JP2002007698A - 個人認証システム、個人認証方法および管理装置 - Google Patents

個人認証システム、個人認証方法および管理装置

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JP2002007698A
JP2002007698A JP2000183325A JP2000183325A JP2002007698A JP 2002007698 A JP2002007698 A JP 2002007698A JP 2000183325 A JP2000183325 A JP 2000183325A JP 2000183325 A JP2000183325 A JP 2000183325A JP 2002007698 A JP2002007698 A JP 2002007698A
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communication device
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portable communication
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personal
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JP2000183325A
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English (en)
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Takayuki Nishimura
孝之 西村
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】認証に要する時間を短縮できる個人認証システ
ムおよび個人認証方法を提供する。 【解決手段】クレジット払いで商品代金を支払おうとす
る買い物客は、その商品代金の支払いに先立って、自分
の携帯電話機1から管理装置3を呼び出し、暗証コード
を入力して管理装置3に送信する。正しい暗証コードを
送信すると、管理装置3から携帯電話機1に受付完了信
号が送られてくる。その後、買い物客によって携帯電話
機1が店舗端末機2に接続されると、携帯電話機1に内
蔵されているメモリから携帯電話番号が店舗端末機2に
読み出され、その携帯電話番号が店舗端末機2から管理
装置3に送信される。管理装置3は、店舗端末機2から
受信した携帯電話番号に対応する携帯電話機1からクレ
ジット払いの申込みがあったかどうかを確認し、申込み
があった場合には、クレジット払いを許可する旨の信号
を店舗端末機2に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯通信機を用
いて個人の認証を行う個人認証システム、個人認証方法
および個人認証システム用の管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、商品代金をクレジットカード
で支払う際や、銀行などに設置されたキャッシュディス
ペンサ(CD)機で現金を引き出す際には、クレジット
カードまたはキャッシュディスペンサ機の利用者の認証
(個人認証)が行われる。この個人認証は、クレジット
カードまたはキャッシュカードに記録されている情報な
どに基づいて行われるのが一般的であるが、最近では、
たとえば特開平11−45366号公報に開示されてい
るシステムなど、携帯電話機を用いて個人認証を行う手
法が提案されている。
【0003】上記公開公報に開示されているシステムで
は、買い物客は、店舗で購入した商品の代金を支払う際
に、自分の携帯電話機を店舗に設置されている端末機に
接続する。携帯電話機と端末機とが接続されると、携帯
電話機の呼出し番号(携帯電話番号)が端末機に読み出
され、その読み出された呼出し番号が、システムを統括
管理しているコンピュータに送信される。その後、コン
ピュータに送られてきた呼出し番号に基づき、コンピュ
ータから買い物客の携帯電話機が呼び出される。この呼
出しに買い物客が応答すると、コンピュータから暗証コ
ードを入力するように案内され、この案内に従って買い
物客が暗証コードを携帯電話機に入力すると、その暗証
コードがコンピュータに送信される。コンピュータに
は、予め携帯電話機の呼出し番号とその所有者に付与さ
れた暗証コードとが関連づけられて登録されており、携
帯電話機から暗証コードが送られてくると、この送られ
てきた暗証コードと登録されている暗証コードとが照合
が行われ、これらの暗証コードが一致すれば、その携帯
電話機に暗証コードを入力した者は携帯電話機の所有者
であると認証される。こうして認証がなされると、後
日、携帯電話機の所有者の銀行口座から商品代金が引き
落とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、上記公
開公報に開示されているシステムでは、携帯電話機を端
末機に接続した後、コンピュータから携帯電話機が呼び
出されるまで待ち、携帯電話機が呼び出されたことに応
答して暗証コードを入力すると、その入力した暗証コー
ドがコンピュータに送信されて認証が行われる。そのた
め、携帯電話機を端末機に接続してから認証が完了する
までに長い時間かかり、買い物客を苛立たせるかもしれ
ない。また、とくに店が混雑しているときに認証に時間
がかかると、他の買い物客を待たせることになり、これ
らの他の買い物客や店員まで苛々させるかもしれない。
【0005】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、認証に要する時間を短縮できる個人認証
システム、個人認証方法および個人認証システム用の管
理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、認証を受
けようとする場所に備えられ、個人が所有する携帯通信
機から当該携帯通信機の識別情報を検出することのでき
る端末機と、この端末機と通信回線を介して接続され、
個人を認証するために必要な携帯通信機の識別情報およ
び暗証コードが関連づけて記憶された記憶手段を備えた
管理装置とを含む個人認証システムであって、上記端末
機は、携帯通信機の識別情報を検出して、この検出した
識別情報を上記管理装置に向けて送信するものであり、
上記管理装置は、携帯通信機から識別情報および暗証コ
ードを受信したときに、この受信した暗証コードが当該
携帯通信機の識別情報に関連づけて上記記憶手段に記憶
されている暗証コードと一致するか否かを確認して、一
致したときに当該携帯通信機を所有している個人から認
証の申込みがあったことを記憶しておき、その後に上記
端末機から識別情報を受信したときに、この受信した識
別情報により特定される携帯通信機から以前に認証の申
込みがあったかどうかを確認して、認証の申込みがあっ
たことが確認された場合には、上記端末機に向けて認証
OKの返事を送信するものであることを特徴とする個人
認証システムである。
【0007】この発明によれば、携帯通信機から管理装
置に暗証コードが送信され、このとき暗証コードが正し
いか否かが確認されているから、管理装置が端末機から
携帯通信機の識別情報を受信したときに、この識別情報
と暗証コードとの対応関係の確認を行う必要がない。ゆ
えに、管理装置が端末機から受信した携帯通信機の識別
情報(携帯電話番号など)により識別される携帯通信機
を呼び出し、この呼出しがあった後に暗証コードを入力
して管理装置に送信する従来技術に比べ、通信機識別情
報受信手段が通信機識別情報を受信してから個人認証が
完了するまでに要する時間を短縮することができる。
【0008】なお、請求項2に記載のように、上記管理
装置は、携帯通信機から受信した暗証コードが当該携帯
通信機の識別情報に関連づけて上記記憶手段に記憶され
ている暗証コードと一致し、当該携帯通信機を所有して
いる個人から認証の申込みがあったことを記憶した場合
に、暗証コード受付完了信号を当該携帯通信機に送信す
る手段を含むことが好ましい。この場合、暗証コード受
付完了信号が携帯通信機に送信されるから、暗証コード
を携帯通信機から管理装置に送信した個人は、送信した
暗証コードが正しいものであったか否かを知ることがで
きる。
【0009】請求項3記載の発明は、認証を受けようと
する場所に備えられ、個人が所有する携帯通信機から当
該携帯通信機の識別情報を検出することのできる端末機
と、この端末機と通信回線を介して接続され、個人を認
証するために必要な携帯通信機の識別情報および暗証コ
ードが関連づけて記憶された記憶手段を備えた管理装置
とを含む個人認証システムであって、上記端末機は、携
帯通信機の識別情報を検出して、この検出した識別情報
を上記管理装置に向けて送信するものであり、上記管理
装置は、上記端末機から携帯通信機の識別情報を受信す
ると、この識別情報により特定される携帯通信機を呼び
出し、その後、この呼出しに応答して携帯通信機から自
動的に送信されてくる暗証コードを受信したときに、こ
の受信した暗証コードが当該携帯通信機の識別情報に関
連づけて上記記憶手段に記憶されている暗証コードと一
致するか否かを確認して、一致することを確認した場合
には、上記端末機に向けて認証OKの返事を送信するも
のであることを特徴とする個人認証システムである。
【0010】この発明によれば、管理装置への通信機識
別情報の送信に先立って携帯通信機に暗証コードが入力
されており、管理装置からの携帯通信機の呼出しに応答
すると、その先立って入力されている暗証コードが管理
装置に向けて自動送信される。これにより、管理装置か
ら携帯通信機の呼出しがあった後に、携帯通信機に暗証
コードを入力し、この入力した暗証コードを管理装置に
向けて送信する従来技術と比べ、個人認証に要する時間
を短縮することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、個人が所有する携
帯通信機を利用して、その個人を認証する方法であっ
て、携帯通信機によって、管理装置に対して当該携帯通
信機の識別情報および暗証コードを予め送信しておき、
認証を受けようとする場所に備えられた端末機に携帯通
信機の識別情報を検出させ、この携帯通信機の識別情報
を検出した端末機は、その検出した識別情報を通信回線
を介して上記管理装置に送り、上記管理装置は、携帯通
信機から識別情報および暗証コードを受信したときに、
この受信した暗証コードが当該携帯通信機の識別情報に
関連づけて記憶手段に記憶されている暗証コードと一致
するか否かを確認して、一致したときに当該携帯通信機
を所有している個人から認証の申込みがあったことを記
憶しておき、その後に上記端末機から識別情報を受信し
たときに、この受信した識別情報により特定される携帯
通信機から以前に認証の申込みがあったかどうかを確認
して、認証の申込みがあったことが確認された場合に
は、上記端末機に向けて認証OKの返事を送信すること
を特徴とする個人認証方法である。
【0012】この方法によれば、請求項1に関連して述
べた効果と同様の効果を得ることができる。請求項5記
載の発明は、個人が所有する携帯通信機を利用して、そ
の個人を認証する方法であって、携帯通信機に暗証コー
ドを予め入力して記憶させておき、認証を受けようとす
る場所に備えられた端末機に携帯通信機の識別情報を検
出させ、この携帯通信機の識別情報を検出した端末機
は、その検出した識別情報を通信回線を介して管理装置
に送り、管理装置は、上記端末機から携帯通信機の識別
情報を受信すると、この識別情報により特定される携帯
通信機を呼び出し、この呼出しを受けた携帯通信機は、
予め入力されて記憶している暗証コードを自動的に管理
装置に向けて送信し、携帯通信機から暗証コードを受信
した管理装置は、この受信した暗証コードが当該携帯通
信機の識別情報に関連づけて記憶手段に記憶されている
暗証コードと一致するか否かを確認して、一致すること
を確認した場合には、上記端末機に向けて認証OKの返
事を送信することを特徴とする個人認証方法である。
【0013】この方法によれば、請求項3に関連して述
べた効果と同様の効果を得ることができる。請求項6記
載の発明は、個人が所有する携帯通信機を利用して、そ
の個人を認証する個人認証システム用の管理装置であっ
て、個人を認証するために必要な携帯通信機の識別情報
および暗証コードが関連づけて記憶された記憶手段を備
えていて、認証を受けようとする場所に設置された端末
機が接続されているとともに、携帯通信機と通信可能で
あり、携帯通信機から識別情報および暗証コードを受信
したときに、この受信した暗証コードが当該携帯通信機
の識別情報に関連づけて上記記憶手段に記憶されている
暗証コードと一致するか否かを確認して、一致したとき
に当該携帯通信機を所有している個人から認証の申込み
があったことを記憶しておき、その後に上記端末機から
識別情報を受信したときに、この受信した識別情報によ
り特定される携帯通信機から以前に認証の申込みがあっ
たかどうかを確認して、認証の申込みがあったことが確
認された場合には、上記端末機に向けて認証OKの返事
を送信するものであることを特徴とする管理装置であ
る。
【0014】この発明の管理装置を用いた個人認証シス
テムでは、請求項1に関連して述べた効果と同様な効果
を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る個人認証システムの全体構成を
示すブロック図である。この個人認証システムは、たと
えば、街中の店舗などで買い物をした買い物客が商品代
金をクレジット払い(店舗で現金を支払わずに、後日に
商品代金が銀行口座から引き落とされることにより商品
代金を支払う方法)で支払うときに利用されるシステム
であり、各買い物客の所有する携帯電話機1を用いる。
携帯電話機1には、図示しないメモリが内蔵されてお
り、このメモリには、携帯電話機1を呼び出すための呼
出し番号(携帯電話番号)や所有者が入力キー11を操
作して入力した番号などを記憶させておくことができる
ようになっている。
【0016】各店舗には、個人認証を行うための店舗端
末機2が設置されている。店舗端末機2は、通信回線を
介して、この個人認証システムを統括管理するクレジッ
ト会社や銀行など(以下、「システム運用会社」とい
う。)に設置された管理装置3に接続されている。ま
た、管理装置3は、たとえば電話回線網を介して、携帯
電話機1との間でデータ通信を行うことができるように
なっている。管理装置3には、個人別ファイルを記憶す
るための記憶装置31が備えられている。個人別ファイ
ルは、たとえば、個人がシステム運用会社と個人認証シ
ステムの利用契約を結んだときに作成されて記憶装置3
1に記憶されるものであり、個人(買い物客)の携帯電
話機1の携帯電話番号、個人に付与された暗証コード、
商品代金を引き落とすための個人の銀行口座などの情報
を含む。暗証コードは、たとえば、個人認証システムの
利用契約の際に個人が決定することができ、複数個の数
字や文字の組み合わせで構成される。すなわち、管理装
置3の記憶装置31には、個人認証に必要な携帯電話番
号、暗証コードおよび銀行口座などの情報が互いに関連
づけられて個人別に記憶されている。
【0017】たとえば、クレジット払いで商品代金を支
払おうとする買い物客は、その商品代金の支払いに先立
って、自分の携帯電話機1から管理装置3を呼び出し、
携帯電話機1の入力キー11を操作して暗証コードを管
理装置3に送信する。管理装置3の呼出し番号は、携帯
電話機1のメモリに予め記憶させておいてもよいし、管
理装置3を呼び出す度に入力キー11を操作して入力し
てもよい。また、暗証コードも、携帯電話機1に内蔵さ
れたメモリに予め記憶させておいてもよいし、管理装置
3を呼び出す度に入力キー11を操作して入力してもよ
い。ただし、携帯電話機1が盗難された場合や携帯電話
機1を紛失した場合などに、携帯電話機1のメモリから
暗証コードが読み出されて不正使用されることを防止す
るため、携帯電話機1のメモリに書き込まれた暗証コー
ドは、その書込みから所定時間(たとえば、2分間)が
経過した後に自動消去されるようにしておくことが好ま
しい。
【0018】携帯電話機1から暗証コードを受信した管
理装置3は、たとえば、暗証コードとこの暗証コードに
付加されて送信されてくる携帯電話機1の携帯電話番号
との対応を記憶装置31に記憶されている個人別ファイ
ルに基づいて確認する。その結果、暗証コードが正しけ
れば、管理装置3は、買い物客からクレジット払いの申
込みがあったことを記憶し、受付完了信号を携帯電話機
1に向けて送信する。なお、クレジット払いの申込み
は、その申込みがあったことを記憶してから所定の時間
(たとえば、1〜30分間)が経過するとキャンセルさ
れる。この場合、クレジット払いの申込みのあった日時
や申込みがキャンセルされた日時などが履歴として記録
される。
【0019】管理装置3から携帯電話機1に送られてく
る受付完了信号には、クレジット払いを許可するか否か
を表すデータ、クレジット払いが可能な金額を表すデー
タ、クレジット払いの申込みがあった旨を表す受付コー
ドなどが含まれている。受付完了信号を受信した携帯電
話機1は、受付完了信号に含まれている種々のデータの
内容をディスプレイ12に表示させる。したがって、買
い物客は、ディスプレイ12の表示を見ることにより、
クレジット払いが可能であるかどうかなどを商品代金の
支払い前に確認することができる。
【0020】クレジット払いが可能であることを確認し
た買い物客(または買い物客に依頼された店員)は、次
に、携帯電話機1を店舗端末機2に接続する。この携帯
電話機1と店舗端末機2との接続は、たとえば、店舗端
末機2に接続された専用ホルダ21にセットし、この専
用ホルダ21に設けられているホルダ側接続端子と携帯
電話機1に設けられている電話機側接続端子とを接続す
ることにより達成される。
【0021】携帯電話機1と店舗端末機2とが接続され
ると、携帯電話機1に内蔵されているメモリから、携帯
電話機1の携帯電話番号が店舗端末機2に読み出され
る。そして、この読み出された携帯電話番号が、店舗端
末機2から通信回線を介して管理装置3に送信される。
管理装置3は、店舗端末機2から受信した携帯電話番号
に対応する携帯電話機1からクレジット払いの申込みが
あったかどうかを確認する。そして、携帯電話番号の受
信に先立ってクレジット払いの申込みがあった場合に
は、店舗端末機2に携帯電話機1を接続した買い物客
(または店員に携帯電話機1の接続を依頼した買い物
客)は携帯電話機1の所有者であると認証して、クレジ
ット払いを許可(認証OK)する旨の信号を店舗端末機
2に送信する。一方、携帯電話番号の受信に先立ってク
レジット払いの申込みがない場合には、クレジット払い
を許可しない旨の信号を店舗端末機2に送信する。
【0022】クレジット払いを許可する旨の信号が店舗
端末機2に受信されると、店舗端末機2のディスプレイ
22にクレジット払いを受け付けてもよい旨が表示さ
れ、この表示を見た店員は、買い物客に対してクレジッ
ト払いによる商品代金の支払いを許容する。そして、店
員が商品代金の金額などを店舗端末機2に入力すると、
その入力された商品代金の金額のデータが管理装置3に
送られ、管理装置3によって、その金額データがクレジ
ット払いを利用した買い物客の個人別ファイル(記憶装
置31)に書き込まれる。個人別ファイルに書き込まれ
た金額データは、当日または後日に集計され、その集計
された金額データに応じた金額が、その買い物客の銀行
口座から予め定める決済日に引き落とされる。
【0023】以上のようにこの実施形態によれば、クレ
ジット払いによる商品代金の支払いに先立って、携帯電
話機1から管理装置3に暗証コードが送信され、このと
き暗証コードが正しいか否かが確認されているから、管
理装置3が店舗端末機2から携帯電話番号を受信したと
きに暗証コードの確認を行う必要がないうえ、管理装置
3から携帯電話機1を呼び出す必要もない。ゆえに、従
来技術(たとえば、特開平11−45366号公報に開
示されているシステム)と比較して、携帯電話機1を店
舗端末機2に接続してから個人認証が完了するまで(ク
レジット払いが許可されるまで)に要する時間を短縮で
きる。
【0024】また、この実施形態によれば、管理装置3
から携帯電話機1に受付完了信号が送られて、携帯電話
機1のディスプレイ12に、クレジット払いが可能であ
るかどうかといったようなクレジット払いに関する情報
が表示されるから、クレジット払いを利用しようとする
買い物客は、ディスプレイ12の表示を見ることによ
り、クレジット払いが可能であるかどうかなどを商品代
金の支払い前に確認することができる。
【0025】図2は、この発明の他の実施形態に係る個
人認証システムの全体構成を示すブロック図である。こ
の実施形態に係る個人認証システムは、上述した図1の
実施形態に係る個人認証システムとハード的な構成はほ
ぼ同様であり、携帯電話機1、店舗端末機2および管理
装置3間における通信順序などのソフト的な構成が異な
る。したがって、図2では、上述の図1に示す各部に相
当する部分に、図1の場合と同一の参照符号を付して示
し、以下では、この実施形態に係る個人認証システムの
ハード構成の説明を省略する。
【0026】この実施形態では、クレジット払いで商品
代金を支払おうとする買い物客は、たとえば、そのクレ
ジット払いによる商品代金の支払いに先立って、自分の
携帯電話機1の入力キー11を操作して暗証コードを入
力して、その入力した暗証コードを携帯電話機1に内蔵
されたメモリに記憶させておく。このメモリに記憶され
た暗証コードは、携帯電話機1が盗難された場合や携帯
電話機1を紛失した場合などに、携帯電話機1のメモリ
から暗証コードが読み出されて不正使用されることを防
止するため、携帯電話機1のメモリに書き込まれた暗証
コードは、その書込みから所定時間(たとえば、2分
間)が経過した後に自動消去されるようにしておくこと
が好ましい。
【0027】買い物客(または買い物客に依頼された店
員)は、次に、携帯電話機1を店舗端末機2に接続す
る。携帯電話機1と店舗端末機2とが接続されると、携
帯電話機1に内蔵されているメモリから、携帯電話機1
の携帯電話番号が店舗端末機2に読み出される。そし
て、この読み出された携帯電話番号が、店舗端末機2か
ら通信回線を介して管理装置3に送信される。店舗端末
機2から携帯電話番号を受信した管理装置3は、その受
信した携帯電話番号の携帯電話機1を呼び出す。携帯電
話機1の呼び出しに気づいた買い物客が呼出しに応答す
ると(携帯電話機1の通話ボタンを押すと)、携帯電話
機1に内蔵されたメモリに記憶されている暗証コードが
自動的に読み出され、その読み出された暗証コードが管
理装置3に向けて自動送信される。
【0028】管理装置3は、携帯電話機1から暗証コー
ドを受信すると、この受信した暗証コードと店舗端末機
2から受信した携帯電話番号との対応を記憶装置31に
記憶されている個人別ファイルに基づいて確認する。そ
の結果、暗証コードが正しければ、店舗端末機2に携帯
電話機1を接続した買い物客(または店員に携帯電話機
1の接続を依頼した買い物客)は携帯電話機1の所有者
であると認証して、管理装置3から店舗端末機2にクレ
ジット払いを許可(認証OK)する旨の信号が送信さ
れ、暗証コードが正しくなければ、管理装置3から店舗
端末機2にクレジット払いを許可しない旨の信号が送信
される。
【0029】クレジット払いを許可する旨の信号が店舗
端末機2に受信されると、店舗端末機2のディスプレイ
22にクレジット払いを受け付けてもよい旨が表示さ
れ、この表示を見た店員は、買い物客に対してクレジッ
ト払いによる商品代金の支払いを許容する。そして、店
員が商品代金の金額などを店舗端末機2に入力すると、
その入力された商品代金の金額のデータが管理装置3に
送られ、管理装置3によって、その金額データがクレジ
ット払いを利用した買い物客の個人別ファイル(記憶装
置31)に書き込まれる。個人別ファイルに書き込まれ
た金額データは、当日または後日に集計され、その集計
された金額データに応じた金額が、その買い物客の銀行
口座から予め定める決済日に引き落とされる。
【0030】この実施形態によれば、携帯電話機1に内
蔵されたメモリに暗証コードが予め格納されており、管
理装置3からの携帯電話機1の呼出しに応答すると、そ
のメモリに格納された暗証コードが管理装置3に向けて
自動送信される。これにより、管理装置3から携帯電話
機1の呼出しがあった後に、携帯電話機1の入力キー1
1を操作して暗証コードを入力し、この入力した暗証コ
ードを管理装置3に向けて送信する従来技術と比べ、個
人認証に要する時間を短縮することができる。
【0031】以上、この発明の2つの実施形態について
説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施するこ
ともできる。たとえば、上述の各実施形態では、携帯電
話機1に内蔵されているメモリには携帯電話番号が記憶
されていて、この携帯電話番号が店舗端末機2に読み出
されるとしたが、携帯電話機1のメモリに携帯電話機1
に固有のIDコードなどを記憶させておき、このIDコ
ードを店舗端末機2に読み出して管理装置3に送信する
ようにしてもよい。この場合、管理装置3の記憶装置3
1に記憶されている個人別ファイルには、携帯電話機1
に固有のIDコードがさらに書き込まれることになる。
【0032】また、上述の第1の実施形態の場合には、
管理装置3から携帯電話機1に送信される受付完了信号
に含まれる受付コードを携帯電話機1のメモリに記憶さ
せて、この受付コードを店舗端末機2に読み出して管理
装置3に送信するようにしてもよい。この場合、管理装
置3から携帯電話機1に向けて受付コード(受付完了信
号)を送信する際に、この受付コードを管理装置3の記
憶装置31内の個人別ファイルに書き込むことが好まし
い。
【0033】さらに、上述の各実施形態では、携帯電話
機1を専用ホルダ21にセットすることにより、携帯電
話機1と店舗端末機2とが有線接続されるとしたが、た
とえば、携帯電話機1および店舗端末機2にそれぞれBl
uetoothのような無線データ通信用インタフェースが備
えられ、携帯電話機1および店舗端末機2間のデータ送
受が無線通信により達成されてもよい。さらには、上述
の実施形態では、個人認証システムがクレジット払いに
よる商品代金の支払いの際に利用される場合を例にとっ
て説明したが、この発明に係る個人認証システムは、銀
行などに設置されたキャッシュディスペンサ(CD)機
で現金を引き出す際における個人認証のために利用され
てもよい。
【0034】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る個人認証システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の他の実施形態に係る個人認証システ
ムの全体構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機(携帯通信機) 2 店舗端末機(端末機) 3 管理装置 11 入力キー 12 ディスプレイ 21 専用ホルダ 22 ディスプレイ 31 記憶装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】認証を受けようとする場所に備えられ、個
    人が所有する携帯通信機から当該携帯通信機の識別情報
    を検出することのできる端末機と、この端末機と通信回
    線を介して接続され、個人を認証するために必要な携帯
    通信機の識別情報および暗証コードが関連づけて記憶さ
    れた記憶手段を備えた管理装置とを含む個人認証システ
    ムであって、 上記端末機は、携帯通信機の識別情報を検出して、この
    検出した識別情報を上記管理装置に向けて送信するもの
    であり、 上記管理装置は、携帯通信機から識別情報および暗証コ
    ードを受信したときに、この受信した暗証コードが当該
    携帯通信機の識別情報に関連づけて上記記憶手段に記憶
    されている暗証コードと一致するか否かを確認して、一
    致したときに当該携帯通信機を所有している個人から認
    証の申込みがあったことを記憶しておき、その後に上記
    端末機から識別情報を受信したときに、この受信した識
    別情報により特定される携帯通信機から以前に認証の申
    込みがあったかどうかを確認して、認証の申込みがあっ
    たことが確認された場合には、上記端末機に向けて認証
    OKの返事を送信するものであることを特徴とする個人
    認証システム。
  2. 【請求項2】上記管理装置は、携帯通信機から受信した
    暗証コードが当該携帯通信機の識別情報に関連づけて上
    記記憶手段に記憶されている暗証コードと一致し、当該
    携帯通信機を所有している個人から認証の申込みがあっ
    たことを記憶した場合に、暗証コード受付完了信号を当
    該携帯通信機に送信する手段を含むことを特徴とする請
    求項1記載の個人認証システム。
  3. 【請求項3】認証を受けようとする場所に備えられ、個
    人が所有する携帯通信機から当該携帯通信機の識別情報
    を検出することのできる端末機と、この端末機と通信回
    線を介して接続され、個人を認証するために必要な携帯
    通信機の識別情報および暗証コードが関連づけて記憶さ
    れた記憶手段を備えた管理装置とを含む個人認証システ
    ムであって、 上記端末機は、携帯通信機の識別情報を検出して、この
    検出した識別情報を上記管理装置に向けて送信するもの
    であり、 上記管理装置は、上記端末機から携帯通信機の識別情報
    を受信すると、この識別情報により特定される携帯通信
    機を呼び出し、その後、この呼出しに応答して携帯通信
    機から自動的に送信されてくる暗証コードを受信したと
    きに、この受信した暗証コードが当該携帯通信機の識別
    情報に関連づけて上記記憶手段に記憶されている暗証コ
    ードと一致するか否かを確認して、一致することを確認
    した場合には、上記端末機に向けて認証OKの返事を送
    信するものであることを特徴とする個人認証システム。
  4. 【請求項4】個人が所有する携帯通信機を利用して、そ
    の個人を認証する方法であって、 携帯通信機によって、管理装置に対して当該携帯通信機
    の識別情報および暗証コードを予め送信しておき、 認証を受けようとする場所に備えられた端末機に携帯通
    信機の識別情報を検出させ、 この携帯通信機の識別情報を検出した端末機は、その検
    出した識別情報を通信回線を介して上記管理装置に送
    り、 上記管理装置は、携帯通信機から識別情報および暗証コ
    ードを受信したときに、この受信した暗証コードが当該
    携帯通信機の識別情報に関連づけて記憶手段に記憶され
    ている暗証コードと一致するか否かを確認して、一致し
    たときに当該携帯通信機を所有している個人から認証の
    申込みがあったことを記憶しておき、その後に上記端末
    機から識別情報を受信したときに、この受信した識別情
    報により特定される携帯通信機から以前に認証の申込み
    があったかどうかを確認して、認証の申込みがあったこ
    とが確認された場合には、上記端末機に向けて認証OK
    の返事を送信することを特徴とする個人認証方法。
  5. 【請求項5】個人が所有する携帯通信機を利用して、そ
    の個人を認証する方法であって、 携帯通信機に暗証コードを予め入力して記憶させてお
    き、 認証を受けようとする場所に備えられた端末機に携帯通
    信機の識別情報を検出させ、 この携帯通信機の識別情報を検出した端末機は、その検
    出した識別情報を通信回線を介して管理装置に送り、 管理装置は、上記端末機から携帯通信機の識別情報を受
    信すると、この識別情報により特定される携帯通信機を
    呼び出し、 この呼出しを受けた携帯通信機は、予め入力されて記憶
    している暗証コードを自動的に管理装置に向けて送信
    し、 携帯通信機から暗証コードを受信した管理装置は、この
    受信した暗証コードが当該携帯通信機の識別情報に関連
    づけて記憶手段に記憶されている暗証コードと一致する
    か否かを確認して、一致することを確認した場合には、
    上記端末機に向けて認証OKの返事を送信することを特
    徴とする個人認証方法。
  6. 【請求項6】個人が所有する携帯通信機を利用して、そ
    の個人を認証する個人認証システム用の管理装置であっ
    て、 個人を認証するために必要な携帯通信機の識別情報およ
    び暗証コードが関連づけて記憶された記憶手段を備えて
    いて、 認証を受けようとする場所に設置された端末機が接続さ
    れているとともに、携帯通信機と通信可能であり、 携帯通信機から識別情報および暗証コードを受信したと
    きに、この受信した暗証コードが当該携帯通信機の識別
    情報に関連づけて上記記憶手段に記憶されている暗証コ
    ードと一致するか否かを確認して、一致したときに当該
    携帯通信機を所有している個人から認証の申込みがあっ
    たことを記憶しておき、その後に上記端末機から識別情
    報を受信したときに、この受信した識別情報により特定
    される携帯通信機から以前に認証の申込みがあったかど
    うかを確認して、認証の申込みがあったことが確認され
    た場合には、上記端末機に向けて認証OKの返事を送信
    するものであることを特徴とする管理装置。
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