JP2002003011A - プリンタの排紙装置、その制御方法及び情報記録媒体 - Google Patents

プリンタの排紙装置、その制御方法及び情報記録媒体

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JP2002003011A
JP2002003011A JP2000185163A JP2000185163A JP2002003011A JP 2002003011 A JP2002003011 A JP 2002003011A JP 2000185163 A JP2000185163 A JP 2000185163A JP 2000185163 A JP2000185163 A JP 2000185163A JP 2002003011 A JP2002003011 A JP 2002003011A
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Hiroshi Takizawa
宏 瀧澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続紙の先端による紙ガイドの持ち上がりを
防止し、これによって紙ジャムなどの搬送トラブルを回
避する。 【解決手段】 プリンタの排紙装置14は、印刷後の用
紙をプリンタの排出口16に向けて搬送すると共に、該
用紙の先端側を停止させるための排出ローラ28と、排
出ローラ28の上流側に位置し、用紙の先端を排出ロー
ラ28に導く紙ガイド24を備える。紙ガイド24は、
その上流側が用紙の紙経路を開くように回動自在に支承
され、これによって、排出ローラ28によって用紙の先
端側が停止されたときに、その上流側がループすること
を許す。排紙装置14は更に、紙ガイド24の前記回動
をロックするロック手段として機能される紙経路切換え
弁26を備える。紙経路切換え弁26は、紙ガイド24
に用紙の先端が導かれるときに、これをロックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷後の用紙を排
出口に向けて排出するためのプリンタの排紙装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ATM(現金自動預入支払機)等の、無
人若しくはオペレータが頻繁に用紙交換を行うことがで
きない環境に設置される端末に内蔵されるプリンタが知
られている。この種のプリンタにおいては、用紙交換の
頻度をできるだけ少なくする目的から、ロール紙のよう
な連続紙に印刷を行い、カッター機構によりこれを切断
分離して排出するタイプのものが広く用いられている。
【0003】この種のプリンタにおいては、印刷終了後
の用紙の排出制御を十分に考察しなければならない。通
常のプリンタにおいては、印刷終了後又は印刷中の用紙
の先端は、その印刷に伴う紙送りの動作で、順次その排
出口から筐体外へ排出される。しかしながら、用紙がオ
ートカッター機構によって切断される前に、利用者が排
出口から飛び出した用紙を引き出そうとした場合、これ
が印刷不良や紙ジャムの原因となる。
【0004】このような問題を防止するために、従来の
プリンタにおいては、印刷中に、排出口近傍に設けた排
出ローラによる送りを一時的に停止して、内部で用紙を
ループさせ、用紙の先端が排出口から出ないようにし、
その後送りを再開して、その排出を行うようにしたもの
がある。このようなプリンタにおいては、通常の動作時
には、排出ローラ上流で用紙をガイドすると共に、前記
送りの停止時には、紙経路を開いて前記用紙がループす
ることを許す、紙ガイドを備えたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な紙ガイドを備えたプリンタにおいては、印刷側から送
られてくる連続紙の先端に「くせ」があると、これが紙
ガイドによって良好に排出ローラへ導かれることなく、
その力によって紙ガイドが持ち上げられ、紙ジャムを引
き起こすといったことがある。
【0006】本発明の目的は、前記連続紙の先端による
紙ガイドの持ち上がりを防止し、これによって紙ジャム
などの搬送トラブルを回避することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、プリンタの排紙装置において、印刷後の用紙
をプリンタの排出口に向けて搬送すると共に、該用紙の
先端側を停止させるための第1の搬送ローラと、前記第
1の搬送ローラの上流側に位置し、前記用紙の先端を前
記第1の搬送ローラに導く紙ガイドであって、その上流
側が前記用紙の紙経路を開くように回動自在に支承さ
れ、これによって、前記第1の搬送ローラによって前記
用紙の先端側が停止されたときに、その上流側がループ
することを許すものと、前記紙ガイドの前記回動をロッ
クするロック手段と、前記紙ガイドに前記用紙の先端が
導かれるときに、前記ロック手段を制御して前記紙ガイ
ドをロックする制御手段とを備えて構成される。
【0008】また本発明は、前記第1の搬送ローラの上
流側に回動自在に支承された紙経路切換え弁であって、
その先端部が、前記第1の搬送ローラによって前記用紙
が逆送りされるときに前記紙経路上に出て、前記用紙の
後端を別の紙経路に導くものを更に備え、前記ロック手
段が、前記紙経路切換え弁上に形成されている構成とす
ることが好ましい。
【0009】この場合に、前記ロック手段は、前記用紙
の幅方向両側で、前記紙ガイドに対し係合する構成とす
ることができる。
【0010】また本発明は、前記紙ガイドの上流側に、
前記用紙を前記紙ガイドに向けて搬送する第2の搬送ロ
ーラを更に備え、前記制御手段は、前記第2の搬送ロー
ラの回転ステップ数に基づいて、前記ロック手段を制御
するタイミングを決定することが好ましい。
【0011】本発明は更に前記プリンタの排紙装置にお
ける制御方法に関する。本発明の制御方法は、前記第2
の搬送ローラによって、印刷後の用紙を搬送する工程
と、前記ロック手段により前記紙ガイドをロックする工
程と、前記用紙の先端が、前記第1の搬送ローラの位置
に達したときに、前記ロック手段による前記紙ガイドの
ロックを解除する工程とを備える。
【0012】また本発明はプリンタ制御方法としても把
握することが適当であり、その場合においても同様の作
用、効果を奏するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る
排紙装置を備えたプリンタの内部構造を示す概略側面図
である。プリンタ10は、ATM等に搭載されるレシー
ト印刷用のプリンタであり、その内部にロール紙Rを収
納する。プリンタ10の前方には印刷部12が備えら
れ、更にその前方にはユニット化された排紙装置14が
設置される。ロール紙Rから引き出される紙端は、印刷
部12及び排紙装置14内で連通される紙経路を通っ
て、排出口16から筐体外へ導かれる。この紙経路上に
おいて、印刷部12内には、印刷ヘッド18、送り側搬
送ローラを兼ねる第2の搬送ローラとしてのプラテンロ
ーラ20及び用紙切断機構22が設置されている。ま
た、排紙装置14内には、紙ガイド24、紙経路切換え
弁26、第1の搬送ローラとしての排出側搬送ローラ
(以下、排出ローラという)28及び30が設置されて
いる。ホストからの印刷命令に従って、これら搬送ロー
ラが適宜駆動され、ロール紙Rがそのロール部分から順
次引き出される。プラテンローラ20によるロール紙の
送りと共に、印刷ヘッド18が走査され所望の文字、記
号等が紙面上に印刷される。ロール紙の印刷された領域
は、排出口16に向けてさらに搬送され、その後端部が
用紙切断機構22の位置まで来たときに、これによって
切断分離され、排出口16から単票のレシートとして利
用者に供給される。
【0014】前記排出ローラ28及び30は、プラテン
ローラ20によって送られるロール紙Rの先端を受け取
り、排出口16に導く。排出ローラ28及び30による
ロール紙Rの搬送速度は、基本的にプラテンローラ20
におけるそれと同じに設定されている。従って、プラテ
ンローラ20及び排出ローラ28、30が駆動されてい
る状態で、プラテンローラ20によって送られ、その先
端が排出ローラ28及び30間に引き込まれたロール紙
Rには、引っ張り力が掛かったり、余計な撓みが生じた
りすることがない。前記用紙切断機構22によってロー
ル紙Rの上流側部分から切り離される用紙の先端部分
(以下、用紙rという)は、前記排出ローラ28及び3
0によって、引き続き搬送され、その略全域が排出口1
6から外へ送り出される。搬送方向下流側の排出ローラ
30は、上流側の排出ローラ28よりも弱い押圧力で用
紙rを挟持する。切断された用紙rの後端は、最終的に
この下流側の排出ローラ30で保持される。このように
用紙rは、排出ローラ30によって弱い力で保持されて
いるので、利用者は容易にこれを引き抜くことができ
る。本発明に係る制御に関し、排出ローラ28及び30
は、前記プラテンローラ20とは独立して駆動・停止さ
れる。
【0015】プリンタ10は、また、前記二対の排出ロ
ーラ28、30間に、用紙センサ32を備え、更に排出
ローラ30の下流側に用紙センサ34を備える。用紙セ
ンサ32は、ロール紙Rが搬送されて、その先端が上流
側の排出ローラ28を超えたときに、これを検知すると
共に、切断された用紙rの後端部がここを超えたとき
に、これを検知する。前記用紙センサ32による検知信
号に基づいて、各種制御が実行される。排出ローラ30
の下流側の用紙センサ34は、排出ローラ30に保持さ
れたレシートの有無を検出する。
【0016】前記プリンタ10は、切断分離されたレシ
ートの回収装置36を備える。前記用紙センサ34によ
って、所定時間排出口16にレシートが放置されたまま
の状態にあることが検知された場合、ホストからの命令
に基いて排出ローラ28、30はレシートを逆送させ、
排紙装置14内部へ引き込む。引き込まれたレシート
は、後述する紙経路切換え弁26の動作により、回収経
路38に搬入され、回収トレイ40内へ順次回収され
る。
【0017】プリンタ10は、図示しない制御用のCP
U及びROMを実装する。プリンタ10に実装されたC
PUは、ホストコンピュータからの制御コマンド及び前
記ROMに格納された制御プログラムに従って、プリン
タの前記各機構部分を制御する。本発明に関連して、プ
リンタ内蔵のCPUは、プラテンローラ20、排出ロー
ラ28及び30、用紙切断機構22を駆動制御し、所定
の用紙排出動作を実現する。
【0018】図2は、排紙装置14を拡大して示す図1
の要部拡大図である。前述のように排紙装置14は、プ
リンタの印刷部12の下流側に設置され、その紙経路上
には、紙ガイド24、紙経路切換え弁26、排出ローラ
28、30及び用紙センサ32、34が設置されてい
る。
【0019】紙ガイド24は、排出ローラ28の上流側
に位置し、ロール紙Rの先端を排出ローラ28に導く。
紙ガイド24は、排出ローラ28の軸に対し回動自在に
支承されており、その上流側が上方に持ち上げられるよ
うになっている。後述するように、ロール紙Rはその排
出の工程において、その紙端側が排出ローラ28によっ
て一旦停止される。この状態でプラテンローラ20によ
る搬送が続けられると、ロール紙Rは排出ローラ28の
上流側で上方に撓み、ここにループが形成される。紙ガ
イド24は、このループの形成を許すように、上方に回
動して紙経路の上方を開く。
【0020】紙経路切換え弁26は、前記紙ガイド24
と共に印刷部12からのロール紙Rの先端を排出ローラ
28に導く一方で、一旦排出ローラ28を超えた用紙r
が逆送されたとき、これを回収経路38に導くよう機能
される。すなわち、紙経路切換え弁26は、軸42を中
心として僅かに回動できるようにされ、ソレノイド44
による該回動制御によって、排出ローラ28に臨ませた
先端部26aを紙経路上に出退できるようにしてある。
ソレノイド44がオフの状態にあるとき、紙経路切換え
弁の先端部26aは下げられ、これによって紙経路が開
放されて排出ローラ28へのロール紙R先端の導入が可
能となる。一方、ソレノイド44がオンの状態にされる
と、先端部26aは上げられ、これによって排出ローラ
28の下流側から逆送される用紙rを回収経路38に導
くことが可能となる。ソレノイド44がオンにされた状
態で、マイクロスイッチ46は押下され、その状態がC
PUによって把握される。なお、紙経路切換え弁26の
上面26bは、紙ガイド24と対向しており、排出ロー
ラ28へロール紙を導く紙ガイドとして機能され、また
傾斜された下面26cは、回収経路38に導かれた用紙
rの紙ガイドとして機能される。
【0021】図3(A)及び(B)は、紙ガイド24の
ロック機構を示す側面図及び平面図である。紙ガイド2
4のロック機構に関し、紙ガイド24の両側に備えられ
た軸部24aの下面には突起48が形成されている。一
方、紙経路切換え弁26の幅方向両端は、用紙rの幅を
超えてその両側に延びており、紙経路切換え弁26が回
動されたときに、その先端部26aの両端が、前記突起
48に係合して紙ガイド24を回動できない状態にする
(すなわちロックする)。後述するように、紙ガイド2
4のロックは、ロール紙Rの先端が紙ガイド24下に導
かれたときに行われる。紙ガイド24のロックにより、
ロール紙Rの先端が紙ガイド24を押し上げる力に抗し
てこれを固定することができ、これはロール紙Rの先端
を効果的に排出ローラ28に向けて導くことを可能にす
る。この制御のタイミング及び動作の詳細については後
に説明する。
【0022】図4〜図9に示す(A)〜(I)は、本発
明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印刷から排出ま
での制御の各段階を示す排紙装置内の側面図、図9及び
図10はその制御のフローチャートである。これらの図
を参照しつつ、プリンタ10における制御について以下
説明する。
【0023】プリンタ10は、ホストコンピュータから
のデータを受けると、これを一旦バッファに格納し、順
次CPUによって実現される解釈部でその内容を解釈す
る。解釈されたデータが、印刷コマンド又は印刷データ
である場合、その実行に先立って、最初に紙ガイド24
がロックされる(図4(A)及び図9の工程901)。
すなわち、CPUからの信号に基づくソレノイド44の
駆動により、紙経路切換え弁26が回動され、その先端
部26aが紙ガイド24の突起48の移動軌跡上に突出
する。この状態で、CPUはプラテンローラ20によっ
て用紙rを送りつつ、印刷ヘッド18を走査制御して、
該紙面上に該コマンドに続く印刷データに従う印刷を実
施する。この時、CPUは、排出ローラ28及び30
を、前記プラテンローラ20に同期して駆動させる(図
4(A)及び工程902)。この印刷動作に伴い用紙r
は徐々に送られ、その先端が排紙装置14の紙ガイド2
4と紙経路切換え弁26間に達し(図4(B))、更に
紙ガイド14に接する(図5(C))。このとき、紙ガ
イド14は、先の工程901において、紙経路切換え弁
26によってロックされているので、用紙r先端の力に
よって持ち上げられることなく、これを排出ローラ28
に向けて導くよう機能する(図5(D))。図5(D)
に示すように、用紙rの先端が排出ローラ28に近づ
き、その力によって紙ガイド24が持ち上げられる恐れ
がなくなった地点で、紙経路切換え弁26が下げられ、
紙ガイド24のロックが解除される。すなわち、CPU
はプラテンローラ20のステップ数をカウントしてお
り、これが所定数に達した場合(工程903)、ソレノ
イド44をオフにして、紙経路切換え弁26を回動さ
せ、その先端部26aを下げる。これによって、紙経路
が開かれると同時に、紙ガイド24のロックが解除され
る(工程904)。
【0024】紙経路が開かれることによって用紙rは、
排出口16に向けて送られ、その先端は上流側の排出ロ
ーラ28に達し、その駆動力によって更に下流側に送ら
れる。そして用紙rの先端が、排出ローラ28を超える
ことによって、その下流側に設置された用紙センサ32
が、これを検出する(図10の工程1001)。CPU
は、この検出信号を受けると、排出ローラ28及び30
の駆動を一旦停止させる(工程1002)。排出ローラ
28の停止により、この間にある用紙rの先端は、ここ
に挟持された状態となる。一方で、印刷ヘッド18では
印刷が継続され、プラテンローラ20は該印刷データの
全ての印刷が終わるまで、用紙rをステップ搬送する。
この結果、その先端側を排出ローラ28によって固定さ
れた用紙rは、図6(E)に示すように、徐々に撓んで
いき、印刷部12の用紙切断機構22と排出ローラ28
間にループが形成される。このとき、紙ガイド14のロ
ックは解除されているので、これがループの形成を妨げ
ることなく、これに連れて回動する。
【0025】1枚のレシートに対する印刷データに続い
て、ホストコンピュータからは用紙rの切断を実行させ
るための切断コマンド(これは1枚のレシートに対する
印刷終了を示すコマンドであってよい)が送られる。な
お、この時点でプラテンローラ20は停止されている。
CPUのデータ解釈部によって、用紙rの切断コマンド
が解釈されると(工程1003)、用紙切断機構22を
駆動して用紙を切断して上流側のロール紙Rと切り離す
と共に、排出ローラ28及び30の駆動を再開する(図
6(F)及び工程1004)。この結果、排出口16か
ら用紙rの先端が排出されていき、これに伴って、形成
された用紙rのループは徐々に無くなり、紙ガイド14
は初期位置に戻る(図7(G))。そして、用紙rの後
端部が用紙センサ32を超えたことにより、これが検出
されると(図7(H)及び工程1005)、排出ローラ
28及び30の駆動が停止される。この結果、用紙rの
後端部は排出ローラ30に弱く保持された状態となり、
利用者による取り出しが可能にされる。
【0026】利用者が排出口16の用紙rを所定期間取
り出さなかった場合、すなわち、排出ローラ30の下流
側の用紙センサ34が用紙rを検知してから所定時間こ
の状態が変わらない場合、プリンタ10はこれを装置内
に回収する処理を実行する。用紙センサ34の出力状態
が所定時間変わらない場合(工程1006及び100
7)、CPUはソレノイド44を駆動して、紙経路切換
え弁26を動作させ、用紙rの後端に対し回収経路38
を開放させる(工程1008)。次いで、排出ローラ2
8及び30を逆回転させることによって用紙rを逆送
し、図8(I)に示すように、これを回収経路38に導
く(工程1009)。回収経路38に導かれた用紙r
は、紙経路切換え弁26の下面26cにガイドされなが
ら、回収トレイ40内へ回収されることとなる。
【0027】以上、本発明の一実施形態を図面に沿って
説明したが、本発明は前記実施形態において示された事
項に限定されず、特許請求の範囲及び発明の詳細な説明
の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変
更・応用を行うことができる範囲が含まれる。本実施形
態においては、紙ガイド24のロックを、紙経路切換え
弁26によって行うよう構成したが、他の係止機構によ
ってこれをロックするよう構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、紙ガイド
は、用紙のループを形成する際にはこれを許すよう回動
し、また、用紙の先端が紙ガイドに導かれる際には、そ
の回動がロックされ、これによって用紙の先端に「く
せ」等が生じている場合においても円滑にこれを排出口
に向けて導くことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排紙装置を備えたプ
リンタの内部構造を示す概略側面図である。
【図2】排紙装置を拡大して示す図1の要部拡大図であ
る。
【図3】紙ガイドのロック機構を示す側面図及び平面図
である。
【図4】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図5】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図6】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図7】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図8】本発明に係るプリンタにおけるロール紙Rの印
刷から排出までの制御の各段階を示す排紙装置内の側面
図である。
【図9】本発明に係るプリンタにおける制御のフローチ
ャートである。
【図10】本発明に係るプリンタにおける制御のフロー
チャートである。
【符号の説明】
R ロール紙 r 用紙 10 プリンタ 12 印刷部 14 紙ガイド 14 排紙装置 16 排出口 18 印刷ヘッド 20 プラテンローラ 22 用紙切断機構 24 紙ガイド 24a 軸部 26 紙経路切換え弁 26a 先端部 26b 上面 26c 下面 28、30 排出ローラ 32、34 用紙センサ 36 回収装置 38 回収経路 40 回収トレイ 42 軸 44 ソレノイド 46 マイクロスイッチ 48 突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタの排紙装置において、 印刷後の用紙をプリンタの排出口に向けて搬送すると共
    に、該用紙の先端側を停止させるための第1の搬送ロー
    ラと、 前記第1の搬送ローラの上流側に位置し、前記用紙の先
    端を前記第1の搬送ローラに導く紙ガイドであって、そ
    の上流側が前記用紙の紙経路を開くように回動自在に支
    承され、これによって、前記第1の搬送ローラによって
    前記用紙の先端側が停止されたときに、その上流側がル
    ープすることを許すものと、 前記紙ガイドの前記回動をロックするロック手段と、 前記紙ガイドに前記用紙の先端が導かれるときに、前記
    ロック手段を制御して前記紙ガイドをロックする制御手
    段と、を備えたプリンタの排紙装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の搬送ローラの上流側に回動自
    在に支承された紙経路切換え弁であって、その先端部
    が、前記第1の搬送ローラによって前記用紙が逆送りさ
    れるときに前記紙経路上に出て、前記用紙の後端を別の
    紙経路に導くものを更に備え、 前記ロック手段が、前記紙経路切換え弁上に形成されて
    いる請求項1に記載のプリンタの排紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック手段は、前記用紙の幅方向両
    側で、前記紙ガイドに対し係合する請求項1又は2に記
    載のプリンタの排紙装置。
  4. 【請求項4】 前記紙ガイドの上流側に、前記用紙を前
    記紙ガイドに向けて搬送する第2の搬送ローラを更に備
    え、 前記制御手段は、前記第2の搬送ローラの回転ステップ
    数に基づいて、前記ロック手段を制御するタイミングを
    決定する請求項1〜3の何れかに記載のプリンタの排紙
    装置。
  5. 【請求項5】 前記用紙が連続紙である請求項1〜4の
    何れかに記載のプリンタの排紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の排紙装置
    を備えたプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載のプリンタの排紙装置に
    おける制御方法であって、 前記第2の搬送ローラによって、印刷後の用紙を搬送す
    る工程と、 前記ロック手段により前記紙ガイドをロックする工程
    と、 前記用紙の先端が、前記第1の搬送ローラの位置に達し
    たときに、前記ロック手段による前記紙ガイドのロック
    を解除する工程と、を備えたプリンタの排紙装置におけ
    る制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載のプリンタの排紙装置を
    制御するプログラムを記録した情報記録媒体であって、 前記第2の搬送ローラによって、印刷後の用紙を搬送す
    る工程と、 前記ロック手段により前記紙ガイドをロックする工程
    と、 前記用紙の先端が、前記第1の搬送ローラの位置に達し
    たときに、前記ロック手段による前記紙ガイドのロック
    を解除する工程と、を備えたプリンタの排紙装置を制御
    するプログラムを記録した情報記録媒体。
JP2000185163A 2000-05-17 2000-06-20 プリンタの排紙装置、その制御方法及び情報記録媒体 Withdrawn JP2002003011A (ja)

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