JP2001509760A - 携行用ハンドルを有した包装マルチパック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ボトル等の複数の物品を収容するカートンであって、頂部（１６，２６）と、底部（１２，３０）と、これら頂部及び底部を接続する一対の側壁（１４，２８）とを備え、これにより筒状構造を形成している。前記頂部には複数の開口（５４，５６，５８，６０，６２，６４）と携行用ハンドル手段（１８，２０，２２）とが設けられている。前記開口は離間した二列に形成されており、これら開口から前記物品の頂部が突出するようになっている。前記ハンドル手段は前記頂部から上方に延出している。このカートンは、前記ハンドル手段が、前記開口が成す二列の間に位置しかつ前記開口列間の中央面からずれて配置されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 携行用ハンドルを有した包装マルチパック 本発明は、複数の物品を収容しかつ上方に立ち上げられた携行用ハンドルを備 えて成る巻き付けタイプ(wraparound type)のカートンに関する。 本発明の一態様により、ボトル等の複数の物品を収容するカートンが提供され る。該カートンは、頂部と、底部と、これら頂部及び底部を接続する一対の側壁 とを備え、これにより筒状構造を形成している。前記頂部には、離間した二列に 形成された複数の開口と携行用ハンドル手段とが設けられている。前記開口から は前記物品の頂部が突出するようになっている。前記ハンドル手段は前記頂部か ら上方に延出している。このカートンは、前記ハンドル手段が、前記開口が成す 二列の間に位置しかつ前記開口列間の中央面からずれて配置されていることを特 徴としている。 本発明のこの態様の付加的な特徴によれば、前記携行用ハンドル手段はさらに 互いに折り曲げ可能に接続された一対の隣接したパネルを有することができる。 この一対のパネルは、該カートンの前記頂部から離れて上方に立ち上げられたハ ンドルを形成する。また、携行用ハンドル手段は、該携行用ハンドル手段の下方 部分を互いに接続して両ハンドルパネルの前記接続部が離れないようにするため の拘束手段を有することができる。この拘束手段は、前記頂部と前記両ハンドル パネルの一つとの接合部より切り出されたタブを備え、該タブが、他方のハンド ルパネルに近接して形成された開口の一つと係合する。 本発明の態様の別の付加的特徴によれば、前記タブ（ロック用タブ）を前記頂 部に形成された前記開口の一つに掛止し、かつ前記物品の一つの上部によって保 持するようにもできる。 本発明の他の態様では、複数の物品を収容するためのカートンブランクが提供 される。このカートンブランクは、第一の底部パネルと、第一の側壁パネルと、 第一の頂部パネルと、第一・第二のハンドルパネルと、第二の頂部パネルと、互 いに折り曲げ可能に接続された第二の側壁パネル及び第二の底部パネルとを備え て成る。前記第一・第二の底部パネルが互いに接続されて筒状構造となるカート ンを形成し、かつ、前記第一・第二のハンドルパネルが上方に立ち上げられたハ ンドルを形成する。このハンドルの頂点は前記第一・第二の頂部パネルからは離 れており、かつ該ブランクを横切る中心平面からずらされている。 この態様の付加的な特徴によれば、前記ハンドルパネルは拘束手段によってロ ックすることができる。この拘束手段は、前記第一・第二のハンドルパネルの下 部又はその近傍に設けられ、曲げられた前記両ハンドルパネルが開いてしまうの を防止する。 以下、本発明の一実施形態を添付の図面を参照して説明する。 図１は本発明に係るカートンを形成するカートンブランクの平面図； 図２は、上方に立ち上げられたハンドルを備えるカートン中心部を示す斜視図 図３は、本発明に係る完成されたカートンを、ロック用タブの一つを示すため にボトルを一本取り外した状態で示す斜視図である。 図面を参照すると、特に図１に示すように、ペーパーボードあるいは同様の折 り曲げ可能なシート材料から形成された細長いブランク１０は、直列に配された 底部構造１２と、第一の側部パネル１４と、中間パネル１５と、第一の頂部パネ ル１６と、第一のハンドルパネル１８と、第二のハンドルパネル２０と、第三の ハンドルパネル２２と、第四のハンドルパネル２４と、第二の頂部パネル２６と 、中間パネル２７と、第二の側部パネル２８及び第二の底部構造３０とを備え、 これらは、折り曲げ線３２，３４，３６，３８，４０，４２，４４，４６，４８ ，５０，５２に沿って順次折り曲げ可能に接続されている。 前記底部構造１２，３０を形成する前記側部パネル１４，２８の下部と底部パ ネルは本発明に直接関係はなくかつ当分野では周知の構成であるので、これらに ついての詳細は省略する。 互いに離間しかつ並んだ状態で開口５４，５６，５８に受け入れられる三本の ボルトの首部は頂部パネル１６から突出するものとなる。これら各開口はそれぞ れ、ハンドルパネル１８の下部近傍にロック部５４ａ，５６ａ，５８ａを形成す る形状とされている。同様に、同じく互いに離間しかつ並んだ状態で開口６０， ６２，６４に受け入れられる三本のボトルも頂部パネル２６から部分的に突出す る。ただし、これら開口６０，６２，６４は上記の如きロック部は有していない 。 ロック用タブ６６，６８，７０がハンドルパネル２４から切り出され、かつ、 ハンドルパネル１８の下端に折り曲げ線４６に沿って折り曲げ可能に接続されて いる。これらロック用タブはそれぞれＤ字形のロック用ヘッドを有し、これら各 ロック用ヘッドはそれぞれロック用エッジ６６ａ，６８ａ，７０ａを有している 。 両ハンドルパネル２０，２２にはそれぞれハンドル開口７２，７４が形成され 、これら各開口はそれぞれクッション用フラップ７６，７８を有している。 ハンドルパネル１８，２０に隣接して補強パネル８０が位置している。この補 強パネル８０は折り曲げ線８２に沿ってハンドルパネル２０に接続されている。 この補強パネル８０は、折り曲げ線４０からハンドルパネル１８の両側縁の一つ に延びる切断線８４によってハンドルパネル１８から切り離されている。ハンド ルパネル２２，２４に隣接して補強パネル８６が位置している。この補強パネル ８６は折り曲げ線８８に沿ってハンドル２２に接続されている。この補強パネル ８６は、折り曲げ線４４からハンドルパネル２４の側縁に延びる切断線８９によ ってハンドルパネル２４から切り離されている。これら補強パネル８０，８６は 双方が共有する側縁に沿って折り曲げ線９０によって折り曲げ可能に接続されて いる。 ハンドルパネル１８，２０における他方の側縁に隣接して補強パネル９２が位 置している。この補強パネル９２は折り曲げ線９４に沿ってハンドルパネル２０ に接続されている。この補強パネル９２は、折り曲げ線４０からハンドルパネル １８の側緑に延びる切断線９６によってハンドルパネル１８から切り離されてい る。ハンドルパネル２２，２４における他方の側縁に隣接して補強パネル９８が 位置している。この補強パネル９８は折り曲げ線１００に沿ってハンドルパネル ２２に折り曲げ可能に接続されている。この補強パネル９８は、折り曲げ線４４ からハンドルパネル２４の側縁に延びる切断線１０２によってハンドルパネル２ ４から切り離されている。これら補強パネル９２，１０２は双方が共有する側縁 に沿って折り曲げ線１０４によって折り曲げ可能に接続されている。 随意、開口１１０，１１２が補強パネル８０，８６、及び９２，９８の各共通 端縁から切り出されており、そのため折り曲げ線４２は途切れている。これによ って、以下に説明するように、カートン組立時の保持がより容易なものとなって いる。 図１ないし図３に示した本発明の携行器を完成させるには連続した折り曲げ及 び貼着操作が必要である。折り曲げ操作は下記の説明のものに限定されるもので はなく、製造条件により適宜変更可能である。 このように、このブランクは、各列３本ずつで二列とされた６本のボトルの組 の回りに巻き付けられ、その際、それらボトルの首部１１４が、図３に示すよう に、前記ボトルの列間に上方に立ち上がるハンドルＨを形成する両ハンドルパネ ルの首部受け入れ開口から突出するようになっている。 このカートンブランクをボトルに取り付けるために、ハンドル補強パネル８０ ，８６が、それぞれ折り曲げ線８２，８８から折り曲げられ、ハンドルパネル１ ８，２０、及び２２，２４に重ねられる。同様に、補強パネル９２，９８は折り 曲げ線９４，１００から折り曲げられてハンドルパネル１８，２０、及び２２， ２４に重ねられる。 その後、ハンドルパネル１８，２０は該ブランクから互いに近接した状態に立 ち上げられ、これにより各ハンドル開口が整列した状態となる。特に、ロック用 タブ６６，６８，７０は折り曲げ線４６から１８０°折り曲げられ、頂部パネル ２６上に重ねられる。ハンドルパネル１８，２０は折り曲げ線４２から折り曲げ られて、ハンドルパネル２２，２４上にそれぞれ重ねられる。これによりロック 用タブ６６，６８，７０はそれぞれ開口５４，５６，５８と対応する。 次いで各タブは各開口に係合される。この際、各ロック用タブ６６，６８，７ ０の頭部が、そのロック用エッジ６６ａ，６８ａ，７０ａをロック部５４ａ，５ ６ａ，５８ａに掛止した状態で各開口５４，５６，５８から覗くものとなる。 頂部パネル１６，２６はハンドル構造とそろっていた状態から折り曲げ線３８ ，４６より折り曲げられる。その後このブランクは包装すべきボトル組に取り付 けられる。その際、ハンドルパネル１８，２０，２２，２４より形成されたハン ドルＨは、図３に示すように、ボトルが構成する二つの列の間に、開口列の中間 に位置する平面からはオフセットした状態に配置されるものとなる。 この位置にて、各開口に受け入れられたボトルの首部は、自身が関連する各頂 部よりも上方にあり、ロック用タブ６６，６８，７０の頭部が、該カートンブラ ンクとボトルの列との相対的移動を阻止し、ボトルの首部が各開口５４，５６， ５８に受け止められるようにする。次いで、このカートンブランクはボトルの首 部の上部に被せられ、これによりロック用タブ６６，６８，７０の頭部が外側に ずらされ、ハンドルパネル１８と近接したしたボトルの首部との間に位置する。 図３では、手前のボトル列の端の一本を取り外して、ロック用タブ６６の通常の 配置を示している。このように、ハンドルパネル１８，２４はロック用タブ６６ ，６８，７０により互いに拘束されるため、使用中は事実上垂直状態に保たれる 。 ハンドルＨが開口列間中央面からオフセットして配置されることによりロック 用タブに生ずる応力は低減し、優れたハンドル強度が得られることが理解される であろう。また、当業者であれば、本発朋が、ロック用タブを含んだカートンの 使用に限定されないことを理解するはずである。実際、「中心からずれた(off-c entre)」ハンドルは、このタイプでロック用タブを持たないカートンにも適用す ることができる。「中心からずれた」ハンドルを使月することによってハンドル 強度を向上させることができるのである。 このカートンは図３に示す状態とされて完成する。それには、側壁１４．２８ を下方に折り曲げ、かつ底部構造１２，３０をボトルの底部の下で互いに重ねた 状態として留める。図２に示す如き手のためのクッション構造Ｓが、互いにそろ った二つのハンドル開口の間に設けられている。このクッション構造は、二つの ハンドルパネルと重なり合う状態とされるフラップにより形成される。適宜、ハ ンドルパネル２０，２２は折り曲げ線４０／４４から図２に示すように略直角に 折り曲げられ、これによりユーザーの使用感は向上する。便宜を図るため、ハン ドル頂部は各ボトルのキャップよりも上方に位置している。従って、重ねる際に は、ハンドルパネル２０，２２は折り曲げ線４０／４４から折り曲げられ、かつ 図３に示すようにボトルキャップＣ上に置かれる。 上述した構成では、補強パネル８０，８６，９２，９８によってハンドル強度 はさらに高められている。 このように、本発明及びその好ましい実施形態は物品携行器に関したものであ り、該携行器は、複数本のボトルをしっかりと保持するのに充分な強度を持つも のであるが、ハンドルに伝えられた荷重が該携行器によって吸収されるように、 ある程度のフレキシビリティも備えている。このブランク形状により、必要なペ ーパーボードの量は最小のものとなっている。この携行器は、ボトル配列に手で あるいは機械にて自動で取り付けることができる。本発明は種々の携行器に適用 することができるものであり、上述した形態のものに限定されるものではない。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年４月９日（１９９８．４．９） 【補正内容】 明細書 携行用ハンドルを有した包装マルチパック 本発明は、複数の物品を収容しかつ上方に立ち上げられた携行用ハンドルを備 えて成る巻き付けタイプ(wraparound type)のカートンに関する。 欧州特許文献EP 0 456 448は、頂部と、底部と、これら頂部及び底部を接続す る一対の側壁部とを有して筒状構造を形成し、ボトル等の複数の物品を収納する カートンを開示している。このカートンは前記頂部から上方に延在した携行用ハ ンドルと、該携行用ハンドルを使用のために直立した状態に維持すべく該携行用 ハンドルの下部において互いに対向したパネルどうしを拘束するロック用タブと 、を有している。 本発明及びその好ましい実施の形態は、上記の従来技術に係る問題の全て又は 少なくとも一部を解消せんとするものである。 本発明の一態様により、ボトル等の複数の物品を収容するカートンが提供され る。該カートンは、頂部と、底部と、これら頂部及び底部を接続する一対の側壁 とを備え、これにより筒状構造を形成している。前記頂部には、離間した二列に 形成された複数の開口と携行用ハンドル構造とが設けられている。前記開口から は前記物品の頂部が突出するようになっている。前記ハンドル構造は前記頂部か ら上方に延びた手持ち用開口を含んでいる。このカートンは、前記ハンドル構造 が、前記開口が成す二列の間に位置しかつ前記開口列間の中央面からずれて配置 されている。 本発明のこの態様の付加的な特徴によれば、前記ハンドル構造はさらに互いに 折り曲げ可能に接続された一対の隣接したパネルを有することができる。この一 対のパネルは、該カートンの前記頂部から離れて上方に立ち上げられたハンドル を形成する。好ましくは、このハンドル構造は、該ハンドル構造の下方部分を互 いに接続して両ハンドルパネルの前記接続部が離れないようにするための固定手 段を有することができる。さらに好ましくは、この固定手段は、前記頂部と前記 両ハンドルパネルの一つとの接合部より切り出されたタブを備え、該タブが、他 方のハンドルパネルに近接して形成された開口の一つと係合する。 本発明の態様の別の付加的特徴によれば、前記タブ（ロック用タブ）を前記頂 部に形成された前記開口の一つに掛止し、かつ前記物品の一つの上部によって保 持するようにもできる。 本発明の他の態様では、複数の物品を収容するためのカートンブランクが提供 される。このカートンブランクは、第一の底部パネルと、第一の側壁パネルと、 第一の頂部パネルと、共に手持ち用開口を有した第一・第二のハンドルパネルと 、第二の頂部パネルと、互いに折り曲げ可能に接続された第二の側壁パネル及び 第二の底部パネルとを備えて成る。前記第一・第二の底部パネルは互いに接続す ることができ、これによって 筒状構造となるカートンが形成される。ここで、立 ち上がったハンドルを形成するための 前記第一・第二のハンドルパネルは、ハン ドルが、組み立てられた状態の該カートンの中央断面からずれるように配置され ている。 本発明のこの態様の付加的な特徴によれば、前記第一・第二の頂部パネルは複 数の開口を備えている。これら開口は各々、組み立てられたカートンによって保 持された物品の頂部を受け入れることができる。 本発明のこの態様のさらなる付加特徴によれば、さらに、前記頂部パネルのう ちの一つと前記ハンドルパネルの一つとの接合部から切り出されたタブを備えて いる。このタブは、直立したハンドルを形成するために、他方の頂部パネルから 切り出された前記開口のうち一つと係合できものとなっている。 以下、本発明の一実施形態を添付の図面を参照して説明する。 図１は本発明に係るカートンを形成するカートンブランクの平面図； 図２は、上方に立ち上げられたハンドルを備えるカートン中心部を示す斜視図； 図３は、本発明に係る完成されたカートンを、ロック用タブの一つを示すため にボトルを一本取り外した状態で示す斜視図である。 図面を参照すると、特に図１に示すように、ペーパーボードあるいは同様の折 り曲げ可能なシート材料から形成された細長いブランク１０は、直列に配された 底部構造１２と、第一の側部パネル１４と、中間パネル１５と、第一の頂部パネ ル１６と、第一のハンドルパネル１８と、第二のハンドルパネル２０と、第三の ハンドルパネル２２と、第四のハンドルパネル２４と、第二の頂部パネル２６と 、中間パネル２７と、第二の側部パネル２８及び第二の底部構造３０とを備え、 これらは、折り曲げ線３２，３４，３６，３８，４０，４２，４４，４６，４８ ，５０，５２に沿って順次折り曲げ可能に接続されている。 前記底部構造１２，３０を形成する前記側部パネル１４，２８の下部と底部パ ネルは本発明に直接関係はなくかつ当分野では周知の構成であるので、これらに ついての詳細は省略する。 互いに離間しかつ並んだ状態で開口５４，５６，５８に受け入れられる三本の ボルトの首部は頂部パネル１６から突出するものとなる。これら各開口はそれぞ れ、ハンドルパネル１８の下部近傍にロック部５４ａ，５６ａ，５８ａを形成す る形状とされている。同様に、同じく互いに離間しかつ並んだ状態で開口６０， ６２，６４に受け入れられる三本のボトルも頂部パネル２６から部分的に突出す る。ただし、これら開口６０，６２，６４は上記の如きロック部は有していない 。 ロック用タブ６６，６８，７０がハンドルパネル２４から切り出され、かつ、 ハンドルパネル１８の下端に折り曲げ線４６に沿って折り曲げ可能に接続されて いる。これらロック用タブはそれぞれＤ字形のロック用ヘッドを有し、これら各 ロック用ヘッドはそれぞれロック用エッジ６６ａ，６８ａ，７０ａを有している 。 両ハンドルパネル２０，２２にはそれぞれハンドル開口７２，７４が形成され 、これら各開口はそれぞれクッション用フラップ７６，７８を有している。 ハンドルパネル１８，２０に隣接して補強パネル８０が位置している。この補 強パネル８０は折り曲げ線８２に沿ってハンドルパネル２０に接続されている。 この補強パネル８０は、折り曲げ線４０からハンドルパネル１８の両側縁の一つ に延びる切断線８４によってハンドルパネル１８から切り離されている。ハンド ルパネル２２，２４に隣接して補強パネル８６が位置している。この補強パネル ８６は折り曲げ線８８に沿ってハンドル２２に接続されている。この補強パネル 請求の範囲 １． 頂部と、底部と、これら頂部及び底部を接続する一対の側壁とを備え、 これにより筒状構造を形成しており、前記頂部には複数の開口と手持ち用開口を 備えて 前記頂部から上方に延出した携行用ハンドル構造とが設けられ、前記開口 は離間した二列に形成され、これら開口から前記物品の頂部が突出するように構 成され、前記ハンドル構造が、前記開口が成す二列の間に位置しかつ前記開口列 間の中央面からずれて配置されて成る、ボトル等の複数の物品を収容するカート ン。 ２． 請求項１記載のカートンにおいて、前記ハンドル構造はさらに、該カー トンの前記頂部から離れて互いに折り曲げ可能に接続され上方に立ち上げられた ハンドルを形成する一対の隣接したパネルを有することを特徴とするカートン。 ３． 請求項２記載のカートンにおいて、該携行用ハンドル構造の下方部分を 互いに接続して両ハンドルパネルの前記接続部が離れないようにするための固定 手段とを有することを特徴とするカートン。 ４． 請求項３記載のカートンにおいて、該固定手段は前記頂部と一方のハン ドルパネルとの接合部から切り出されたタブを備え、該タブが、対向する他方の ハンドルパネルに近接して形成された開口の一つと係合することを特徴とするカ ートン。 ５． 請求項４記載のカートンにおいて、前記ロック用タブが、前記頂部に形 成された前記開口の一つと掛止し、かつ前記物品の一つの上部によって該開口内 に保持されることを特徴とするカートン。 ６． 複数の物品を収容するためのカートンブランクであって、第一の底部パ ネルと、第一の側壁パネルと、第一の頂部パネルと、各々手持ち用開口を備えた 第一・第二のハンドルパネルと、第二の頂部パネルと、互いに折り曲げ可能に接 続された第二の側壁パネル及び第二の底部パネルとを備えて成り、前記第一・第 二の底部パネルは互いに接続することかでき、これによって筒状構造のカートン を形成するとともに、立ち上がったハンドルを形成するための前記第一・第二の ハンドルパネルは、ハンドルが、組み立てられた状態の該カートンの中央断面か らずれるように配置されている ことを特徴とするカートンブランク。 ７． 請求項５又は６記載のカートンブランクにおいて、前記第一・第二の頂 部パネルは、組み立てられたカートンによって保持された物品の頂部をそれぞれ 受け入れることができる複数の開口を備えていることをことを特徴とするカート ンブランク。 ８． 請求項７記載のカートンブランクにおいて、前記頂部パネルのうちの一 つと前記ハンドルパネルの一つとの接合部から切り出されたタブを備え、該タブ は、直立したハンドルを形成するために、他方の頂部パネルから切り出された前 記開口のうち一つと係合できるよう構成されていることを特徴とするカートンブ ランク。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＡＵ，ＢＲ，ＢＹ，Ｃ Ａ，ＣＮ，ＣＺ，ＥＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＲ ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ， ＳＧ，ＳＫ，ＴＲ，ＵＳ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 頂部と、底部と、これら頂部及び底部を接続する一対の側壁とを備え、 これにより筒状構造を形成しており、前記頂部には複数の開口と前記頂部から上 方に延出した携行用ハンドル手段とが設けられ、前記開口は離間した二列に形成 され、これら開口から前記物品の頂部が突出するように構成された、ボトル等の 複数の物品を収容するカートンであって、 前記ハンドル手段が、前記開口が成す二列の間に位置しかつ前記開口列間の中 央面からずれて配置されていることを特徴とするカートン。 ２． 請求項１記載のカートンにおいて、前記携行用ハンドル手段はさらに、 該カートンの前記頂部から離れて互いに折り曲げ可能に接続され上方に立ち上げ られたハンドルを形成する一対の隣接したパネルと、該携行用ハンドル手段の下 方部分を互いに接続して両ハンドルパネルの前記接続部が離れないようにするた めの拘束手段とを有し、該拘束手段は前記頂部と一方のハンドルパネルとの接合 部から切り出されたタブを備え、該タブが、対向する他方のハンドルパネルに近 接して形成された開口の一つと係合することを特徴とするカートン。 ３． 請求項１又は２記載のカートンにおいて、前記ロック用タブが、前記頂 部に形成された前記開口の一つと掛止し、かつ前記物品の一つの上部によって該 開口内に保持されることを特徴とするカートン。 ４． 複数の物品を収容するためのカートンブランクであって、第一の底部パ ネルと、第一の側壁パネルと、第一の頂部パネルと、第一・第二のハンドルパネ ルと、第二の頂部パネルと、互いに折り曲げ可能に接続された第二の側壁パネル 及び第二の底部パネルとを備えて成り、前記第一・第二の底部パネルが互いに接 続されることにより筒状構造のカートンを形成するとともに、前記第一・第二の ハンドルパネルが上方に立ち上がったハンドルを形成し、該ハンドルの頂点は、 前記第一・第二の頂部パネルからは離れておりかつ該ブランクを横切る中心平面 からずれていることを特徴とするカートンブランク。 ５． 請求項３記載のカートンブランクにおいて、前記ハンドルパネルは、前 記第一・第二のバンドルパネルの下部又はその近傍に設けられた拘束手段によっ てロックされ、該拘束手段によって、前記両ハンドルパネルが折り曲げ接合部か ら開くことが防止されることを特徴とするカートンブランク。 ６． 添付の図面に描かれ、あるいは添付の図面を参照して明細書で説明した 図１に示すブランク。 ７． 添付の図面に描かれ、あるいは添付の図面を参照して明細書で説明した 図１ないし図３に示すカートン。