JP2002006671A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002006671A
JP2002006671A JP2000193236A JP2000193236A JP2002006671A JP 2002006671 A JP2002006671 A JP 2002006671A JP 2000193236 A JP2000193236 A JP 2000193236A JP 2000193236 A JP2000193236 A JP 2000193236A JP 2002006671 A JP2002006671 A JP 2002006671A
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JP2000193236A
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Kazutoshi Ootsuki
和俊 大朏
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着部でジャムが発生した場合におけるジャ
ム紙取り除き処理を紙片残りが発生しないように確実に
かつ容易に行うことができるように改良した画像形成装
置を提供する。 【解決手段】 定着ロ−ラ11aと定着ロ−ラ11aに
圧接して回転する加圧ロ−ラ11bとを備え、転写後の
用紙を両ローラ間で加圧及び加熱してトナー像を定着さ
せる定着部11と、定着処理されて送られてくる用紙を
互いに圧接しつつ回転する排紙ローラ12a間を通して
装置外に排出する排紙部12とを備えた画像形成装置に
おいて、ジャムが発生したとき、自動的に定着ロ−ラ1
1aと排紙ローラ12aの空転トルクを低減させるよう
に構成した。定着ロ−ラ11aと排紙ローラ12aとに
同時に動力を伝達するギヤ40とを備え、ギヤ40にア
イドラ41と電磁クラッチ41を介して動力を伝達する
ように構成し、ジャムが発生したときに、電磁クラッチ
41の連結を解除してギヤ40への動力の伝達を解除す
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は電子写真方式によ
り画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電
子写真方式の画像形成装置においては、像担持体である
感光体を帯電させた後、露光部により原稿像を直接露光
するか、あるいはレーザ走査光学系やLED光書込光学
系等により画像信号に応じた光書き込みを行って、感光
体の外周面上に静電潜像を形成し、その静電潜像を現像
部にてトナー現像し、このトナー像を転写紙やフィルム
等の転写材に転写する。そして転写後の転写材を定着部
に搬送し、トナー像を記録紙に定着させることにより画
像を得る。定着部は、熱源を内蔵した定着ロ−ラ(加熱
ローラ)と定着ロ−ラに圧接して回転する加圧ロ−ラと
を備え、転写後の用紙を両ローラ間で加圧及び加熱して
トナー像を記録紙に定着させる。定着処理後の用紙は排
紙部に送られ、互いに圧接しつつ回転する一対の排紙ロ
ーラ間を通して装置外に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像形成装置の定着部
でジャム(紙詰まり)が発生した場合、定着ロ−ラに連
結されたノブ等を手動で回転させてジャム紙に送りを与
えることによりジャム紙を取り除いたり、定着ロ−ラに
圧接している加圧ロ−ラの加圧力を解除してジャム紙を
取り除いたりする方法がとられる。しかしながら、定着
部と排紙部とが近接している構造の画像形成装置におい
ては、ジャム紙の先端部が排紙部から装置外に露出する
ようなジャムが発生した場合、ユ−ザが無理やりジャム
紙を取り除こうとして露出している部分を引っ張った結
果、ジャム紙が途中で破れてその紙片が定着部(定着装
置ユニット)内などに残ることがよくある。このような
場合、画像形成装置のフロントカバーを開け、定着装置
ユニットなどを引き出して紙片取り出し作業を行う必要
があるが、ユーザ自身で対処できないことが多いため、
サ−ビスマンコ−ル(電話やファックスなどによるサー
ビスマン訪問要請)が度々発生していた。本願発明の課
題は、上述した従来の技術の不具合を解消すること、す
なわち定着部でジャムが発生した場合におけるジャム紙
取り除き処理を紙片残りが発生しないように確実にかつ
容易に行うことができるように改良した画像形成装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、熱源を内蔵した定着ロ−
ラと当該定着ロ−ラに圧接して回転する加圧ロ−ラとを
備え、転写処理後の用紙を両ローラ間で加圧及び加熱し
てトナー像を当該用紙に定着させる定着部と、当該定着
部で定着処理されて送られてくる用紙を互いに圧接しつ
つ回転する排紙ローラ間を通して装置外に排出する排紙
部とを備えた画像形成装置において、前記定着部でジャ
ムが発生したとき、自動的に前記定着ロ−ラまたは前記
加圧ロ−ラの空転トルクを低減させるように構成したこ
とを特徴としている。また、請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の画像形成装置において、前記定着部で
ジャムが発生したとき、自動的に前記排紙ローラの空転
トルクを低減させるように構成したことを特徴としてい
る。また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2
に記載の画像形成装置において、前記定着ロ−ラと前記
加圧ローラの一方が駆動ローラで他方が従動ローラであ
り、前記定着部でジャムが発生したとき、駆動ロ−ラへ
の動力の伝達を解除するように構成したことを特徴とし
ている。また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記
載の画像形成装置において、前記定着ロ−ラと前記排紙
ローラとに同時に動力を伝達するギヤを備え、前記定着
部でジャムが発生したときに、当該ギヤへの動力の伝達
を解除するように構成したことを特徴としている。ま
た、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形
成装置において、前記ギヤに電磁クラッチを介して動力
を伝達するように構成するとともに、当該電磁クラッチ
を装置本体側の駆動機構に設け、前記定着部を装置本体
に脱着可能に構成したことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は本願発明にかかる
画像形成装置の一例である複写機の構成例を示す全体斜
視図、図2は全体断面図である。図1に示すように、複
写機100の本体中央部には画像形成部1が設けられて
おり、この画像形成部1のすぐ下方に給紙部2が配置さ
れている。給紙部2には給紙カセット21が装着されて
いる。給紙カセット21には、B5、A4、B4、A
3、はがき等の各種サイズの用紙を必要に応じて選択し
てセットできるようになっている。また本体内蔵の給紙
部2の他に、大容量の別の給紙装置を増設することも可
能である。画像形成部1の上方には、原稿を読み取る読
み取り部3が設けられている。画像形成部1と読み取り
部3との間には、本体外部に解放された空間部Sが設け
られており、この空間部Sの底面部が排紙収納部(排紙
トレイ)4になっている。すなわち、この複写機100
は、画像形成処理済みの用紙を画像形成部1と読み取り
部3との間の空間部Sに排出し収容するように構成され
ている。画像形成部1にはドラム状の感光体5が設けら
れており、その感光体5の周囲には、帯電装置6、露光
装置7、現像装置8、転写装置9、クリーニング装置1
0などが配置されている。帯電装置6は、感光体5の表
面を均一に帯電させる処理を行う。露光装置7は、読み
取り部3で読み取られた画像情報に応じてレーザ光を照
射することにより感光体5の表面に静電潜像を書き込
む。現像装置8は、感光体5の表面に形成された静電潜
像をトナーで現像する。転写装置9は、感光体5上で現
像されたトナー像を用紙に転写する。クリーニング装置
10は、転写後に感光体5の表面に残留するトナーを除
去回収する。転写装置9の上方には、転写処理済みの用
紙にトナーを定着させる定着装置11が設けられてい
る。定着装置11の定着部を通過した用紙は排紙部12
により排紙収納部4上に排紙される。
【0006】給紙部2の給紙カセット21には未使用の
用紙が収容されている。給紙カセット21の底部には給
紙カセット21内の用紙を持ち上げて給紙ローラ23に
押しつけるための可動底板22が設けられている。可動
底板22は、給紙ローラ23による用紙送り出し方向上
流側端部を支点にして上下方向に回動可能に設けられ、
ばね24によって上方に付勢されている。すなわち、ば
ね24の力で可動底板22が上方に回動することによ
り、給紙カセット21内の用紙(束)が持ち上げられ、
最も上に位置する用紙が給紙ローラ23に押しつけられ
るようになっている。そして、給紙ローラ23の回転に
より給紙カセット23から用紙が送り出され、転写装置
9の上流側に配置されたレジストローラ14へと搬送さ
れる。レジストローラ14はその回転を停止することに
より用紙の搬送を一時止めた後、感光体5の表面のトナ
ー像と用紙の先端との位置関係が所定の位置になるよう
タイミングをとって回転を開始して、感光体5と転写装
置9との間に用紙を送り込む。読み取り部3では、コン
タクトガラス32上に載置された図示しない原稿の読み
取りを行うために、主走査方向(図に対して垂直な方
向)に延びる原稿照明用光源とミラーよりなる読み取り
走行体31が副走査方向(図の左右方向)に往復移動す
る。この読み取り走行体31により走査された画像情報
は、レンズ31aの後方に設置されているCCD33に
より受光され画像信号(電気信号)に変換されて出力さ
れ。CCD33からの画像信号は、図示しない画像処理
部にてデジタル化され画像処理される。 画像処理部か
らの信号に基づいて、露光装置7内の図示しないレーザ
ダイオード(LD)の発光動作が制御される。LDから
のレーザビームは、ポリゴンミラーやレンズなどからな
る走査光学系を介して露光装置7から出射され感光体5
に照射される。このレーザビームにより感光体5の表面
に静電潜像が形成される。
【0007】この実施の形態の複写機100は、上述し
た如く原稿を走査して読み取り、デジタル化して用紙に
複写する、いわゆるデジタル複写機としての機能の他
に、図示せぬ制御装置により原稿の画像情報を遠隔地と
授受するファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画
像情報を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有
する多機能の画像形成装置である。どの機能によって形
成された画像もすべて一つの排紙収納部4に排出されス
タックされる。排紙収納部4にスタックされた用紙は画
像面が下面になった状態であり、複写、ファクシミリ、
プリンタで扱う原稿の処理順が1ページから行われて印
刷されても、排紙収納部4から取り出したとき、1ペー
ジ目が最上になっており、改めてページを揃えるなどの
作業から開放されるようになっている。また図1、図2
からわかるように、排紙収納部4からの複写・印刷物の
取り出しは装置前面からでき、用紙の補給のための給紙
カセット21の操作も装置前面側からできるようになっ
ている。
【0008】図3は定着装置11の断面図である。図示
するように、排紙部12は定着装置11の筐体内に収め
られてユニット化されている。定着装置11は、定着ヒ
ータ(熱源)を内蔵した定着ロ−ラ(加熱ローラ)11
aと定着ロ−ラ11aに圧接して回転する加圧ロ−ラ1
1bとを備え、転写後の用紙を両ローラ11a、11b
間で加圧及び加熱してトナー像を記録紙に定着させる仕
組みになっている。加圧ロ−ラ11bは、上端部を支点
にして上下方向に回動可能に設けられ、かつ下端部が加
圧スプリング11dによって定着ロ−ラ11a側に引っ
張られている加圧レバ−11cに押されて定着ロ−ラ1
1aに圧接している。加圧レバ−11cには、定着ロ−
ラ11aに対する圧接を解除するための圧解除レバ−1
1hがカムを介して連結しており、定着装置11でジャ
ムが発生したときに圧解除レバ−11hを押し下げるこ
とにより、加圧ロ−ラ11bの圧接が解除されジャム処
理可能となる。定着ロ−ラ11aと加圧ロ−ラ11bと
の出口部には、用紙を定着ロ−ラ11aから分離させる
ための分離爪11eが設けられている。定着ロ−ラ11
aの近傍には、定着ロ−ラ11aの表面温度を検知する
ための温度センサ(サーミスタ)11fが設けられてい
る。排紙部12は、互いに圧接しつつ回転する複数(少
なくとも一対)の排紙ローラ12aと、定着装置11内
でのジャムの発生を検知する排紙センサ12bとからな
る。排紙部12は、定着ロ−ラ11aと加圧ロ−ラ11
bとの間を通過して送られてくる用紙を排紙ローラ12
a間を通して排紙収納部4上に排紙する。定着装置11
内でジャムが発生すると、それが排紙センサ12bによ
って検知され、画像形成装置100内の図示しない制御
部に通知されるようになっている。
【0009】図4は本願発明における定着部とその駆動
機構の実施の形態を示す概略構成図である。定着ロ−ラ
11aには定着ギヤ11jが固定されており、定着ギヤ
11jにはアイドラ(ギヤ)40によって駆動が伝達さ
れる。ここで、アイドラ40の軸上には、伝達軸42と
電磁クラッチ41が連結されている。アイドラ40の軸
穴は略D字形状になっており、そこに端部が断面D字形
状に形成された伝達軸42が挿入されて固定されること
により、アイドラ40と伝達軸42は常に一体で回転す
る構成になっている。電磁クラッチ41は、ア−マチャ
(図示せず)とこれに保持された伝達ギヤ41aとから
なり、伝達ギヤ41aと伝達軸42は電磁クラッチ41
がOFF状態のときは互いに回転フリ−となっている。
伝達ギヤ41aは装置本体側駆動機構のアイドラ51に
より動力が伝達されるようになっている。以上の構成に
より本体駆動部のアイドラ51より電磁クラッチ41の
伝達ギヤ41aに駆動が伝達されるが、電磁クラッチ4
1がOFF状態の時は、伝達ギヤ41aと伝達軸42は
回転フリ−のため、定着ギヤ11jに駆動は伝達されな
い。電磁クラッチ41がON状態となると、伝達ギヤ4
1aに固定されたア−マチャが連結され、伝達ギヤ41
aから伝達軸42、アイドラ40、定着ギヤ11jへと
順次駆動が伝達されていき、定着ロ−ラ11aが回転駆
動される。ここで、定着処理および排紙動作中にジャム
が発生すると、それが排紙センサ12bによって検知さ
れ制御部に通知される。制御部は、ジャム発生検知の通
知を受け取ると、電磁クラッチ41をOFF状態にす
る。その結果、定着ロ−ラ11aは本体駆動部との連結
(動力伝達)が解除され回転フリ−となる。したがっ
て、ジャム発生時にユ−ザが誤って、ジャム紙を排紙部
の出口側から引っ張っても(図5参照)、定着ロ−ラ1
1aが回転フリ−となっているため、ジャム紙が途中で
破れてその紙片が定着装置11内に残ってしまうのを防
止することができる。
【0010】図6は本願発明における定着部および排紙
部とその駆動機構の別の実施の形態を示す概略構成図で
ある。図4の構成例の場合と同様にアイドラ40には、
伝達軸41aと電磁クラッチ42が連結されている。こ
の例では、アイドラ40には定着ギヤ11jの他に排紙
ギヤ12bも連結されている。排紙ギヤ12bは排紙ロ
ーラ12aの駆動軸の一端に固定されている。つまり、
この場合、電磁クラッチ41の連結(ON)により、ア
イドラ40によって定着ロ−ラ11aと排紙ローラ12
aとに同時に動力が伝達される仕組みになっている。以
上の構成により、定着処理および排紙動作中にジャムが
発生すると、電磁クラッチ41がOFF状態となるた
め、定着ロ−ラ11aおよび排紙ロ−ラ12aは本体駆
動部との連結(動力伝達)が解除され回転フリ−とな
る。したがって、ジャム発生時にユ−ザが誤って、ジャ
ム紙を排紙部の出口側から引っ張っても(図5参照)、
定着ロ−ラ11aと排紙ロ−ラ12aが共に回転フリ−
となっているため、ジャム紙が途中で破れてその紙片が
定着装置11内に残ってしまうのを図4の構成例の場合
よりもより確実に防止することができる。
【0011】図7に本願発明における定着部および排紙
部とその駆動機構の更に別の実施の形態を示す概略構成
図である。この例では、駆動ギヤ(定着部側アイドラ)
43に定着ギヤ11jと排紙ギヤ12bとを連結し、駆
動ギヤ43によって定着ロ−ラ11aと排紙ローラ12
aとに同時に動力を伝達するように構成するとともに、
駆動ギヤ43に動力を伝えるアイドラ52および電磁ク
ラッチ53を本体駆動部に設け、定着部および排紙部を
画像形成装置本体に対し脱着可能としている。アイドラ
52と電磁クラッチ53は伝達軸54を介して連結され
ている。アイドラ52の軸穴は略D字形になっており、
そこに端部が断面D字形状に形成された伝達軸54が挿
入されて固定されることにより、アイドラ52と伝達軸
54は常に一体で回転する構成になっている。電磁クラ
ッチ53は、ア−マチャ(図示せず)とこれに保持され
た伝達ギヤ53aとからなり、伝達ギヤ53aと伝達軸
54は電磁クラッチ53がOFF状態のときは互いに回
転フリ−となっている。以上の構成により、本体駆動部
より電磁クラッチ53の伝達ギヤ53aに動力が伝達さ
れるが、電磁クラッチ53がOFF状態の時は、伝達ギ
ヤ53aと伝達軸54は回転フリ−のため、定着部側に
駆動は伝達されない。電磁クラッチ53がON状態とな
ると、伝達ギヤ53aに固定されたア−マチャが連結さ
れ、伝達ギヤ53aから伝達軸54、アイドラ52、駆
動ギヤ43、定着ギヤ(排紙ギヤ)12bへと駆動が順
に伝達されていき、定着ロ−ラ11aおよび排紙ロ−ラ
12aが回転駆動される。ここで、定着処理および排紙
動作中にジャムが発生すると、電磁クラッチ53がOF
F状態となるため、定着ロ−ラ11aおよび排紙ロ−ラ
12aは本体駆動部との連結(動力伝達)が解除され回
転フリ−となる。したがって、ジャム発生時にユ−ザが
誤って、ジャム紙を排紙部の出口側から引っ張っても
(図5参照)、定着ロ−ラ11aと排紙ロ−ラ12aが
共に回転フリ−となっているため、ジャム紙が途中で破
れてその紙片が定着装置11内に残ってしまうのを図4
の構成例の場合よりもより確実に防止することができ
る。また、本体駆動部から定着部側に駆動を伝達する電
磁クラッチ53およびアイドラ52が本体駆動部に設け
てあるため、定期的に交換が必要となる定着装置11を
安価に製造可能となるので、画像形成装置の運用コスト
を安くすることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、定着部でジャムが発生したとき、自動的
に定着ロ−ラまたは加圧ロ−ラの空転トルクを低減させ
るように構成したので、ジャム発生時にユ−ザが誤っ
て、ジャム紙を排紙側から引っ張っても紙片残りが発生
しないようにできる。請求項2に記載の発明によれば、
請求項1において、定着部でジャムが発生したとき、自
動的に排紙ローラの空転トルクを低減させるように構成
したので、ジャム発生時にユ−ザが誤って、ジャム紙を
排紙側から引っ張った場合における紙片残りの発生をよ
り確実に防止して、ジャム処理をより確実かつ容易に行
うことができる。請求項3に記載の発明によれば、請求
項1または2において、定着部でジャムが発生したと
き、駆動ローラである定着ロ−ラへの動力の伝達を解除
するように構成したので、定着ロ−ラの空転トルク低減
により、上記の紙片残りを防止できる。請求項4に記載
の発明によれば、請求項3において、定着ロ−ラと排紙
ローラとに同時に動力を伝達するギヤを備え、定着部で
ジャムが発生したときに、ギヤへの動力の伝達を解除す
るように構成したので、定着ロ−ラおよび排紙ローラの
空転トルク低減により、上記の紙片残りをより確実に防
止できる。請求項5に記載の発明によれば、請求項4に
おいて、ギヤに電磁クラッチを介して動力を伝達するよ
うに構成するとともに、電磁クラッチを装置本体側の駆
動機構に設け、定着部を装置本体に脱着可能に構成した
ので、定期的に交換が必要となる定着部に付随して交換
される部品を削減し、交換費用を安価にできるので、装
置の価格増大や運用経費の増大を招くことなく、ジャム
が発生した場合におけるジャム紙取り除き処理を確実に
かつ容易に行うことができる画像形成装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかる画像形成装置の一例である複
写機の構成例を示す全体斜視図である。
【図2】図1に示す複写機の全体断面図である。
【図3】本願発明が適用される定着装置の構成例を示し
た断面図である。
【図4】本願発明における定着部とその駆動機構の実施
の形態を示す概略構成図である。
【図5】図3の定着装置におけるジャム紙の経路を示し
た断面図である。
【図6】本願発明における定着部および排紙部とその駆
動機構の別の実施の形態を示す概略構成図である。
【図7】本願発明における定着部および排紙部とその駆
動機構の更に別の実施の形態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1:画像形成部 2:給紙部 3:読み取り部 4:排紙収納部 11:定着装置(定着部) 11j:定着ギヤ 11a:定着ロ−ラ(定着部、駆動ローラ) 11b:加圧ロ−ラ(定着部、従動ローラ) 12:排紙部 12a:排紙ローラ 12b:排紙ギヤ 40:アイドラ(ギヤ) 41:電磁クラッチ 41a:伝達ギヤ 42:伝達軸 43:駆動ギヤ 52:アイドラ 53:電磁クラッチ 53a:伝達ギヤ 54:伝達軸 100:複写機(画像形成装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を内蔵した定着ロ−ラと当該定着ロ
    −ラに圧接して回転する加圧ロ−ラとを備え、転写処理
    後の用紙を両ローラ間で加圧及び加熱してトナー像を当
    該用紙に定着させる定着部と、当該定着部で定着処理さ
    れて送られてくる用紙を互いに圧接しつつ回転する排紙
    ローラ間を通して装置外に排出する排紙部とを備えた画
    像形成装置において、前記定着部でジャムが発生したと
    き、自動的に前記定着ロ−ラまたは前記加圧ロ−ラの空
    転トルクを低減させるように構成したことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着部でジャムが発生したとき、自
    動的に前記排紙ローラの空転トルクを低減させるように
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記定着ロ−ラと前記加圧ローラの一方
    が駆動ローラで他方が従動ローラであり、前記定着部で
    ジャムが発生したとき、駆動ロ−ラへの動力の伝達を解
    除するように構成したことを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記定着ロ−ラと前記排紙ローラとに同
    時に動力を伝達するギヤを備え、前記定着部でジャムが
    発生したときに、当該ギヤへの動力の伝達を解除するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項3に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記ギヤに電磁クラッチを介して動力を
    伝達するように構成するとともに、当該電磁クラッチを
    装置本体側の駆動機構に設け、前記定着部を装置本体に
    脱着可能に構成したことを特徴とする請求項4に記載の
    画像形成装置。
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