに基づき、運転者の運転負
    荷状態を精神的負荷と身体的負荷とに区分する総合運転
    負荷判定法則を保持した総合運転負荷判定法則記憶装置
    を有し、 前記総合運転負荷判定手段は、前記複数の運転負荷デー
    タ及び前記総合運転負荷判定法則に基づいて、運転負荷
    状態の判定を精神的負荷と身体的負荷とに区分して行う
    負荷分別手段を有することを特徴とする運転負荷判定装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の運転負荷判
    定装置であって、 前記運転者状態検出装置は、運転者の拍動間隔を検出す
    る拍動間隔検出手段と、 前記拍動間隔検出手段によって検出された拍動間隔に基
    づいて所定時間ごとの拍動間隔の分散値を算出する拍動
    間隔分散値算出手段とを有し、 前記判定法則記憶装置に保持された負荷判定法則は、運
    転者の拍動間隔分散値に基づき、運転者の運転負荷状態
    をその度合いに応じて区分する拍動間隔分散値負荷判定
    法則であり、 前記拍動間隔分散値算出手段によって算出された拍動間
    隔の分散値及び前記拍動間隔分散値負荷判定法則に基づ
    いて、運転者の負荷状態を判定する拍動間隔分散値負荷
    判定手段を有することを特徴とする運転負荷判定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載の運転負荷判
    定装置であって、 前記運転者状態検出装置は、運転者の拍動間隔を検出す
    る拍動間隔検出手段と、前記拍動間隔検出手段によって
    検出された拍動間隔に基づいて所定時間ごとの拍動間隔
    を周波数解析する拍動周波数解析手段と、前記拍動周波
    数解析手段による周波数解析の結果から所定周波数を上
    回る高周波成分と所定周波数を下回る低周波成分の比を
    算出する拍動周波数比算出手段とを有し、 前記判定法則記憶装置に保持された負荷判定法則は、運
    転者の拍動周波数比に基づき、運転者の運転負荷状態を
    その度合いに応じて区分する拍動周波数比負荷判定法則
    であり、 前記拍動周波数比算出手段によって算出された拍動周波
    数比及び前記拍動周波数比負荷判定法則に基づいて、運
    転者の負荷状態を判定する拍動周波数負荷判定手段を有
    することを特徴とする運転負荷判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4記載の運転負荷判
    定装置であって、 前記運転者状態検出装置は、運転者の呼吸周波数を検出
    する呼吸周波数検出手段を有し、 前記判定法則記憶装置に保持された負荷判定法則は、運
    転者の呼吸周波数に基づき運転者の運転負荷状態をその
    度合いに応じて区分するための呼吸周波数負荷判定法則
    であり、 前記呼吸周波数検出手段によって検出した呼吸周波数及
    び前記呼吸周波数負荷判定法則に基づいて、運転者の負
    荷状態を判定する呼吸周波数平均値負荷判定手段を有す
    ることを特徴とする運転負荷判定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5記載の運転負荷判
    定装置であって、 前記運転者状態検出装置は、運転者の呼吸周波数を検出
    する呼吸周波数検出手段と、前記呼吸周波数検出手段に
    よって検出した呼吸周波数に基づいて所定時間ごとの呼
    吸周波数の分散値を算出する呼吸周波数分散値算出手段
    とを有し、 前記判定法則記憶装置に保持された負荷判定法則は、運
    転者の呼吸周波数分散値に基づいた運転者の運転負荷状
    態を区分するための呼吸周波数分散値負荷判定法則であ
    り、 前記呼吸周波数分散値算出手段によって算出した呼吸周
    波数分散値及び前記呼吸周波数分散値負荷判定法則に基
    づいて、運転者の負荷状態を判定する呼吸周波数分散値
    負荷判定手段を有することを特徴とする運転負荷判定装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6記載の運転負荷判
    定装置であって、 前記負荷分別手段は、前記呼吸周波数平均値負荷判定手
    段による運転負荷判定の結果と前記呼吸周波数分散値負
    荷判定手段による運転負荷判定の結果とに基づき、運転
    負荷が高いと判定された場合には、運転者の運転負荷状
    態を身体的負荷に区分し、運転負荷が低いと判定された
    場合には、運転者の運転負荷状態を精神的負荷に区分す
    ることを特徴とする運転負荷判定装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7記載の運転負荷判
    定装置であって、 車両運転に必要な行動の全部もしくは一部を行う運転支
    援装置と、 精神的又は身体的な運転負荷状態に応じた運転支援法則
    を保持する運転支援法則記憶装置と、 前記総合運転負荷判定手段の判定及び前記運転支援法則
    記憶装置に保持された運転支援法則に基づいて前記運転
    支援装置の起動と停止及び動作状態を決定する運転支援
    装置制御手段とを有することを特徴とする運転負荷判定
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の運転負荷判定装置であっ
    て、 前記運転支援装置は、前記運転支援装置制御手段に基づ
    いて車両運転に必要な動作の全部もしくは一部を自動的
    に行う車両の自動走行制御手段と、前記運転支援装置制
    御手段に基づいて蛇角比の変更が可能である蛇角比可変
    操舵手段と、前記運転支援装置制御手段に基づいてアク
    セル操作量に対するスロットルゲインの変更が可能であ
    る駆動力特性可変駆動制御手段と、前記運転支援装置制
    御手段に基づいてブレーキ操作量に対する制動力が変更
    可能である制動特性可変制動制御手段と、前記運転支援
    装置制御手段に基づいて警報情報を提供する情報提供手
    段との少なくとも1つ以上を有することを特徴とする運
    転負荷判定装置。
JP2000196912A 2000-06-29 2000-06-29 運転負荷判定装置 Expired - Fee Related JP3719112B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196912A JP3719112B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 運転負荷判定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000196912A JP3719112B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 運転負荷判定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002010995A true JP2002010995A (ja) 2002-01-15
JP3719112B2 JP3719112B2 (ja) 2005-11-24

Family

ID=18695334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000196912A Expired - Fee Related JP3719112B2 (ja) 2000-06-29 2000-06-29 運転負荷判定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3719112B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004101306A1 (de) 2003-05-16 2004-11-25 Daimlerchrysler Ag Verfahren und vorrichtung zur beeinflussung der beanspruchung eines fahrers in einem kraftfahrzeug
JP2006042904A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Mazda Motor Corp 車両用生体情報検出装置
JP2007099249A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Denso Corp 自動車用ユーザーもてなしシステム
JP2007261310A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mazda Motor Corp 乗員状態検出装置
JP2008220424A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Denso Corp 眠気判定装置,プログラムおよび眠気判定方法
US7580820B2 (en) 2002-06-24 2009-08-25 Denso Corporation Vehicle control information conveyance structure, vehicle control device using the conveyance structure, and vehicle control simulator using the conveyance structure
JP2014068992A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Fujitsu Ltd ノイズ検知装置及びノイズ検知方法並びにノイズ検知プログラム
JP2017124735A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 マツダ株式会社 運転支援装置
JP2018167775A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 マツダ株式会社 車両運転支援システム及び車両運転支援方法
US10625732B2 (en) 2017-04-14 2020-04-21 Hyundai Motor Company Apparatus and method for controlling autonomous driving of vehicle, and vehicle system
CN113627740A (zh) * 2021-07-20 2021-11-09 东风汽车集团股份有限公司 一种驾驶负荷评价模型构建***及构建方法
US11219395B2 (en) 2017-07-19 2022-01-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Sleepiness estimating device and wakefulness inducing device

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5103882B2 (ja) * 2006-11-27 2012-12-19 富士通株式会社 心拍検出装置
KR101774669B1 (ko) 2015-12-09 2017-09-04 현대자동차주식회사 차량용 승객구분장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0759757A (ja) * 1993-08-25 1995-03-07 Tsutomu Suzuki 身体状態検出装置
JPH08173407A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Yamaha Motor Co Ltd 作業の適正化システム及びその装置
JPH08280637A (ja) * 1995-04-19 1996-10-29 Nissan Motor Co Ltd 精神活動判定装置
JPH09308614A (ja) * 1996-05-21 1997-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 運転者モニター装置とこれを用いた安全装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0759757A (ja) * 1993-08-25 1995-03-07 Tsutomu Suzuki 身体状態検出装置
JPH08173407A (ja) * 1994-12-22 1996-07-09 Yamaha Motor Co Ltd 作業の適正化システム及びその装置
JPH08280637A (ja) * 1995-04-19 1996-10-29 Nissan Motor Co Ltd 精神活動判定装置
JPH09308614A (ja) * 1996-05-21 1997-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 運転者モニター装置とこれを用いた安全装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7580820B2 (en) 2002-06-24 2009-08-25 Denso Corporation Vehicle control information conveyance structure, vehicle control device using the conveyance structure, and vehicle control simulator using the conveyance structure
WO2004101306A1 (de) 2003-05-16 2004-11-25 Daimlerchrysler Ag Verfahren und vorrichtung zur beeinflussung der beanspruchung eines fahrers in einem kraftfahrzeug
JP2006042904A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Mazda Motor Corp 車両用生体情報検出装置
JP4577644B2 (ja) * 2004-07-30 2010-11-10 マツダ株式会社 車両用生体情報検出装置
JP2007099249A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Denso Corp 自動車用ユーザーもてなしシステム
JP4621983B2 (ja) * 2005-10-07 2011-02-02 株式会社デンソー 自動車用ユーザーもてなしシステム
JP2007261310A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Mazda Motor Corp 乗員状態検出装置
JP2008220424A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Denso Corp 眠気判定装置,プログラムおよび眠気判定方法
JP2014068992A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Fujitsu Ltd ノイズ検知装置及びノイズ検知方法並びにノイズ検知プログラム
JP2017124735A (ja) * 2016-01-14 2017-07-20 マツダ株式会社 運転支援装置
CN107031651A (zh) * 2016-01-14 2017-08-11 马自达汽车株式会社 驾驶辅助装置
JP2018167775A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 マツダ株式会社 車両運転支援システム及び車両運転支援方法
US10625732B2 (en) 2017-04-14 2020-04-21 Hyundai Motor Company Apparatus and method for controlling autonomous driving of vehicle, and vehicle system
US11219395B2 (en) 2017-07-19 2022-01-11 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Sleepiness estimating device and wakefulness inducing device
US11576597B2 (en) 2017-07-19 2023-02-14 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Sleepiness estimating device and wakefulness inducing device
CN113627740A (zh) * 2021-07-20 2021-11-09 东风汽车集团股份有限公司 一种驾驶负荷评价模型构建***及构建方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3719112B2 (ja) 2005-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8400313B2 (en) Vehicle driver sleep state classification generating device based on Hidden Markov Model, sleep state classification device and warning device
JP3719112B2 (ja) 運転負荷判定装置
US10485468B2 (en) System and method for assessing arousal level of driver of vehicle that can select manual driving mode or automated driving mode
US7805223B2 (en) Dialogue system
CN107554528B (zh) 驾乘人员的疲劳等级检测方法及装置、存储介质、终端
JP4803490B2 (ja) 運転者状態推定装置及び運転支援装置
JP4595377B2 (ja) 運転者状態検出装置及びプログラム
US7397382B2 (en) Drowsiness detecting apparatus and method
Friedrichs et al. Drowsiness monitoring by steering and lane data based features under real driving conditions
US20140171752A1 (en) Apparatus and method for controlling emotion of driver
US7970459B2 (en) Sleepiness level detection method and apparatus
KR940018270A (ko) 챠량용 졸음 경보장치 및 경보방법
JP4529394B2 (ja) ドライバの車両運転特性推定装置
JP2009134496A (ja) 運転支援装置及び運転支援方法
JPH11314534A (ja) 車両用注意能力低下防止装置
JPH08280637A (ja) 精神活動判定装置
JP3455627B2 (ja) 車両における覚醒度低下検出装置
JP2002104018A (ja) 警報制御装置
JP3292035B2 (ja) 覚醒度推定装置
JP5288251B2 (ja) 緊急車両認知支援装置
US11780458B1 (en) Automatic car side-view and rear-view mirrors adjustment and drowsy driver detection system
JPH0558192A (ja) 居眠り運転検出装置
JP6638213B2 (ja) 車両の安全運転促進方法及び車両の安全運転促進装置
JPH06107030A (ja) 居眠り運転検出装置
JPH092152A (ja) 警報装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees