JP2002008144A - 購買情報の管理方法及びシステム - Google Patents

購買情報の管理方法及びシステム

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JP2002008144A
JP2002008144A JP2000193328A JP2000193328A JP2002008144A JP 2002008144 A JP2002008144 A JP 2002008144A JP 2000193328 A JP2000193328 A JP 2000193328A JP 2000193328 A JP2000193328 A JP 2000193328A JP 2002008144 A JP2002008144 A JP 2002008144A
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Teruo Aoki
輝夫 青木
Mitsuyo Uchida
光代 打田
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  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 POSシステムなどの手段を用いて収集され
る購買情報と消費者各自の個人情報とをマッチング可能
とし、係る購買情報について消費者自身も閲覧可能とす
る購買情報の管理方法及びシステムを提供する。 【解決手段】 購買情報がサーバ10の備える購買情報
データベース11に格納される。購買情報には、購買商
品、購入金額、購買日付、店舗及びレシート番号を特定
するデータが含まれる。サーバ10は情報端末30から
発信された閲覧要求データを受信する。この閲覧要求デ
ータにはレシート番号を特定するデータが含まれてい
る。サーバ10は閲覧要求データ中のレシート番号と購
買情報データーベース11に格納されているレシート番
号とを対照する。対照の結果、サーバ10は閲覧要求デ
ータ中のレシート番号にマッチングする購買情報を購買
情報データベース11から抽出する。サーバ10は、抽
出した購買情報を閲覧データとして情報端末30に送信
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品の購入金額等
が記されたレシートと各消費者が備える情報端末とを利
用した、前記商品を購買した消費者の購買情報の管理方
法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるPOSシステムは、専門店、ス
ーパー、ドラッグストアといった大規模な店舗のみなら
ず中小の小売店にも浸透しつつある。グループ化された
店舗群の本部組織に備わるコンピュータ基幹システムは
今やオープン化される流れにあり、ネットワーク化され
たPOSと係る基幹システムとの連携をはかるケースが
見受けられる現況となった。今後も専門店、チェーン店
などを中心にPOSのネットワーク化の潮流は更に進展
していくものと予想される。
【0003】このようにPOSシステムが各所に広く浸
透している現状下で、デビットカードや電子マネーなど
決済手段の多様化に対応したPOSや、顧客管理の手法
としてFSP(フリークエント・ショッパー・プログラ
ム)を採用し各種カードにより顧客情報を収集するPO
SなどPOSの多機能化が図られている。顧客情報の管
理を行うにあたっては、前記の各種カード(会員カー
ド、クレジットカード等)の提示を伴う商品購入が行わ
れた場合に、前記カードなどが記録する顧客情報と絡め
た購買情報の収集を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の購
買情報の管理方法においては、会員カードやクレジット
カード等の提示を伴う商品購入時にのみ購買情報を収集
可能であった。したがって、当該購買情報の管理を行う
にも消費者によるそれらカード類の決済時使用が前提と
なった。実際のカード類使用時の状況においては、まず
前記会員カードやクレジットカードの発行に伴い行われ
る登録作業で、店舗側に消費者の個人情報が吸い上げら
れる。そして係る個人情報とリンクした購買情報が、ク
レジットカード等により購買決済がなされた際に店舗側
で得られる。従来の購買情報の管理方法は、このように
カード類の提示を伴う商品購入時にはそれなりに機能す
る。
【0005】しかし、一般の消費者がカード類で買い物
を行う割合は、当該消費者が行う消費行動のうち全てで
はない。特に中年層以上の年代にはカード類による決済
には抵抗を示す人々も多く、現金決済が主流と言える。
加えて、上記POSシステムなどの購買情報の収集と管
理について重要な役割を果たすシステムは、スーパー、
コンビニエンスストア、ドラッグストアなどの日常品を
商う店舗に導入されていることが多い。消費者が日常品
を常日頃購入する際には、いちいちカードを財布から取
り出してカードリーダーに通してもらい、その上でレシ
ートにサインをする、といった一連のカード決済の手順
を踏むことは厭われる。
【0006】つまりは世間に広く導入されているPOS
システム等から得られる購買情報と消費者の個人情報と
はリンクされていない場合が圧倒的なのである。もしく
はそれらがリンクされていたとしても、そのデータ対象
が年齢や消費傾向に関して限定的で極めて狭い範囲の消
費者層に絞られているのである。このような状況では、
店舗側が自らの顧客の消費傾向を広範に調査・分析して
以後の経営方針に生かすといったことは困難である。た
とえそれを実行したとしても確度に乏しく結果の活用機
会も少ない。せっかくPOSシステムを導入して多くの
購買情報を収集蓄積しても、この購買情報を消費者の個
人情報と結びつけて適切かつ効率的に管理・活用してい
くことは難しいのである。自然、従来の店頭アンケート
などの調査を行うことになり、店舗側も消費者も煩わし
く、時間と経費を費やされることにつながる。
【0007】他方、消費者側としては、カード決済で購
入した商品については明細書を後日眺めてその内容を仔
細に確認することは出来る。しかし、カード決済を用い
ずに現金決済した商品等については、後日明細を確認す
ることはそのままではできない。決済毎に店舗側から渡
されるレシート全てを家計簿等に添付あるいは転書する
などしておかねば後の明細確認は叶わない。つまりカー
ド決済を除いて、自らの購買情報を全て自らで収集・管
理しなければならないのである。
【0008】本発明はこのような従来の課題に着目して
なされたもので、POSシステムなどの手段を用いて収
集される購買情報と消費者各自の個人情報とをマッチン
グ可能とし、係る購買情報について消費者自身も閲覧可
能とする購買情報の管理方法およびシステムを提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたもので、第1の発明は、商品の購
入金額等が記されたレシートと各消費者が備える情報端
末とを利用した、前記商品を購買した消費者の購買情報
の管理方法であって、次の事項(1)〜(5)により特
定される発明。 (1)消費者による商品・サービスの購買に際し発生す
る購買情報を格納するサーバと、消費者の備える情報端
末とがネットワークで結ばれている。前記購買情報はサ
ーバの備える購買情報データベースに格納される。 (2)前記購買情報には、購買商品、購入金額、購買日
付、店舗及びレシート番号を特定するデータが含まれ
る。 (3)サーバは前記情報端末から発信された閲覧要求デ
ータを受信する。この閲覧要求データにはレシート番号
を特定するデータが含まれている。 (4)サーバは前記閲覧要求データ中のレシート番号と
前記購買情報データーベースに格納されているレシート
番号とを対照する。 (5)前記の対照の結果、サーバは前記閲覧要求データ
中のレシート番号にマッチングする購買情報を購買情報
データベースから抽出する。サーバは、抽出した前記購
買情報を閲覧データとして情報端末に送信する。
【0010】第2の発明は、第1の発明における購買情
報の管理方法であって、次の事項(1)〜(4)により
特定される発明である。 (1)前記サーバは、消費者により示された消費者情報
を顧客IDとともに顧客データベースに登録する。 (2)サーバは、前記顧客IDを含む前記閲覧要求デー
タを情報端末から受信する。 (3)サーバは、前記閲覧要求データ中の顧客IDと前
記顧客データベース中の顧客IDとを照合し顧客認証を
行う。 (4)サーバは、前記顧客認証により認証された消費者
の情報端末に前記閲覧データを送信する。
【0011】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて前記閲覧データが、購買日付、購買商品、購入金
額、並びに店舗などの各項目について消費者毎に前記購
買情報を集約した購買履歴情報であることを特徴とす
る。
【0012】第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明
において、商品の購入金額等が記されたレシートと各消
費者が備える情報端末とを利用して、前記商品を購買し
た消費者の購買情報を管理する方法を実施するためのコ
ンピュータシステムであって、前記サーバとしての購買
情報管理システムである。
【0013】
【発明の実施の形態】====システムの概要==== 図1は本発明の購買情報の管理システムの概要図であ
る。ここでは、例えばコンビニエンスストア(以下、単
にストアと称する)にPOSシステムが導入されてお
り、このPOSシステムがストア本部組織(以下、単に
本部と称する)の備えるサーバ10とネットワーク化さ
れている状況を想定する。前記サーバ10において各ス
トアはコード認識されるよう設定されている。各ストア
のレジに備えられているバーコードリーダが読みとった
各購入商品のバーコード番号は、レジスタ20からPO
Sシステムを介してサーバ10に送られる。このPOS
データを格納するのがPOSデータファイル11であ
る。後述するが、消費者は前記POSデータ(購買情
報)を自らの情報端末から閲覧することができるように
なっている。
【0014】なお、前記のストア及び本部とは全て実店
舗を備えているものである必要は必ずしもなく、ネット
ワーク上の電子商店などであってもよい。また、必ずし
も複数店舗(ストア)を束ねる本部にサーバ10が備わ
っている必要はなく、ストア毎にサーバ10が備わって
いてもよい。上記ストアにて消費行動を行う者(個人ま
たは法人)を消費者とし、前記ストアや本部などにて
(Web上含む)POSデータ等の閲覧サービスへの登録
を行えば顧客と呼ばれるものとする。更に、前記POS
データは、各ストアから吸い上げたそのままの形態で顧
客に閲覧させてもよいが、閲覧用に項目分けしてデータ
整理、或いは各種統計処理するなど適宜加工が施された
形態として顧客に閲覧させてもよい。
【0015】前記サーバ10は、本発明の購買情報の管
理方法を実施するにあたり本部またはストアなどが備え
るものである。このサーバ10は、上述の如くPOSデ
ータファイル11を備えてPOSデータの各ストアから
の吸上げと管理とを行う他、顧客の個人情報を、例えば
ハードディスクなどの外部記憶装置内の顧客データベー
ス12にて管理する。この顧客データベース12の他に
サーバ10は、レシートデータベース13を備える。レ
シートデータベース13に格納されるデータはレシート
データと呼ばれ、前記POSデータファイル11におけ
るPOSデータと各顧客がストアで手渡され所持するレ
シートとのマッチングをとる、いわばインデックス情報
となる。このレシートデータは、1レシート(バケッ
ト)毎のレシート番号や購入日付、店舗電話番号等であ
り、顧客毎に管理される。顧客は前記のレシートデータ
を情報端末30からサーバ10に対し送信する。したが
ってこのレシートデータは、例えば顧客がストアで買い
物をしてレシートを受け取る度にデータ送信を行えば、
レシートデータベース13に逐一蓄積されることにな
る。勿論、顧客からレシートデータベース13にレシー
トデータを送信するタイミングは顧客の随意としてもよ
いし、種々に取り決めておくこともできる。
【0016】また、顧客が前記レシートデータに対応す
るPOSデータを閲覧することで、ストア側としては自
らが蓄積してきたPOSデータと個人情報とのマッチン
グがとれる。このマッチングの代償として顧客にポイン
トサービスを行うこととしてもよい。このサービスにお
いては、顧客がPOSデータを閲覧する毎に適宜数のポ
イントが顧客毎に付与される。この付与されるポイント
は例えばポイントデータベース14に顧客毎に蓄積・管
理される。顧客は蓄積された前記ポイントと所定の商品
やサービスなどとを交換することができるものとする。
【0017】勿論、これらPOSデータファイル11,
顧客データベース12、レシートデータベース13、お
よびポイントデータベース14は別々のデータベースと
してネットワーク結合した各個独立の記憶装置に設けて
もよいし、適宜組み合わせたり或いは1つの記憶装置に
集約して設けてもよい。
【0018】また、ストアの備える前記レジスタ20は
バーコードリーダを備える。顧客が会計するために持ち
込んだ商品に添付されているバーコードを当該バーコー
ドリーダが読み取り、読みとったバーコードナンバーを
サーバ10のPOSデータファイル11にレジスタ20
が送信する。このレジスタ20は、店内の商品・サービ
ス名称とその価格などについてインデックス化された商
品情報を予め有している。この商品情報は、前記サーバ
10においても共通認識出来るよう設定されているもの
とする。
【0019】一方、顧客は、前記POSデータを閲覧す
るにあたりサーバ10とネットワーク接続可能な情報端
末30を備える。前記ネットワークとは、例えばインタ
ーネットである。情報端末30としては、一般のパーソ
ナルコンピュータの他に、携帯電話の採用も考えられ
る。例としてNTT移動通信網株式会社(NTT Do
CoMo)の「iモード」(登録商標)対応の携帯電話
機などがある。他方、PDA(Personal Digital Assist
ant)、WEB閲覧機能付きTV及びゲーム機等でもよ
い。例えば顧客が情報端末30をインターネットに接続
する際には、ダイヤルアップ接続にてインターネットに
情報端末30を接続する。そして係る情報端末30は、
サーバ10からレシートデータやポイントデータなどの
情報を適宜ダウンロード、或いはサーバ10に向けた自
らの認証情報(顧客ID)などの発信を行うのである。
【0020】なお、上記のサーバ10、レジスタ20、
情報端末30の各間における情報授受の形式には制限は
ない。例えば、SMTP(Symple Mail Transfer Protoco
l)、POP(Post Office Protocol)などの標準的な電子
メール転送用のプロトコルに基づき、インターネットや
LAN回線等のネットワークを通じて電子メールの送受
信を行うことで情報の授受を実行したり、HTML(Hypert
ext Markup Language)ファイルをHTTP(Hypertext Tra
nsfer Protocol)を使って送受信しWebブラウザ上で情
報の入出力(授受)ができるようにしたりと形式は様々
に選択可能である。要は本発明の購買情報の管理システ
ムを運用する者が各機器の機能や回線状況などを判断し
運用条件に応じて適宜定めればよい。各機器間のネット
ワークも、専用線が敷設されていてもよいし、インター
ネットで構成されていてもよく、種々の形態を採用でき
る。
【0021】====購買情報の管理システムの運用=
=== 1.顧客IDの登録 各消費者は、ストア等の店頭もしくはWeb上などにおい
て自身の個人情報を登録することで前記ストアの顧客と
認識される。登録作業を行う消費者は、訪れたあるスト
アにて生年月日、性別、職業といった属性情報を顧客I
D(消費者自身で決めるものとしてもよいし、ストア側
で決めるものとしてもよい)と併せて所定用紙に記入し
顧客情報としてストア側に直接提出もしくは本部宛に郵
送(ファックス含む)する。或いはサーバ10に情報端
末30に向けた入力フォーム送達を要求してそれを情報
端末30で受信し、当該情報端末30のディスプレイ上
にて対話形式の顧客情報の入力を行い返送することとし
てもよい。前記入力フォームはHTMLやCHTMLなどの言語
で記述されたWeb画面としてのものだけでなく、サーバ
10が記載内容を自動認識可能である所定形式の電子メ
ールであってもよい。
【0022】このようにして属性情報と共にサーバ10
に送られた顧客IDは、サーバ10の顧客データベース
12に格納される。この顧客登録、つまりは顧客IDの
登録は、上述したように商品購入に先だって完了してい
てもよいし、実際に商品を購入する時点で行ってもよ
い。
【0023】2.データレイアウト 図2は顧客情報、レシートデータ、及びポイントデータ
に関するデータレイアウトの一例を示す説明図である。
顧客データベース12、レシートデータベース13、及
びポイントデータベース14において格納されている、
顧客情報、レシートデータ、及びポイントデータは、例
えば図2に示すようにコード管理される。顧客情報は、
例えば、顧客ID、パスワード、郵便番号、住所、氏
名、属性データなどから構成される。レシートデータ
は、顧客ID、店舗の電話番号、レシート番号、購入日
付、購入価格から構成される。ポイントデータは、顧客
ID、延べポイント(総獲得ポイント)、引落済みポイ
ント(商品等と交換して失ったポイント)、現在有効ポ
イント(総獲得ポイントから引落済みポイントを適宜減
算したもの)から構成される。
【0024】3.POSデータの蓄積・管理 消費者があるストアを訪れて商品を購入する際、係るス
トアにおいては店員がレジにて会計処理を行う。その会
計時には購入商品に付されたバーコードを店員がバーコ
ードリーダで読みとる。すると係る読み取り行為を受け
て、例えば各商品の商品名(或いはJANコード)、購
入金額、合計金額、購入日付、購入店舗、ならびにレシ
ート番号等を列挙したレシートが決済完了と共にレジス
タ20より印字・排出されてくる。そこで店員は消費者
にそのレシートを手渡す。レジスタ20は、この1回の
決済毎(バケット毎)に前記の購入商品やその金額等の
データをPOSデータとしてサーバ10のPOSデータ
ファイル11に送信する。
【0025】サーバ10は係るPOSデータをPOSデ
ータファイル11に順次格納していく。このPOSデー
タは、後に顧客ID等を示しての顧客による閲覧に供さ
れる際に、顧客毎にインデックス化されたレシートデー
タに対応付けされてサーバ10により適宜抽出されるこ
とになる。この抽出の際に、例えば日ごとあるいは月ご
とにPOSデータを集約し、購入金額の合算や、商品カ
テゴリー別に分類表示を行ったデータ(購買履歴情報)
への加工を行ったりして、レシートデータが家計簿的な
内容をもつように配慮されると好適である。また、予め
家族全員の顧客IDを登録しておき、家族毎でレシート
データをとりまとめるとしてもよい。
【0026】他方、顧客は、1レシート(バケット)毎
のレシート番号や購入日付、店舗電話番号等といったレ
シートデータを情報端末30からサーバ10に対し送信
する。このレシートデータを送信するタイミングは顧客
の随意としてもよいし、種々に取り決めておくこともで
きる。これによりサーバ10の側としては、蓄積してき
たPOSデータと顧客情報とをマッチングさせられるの
である。このマッチングの代償として顧客に例えばマッ
チング回数に相応のポイントを付与し、商品等と交換可
能なサービスを提供してもよい。
【0027】4.POSデータの閲覧 顧客は情報端末30からサーバ10に所定の閲覧要求フ
ォームの送信を要求する。この要求を受けたサーバ10
は情報端末30に係るフォームを送信し、少なくとも顧
客ID(或いは顧客が入力したレシートデータを所定期
間毎に集約した際のフォームナンバー等)の入力を促
す。顧客により入力が終わった閲覧要求フォームは、サ
ーバ10に返信される。サーバ10は、係るフォームに
含まれる顧客IDと顧客データベース12に格納されて
る顧客IDとを照合する。当該顧客が既に登録された正
当な顧客であることが判明すれば、サーバ10はレシー
トデータベース13よりレシートデータの参照を行う。
サーバ10は、閲覧要求フォーム中の顧客IDやレシー
ト番号などに対応するレシートデータをレシートデータ
ベース13内でサーチする。対応するレシートデータが
見つかれば、サーバ10は当該レシートデータとリンク
するPOSデータ(もしくは当該POSデータを適宜取
りまとめて加工した前述の購買履歴情報)をPOSデー
タファイル11から抽出し情報端末30に送信する。こ
の送信に先立って、サーバ10が、例えばストア毎につ
いて日単位、月単位、年単位といった所定期間毎にPO
Sデータを集約し、当該POSデータを、顧客がいつど
この店でどんな商品をいくらで購入したかなどが分かる
一覧に編集加工する編集プログラムを備えると好適であ
る。
【0028】顧客は情報端末の備えるディスプレイ上
で、前記POSデータを閲覧データとして眺める。この
ようにして、顧客自身はなんらレシートに記されている
情報を整理し管理しておく必要はないのである。顧客I
Dやレシートさえ手元にあれば、随時自分の買い物の詳
細な履歴を確認できる。また家計簿としても十分に活用
することができるので、家計を預かる者としては家計管
理の煩わしさから解放される。上記のPOSデータの閲
覧を顧客が行う度に貯まっていくポイントについてもこ
のPOSデータの閲覧と同様に閲覧・確認することがで
きる。顧客が顧客IDをサーバ10に送信すると、サー
バ10は当該顧客IDに対応したポイント数のデータを
ポイントデータベース14から抽出し、情報端末30に
返信するのである。
【0029】5.POSデータの利用とストア情報の発
信 ストア側は、自らの顧客についての前記POSデータを
適宜参照して、以後のマーケティングに利用することも
考えられる。前記データに関する利用許諾を得ている顧
客について、ストア側は様々な抽出条件を設定し、各デ
ータを分析することで消費傾向や趣味を判断する。例え
ば、1回の買い物(バスケット)でどのような顧客がど
の地域で何時頃に合計いくらの商品を購入したか、とい
った情報を膨大なPOSデータ中から顧客毎に的確にマ
ッチングさせることができる。また、前記バスケットの
中身(どのような商品をどんな組み合わせでいくらで購
入したか)の詳細と顧客情報との逐一のマッチングを図
ることもできる。いずれにしても、顧客の属性に対して
購入商品、地域、時刻、及び価格といったPOSデータ
を自在に関係付けすることで、属性毎の定量的な集計を
行えるのである。
【0030】これによりストア側は顧客の購買実態を確
実に把握し、キャンペーン情報や新製品情報などの情報
を掲載したメールを顧客の嗜好にマッチした的確な情報
として顧客宛に送達することができる。また、消費者に
購入された商品やストアに対する顧客満足度調査等のア
ンケート調査への協力依頼をする事もできる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、従来の購買情報の管理
方法が抱えていた、会員カードやクレジットカード等の
提示を伴う商品購入時にのみ購買情報を収集・管理可能
であるといった問題を完全に解消できる。これにより、
カード類で決済を行うか否かに全く関係なく広く一般の
消費者を対象として購買情報の管理を行えることとな
る。つまり、世間に広く導入されているPOSシステム
等から得られる購買情報と広範な層の消費者の個人情報
とのマッチングを図りうる。したがって店舗側は自らの
顧客の購買情報と顧客情報とを照合することで的確な消
費傾向を調査・分析することが出来る。また、以後の経
営方針にその分析結果を生かすことも非常に容易とな
る。勿論、従来の店頭アンケートなどの調査を行う必要
はなくなり、店舗側も消費者も調査に煩わされず、時間
と経費を無駄に費やされることもない。
【0032】消費者側としては、カード決済を用いずに
現金決済した商品等についても、後日その明細を容易に
確認することが可能となる。決済毎に店舗側から渡され
るレシートに記されたレシート番号等を自らの情報端末
からサーバに発信しておけば、家計簿と同内容を持った
明細(集約された購買情報、購買履歴情報)を閲覧デー
タとして随時閲覧出来る。つまり消費者個人は各自でレ
シートを管理して購買情報を蓄積・管理する必要はない
のである。消費者自らが思い立った時点で、サーバが管
理している自らの購買情報を眺めるだけで購買情報の確
認は済む。
【0033】そうなると、消費者は係る購買情報の閲覧
を実施している店舗等にて消費行動を行うことが自ずと
多くなり、したがって継続消費の促進効果も倍加する。
しかも、店舗側としては日々蓄積される購買情報と顧客
の個人情報とのマッチングがさらに確実に継続更新さ
れ、意味有る購買情報の蓄積が促進される。
【0034】しかして、POSシステムなどの手段を用
いて収集される購買情報と消費者各自の個人情報とをマ
ッチング可能とし、係る購買情報について消費者自身も
閲覧可能とする購買情報の管理方法及びシステムを提供
可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の購買情報の管理システムの概要図であ
る。
【図2】顧客情報、レシートデータ、及びポイントデー
タに関するデータレイアウトの一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 サーバ 11 購買情報データベース(POSデータファイル) 30 情報端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 CC10 CD10 EA01 5B049 AA06 BB11 CC00 DD01 DD05 EE05 FF03 GG01 5B075 ND02 NK48 PP02 PP12 PQ02 PQ32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品の購入金額等が記されたレシートと
    各消費者が備える情報端末とを利用した、前記商品を購
    買した消費者の購買情報の管理方法であって、次の事項
    (1)〜(5)により特定される発明。 (1)消費者による商品・サービスの購買に際し発生す
    る購買情報を格納するサーバと、消費者の備える情報端
    末とがネットワークで結ばれている。前記購買情報はサ
    ーバの備える購買情報データベースに格納される。 (2)前記購買情報には、購買商品、購入金額、購買日
    付、店舗及びレシート番号を特定するデータが含まれ
    る。 (3)サーバは前記情報端末から発信された閲覧要求デ
    ータを受信する。この閲覧要求データにはレシート番号
    を特定するデータが含まれている。 (4)サーバは前記閲覧要求データ中のレシート番号と
    前記購買情報データーベースに格納されているレシート
    番号とを対照する。 (5)前記の対照の結果、サーバは前記閲覧要求データ
    中のレシート番号にマッチングする購買情報を購買情報
    データベースから抽出する。サーバは、抽出した前記購
    買情報を閲覧データとして情報端末に送信する。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の購買情報の管理方法で
    あって、次の事項(1)〜(4)により特定される発
    明。 (1)前記サーバは、消費者により示された消費者情報
    を顧客IDとともに顧客データベースに登録する。 (2)サーバは、前記顧客IDを含む前記閲覧要求デー
    タを情報端末から受信する。 (3)サーバは、前記閲覧要求データ中の顧客IDと前
    記顧客データベース中の顧客IDとを照合し顧客認証を
    行う。 (4)サーバは、前記顧客認証により認証された消費者
    の情報端末に前記閲覧データを送信する。
  3. 【請求項3】 前記閲覧データが、購買日付、購買商
    品、購入金額、並びに店舗などの各項目について消費者
    毎に前記購買情報を集約した購買履歴情報であることを
    特徴とする請求項1または2に記載の購買情報の管理方
    法。
  4. 【請求項4】 商品の購入金額等が記されたレシートと
    各消費者が備える情報端末とを利用して、前記商品を購
    買した消費者の購買情報を管理する請求項1〜3のいず
    れかに記載の方法を実施するためのコンピュータシステ
    ムであって、前記サーバとしての購買情報管理システ
    ム。
JP2000193328A 2000-06-27 2000-06-27 購買情報の管理方法及びシステム Pending JP2002008144A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002057979A1 (fr) * 2001-01-04 2002-07-25 Yoji Kishimoto Systeme de promotion des ventes
JP2003091779A (ja) * 2001-09-18 2003-03-28 Cyber Coin Kk Posシステムに連携させた個人購買情報管理システム
JP2016081105A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 セイコーエプソン株式会社 記録装置、会計システム、及び、記録装置の制御方法

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