JP2002006557A - 非磁性一成分カラートナー - Google Patents

非磁性一成分カラートナー

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JP2002006557A
JP2002006557A JP2000190919A JP2000190919A JP2002006557A JP 2002006557 A JP2002006557 A JP 2002006557A JP 2000190919 A JP2000190919 A JP 2000190919A JP 2000190919 A JP2000190919 A JP 2000190919A JP 2002006557 A JP2002006557 A JP 2002006557A
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color toner
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resin
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Tomoo Toda
朝生 登田
Kazunori Yukitake
和則 雪竹
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、初期印字品質の低下をもたらすこ
となく、画像品質の長期安定化を図ることができる非磁
性一成分カラートナーを提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の非磁性一成分カラートナーは、
少なくとも結着樹脂、着色剤からなる樹脂粒子と、前記
樹脂粒子の表面に添加された、互いに極性の異なる2種
の添加剤とを含有する非磁性一成分カラートナーであっ
て、前記2種の添加剤の一次粒子の平均粒子径が共に3
0nm以上である構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方法にお
ける静電潜像を顕著化する現像装置に用いられるトナ
ー、特に非磁性一成分カラートナーに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図1は、一般的な画像形成装置の現像装
置の構成を示す断面図である。図1に示すように、フル
カラー電子写真技術で主流となっている非磁性一成分現
像方法では、トナーはトナー補給ローラー3とトナー搬
送ローラー(現像ローラー)2で摩擦帯電し、さらにト
ナー層厚規制部材4(ドクターブレード)で薄層化さ
れ、充分な帯電量を得て、静電潜像保持体1の静電潜像
が形成された部分にトナーを転移付着させて、静電潜像
を顕著化し現像に関与する。この静電潜像保持体1に形
成されたトナー像は、別途供給されたきた用紙上に転写
される。この時、用紙の裏面には、トナー像と逆極性の
電荷が付与されている。そして、用紙上に転写されたト
ナー像は、ヒートローラーと加圧ローラーとの挟持回転
に伴い、熱・加圧により定着する。
【0003】即ち、このシステムでのトナーは、簡略化
された現像機構の中で鮮明な顕像を形成するための帯電
量を得なければならず、逆に言えばそれだけ、トナー物
性値の適正化が大きな課題となってくる。
【0004】そのトナー物性値の中で、特に重要な因子
であるトナーの帯電量と流動性を同時に制御する方法と
して、非磁性一成分カラートナーにおいては、従来か
ら、数種の外添剤をトナー表面に添加する方法が知られ
ている。
【0005】即ち、該数種の外添剤の粒子径(一次粒子
径=一次粒子の平均粒子径)を任意に異なる粒子径にす
ることが行われている。例えば、一般に多く採用されて
いるのは2種の大小の粒子径外添剤の添加で、1種は、
一次粒子径30nm以上の大粒径外添剤で、主にトナー
の帯電量を制御し、他の1種は、一次粒子径20nm未
満の小粒径外添剤で、主にトナーの流動性を制御する、
という手法で、画像安定化が図られている。
【0006】また、特開平10−171155号公報で
は、外添剤を鉄粉と摩擦帯電させたときに正に帯電する
無機酸化物及び負に帯電する無機酸化物を含むことによ
り、帯電性を確保し、帯電の立ち上がりの遅さに起因す
るかぶり、ゴーストを低減する発明が開示されている。
この発明においても、一次粒子径30nm以上の負に帯
電する無機酸化物と一次粒子径20nm未満の正に帯電
する無機酸化物との大小の粒子径の外添剤添加である。
【0007】さらに、近年、フルカラープリンターの需
要が大きく伸びる中、同時に市場コストの低下も急速に
進んでおり、この低コスト時代に対応する為に、エンジ
ン本体のコストダウンを進める一方、消耗品(現像器や
感光体等)の寿命延長によるランニングコストの低減も
図られている。このような状況の中、非磁性一成分現像
器においては、その寿命延長に伴う画像品質安定化への
手段として、一般には、トナー物性(帯電量、流動性)
を確保する手段が取られているが、その手法として、ト
ナー形状や粒度分布の適性化、そして、最も多く採用さ
れているのが、上述したトナー表面への大粒径外添剤及
び小粒径外添剤の添加である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この流
動性向上の為に、多く採用されている小粒径外添剤は、
一般に、現像器の耐刷と共にトナー中に埋没してしまう
為、該小粒径外添剤の流動性向上効果がある程度の耐刷
枚数までに限られてしまい、画像品質の長期安定化が難
しくなる。そこで、その対応として、外添剤の添加量の
増大が考えられるが、この場合は、初期画像として、定
着オフセットの発生など定着性能の低下を引き起こして
しまう。
【0009】つまり、画像品質の長期安定化を満足する
ように、小粒径外添剤を添加する事は、初期印字品質に
おいて副作用を伴いやすい手段であり、この初期印字品
質の低下をもたらすことなく、現像器の長寿命化におけ
る画像品質の長期安定化を図ることが課題となってい
た。
【0010】そこで本発明は、上記課題を解決するため
に、初期印字品質の低下をもたらすことなく、画像品質
の長期安定化を図ることができる非磁性一成分カラート
ナーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の非磁性一成分カ
ラートナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤からなる樹
脂粒子と、前記樹脂粒子の表面に添加された、互いに極
性の異なる2種の添加剤とを含有する非磁性一成分カラ
ートナーであって、前記2種の添加剤の一次粒子の平均
粒子径が共に30nm以上である構成としたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、少なく
とも結着樹脂、着色剤からなる樹脂粒子と、樹脂粒子の
表面に添加された、互いに極性の異なる2種の添加剤と
を含有する非磁性一成分カラートナーであって、2種の
添加剤の一次粒子の平均粒子径が共に30nm以上であ
る事としたものであり、トナーに流動性を付与する事が
できると共に、現像ローラー上でのトナー帯電量の安定
性も良好であり、初期印字品質の低下をもたらすことな
く、画像品質の長期安定化を図ることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、2種の添加剤は、前記樹脂粒子100重量部に対し
て、それぞれ0.05〜3重量部、添加される事とした
ものであり、オフセット現象の発生もなく、感光体、ト
ナー搬送ローラー、トナー層厚規制部材、定着ローラー
に傷がつくこともなく、画像品質の長期安定化を図るこ
とができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1,2に
おいて、2種の添加剤は、共に無機酸化物よりなる事と
したものであり、トナーに好適に流動性を付与すると共
に、帯電量の安定性を向上させる事ができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項3におい
て、2種の無機酸化物は、共に疎水性シリカよりなる事
としたものであり、トナーに最適に流動性を付与すると
共に、帯電量の安定性を向上させる事ができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4に
おいて、結着樹脂は、ポリエステル樹脂よりなる事とし
たものであり、定着性が良好であり、トナーとしての発
色性、耐久性の向上を図る事ができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、ポリエステル樹脂の重量平均分子量は、10000
以上25000以下である事としたものであり、オフセ
ット現象を防止でき、溶融適正が良好で、定着不良を防
止できる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6に
おいて、重量分布平均粒径は、6〜10μmである事と
したものであり、トナーの飛翔現象、かぶりの発生を防
止することが可能であり、画像解像性能が劣化すること
もない。
【0019】以下、本発明の実施の形態について詳細に
説明する。
【0020】本発明の非磁性一成分のカラートナーは、
少なくとも結着樹脂、着色剤、互いに極性の異なる2種
の添加剤を含み、その他添加剤や帯電制御剤等を含有し
てもよい。
【0021】まず、本発明の非磁性一成分のカラートナ
ーに添加される、互いに極性の異なる2種の添加剤につ
いて説明する。
【0022】なお、本発明において、互いに極性の異な
る2種の添加剤とは、正に帯電する添加剤と負に帯電す
る添加剤を意味するものである。よって、添加剤の材料
自体は、正に帯電する添加剤と負に帯電する添加剤と
で、同一のものであっても良いし、異なる材料を用いて
もよい。つまり、添加剤としては、以下で説明する材料
を用いることができるが、それらの添加剤を用いるにあ
たり、互いに極性が異なった状態で用いること、即ち、
正に帯電する添加剤と負に帯電する添加剤として用いる
ことが重要である。
【0023】本発明の非磁性一成分のカラートナーの樹
脂粒子の表面に添加される、互いに極性の異なる2種の
添加剤として用いられるものとしては、酸化物、複酸化
物、無機酸化物、金属酸化物、金属、珪素化合物、炭
素、炭素化合物、フラーレン、ホウ素化合物、炭化物、
窒化物、セラミックス等があげられ、無機酸化物として
は、シリカ、チタニア、アルミナ、ジルコニア、酸化亜
鉛、酸化マグネシウム、酸化セリウム、チタン酸ストロ
ンチウム、酸化鉄、酸化銅、酸化スズ等があげられる。
【0024】これらの中でも特に好ましいのは、流動性
向上剤として機能するものとして、シリカ、アルミナ、
チタニア、ジルコニア等の無機酸化物であり、これら無
機酸化物の表面は、アミノシラン等の窒素元素含有の置
換基を有するシラン化合物、或いはアミノ変性シリコー
ンオイル等の窒素元素含有の置換基を有するシリコーン
オイルで疎水化処理されていることが好ましい。例え
ば、疎水性シリカをあげることができる。これらの添加
剤は、トナーの樹脂粒子の表面に外部添加される。
【0025】また、これら添加剤の一次粒子の平均粒子
径は、正に帯電する添加剤で、30nm以上、負に帯電
する添加剤で、30nm以上である。即ち、正に帯電す
る添加剤と負に帯電する添加剤は共に、30nm以上で
ある。
【0026】添加剤の一次粒子の平均粒子径が、30n
mより小さいと、現像ローラー上でのトナー帯電量が安
定でなく、初期印字品質の低下をもたらすこともあり、
画像品質の長期安定化を図ることができない。
【0027】また、これら添加剤の一次粒子の平均粒子
径は、正に帯電する添加剤、負に帯電する添加剤共に、
500nm以下であることが好ましい。500nmより
大きいと感光体、トナー搬送ローラー(現像ローラ
ー)、トナー層厚規制部材(ドクターブレード)、定着
ローラーに傷が着くと言う問題がある。
【0028】よって、正に帯電する添加剤、負に帯電す
る添加剤の一次粒子の平均粒子径は共に、30nm以
上、500nm以下であることが好ましい。
【0029】なお、添加剤の一次粒子の平均粒子径は、
個数分布平均粒子径である。
【0030】また、これらの添加剤の添加量は、非磁性
一成分のカラートナーの樹脂粒子100重量部に対し
て、正に帯電する添加剤で、0.05重量部≦添加量≦
3重量部であり、負に帯電する添加剤で、樹脂粒子10
0重量部に対して、0.05重量部≦添加量≦3重量部
である。
【0031】即ち、正に帯電する添加剤と負に帯電する
添加剤は共に、樹脂粒子100重量部に対して、それぞ
れ、0.05〜3重量部の添加量であることが好まし
い。
【0032】添加量が、0.05重量部より少ないと、
画像品質の長期安定化を図ることができず、3重量部を
超えると、トナーが定着ローラに転移するオフセット現
象の発生や、感光体、トナー搬送ローラー(現像ローラ
ー)、トナー層厚規制部材(ドクターブレード)、定着
ローラーに傷がつくと言う問題がある。更に、より好ま
しくは、0.2〜2重量部の添加量であることが好まし
い。
【0033】また、正に帯電する添加剤と負に帯電する
添加剤の混合比は、正帯電性トナーの場合では、正に帯
電する添加剤/負に帯電する添加剤の混合比が50/5
0〜90/10の範囲であり、負帯電性トナーの場合で
は、正に帯電する添加剤/負に帯電する添加剤の混合比
が10/90〜50/50の範囲である。
【0034】なお、このように、トナーの極性は、後述
する帯電制御剤により決定し、外部添加剤の混合比をこ
れに合わせることが好ましい。その理由として、あまり
逆極性の外部添加剤の割合を増やすと、かぶり等の画像
欠陥が生じことがあるためである。
【0035】また、結着樹脂としては、以下のような樹
脂を用いることができる。
【0036】ポリエステル樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
オール樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、フェノール系樹脂、天然樹脂変性フェノール樹脂、
マレイン酸系樹脂、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、アク
リル樹脂、メタクリル樹脂、アクリルフタレート樹脂、
ポリ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリウレタン、ポリ
アミド樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、ク
マロンインデン樹脂、ポリカーボネート、フッ素系樹
脂、脂肪族または脂肪族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹
脂、変性ロジン、パラフィン、天然ワックス類、合成ワ
ックス類等が挙げられ、これらの樹脂を単独または2種
以上組み合わせて用いることができる。
【0037】さらに例示すれば、スチレン、クロルスチ
レン、α−メチルスチレン、ビニルスチレン等のスチレ
ン類、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン
等のモノオレフィン類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、安息香酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル
類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、ア
クリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ドデシル等
のアクリル酸アルキルエステル類やメタクリル酸アルキ
ルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエ
ーテル、ビニルブチルエーテル等のビニルエーテル類、
ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイ
ソプロペニルケトン等のビニルケトン類等の単独重合体
または共重合体が挙げられる。
【0038】その代表例として、ポリスチレン、ポリ−
p−クロルスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン
及びその置換体の単重合体、スチレン−p−クロルスチ
レン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、ス
チレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリ
ル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル
酸アルキルエステル共重合体、スチレン−α−クロルメ
タクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共
重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体等のスチレ
ン系共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレンビニルアルコール共重合体等のエチレ
ン系共重合体、ポリプロピレンを挙げることができる。
【0039】これらの単独重合体または共重合体を単独
または2種以上組み合わせて使用することができる。
【0040】以上の結着樹脂のなかでも、ポリエステル
樹脂は、シャープな溶融適正を有しており、定着性が良
好である。また、トナーとしての発色性、耐久性の向上
を図る事が可能であり、特に好ましい。
【0041】また、ポリエステル樹脂の重量平均分子量
は、10000以上25000以下であることが好まし
い。即ち、10000未満では、トナー定着工程におい
て、トナーがその定着ローラに転移するいわゆるオフセ
ット現象を生じてしまうという問題があり、25000
より大きいと溶融適正が悪くなり、定着不良を生じると
言う問題があり、好ましくない。
【0042】さらに、本発明の非磁性一成分カラートナ
ーに用いられる着色剤としては、有機、無機の任意の顔
料或いは染料が用いられる。
【0043】顔料としては、ジスアゾ系顔料、不溶性ア
ゾ系顔料、アゾレーキ顔料、銅フタロシアニン系顔料等
の顔料が使用可能であり、染料としては、アゾ系染料、
アントラキノン系染料、キサンテン系染料、メチン系染
料塩基性染料、油溶性染料等の染料が使用可能である。
これらの顔料及び染料は、単独或いは2種以上混合して
用いることができる。
【0044】また、顔料としては、フタロシアニンブル
ー、インダンスレンブルー、ピーコックブルー、ファー
ストスカイブルー、インダスレンブルー、アニリンブル
ー、カルコイルブルー、ウルトラマリンブルー、パーマ
ネントレッド、ウオッチングレッドカルシウム塩、ブリ
リアントカーミン、レーキレッド、ローズベンガル、ナ
フトールイエロー、ハンザイエロー、ローダミンイエロ
ー、ハンザイエロー、パーマネントイエロー、ベンジジ
ンイエロー、ナフトールイエロー、クロムイエロー、キ
ノリンイエロー、カーボンブラック、アニリンブラッ
ク、アセチレンブラック、ランプブラック、アリザリン
レーキ、ベンガラ、ローダミンレーキ、パーマネントオ
レンジ、ピラゾロンオレンジ、ベンジンオレンジ、マラ
カイトグリーンオキサレート、キナクリドン、ファスト
バイオレット、メチルバイオレットレーキ等であり、銅
フタロシアニン及びその誘導体の青色系染顔料として、
C.I.ピグメント・ブルー15:3、C.I.ピグメ
ントブルー15,C.I.ピグメントブルー16、赤色
または紅色顔料としては、C.I.ピグメントレッド
5,C.I.ピグメントレッド3,C.I.ピグメント
レッド2,C.I.ピグメントレッド6,C.I.ピグ
メントレッド7,C.I.ピグメントレッド57,C.
I.ピグメントレッド122,C.I.ピグメントレッ
ド9,C.I.ピグメントレッド48,C.I.ピグメ
ントレッド48:3,C.I.ピグメントレッド53:
1,C.I.ピグメントレッド112,C.I.ピグメ
ントレッド149,C.I.ピグメントレッド170,
C.I.ピグメントレッド168,C.I.ピグメント
レッド188,C.I.ピグメントレッド194,C.
I.ピグメントレッド175,C.I.ピグメントレッ
ド208,C.I.ピグメントレッド187,C.I.
ピグメント・レッド57:1,C.I.ピグメント・レ
ッド81,C.I.ピグメント・レッド122,C.
I.ピグメント・レッド49:1、ベンズイミダゾロン
系モノアゾ顔料として、C.I.ピグメント・イエロー
151,C.I.ピグメント・イエロー154,C.
I.ピグメント・イエロー156,C.I.ピグメント
・イエロー120,C.I.ピグメント・イエロー17
5、アセト酢酸アリールアミド系ジスアゾ黄色顔料とし
て、C.I.ピグメント・イエロー12,C.I.ピグ
メント・イエロー13,C.I.ピグメント・イエロー
14,C.I.ピグメント・イエロー17,C.I.ピ
グメント・イエロー83、イソインドリノン系顔料とし
て、C.I.ピグメント・イエロー110,C.I.ピ
グメント・イエロー109,C.I.ピグメント・イエ
ロー137,C.I.ピグメント・イエロー173、ア
セト酢酸アリールアミド系モノアゾ黄色顔料として、
C.I.ピグメント・イエロー1,C.I.ピグメント
・イエロー3,C.I.ピグメント・イエロー74,
C.I.ピグメント・イエロー97,C.I.ピグメン
ト・イエロー98を用いることができる。
【0045】また、染料としては、C.I.ダイレクト
ブルー1,C.I.ダイレクトブルー2,C.I.アシ
ッドブルー9,C.I.アシッドブルー15,C.I.
ベーシックブルー3,C.I.ベーシックブルー5,
C.I.モーダントブルー7,C.I.ダイレクトレッ
ド1,C.I.ダイレクトレッド4,C.I.アシッド
レッド1,C.I.ベーシックレッド1,C.I.ベー
シックレッド12,C.I.モーダントレッド30,
C.I.ソルベントレッド49,C.I.ソルベントレ
ッド52,C.I.ソルベントレッド109,C.I.
ソルベントレッド58,C.I.ソルベントレッド8,
C.I.ソルベント・イエロー19,C.I.ソルベン
ト・イエロー77,C.I.ソルベント・イエロー7
9,C.I.ディスパース・イエロー164を用いるこ
とができる。
【0046】また、本発明の非磁性一成分カラートナー
に用いられる添加剤としては、上述した、互いに極性の
異なる2種の添加剤の他に、種々の添加剤を含有しても
よい。
【0047】これらの添加剤としては、流動性向上剤、
離型剤、滑剤、定着助剤、クリーニング性向上剤、導電
性物質、体質顔料、繊維状物質等の補強充填剤、酸化防
止剤、老化防止剤、オフセット防止剤等があげられる。
添加剤は、トナーに要求される種々の特性を満たし、或
いは特性を向上させるために添加される。
【0048】さらに、フッ素樹脂微粒子、シリコーン樹
脂微粒子、ステアリン酸等の高級脂肪酸およびその金属
塩であるステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム
等、さらに、種々のワックス類を添加してもよい。
【0049】その他の添加剤として、離型剤としては、
低分子ポリプロピレン、低分子ポリエチレン、或いはマ
イクロスタリンワックス、カルナバワックス、サゾール
ワックス、パラフィンワックス等のワックス類があげら
れる。また、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のワックスは、オフセット防止剤としても機能
する。滑剤として、テフロン(登録商標)、ステアリン
酸亜鉛、ポリフッ化ビニリデン等があげられ、低分子量
ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン等は定着助剤と
して添加することができる。これら添加剤は、必要に応
じて単独或いは2種以上添加することができ、目的に応
じて、内部添加或いは外部添加される。
【0050】次に、本発明の非磁性一成分カラートナー
には、帯電制御剤を含有することもでき、下記の帯電制
御剤を使用することができる。
【0051】負帯電性トナーとしての帯電制御剤は、例
えば、サリチル酸またはその誘導体のクロム・亜鉛・ア
ルミニウム・ホウ素錯体または塩化合物、ベンジル酸ま
たはその誘導体のクロム・亜鉛・アルミニウム・ホウ素
錯体または塩化合物、テトラフェニルボレート、クロム
・アゾ錯体染料、鉄アゾ錯体染料、コバルト・アゾ錯体
染料、ナフトール酸またはその誘導体のクロム・亜鉛・
アルミニウム・ホウ素錯体または塩化合物、長鎖アルキ
ル・カルボン酸塩、長鎖アルキル・スルフォン酸塩等の
界面活性剤等である。
【0052】また、正帯電性トナーとしての帯電制御剤
は、セチルトリメチルアンモニウムブロイド、四級アン
モニウム塩、N,N−ジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレート類、N,N−ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリルアミド類の含窒素官能基を有するモ
ノマーを共重合したラジカル重合性共重合体、ニグロシ
ン染料及びその誘導体、トリフェニルメタン誘導体、四
級ホスフォニウム塩、四級ピリジニウム塩、グアニジン
塩、アミジン塩等の誘導体等があげられる。
【0053】次に、本発明の非磁性一成分カラートナー
の製造方法について説明する。
【0054】本発明の非磁性一成分カラートナー製造方
法としては、混練粉砕法により製造することができる。
混練粉砕法以外には、重合法等がある。
【0055】混練粉砕法において、まず、結着樹脂、着
色剤、帯電制御剤、種々の内部添加剤を混合する。
【0056】混合手法としては、ヘンシェルミキサー、
ボールミル等の公知の混合機にて行うことができる。
【0057】混合機にて十分に混合した後、溶融混練し
て、樹脂類が互いに相溶された中で、着色剤、帯電制御
剤、内部添加剤は分散或いは溶解される。
【0058】このときの混練手法としては、公知の溶融
混練機を用いて行うことができる。加熱混練機として
は、三本ロール型、一軸スクリュー型、ニ軸スクリュー
型、バンバリーミキサー型等の混練物を加熱してせん断
力をかけて練る装置を使用することができる。
【0059】次に、この溶融混練された物を冷却固化す
る。
【0060】さらに、この塊をカッターミル等で粗粉砕
し、その後ジェットミル粉砕機にて粉砕し、気流式分級
機等の分級機で微粉粒子をカットし、所望のカラートナ
ーを得ることができる。
【0061】このとき、分級機を適宜調整することによ
り、所望の重量分布平均粒子径を有するカラートナー樹
脂粒子を得ることができる。
【0062】また、本発明のカラートナーの重量分布平
均粒子径は、6〜10μmが好ましい。理由として、6
μmより小さい場合には、トナーの飛翔現象が顕著とな
り、かぶりが発生しやすくなるためである。また、10
μmより大きい場合には、画像解像性能が劣化すると言
う問題がある。
【0063】また、トナーの粒径分布は、種々の方法に
よって測定可能であるが、本発明の非磁性一成分カラー
トナーにおける測定は、コールターカウンターを用い
た。コールターカウンターは、電気抵抗法により、微粒
子の粒子数及び粒子径、粒子体積を測定する装置であ
る。本発明では、コールターカウンターTA−II型
(コールター社製)を用いて測定した。使用するアパー
チャーは、100μmアパーチャーである。トナーの体
積、個数を測定し、粒子の体積分布と個数分布を算出す
る。これにより、個数分布平均粒径及び体積分布より算
出される重量分布平均粒子径を求めることができる。
【0064】また、本発明の互いに極性の異なる2種の
添加剤(例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコ
ニア等の無機酸化物)を添加する場合には、スーパーミ
キサー、ヘンシェルミキサー等の高速攪拌機等を使用し
て、カラートナーと外部添加剤を攪拌、混合し、トナー
表面に外部添加剤を添加することができる。
【0065】なお、上述したように、着色剤は、溶融混
練時にトナーに含有させることができるが、予め結着樹
脂と高濃度で溶融混練したマスターバッチとして使用す
ることにより、着色剤の分散が容易となる。また、同様
に帯電制御剤も、予め結着樹脂と高濃度で溶融混練した
マスターバッチとして使用することができる。結着樹脂
に対して、着色剤や、その他、帯電制御剤、内部添加剤
等の含有させたい全ての混合物を同時に混合分散させる
のが困難である場合には、着色剤、帯電制御剤、内部添
加剤をそれぞれ結着樹脂に予め溶融混練し、これら着色
剤分散樹脂、帯電制御剤分散樹脂、内部添加剤分散樹脂
と結着樹脂をその後で、溶融混練してもよい。
【0066】
【実施例】次に本発明の実施例、比較例により本発明を
詳細に説明する。本発明は以下の実施例及び比較例等に
より、なんら限定されるものではない。
【0067】(実施例1)実施例1で使用されるトナー
の材料組成を下記に示す。 結着樹脂 ポリエステル樹脂 91.0重量部 着色剤 C.I.ピグメント・ブルー15:3 4.5重量部 帯電制御剤 サリチル酸誘導体の亜鉛塩 4.5重量部 (オリエント化学工業(株)製「E−84」) 上記組成の材料である、結着樹脂、着色剤、帯電制御剤
をボールミル等でよく混合した後、二軸混練押出機にて
加熱混練し、冷却し、カッターミルで粗粉砕し、ジェッ
トミルにて微粉砕を行い、気流分級機にて微粉をカット
し、実施例1のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0068】上述のコールターカウンターTA−II型
(コールター社製)を用いて測定した結果、実施例1の
カラートナー樹脂粒子は、重量分布平均粒子径が9.7
0(μm)であった。
【0069】さらに、この実施例1のカラートナー樹脂
粒子100重量部に対して、下記の2種の添加剤を添加
し、ヘンシェルミキサーを用いて混合付着させ、実施例
1のカラートナーを得た。 正に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径30nm 0.5重量部 負に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径30nm 1.5重量部 なお、得られた実施例1のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0070】(実施例2)また、実施例1と同様にし
て、上記組成の材料を混合、加熱混練、冷却、粗粉砕、
微粉砕、分級し、分級機を適宜調整することで、実施例
2のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0071】また、実施例1と同様に、この実施例2の
カラートナー樹脂粒子100重量部に対して、下記の2
種の添加剤を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合
付着させ、実施例2のカラートナーを得た。 正に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径40nm 0.9重量部 負に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径40nm 2.5重量部 なお、得られた実施例1のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0072】ここで、上記実施例1及び実施例2におけ
る2種の添加剤の一次粒子の平均粒子径とその極性を
(表1)にまとめて示す。
【0073】
【表1】
【0074】(比較例1)また、比較のため、実施例1
と同様にして、上記組成の材料を混合、加熱混練、冷
却、粗粉砕、微粉砕、分級し、分級機を適宜調整するこ
とで、比較例1のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0075】また、実施例1と同様に、この比較例1の
カラートナー樹脂粒子100重量部に対して、下記の同
種の添加剤を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合
付着させ、比較例1のカラートナーを得た。 負に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径30nm 0.5重量部 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径16nm 0.4重量部 なお、得られた比較例1のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0076】(比較例2)また、比較のため、実施例1
と同様にして、上記組成の材料を混合、加熱混練、冷
却、粗粉砕、微粉砕、分級し、分級機を適宜調整するこ
とで、比較例2のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0077】また、実施例1と同様に、この比較例2の
カラートナー樹脂粒子100重量部に対して、下記の同
種の添加剤を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合
付着させ、比較例2のカラートナーを得た。 負に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径40nm 0.9重量部 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径16nm 0.4重量部 なお、得られた比較例2のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0078】(比較例3)また、比較のため、実施例1
と同様にして、上記組成の材料を混合、加熱混練、冷
却、粗粉砕、微粉砕、分級し、分級機を適宜調整するこ
とで、比較例3のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0079】また、実施例1と同様に、この比較例3の
カラートナー樹脂粒子100重量部に対して、下記の同
種の添加剤を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合
付着させ、比較例3のカラートナーを得た。 負に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径30nm 0.5重量部 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径 7nm 0.1重量部 なお、得られた比較例3のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0080】(比較例4)また、比較のため、実施例1
と同様にして、上記組成の材料を混合、加熱混練、冷
却、粗粉砕、微粉砕、分級し、分級機を適宜調整するこ
とで、比較例4のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0081】また、実施例1と同様に、この比較例4の
カラートナー樹脂粒子100重量部に対して、下記の2
種の添加剤を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合
付着させ、比較例4のカラートナーを得た。 正に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径12nm 1.5重量部 負に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径30nm 0.1重量部 なお、得られた比較例4のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0082】(比較例5)また、比較のため、実施例1
と同様にして、上記組成の材料を混合、加熱混練、冷
却、粗粉砕、微粉砕、分級し、分級機を適宜調整するこ
とで、比較例5のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0083】また、実施例1と同様に、この比較例5の
カラートナー樹脂粒子100重量部に対して、下記の2
種の添加剤を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合
付着させ、比較例5のカラートナーを得た。 正に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径30nm 0.5重量部 負に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径16nm 0.4重量部 なお、得られた比較例5のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0084】(比較例6)また、比較のため、実施例1
と同様にして、上記組成の材料を混合、加熱混練、冷
却、粗粉砕、微粉砕、分級し、分級機を適宜調整するこ
とで、比較例6のカラートナー樹脂粒子を得た。
【0085】また、実施例1と同様に、この比較例6の
カラートナー樹脂粒子100重量部に対して、下記の同
種の添加剤を添加し、ヘンシェルミキサーを用いて混合
付着させ、比較例6のカラートナーを得た。 正に帯電する添加剤 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径30nm 1.5重量部 疎水性シリカ、1次粒子の平均粒子径12nm 0.1重量部 なお、得られた比較例5のカラートナーの極性はマイナ
ス極性であり、負帯電トナーである。
【0086】ここで、上記比較例1〜6における各添加
剤の一次粒子の平均粒子径とその極性を(表2)にまと
めて示す。
【0087】
【表2】
【0088】また、これら実施例1,2、比較例1〜6
の非磁性一成分カラートナーを非磁性一成分現像器に投
入し、10000枚の連続印字ライフテストを実施し
た。
【0089】そのテスト結果を(表3)に示す。
【0090】
【表3】
【0091】ここで、(表3)の評価項目における評価
方法及びその評価基準について説明する。
【0092】ライフテスト後の重量分布平均粒子径は、
上述のようにコールターカウンターTA−II型(コー
ルター社製)を用いて測定し、ライフテスト前の重量分
布平均粒子径とを比較し、トナー選択現象による重量分
布平均粒子径の増大化を評価した。
【0093】評価基準は、○:平均粒子径は増大少なく
良好、△:平均粒子径は増大傾向、とした。
【0094】帯電量の安定性は、トナー搬送ローラー
(現像ローラー)上のカラートナーを実際に吸引し、ト
ナー搬送ローラーに残った電荷と吸引したカラートナー
の重量より求められ、印字1枚目の初期帯電量とライフ
テスト後の印字10000枚目の帯電量の差にて評価し
た。
【0095】評価基準は、○:帯電量の減少が少なく良
好、△:帯電量の減少が増大傾向、とした。
【0096】画像濃度の安定性は、印字した画像濃度の
経時変化を確認するものであり、印字1枚目〜1000
0枚目の画像濃度をマクベス濃度計(マクベス社製)に
て測定する。そして、その濃度変化の差にて評価した。
【0097】評価基準は、○:濃度変化15%未満、
△:濃度変化15%以上25%未満、×:濃度変化15
%以上、とした。
【0098】かぶりは、非画像部へのトナー飛翔現象の
ことであり、非画像部の汚れの程度を画像処理装置にて
占有面積率を算出し、かぶり率として判定した。
【0099】評価基準は、○:かぶり率0.4%未満、
△:かぶり率0.4%以上1.0%未満、×:かぶり率
1.0%以上、とした。
【0100】文字ちりは、文字部周辺へのトナーの飛翔
現象であり、その飛翔トナーの程度を、600dpiの
ドットの細線再現性で評価し、目視(光学顕微鏡)にて
判定した。
【0101】評価基準は、○:細線再現性が良好、△:
細線がつぶれぎみ、×:細線が再現しない、とした。
【0102】ベタ追従性は、フルベタ画像を印字した時
に、印字方向で画像のカスレが発生していないかどうか
を目視にて評価した。
【0103】評価基準は、○:画像カスレ無し、△:濃
度の薄いカスレ有り、×:白くカスレた部分有り、とし
た。
【0104】これらの結果から明らかなように、本発明
の実施例1,2のカラートナーは、比較例1〜6に比し
て、優れた特性を持つものであった。
【0105】
【発明の効果】以上のように本発明は非磁性一成分現像
法での現像ローラー上トナー帯電量の安定性が良好であ
り、初期印字品質の低下をもたらすことなく、画像品質
の長期安定化を図ることができる非磁性一成分カラート
ナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な画像形成装置の現像装置の構成を示す
断面図
【符号の説明】
1 静電潜像保持体 2 トナー搬送ローラー 3 補給ローラー 4 トナー層厚規制部材 5 トナー搬送パドル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも結着樹脂、着色剤からなる樹脂
    粒子と、前記樹脂粒子の表面に添加された、互いに極性
    の異なる2種の添加剤とを含有する非磁性一成分カラー
    トナーであって、前記2種の添加剤の一次粒子の平均粒
    子径が共に30nm以上である事を特徴とする非磁性一
    成分カラートナー。
  2. 【請求項2】前記2種の添加剤は、前記樹脂粒子100
    重量部に対して、それぞれ0.05〜3重量部、添加さ
    れる事を特徴とする請求項1記載の非磁性一成分カラー
    トナー。
  3. 【請求項3】前記2種の添加剤は、共に無機酸化物より
    なる事を特徴とする請求項1〜2いずれか1記載の非磁
    性一成分カラートナー。
  4. 【請求項4】前記2種の無機酸化物は、共に疎水性シリ
    カよりなる事を特徴とする請求項3記載の非磁性一成分
    カラートナー。
  5. 【請求項5】前記結着樹脂は、ポリエステル樹脂よりな
    る事を特徴とする請求項1〜4いずれか1記載の非磁性
    一成分カラートナー。
  6. 【請求項6】前記ポリエステル樹脂の重量平均分子量
    は、10000以上25000以下である事を特徴とす
    る請求項5記載の非磁性一成分カラートナー。
  7. 【請求項7】前記樹脂粒子の重量分布平均粒子径は、6
    〜10μmである事を特徴とする請求項1〜6いずれか
    1記載の非磁性一成分カラートナー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003255604A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd トナー及び画像形成装置
JP2008058395A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Kao Corp 非磁性一成分現像用正帯電性トナー
US7610001B2 (en) 2005-11-17 2009-10-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing apparatus using non-magnetic mono-component toner and method of adding toner to same

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