JP2002008005A - 医用画像出力方法および装置 - Google Patents

医用画像出力方法および装置

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JP2002008005A
JP2002008005A JP2000184934A JP2000184934A JP2002008005A JP 2002008005 A JP2002008005 A JP 2002008005A JP 2000184934 A JP2000184934 A JP 2000184934A JP 2000184934 A JP2000184934 A JP 2000184934A JP 2002008005 A JP2002008005 A JP 2002008005A
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Shigeru Saotome
滋 早乙女
Kazuo Shimura
一男 志村
Takeshi Okubo
猛 大久保
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医用画像出力装置において、取得されれた画
像サイズや関心領域の画像のサイズ、出力用フィルムの
最大出力サイズの組合わせに拘わらず、無駄な領域や画
像欠落などが生じないようにする。 【解決手段】 画像出力装置としてのQA−WS40と
して、全体画像に対して所望の大きさの関心領域を所望
の位置に指定する関心領域指定手段43と、指定された
関心領域についての関心領域画像データS2を抽出する
関心領域画像生成手段44と、指定された関心領域の画
像が出力用フィルムの最大出力サイズと略同じサイズで
出力されるように変倍処理を施して変倍済画像データS
4を生成する変倍処理部45と、関心領域についての変
倍済画像データS4に対して変倍率に応じて出力用フィ
ルムに出力される画像の読影性能を向上させることがで
きる画像処理を施して処理済画像データS5を生成する
画像処理手段47と、処理済画像データS5を選択した
フィルムに出力する出力手段49とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取得した医用画像
をCRTやフィルムなど所定の画像出力媒体に出力する
医用画像出力方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医用画像を取り扱う分野においては、例
えば、蓄積性蛍光体を有してなるイメージングプレート
(蓄積性蛍光体シート)に患者の放射線画像を蓄積記録
し、蓄積記録された放射線画像をCR(コンピューテッ
ド・ラジオグラフィ)装置により読み取り、読み取って
得た画像をCRTや液晶パネルなどの表示面上にソフト
コピー出力したり、あるいはフィルムなどにハードコピ
ー出力することが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、使用するイメー
ジングプレートのサイズや診断などに必要な画像のサイ
ズ、あるいはCRT、液晶パネル、およびフィルムなど
の画像出力媒体の最大出力サイズは必ずしも一致してい
ないことがある。そしてこのように各サイズが異なる場
合には、その組合せによっては必ずしも好ましい状態と
なっていないことがある。
【0004】例えば、大柄な人にも対応可能なように、
診断に必要な画像サイズに拘わらず、イメージングプレ
ート(蓄積性蛍光体シートなど)として例えば半切サイ
ズ(横14インチ×縦17インチ)や大角サイズ(横1
4インチ×縦14インチ)などの比較的大きなのものを
使用して放射線画像を蓄積記録し、読み取られた比較的
大きな画像上において診断に必要な関心領域を指定し、
その指定された関心領域の画像をそのままフィルムに出
力するという所謂トリミングを行なう場合、そのフィル
ムのフィルムサイズ(略最大出力サイズ)が指定された
関心領域のサイズよりも大きい場合にはフィルムに無駄
な領域(無画像領域)が生じる一方、フィルムサイズが
指定された関心領域サイズよりも小さい場合には必要な
画像の一部が欠落して出力されてしまい診断に支障を来
す虞れが生じる。
【0005】また例えば関心領域を指定して出力しても
従来の出力形態は関心領域の画像をそのままの大きさで
出力するトリミングにとどまるので必ずしも読影能がよ
いとは限らないため、画像上において指定された関心領
域の画像を拡大して出力したいなど、バラエティに富ん
だ出力態様の設定ができることも希望されている。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、読取りなどによって取得されれた画像サイズや診
断などに必要な画像のサイズあるいは画像出力媒体の最
大出力サイズの組合せに拘わらず、無駄な領域や画像欠
落などが生じないようにすることができる医用画像出力
方法および装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】また本発明はバラエティに富んだ出力態様
の設定ができる医用画像出力方法および装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の医用画像
出力方法は、取得した医用画像を所定の画像出力媒体に
出力する医用画像出力方法であって、医用画像に対して
関心領域を指定し、この指定された関心領域の画像が画
像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイズで出力され
るように関心領域の画像に対して変倍処理を施し、この
変倍処理が施された関心領域の画像を画像出力媒体に出
力することを特徴とするものである。
【0009】変倍処理は、変倍処理の変倍率が1以下で
あって指定された関心領域の画像のサイズを小さくする
縮小処理、および変倍処理の変倍率が1以上であって指
定された関心領域の画像のサイズを大きくする拡大処理
の双方を含む。以下同様である。
【0010】「関心領域を指定」とは、関心領域のサイ
ズ(大きさ)および位置の少なくとも一方を指定するこ
とを意味する。また関心領域の形状は矩形などの多角形
や円形など任意であってよい。
【0011】「略同じサイズ」としたのは、関心領域の
画像のサイズと画像出力媒体の最大出力サイズとが厳格
に同じ大きさであることを意味するものではなく、例え
ば画像出力媒体としてフィルムを用いる場合に患者情報
などのコメントをフィルムの外縁部に記すことがある
が、この場合、最大出力サイズ(略フィルム全体)のう
ちコメントなどが記された外縁部を除いた部分の全体に
亘って関心領域の画像を出力することも含む意味であ
る。
【0012】なお「略同じサイズ」とあるが、必ずしも
横方向(主走査方向)および縦方向(副走査方向)の両
方向において同サイズとなるようにすることに限定され
ず、縦・横の少なくとも一方向において、略同サイズと
なるようにするものであればよい。つまり、両サイズの
縦横比が異なる場合は、関心領域の画像が出力媒体から
はみ出すことがないすなわち画像欠落が生じない範囲で
略最大とすればよい。なお、この場合に生じ得る無画像
領域(余った領域)に対しては、例えば黒化処理を施し
ておくとよい。また、生じ得る無画像領域が充填される
ように指定された関心領域を広げて(充填させたい方向
のみ)、結果として無画像領域が生じないようにしても
よい。
【0013】また、関心領域の長辺・短辺の向きと画像
出力媒体の長辺・短辺の向きとが同じになるようにした
後に前記変倍処理を施すようにしてもよい。この場合、
関心領域の画像を90度回転させたり、あるいはフィル
ムトレーなどの画像出力媒体を収容したものを縦置きか
ら横置きに変えるなどするとよい。
【0014】なお、予め複数の画像出力媒体を用意して
おき、この複数の画像出力媒体中から所望の画像出力媒
体を選択し、選択された画像出力媒体の最大出力サイズ
と略同じサイズで出力されるように関心領域の画像に対
して変倍処理を施し、この変倍処理が施された関心領域
の画像を選択された画像出力媒体に出力するようにして
もよい。
【0015】「関心領域の画像を画像出力媒体に出力」
とあるが、関心領域の画像をCRTや液晶パネルなどの
表示面上に直ちにソフトコピー出力させたり、あるいは
フィルムなどに直ちにハードコピー出力させることに限
らず、ファイルサーバなどの画像保存装置に出力するす
なわち関心領域の画像を一旦記憶させたり、あるいはネ
ットワークに転送出力するようにしてもよい。この場
合、変倍処理の際に想定していた画像出力媒体の最大出
力サイズに関するサイズ情報を変倍処理が施された関心
領域の画像を担持する画像データと対応付けて保存した
り転送出力するのが望ましい。以下同様である。
【0016】医用画像に対して関心領域を指定するに際
しては、読取りなどによって取得した医用画像をCRT
モニタなどに表示しておき、マウスなどのポインティン
グデバイスを用いて表示画面上で指定する方法や、キー
ボードなどで座標入力する方法など、ユーザ指示に基づ
いて指定する方法を用いるとよい。この指定する関心領
域のサイズは、予め用意された複数の定型サイズの中か
ら選択するようにしてもよいし、自由にサイズ設定でき
るようにしてもよい。
【0017】なお、指定された関心領域のサイズと画像
出力媒体の最大出力サイズとが同じときには、従来通り
変倍処理を施すことなくそのまま出力すればよい。
【0018】関心領域を指定した後には、この指定され
た関心領域の画像が診断などに必要な画像となるので、
指定された関心領域の画像を保存・転送するようにする
とよい。また、第1の医用画像出力方法のように指定さ
れた関心領域の画像に対して変倍処理を施す場合には、
この変倍処理が施された関心領域の画像を保存・転送す
るとよい。
【0019】本発明の第2の医用画像出力方法は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画像
出力方法であって、医用画像に対して関心領域を指定
し、この関心領域の画像に対する変倍率を指定し、この
指定された関心領域の画像に対して指定された変倍率で
変倍処理を施し、この変倍処理が施された関心領域の画
像を画像出力媒体に出力することを特徴とするものであ
る。
【0020】なお、関心領域の指定と変倍率の指定の順
序は問わない。
【0021】第1の医用画像出力方法においては、関心
領域の画像が画像出力媒体の最大出力サイズと略同じサ
イズで出力されるように関心領域の画像に対して変倍処
理を施す、つまり適正な変倍率を自動的に求め、求めた
変倍率で変倍処理を施すようにしていたが、この第2の
医用画像出力方法においては、ユーザが自由に変倍率を
指定することができるようにしている点が異なる。
【0022】なお、指定された変倍率で変倍処理を施し
ても、指定された変倍率が必ずしも出力サイズにとって
適正なものとならず、画像出力媒体に無駄な領域や画像
欠落が生じる虞れがある。このため、この第2の医用画
像出力方法においては、予め用意されている複数の画像
出力媒体の中から、指定された変倍率によって変倍処理
が施された関心領域の画像のサイズに最も近い最大出力
サイズを有する画像出力媒体を選択し、この選択された
画像出力媒体に指定された変倍率で変倍処理が施された
関心領域の画像を出力することが望ましい。
【0023】なお、このように画像出力媒体を選択する
ようにしても、選択された画像出力媒体の最大出力サイ
ズが指定された変倍率によって変倍処理が施された関心
領域の画像のサイズよりも小さくなり、画像欠落を生じ
る虞れが依然として残る。これを避けるため、第2の医
用画像出力方法においては、予め用意されている複数の
画像出力媒体のうちの、指定された変倍率によって変倍
処理が施された関心領域の画像のサイズよりも大きな最
大出力サイズを有する画像出力媒体の中から前記変倍処
理が施された関心領域の画像のサイズに最も近い最大出
力サイズを有する画像出力媒体を選択し、この選択され
た画像出力媒体に変倍処理が施された関心領域の画像を
出力することが望ましい。
【0024】上記第2の医用画像出力方法において、予
め用意されている複数の画像出力媒体の中から指定され
た変倍率によって変倍処理が施された関心領域の画像の
サイズに最も近い最大出力サイズを有する画像出力媒体
を選択し、この選択された画像出力媒体に変倍処理が施
された関心領域の画像を出力するようにしても、指定さ
れた変倍率によっては、なお無駄な領域や画像欠落を生
じる虞れがある。これに対して、第3の医用画像出力方
法は、指定された変倍率によって変倍された関心領域の
画像のサイズと選択された画像出力媒体の最大出力サイ
ズとのズレ量を補正するように変倍処理を施し、選択さ
れた画像出力媒体上に最大サイズで出力するようにした
ものである。
【0025】すなわち本発明の第3の医用画像出力方法
は、取得した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する
医用画像出力方法であって、医用画像に対して関心領域
を指定し、この関心領域の画像に対する変倍率を指定
し、予め用意されている複数の画像出力媒体の中から、
この指定された変倍率によって変倍された関心領域の画
像のサイズに最も近い最大出力サイズを有する画像出力
媒体を選択し、関心領域の画像が、選択された画像出力
媒体の最大出力サイズと略同じサイズで出力されるよう
に関心領域の画像に対して変倍処理を施し、この変倍処
理が施された画像を選択された画像出力媒体に出力する
ことを特徴とするものである。
【0026】なお、関心領域の指定と変倍率の指定の順
序は問わない。
【0027】ここで、選択された画像出力媒体の最大出
力サイズと略同じサイズで出力されるように関心領域の
画像に対して変倍処理を施すに際しては、指定された関
心領域の画像に対して指定された変倍率で変倍(第1の
変倍処理)し、変倍された関心領域の画像に対して前記
ズレ量を補正するようにさらに変倍処理(第2の変倍処
理)を施す方法と、指定された変倍率で変倍した画像に
対して前記ズレ量を補正する変倍率を求め、この求めた
変倍率と前記指定された変倍率とから算出される新たな
変倍率(合成変倍率)を求め、指定された関心領域の画
像に対してこの新たな変倍率で1回のみ変倍処理を施す
方法のいずれを用いてもよい。
【0028】上記第1から第3の各画像出力方法におい
ては、関心領域の画像に対して変倍処理の変倍率に応じ
て画像出力媒体に出力された画像の読影性能を向上させ
ることができる画像処理を施し、この画像処理が施され
た関心領域の画像を画像出力媒体に出力することが望ま
しい。
【0029】読影性能を向上させることができる画像処
理としては、例えば、変倍処理の変倍率が1以上であっ
て拡大処理を行なうときには、拡大処理後の画像がボケ
た画像になり得るので、画像鮮鋭度を向上させる周波数
強調処理を行なうようにするとよい。なお、この周波数
強調処理に限らず、例えば階調処理などを施すようにし
てもよい。
【0030】本発明の第4の医用画像出力方法は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画像
出力方法であって、医用画像に対して関心領域を指定
し、予め用意されている複数の画像出力媒体の中から、
この指定された関心領域の画像の実寸サイズに最も近い
最大出力サイズを有する画像出力媒体を選択し、関心領
域の画像をこの選択された画像出力媒体に出力すること
を特徴とするものである。
【0031】「実寸サイズ」とは、被写体のサイズと同
じサイズという意味であり、例えば蓄積性蛍光体シート
に被写体像を蓄積記録させる場合において、蓄積記録さ
れた被写体像のサイズが被写体のサイズと略同サイズの
ときには、シート上の被写体像と同サイズであってもよ
い。
【0032】上記第1から第4の各画像出力方法におい
て関心領域を指定するに際しては、ユーザ指示に基づい
て指定する方法に限らず、例えば医用画像に含まれる特
徴部分を抽出し、抽出した特徴部分に応じて関心領域を
自動指定することもできる。
【0033】「医用画像に含まれる特徴部分」として
は、例えば照射野や被写体あるいは被写体内の注目部位
の外郭などを用いることができる。
【0034】医用画像に含まれる特徴部分を抽出するに
際しては、例えば特開昭61−39039号や特開昭6
3−259538号に開示されているような照射野認識
の方法、特開平4−8351号に開示されているような
被写体としての***の領域を認識する方法、特開平8−
294479号に開示されているような被写体の注目部
位としての***の異常陰影を検出する方法、あるいは特
開昭63−257879号や特開平1−212065号
に開示されているような分割撮影パターン認識方法など
を用いるとよい。
【0035】本発明の第5の医用画像出力方法は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画像
出力方法であって、医用画像に対して関心領域を指定す
るための領域指定枠であって、関心領域の画像を画像出
力媒体の最大出力サイズに等倍出力させることのできる
大きさの領域指定枠を用いて医用画像に対して関心領域
を指定し、この関心領域の画像を画像出力媒体に出力す
ることを特徴とするものである。
【0036】この場合、画像出力媒体には関心領域の画
像が等倍(実寸サイズで)出力されることになる。
【0037】上記第1から第4の各画像出力方法は、画
像出力媒体に最大出力サイズに拘わらず適当な大きさの
関心領域を指定するようにしていたが、この第5に方法
においては、最初に画像出力媒体の最大出力サイズに応
じて等倍出力可能な大きさの領域指定枠を用いて、つま
り最大出力サイズに適合した大きさの領域指定枠を用い
て領域指定するようにしている点が異なる。
【0038】なお、使用し得る画像出力媒体の最大出力
サイズが1つの場合には、画像出力媒体の最大出力サイ
ズに応じた領域指定枠を予め用意しておくとよい。
【0039】また予め複数の画像出力媒体を用意してお
き、この複数の画像出力媒体中から所望の画像出力媒体
を選択し、選択された画像出力媒体の最大出力サイズに
応じた領域指定枠を生成するようにしてもよい。
【0040】また予め用意されている複数の画像出力媒
体の最大出力サイズに等倍出力可能な領域指定枠をそれ
ぞれ用意し、取得された画像とともに各領域指定枠を表
示しておき、好みのサイズの領域指定枠を選択できるよ
うにしてもよい。この場合、選択された領域指定枠に対
応する画像出力媒体を選択し、選択した領域指定枠で指
定された関心領域の画像を選択された画像出力媒体に出
力するのはいうまでもない。
【0041】本発明の第1の医用画像出力装置は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画像
出力装置であって、医用画像に対して関心領域を指定す
る関心領域指定手段と、この指定された関心領域の画像
が画像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイズで出力
されるように関心領域の画像に対して変倍処理を施す変
倍処理手段と、この変倍処理が施された関心領域の画像
を画像出力媒体に出力する出力手段とを備えたことを特
徴とするものであり、上記第1の医用画像出力方法を実
施するものである。
【0042】本発明の第2の医用画像出力装置は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画像
出力装置であって、医用画像に対して関心領域を指定す
る関心領域指定手段と、関心領域の画像に対する変倍率
を指定する変倍率指定手段と、この指定された関心領域
の画像に対して指定された変倍率で変倍処理を施す変倍
処理手段と、この変倍処理が施された関心領域の画像を
画像出力媒体に出力する出力手段とを備えたことを特徴
とするものであり、上記第2の医用画像出力方法を実施
するものである。
【0043】この第2の医用画像出力装置においては、
予め用意されている複数の画像出力媒体の中から、指定
された変倍率によって変倍処理が施された関心領域の画
像のサイズに最も近い最大出力サイズを有する画像出力
媒体を選択する選択手段をさらに備えたものとするとと
もに、出力手段を、この選択された画像出力媒体に変倍
処理が施された関心領域の画像を出力するものとするこ
とが望ましい。
【0044】また、第2の医用画像出力装置において
は、予め用意されている複数の画像出力媒体のうちの、
指定された変倍率によって変倍処理が施された関心領域
の画像のサイズよりも大きな最大出力サイズを有する画
像出力媒体の中から、変倍処理が施された関心領域の画
像のサイズに最も近い前記最大出力サイズを有する画像
出力媒体を選択する選択手段をさらに備えたものとする
とともに、出力手段を、この選択された画像出力媒体に
変倍処理が施された関心領域の画像を出力するものとす
るとより望ましい。
【0045】本発明の第3の医用画像出力装置は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画像
出力装置であって、医用画像に対して関心領域を指定す
る関心領域指定手段と、関心領域の画像に対する変倍率
を指定する変倍率指定手段と、予め用意されている複数
の画像出力媒体の中から、この指定された変倍率によっ
て変倍された関心領域の画像のサイズが最大出力サイズ
に最も近い画像出力媒体を選択する選択手段と、関心領
域の画像が、選択された画像出力媒体の最大出力サイズ
と略同じサイズで出力されるように関心領域の画像に対
して変倍処理を施す変倍処理手段と、この変倍処理が施
された画像を選択された画像出力媒体に出力する出力手
段とを備えたことを特徴とするものであり、上記第3の
医用画像出力方法を実施するものである。
【0046】上記第1から第3の医用画像出力装置にお
いては、関心領域の画像に対して変倍処理の変倍率に応
じて画像出力媒体に出力された画像の読影性能を向上さ
せることができる画像処理を施す画像処理手段をさらに
備えたものとするとともに、出力手段を、この画像処理
が施された画像を画像出力媒体に出力するものとするこ
とが望ましい。
【0047】本発明の第4の医用画像出力装置は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画出
力装置であって、医用画像に対して関心領域を指定する
関心領域指定手段と、予め用意されている複数の画像出
力媒体の中から、この指定された関心領域の画像の実寸
サイズに最も近い最大出力サイズを有する画像出力媒体
を選択する選択手段と、関心領域の画像をこの選択され
た画像出力媒体に出力する出力手段とを備えたことを特
徴とするものであり、上記第4の医用画像出力方法を実
施するものである。
【0048】上記第1から第3の医用画像出力装置にお
いては、関心領域指定手段を、医用画像に含まれる特徴
部分を抽出し、抽出した特徴部分に応じて関心領域を自
動指定するものとすることができる。
【0049】本発明の第5の医用画像出力装置は、取得
した医用画像を所定の画像出力媒体に出力する医用画像
出力装置であって、医用画像に対して関心領域を指定す
るための領域指定枠であって、関心領域の画像を画像出
力媒体の最大出力サイズに等倍出力させることのできる
大きさの領域指定枠を生成する領域指定枠生成手段と、
生成された領域指定枠を用いて医用画像に対して関心領
域を指定する関心領域指定手段と、この関心領域の画像
を画像出力媒体に実寸サイズで出力する出力手段とを備
えたことを特徴とするものであり、上記第5の医用画像
出力方法を実施するものである。
【0050】
【発明の効果】本発明の第1の医用画像出力方法および
装置によれば、指定された関心領域の画像が画像出力媒
体の最大出力サイズと略同じサイズで出力されるように
関心領域の画像に対して変倍処理を施して画像出力する
ようにしたので、指定された関心領域のサイズと選択し
たフィルムなどのサイズとの組合せに拘わらず、無駄な
領域や画像欠落が少なくなり、両サイズの縦横比が同じ
であれば無駄な領域や画像欠落が生じない。
【0051】また指定された関心領域のサイズが選択し
たフィルムなどのサイズよりも小さいときには、その関
心領域の画像がフィルムなどに拡大されて略フルサイズ
で出力されるので、関心領域の画像が大きくなり診断能
が向上するという付加的な効果も得られる。
【0052】本発明の第2の医用画像出力方法および装
置によれば、指定された関心領域の画像に対して指定さ
れた変倍率で変倍処理を施して画像出力するようにした
ので、従来の単純なトリミングとは異なり、バラエティ
に富んだ出力態様の設定ができる。例えば、関心領域の
画像に対してユーザが好む自由な大きさに拡大して画像
出力することができ、読影能を向上させることもでき
る。また、ユーザ自らが無駄な領域や画像欠落が生じな
いように変倍率を指定することもできる。
【0053】なお、第2の方法および装置においては、
指定された変倍率で変倍処理を施しても、指定された変
倍率が必ずしも出力サイズにとって適正なものとなら
ず、画像出力媒体に無駄な領域や画像欠落が生じる虞れ
があるが、予め用意されている複数の画像出力媒体の中
から指定された変倍率によって変倍処理が施された関心
領域の画像のサイズに最も近い最大出力サイズを有する
画像出力媒体を選択し、この選択された画像出力媒体に
指定された変倍率で変倍処理が施された関心領域の画像
を出力するようにすれば、無駄な領域や画像欠落の程度
を可能な限り小さくすることができる。
【0054】またこのように指定された変倍率に応じた
好ましい画像出力媒体を選択するようにしても、選択さ
れた画像出力媒体の最大出力サイズが指定された変倍率
によって変倍処理が施された関心領域の画像のサイズよ
りも小さくなる場合には画像欠落を生じる虞れが依然と
して残るが、予め用意されている複数の画像出力媒体の
うちの指定された変倍率によって変倍処理が施された関
心領域の画像のサイズよりも大きな最大出力サイズを有
する画像出力媒体の中から前記変倍処理が施された関心
領域の画像のサイズに最も近い最大出力サイズを有する
画像出力媒体を選択するようにすれば、画像欠落を生じ
ることなく、無駄な領域の程度を極力小さくすることが
できる。
【0055】本発明の第3の医用画像出力方法および装
置によれば、指定された変倍率によって変倍された関心
領域の画像のサイズが最大出力サイズに最も近い画像出
力媒体を選択するとともに、関心領域の画像が選択され
た画像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイズで出力
されるように関心領域の画像に対して変倍処理を施す、
つまり指定された変倍率によって変倍された関心領域の
画像のサイズと選択された画像出力媒体の最大出力サイ
ズとのズレ量を補正するように変倍処理を施すようにし
たので、指定された変倍率と選択したフィルムなどのサ
イズとの組合せに拘わらず無駄な領域や画像欠落を少な
くしたり全く生じないようにでき、指定された変倍率で
変倍された画像のサイズを極力維持することもできる。
【0056】また本発明の第1から第3の医用画像出力
方法および装置において、関心領域の画像に対して変倍
処理の変倍率に応じて画像出力媒体に出力された画像の
読影性能を向上させることができる画像処理を施し、こ
の画像処理が施された関心領域の画像を画像出力媒体に
出力するようにすれば、例えば拡大処理に伴って生じ得
る画像ボケを補正するように周波数強調処理などが施さ
れるなど、診断能を低下させることなく変倍処理を施す
ことができる。
【0057】本発明の第4の医用画像出力方法および装
置によれば、予め用意されている複数の画像出力媒体の
中から、指定された関心領域の画像の実寸サイズに最も
近い最大出力サイズを有する画像出力媒体を選択して画
像出力するようにしたので、指定された関心領域の画像
を、極力無駄な領域や画像欠落が生じないようにしつつ
実寸サイズで出力することができる。
【0058】上記第1から第4の各画像出力方法および
装置において、医用画像に含まれる特徴部分を抽出し、
抽出した特徴部分に応じて関心領域を自動指定するよう
にすれば、オペレータの手を煩わせることなく、必要な
部分(関心領域)の画像を適当なサイズのフィルムなど
に自動出力することもできる。
【0059】本発明の第5の医用画像出力方法および装
置によれば、医用画像に対して関心領域を指定するため
の領域指定枠であって、関心領域の画像を画像出力媒体
の最大出力サイズに等倍出力させることのできる大きさ
の領域指定枠を生成し、生成した領域指定枠を用いて医
用画像に対して関心領域を指定し、指定された関心領域
の画像を画像出力媒体に実寸サイズで出力するようにし
たので、画像出力用のフィルムサイズと略同サイズにな
るような領域指定枠を用いて指定された関心領域の画像
を、殆ど無駄な領域や画像欠落が生じないようにしつつ
実寸サイズで出力することができる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0061】図1は本発明の医用画像出力装置の一態様
であるQA−WS(画像品質チェック用ワークステーシ
ョン)の第1実施形態を備えた医療ネットワークシステ
ムの構成を示すブロック図、図2は第1実施形態のQA
−WSの機能構成を示すブロック図である。
【0062】図1に示すシステムは、撮影装置10、患
者のID情報を入力する患者識別情報入力装置20、読
取装置30、QA−WS40、画像保存手段としてのフ
ァイルサーバ50、画像記録装置60、画像診断装置7
0およびネットワーク90からなり、放射線科の撮影室
に備えられた撮影装置10により蓄積性蛍光体を有して
なるイメージングプレートIPに患者の放射線画像を蓄
積記録し、蓄積記録された放射線画像を撮影室近傍の読
取室に設けられた読取装置30により読み取り、読み取
った画像(デジタル画像)をQA−WS40のCRTモ
ニタ43a上に表示して、画像濃度、コントラストなど
の画質チェック、撮影範囲などのチェックを行なうとと
もに指定された必要範囲の画像を担持する画像データを
取得してこの画像データを画像記録装置やネットワーク
に出力したりファイルサーバ50に一旦格納し、ファイ
ルサーバ50から画像データを読み出してレーザスキャ
ナなどを用いた画像記録装置60によりフィルムなどに
ハードコピー出力したりあるいは画像診断装置70によ
り画像診断を行なったりするように構成されている。
【0063】読取装置30は、被写体の透過放射線像が
エネルギ情報として蓄積記録されているイメージングプ
レートIPを励起光としてのレーザ光で走査して、蓄積
されたエネルギに応じた光量で発光する輝尽発光光を光
電的に読み取ることにより、被写体の透過放射線像をデ
ジタル画像として取得するCR装置であり、病院などの
医療機関において広く使用されているものである。以下
の各実施形態では、半切サイズあるいは大角サイズなど
比較的大きなサイズのイメージングプレートIPに蓄積
記録された医用画像を読み取るものとする。
【0064】画像診断装置70は、例えば特開平8-2944
79号により開示されているように、全体画像表示手段お
よび局所画像表示手段の両者の機能を兼ねるCRTなど
の不図示の画像表示手段を有しており、モフォロジー処
理に基づく異常陰影検出アルゴリズムにより微小石灰化
部の陰影候補(以下微小石灰化陰影候補という)を検出
するとともに、アイリスフィルタ処理に基づく異常陰影
検出アルゴリズムにより腫瘤部の陰影候補(以下腫瘤陰
影候補という)を検出する装置であって、被写体の放射
線画像の全体を表す全体画像や標識を付した全体画像、
および全体画像を表すデジタル画像データ(以下全体画
像データという)に基づいて検出された微小石灰化陰影
候補や腫瘤陰影候補などの異常陰影候補を含む局所領域
の画像(以下局所画像という)に対して所定の画像強調
処理が施された処理済局所画像とを所定のレイアウトで
画像表示手段に表示する装置である。
【0065】画像診断装置70や画像記録装置60には
患者識別情報入力装置20が接続されており、入力され
たID情報に基づいて画像表示や画像出力がなされるよ
うになっている。
【0066】読取装置30とネットワーク90との間に
は、読取装置30によって取得されたデジタル画像を、
ファイルサーバ50に格納する前にCRTモニタなどの
表示媒体上に表示して、画像濃度、コントラストなどの
画質チェック、撮影範囲などのチェックを行なう本発明
の医用画像出力装置としてのQA−WS40が設けられ
ている。またこのQA−WS40には画像記録装置60
や画像診断装置70が直接接続されている。
【0067】第1実施形態のQA−WS40は、図2に
示すように、読取装置30により読み取られた比較的大
きなサイズの医用画像の全体(以下全体画像ともいう)
を担持する全体画像データS1を記憶する全体画像メモ
リ41と、全体画像に対して所望の大きさの関心領域を
所望の位置に指定する関心領域指定手段43と、全体画
像を担持する全体画像データS1のうちの指定された関
心領域の画像を担持する関心領域画像データS2を抽出
する関心領域画像生成手段44と、指定された関心領域
の画像が横方向(主走査方向)および縦方向(副走査方
向)の少なくとも一方向において画像出力媒体の最大出
力サイズと略同じサイズで出力されるように関心領域の
画像を担持する関心領域画像データS2に対して変倍処
理を施して変倍済画像データS4を生成する変倍処理部
45と、この変倍処理が施された関心領域の画像を担持
する変倍済画像データS4に対して、前記変倍処理の変
倍率に応じて画像出力媒体に出力される画像の読影性能
を向上させることができる画像処理を施して処理済画像
データS5を生成する画像処理手段47と、処理済画像
データS5を所望の画像出力媒体に出力する出力手段4
9とを備えている。
【0068】またこのQA−WS40には、予め用意さ
れている複数の画像出力媒体の中から所望の画像出力媒
体を選択することができるように選択部48が設けられ
ている。この選択部48には画像記録装置60において
使用可能な画像出力媒体としてのフィルムサイズに関す
るフィルムサイズ情報J1が入力されており、このフィ
ルムサイズ情報J1に基づいて選択可能なフィルムサイ
ズを不図示の表示パネルに表示するようになっている。
オペレータは表示されたフィルムサイズの中から好みの
フィルムサイズを選択することができる。このオペレー
タの選択に基づいて選択部48により選択された画像出
力媒体の最大出力サイズに関する出力サイズ情報J2は
変倍処理部45と出力手段49に入力される。
【0069】また出力手段49は、処理済画像データS
5をQA−WS40近傍に設置されている画像記録装置
60や画像診断装置70に出力して、変倍処理と画像処
理とが施された関心領域の画像を画像記録装置60によ
りフィルムなどに直ちにハードコピー出力させたり画像
診断装置70に設けられたCRTや液晶パネルなどの表
示面上に直ちにソフトコピー出力させたりするだけでな
く、処理済画像データS5をネットワーク90を介して
ファイルサーバ50や画像記録装置60あるいは画像診
断装置70に転送出力して、関心領域の画像をファイル
サーバ50に一旦記憶させたり、QA−WS40とは離
れた場所においてもハードコピー出力やソフトコピー出
力を行なうことができるようになっている。このため出
力手段49は、変倍処理の際に想定していた画像出力媒
体の最大出力サイズに関する出力サイズ情報J2を変倍
処理や画像処理が施された関心領域の画像を担持する処
理済画像データS5と対応付けて転送出力するように構
成されている。ファイルサーバ50は処理済画像データ
S5と出力サイズ情報J2とを対応付けて保存する。
【0070】関心領域指定手段43には、CRTモニタ
43a、マウス43bなどのポインティングデバイス、
およびキーボード43cなどが設けられており、オペレ
ータの指示に基づいて関心領域を指定することができる
ように、全体画像メモリ41から入力された全体画像デ
ータS1に基づいて読取装置30により読み取られた比
較的大サイズの医用画像をCRTモニタ43aに表示し
ておき、マウス43bなどを用いてスクリーン(表示画
面)上で関心領域を指定したり、キーボード43cで座
標データを入力することにより関心領域を指定すること
ができるように構成されている。関心領域のサイズは、
予め用意された複数の定型サイズの中から選択すること
もできるし、自由にサイズ設定できるようにも構成され
ている。
【0071】変倍処理部45には、関心領域指定手段4
3により指定された関心領域を表す位置データPDと選
択部48により選択された画像出力媒体の最大出力サイ
ズに関する出力サイズ情報J2とが入力され、位置デー
タPDから割り出される関心領域のサイズと出力サイズ
情報J2とに基づいて、指定された関心領域の画像を画
像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイズにするため
の変倍率を算出する変倍率算出手段45aと、算出され
た変倍率で関心領域画像データS2に対して変倍処理を
施して変倍済画像データS4を生成する変倍手段45b
とが設けられている。
【0072】次に上記構成の医療ネットワークシステム
における基本的な処理の流れを概説する。
【0073】病院の受付窓口などに設けられたIDカー
ド書込装置により患者のID情報がIDカードに記録さ
れる。
【0074】患者はIDカードを受け取り、所定の診療
科目の医師の診断や問診を受ける。この診断や問診結果
に応じて撮影部位や撮影方向などの撮影メニューが決め
られIDカードに撮影メニュー情報が追加記録される。
【0075】次に患者は放射線科に向かい、読取室に待
機している放射線医にIDカードを渡す。放射線医はI
Dカードをカードリーダで読み取る。また放射線医は撮
影用のイメージングプレートIPのバーコードをバーコ
ードリーダで読み取る。これにより撮影に用いられるイ
メージングプレートIPと患者や撮影メニューとを対応
付けることができる。
【0076】次に放射線医はイメージングプレートIP
を撮影装置10に装填して患者の放射線画像を撮影す
る。この撮影の後、患者の透過放射線像がエネルギ情報
として蓄積記録されているイメージングプレートIPを
読取装置30で読み取ることにより、透過放射線像をデ
ジタル画像として取得する。放射線医はQA−WS40
の表示画面を見ながら画像確認を行なった後に診断上必
要とされる部分を関心領域として指定し、この関心領域
の画像を担持する関心領域画像データS5をネットワー
クを介してファイルサーバ50へ転送・格納する。ま
た、関心領域画像データS5に基づいてフィルムやCR
Tなどの画像出力媒体に画像出力する。
【0077】次に全体画像中において関心領域を指定す
る点や、指定された関心領域の画像を所望の画像出力媒
体に出力する点、すなわち本発明の医用画像出力装置と
してのQA−WS40の作用について詳しく説明する。
なお後述する各実施形態においては、選択する画像出力
媒体の具体例としてはフィルムを用いるものとして説明
する。
【0078】放射線医などのオペレータは、関心領域指
定手段43に設けられたCRTモニタ43aのスクリー
ン上に表示されている全体画像を確認しながらマウス4
3bやキーボード43cを用いて、取得した全体画像に
対して所望の大きさの関心領域を所望の位置に指定す
る。
【0079】関心領域指定手段43は、指定された関心
領域の外郭の全体画像上における画素位置を特定し、こ
の特定した画素位置を示す位置データPDを関心領域画
像生成手段44と変倍処理部45の変倍率算出手段45
aに入力する。
【0080】関心領域画像生成手段44には、全体画像
メモリ41に記憶された全体画像データS1も入力され
ており、入力された位置データPDに基づいて全体画像
データS1のうちの関心領域の画像を担持する関心領域
画像データS2を抽出する。抽出された関心領域画像デ
ータS2は変倍処理部45の変倍手段45bに入力され
る。
【0081】変倍率算出手段45aには選択部48(オ
ペレータ指示に基づく)により選択された画像出力媒体
の最大出力サイズに関する出力サイズ情報J2も入力さ
れており、この変倍率算出手段45aは、位置データP
Dから割り出される関心領域のサイズと出力サイズ情報
J2とに基づいて、指定された関心領域の画像を選択さ
れた画像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイズにす
るための変倍率J3を算出する。なお、指定された関心
領域のサイズに関する情報を関心領域指定手段43から
変倍率算出手段45aに入力し、入力された関心領域の
サイズに関する情報と出力サイズ情報J2とに基づいて
変倍率J3を算出するように構成してもよい。
【0082】変倍手段45bは、算出された変倍率J3
で関心領域画像データS2に対して変倍処理を施して変
倍済画像データS4を生成し、この変倍済画像データS
4を画像処理手段47に入力する。
【0083】なお、関心領域のサイズと画像出力媒体と
してのフィルムの最大出力サイズとが同じ大きさのとき
には変倍処理を施す必要がないので、入力された関心領
域画像データS2を変倍済画像データS4としてそのま
ま画像処理手段47に入力すればよい。後述する各実施
形態においても同様である。
【0084】画像処理手段60には変倍率算出手段45
aから算出された変倍率J3が入力されており、この画
像処理手段60は、入力された変倍済画像データS4に
対して、変倍手段45bにおける変倍処理の変倍率J3
に応じて画像出力媒体に出力された画像の読影性能を向
上させることができるように階調処理や周波数処理など
の画像処理を施して処理済画像データS5を生成し、生
成した処理済画像データS5を出力手段49に入力す
る。
【0085】出力手段49は、選択部48から入力され
た出力サイズ情報J2を処理済画像データS5の付帯情
報としてQA−WS40近傍に設置されている画像記録
装置60や画像診断装置70に出力するとともに出力サ
イズ情報J2と処理済画像データS5をネットワーク9
0に転送出力する。
【0086】これにより、算出された変倍率J3に基づ
く変倍処理と変倍率J3に応じた画像処理とが施された
関心領域の画像がオペレータにより選択されたフィルム
上に、このフィルムの最大出力サイズ(フルサイズ)と
略同サイズでハードコピー出力される。
【0087】このように第1実施形態のQA−WS40
においては、指定された関心領域の画像がオペレータが
選択された画像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイ
ズ(フルサイズ)で出力されるので、指定された関心領
域のサイズと選択したフィルムなどのサイズとの組合せ
に拘わらず、無駄な領域や画像欠落が生じない。例えば
出力用フィルムとしてB4サイズを選択した場合におい
て、半切サイズで取得された全体画像上においてB4サ
イズとは異なる所望の大きさの関心領域を指定した場合
には、関心領域の画像の大きさが略B4サイズとなるよ
うに変倍処理されて出力されるので、出力用フィルム上
においては無画像領域が生じることもないし、関心領域
の画像の一部が欠落するということもない。
【0088】また指定された関心領域のサイズが選択し
たフィルムなどのサイズよりも小さいときには、その関
心領域の画像がフィルムなどに拡大されて略フルサイズ
で出力されるので、関心領域の画像が大きくなり診断能
が向上するという付加的な効果も得られる。
【0089】また関心領域の画像に対して変倍処理の変
倍率に応じて画像出力媒体に出力された画像の読影性能
を向上させることができる画像処理を施し、この画像処
理が施された関心領域の画像を画像出力媒体に出力する
ようにしているので、例えば拡大処理に伴って生じ得る
画像ボケを補正するように周波数強調処理などが施され
るなど、診断能を低下させることなく変倍処理を施すこ
ともできる。なお、このような画像強調処理を施す画像
処理手段47は必ずしも設けられていなくてもよい。
【0090】次に本発明の画像出力装置としてのQA−
WS40の第2実施形態について説明する。図3は第2
実施形態のQA−WS40の機能構成を示すブロック図
である。なお、この図3において、図2中の要素と同等
の要素には同番号を付し、それらについての説明は特に
必要のない限り省略する。後述する他の実施形態におい
ても同様である。
【0091】この第2実施形態のQA−WS40は、指
定された関心領域の画像に対する変倍率J3をオペレー
タにより指定する変倍率指定手段46を設け、指定され
た変倍率J3を変倍処理部45と画像処理手段47に入
力する構成とし、変倍処理部45においては、指定され
た変倍率J3で関心領域画像データS2に対して変倍処
理を施して変倍済画像データS4を生成し、画像処理手
段47においては、入力された変倍済画像データS4に
対して、指定された変倍率J3に応じて画像出力媒体に
出力された画像の読影性能を向上させることができるよ
うに階調処理や周波数処理などの画像処理を施して処理
済画像データS5を生成するようにしている。
【0092】これにより、第2実施形態のQA−WS4
0の変倍処理部45は、オペレータにより指定された変
倍率J3で関心領域画像データS2に対して変倍処理を
施して変倍済画像データS4を生成し、この変倍済画像
データS4を画像処理手段47に入力する。画像処理手
段60は、入力された変倍済画像データS4に対して、
変倍処理部45における変倍処理の変倍率J3(オペレ
ータにより指定されたもの)に応じて画像出力媒体に出
力された画像の読影性能を向上させることができるよう
な画像処理を施して処理済画像データS5を生成し、生
成した処理済画像データS5を出力手段49に入力す
る。
【0093】また選択部48には、関心領域指定手段4
3により指定された関心領域を表す位置データPDと変
倍率指定手段46により指定された変倍率J3とが入力
され、位置データPDから割り出される関心領域のサイ
ズと変倍率J3とに基づいて変倍処理後の関心領域のサ
イズを算出するサイズ算出手段48aと、算出されたサ
イズとフィルムサイズ情報J1とに基づいて予め用意さ
れている複数の画像出力媒体の中から、指定された変倍
率J3によって変倍処理が施された関心領域の画像のサ
イズに最も近い最大出力サイズを有する画像出力媒体を
選択する選択手段48bとが設けられている。これによ
り選択部48は、フィルムサイズ情報J1に基づいて不
図示の表示パネルに表示された選択可能なフィルムサイ
ズの中からオペレータがフィルムサイズを選択するマニ
ュアル選択モードと、自動的に好ましいフィルムサイズ
を選択する自動選択モードのいずれかを設定できるよう
に構成されている。選択された画像出力媒体(フィル
ム)の最大出力サイズに関する出力サイズ情報J2は変
倍処理部45と出力手段49に入力される。
【0094】ここで、選択部48がマニュアル選択モー
ドに設定されているときには、選択手段48bは、フィ
ルムサイズ情報J1に基づいて不図示の表示パネルに表
示された選択可能なフィルムサイズの中からオペレータ
により選択されたフィルムサイズを示す出力サイズ情報
J2を出力手段49に入力する。
【0095】出力手段49は、選択部48から入力され
た出力サイズ情報J2を処理済画像データS5の付帯情
報としてQA−WS40近傍に設置されている画像記録
装置60や画像診断装置70に出力するとともに出力サ
イズ情報J2と処理済画像データS5をネットワーク9
0に転送出力する。
【0096】これにより、オペレータ指示による変倍率
J3に基づく変倍処理と変倍率J3に応じた画像処理と
が施された関心領域の画像がオペレータにより選択され
たサイズのフィルム上に変倍率J3に応じたサイズでハ
ードコピー出力される。
【0097】ここでマニュアル選択モードのときには、
オペレータが選択したサイズのフィルム上に、関心領域
の画像を、オペレータが好む自由な大きさに拡大して出
力することができ、読影能を向上させることができるな
ど、従来の単純なトリミングとは異なり、バラエティに
富んだ出力態様の設定ができる。
【0098】例えば出力用フィルムとしてB4サイズの
ものを選択した場合において、半切サイズで取得された
全体画像上において所望の大きさの関心領域を指定し、
この指定された関心領域の画像に対して任意の変倍率を
指定して画像出力させることができる。
【0099】また、オペレータ自らが無駄な領域や画像
欠落が生じないように、好ましい変倍率を指定すること
もできる。
【0100】一方、選択部48が自動選択モードに設定
されているときには、選択手段48bは、サイズ算出手
段48aにより算出されたサイズとフィルムサイズ情報
J1とに基づいて予め用意されている複数の画像出力媒
体の中から、オペレータにより指定された変倍率J3に
よって変倍処理が施された関心領域の画像のサイズに最
も近い最大出力サイズを有する画像出力媒体を自動選択
し、この自動選択された画像出力媒体の最大出力サイズ
を示す出力サイズ情報J2を出力手段49に入力する。
【0101】出力手段49は、選択部48から入力され
た出力サイズ情報J2を処理済画像データS5の付帯情
報としてQA−WS40近傍に設置されている画像記録
装置60や画像診断装置70に出力するとともに出力サ
イズ情報J2と処理済画像データS5をネットワーク9
0に転送出力する。
【0102】これにより、オペレータ指示による変倍率
J3に基づく変倍処理と変倍率J3に応じた画像処理と
が施された関心領域の画像が自動的に選択されたサイズ
のフィルム上に変倍率J3に応じたサイズでハードコピ
ー出力される。
【0103】上述したマニュアル選択モードのときには
指定された変倍率が必ずしも出力サイズにとって適正な
ものとならず、画像出力媒体に無駄な領域や画像欠落が
生じる虞れがあるが、自動選択モードのときには、自動
的に出力画像サイズに近いサイズのフィルムが選択され
るので、オペレータ指示による変倍率J3に応じたサイ
ズの画像がより好ましいサイズのフィルムに出力されよ
うになり、無駄な領域や画像欠落の程度を可能な限り小
さくすることができる。例えば指定された変倍率で変倍
処理が施された関心領域の画像のサイズがB4サイズに
近いときにはB4サイズのフィルムが選択されて画像出
力されるので、出力用フィルム上においては無画像領域
や関心領域の画像の一部が欠落する程度が小さくなる。
【0104】また出力用フィルムの選択条件として、指
定された変倍率によって変倍処理が施された関心領域の
画像のサイズよりも大きな最大出力サイズを有するフィ
ルムの中から前記変倍処理が施された関心領域の画像の
サイズに最も近い最大出力サイズを有するフィルムを選
択するようにすれば、少なくとも画像欠落を生じること
はなく、また無駄な領域の程度を極力小さくすることも
できる。
【0105】次に本発明の画像出力装置としてのQA−
WS40の第3実施形態について説明する。図4は第3
実施形態のQA−WS40の機能構成を示すブロック図
である。
【0106】上記第2実施形態のQA−WS40におい
て、選択部48を自動選択モードに設定した場合、自動
的に出力画像サイズに近いサイズのフィルムが選択され
るので、オペレータ指示による変倍率J3に応じたサイ
ズの画像がより好ましいサイズのフィルムに出力される
が、それでもなお、無画像領域や画像欠落などのサイズ
ズレが生じ得る。第3実施形態のQA−WS40は、こ
のサイズズレの問題を解消できるように、第2実施形態
の変倍処理部45の構成を変更したものである。
【0107】すなわち第3実施形態のQA−WS40の
変倍処理部45には、関心領域指定手段43により指定
された関心領域を表す位置データPDと選択部48によ
り選択された画像出力媒体の最大出力サイズに関する出
力サイズ情報J2と変倍率指定手段46より指定された
変倍率J3とが入力され、位置データPDから割り出さ
れる関心領域のサイズ、出力サイズ情報J2、および変
倍率J3とに基づいて、指定された関心領域の画像を画
像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイズにするため
の変倍率J4を算出する変倍率算出手段45aと、算出
された変倍率J4で関心領域画像データS2に対して変
倍処理を施して変倍済画像データS4を生成する変倍手
段45bとを設けるようにしている。
【0108】なお、選択部48におけるフィルムの自動
選択の条件は、指定された変倍率によって変倍処理が施
された関心領域の画像のサイズに最も近いもの、あるい
はより大きな最大出力サイズを有するもののいずれから
としてもよい。
【0109】変倍率算出手段45aは、位置データPD
から割り出される関心領域のサイズと指定された変倍率
J3で変倍した場合における画像のサイズに対して前記
サイズズレの量を補正する変倍率を求め、この求めた変
倍率と前記指定された変倍率J3とから算出される新た
な変倍率(合成変倍率)J4を求めるものであり、変倍
処理部45は、指定された関心領域の画像に対してこの
新たな変倍率J4で1回のみ変倍処理を施すことにな
る。
【0110】図5は第3実施形態のQA−WS40の変
更態様を示した機能ブロック図であり、変倍処理部45
の構成が図4のものと異なる。
【0111】すなわち図5に示した態様の変倍処理部4
5には、変倍率指定手段46より指定された変倍率J3
が入力されこの指定された変倍率J3で関心領域画像デ
ータS2に対して変倍処理を施して変倍済画像データS
3を生成し、この変倍済画像データS3を第2変倍手段
45dに入力する第1変倍手段と、関心領域指定手段4
3により指定された関心領域を表す位置データPDと選
択部48により選択された画像出力媒体の最大出力サイ
ズに関する出力サイズ情報J2と変倍率指定手段46よ
り指定された変倍率J3とが入力され、位置データPD
から割り出される関心領域のサイズ、出力サイズ情報J
2、および変倍率J3とに基づいて、指定された関心領
域の画像を画像出力媒体の最大出力サイズと略同じサイ
ズにするための変倍率J5を算出する変倍率算出手段4
5aと、算出された変倍率J5で変倍済画像データS3
に対して変倍処理を施して変倍済画像データS4を生成
する第2変倍手段45dとを設けるようにしている。
【0112】この変形態様における変倍率算出手段45
aは、位置データPDから割り出される関心領域のサイ
ズと指定された変倍率J3で変倍した場合における画像
のサイズに対して前記サイズズレの量を補正する変倍率
J5を求めるものであり、変倍処理部45は、指定され
た関心領域の画像に対して指定された変倍率J3で最初
の変倍処理を第1変倍手段45cにおいて施し、指定さ
れた変倍率J3で変倍された関心領域の画像に対して前
記サイズズレを補正するようにさらに変倍率J5で第2
の変倍処理を第2変倍手段45dにおいて施すことにな
る。
【0113】上記第3実施形態およびその変更態様のQ
A−WS40においては、指定された変倍率によって変
倍された関心領域の画像のサイズが最大出力サイズに最
も近いフィルムを選択するとともに、関心領域の画像が
選択したフィルムの最大出力サイズと略同じサイズで出
力されるように関心領域の画像に対して変倍処理を施
す、つまり指定された変倍率によって変倍された関心領
域の画像のサイズと選択したフィルムの最大出力サイズ
とのズレ量を補正するように変倍処理が施されるので、
指定された変倍率と選択したフィルムなどのサイズとの
組合せに拘わらず、無駄な領域や画像欠落が生じない。
例えば、例えば指定された変倍率で変倍処理が施された
関心領域の画像のサイズがB4サイズに近いときにはB
4サイズのフィルムが選択されるとともに、指定された
変倍率で変倍処理が施された関心領域の画像のサイズ
(B4に近いサイズ)と選択したフィルムのサイズB4
とのズレ量を補正するように前記変倍処理が施されるの
で、出力用フィルム上においては無画像領域や関心領域
の画像の一部が欠落することがなくなる。
【0114】次に本発明の画像出力装置としてのQA−
WS40の第4実施形態について説明する。図6は第4
実施形態のQA−WS40の機能構成を示すブロック図
である。
【0115】この第4実施形態のQA−WS40は、上
記各実施形態のQA−WS40における変倍処理部4
5、変倍率指定手段46、および画像処理手段選択部4
8を取り除いた構成である。
【0116】また関心領域指定手段43により指定され
た関心領域を表す位置データPDとフィルムサイズ情報
J1とを選択部48に入力し、位置データPDから割り
出される関心領域のサイズとフィルムサイズ情報J1と
に基づいて予め用意されている複数のフィルムの中か
ら、指定された関心領域の画像の実寸サイズに最も近い
最大出力サイズを有するフィルムを自動選択するように
している。
【0117】これにより、指定された関心領域の画像
を、極力無駄な領域や画像欠落が生じないようにしつつ
実寸サイズで出力することができる。例えば半切サイズ
で取得された全体画像上においてB4サイズに近い関心
領域を指定した場合には、B4サイズのフィルムが選択
されて実寸サイズで出力されるので、指定された関心領
域の画像を実寸サイズでフィルムを節約しながら出力で
きる。
【0118】次に本発明の画像出力装置としてのQA−
WS40の第5実施形態について説明する。図7は第5
実施形態のQA−WS40の機能構成を示すブロック図
であり、上記第1実施形態の関心領域指定手段43の構
成を変形したものである。
【0119】上記各実施形態においては、オペレータの
指示に基づいて関心領域のサイズや位置を指定するよう
にしていたが、この第5実施形態のQA−WS40にお
いては、画像に含まれる特徴部分を抽出し、抽出した特
徴部分に応じて関心領域のサイズや位置を自動指定可能
なように、関心領域指定手段43には、入力された全体
画像データS1に基づいて全体画像に含まれる特徴部分
を抽出する特徴点抽出手段43dが設けられている。こ
の特徴点抽出手段43dにより抽出された特徴点に関す
る情報は図示しないCPUに入力され、所定のアルゴリ
ズムにしたがって関心領域の大きさや位置が自動的に求
められ関心領域が自動設定される。
【0120】これにより、オペレータの手を煩わせるこ
となく、必要な部分(関心領域)の画像を適当なサイズ
のフィルムに自動出力することができる。
【0121】ここで、特徴点抽出手段43dにおける特
徴部分の抽出処理の具体的な例としては、例えば上述し
た特開昭61−39039号や特開昭63−25953
8号に示されているように前記特徴部分としての照射野
と被写体との境界部分を自動認識する処理や、上述した
特開平4−8351号や特開平8−294479号に示
されいるように前記特徴部分としての被写体あるいは被
写体内の注目部位の外郭を認識する処理などを用いるこ
とができる。そして、抽出した特徴部分としての照射野
と被写体との境界部分あるいは注目部位などの外郭を取
り囲む矩形領域を関心領域として自動設定するとよい。
なおオペレータによるマウス操作などにより位置の修正
を行なうことができるようにしてもよい。
【0122】なお図7は上記第1実施形態の関心領域指
定手段43の構成を変形したものとして示しているが、
この関心領域の自動設定のための関心領域指定手段43
の変形態様は第2から第4の各実施形態にも同様に適用
可能である。
【0123】次に本発明の画像出力装置としてのQA−
WS40の第6実施形態について説明する。図8は第6
実施形態のQA−WS40の機能構成を示すブロック図
である。
【0124】上記第1から第4の各実施形態において
は、オペレータの指示に基づいて関心領域のサイズや位
置を自由に設定できるようにしていたが、この第6実施
形態のQA−WS40においては、画像出力媒体の最大
出力サイズに合ったサイズ(大きさ)の領域指定枠を用
いて関心領域を設定するようにしている点が異なる。
【0125】すなわち、第6実施形態のQA−WS40
には、オペレータ指示に基づいて選択部48により選択
された画像出力媒体の最大出力サイズに関する出力サイ
ズ情報J2が入力され、全体画像に対して関心領域を指
定するための領域指定枠であって、関心領域の画像を画
像出力媒体の最大出力サイズに等倍出力させることので
きる大きさの領域指定枠を生成する領域指定枠生成手段
42が設けられている。
【0126】領域指定枠生成手段42においては、画像
出力媒体の最大出力サイズに応じて等倍出力可能な大き
さの領域指定枠が生成される。生成された出力サイズに
適合した大きさの領域指定枠に関する情報J6は関心領
域指定手段43に入力され、その領域指定枠がCRTモ
ニタ43a上の全体画像に重なって表示される。オペレ
ータは表示された領域指定枠そのものを用いて、該領域
指定枠の配置位置を調整して領域指定を完了させる。
【0127】このように第6実施形態のQA−WS40
においては、関心領域の画像と画像出力媒体の最大出力
サイズとが略同じサイズとなるように自動的に関心領域
の大きさが設定されるので、関心領域の画像に対して変
倍処理を施さなくても、画像出力媒体の最大出力サイズ
と関心領域の画像のサイズを同じくできる。これによ
り、関心領域の画像を実寸サイズで前記最大出力サイズ
でもって出力することができるので、選択したフィルム
のサイズに拘わらず、無駄な領域や画像欠落が生じな
い。例えば出力用フィルムとしてB4サイズのものを選
択した場合には、半切サイズで取得された全体画像上に
B4サイズ相当の大きさの領域指定枠が自動表示される
ので、オペレータは必要に応じて表示された領域指定枠
の位置を調整するだけで領域指定を完了させることがで
きる。また、B4サイズ相当の大きさの領域指定枠で指
定された関心領域の画像がB4サイズのフィルムに実寸
且つフルサイズで出力されるから、殆ど無駄な領域や画
像欠落が生じない。
【0128】以上本発明の医用画像出力装置の一態様で
あるQA−WS40およびその作用の各実施形態につい
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0129】例えば上記各実施形態においては、選択す
る画像出力媒体の具体例としてハードコピー出力用のフ
ィルムを用いていたが、CRTや液晶パネルなどのソフ
トコピー出力用のものを用いることもできる。
【0130】例えば等倍出力するのであれば、CRTや
液晶上における関心領域の画像の大きさが被写体サイズ
(イメージングプレート上の画像サイズ)と同じになる
ようにすればよい。この場合、例えば関心領域の画像の
実寸サイズに最も近い最大出力サイズ(画像サイズ)を
有するCRTや液晶を選択できるようにしたり、あるい
は関心領域の画像の全体が1画面中に収容されないとき
に、画像をスクロールさせることで、関心領域の画像の
全体を確認できるものを選択するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医用画像出力装置の一態様であるQA
−WSの第1実施形態を備えた医療ネットワークシステ
ムの構成を示すブロック図
【図2】第1実施形態のQA−WSの機能構成を示すブ
ロック図
【図3】第2実施形態のQA−WSの機能構成を示すブ
ロック図
【図4】第3実施形態のQA−WSの機能構成を示すブ
ロック図
【図5】第3実施形態のQA−WSの変更態様を示した
機能ブロック図
【図6】第4実施形態のQA−WSの機能構成を示すブ
ロック図
【図7】第5実施形態のQA−WSの機能構成を示すブ
ロック図
【図8】第6実施形態のQA−WSの機能構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
10 撮影装置 20 患者識別情報入力装置 30 読取装置 40 QA−WS(医用画像出力装置の一態様) 41 全体画像メモリ 42 領域指定枠生成手段 43 関心領域指定手段 43a CRTモニタ 43b マウス 43c キーボード 43d 特徴点抽出手段 44 関心領域画像生成手段 45 変倍処理部 45a 変倍率算出手段 45b 変倍手段 45c 第1変倍手段 45d 第2変倍手段 46 変倍率指定手段 47 画像処理手段 48 選択部 48a サイズ算出手段 48b 選択手段 49 出力手段 50 ファイルサーバ 60 画像記録装置 70 画像診断装置 90 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 猛 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA08 BA24 CD05 5C082 AA04 AA27 AA37 BA20 BB01 CA03 CA32 CB05 DA51 MM10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取得した医用画像を所定の画像出力媒
    体に出力する医用画像出力方法であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定し、 この指定された関心領域の画像が前記画像出力媒体の最
    大出力サイズと略同じサイズで出力されるように前記関
    心領域の画像に対して変倍処理を施し、 この変倍処理が施された関心領域の画像を前記画像出力
    媒体に出力することを特徴とする医用画像出力方法。
  2. 【請求項2】 取得した医用画像を所定の画像出力媒
    体に出力する医用画像出力方法であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定し、 前記関心領域の画像に対する変倍率を指定し、 この指定された関心領域の画像に対して指定された変倍
    率で変倍処理を施し、 この変倍処理が施された関心領域の画像を前記画像出力
    媒体に出力することを特徴とする医用画像出力方法。
  3. 【請求項3】 予め用意されている複数の画像出力媒
    体の中から、前記指定された変倍率によって変倍処理が
    施された関心領域の画像のサイズに最も近い最大出力サ
    イズを有する画像出力媒体を選択し、 この選択された画像出力媒体に前記変倍処理が施された
    関心領域の画像を出力することを特徴とする請求項2記
    載の医用画像出力方法。
  4. 【請求項4】 予め用意されている複数の画像出力媒
    体のうちの、前記指定された変倍率によって変倍処理が
    施された関心領域の画像のサイズよりも大きな最大出力
    サイズを有する画像出力媒体の中から、前記変倍処理が
    施された関心領域の画像のサイズに最も近い最大出力サ
    イズを有する画像出力媒体を選択し、 この選択された画像出力媒体に前記変倍処理が施された
    関心領域の画像を出力することを特徴とする請求項2記
    載の医用画像出力方法。
  5. 【請求項5】 取得した医用画像を所定の画像出力媒
    体に出力する医用画像出力方法であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定し、 前記関心領域の画像に対する変倍率を指定し、 予め用意されている複数の画像出力媒体の中から、この
    指定された変倍率によって変倍された関心領域の画像の
    サイズに最も近い最大出力サイズを有する画像出力媒体
    を選択し、 前記関心領域の画像が、前記選択された画像出力媒体の
    最大出力サイズと略同じサイズで出力されるように前記
    関心領域の画像に対して変倍処理を施し、この変倍処理
    が施された画像を前記選択された画像出力媒体に出力す
    ることを特徴とする医用画像出力方法。
  6. 【請求項6】 前記関心領域の画像に対して前記変倍
    処理の変倍率に応じて前記画像出力媒体に出力された画
    像の読影性能を向上させることができる画像処理を施
    し、 この画像処理が施された関心領域の画像を前記画像出力
    媒体に出力することを特徴とする請求項1から5いずれ
    か1項記載の医用画像出力方法。
  7. 【請求項7】 取得した医用画像を所定の画像出力媒
    体に出力する医用画像出力方法であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定し、 予め用意されている複数の画像出力媒体の中から、この
    指定された関心領域の画像の実寸サイズに最も近い最大
    出力サイズを有する画像出力媒体を選択し、前記関心領
    域の画像をこの選択された画像出力媒体に出力すること
    を特徴とする医用画像出力方法。
  8. 【請求項8】 前記医用画像に含まれる特徴部分を抽
    出し、抽出した特徴部分に応じて前記関心領域を指定す
    ることを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の
    医用画像出力方法。
  9. 【請求項9】 取得した医用画像を所定の画像出力媒
    体に出力する医用画像出力方法であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定するための領域指
    定枠であって、前記関心領域の画像を前記画像出力媒体
    の最大出力サイズに等倍出力させることのできる大きさ
    の領域指定枠を用いて前記医用画像に対して関心領域を
    指定し、 この関心領域の画像を前記画像出力媒体に出力すること
    を特徴とする医用画像出力方法。
  10. 【請求項10】 取得した医用画像を所定の画像出力
    媒体に出力する医用画像出力装置であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定する関心領域指定
    手段と、 この指定された関心領域の画像が前記画像出力媒体の最
    大出力サイズと略同じサイズで出力されるように前記関
    心領域の画像に対して変倍処理を施す変倍処理手段と、 この変倍処理が施された関心領域の画像を前記画像出力
    媒体に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする医
    用画像出力装置。
  11. 【請求項11】 取得した医用画像を所定の画像出力
    媒体に出力する医用画像出力装置であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定する関心領域指定
    手段と、 前記関心領域の画像に対する変倍率を指定する変倍率指
    定手段と、 この指定された関心領域の画像に対して指定された変倍
    率で変倍処理を施す変倍処理手段と、 この変倍処理が施された関心領域の画像を前記画像出力
    媒体に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする医
    用画像出力装置。
  12. 【請求項12】 予め用意されている複数の画像出力
    媒体の中から、前記指定された変倍率によって変倍処理
    が施された関心領域の画像のサイズに最も近い最大出力
    サイズを有する画像出力媒体を選択する選択手段をさら
    に備え、 前記出力手段が、この選択された画像出力媒体に前記変
    倍処理が施された関心領域の画像を出力するものである
    ことを特徴とする請求項11記載の医用画像出力装置。
  13. 【請求項13】 予め用意されている複数の画像出力
    媒体のうちの、前記指定された変倍率によって変倍処理
    が施された関心領域の画像のサイズよりも大きな最大出
    力サイズを有する画像出力媒体の中から、前記変倍処理
    が施された関心領域の画像のサイズに最も近い最大出力
    サイズを有する画像出力媒体を選択する選択手段をさら
    に備え、 前記出力手段が、この選択された画像出力媒体に前記変
    倍処理が施された関心領域の画像を出力するものである
    ことを特徴とする請求項11記載の医用画像出力装置。
  14. 【請求項14】 取得した医用画像を所定の画像出力
    媒体に出力する医用画像出力装置であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定する関心領域指定
    手段と、 前記関心領域の画像に対する変倍率を指定する変倍率指
    定手段と、 予め用意されている複数の画像出力媒体の中から、この
    指定された変倍率によって変倍された関心領域の画像の
    サイズに最も近い最大出力サイズを有する画像出力媒体
    を選択する選択手段と、 前記関心領域の画像が、前記選択された画像出力媒体の
    最大出力サイズと略同じサイズで出力されるように前記
    関心領域の画像に対して変倍処理を施す変倍処理手段
    と、 この変倍処理が施された画像を前記選択された画像出力
    媒体に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする医
    用画像出力装置。
  15. 【請求項15】 前記関心領域の画像に対して前記変
    倍処理の変倍率に応じて前記画像出力媒体に出力された
    画像の読影性能を向上させることができる画像処理を施
    す画像処理手段をさらに備え、 前記出力手段が、この画像処理が施された画像を前記画
    像出力媒体に出力するものであることを特徴とする請求
    項10から14いずれか1項記載の医用画像出力装置。
  16. 【請求項16】 取得した医用画像を所定の画像出力
    媒体に出力する医用画出力装置であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定する関心領域指定
    手段と、 予め用意されている複数の画像出力媒体の中から、この
    指定された関心領域の画像の実寸サイズに最も近い最大
    出力サイズを有する画像出力媒体を選択する選択手段
    と、 前記関心領域の画像をこの選択された画像出力媒体に出
    力する出力手段とを備えたことを特徴とする医用画像出
    力装置。
  17. 【請求項17】 前記関心領域指定手段が、前記医用
    画像に含まれる特徴部分を抽出し、抽出した特徴部分に
    応じて前記関心領域を指定するものであることを特徴と
    する請求項10から16いずれか1項記載の医用画出力
    装置。
  18. 【請求項18】 取得した医用画像を所定の画像出力
    媒体に出力する医用画像出力装置であって、 前記医用画像に対して関心領域を指定するための領域指
    定枠であって、前記関心領域の画像を前記画像出力媒体
    の最大出力サイズに等倍出力させることのできる大きさ
    の領域指定枠を用いて前記医用画像に対して関心領域を
    指定する関心領域指定手段と、 この関心領域の画像を前記画像出力媒体に出力する出力
    手段とを備えたことを特徴とする医用画像出力装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008188177A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Hitachi Medical Corp 画像処理装置
JP2010167188A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Toshiba Corp 医用画像診断装置、画像データ出力装置及び画像データ出力用制御プログラム
JP2016126407A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社東芝 医用画像表示装置

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