JP2002010317A - コード分割多重方式の基地局用ハンドオフ制御方法及びその制御装置 - Google Patents

コード分割多重方式の基地局用ハンドオフ制御方法及びその制御装置

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JP2002010317A
JP2002010317A JP2000191552A JP2000191552A JP2002010317A JP 2002010317 A JP2002010317 A JP 2002010317A JP 2000191552 A JP2000191552 A JP 2000191552A JP 2000191552 A JP2000191552 A JP 2000191552A JP 2002010317 A JP2002010317 A JP 2002010317A
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Susumu Harada
晋 原田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去に実施されたハンドオフのトラヒック情
報をパイロット信号の選択に利用し、無駄なハンドオフ
を省くことにより基地局の負荷を軽減する。 【解決手段】 基地局4は、非通話中に端末が移動した
際に位置登録が発生した結果発生する登録発生指数情報
を記憶する位置登録統計情報記憶部6と、通話中に端末
が移動した際に発生するパイロット強度情報によりハン
ドオフ処理を開始するハンドオフ判定部5と、ハンドオ
フ判定部5の判定処理の結果、使用するパイロットが決
定されると端末にハンドオフ指示されると共に、発生さ
れたハンドオフ発生指数情報を記憶するハンドオフ統計
情報記憶部7とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局用のハンド
オフ制御方法に関し、詳しくは、CDMA(Code
Division Multiple Access:
符号分割多元接続)システム(特にWLL)において、
過去に発生した位置登録やハンドオフの情報等を利用す
ることによって、ハンドオフの際の負荷を軽減すること
を可能としたトラヒック情報を利用したコード分割多重
方式の無線通信システムにおける基地局用ハンドオフ制
御方法及びその制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMAのセルラーにおいては、ハンド
オフの発生回数が大きく、基地局全体の処理能力に影響
を与えていた。
【0003】また、WLL方式においては、基地局の設
置を簡便にするためにハンドオフの処理を行うが、移動
体電話のように頻繁に行う必要はなかった。
【0004】従来におけるこの種のハンドオフ制御方式
として、例えば下記の如き第1〜第4の従来例をあげる
ことができる。
【0005】第1の従来例としてあげられる特開平10
−276463号公報に開示された技術は、複数の無線
ゾーンによってシステム全体のサービスエリアを形成
し、各無線ゾーンをそれぞれカバーしている複数の基地
局と、各基地局のカバーする複数の無線ゾーンによって
形成されるサービスエリア内を移動する移動局と、基地
局を制御する基地局制御装置と、基地局制御装置を制御
して移動局の呼処理を行う交換機とを備えた移動無線通
信システムにおいて、移動局に基地局から送られてくる
搬送波の受信電界強度を測定する基地局電界強度測定装
置を持たせ、交換機には各基地局それぞれのトラヒック
を測定するトラヒック測定装置を持たせて、移動局の無
線ゾーン間でのハンドオフを、移動局で測定した搬送波
の受信電界強度に基づいて制御する際に、ハンドオフを
行うか否かを決定するための搬送波の受信電界強度のし
きい値を、当該ハンドオフに関連する基地局のトラヒッ
クに応じて変化させることを特徴とする移動無線通信シ
ステム、である。
【0006】第2の従来例としてあげられる特開平6−
164477号公報に開示された技術は、複数の移動体
端末と、この移動体端末が移動する複数のエリアをそれ
ぞれ無線サービスエリアとして移動体端末と無線通信を
行う複数の通話チャンネルを備えた複数個の無線基地局
と、この複数個の無線基地局を統括して移動体端末の呼
接続、通話チャンネル設定の制御を行う移動体電話交換
局とを有する無線基地局の呼量制御方式において、移動
体電話交換局が、ハンドオフ元の第1の無線基地局の通
話チャンネル使用率αがあるしきい値未満で、ハンドオ
フ先の第2の無線基地局の通話チャンネル使用率βが、
あるしきい値以上の場合に、ハンドオフの条件として、
ハンドオフ元に所在する移動体端末と第1の無線基地局
との受信レベルと移動体端末と第2の無線基地局との受
信レベルの差を判定するしきい値Δを通話チャンネル使
用率α、βの値を基に演算した値Xにより補正しΔ+X
を新しいしきい値とすることを特徴とする無線基地局の
呼量制御方式、である。
【0007】第3の従来例としてあげられる特開平9−
261723号公報に開示された技術は、移動通信用交
換局の下に複数の無線基地局を有し、各無線基地局には
それぞれ異なる大きさの無線ゾーンが割り当てられ、異
なる大きさの無線ゾーンは大きい無線ゾーンが小さい無
線ゾーンを包含する関係があり、各無線基地局にはそれ
ぞれ有限個数の通信用無線チャネルが割り当てられ、通
信用無線チャネルを用いて複数の移動機と通信を行うよ
うになされた移動体通信システムにおいて、移動通信用
交換局は、前記包含関係にある大小無線ゾーンを持つ無
線基地局について、各無線基地局に予め割り当てられて
いる通信用無線チャネル数に対する空きチャネル数の割
合を求め、空きチャネル数の割合の差に基づいて移動速
度しきい値を算出し、移動速度しきい値を前記包含関係
にある大小無線ゾーン間に設定し、この移動速度しきい
値に基づいて、移動機に無線ゾーンを選択して割り当て
ることを特徴とする移動体通信システム、である。
【0008】第4の従来例としてあげられる特開平8−
116568号公報に開示された技術は、分散ベースス
テーションが複数の移動ユニットを固定交換網に結合
し、セルラ通信システムが層構造のセルラ移動網から構
成され、セルラ移動網が複数のマクロセルを持ち、個々
のマクロセルが複数のミクロセル上に横たわるタイプの
セルラ通信システムを動作する方法であって、この方法
が、複数の移動ユニットの分散ベースステーションから
複数の移動ユニットのおのおのへの接続を測定可能な統
計量に基づいて制御するステップ、複数の移動ユニット
のおのおのの所でミクロセル滞留時間を測定可能な統計
量の一つとして測定するステップ、複数の移動ユニット
のおのおのの所で移動ユニットの移動度を表わす測定さ
れたミクロセル滞留時間を総和するステップ、及び飽和
されたミクロセル滞留時間を複数の移動ユニットから分
散ベースステーションに送信するステップを含むことを
特徴とする方法、である。
【0009】上記第1〜第4の従来技術を要約すれば、
下記の通りである。
【0010】叙上の第1の従来例では、ハンドオフ発生
時点での各ハンドオフ先の基地局のトラヒック量を測定
し、ハンドオフを行えるか否かを判定している。
【0011】第2の従来例は、第1の従来例とほぼ同等
の内容の技術である。
【0012】第3の従来例は、トラヒック量とチャネル
の数より無線ゾーンの決定を行うものである。
【0013】また第4の従来例では、セルの滞留時間よ
りハンドオフ先を決定している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】CDMA方式では、ハ
ンドオフの際にひとつの移動局で、複数の基地局からの
パイロット信号を同時に捕捉するすることができる。各
基地局は個別のパイロット信号を持っており、端末は捕
捉したパイロット信号に対応する複数の基地局との間で
通信することが可能である。
【0015】しかるに、捕捉した全てのパイロットに対
応する基地局を利用するわけではなく、どの基地局を使
用するべきかは、基地局によって選択され、端末に対し
て指示が行われる。
【0016】端末がパイロット信号を捕捉すると、その
強度が、端末によって測定され、パイロット強度計測メ
ッセージによって基地局に報告される。
【0017】現在のシステムでは、この選択に、パイロ
ット信号の強度が主に使用されている。
【0018】しかしながら、WLLであれば、基本的に
は端末は移動しないのが前提であり、ハンドオフは、電
波状況や装置の故障等によってパイロット信号を見失わ
ないようにするための補助的な手段であるということが
できる。
【0019】また、移動体であっも、物理的な制限によ
りハンドオフ先の可能性はある程度しぼられる。
【0020】よって、どちらにしろ、パイロットの強度
の変化に合わせて頻繁にハンドオフをすることは、基地
局の処理能力の観点からいって望ましいことではない。
【0021】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記欠点を解消する為になされたものであ
り、従って本発明の目的は、過去に実施されたハンドオ
フのトラヒック情報、もしくは位置登録情報を、パイロ
ット信号の選択において利用し、無駄なハンドオフを省
くことにより、基地局の負荷を軽減し、結果として処理
能力の改善を実現することを可能とした新規な基地局用
ハンドオフ制御方法及びその制御装置を提供することに
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るコード分割多重方式の基地局用ハンド
オフ制御方法は、コード分割多重方式(CDMA)の無
線通信システムにおいて、過去に発生した位置情報及び
ハンドオフ情報を記憶装置に登録しておき、該登録され
た位置情報及びハンドオフ情報を利用することにより、
ハンドオフに際しての優先順位を決定することを特徴と
している。
【0023】本発明に係るコード分割多重方式の基地局
用ハンドオフ制御方法はまた、コード分割多重方式にお
けるハンドオフ発生時に、パイロット強度計測メッセー
ジによって端末より基地局に対して複数の使用可能なパ
イロット信号が通知され、該基地局は報告された前記パ
イロット信号の中から利用されるべきパイロット信号を
決定して端末に通知するような基地局によるハンドオフ
制御方法において、基地局は、過去に実施されたハンド
オフのトラヒック情報及び/または位置登録情報に基づ
いて他の基地局のパイロット信号を選択し、無駄なハン
ドオフを省略することにより、基地局の負荷を軽減する
ことを特徴としている。
【0024】本発明におけるWLLの場合においては、
前記ハンドオフトラヒック情報及びページングのために
行われている過去の前記位置登録情報を利用することに
より、確率の高いパイロット信号を予測可能としてい
る。
【0025】本発明に係るコード分割多重方式の基地局
用ハンドオフ制御装置は、コード分割多重方式の無線通
信システムにおける基地局用ハンドオフ制御方式におい
て、基地局は、非通話中に端末が移動した際に位置登録
が発生した結果発生する登録発生指数情報を記憶する位
置登録統計情報記憶手段と、通話中に前記端末が移動し
た際に発生するパイロット強度情報によりハンドオフ処
理を開始して前記位置登録統計情報記憶手段の記憶内容
と後記ハンドオフ統計情報記憶手段の記憶内容を参照し
てハンドオフ先の優先順位を決定するハンドオフ判定処
理手段と、該ハンドオフ判定手段の判定処理の結果、使
用するパイロットが決定されると前記端末にハンドオフ
指示されると共に、発生されたハンドオフ発生指数情報
を記憶するハンドオフ統計情報記憶手段とを備えて構成
される。
【0026】
【作用】まず、移動体の場合には、CDMA方式ではハ
ンドオフ発生時には、図4に示されている通り、パイロ
ット強度計測メッセージによって端末より基地局に対し
て複数の使用可能なパイロットを通知してくる。基地局
は報告されたパイロットの中から、利用すべきパイロッ
トを決定して、端末に通知を行う。
【0027】そこで、本発明においては、図6に示され
ているように、それまでのトラヒック情報として、過去
にハンドオフが行われたセルの情報(どのセルからどの
セルへ移ったか)を蓄積しておき、その蓄積された情報
を利用して、選択されるパイロットの優先順位を決定す
る。
【0028】つまり、過去の情報を利用して、頻繁に行
われるハンドオフについては、強度が弱くても、優先順
位の高いハンドオフとして認識され、逆に、まれにしか
起こらない、もしくは前例の無いものに対しては強度が
弱い場合では無視、多少強くても、さほど高い優先度と
はしない。
【0029】これは、過去のデータより、ハンドオフの
先を予想することで、ハンドオフの効率化を図ることを
意味する。この結果、実際に利用される確立の低い、無
駄なハンドオフ動作を省略することができる。
【0030】例えば、図5では、Aの範囲内にいてB、
Cが見つかったときに、地形的な要因によってCへ行く
端末が多い場合にも、Cが選択されやすくなる。また、
電波状況によって、たまたまDが見えてしまった場合で
も、A−>Dと直接ハンドオフすることはまれなので、
選択されにくい。
【0031】WLLの場合でも、同様に端末より基地局
に複数の使用可能なパイロットが通知される。そこで、
移動体の場合と同様に、ハンドオフのトラヒック情報を
利用する。
【0032】さらにWLLでは、基本的に端末は移動し
ないために、登録される位置というのは小数に限られ
る。そのために、図7に示す通りに、ページング(呼び
出し)のために行っている、過去に行われた位置登録の
情報を利用すれば、利用される確立の高いパイロットは
十分に予測可能である。
【0033】逆に、位置登録されていない(されたこと
のない)パイロットは、たまたま見つかっただけで、実
際に利用される可能性は少ないか、もしくは利用しなく
とも、他のチャネルを捕捉するすることができ、無理に
利用しなくても影響は少ないと考えられる。
【0034】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい一実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0035】図1は本発明による一実施の形態を示すブ
ロック構成図である。
【0036】
【実施の形態の構成】図1を参照するに、端末1、端末
2は、同一の端末である。図1の端末1はハンドオフの
時の端末を、端末2は位置登録の時の端末の状態を示し
たものである。
【0037】非通話中に端末が移動すると、その情報は
基地局4に伝えられる。その結果、位置登録が起こる
と、位置登録発生指数情報が位置登録統計情報記憶装置
6によって蓄えられる。
【0038】通話中に端末が移動すると、図1での端末
1より基地局4に対してパイロット強度情報3が上がっ
てくる動作が発生する。
【0039】基地局4はこのパイロット強度情報メッセ
ージを受けると、ハンドオフ判定処理装置5による“ハ
ンドオフ”の判定処理を開始する。
【0040】本発明では、このハンドオフの判定処理5
による判定処理を行うに当たって位置登録統計情報記憶
装置6に格納されている位置登録発生指数情報と、ハン
ドオフ統計情報記憶装置7に格納されているハンドオフ
統計情報(ハンドオフ発生指数情報)が優先順位の決定
に利用される。
【0041】ハンドオフ判定処理装置5の判定結果、使
用するパイロットが決まると、ハンドオフ指示9によっ
て、端末に指示される。
【0042】この際に、トラヒックデータの収集として
ハンドオフ結果登録10がハンドオフ統計情報(ハンド
オフ発生指数情報)記憶装置7に通知されて保存され、
この統計情報は今後のハンドオフの優先順位の決定に利
用される。
【0043】また、ハンドオフと同時に位置情報の更新
が行われた場合には、位置登録指数情報記憶装置6に通
知され、その記憶内容の更新が行われる。
【0044】
【実施の形態の動作】次に本発明による一実施の形態の
動作について説明する。
【0045】ここでは、端末が移動しない場合のWLL
の動作について詳細に述べる。
【0046】移動体端末の場合には、端末が移動するた
めに、位置登録情報を使うことができない。よって、位
置登録による動作の部分をこのシーケンスから除くこと
で実現が可能である。
【0047】位置登録データの収集 加入者が非通話中に移動し、位置登録が行われた場合に
は、図1の流れに従って、位置登録指数が収集される
(ハンドオフ時の各パイロットの優先順位は位置登録指
数を参照して決定される)。
【0048】いま、n回目の位置登録が発生したとき
に、n回目までの位置登録指数R[n](s,a)は以
下に示すように更新される。
【0049】R[n](s,a)=R[n−1](s,
a)*Rr(t)+Rl(t) ここで、sは加入者の識別子。aは登録された位置情
報。
【0050】tは最後に加入者sに行われた位置登録か
ら、今回の位置登録までの時間。
【0051】Rr(t)は過去に起こった位置登録の影
響を小さくするための項であり、主に以下のいずれかの
式のようなものが考えられる。
【0052】1.Rr(t)=Rrc/t 2.Rr(t)=Rrc2 ここで、Rrc、Rrc2は、適当に定められた定数。
【0053】特に、2.の場合で、Rrc2=1の場合
には、古いものも新しいものも、同様の重要度として扱
われる。
【0054】Rl(t)は、以下のような値のいずれか
が考えられる。
【0055】1.Rl(t)=1 2.Rl(t)=t 1.を採用した場合には、位置登録指数として、登録さ
れた回数に依存した値を採用することを意味する。2.
を採用した場合には、位置登録指数として、登録されて
いた時間に依存した値を採用することを意味する。
【0056】ハンドオフトラヒックデータの収集 CDMAでは、ひとつの端末が、同時に複数のトラヒッ
クチャネル(通話用のチャネル)を持つことができ、そ
れぞれのトラヒックチャネルに対応したパイロットチャ
ネルを集めたものをActive Setと言う。
【0057】更に、基地局側で認識しているActiv
e Setを認識Active Setと呼ぶ。Aを、
現在の認識Active Setとする。Aがパイロッ
トa、b、cを含んでいることを、以下のように表現す
ることとする。
【0058】A={a,b,c} 以下にパイロットが追加される場合と削除される場合に
ついてそれぞれ説明を行う。
【0059】パイロットが追加される場合 いま、通話中に図2の左側のように、端末が移動して、
dがn回目に追加された場合には、図1の流れに従っ
て、ハンドオフ発生指数T[n](A,d)が収集され
る。
【0060】T[n](A,d)=T[n−1](A,
d)*Tt(t)+Tl(t) ここで、tはA−>dで最後に行われたハンドオフか
ら、今回のハンドオフまでの時間。
【0061】dはパイロットの識別番号、基地局(BT
S)を示す。
【0062】Tt(t)は、過去に起こった位置登録の
影響を小さくするための項であり、以下のいずれかの式
とする。
【0063】1.Tt(t)=Ttc/t 2.Tt(t)=Ttc2 ここで、Ttc、Ttc2は、適当に定められた定数。
【0064】特に、2.の場合で、Ttc2=1の場合
には、古いものも新しいものも、同様の重要度として扱
われる。
【0065】Tl(t)は、以下のような値のいずれか
が考えられる。
【0066】1.Tl(t)=1 2.Tl(t)=t 1.を採用した場合には、ハンドオフ発生指数として、
ハンドオフにて使用された回数に依存した値を採用する
ことを意味する。2.を採用した場合には、ハンドオフ
発生指数として、ハンドオフにて使用されていた時間に
依存した値を採用することを意味する。
【0067】パイロットが削除される場合 いま、通話中に図2の右側に示すように、端末が移動し
て、bが削除される場合には、図1の流れに従って、削
除ハンドオフ発生指数TD[n](A,b)が収集され
る。
【0068】TD[n](A,b)=TD[n−1]
(A,b)*Tt(t) +TDl(t) TDl(t)は以下のような値のいずれかが考えられ
る。
【0069】1.TDl(t)=1 2.TDl(t)=1/t 1.を採用した場合には、ハンドオフ発生指数として、
ハンドオフにて使用された回数に依存した値を採用する
ことを意味する。2.を採用した場合には、ハンドオフ
発生指数として、ハンドオフにて使用されていた時間に
依存した値を採用することを意味する。短時間でハンド
オフされてしまうものほど、値は大きくなる。
【0070】そのたの各項の意味は、追加の場合と同様
である。
【0071】この結果、例えば基地局dを例とすると、
図3に示すようにハンドオフ発生指数が、追加と削除そ
れぞれについて、認識Active Setとハンドオ
フ先をキーとして得られることになる。
【0072】Td=T(A,d,t) TDd=TD(A,d,t) ハンドオフ判定処理 ここでは、上で集められた情報を利用した優先順位の決
定について述べる。
【0073】加入者sが、Active Set Aを
持つときに、パイロット強度計測信号を受信し、その中
に存在するパイロットaに対応する基地局を、使用する
かどうかを決定する場合を想定する。使用される基地局
は、受信したパイロット強度計測信号に含まれる各パイ
ロットに対応する基地局のうち、優先順位Pが大きなも
のから順に選ばれる。
【0074】優先順位Pは以下の式によって、決定され
る。
【0075】ここでは、上で収集したR[l],T
[m],TD[n]それぞれについて、l,m,nが最
新のものを、R,T,TDと記述する。
【0076】P(s,A,a)=S(a)+TF(a)
+Cr*R(s,a)/Σ_B_R(s,B)+Ct*
T(A,a)/Σ_B_T(A,B)−Cd*TD(A
+d,a)/Σ_B_TD(A+d,B) ここで、S(a)はパイロット強度情報により報告され
たパイロットaの強度。
【0077】TF(a)は、aが始めにActive
Setに登録された時刻から、現在までの時間。もしく
は定数0。
【0078】むやみに新しく見つかったものを使わない
ために、先に見付けたパイロットを優先とするための項
である。定数0を使用する場合には、考慮しないことを
意味する。
【0079】sは今回ハンドオフの対象となっている加
入者識別子。
【0080】Σ_B_R(s,B)は、全パイロット
(B)について、R(s,B)(位置登録発生指数)を
合計したもの。
【0081】Σ_B_R(s,B)=R(s,B1)+
R(s,B2)+…R(s,Bn)よく位置登録される
基地局ほど優先とするための項。
【0082】※ただし、位置登録指数収集時に、Rr
(t)=Rrc/tを採用した場合には、合計する場合
にも時間を考慮しなくてはならないので、単純な合計と
はならない。そのために、以下に示すような式となる。
【0083】Σ_B_R(s,B)=R(s,B1)/
PR(s,B1)+R(s,B2)/PR(s,B2)
+…+R(s,Bn)/PR(s,Bn) PR(s,Bx)は、加入者sが、Bxに最後に位置登
録されたときから現在までの時間。
【0084】ここで、Crは、値のバランスをとるため
の定数係数。
【0085】Aは、認識Active Set。
【0086】Σ_B_T(A,B)は、全パイロット
(B)について、T(A,B)(ハンドオフ発生指数)
を合計したもの。
【0087】Σ_B_T(A,B)=T(A,B1)+
T(A,B2)+…T(A,Bn) この項によって、よく起こるハンドオフほど優先とな
る。
【0088】※ただし、情報収集時に、最後にハンドオ
フが起こってからの時間を考慮した場合には、合計する
場合にも、時間を考慮しなくてはならないので、単純な
合計とはならない。そのために、以下のような式とな
る。
【0089】Σ_B_T(A,B)=T(A,B1)/
PT(A,B1)+T(A,B2)/PT(A,B2)
+…+T(A,Bn)/PT(A,Bn) PT(A,Bn)は、Active SeTがAの際
に、Bxに最後にハンドオフされたときから現在までの
時間。
【0090】Ctは、値のバランスを取るための定数係
数。
【0091】A+dは、Active SetのAにパ
イロットdを加えたものを意味する。即ち、 A={a,b,c}とした場合には、A+d={a,
b,c.d} Σ_B_TD(A+d,B)は、全パイロットについ
て、TD(A+d,x)(削除ハンドオフ発生指数)を
合計したもの。
【0092】Σ_B_TD(A+d,B)=TD(A+
d,B1)+TD(A+d,B2)+…+TD(A+
d,Bn) ※ただし、情報収集時に、Tt(t)=Ttc/tを採
用した場合には、合計する場合にも、時間を考慮しなく
てはならないので、単純な合計とはならない。そのため
に、以下のような式となる。
【0093】Σ_B_TD(A+d,B)=TD(A+
d,B1)/PD(A+d,B1)+TD(A+d,B
2)/PD(A+d,B2)+…+TD(A+d,B
n)/PD(A+d,Bn) PD(A+d,Bn)は、Active SeTがA+
dの際に、Bxが最後にハンドオフで削除されたときか
ら現在までの時間。
【0094】Cdは、値のバランスをとるための定数係
数。
【0095】この式では各要素の加算によって優先順位
を算出しているが、乗算などその他の演算を行っても構
わない。
【0096】
【他の実施の形態】次に本発明による他の実施の形態に
ついて説明する。
【0097】1.本発明では叙上の本発明による一実施
の形態は、ハンドオフの情報の収集において、Acti
ve Setに対してのハンドオフ先という形式で収集
されたが、Active Setのなかから代表のパイ
ロットをひとつ(もしくは複数)選び出して、それに対
するハンドオフ先の情報を収集することも可能である。
【0098】代表の選び方としては位置登録されている
場所のパイロットや、一番強いパイロット等が考えられ
る。
【0099】2.加入者の位置登録に関する情報や、ハ
ンドオフの情報が多く集まるにつれて、それらの情報の
重みを増す項を追加することも可能である。
【0100】3.加入者の位置登録に関する情報や、ハ
ンドオフの情報が多く集まるにつれて、同時に使用する
パイロットの数を減らすことで、さらに処理を軽減する
ことも可能である。
【0101】4.WLLにおいては、位置登録情報が十
分集まった後では、端末よりのパイロット強度信号を待
たずに、装置等を予約しておくことも可能である。
【0102】5.本発明では、優先順位の決定を行って
いるが無条件に使用する/しないを判断するために、同
様のデータを利用することも可能である。
【0103】6.本発明では、CDMA方式を想定した
が、そのためのFDMAなどの方式におけるハンドオフ
についても、過去に起こったハンドオフの情報を利用す
ることは可能である。
【0104】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば以下に示すような効果が得
られる。
【0105】1.本発明によれば、余分なハンドオフの
処理を減らすことによって、基地局の処理能力の負荷を
軽減させることが可能である。
【0106】2.本発明によれば、余分なハンドオフの
処理を減らすことによって、リソースの利用量を減らす
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明による一実施の形態の動作を説明する図
である。
【図3】本発明による一実施の形態の動作を説明する図
である。
【図4】CDMA方式でのハンドオフ発生時に移動体端
末から基地局に対して複数の使用可能なパイロットを通
知してくる状態を示す概略図である。
【図5】移動体端末がAの範囲内についてB、Cが見つ
かった時に地形的な要因によってCが選択されやすくな
る状況を示す概略図である。
【図6】それまでのトセヒック情報として過去にハンド
オフが実施されたセルの情報を記憶しておき、その情報
を利用して選択されるパイロットの優先順位を決定する
場合の概略説明図である。
【図7】WLLの場合における動作を説明する概略説明
図である。
【符号の説明】
1、2…端末 3…パイロット強度情報 4…基地局 5…ハンドオフ判定処理装置 6…位置登録統計情報記憶装置 7…ハンドオフ統計情報記憶装置 8…通話中以外の位置登録発生 9…ハンドオフ指示 10…ハンドオフ結果登録

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード分割多重方式(CDMA)の無線
    通信システムにおいて、過去に発生した位置情報及びハ
    ンドオフ情報を記憶装置に登録しておき、該登録された
    位置情報及びハンドオフ情報を利用することにより、ハ
    ンドオフに際しての優先順位を決定することを特徴とし
    たコード分割多重方式の基地局用ハンドオフ制御方法。
  2. 【請求項2】 コード分割多重方式におけるハンドオフ
    発生時に、パイロット強度計測メッセージによって端末
    より基地局に対して複数の使用可能なパイロット信号が
    通知され、該基地局は報告された前記パイロット信号の
    中から利用されるべきパイロット信号を決定して端末に
    通知するような基地局によるハンドオフ制御方法におい
    て、基地局は、過去に実施されたハンドオフのトラヒッ
    ク情報及び/または位置登録情報に基づいて他の基地局
    のパイロット信号を選択し、無駄なハンドオフを省略す
    ることにより、基地局の負荷を軽減することを特徴とし
    たコード分割多重方式の基地局用ハンドオフ制御方法。
  3. 【請求項3】 WLLの場合において、前記ハンドオフ
    トラヒック情報及びページングのために行われている過
    去の前記位置登録情報を利用することにより、確率の高
    いパイロット信号を予測可能としたことを更に特徴とす
    る請求項2に記載のコード分割多重方式の基地局用ハン
    ドオフ制御方法。
  4. 【請求項4】 コード分割多重方式の無線通信システム
    における基地局用ハンドオフ制御方式において、基地局
    は、非通話中に端末が移動した際に位置登録が発生した
    結果発生する登録発生指数情報を記憶する位置登録統計
    情報記憶手段と、通話中に前記端末が移動した際に発生
    するパイロット強度情報によりハンドオフ処理を開始し
    て前記位置登録統計情報記憶手段の記憶内容と後記ハン
    ドオフ統計情報記憶手段の記憶内容を参照してハンドオ
    フ先の優先順位を決定するハンドオフ判定処理手段と、
    該ハンドオフ判定手段の判定処理の結果、使用するパイ
    ロットが決定されると前記端末にハンドオフ指示される
    と共に、発生されたハンドオフ発生指数情報を記憶する
    ハンドオフ統計情報記憶手段とを有することを特徴とし
    たコード分割多重方式の基地局用ハンドオフ制御装置。
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