JP2002007003A - 外部処理装置および該装置の制御方法 - Google Patents

外部処理装置および該装置の制御方法

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JP2002007003A
JP2002007003A JP2000192159A JP2000192159A JP2002007003A JP 2002007003 A JP2002007003 A JP 2002007003A JP 2000192159 A JP2000192159 A JP 2000192159A JP 2000192159 A JP2000192159 A JP 2000192159A JP 2002007003 A JP2002007003 A JP 2002007003A
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Makoto Oya
誠 大屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライト・バック方式を採用し、USBの高速
通信を最大限に活用すると共に無用な待機電力を消費す
ることを回避する。 【解決手段】 USB規格の優れた点であるプラグ・ア
ンド・プレイ機能、ホット・プラグ機能を活用するため
に、電力供給制御部54は、+5V(USB)の供給を
受けることで電源Vccを確立し、MOドライブ部28
やUSB−ATA間のバス変換部38を作動させる。そ
して、一旦確立した電源Vccは、MOドライブ部28
のキャッシュメモリにのみ記録された情報が総てMOデ
ィスクに不揮発的に記録される作動中は自己保持され
る。ホストから送信された最後の情報がキャッシュメモ
リに受信されたとき、直ちに情報を正確に受信したこと
をホスト側へ返信すると共に、ホスト側からUSBの+
5V(USB)が遮断された場合でも、確実にキャッシ
ュメモリ内の情報をMOディスクに書き込んでから電源
Vccを遮断し、無用な待機電力の消費を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】USB規格やIEEE139
4等の所定のに準拠したプロトコルにより情報の送受信
を行ない、受信した情報の少なくとも一部を、該情報の
処理に先立って、一時的に揮発性記憶手段に記憶する構
成を有する外部処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータに周辺機器を簡
単にしかも複数接続するためのインターフェースとして
USB(Universal Serial Bus)規格が提案され、最近
この規格を採用したマウス、キーボードなど、様々な機
器が用いられるようになっている。USB規格の採用が
急速に拡大している要因としては、マウスやキーボー
ド、モデム、スピーカ、ジョイスティックなどのシリア
ル・インターフェースを共通化して最大127台の周辺
機器を接続できる拡張性ばかりでなく、機器接続を自動
的に認識するプラグ・アンド・プレイ機能、ホスト側や
USB機器の電源を入れたままコネクタの抜き差しがで
きるホット・プラグ機能に加え、ホストからUSB機器
へ5V,最大500mAの電源供給も可能であるという
優れた規格にある。
【0003】こうしたUSBの規格を最大限に利用する
ため、例えば、特開平11−305880に開示される
「USB機器およびUSBハブ装置」は、ホスト側から
供給される電源電圧の有無を検出してUSB機器の各部
への電力供給を制御するUSB機器およびUSBハブ装
置が提案されている。この技術によれば、ホスト側のコ
ンピュータがスリープ・モードやサスペンド・モードに
移行してホスト側からの電源供給が無くなったとき、U
SB機器の一部が別系統の電源電力により作動する大電
力タイプの周辺機器であっても、そのUSB機器への電
力供給を自動的に停止し、あるいは、再起動に備えた低
電力供給モードに変更することで、USB機器による無
用な電力の消費を回避することができる。
【0004】さらに、最近では、USBの規格は、バー
ジョンアップによって通信速度の向上が図られており、
従来はパラレル・インターフェースによる接続が一般的
であったプリンタ、光磁気ディスクドライブ(MOD)
やハードディスク・ドライブ(HDD)などもシリアル
/パラレル変換器を搭載することでUSBに接続可能と
する新たな外部処理装置が提案されるようになった。ま
た、この他に、動画データなど大容量のデータの転送に
優れたIEEE1394といった規格も提案され、ハー
ドディスクや動画の録画再生装置などとの間のデータ転
送に用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの新た
な外部処理装置は、ホストと周辺機器との情報の送受信
が完了した場合であっても、周辺機器側では未だに電力
供給を必要とする場合が一般的である。すなわち、これ
らの周辺機器は、ホストとなるコンピュータと比較する
と情報処理速度は極端に遅く、また大量の情報を取り扱
う。このため、特に情報の受信にはバッファやキャッシ
ュ技術を利用した、いわゆるライト・バック方式を採用
している。ここでライト・バック方式とは、コンピュー
タから受信したデータを高速処理が可能である揮発性半
導体記憶素子にて構成されたバッファやキャッシュに記
憶し、情報の受信処理の完了を早期にコンピュータへ返
信することでコンピュータに対する見かけ上の処理速度
を向上させ、実際のプリントアウト処理やデータ書き込
み処理をその後に行なう方式である。
【0006】従って、かかる仕様の外部処理装置に対
し、USB規格などで5V電力ラインを監視して、その
電力ラインからの電力供給が無くなったときにUSB装
置への電力供給を停止したり低電力供給モードとする技
術を適用すると、揮発性半導体記憶素子に記憶されただ
けで、未だにプリントアウトやデータ書き込みが行なわ
れていない情報が総て消失してしまう。一方、これを回
避するためにライト・バック方式の採用を見送ると、ホ
スト側のコンピュータから見たプリンタやMOD,HD
Dの情報処理速度が低下してしまう。
【0007】ライト・バック方式を採用した場合、電源
の制御を外部処理装置側の電源スイッチのみで行なうこ
とにすれば、かかる問題は生じないが、それでは、本体
側との接続を入り切りするたびに、外部処理装置の電源
を入り切りせねばならず、使い勝手が低下してしまう。
【0008】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされたものであり、揮発性記憶手段を用いた外部処
理装置の使い勝手と信頼性とを両立させ、加えて装置の
省電力化を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した課題を解決するため、本発明の外部処理装置は、
所定の規格に準拠したプロトコルにより情報の送受信を
行ない、受信した情報の少なくとも一部を、該情報の処
理に先立って、一時的に揮発性記憶手段に記憶する構成
を有する外部処理装置であって、前記所定の規格に準拠
した情報のやり取りを行なうホスト側との接続を検出し
て、該ホスト側から供給される電力とは独立に、当該装
置の電力供給を開始する電力供給手段と、前記ホスト側
との接続の消失を検出したとき、前記揮発性記憶手段に
一時的に記憶された情報の前記処理の期間を確保してか
ら、前記電力供給手段による電力の供給を停止する遮断
制御手段とを備えることを特徴とする。
【0010】本発明の外部処理装置およびこれに対応し
た外部処理装置の制御方法によれば、受信した情報の少
なくとも一部を不揮発的に記憶すると共に、所定の規格
に準拠した情報のやり取りを行なうホスト側との接続を
検出し、ホスト側との接続を検出した時には、ホスト側
から供給される電力とは独立して、外部処理装置に電力
を供給可能である。従って、この外部処理装置は、動作
時には、電力供給手段から供給される電力を用いて動作
している。ホスト側との接続が失われると、本発明で
は、揮発性記憶手段に一時的に記憶された情報の処理に
要する期間を確保してから、電力の供給を停止する。こ
のため、例えばライト・バック方式の揮発性記憶手段を
備えることでホストからの情報受信処理を高速化した構
成を採用している場合、ホストからの電力の供給が途絶
えても、その揮発性記憶手段に記憶された情報が処理さ
れるまで電力が供給される。この結果、USBやIEE
E1394といった規格の高速性を最大限に活用すると
共に、信頼性も維持することができる。また、ホストか
ら外部処理装置の使用要求が無いときには無用な待機電
力を消費することがない。
【0011】ここで、ホスト側との接続の検出とは、U
SB規格などでは、規格に規定された電源供給を検出し
ても良いし、その規格に従った信号のやり取りを検出し
ても良い。ホスト側が動作している場合には、接続用の
コネクタが差し込まれたときに、ホスト側と接続された
ものとして検出を行なっても良いし、ホスト側が動作し
ていない場合には、接続用のコネクタが接続されていて
も、「接続」とは判定せず、ホスト側が動作を開始した
時点で「接続」と判定するものとすればよい。外部処理
装置内の電源が電力を供給していない場合には、外部処
理装置側の接続が行なわれていても、「接続」と判定し
ないものとしても良い。この場合には、例えば外部処理
装置側の電源が投入された時点で初めて「接続」と判定
するものとすればよい。こうした判定は、各種規格のホ
ットプラグの規定に従っても良いし、それ以外の規格に
準拠して行なうものとしても良い。なお、無線によりU
SB規格などの通信を実現する場合には、「接続」は、
無線通信が確立する時点を以て判断すればよい。
【0012】ここで外部処理装置での処理としては、様
々なものを考えることができる。処理を行なう具体的な
機器としては、マウスやキーボード、ジョイスティッ
ク、スキャナーなどの入力機器、モデムやLANカード
などの通信機器、スピーカやプリンタなどの出力機器、
HDDやMODなどの外部補助記憶機器、その他のコン
ピュータ周辺機器等を挙げることができる。また、揮発
性記憶手段とは、半導体メモリ(例えばDRAM、SR
AMなど)などから構成されるキャッシュやバッファな
どを考えることができる。
【0013】上記の構成を有する本発明の外部処理装置
は、以下の態様を採ることもできる。遮断制御手段は、
情報の処理に伴う制御信号を監視することで、揮発性記
憶手段に一時的に記憶された情報が処理される期間を検
出する制御信号監視部を備えることが好ましい。この様
な制御信号監視部を備えるならば、揮発性記憶手段に一
時的に記憶された情報を処理する期間が正確に判断さ
れ、電力を供給し続ける期間を必要最低限に限ることが
できる。例えば、処理を行なう手段がATAの規格に準
拠したHDDやMODである場合には、デバイスが動作
中であることを示す制御信号DASP\(信号名の後の
\は、当該信号がローアクティブであることを示してい
る。以下、同様である)を監視すればよい。
【0014】なお、遮断制御手段は、応答速度の高速化
や制御信号監視部を含めた全体構成の簡略化を目的とし
て、ハード的に構成することが好ましい。また、制御信
号監視部は、より簡便な構成とすることを目的として、
揮発性記憶手段の最大記憶容量と情報の処理速度とから
推定される最大処理期間を与えるタイマ、カウンタなど
の計時構成とすることもできる。より簡便なタイマ回路
としては、抵抗,コンデンサ,コイルなどの受動電気素
子を用いた充放電回路を用いることができる。
【0015】電力供給手段は、当該装置の筐体とは別体
に設けられ、商用交流を所定電圧の直流に変換して供給
するAC/DCコンバータを備えることも可能である。
この場合には、電力供給を行なう部分を装置本体から除
くことができるので、外部処理装置の装置本体をコンパ
クトにすることができる。なお、こうした構成を採る場
合、AC/DCコンバータからの電力供給ケーブルの接
続がなされ、電力が供給されている場合を除き、外部処
理装置内部の制御回路の一部または全部の動作を禁止す
る構成とすることも可能である。こうすれば、誤動作な
どを防止することができる。
【0016】揮発性記憶手段は、特にライト・バック方
式のキャッシュであり、処理手段は、特に光磁気ディス
クに情報を読み書きする光磁気ディスクドライブとする
ことができる。本発明は、高速性と信頼性の両立を図っ
ており、これは、所定の規格に準拠した通信速度、プラ
グ・アンド・プレイ機能、ホット・プラグ機能などを最
大限に活用するコンピュータの周辺機器としては、リム
ーバブルで大容量の外部補助記憶装置である光磁気ディ
スクドライブにとっての大きな利点となるからである。
【0017】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成及び作
用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した外
部処理装置の一つとして、USB規格のデータのやり取
りが可能な光磁気ディスクドライブについて説明する。
【0018】図1ないし図3は、本発明のUSB装置の
一形態である光磁気ディスクドライブ10と接続ケーブ
ル30との外観図である。この光磁気ディスクドライブ
10は、コンパクトな筐体を備え、その内部には、AT
A規格のMOドライブ部28が収納されている。光磁気
ディスクドライブ10の前面には、図1に示すように、
MOディスクを挿入するディスク挿入口12、MOディ
スクを排出するためのイジェクトボタン14、緊急時に
MOディスクを機械的・強制的に排出するためにピンを
挿入するイジェクトホール16、光磁気ディスクドライ
ブ10がコンピュータからアクセスされているときに緑
色に点灯するアクセスランプ18、電源ON時に緑色に
点灯する電源ランプ20が配置されている。また、光磁
気ディスクドライブ10の背面には、図2に示すよう
に、ACアダプタ40(図4参照)のDCジャックが差
し込まれて5Vの電源供給を受けるDCコネクタ22、
USB規格に準じたコネクタ26が配置されている。こ
の様な外観の光磁気ディスクドライブ10の内部に、A
TA規格に準拠したMOドライブ部28が内蔵され、デ
ィスク挿入口12から挿入されたMOディスクに、デー
タを不揮発的に記録したり、その記録したデータをラン
ダムに読み出している。
【0019】また、接続ケーブル30は、図3に示すよ
うに、ホスト側のコンピュータPCあるいは図示しない
USBハブに接続されるプラグ32と、光磁気ディスク
ドライブ10などの周辺装置側のコネクタ26に接続さ
れるプラグ34とから構成されている。USB規格の場
合には、接続には、階層構造の上位側を示すUP側のプ
ラグ−コネクタと、下位側を示すDOWN側のプラグ−
コネクタとは、異なる形状をしている。
【0020】通常の使用の態様では、光磁気ディスクド
ライブ10のDCコネクタ22にACアダプタ40を接
続しておく。後述するように、ACアダプタ40が接続
されていても、USBのコネクタが接続されていなかっ
たり、接続されていてもコンピュータPCが動作してい
なければ、光磁気ディスクドライブ10の電源はオンに
なっておらず、電源ランプ20も点灯していない。もと
より、内部のMOドライブ部28も動作していない。光
磁気ディスクドライブ10の動作が可能になるのは、次
の二つの条件が満たされた場合である。 コンピュータPCが動作しており、USBポートがア
クティブになっている。 ケーブル30がコンピュータPCに接続され、さらに
ケーブル30のプラグ32が光磁気ディスクドライブ1
0のコネクタ26に装着されている。 このの条件が共に満たされたとき、光磁気ディスク
ドライブ10の電源が投入され、コンピュータPCか
ら、光磁気ディスクドライブ10が使用可能となる。
の条件は、いずれが先に成立しても差し支えない。上
記動作を可能としている光磁気ディスクドライブ10内
部の構成とその働きについて、以下、説明する。
【0021】図4は、上記光磁気ディスクドライブ10
の内部構成を示すブロック図である。接続ケーブル30
は、USBに準拠したハード構成、すなわち2本のデー
タラインDATA+,DATA−と+5V(USB),
グランドGNDとからなる合計4本のラインにより、ホ
スト側であるコンピュータまたはUSBハブと、光磁気
ディスクドライブ10とを接続する。ケーブル30を介
して得られるUSB規格の信号は、光磁気ディスクドラ
イブ10内部のバス変換部38により、ATA規格の信
号に変換され、MOドライブ部28との情報のやり取り
に供される。MOドライブ部28は、挿入されたMOデ
ィスクに不揮発的に情報を記録、再生するが、その速度
(特に書き込み速度)はUSBの通信速度に比較すると
低速である。そこで、MOドライブ部28の内部には高
速のキャッシュメモリが2MB分用意されており、コン
ピュータPC側とのデータのやり取りは、このキャッシ
ュメモリ(図示せず)を介して行なわれる。従って、M
Oディスクへの実際のデータの書き込みは、コンピュー
タPCとのデータのやり取りとは異なるタイミングで行
なわれる。この書き込みの方式は、いわゆるライト・バ
ック方式である。これは、コンピュータPC側から見た
光磁気ディスクドライブ10の処理速度の向上を図るた
めである。
【0022】光磁気ディスクドライブ10の内部には、
図4に示すように、MOドライブ部28のほか、ATA
バス変換部38、電圧変換部52、電力供給制御部54
などが備えられている。バス変換器38は、USB−A
TA間の相互の変換を図るものであり、また、電圧変換
部52は、ATAバス変換部38が動作するために必要
となる3.3Vを生成する直流安定化電源である。電力
供給制御部54は、ACアダプタ40のDCジャックを
DCコネクタ22に挿入することで供給される+5Vの
電力を受けて動作する回路であり、光磁気ディスクドラ
イブ10の電源Vccを供給している。この電源Vcc
は、前述のMOドライブ部28や電圧変換部52へ供給
されている。この電力供給制御部54は、電源Vccの
供給を制御するために、USBのプラグ32から入力さ
れる+5V(USB)、DCコネクタから入力される+
5V、ATA規格のMOドライブ部28にて生成される
制御信号DASP\を入力している。ここで、制御信号
DASP\とは、MOドライブ部28が動作中であると
きと、スレーブデバイスが存在するときに初期化の処理
において400ms以内にローアクティブとなる信号で
あり、使用時には、この信号を常時監視することでMO
ドライブ部28が動作しているか否かを知ることができ
る。この制御信号DASP\は、上述したライト・バッ
ク動作によりデータがMOドライブ部28においてMO
ディスクに書き込まれている場合にも、アクティブとな
る。
【0023】次に、この電力供給制御部54の動作につ
いて図5を用いて詳細に説明する。電力供給制御部54
は、前述のようにACアダプターから5Vの電力供給を
受けるDCコネクタ22、USBのプラグ32から入力
される+5V(USB)、ATA規格のMOドライブ部
28にて生成される制御信号DASP\を入力する3つ
の入力端子と、MOドライブ部28や電圧変換部52へ
電力を供給する電源出力端子Vccの合計4つの入出力
端子を備えている。DCコネクタ22には、異常電圧か
ら回路を保護するためのツェナーダイオードD8,電解
コンデンサC2,コンデンサC4がグランドとの間に接
続され、電力制御用に設けられたMOSFETのソース
端子Sに接続されている。MOSFETのゲート端子G
は、抵抗器R2によってDCコネクタ22と,コンデン
サC6によってグランドと接続され、かつ、トランジス
タTr2のコレクタCと抵抗器R4を介して接続されて
いる。従ってMOSFETは、トランジスタTr2がタ
ーンオンすると抵抗器R2,R4により分圧された電圧
がゲート端子Gに印可されてオン状態となり、DCコネ
クタ22から入力される5Vの直流電力をVccとして
出力する。なお、DCコネクタ22には、スイッチSW
が設けられており、ACアダプタ40のDCジャックが
DCコネクタ22に接続されると、スイッチSWの接点
は開放する。この接点の一方は、接地されており、他方
は後述する電解コンデンサC8の一端に接続されてい
る。
【0024】トランジスタTr2のベース端子Bは、抵
抗器R6を介して、電解コンデンサC8に接続されてい
る。電解コンデンサC8の他の端子は接地されており、
このコンデンサC8が充電されて、その両端の電圧が一
定電圧値以上となると、トランジスタTr2がターンオ
ンすることになる。コンデンサC8の電荷は、DCコネ
クタ22にダイオードD2、D4が存在することから、
DCコネクタ22のスイッチSWが開放されていれば、
専らトランジスタTr2のベース電流としてだけ消費さ
れる。従って、電解コンデンサC8が充電されてその電
圧が一定電圧値以上となってトランジスタTr2が一旦
ターンオンすると、この状態は、電解コンデンサC8の
電荷が抵抗器R6を通じて放電される間だけ維持され
る。なお、DCコネクタ22からDCジャックが抜かれ
ると、スイッチSWは閉成し、電解コンデンサC8の電
荷は、直ちに放電され、トランジスタTr2は、ターン
オフし、MOFETもターンオフする。
【0025】この電解コンデンサC8の充電は、次の独
立した2つの経路によって行なわれる。第一の経路は、
抵抗器R6,ダイオードD2を介して接続されるUSB
からの電源+5V(USB)により充電されるものであ
り、プラグ32をホスト側に接続することで直ちに充電
が開始される。なお、USB規格に準拠した+5V,5
00mAの電源容量による電解コンデンサC8の充電期
間は、本実施例では1sec以下となるように設計され
ている。従って、プラグ32の接続とほぼ同時にVcc
の供給が開始される。
【0026】第二の経路は、ダイオードD4,抵抗器R
10を介して接続される内部の電源電圧Vccによるも
のである。即ち、この経路は、Vcc供給によるいわゆ
る自己保持回路となっている。このVcc供給の自己保
持回路のダイオードD4と抵抗器R10の中間点は、制
御信号DASP\によりオン・オフ駆動されるトランジ
スタTr1のコレクタCに接続されており、トランジス
タTr1がオン状態となったときに電源Vccの自己保
持が解除される構成となっている。このトランジスタT
r1のベースBは、抵抗器R12により電源Vccに、
一方、抵抗器R14により制御信号DASP\に、それ
ぞれ接続されている。従って、制御信号DASP\がロ
ーアクティブになるとトランジスタTr1のベースBの
電位はグランドレベルにまで低下し、トランジスタTr
1はターンオフする。この結果、電源Vccにより、抵
抗器R10およびダイオードD4を介して、電解コンデ
ンサC8は充電されることになる。
【0027】他方、制御信号DASP\がハイ状態とな
ったとき、トランジスタTr1は、ターンオンしてコレ
クタCの電位をグランドレベルに低下させる。この結
果、電源Vccによる電解コンデンサC8の充電は行な
われなくなる。とはいえ、この状態でもコネクタ26に
USBケーブル30のプラグ32が接続されており、U
SBの+5Vが供給されていれば、抵抗器R8、ダイオ
ードD2を介して電解コンデンサC8は充電されるか
ら、トランジスタTr2は引き続きターンオンされたま
まとなる。
【0028】次に、トランジスタTr2がターンオフし
て、電圧Vccによる自己保持が解除される条件につい
て説明する。なお、以下説明する動作中にACアダプタ
40のDCプラグがDCコネクタ22から引き抜かれる
ことはないものとする。
【0029】コンピュータPCから光磁気ディスクドラ
イブ10へのデータの保存などが完了し、コンピュータ
PCの使用者が、接続ケーブル30をコンピュータPC
側で引き抜いたものとする。このとき、接続ケーブル3
0を介して供給されていた+5Vは失われるから、抵抗
器R8,ダイオードD4を介した電解コンデンサC8へ
の充電電流は失われる。この状態で、ライト・バックに
よりMOドライブ部28においてMOディスクへのデー
タの書き込みが行なわれていると、書き込みが行なわれ
るたびに、制御信号DASP\はロウアクティブとな
る。この結果、制御信号DASP\がロウアクティブと
なる度に、トランジスタTr1がターンオフすること
で、電源Vccによる電解コンデンサC8の充電が行な
われる。ライト・バックの動作中には、制御信号はDA
SP\は、短期間にインアクティブとなることもあり得
るが、電解コンデンサC8の放電電流は、抵抗器R6に
より制限されているから、制御信号はDASP\が短期
間インアクティブとなっても直ちにトランジスタTr2
がターンオフすることはない。MOドライブ部28にお
けるデータの書き込みが完了し、制御信号DASP\が
出力されなくなってから、数秒後に、電解コンデンサC
8の電荷は放電され、その端子間電圧が所定の電圧値以
下となって、トランジスタTr2がターンオフする。こ
うなると、MOSFETもターンオフし、電源Vccが
失われるから、自己保持は解除される。もとより、MO
ドライブ部28がデータを書き込んでおり、制御信号D
ASP\が所定インターバルでローアクティブとなり続
ける限りは、ライト・バック動作に限らず、電源Vcc
は自己保持状態を継続することができる。
【0030】以上のように構成される本実施例の光磁気
ディスクドライブ10は、MOドライブ部28にライト
・バック方式を採用することで、USBの高速通信性能
を最大限に活用した高速の外部記憶装置として作動す
る。その動作電源は、ACアダプタ40から供給される
が、DCコネクタ22にACアダプタ40のDCジャッ
クが挿入されるだけで光磁気ディスクドライブ10全体
の電源がオンなるわけではない。DCジャックがDCコ
ネクタ22に挿入されると、スイッチSWの接点が開放
されて電解コンデンサC8が接地状態を解かれ、かつ、
+5V(USB)が供給されることでトランジスタTr
2及びMOSFETがターンオンする。この結果、光磁
気ディスクドライブ10の電源Vccがオン状態とな
り、以後、装置全体の動作は、この電源Vccにより賄
われる。電源Vccが確立すると、+5V(USB)が
接続され続ける限り、すなわちUSB規格によるライン
接続が継続する限り電源Vccは安定して供給される。
【0031】こうして電源Vccの供給によりMOドラ
イブ部28が作動状態にあるとき、MOドライブ部28
からは作動状態であることを知らせる制御信号DASP
\がローアクティブな信号として継続的に出力され、こ
の制御信号DASP\が所定タイミングでローアクティ
ブとなる期間は、たとえ+5V(USB)の供給が遮断
されてもトランジスタTr2のターンオン状態は電源V
ccによって自己保持される。+5V(USB)の供給
が遮断されていれば、MOドライブ部28の作動状態が
終了し、制御信号DASP\が、所定期間以上、インア
クティブな状態を継続すると、トランジスタTr1がタ
ーンオンし、トランジスタTr2そしてMOSFETを
ターンオフして電源Vccを遮断する。
【0032】従って、本実施例の光磁気ディスクドライ
ブ10は、ライト・バック方式のキャッシュメモリの採
用により、USBの規格に準拠した通信速度を最大限に
活用することができるだけでなく、USB規格の優れた
点であるプラグ・アンド・プレイ機能、ホット・プラグ
機能を活用するために、電力供給制御部54は、+5V
(USB)の供給を受けることで電源Vccを確立し、
MOドライブ部28やバス変換部38を作動させる。そ
して、一旦確立した電源Vccは、MOドライブ部28
のキャッシュメモリにのみ記録された情報が総てMOデ
ィスクに不揮発的に記録される作動中は自己保持され
る。このため、本実施例の光磁気ディスクドライブ10
は、ホストから送信された最後の情報がキャッシュメモ
リに受信されたとき、直ちに情報を正確に受信したこと
をホスト側へ返信すると共に、この様な場合にホスト側
からUSBの+5V(USB)が遮断されようとも、確
実にキャッシュメモリ内の情報をMOディスクに書き込
んでから電源Vccを遮断する。しかも、ACアダプタ
40のDCジャックがDCコネクタ22に挿入されてい
ても、接続ケーブル30が接続されるなどして使用状態
とならなければ、装置全体の電源も入らないので、無用
な待機電力の消費を回避することができる。
【0033】以上、本発明が実施される形態を説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な
る様態で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実
施例では、MOドライブに適用した具体例を説明した
が、DVD−RAMやCD−R、CD−RWなどの他の
タイプの記憶装置に適用しても良い。また、画像データ
の編集機などで、高速書き込みのために、受け取った動
画情報を一旦キャッシュ上に保存するディジタル編集機
などに適用することもできる。さらに、USBのみなら
ず、IEEE1394などの他の規格にも適用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である光磁気ディスクドライブ
10の外観前面図である。
【図2】実施例の光磁気ディスクドライブ10の外観背
面図である
【図3】その光磁気ディスクドライブ10に接続される
コンピュータPCと接続ケーブル30の外観図である。
【図4】実施例の光磁気ディスクドライブ10の内部構
成を示すブロック図である。
【図5】電力供給制御部54の詳細な電気回路図であ
る。
【符号の説明】
10…光磁気ディスクドライブ 12…ディスク挿入口 14…イジェクトボタン 16…イジェクトホール 18…アクセスランプ 20…電源ランプ 22…DCコネクタ 26…コネクタ 28…MOドライブ部 30…接続ケーブル 32…プラグ 34…プラグ 38…バス変換部 40…ACアダプタ 52…電圧変換部 54…電力供給制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の規格に準拠したプロトコルにより
    情報の送受信を行ない、受信した情報の少なくとも一部
    を、該情報の処理に先立って、一時的に揮発性記憶手段
    に記憶する構成を有する外部処理装置であって、 前記所定の規格に準拠した情報のやり取りを行なうホス
    ト側との接続を検出して、該ホスト側から供給される電
    力とは独立に、当該装置の電力供給を開始する電力供給
    手段と、 前記ホスト側との接続の消失を検出したとき、前記揮発
    性記憶手段に一時的に記憶された情報の前記処理の期間
    を確保してから、前記電力供給手段による電力の供給を
    停止する遮断制御手段とを備える外部処理装置。
  2. 【請求項2】 遮断制御手段は、前記情報の処理に伴う
    制御信号を監視することで、揮発性記憶手段に一時的に
    記憶された情報が処理される期間を検出する制御信号監
    視部を備える請求項1記載の外部処理装置。
  3. 【請求項3】 電力供給手段は、当該装置の筐体とは別
    体に設けられ、商用交流を所定電圧の直流に変換して供
    給するAC/DCコンバータを備える請求項1または2
    記載の外部処理装置。
  4. 【請求項4】 揮発性記憶手段は、ライト・バック方式
    のキャッシュであり、 処理手段は、磁気ディスクまたは光磁気ディスクに情報
    を読み書きするディスクドライブである請求項1ないし
    3何れか記載の外部処理装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の規格は、USB規格またはI
    EEE1394規格である請求項1ないし4のいずれか
    記載の外部処理装置。
  6. 【請求項6】 所定の規格に準拠したプロトコルにより
    情報の送受信を行ない、受信した情報の少なくとも一部
    を、該情報の処理に先立って、一時的に記憶する外部処
    理装置を制御する方法であって、 前記所定の規格に準拠した情報のやり取りを行なうホス
    ト側との接続を検出して、該ホスト側から供給される電
    力とは独立に、当該装置の電力供給を開始し、 前記所定の規格に準拠してホスト側から供給される電力
    の消失を検出したとき、前記一時的に記憶された情報の
    前記処理の期間を確保してから、当該装置の電力の供給
    を停止する外部処理装置の制御方法。
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Cited By (6)

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