JP2001510400A

JP2001510400A - ハニカム体を製造するためのプロセスおよび装置

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Publication number: JP2001510400A
Application number: JP53371898A
Authority: JP
Inventors: ブルーク，ロルフ; ディーボルト，ローベルト
Original assignee: エミテク・ゲゼルシャフト・フュール・エミシオーンテクノロギー・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date: 1997-02-06
Filing date: 1998-01-29
Publication date: 2001-07-31
Also published as: TW384346B; US20010009064A1; WO1998034725A2; US6571458B2; BR9807659A; WO1998034725A3; DE59802326D1; BR9807659B1; KR100497083B1; DE19704521A1; CN1246079A; RU2184007C2; AU6617098A; US6226867B1; EP0958053A2; KR20000070795A; CN1148261C; EP0958053B1

Abstract

(57)【要約】複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシートを含む、流体がその中を流れることのできる複数の流路を有するハニカム体であって、少なくとも１つのスタックが複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシートから層をなす関係で形成されるハニカム体を製造するためのプロセスが提供される。スタックはモールドに導入され、その中で巻付け装置によりスタックの中央領域において保持される。スタックには次に、予め定められた程度の巻付けが達成されるまで巻付け手順が行なわれる。スタックの構造を持たせたシートの、互いに関して配置される構造を備えた中央領域に形成される構造的構成は、少なくとも巻付け手順の間は維持される。

Description

【発明の詳細な説明】ハニカム体を製造するためのプロセスおよび装置この発明は、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートの少なくとも１つのスタックを含む、特に触媒コンバータキャリア本体などのハニカム体を製造するためのプロセスと、そのようなハニカム体を製造するための装置とに関する。特にエンジンの排気ガスなど、排気ガス中の汚染物質の量を低減するための触媒コンバータ用のキャリア本体は、金属製のハニカム体の形態であってもよい。このようなハニカム体は、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートを含むスタックを含む。ＵＳ−Ａ−４９２３１０９には、少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートのスタックを有するハニカム体が記載され、このスタックはそれ自体のまわりおよび中央領域のまわりに反対方向にねじられている。ＤＥ１９５２１６８５では、そのようなハニカム体を製造するためのプロセスが開示される。そのプロセスによれば、最初にスタックは複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシートメタル層から形成され、スタックはその後、製造すべきハニカム体の外側の形状に対応するモールドセグメントから形成される開かれたモールドの中に導入され、スタックは中央領域においてねじり装置により保持される。そこで、スタックは回転の方向に巻かれるか、または巻付けられ、モールドは予め定められた程度の巻付けが得られると巻付け装置の回転の方向とは逆の方向にモールドセグメントを旋回させることにより閉じられる。ＤＥ１９５２２３２７では、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシートメタル層を含む、流体がその中を流れることができる複数の流路を有するハニカム体を製造するためのプロセスが開示される。このプロセスは特にＷＯ９０／０３２２０から公知であるようなハニカム体を製造するのに適している。このようなハニカム体は少なくとも３つのスタックのメタルシートを有しており、少なくとも３つのスタックはハニカム体の中央領域におけるそれぞれの関連付けられたベンドラインのあたりで折り曲げられ、折り曲げられた状態で同じ方向に互いのまわりおよびベンドラインを備えた中央領域のまわりにねじられる。このようなハニカム体の製造はＤＥ１９５２２３２７Ａ１に従って、各スタックがそれぞれのベンドラインのあたりで折り曲げられているおかげで実行できる。このような態様で折り曲げられるとスタックはモールドに導入される。各スタックは中央領域においてねじり装置により保持される。ねじり装置は各ベンドラインの領域において曲がったスタックに係合する巻取バーを有する。個々のスタックは同じ方向に中心軸について巻取バーの回転によりねじられる。ＷＯ９４／０１６６１では、少ない数のメタルシートで作られ、その構造が、少なくとも１つのシートメタル層と一体化される少なくとも１つの細長い電気導体か、またはそれ自体が細長い絶縁された電気導体の形となる１つのシートメタル層に適しているハニカム体が開示される。少なくとも部分的に構造を持たせたシートメタル層からなるこのような金属製ハニカム体の製造について、ＷＯ９４／０１６６１は少数の少なくとも部分的に構造を持たせたシートメタルストリップから中空の円錐を製造することを提案している。その中空の円錐または円形リングは少なくとも３つのラインにおいて外側から内側へ変形されているため対応する数の逆のラインがリングの外側領域とその内側領域との両方に形成される。ループ構成を有する、結果生じる星型またはローゼット状の構造は、内側の逆のラインと外側の逆のラインとの間に延在するループ構成と同じ方向に、内側の逆のラインのあたりで回転によるねじりによってねじられる。ハニカム体の品質に悪影響を及ぼす欠陥は完成したハニカム体のマクロ構造において局部的に生じることがわかっている。このような欠陥は同じ装置を用いて製造される複数のハニカム体の連続した製造において不規則な態様で生じる。このことは、製造されるハニカム体に関連する品質管理の面でのある特定の方策につながる。これに基づいて、この発明の目的は製造されるハニカム体の品質が向上するプロセスを提供することである。この発明のさらなる狙いは、それによって品質保証が簡略化できるような、複数のハニカム体を製造するためのプロセスを提供することである。この発明のさらなる狙いは、それを用いることによって品質の向上したハニカム体が製造できるような、ハニカム体を製造するための装置を提供することである。この発明によれば、その目的を達成するために、少なくとも１つのスタックが複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートから形成される、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートを含む、流体がその中を流れることのできる複数の流路を有するハニカム体を製造するためのプロセスが提供される。スタックはモールドに導入され、その中でスタックの中央領域における軸について回転可能である巻付け装置により保持される。モールドに導入されたスタックには次に、予め定められた程度の巻付けに達するまで巻付け手順が行なわれ、少なくとも巻付け手順の間は、メタルシートの互いに対して配置される構造により中央領域において形成される構造的構成が維持される。プロセスのこの構成により、スタックの中央領域において構造のいかなる相対的な動きも起こらないことが確実となり、これにより一定した品質のハニカム体を製造することが可能となる。スタックの中央領域において、互いに対して配置されるメタルシートの構造によって構造的構成を維持することは、好ましくは中央領域において構造的構成を形成することなどから行なわれる。たとえばＤＥ１９５２１６８５Ａ１から公知であるようなハニカム体の場合、構造的構成は好ましくはプロセスにおけるさらに先のステップの間も、メタルシートのスタックを形成する動作の終了まで維持される。スタックがベンドラインについて曲げられたハニカム体の場合、中央領域、すなわちベンドラインの領域におけるスタックのマクロ構造が構造的構成と考えられる。構造的構成はスタックの中央領域に予め定められるのが好ましい。経験的研究に基づいて、品質の点で特に有利なハニカム体が生じるような、スタックの中央領域における構造的構成を定めることも可能である。既に前に述べたように、ハニカム体はそのマクロ構造に欠陥を有していることがある。これらの欠陥は少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートにより形成される流路壁の変形を伴う。このような変形の現象はハニカム体が比較的硬い構造を有する特定の領域において隣接する。このような硬い構造の領域における流路壁の変形を避けるため、スタックを平滑なメタルシートと波形の山およびトラフを有する交互に構造を持たせたメタルシートとで形成し、構造を持たせたメタルシートの波形の山が隣接する構造を持たせたメタルシートの２つの波形トラフの間に実質的に配置されるような態様でスタックが層状に積まれることが提案される。このようなスタックは比較的低い剛性を有する。隣接するメタルシートの構造の相対的なずれはスタックを巻付ける動作により生じる。この結果、ハニカム体の断面には中央領域より剛性が高い領域がある。しかしながら、これらのより硬い領域はさほど明らかではなく、またさほど硬くもないため、これらの領域の隣接する区域ではアセンブリは流路壁を形成する構造の変形を受ける。中央領域が比較的軟らかいスタックを形成することは、直径の小さい、または巻付けの程度の小さいハニカム体の製造には特に適している。ハニカム体の断面において比較的硬い領域を避けるためには、スタックの中央領域における構造的構成が比較的軟らかければ十分である。また、スタックの剛性が構造の長さ方向に関して横向きにどこも同じであるような態様でスタックを構成することも可能である。この目的のため、構造を持たせたメタルシートが一定の波形または波の長さで繰返される波形の山およびトラフを有するようにすることが提案される。構造を持たせたシートに関して、このような構成では、積重ねる動作の前にメタルシートをメタルシートストリップから切断することが提案され、このシートは波形長さの整数倍に対応する長さのものである。メタルシートをある長さに切断するその動作により、構造を持たせたメタルシートを層をなすアセンブリに配してスタックを形成する際に、構造を持たせたメタルシートの波形の山が隣接する構造を持たせたシートの２つの波形トラフの間に実質的に配置されるようにする。中央領域における剛性の低い構造的構成を有するスタックの代わりに、スタックの中央領域における構造的構成が比較的高い剛性を有するようにすることが提案される。隣接する構造を持たせたメタルシートの波形の山およびトラフがそれぞれ、波形の山またはトラフの長さ方向の範囲に関して実質的に横方向に相互に重なり合う関係において整列させるような態様で、波形の山およびトラフを備えた構造を持たせたメタルシートと平滑なメタルシートとを交互に層アセンブリにおいて配置することによって、スタックの中央領域における構造的構成に比較的高い剛性を与えることができる。構造を持たせたメタルシートがその波形の山およびトラフが波形または波の長さが繰返されるような性質のものである場合、層状に積まれるアレイは比較的高い剛性を有するスタックを生じる。スタックを巻付ける動作により、隣接するメタルシートの波形の山およびトラフの相対的なずれが生じる。この結果、波形の山は隣接するメタルシートの波形トラフに関してもはや整列して配置されてはおらず、これにより完成したハニカム体には、中央領域の外において、径方向においてみると中央領域より剛性の低い構造が与えられる。完成したハニカム体の中央領域は比較的硬いコアであると考えることができ、コアの外側の領域は比較的軟らかいシェルであると考えられる。また、この形態のプロセスでは、シェルにおける強度の高い明らかな領域の形成を避けたハニカム体が製造される。波形または波の長さλで繰返される波形の山およびトラフを備えた構造を持たせたシートがハニカム体を形成するのに用いられる場合、そのシートを、積重ねる動作の前にシートメタルストリップからＬ＝ｎλ＋０．５λの関係に対応する長さで切断することが提案され、ここでｎは自然数の群からの要素である。これにより、構造を持たせたメタルシートを積重ねる動作において隣接する構造を持たせたメタルシートの波形の山およびトラフが互いに実質的に整列することが確実となる。ハニカム体の製造において、触媒コンバータキャリア本体としての完成したハニカム体は、たとえば断面に関して所与の数の流路を有することなど、ある特定の幾何学的特性を含んでいなければならないため、構造を持たせたメタルシートの長さを必ずしも自由に選択することができない。したがって、スタックの中央領域において規定された構造的構成を形成するために、スタックを形成する動作の後に中央領域における流路に位置決め要素を導入することが提案される。位置決め要素の互いに対する適当な構成および配置により、スタックの中央領域に剛性が比較的低いまたは比較的高い構造的構成を作ることが可能となる。また、中央領域においてスタックの適当な剛性を達成することも可能であり、この点において位置決め要素は中央領域の必要とされる構造的構成に適切に適合される。この発明の別の概念によれば、それによって品質の向上したハニカム体を製造することができる、複数の少なくとも部分的に構造を持たされたメタルシートを含む、流体が中を流れることのできる複数の流路を各々のハニカム体が有する、ハニカム体を製造するためのプロセスが提供される。ハニカム体の製造のためのこのプロセスによれば、少なくとも１つのスタックを複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートから形成することが提案される。層をなすスタックはモールドに導入され、その中で、スタックの中央領域における軸について回転可能な巻付け装置により保持される。スタックには予め定められた程度の巻付けが達成されるまで巻付け手順が行なわれる。スタックはこのように巻付けられると、たとえば管状ケーシングにより、固定する動作の後などにモールドから外される。これらのプロセスステップはさらなるハニカム体の各スタックに対して繰返される。各々のスタックは中央領域において常に同じである構造的構成で形成される。構造的構成は、メタルシートの、互いに対して配置される構造を有する。この構造的構成は少なくとも各スタックの巻付け手順の間は維持される。スタックの中央領域における、互いに対して配置される、メタルシートの構造の構造的構成が各ハニカム体において同じであることから、複数のハニカム体に関してハニカム体の断面にわたる流路の分布がほぼ同じであることが確実となる。スタックの中央領域における構造的構成は好ましくは、複数のハニカム体のうちの第１のハニカム体に対して予め定められる。中央領域における予め定められた構造的構成は好ましくは、ハニカム体の断面において、その付近に変形した構造が生じる、剛性の高い明らかな領域が存在しないように選択される。この発明によるプロセスのさらなる発展形では、複数のハニカム体のうちの第１のハニカム体のためのスタックが層をなす配置で形成され、スタックの中央領域における構造的構成が第１のハニカム体に対して定められる。第１のスタックから製造されたハニカム体が予め定められた品質基準を満たしている場合、中央領域における第１のスタックのその構造的構成は各々のさらなるハニカム体に対してメタルシートを層状に適切に配置してスタックを形成することにより繰返される。この発明のさらなる概念によれば、流体がその中を流れることができる複数の流路を形成する複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートを含む少なくとも１つのスタックを含む、特に触媒コンバータキャリア本体などの少なくとも１つのハニカム体を製造するための装置が提供される。装置はモールドを含んでおり、モールドの内部構成は製造すべきハニカム体の外側の形状に実質的に対応する。装置はまた巻付け装置を含み、これにより各スタックは少なくとも巻付け手順の間はその中央領域において保持される。巻付け装置は保持装置を有し、これにより、メタルシートの、互いに対して配置される構造により中央領域において作られる構造的構成が少なくとも巻付け手順の間は維持されるような態様で各スタックがスタックの中央領域において保持される。有利には、保持装置は位置決め要素を有し、位置決め要素は各スタックの中央領域における構造的構成の流路に少なくとも部分的に導入することができる。位置決め要素の構成は流路の形状に実質的に対応する。好ましくは、位置決め要素はバー状構成のものである。保持装置の幅は好ましくは、スタックの厚さに対応するような幅である。プロセスおよび装置のさらなる詳細は図面に示される実施例により説明され、図１は、スタックの第１の実施例を形成するための手順を概略的に示し、図２は、スタックの第２の実施例を形成するための手順を概略的に示し、図３は、スタックを伴う装置の実施例の概略平面図であり、図４は、巻付け装置の第１の実施例を示し、図５は、巻付け装置の第２の実施例を示し、図６は、図５に示される巻付け装置の断面図を示す。図１には、スタック１を形成するための手段が示される。スタック１は、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシート２を含む。平滑なメタルシート３は、重なり合う関係で配置される構造を持たせたメタルシート２の間に配置される。流路４は構造を持たせたシート２と平滑なシート３とによってスタック１において形成される。個別の構造を持たせたシート２は切断装置６により適当な長さでシートメタルストリップ５から切断される。構造を持たせたシート２は波形の山７および波形トラフ８を有する。構造を持たせたシート２は、隣接する構造を持たせたシートの波形の山７と波形トラフ８とが互いに実質的に整列するような態様で交互に層をなす関係で配置される。構造を持たせたシート２は波形または波の長さλで繰返される波形の山７および波形トラフ８を有する。積み重ねる動作の前に、シート２はシートメタルストリップ５からＬ＝ｎλ＋０．５λの関係に対応する長さＬで切断され、ここでｎは自然数の群からの要素である。スタックのその構成および配置のおがげで、スタックは比較的高い剛性を有する。図２には、構造を持たせたメタルシート２および平滑なメタルシート３のさらに可能な層配置が示される。図２に示されるスタック９は、構造を持たせたシート２の波形の山７が隣接する構造を持たせたシート２の２つの波形トラフ８の間に配置される、構造を持たせたシート２と平滑なシート３との配置を有する。構造を持たせたシート２は波形または波の長さλで繰返される波形の山およびトラフの構造を有する。構造を持たせたシート２は積重ねる動作の前に長さλの整数倍に対応する長さＬでシートメタルストリップ５から切断される。スタック９は、構造を持たせたシート２の波形の山７が常に、隣接する構造を持たせたシート２の２つの波形トラフ８の間にあるように位置決めされるため、スタック１より剛性が低い。図３には、ハニカム体を製造するための装置が示される。これは、ハニカム体の製造のための装置を例により示すものである。このような装置はＤＥ１９５２１６８５Ａ１から公知である。装置は２つのモールドセグメント１０、１１を含むモールド１２を有する。各モールドセグメント１０、１１はそれぞれのピボット軸１３、１４について旋回可能である。モールドセグメント１０、１１の旋回した状態において、モールドセグメント１０、１１は巻付け装置１５により形成されるハニカム体を包囲する。ハニカム体の囲いは参照番号１６で示される。巻付け装置１５は中心軸１７について旋回可能である。巻付け装置１５は中央領域においてスタック１をまとめて保持する。図４には、巻付け装置１５が概略的に示される。巻付け装置１５はキャリア１９を有する。キャリア１９の各端部には、それぞれ対応の巻取マンドレルまたはバー２０および２１が配置されており、これらは各々がスタック１のそれぞれ対応の外表面２２、２３に係合する。巻取バー２０、２１の間には位置決め要素２２が配され、これは巻取バー２０、２１にほぼ平行に延在する。位置決め要素２２は実質的にバー状の構成を有し、少なくとも部分的にスタック１の流路４に係合し、これにより中央領域１８におけるスタックの構造的構成が維持される。巻付け装置１５は複数の列の位置決め要素２２を有していてもよい。これらはまた、互いに関してずれた関係で配置されてもよい。位置決め要素２２の配置は実質的に、スタックの中央領域１８の所望の構造的構成に依存する。この関連で、位置決め要素２２およびキャリア１９は保持装置２３を形成し、保持装置２３により各スタック１はその中央領域１８において、少なくとも巻付け手順の間は、構造を持たせたシート２の、特に波形の山７および波形トラフ８などの、互いに関して配置される構造を有する、中央領域１８において設けられる構造的構成が維持される態様で保持される。図５および図６には巻付け装置１５のさらなる実施例が示される。巻付け装置１５は特に、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシートを含む、流体が中を流れることのできる複数の流路を有するハニカム体であって、複数のスタックが複数の少なくとも部分的に構造を持たせたメタルシート２から層をなす配置で形成され、各スタックがそれぞれのベンドラインで折り曲げられるハニカム体を製造することが意図される。スタックは、製造すべきハニカム体の外側の形状に対応するモールドセグメントから形成される開かれたモールドに導入され、モールド内で巻付け装置１５により保持される。スタックは図に示していないが、ある回転の方向においてねじられ、または互いに巻付けられる。この種類のハニカム体の製造はたとえばＤＥ１９５２２３２７Ａ１およびＤＥ１９５２１６８５Ａ１に記載される。これらの刊行物の内容はこの特許出願の内容とみなされる。図５に示されるように、巻付け装置１５は共通の中心２６から延びる３つのキャリア１９、２４、２５を有する。中心２６において駆動シャフト２７が設けられ、駆動シャフト２７によって巻付け装置１５は軸１７について旋回可能である。各キャリア１９、２４、２５は同じ構成のものである。約１２０°の角度が各キャリア１９、２４、２５の間に形成される。各々のキャリア１９、２４、２５の自由端にはそれぞれの巻取バー２０が設けられ、これはスタックと係合させることができる。巻取バー２０はスタックのベンドラインの領域に実質的に係合する。巻取バー２０をある方向に軸１７について回転することにより、図示されない個々のスタックが同じ方向にねじられる。中央領域におけるスタックの構造的構成が少なくとも巻付け手順の間は維持されるようにするため、各キャリア１９、２４、２５は各スタック内の流路４に少なくとも部分的に導入することのできる位置決め要素２２を有する。保持装置２３の各キャリア１９、２４、２５上の位置決め要素２２の配置は同じである必要はない。また、異なった配置の位置決め要素２２を設けることも可能である。参照番号のリスト１スタック２構造を持たせたシート３平滑なシート４流路５シートストリップ６切断装置７波形の山８波形トラフ９スタック１０、１１モールドセグメント１２モールド１３、１４ピボット軸１５巻付け装置１６囲い１７軸１８中央領域１９キャリア２０、２１巻取バー２２位置決め要素２３保持装置２４、２５キャリア２６中心

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項【提出日】平成１１年２月２３日（１９９９．２．２３）【補正内容】請求の範囲１．複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）を含む、流体がその中を流れることのできる複数の流路（４）を有するハニカム体を製造するためのプロセスであって、ａ）少なくとも１つのスタック（１）は複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）から層をなす関係で流路（４）が形成される態様で形成され、ｂ）スタック（１、９）はモールド（１２）に導入され、その中で前記スタック（１、９）の中央領域（１８）において巻付け装置（１５）によって保持され、前記巻付け装置（１５）は中心軸（１７）について旋回可能であり、巻取り軸（１７）にほぼ平行に延在しかつ前記流路（４）の長さ方向において延在し、前記スタック（１）の中央領域（１８）においてそれぞれの外表面に係合する少なくとも２つの巻取バー（２０、２１）を有し、少なくとも部分的に流路（４）に係合する位置決め要素（２２）を備え、ｃ）前記スタック（１、９）には予め定められた程度の巻付けが達成されるまで巻付け手順が行なわれ、中央領域（１８）に設けられかつ前記シート（２）の、互いに関して配置される構造（７、８）を有する構造的構成が少なくとも前記巻付け手順の間は維持される、プロセス。２．ハニカム体を製造するためのプロセスであって、各ハニカム体は、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）を含む、流体がその中を流れることのできる複数の流路を有し、ａ）少なくとも１つのスタック（１）は複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）から層をなす関係で流路（４）が形成される態様で形成され、ｂ）スタック（１、９）はモールド（１２）に導入され、その中で前記スタック（１、９）の中央領域（１８）において巻付け装置（１５）によって保持され、前記巻付け装置（１５）は中心軸（１７）について旋回可能であり、巻取り軸（１７）にほぼ平行に延在しかつ前記流路（４）の長さ方向において延在し、前記スタック（１）の中央領域（１８）においてそれぞれの外表面に係合する少なくとも２つの巻取バー（２０、２１）を有し、少なくとも部分的に流路（４）に係合する位置決め要素（２２）を備え、ｃ）前記スタック（１、９）には予め定められた程度の巻付けが達成されるまで巻付け手順が行なわれ、ｄ）前記スタック（１、９）は前記モールド（１２）から巻付けられた状態で外され、ｅ）プロセスステップ（ａ）から（ｄ）がさらなるハニカム体の各スタック（１、９）に対して繰返され、各スタック（１、９）はシート（２）の、互いに関して配置される構造（７、８）の、中央領域（１８）において常に同じである、構造的構成で形成され、各スタック（１、９）の前記シート（２）の、互いに関して配置される前記構造（７、８）の前記構造的構成は少なくとも前記巻付け手順の間は維持される、プロセス。３．スタック（１、９）の前記中央領域（１８）における構造的構成はハニカム体に対して、または複数のハニカム体の第１のものに対して予め定められる、請求項１または２に記載のプロセス。４．第１のハニカム体のためのスタック（１、９）は層をなす関係で形成され、前記スタック（１、９）の前記中央領域（１８）における構造的構成は前記第１のハニカム体に対して定められ、第１のスタック（１、９）から製造されるハニカム体が予め定められた品質基準を満たす場合、前記構造的構成は、さらなるシートを対応して層をなす関係で配置して各々のさらなるハニカム体のためのそれぞれのスタック（１、９）を形成することにより繰返される、請求項２に記載のプロセス。５．波形の山（７）および波形トラフ（８）を備えた構造を持たせたシート（２）と平滑なシート（３）とが交互に層をなす関係で配置され、構造を持たせたシート（２）の波形の山（７）が隣接する構造を持たせたシート（２）の２つの波形トラフ（８）の間に実質的に配置される態様でスタック（９）を形成する、請求項１、２または３のいずれかに記載のプロセス。６．前記構造を持たせたシート（２）は、波形長さ（λ）で繰返される波形の山（７）および波形トラフ（８）を有し、前記シート（２）は積重ねる動作の前に、前記波形長さ（λ）の整数倍に対応する長さ（Ｌ）でシートストリップから切断される、請求項５に記載のプロセス。７．波形の山（７）および波形トラフ（８）を備えた構造を持たせたシート（２）と平滑なシート（３）とが、隣接する構造を持たせたシート（２）の波形の山（７）および波形トラフ（８）が実質的に互いに整列している態様で互いに層をなす関係で配置される、請求項１、２または３のいずれかに記載のプロセス。８．前記構造を持たせたシート（２）は波形長さ（λ）で繰返される波形の山（７）および波形トラフ（８）を有し、前記シート（２）は積重ねる動作の前に、Ｌ＝ｎλ＋０．５λの関係に対応する長さ（Ｌ）でシートストリップ（５）から切断され、ここでｎは自然数の群からの要素である、請求項７に記載のプロセス。９．流体がその中を流れることができる複数の流路（４）を形成する複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）を含む少なくとも１つのスタック（１、９）を含む、特に触媒コンバータキャリア本体などの少なくとも１つのハニカム体を製造するための装置であって、その内部構成が製造すべきハニカム体の外側の形状にほぼ対応するモールド（１２）と、各スタック（１、９）を少なくとも巻付け手順の間はその中央領域（１８）において保持し、かつ軸（１７）について旋回可能である巻付け装置（１５）とを含み、保持装置（２３）が、各スタック（１、９）の中央領域（１８）における構造的構成の流路（４）に少なくとも部分的に導入することができる位置決め要素（２２）を有し、そのため前記スタック（１、９）の中央領域（１８）に形成される構造的構成が少なくとも前記巻付け手順の間は維持されるようにすることを特徴とする、装置。１０．前記位置決め要素（２２）はバー状構成のものであることを特徴とする、請求項９に記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者ディーボルト，ローベルトドイツ連邦共和国、デー―53721 ジークブルク、アム・シュタインブルッフ、１・アー

Claims

【特許請求の範囲】１．複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）を含む、流体がその中を流れることのできる複数の流路（４）を有するハニカム体を製造するためのプロセスであって、ａ）少なくとも１つのスタック（１）が複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）から層をなす関係で形成され、ｂ）スタック（１、９）はモールド（１２）に導入され、その中で巻付け装置（１５）により前記スタック（１、９）の中央領域（１８）において保持され、ｃ）前記スタック（１、９）には予め定められた程度の巻付けが達成されるまで巻付け手順が行なわれ、中央領域（１８）に設けられかつ前記シート（２）の、互いに関して配置される構造（７、８）を有する構造的構成が少なくとも前記巻付け手順の間は維持される、プロセス。２．ハニカム体を製造するためのプロセスであって、各ハニカム体は、複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）を含む、流体がその中を流れることのできる複数の流路を有し、ａ）少なくとも１つのスタック（１）は複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）から層をなす関係で形成され、ｂ）スタック（１、９）はモールド（１２）に導入され、その中で巻付け装置（１５）により前記スタック（１、９）の中央領域（１８）において保持され、ｃ）前記スタック（１、９）には予め定められた程度の巻付けが達成されるまで巻付け手順が行なわれ、ｄ）前記スタック（１、９）は前記モールド（１２）から巻付けられた状態で外され、ｅ）プロセスステップ（ａ）から（ｄ）がさらなるハニカム体の各スタック（１、９）に対して繰返され、各スタック（１、９）はシート（２）の、互いに関して配置される構造（７、８）の、中央領域（１８）において常に同じである、構造的構成で形成され、各スタック（１、９）の前記シート（２）の、互いに関して配置される前記構造（７、８）の前記構造的構成は少なくとも前記巻付け手順の間は維持される、プロセス。３．スタック（１、９）の前記中央領域（１８）における構造的構成はハニカム体に対して、または複数のハニカム体の第１のものに対して予め定められる、請求項１または２に記載のプロセス。４．第１のハニカム体のためのスタック（１、９）は層をなす関係で形成され、前記スタック（１、９）の前記中央領域（１８）における構造的構成は前記第１のハニカム体に対して定められ、第１のスタック（１、９）から製造されるハニカム体が予め定められた品質基準を満たす場合、前記構造的構成は、さらなるシートを対応して層をなす関係で配置して各々のさらなるハニカム体のためのそれぞれのスタック（１、９）を形成することにより繰返される、請求項２に記載のプロセス。５．波形の山（７）および波形トラフ（８）を備えた構造を持たせたシート（２）と平滑なシート（３）とが交互に層をなす関係で配置され、構造を持たせたシート（２）の波形の山（７）が隣接する構造を持たせたシート（２）の２つの波形トラフ（８）の間に実質的に配置される態様でスタック（９）を形成する、請求項１、２または３のいずれかに記載のプロセス。６．前記構造を持たせたシート（２）は、波形長さ（λ）で繰返される波形の山（７）および波形トラフ（８）を有し、前記シート（２）は積重ねる動作の前に、前記波形長さ（λ）の整数倍に対応する長さ（Ｌ）でシートストリップから切断される、請求項５に記載のプロセス。７．波形の山（７）および波形トラフ（８）を備えた構造を持たせたシート（２）と平滑なシート（３）とが、隣接する構造を持たせたシート（２）の波形の山（７）および波形トラフ（８）が実質的に互いに整列している態様で互いに層をなす関係で配置される、請求項１、２または３のいずれかに記載のプロセス。８．前記構造を持たせたシート（２）は波形長さ（λ）で繰返される波形の山（７）および波形トラフ（８）を有し、前記シート（２）は積重ねる動作の前に、Ｌ＝ｎλ＋０．５λの関係に対応する長さ（Ｌ）でシートストリップ（５）から切断され、ここでｎは自然数の群からの要素である、請求項７に記載のプロセス。９．位置決め要素（２２）は、中央領域（１８）において、層をなす関係でスタック（１、９）を形成する動作の後に少なくとも部分的に流路（４）に導入される、請求項１から８のいずれかに記載のプロセス。１０．流体がその中を流れることのできる複数の流路（４）を形成する複数の少なくとも部分的に構造を持たせたシート（２）を含む少なくとも１つのスタック（１、９）を含む、特に触媒コンバータキャリア本体などの少なくとも１つのハニカム体を製造するための装置であって、その内部構成が製造すべきハニカム体の外側の形状にほぼ対応するモールド（１２）と、各スタック（１、９）を少なくとも巻付け手順の間はその中央領域（１８）において保持する巻付け装置（１５）とを含んでおり、前記巻付け装置（１５）は保持装置（２３）を有し、前記保持装置（２３）により各スタック（１、９）は前記構造を持たせたシート（２）の、互いに関して配置される構造（７、８）を備えた中央領域（１８）に形成される構造的構成が少なくとも前記巻付け手順の間は維持されるような態様で前記スタック（１、９）の中央領域（１８）において保持されることを特徴とする、装置。１１．前記保持装置（２３）は、各スタック（１、９）の中央領域（１８）における構造的構成の流路（４）に少なくとも部分的に導入することができる位置決め要素（２２）を有することを特徴とする、請求項１０に記載の装置。１２．前記位置決め要素（２２）はバー状構成のものであることを特徴とする、請求項１１に記載の装置。