JP2001504299A - 前払い式電気通信サービスを提供するための方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 前払い電気通信サービスの前払いと使用との両方を容易化する、通信ネットワークをベースとする解決法を提供する。加入者には、ネットワーク・データベース内のレコードを割り当てる。データベース・レコードは、アカウント番号とそしてこれに関連する前払い金額を含む。加入者のこのレコード内の前払い金額が要求されたサービスに対して十分な場合、このサービスを許可する。この提供したサービスにしたがって、加入者レコード内の前払い金額を減らす。加入者はまた、加入者の前払いアカウントに対し金額を容易に追加でき、これは、（例えば、適当なネットワーク・サービス番号をダイアルすることにより）前払い式ネットワーク・サービスにアクセスして、データベース内の加入者前払いアカウントに金額を追加したいという希望を示すことにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】 前払い式電気通信サービスを提供するための方法および装置 発明の分野 本発明は、電気通信サービスに関し、特に、前払い式電気通信サービスを提供 するための方法および装置に関するものである。 発明の背景 前払い式のテレホン・コーリング・カード（prepaid telephone calling card ）は、知られている。これらカードは、カード・プロバイダにより、ある限られ た数の所定の額によりバッチ活性化（batch activate）される。このようなカー ドは、販売機、販売拠点端末あるいはその他の頒布センタから、例えば１０ドル 、２０ドル等のような固定の増額値で購入できる。例えば１０ドル・カードは、 カード所有者に対し、電話コール（telephone call）を行うための１０ドル分の 電話時間を提供する。もしこのコール中に、このカードに残存している時間が尽 きそうになった場合には、顧客に対し、ある一定の時間しか残っていないことを プロンプトする。この指定した時間が尽きると、コールを自動的に終了させる。 料金はこのカード表面の額に限られているため、このカードを所有している顧客 あるいはその他の誰も、大きな請求額に苦しむことがあり得ない。 これらのタイプのプリペイド・コーリング・カードは成功しているが、それは 、プリペイド・コーリング・カードの顧客が、集金および運営者の追加の割増料 金を避けることができ、そしてそれら顧客が、ローカルおよび長距離のコールを クレジットなしでしかも毎月の請求額の支払いなしで行うことができるからであ る。さらに、コールをするのに硬貨を必要としないからでもある。別の利点は、 運営者が公衆電話から硬貨を集金する必要がなくなることであり、これは、破壊 あるいは盗難も減少させる。しかし、これらプリペイド・カードには、かなりの 欠点がある。このようなコーリング・カードは、顧客が現実にこのカードを持ち 歩かなくてはならないため、不便である。もしこのカードを持って行くのを忘れ たときには、顧客は、コールをする必要があるときにはさらに不便を感じさせら れる。 加えて、固定／プリセットの額のプリペイド・コーリング・カードは、ユーザが 必要とするあるいは使用を終える電話時間量に必ずしも対応していない。もしこ の割り当てられた量が少な過ぎる場合、顧客のコールは、早々に終わらせられる 。この唯一の解決法は、顧客にとっては、さらに不便な多数枚のカードを持ち歩 くことであり、これはまた盗まれたりあるいは失ったりすることがある。さらに また、呼出者（caller）がカードの割り当てられた額よりも少ない分の額を使っ た場合、残っている額は、（１）これがコールをするのに必要な基本料金に満た ない場合、あるいは（２）コールがあまりにも短い時間しかできない程少ない場 合、本質的に使用できなくなってしまう。もう１つの大きな問題は、新しいカー ドを入手するプロセスも面倒でしかも時間を浪費するものであり、それは、顧客 が販売店またはその他の頒布者の所まで現実に行く必要があるからである。また さらに、使用済みのプリペイド・コーリング・カード全てを処理することに関連 する環境問題もある。 したがって、これらの問題並びにその他の問題を克服する前払い式電気通信シ ステムに対する改善したアプローチに対するニーズがある。 本発明の目的は、（１回の場合あるいは繰り返し行う場合の）前払いが容易で 迅速になる前払い式電気通信サービスを提供することである。 本発明の別の目的は、電気通信ネットワークを使って前払いを行うことができ る前払い式電気通信サービスを提供することである。 本発明の別の目的は、前払いをユーザ指定の可変の額で行うことができる、前 払い式電気通信サービスを提供することである。 本発明の別の目的は、電気通信サービスの前払い並びにこのような前払い式電 気通信サービスの使用がカードを必要としないような、前払い式電気通信サービ スを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、前払いサービスを使用し続けるのに顧客が新たな カードあるいは更新したカードを取得する必要を取り除くことである。 これらの目的並びにその他の目的を果たすため、本発明は、電気通信サービス を提供する全く異なったアプローチを採用する。限定された固定の金額として事 実上機能する１以上のカードを、顧客に持ち歩くのを要求するのではなく、本発 明では、電気通信サービスの前払いと使用との両方を容易化するネットワーク・ ベースの解決法を提供する。加入者には、ネットワーク・データベース内のレコ ードを割り当てる。データベース・レコードは、アカウント番号とそしてこれに 関連する前払い金額を含む。加入者が前払い式電気通信端末（例えば、公衆電話 ）からコールを行って、電気通信サービスを要求しているとき（例えば、長距離 電話コール）、この通信ネットワークは、この要求の処理を、加入者のデータベ ース・レコードを解析することにより行う。加入者のこのレコード内の前払い金 額が要求されたサービスに対して十分な場合、このサービスを許可する。この提 供したサービスにしたがって、加入者レコード内の前払い金額を減らす。したが って、加入者は、プリペイド・コーリング・カードを購入し、プリペイド・コー リング・カードを持ち歩くのを忘れないようにし、あるいはまたコーリング・カ ードに記憶された額を覚えておく、ということが必要でなくなる。また、前払い 式コーリング・サービスは、単にネットワーク前払いサービスに加入することに より得られる。 本発明によれば、加入者は、加入者の前払いアカウントに対し金額を容易に追 加することができる。ユーザは、単に、（例えば、適当なネットワーク・サービ ス番号をダイアルすることにより）前払い式ネットワーク・サービスにアクセス し、そしてデータベース内の加入者前払いアカウントに金額を追加したいという 希望を示す。一旦、アカウントおよび呼出者の一方または両方を識別しそして好 ましくは認証すると、加入者に対し、加入者データベース・レコード内の前払い 金額フィールドに追加すべき所望の金額を入力するようプロンプトする。この追 加する額は、加入者が固定あるいは可変のものと決めることができる。固定の額 は、前払いを特に容易にすることができるが、それは、加入者が単に、サービス をコールしそしてこのコールをした事により固定の額を加入者の前払いアカウン トに追加するようにできるからである。これにより、ネットワークは、前払いア カウント番号に関連したデータベース内の新たな前払い金額を生成する。この後 直ちに、ユーザは、カードなしで、しかもプリペイド・コーリング・カードが希 望する電気通信サービスに対し支払いを行うのに十分な残りの資金があるかどう か心配することなく、前払い式電気通信サービスを要求しそしてそれを受けるこ とができる。 本発明の別の重要な特徴は、通信ネットワークが加入者に対する課金レコード の生成を取り扱い、そしてこの課金レコードには、データベースの前払い金額に 追加された金額を含める。課金サイクルの終了時に、加入者が加入者の定期的な 電話請求書を受けるとき、加入者前払いアカウント番号に追加した前払い金額に 対応するエントリを含める。 本発明は、多くの異なった方法で実施することができるが、好ましい例示的実 施形態は、インテリジェント・ネットワークを用いる。通信ネットワークに接続 したインテリジェント・ネットワーク・ノードは、前払い式電気通信サービスを 提供する。インテリジェント・ネットワーク・ノードは、サービス制御プロセッ サを含み、これは、ネットワーク前払いサービスの加入者に対し割り当てたデー タベース・レコードを記憶する。各データベース・レコードは、各ネットワーク 加入者に対し、前払いアカウント番号とそしてこれに関連した前払い金額を含む 。加入者に直接にあるいは加入者のローカル交換機にそしてそこからサービス制 御プロセッサに結合されたサービス交換プロセッサは、ネットワーク加入者を含 む通信サービスの前払いに向けたコールを検出し、そしてこれをサービス制御プ ロセッサにルーティングする。サービス制御プロセッサは、必要な前払い判断、 例えば呼出者が前払いアカウントを有しているかどうか、このアカウントが十分 な現行の資金を有しているかどうか、呼出者がこのアカウント額を変更すること が許可されているか、等の判断を行う。また、サービス制御プロセッサおよびサ ービス交換プロセッサの一方または両方は、ネットワークに対する命令を調整す る、例えば前払い式コールを許可し、課金レコードを更新する等も行う。 インテリジェント・ノードは、音声合成、音声認識、ＤＴＭＦトーン等を含む 多くの任意の技術を使って、ネットワークを介して加入者とインターフェースす ることにより、加入者が、データベース内のこの加入者と関連した前払い金額に 対し、呼出者が入力した金額を追加できるようにするか、あるいは代替的には、 各サービス・コール当たり固定の額を追加できるようにする。加入者の前払いア カウント番号に関連したこの新たに生成する前払い金額は、後続の前払い通信サ ービスに対し支払いを行うのに直ちに使うことができる。 したがって、本発明は、電気通信加入者および電気通信運営者の双方に対し多 くの利益を提供する。電気通信加入者にとっては、ある既存のカードのコール値 が尽きたときに１以上のプリペイド・コーリング・カードを買ったりあるいは更 新したりする必要がなくなる。このため、加入者は、電気通信販売代理店あるい はその他のプリペイド・コーリング・カードの頒布者の所まで行く必要がなくな る。重要なことは、カードを持ち歩く必要さえも取り除かれる。もちろん、所望 ならば、前払いネットワーク・サービスの電話番号および加入者の前払いアカウ ント番号の一方または両方を有する単一のカードは、それら番号が覚えられるま で発行することもできる。また、加入者は、新たなプリペイド・コーリング・カ ードを買うのに現金を持っている必要がなくなるが、それは、電話を介して要求 した前払い額は、加入者の月毎の電話請求書に含められるからである。 電気通信運営者にとっては、本発明が加入者に前払い式電気通信サービスに対 し常にアクセスできるようにするため、前払い式電気通信サービスがもっと頻繁 に使用されるようになり、このため電気通信運営者にとってより大きな収益が生 み出される。在来のプリペイド・コーリング・カードに対する必要を取り除くこ とにより、それらカードの製造、供給および配布に関連したオーバーヘッドが除 去される。この新たに追加された前払い額を加入者の月毎の電話請求書に自動的 に記入するため、前払いのアカウンティングおよび管理は、相当減少する。環境 的には、プラスチック・カードに関する過剰な廃棄物がなくなり、また企業が、 これら企業の廃棄された製品に関する廃棄物の処理に関し最終的に責任を負わさ れる場合の将来の問題が全くなくなることになる。さらに、電気通信運営者はま た、前払いネットワーク・サービス自体に対する料金請求をするオプションも有 する。 本発明のこれら並びにその他の目的、利点、特徴については、図面を参照して 以下に詳細に説明する。 図面の簡単な説明 図１は、本発明を好ましいインテリジェント・ネットワークの例示的な実施形 態において実施した、電気通信システムの概略図である。 図２は、本発明の例示的な実施形態による前払いネットワーク・サービスへの 加入者に対し保持するデータベース・レコードの簡略化した図。 図３は、本発明の例示的な実施形態による図１内の課金ノードが受けるフォー マットされたレコードの概念図。 図４（ａ）と図４（ｂ）とは、本発明の１例の実施形態による前払い式ネット ワークをベースとするサービスを実施する例示的方法を示すフロー図。 図５は、図１の例示的実施形態の種々のエレメントが実行する例示的な機能の フロー図。 発明の詳細な説明 以下の説明においては、説明のためであって限定目的ではないが、本発明の十 分な理解を得られるようにするため、特定のコンポーネント、インターフェース 、技法等の特定の詳細について記述する。しかし、当業者には理解されるように 、本発明は、これら特定の詳細から離れた他の実施形態においても実施すること ができる。他の場合においては、周知の方法、デバイスおよび回路の詳細な記述 は、本発明の説明を不必要な詳細さで不明確にしないようにするため省略する。 図１を参照すると、これには、簡単化した電気通信システム１０を示しており 、これにおいては、本発明を実施する非限定的の好ましい例示的な実施形態を記 述している。簡単化した電気通信ネットワーク１２は、オプションの複数のロー カル電話交換機１６ａ−１６ｅ（代替的には、加入者は、インテリジェント・サ ービス交換プロセッサをそのローカル交換機として使用できる）、インテリジェ ント・ネットワーク・ノード１８、課金システム４０、そして複数の電気通信デ バイス１４ａ−１４ｆを含んでいる。公衆支払い式電話１４ａ、加入者の家庭あ るいは住居１４ｄにある加入者の電話、携帯パーソナル・コンピュータ（ラップ トップ）、パーソナル・デジタル・アシスタント等１４ｃ、およびセルラ無線電 話１４ｂのような無線電気通信デバイスを含むワイヤライン電気通信デバイスは 、全て通信ネットワーク１２に接続あるいはその他の方法（直接かあるいは間接 例えばインターネット１１）で結合されているので、用語“電気通信デバイス” または“通信デバイス”は、全てのこのようなデバイスを含む。同様に、用語“ 通信サービスまたは諸通信サービス”は、通信ネットワーク１２が提供する全て の通信サービスを含み、そしてそれは、通信ネットワークを含む２以上の電気通 信 デバイス間で行われる通信プロセス（音声およびデータ）を含む（ただしこれに は限定されない）。前払い式電気通信サービスは、今日、公衆支払い式電話の文 脈で最も一般的に見られているが、本発明は、支払いを電気通信サービスが提供 される前、その間あるいはその直後に行われねばならないどのような通信サービ スにも適用可能である。さらに、本発明は、明細書においてインテリジェント・ ネットワーク（ＩＮ）の実現例の文脈で記述する場合があるが、本発明は、ＩＮ の実現例または装置に全く限定されるものではない。 “インテリジェント・ネットワーク”は、基本的なコールのルーティングおよ び交換に加えてサービスを提供する電気通信ネットワークを指す。図１を参照す ると、インテリジェント・ネットワーク・ノード１８は、ローカルおよびその他 の交換機、クロス・コネクト、非同期転送モード（ＡＴＭ）ノード等を含む在来 の電気通信ネットワーク１２とインターフェースする。このインテリジェント・ ネットワーク・ノード１８は、サービス交換プロセッサ２８を含み、これは、当 該産業においてはサービス交換ポイント（ＳＳＰ）と呼ぶ場合がある。サービス 交換ポイントは、本質的には、ＩＮコールを識別するのに使用する追加のソフト ウューアを備えたローカル交換機である。このサービス交換ポイントは、さらに 、サービス制御プロセッサ２０に接続され、これは、当該産業においてはサービ ス制御ポイント（ＳＣＰ）と呼ぶ場合がある。 サービス交換ポイント２８は、コンピュータ３０、音声認識、トリガ機能３０ 、交換機能３２のような多数の先進の機能を実行するインテリジェント周辺装置 ３４（上述した通り、ＳＳＰは本質的には余分な機能をもったローカル交換機で ある）、およびトラフィック処理／コール制御機能３６を備えている。サービス 制御ポイント２０は、インテリジェント・ネットワーク・ノード１８が提供する 各種の先進のサービスを実施するためのコンピュータ２２およびサービス・ロジ ック２４を含んでいる。もし所望ならば、２つのインテリジェント・ノード２０ および２８を、単一のサービス交換／制御ポイント・プロセッサ（ＳＳＣＰ）に 一体化させることもできる。いずれの構成でも、サービス・ロジック２４は、ネ ットワーク・アクセスおよびトランスポート実装とは独立である。 サービス交換ポイント２８は、サービス制御ポイント２０が提供する前払いネ ットワーク・サービスに対し、通信ネットワーク１２を介して加入者アクセスを 与える。シグナリング情報は一般に、図１において点線によりサービス交換ポイ ント２８に伝達するものとして示しているが、このようなシグナリング情報は、 サービス交換ポイント２８の交換／コール制御機能（３２および３６）に伝達さ れると理解されるべきである。サービス交換ポイント２８は、前払いサービス要 求を（適当なデータ・トランザクション・プロトコルを使用することにより）サ ービス制御ポイント２０に送ることにより、前払いネットワーク・サービスと呼 出者／電気通信デバイスとの間の相互作用を確立する。したがって、サービス交 換ポイント２８は、ネットワーク１２内の種々のコールを、そのデジタル交換機 能２８とサービス制御ポイント２０から利用可能な前払いネットワーク・サービ スとによりインターフェースする。 コール交換プロセスにおける“トリガ・ポイント”は、サービス交換ポイント ２８にて検出する。トリガ・ポイントの基本的な例は、ある特定の番号に対し試 行するコールである。本発明に適用するのと同じように、このようなトリガ・ポ イントは、検出される前払いネットワーク・サービスの電話番号、例えば特別な “８００”番号の検出とすることができる。このようなトリガ・ポイントをトリ ガ機能３１が検出すると、サービス交換ポイント・コンピュータ３０は、直ちに このトリガ・イベントについてサービス制御ポイント２０に通知し、そしてコー ル側端末の電話番号と宛先番号とのような種々の関連するコール接続データを送 る。サービス制御ポイント２０は、サービス・ロジック２４にしたがってコンピ ュータ２２内でこの情報を処理することにより応答し、そして制御命令をサービ ス交換ポイント・コンピュータ３０に返し、そしてこれは、これら命令を、デジ タル交換を制御するため適当な交換（３２）およびトラフィック処理／コール制 御処理（３６）に変換する。 詳細には、サービス交換ポイント２８は、トリガ条件を検出、すなわちサービ スおよびこれら信号の取り扱いに関連するネットワーク信号を識別し、コールを サービス制御プロセッサに転送し、サービス制御プロセッサからの応答を受け、 サービス制御プロセッサの要求について特定の条件が生起しているかどうかチェ ックし、そして生起している場合にはそれに対応するメッセージをサービス制御 プロセッサに送り、トランスポート・ネットワーク内の接続のセットアップおよ び解放を命令し、そしてインテリジェント周辺装置（ＩＰ）機器と相互作用する 。インテリジェント周辺装置３４は、例えば本発明において使用することにより 、加入者に対し異なった音声合成アナウンスを提供し、そしてデュアルトーン・ マルチ周波数（ＤＴＭＦ）電話からのディジットの受信／デコードを行うことが できる。さらに、インテリジェント周辺装置３４は、（ＤＴＭＦトーンのみでは なく）音声入力も受け、そして適当な音声認識ソフトウェアを用いて加入者応答 をデコードすることができる。このインテリジェント周辺装置３４は、サービス 交換ポイント２８内に含めることもできるが、これは、サービス交換ポイント２ ８がその交換機能３２を介してアクセス可能な別個のノードとして提供すること もできる。 動作について、加入者は、電気通信デバイス１４ａ−１４ｅの１つからコール を行う。これらデバイスのあるものからのシグナリングおよび情報（音声トーン とデータの一方または双方を含む）は、オプションとして、適当なローカル交換 機１６ａ−１６ｄを介して通信ネットワーク１２にインターフェースすることも できる。また代替的には、加入者を、サービス交換ポイント２８に対し直接接続 することもできる、サービス交換ポイント２８は、そのネットワーク上における このコール要求をモニタし、そして前払いネットワーク・サービス・トリガ条件 、例えばダイアルされた特別な前払いネットワーク・サービス番号を検出し、そ して必要なシグナリング経路を確立することにより、この要求を加入者に関する その他の情報と共にそしてこの特定の要求をサービス制御ポイント・コンピュー タ２２に伝達する。 この前払いネットワーク・サービス要求に応答して、サービス・ロジック２４ を使うサービス・ポイント・コンピュータ２２は、この要求を処理し、サービス ・ロジック２４を使ってデータベース２６から必要なレコードをアクセスし、こ のレコードを適当な場合にチェックし、そして音声プロンプト、音声通信、許可 、セキュリティ・メッセージ等の種々の命令を送ることにより、サービス・ロジ ック２４にしたがってサービス交換プロセッサにより全てを実施するようにする 。サービス交換コンピュータ３０は、サービス制御ポイント２０からのこの要求 し た命令を、トラフィック処理／コール制御機能３６のような適当な機能を使うこ とにより実施するか、あるいは、この機能が例えばインテリジェント周辺装置３ ４を使用することにより実施されるよう要求する。 一旦この要求された前払い式コール・サービスを許可すると、このサービスを 提供する。例えば、この要求が、ネットワーク１２での通常のコール接続を行い 、プリペイ電気通信デバイス１４ａ，１４ｂ，１４ｃまたは１４ｅを使って電気 通信デバイス１４ｆに接続することである場合、サービス交換ポイント２８は、 このコール接続のセットアップを、その交換機能３２およびその対応するローカ ル交換機１６ｅを介して開始する。このコールが終了すると、ＳＣＰコンピュー タ２２は、データベース２６を変更し、その前払い金額値を、提供したサービス に対応する適当な額だけ減少させる。 別の前払い通信サービスは、加入者が、自動的にその加入者のアカウントに自 動的に追加することに関するものであり、これは、例えばインターネット１１を 介して通信ネットワークにリンクされた例えばその加入者の住居電話１４ｄまた はパーソナル・コンピュータ１４ｅを使用することにより行う。もちろん、コー ル接続は、通信ネットワーク１２に加え、その他のノード、交換機、およびネッ トワークを通してセットアップすることもでき、例えば、パケット交換式データ ・ネットワーク、無線電話ネットワーク等が含まれる。さらに、前払いネットワ ーク・サービスの結果として発生される課金情報は、課金システム４０に提供し 、この課金システムは、それ自身のコンピュータ４２とデータベース４４とを備 えている。 図２は、本発明のこの例示的な実施形態にしたがって前払いネットワーク・サ ービスを実施する際に使用するため、サービス制御ポイント・データベース２６ 内に記憶する代表的なデータベース・レコード５０を示している。データベース ・レコード５０は、加入者アカウント番号フィールド５２と、前払いアカウント 番号フィールド５４と、オプションの個人識別番号（ＰＩＮ）またはその他のセ キュリティ・コード・フィールド５６と、そして現行前払い金額フィールド５８ とを含んでいる。 加入者アカウント番号は、通信ネットワーク１２に対する加入者の基本加入を 識別するのに使用する番号に対応している。例えば、加入者アカウント番号は、 加入者の家庭の住居電話番号またはビジネスの電話番号に対応させることもでき る。加入者に固有のこの番号を使用することにより、前払い課金をこの加入者の 通常の毎月の電話料金と同等にする。さらに、加入者がこの加入者の住居または ビジネスの電話からコールを行うときはいつでも、インテリジェント・ネットワ ーク・ノード１８は、直ちにこの呼出者の加入者アカウント番号を、発信側の電 気通信デバイスの電話番号として知ることができる。もし呼出者がこのネットワ ークに対し別の電気通信デバイスからアクセスする場合、別のセキュリティ／許 可対策として、呼出者に対し、この呼出者の加入者アカウント番号例えば加入者 の住居またはビジネスの電話番号を入力するようプロンプトすることもできる。 前払いアカウント番号は、この前払いネットワーク・サービスに対する加入者 の加入を特に識別する番号である。もちろん、当業者には理解されるように、前 払いネットワーク・サービスがアクセスされまたその実施がされる方法に依存し て、加入者アカウント番号と前払いアカウント番号の一方のみまたはこの両方を 、データベース・レコード５０において使用することができる。好ましくは、加 入者の識別および前払いアカウント番号の一方または両方に伴って、ある種の許 可またはその他のセキュリティの手順がある。この目的のため、呼出者に対しＰ ＩＮのような追加のセキュリティ・コードを入力するのを要求することは、この 前払いネットワーク・サービスのセキュリティおよび保全性を高める。 現行前払い金額は、可変のフィールドであって、これは、許可した前払い電気 通信サービスがこの加入者に対し提供されるか、現在提供中か、あるいは提供し 終わったときのいずれかのときに、サービス・ポイント・コンピュータ２２が調 節ずるフィールドである。さらに、この現行前払い金額値フィールドは、加入者 の要求、例えば電話またはその他のデータ通信端末からの要求にしたがって調節 することもできる。 図３は、例示的なデータ課金レコードであり、これはサービス制御ポイント２ ２が生成しそして課金システム・コンピュータ４２に送る。発信側電話番号７２ は、コールを発信した電気通信デバイスに関連した電話番号である。宛先電話番 号７４は、インテリジェント・ネットワーク・ノード１８内の特別な前払いネッ トワーク・サービス番号のような通信ネットワーク内の認識された宛先、または 通信ネットワーク１２の外側の別の電気通信デバイス１４ｆに関連した電話番号 である。加入者アカウント番号および前払いアカウント番号は、１以上のフィー ルド７６に含まれる。他の電気通信デバイスに対し行うべきコールに関して、こ のコールの開始時間７８および経過時間８０は、課金レポートに含めるべき有用 な情報となり得る。コール発信場所８２のような地理的情報、そして関連がある 場合にはコール宛先場所８４も含めることができる。その他の課金情報フィール ド８６は、必要とされるときまたは他の場合には希望されるときにこのメッセー ジ内に含めることができる。このような課金レコードは、課金システム４０に対 し、サービス交換ポイント２８から例えば専用のリンクにより送り、そして次に 課金システム・コンピュータ４２で処理する。受けたこの課金レコードは、その データベース４４内に既に記録してある加入者課金情報と相関させ、これにより 適当な課金ステートメントを加入者に対し発生して、この課金サイクル中に提供 した前払いネットワーク・サービスの記述およびこれに対する料金を含めるよう にすることができる。 通信ネットワーク・ベースの前払い式電気通信サービスを提供する例示的な方 法について、次に図４（ａ）および図４（ｂ）に示すフローチャートで説明する 。理解されるべきであるが、この方法は、図１に示したこの図示した例示的実施 形態における特定の装置により使用することができるが、この方法は、この特定 の実装に限定されるものではない。 最初に、ネットワークで、加入者が前払い式電気通信サービスを要求している かどうか判断を行う（ブロック８３）。このようなサービスが要求される１つの 例示的な方法は、前払いネットワーク・サービスの電話番号をダイアルすること である。別の例は、呼出者が、支払いを呼出者にプロンプトする前払い電気通信 デバイスから前払いサービスを単に要求することである。このプロンプトに応答 しで、呼出者は、適当なアカウント番号（加入者アカウント番号か前払いアカウ ント番号のいずれか）を入力し、そしてこれは、このネットワークが検出する。 前払いネットワーク・サービスが要求された場合、ネットワークは、前払いコー リング・アカウント番号の入力を要求するか、あるいは適当なアカウント番号の 識別を可能にするその他の何等かの入力を受け、そしてこの要求を認証あるいは その他の方法で許可する（ブロック８５）。例えば、ネットワークは、呼出者に 対し、セキュリティ・コードあるいは個人識別番号（ＰＩＮ）の入力を要求する ことにより、このサービス要求が正当でありかつ許可されたものであることを確 かめる。１つの特定の場合では、呼出者が加入者の電気通信デバイス（例えば、 住居のまたはビジネスの電話）からコールをしているとする場合、ネットワーク は、この加入者のアカウント番号を既に知っている。もしこの要求がブロック８ ７で判定するようにどういう訳か有効なものでないかあるいは許可されていない 場合、ネットワークは、適当なメッセージを呼出者に送り返す（ブロック９２） 。 前払いネットワーク・サービス要求が有効でありかつ許可されたものであると すると、加入者のデータベース・レコードをチェックすることにより、この要求 された電気通信サービスに対する支払いに対し、加入者のデータベース・レコー ド内に十分な前払い額があるかどうか判定する。もしない場合には、適当なメッ セージを呼出者に送る（ブロック９０）。加入者のデータベース・レコードに十 分な前払い額がある場合、ネットワークは、この要求された電気通信サービスを 、この加入者のデータベース・レコードに現在記憶されている前払い額まで許可 する。このネットワークは、開始時間、経過時間、発信場所、宛先場所、レート 情報等の、このサービスに対し請求すべき料金に関係するパラメータを適切にモ ニタする。好ましくは、サービスのこのモニタは、リアルタイムで行い、これに よって、ネットワークは、呼出者が加入者データベース・レコード内に記憶され た既にある金額値を使い果たしたときあるいはそのほとんどを使ったときを検出 する。かかる点に達すると、ネットワークは、次に、呼出者に対し値／サービス が間もなく尽きることを警告し、そして直ちにあるいは後の時点で、加入者デー タベース・レコードに対する新たな額の追加を勧める。 次に、ネットワークは、加入者の前払い式コーリング・サービス・レコードの 更新を行い、これは、このレコードに記憶した前払い額を、提供するあるいは提 供していた電話通信に関する料金だけ借方に記入する。図３に示したような適当 な課金レコードを発生し、そしてこれを課金コンピュータに送り（ステップ９８ ）、そしてこれを加入者の毎月の請求書を生成する際に使用するため、課金シ ステム加入者データベースにおいて相関させる。 判断ブロック９９に戻ると、前払いネットワーク通信サービス要求が加入者の データベース・レコード内の加入者の既にある前払い額に追加することである場 合、ネットワークは加入者に対し、金額を追加すべきことをプロンプトする（ブ ロック１００）。このようなプロンプトは、例えば合成した音声プロンプトとす ることができる。このとき、加入者は、希望する額の入力を、電気通信デバイス 上の対応するキーを押すかあるいは音声入力により行い、この音声入力は、ネッ トワーク内の適当な音声認識ソフトウェアにより検出しデコードする。このとき 、加入者のデータベース・レコードは、入力額を追加することにより更新して、 新たな前払い金額を生成する。ネットワークは、この額の確認を、例えば合成音 声メッセージを使って行うと共に、加入者に現行の前払い残額を知らせる（ブロ ック１０２）。適当な課金レコードあるいはこれと同様のメッセージは、ネット ワークが発生することにより、その新たに追加された前払い額を、加入者の定期 的な電話請求書に、“前払いサービス”というようなライン項目の下で含ませる （ブロック９８）。 図４（ｂ）は、コールが、加入者の住居電話またはビジネス電話からあるいは 加入者のアカウント番号に関連するその他のデバイスからされたときに、加入者 のアカウントを前払い額に追加するよりストリームライン化したアプローチのフ ローチャートを示している。最初に、加入者が、前払いコーリング・サービスに アクセスするため、前払いコーリング・サービス番号、例えば“８００”の番号 をダイアルしたかどうか判断を行う（ブロック１１０）。加入者の住居電話また はビジネス電話から前払いコーリング・サービス番号に対するコールは、この加 入者の前払い額に対し金額を追加する要求であると解釈する。この要求は、有効 性および許可に関してチェックする（ブロック１１２）。もしこの要求が、ブロ ック８７で判定するように無効であるか許可されていないものである場合、ネッ トワークは、適当なメッセージを呼出者に対し送り返す（ブロック１１４）。こ の前払いネットワーク・サービス要求が有効でありかつ許可されたものであると すると、プリセットの金額、例えば１０ドルを自動的にデータベース内の加入者 のアカウントに追加する（ブロック１１６）。加入者の前払いアカウントに自動 的に追加したこの額は、呼出者に対し、例えば音声合成メッセージを介して、加 入者の現行の前払いアカウント残額と共に確認を行う（ブロック１１８）。図３ に示したもののような適当な課金レコードを生成し、そしてこれを課金コンピュ ータに送り（ブロック１２０）、そして加入者の月毎の請求書を生成する際に使 用するため、課金システム加入者データベース内において相関させる。 次に、図１における例示的なインテリジェント・ネットワーク・ノード実現例 を使って加入者がこの加入者の前払いアカウント残額を増やす方法の１例につい て、図５で説明する。ステップ１において、加入者は、加入者端末から前払いネ ットワーク・サービス番号にダイアルする。ローカル交換機は、このコールをサ ービス交換ポイント２８にルーティングし、そしてこのサービス交換ポイントは 、これをそれらダイアルされたディジットを検出することによりインテリジェン ト・ネットワーク・コールとして登録する。ステップ２に示すように、トリガ機 能３１もまた使用することにより、必要なコール・データを収集し、そしてこれ は、次にサービス制御ポイント２０に送る。サービス制御ポイント２０内のサー ビス・ロジック２４は、コンピュータ２２が使用することにより、ステップ３で 、サービス交換ポイント２８からの情報を解析する。 詳細には、サービス制御プロセッサは、この加入者端末に関連した加入者アカ ウント番号を検出し、この加入者データベース・レコードをデータベース２６か ら検索し、このデータベース・レコード内の現行前払い残額をチェックし、そし て好ましくは何等かのタイプの認証を実行する。この例では、サービス制御ポイ ント２０は、サービス交換ポイント２８に対しメッセージを送って、これに対し 、ＰＩＮのようなセキュリティ・コードの入力するよう加入者端末に対しプロン プトするよう命令する（ステップ４）。交換サービス・インテリジェント周辺装 置３４は、ステップ５において、交換機能３２を介して、“ＰＩＮを入力して下 さい”のような対応する合成音声プロンプトを送る。このとき、加入者は、加入 者のＰＩＮ番号を入力し（ステップ６）、そしてこれは、交換機能３２を介して インテリジェント周辺装置３４に渡し、そしてこのインテリジェント周辺装置３ ４は、それらトーンをデータに変換する（ステップ７）。このデータは、次にサ ービス制御ポイント２０に送る。サービス制御ポイント２８は、この入力された Ｐ ＩＮ番号をチェックし、そしてこれが加入者データベース・レコードに記憶した ＰＩＮと一致しない場合、ＰＩＮの再入力を要求するか、あるいはこのトランザ クションを中止する（ステップ８）。 加入者が加入者のＰＩＮコードを適正に入力したとすると、サービス制御ポイ ント２０は、サービス交換ポイント２８に対し、金額を加入者の前払いアカウン トに追加するよう加入者の電気通信デバイス１４ｄにプロンプトするよう命令す る。再び、インテリジェント周辺装置３４は、交換機能３２を介して加入者端末 に伝達する音声プロンプト、例えば“あなたの前払い式コーリング・アカウント に追加するドル額を入力して下さい”を生成する。次にステップ１１において、 加入者は、ドル額を入力し（例えば、ＤＴＭＦキーパッドにより入力する数字を 使用する）、そしてこの額は、インテリジェント周辺装置３４が交換機能３２を 介して検出し、そのＤＴＭＦトーンを適当なデジタル・フォーマットに変換し、 そしてこの額をサービス制御ポイント２０に送る。 サービス制御ポイント２０は、データベース２６に記憶された加入者レコード を更新する（ステップ１３）。サービス制御ポイント２０は次に、課金システム に対し信号を発して、課金システム・データベース４４内の加入者アカウントを 更新させることにより、このトランザクションおよび任意の関連するサービスの 間に加入者が追加した額を反映する（ステップ１４）。また、サービス交換ポイ ント２８に命令して、加入者端末によるこのトランザクションの確認を行う。こ れに応答して、インテリジェント周辺装置３４は、交換機能３２を介して加入者 端末にルーティングさせる、“あなたの前払い式コーリング・アカウントは（加 入者が入力した額）だけ増やしました。あなたの新たな前払いアカウント残額は （合計額）です”という音声メッセージを発生する（ステップ１５）。 先に述べた通り、本発明は、多くの利益を加入者に提供するものである。重要 なことは、加入者が、前払い式コーリング・カードを継続して購入することが必 要でなくなることである。この作業は、加入者が、電気通信販売代理店あるいは その他の頒布者の所にまで行かなければならないという点で、かなり時間を浪費 するものである。運営者にとっては、本発明は、このカードの生成並びにカード の作成および頒布の管理に係るオーバーヘッドの点でコストを低減できるだけで なく、前払い式電気通信デバイスにおけるカード・リーダの製造、設置、保守に 係るコストも低減することができる。加えて、加入者にとって加入者の前払い式 サービス・アカウントに金額を追加する極めて便利な方法を提供することにより 、最終的には、ネットワークの使用を高め、またこれによってネットワーク運営 者の収益をより多くすることになる。 本発明は、インテリジェント・ネットワーク・ノードの文脈で図１および図５ で説明したが、本発明は、ネットワークに結合されるその他の任意のタイプのノ ードを使って実現することもできる。このようなノードは、コンピュータ、デー タベース、ネットワークとインターフェースする何等かの機構を含むだけでよい 。したがって、本発明は、現在において実際的でかつ好ましい実施形態と考える もので説明したが、本発明は、これら開示した実施形態に限定されるものではな く、添付の請求の範囲の要旨および範囲に含まれる種々の変更例および均等の構 成を包含するよう意図したものである、と理解されるべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１０月１０日（１９９８．１０．１０） 【補正内容】 明細書 前払い式電気通信サービスを提供するための方法および装置 発明の分野 本発明は、電気通信サービスに関し、特に、前払い式電気通信サービスを提供 するための方法および装置に関するものである。 発明の背景 前払い式のテレホン・コーリング・カード（prepaid telephone calling card ）は、知られている。これらカードは、カード・プロバイダにより、ある限られ た数の所定の額によりバッチ活性化（batch activate）される。このようなカー ドは、販売機、販売拠点端末あるいはその他の頒布センタから、例えば１０ドル 、２０ドル等のような固定の増額値で購入できる。例えば１０ドル・カードは、 カード所有者に対し、電話コール（telephone call）を行うための１０ドル分の 電話時間を提供する。もしこのコール中に、このカードに残存している時間が尽 きそうになった場合には、顧客に対し、ある一定の時間しか残っていないことを プロンプトする。この指定した時間が尽きると、コールを自動的に終了させる。 料金はこのカード表面の額に限られているため、このカードを所有している顧客 あるいはその他の誰も、大きな請求額に苦しむことがあり得ない。 これらのタイプのプリペイド・コーリング・カードは成功しているが、それは 、プリペイド・コーリング・カードの顧客が、集金および運営者の追加の割増料 金を避けることができ、そしてそれら顧客が、ローカルおよび長距離のコールを クレジットなしでしかも毎月の請求額の支払いなしで行うことができるからであ る。さらに、コールをするのに硬貨を必要としないからでもある。別の利点は、 運営者が公衆電話から硬貨を集金する必要がなくなることであり、これは、破壊 あるいは盗難も減少させる。電話ネットワークにおける加入者管理のためのシス テム（ここでインテリジェント・ネットワークに対するアクセスがある）は、１ ９９６年５月２３日に公開されたPCT国際出願WO 96/15633に記述されている。自 動の代替的課金インテリジェント・ネットワーク・サービスが開示されており、 これ は、ユーザが、任意の電話からコールを行うのを可能にしており、このコールは 、後で、アカウント・コードおよび個人識別番号を使ってユーザのアカウントに 対し借方に記入される。このインテリジェント・ネットワーク・サービスは、加 入者がダイアルしたコールを制御するのに使用し、これにより、ある一定の条件 が満たされるように、すなわち、所定の料金額を超えないようにする。コールは 、ユーザのアカウントがある一定のプリセットした前払いの残額を超える限り、 プリベイド・コーリング・カードを用いるコールを制限することができる。この アカウントがプリセット・レベルより下になった場合、コールは、遮断するかあ るいは許可しない。 しかし、このようなプリペイド・コーリング・カードおよび前払い式コーリン グ・サービスには、かなりの欠点がある。このようなコーリング・カードは、顧 客が現実にこのカードを持ち歩かなくてはならないため、不便である。もしこの カードを持って行くのを忘れたときには、顧客は、コールをする必要があるとき にはさらに不便を感じさせられる。加えて、固定／プリセットの額のプリペイド ・コーリング・カードおよびサービスは、ユーザが必要とするあるいは使用を終 える電話時間量に必ずしも対応していない。もしこの割り当てられた量が少な過 ぎる場合、顧客のコールは、早々に終わらせられる。この唯一の解決法は、顧客 にとっては、さらに不便な多数枚のカードを持ち歩くことであり、これはまた盗 まれたりあるいは失ったりすることがある。さらにまた、呼出者（caller）がカ ードの割り当てられた額よりも少ない分の額を使った場合、残っている額は、（ １）これがコールをするのに必要な基本料金に満たない場合、あるいは（２）コ ールがあまりにも短い時間しかできない程少ない場合、本質的に使用できなくな ってしまう。もう１つの大きな問題は、追加の前払い例えば新たなカードを入手 するプロセスも面倒でしかも時間を浪費するものであり、それは、顧客が販売店 またはその他の頒布者の所まで現実に行く必要があるからである。またさらに、 使用済みのプリペイド・コーリング・カード全てを処理することに関連する環境 問題もある。 前払い式電話システムは、１９８６年９月３日に公開されたGB 2,171,887に記 述されている。この前払いシステムは、上記の欠点に悩まされている。例えば、 顧客は、空港、ホテル、レンタカー・ステーション等のような販売拠点で購入す る現金またはクレジット・カードの支払いをすることにより、特殊なコード、ク レジット額、および特殊なセントラル・オフィスに対する電話番号を獲得しなけ ればならない。これは、顧客に対しかなりの負担をかけるが、これはまた、運営 者が、機器のコストおよび保守費用をかけることを必要とするだけでなく、販売 拠点とクレジット・カード・サービスと特殊セントラル・オフィスとの間での相 当な調整および管理労力も必要とする。これら顧客の負担を取り除き、またその ようなかなりの機器コスト並びに種々の異なったビジネス・エンティティが関与 する認証および課金手順の調整を除去することが望ましい。 したがって、これらの問題並びにその他の問題を克服する前払い式電気通信シ ステムに対する改善したアプローチに対するニ−ズがある。 本発明の目的は、（１回の場合あるいは繰り返し行う場合の）前払いが容易で 迅速になる前払い式電気通信サービスを提供することである。 本発明の別の目的は、電気通信ネットワークを使って前払いを行うことができ る前払い式電気通信サービスを提供することである。 本発明の別の目的は、前払いをユーザ指定の可変の額で行うことができる、前 払い式電気通信サービスを提供することである。 請求の範囲 1. 通信サービスのための前払いを容易化にする方法であって、プリペイド・ アカウント番号を通信ネットワーク（１２）に結合した通信端末（１４）で使用 することにより、前記通信ネットワークから要求する通信サービスに対する支払 いを行い、前払い金額は、前記通信ネットワークが提供した前記通信サービスに したがって減少させるようになった、前記の前払い容易化方法において、 自動化した前払い式の電気通信ネットワーク・サービスに対する加入者に対し 、前払い金額を関連させた前払いアカウント番号を提供するステップと、 前記加入者が、通信端末から前記前払い式電気通信ネットワーク・サービスに 関連した電話番号をコールして、指定した金額を前記前払いアカウント番号に追 加するよう要求するステップと、 該要求に応答して、前記前払い電気通信ネットワーク・サービスが、自動的に 前記指定した金額を、前記前払いアカウント番号に関連した前記前払い金額に追 加するステップと、 前記加入者が、その後で、該追加した金額を使用して、引き続く通信サービス に対する支払いを行うステップと、 を具備することを特徴とする前払い容易化方法。 2. 請求項１記載の方法であって、前記要求に応答して、 前記前払い式電気通信ネットワーク・サービスが、前記要求に関連した前記前 払いアカウント番号を判定するステップと、 前記前払い式電気通信ネットワーク・サービスが、前記前払いアカウント番号 を認証するステップと、 をさらに含むことを特徴とする前払い容易化方法。 3. 請求項２記載の方法において、前記認証するステップが、前記要求を行う 呼出者が、金額を前記前払いアカウント番号に追加するのを許可されていること を確認するステップを含むことを特徴とする前払い容易化方法。 4. 請求項３記載の方法において、前記確認するステップが、前記コールが加 入者の家庭または住居から行われたかどうか判定することを含むことを特徴とす る前払い容易化方法。 5. 請求項３記載の方法において、前記確認するステップが、 認証番号の入力を要求するステップと、 入力された認証番号をチェックするステップと、 前記入力された認証番号が有効である場合、前記前払いアカウント番号に関連 した前記指定した金額の追加を続行するステップと、 を含むことを特徴とする前払い容易化方法。 6. 請求項１記載の方法であって、 前記追加した金額に対応する料金を、通信ネットワーク課金システム（４０） に提供するステップと、 前記電気通信ネットワーク課金システムが、前記加入者に対する次回の請求書 に、前記追加した金額に対応する料金を含めるステップ、 をさらに含むことを特徴とする前払い容易化方法。 7. 請求項１記載の方法において、前記通信端末が、前記電気通信サービスを 提供する前、提供している間、または提供した直後に、前記電気通信サービスに 対する支払いを必要とする通信デバイスであることを特徴とする前払い容易化方 法。 8. 請求項７記載の方法であって、 前記加入者が、前記通信端末で前記前払いアカウント番号を入力するステップ と、 前記前払い式電気通信ネットワーク・サービスが、前記前払いアカウント番号 に関連した前記金額が前記電気通信サービスに対する支払いに十分であるかどう か判定するステップと、 をさらに含むことを特徴とする前払い容易化方法。 9. 請求項７記載の方法であって、 前記前払いアカウント番号を含むカード情報を有するカードを前記加入者に発 行するステップであって、前記カード情報は、前記通信端末で入力し、そして前 記前払い式電気通信ネットワーク・サービスは、前払いアカウント番号に関連し た前記金額が要求している前記通信サービスに対する支払いを行うのに十分であ るかどうか判定する、前記ステップをさらに含むことを特徴とする前払い容易化 方法。 10．請求項１記載の方法において、前記加入者が、前記加入者の住居またはビ ジネスの電話（１４ｂ−１４ｄ）から前記ネットワーク前払いサービスにアクセ スして、前払い額を前記加入者レコードに追加することを要求することを特徴と する前払い容易化方法。 11．システムが提供する通信サービスに対し前払いサービスを使用して支払い を先にすることができるようになった通信ネットワークを運営する方法であって 、ネットワーク加入者に割り当てたデータベース（２６）内のレコード（５０） を作成するステップであって、該データベース・レコードが、前払いアカウント 番号と、これに関連する前払い金額を含む、前記ステップと、前記加入者が前払 い通信端末（１４）から通信を要求するステップと、前記前払いサービスが、前 記要求を処理し、そして前記加入者のレコード内の前記前払い金額が前記要求さ れたサービスを許可するのに十分かどうかチェックし、そして十分である場合に 、前記要求されたサービスを許可するステップと、前記前払いサービスが、提供 した前記サービスにしたがって前記加入者のレコード内の前記前払い金額を減少 させるステップとを含む、前記の通信ネットワーク運営方法において、 前記加入者が、電話番号をダイアルして前記前払いサービスに対しコールを行 い、そして前記加入者の前払いアカウントに対し金額の追加を要求するステップ と、 前記データベース内の前記加入者の前払いアカウント番号に金額を追加する前 記加入者要求に応答して、前記前払いサービスが自動的に、 前記加入者に対し、前記データベース内の前記前払い金額に追加すべき金額を 入力するようプロンプトするステップと、 前記データベース内の前記前払い金額に対し、前記コールの間に前記加入者が 送った金額を追加することにより、前記前払いアカウント番号に関連した前記デ ータベース内の新たな前払い金額を発生するステップと、 を行うステップと、 を含むことを特徴とする通信ネットワーク運営方法。 12．請求項１１記載の方法において、前記追加するステップが、後続の加入者 要求に応答して前記加入者レコードにプリセットした額の金額を自動的に追加す ることを含むことを特徴とする通信ネットワーク運営方法。 13．請求項１１記載の方法であって、 前記前払いサービスが、前記新たな前払い金額に基づいて、前記前払いアカウ ント番号に関連した後続の前払い通信サービスを許可するステップをさらに含む ことを特徴とする通信ネットワーク運営方法。 14.請求項１１記載の方法であって、 前記加入者が、前記ネットワークに結合した電気通信デバイスから通信サービ スを開始し、そして前記通信サービスを前記前払いアカウント番号を使用して支 払うことを示すステップと、 前記前払いサービスが、前記前払いアカウント番号の入力をプロンプトするス テップと、 前記加入者が、前記前払いアカウント番号を入力するステップと、 前記加入者が、前記データベース内に記憶された前記入力された前払いアカウ ント番号に関連する前記前払い金額が、前記通信サービスの少なくとも１部分を カバーするのに十分である場合に、前記通信サービスを許可するステップと、 をさらに含むことを特徴とする通信ネットワーク運営方法。 15．請求項１１記載の方法であって、 前記前払いサービスが、前記データベース内の前記前払い金額に追加した金額 を、電話課金システム（４０）に対し提供するステップと、 前記電話課金システムが、前記前払い金額に追加した前記金額を含む、前記加 入者に対する課金レコードを生成するステップと、 をさらに含むことを特徴とする通信ネットワーク運営方法。 16．請求項１１記載の方法において、前記データベース・レコードが、関連す る加入者番号を含み、前記の方法が 前記前払いサービスが、前記プロンプトするステップの前に、前記加入者番号 の確認を行うステップをさらに含むことを特徴とする通信ネットワーク運営方法 。 17．請求項１６記載の方法において、前記加入者が前記加入者番号に割り当て た通信デバイスからコールを行うときに、前記加入者番号を自動的に確認するこ とを特徴とする通信ネットワーク運営方法。 18．請求項１６記載の方法であって、 前記加入者番号の確認を行った後にセキュリティ番号の入力をプロンプトする ステップと、 入力されたセキュリティ番号をチェックするステップと、 前記入力されたセキュリティ番号が有効である場合、前記前払いアカウント番 号に関連する前記前払い金額に対する追加を続行するステップと、 をさらに含むことを特徴とする通信ネットワーク運営方法。 19．請求項１６記載の方法であって、 前記加入者の住居またはビジネスの電話番号を使って前記要求されたサービス を許可するかどうかチェックするステップをさらに含むことと、 前記自動的に追加するステップが、前記加入者の住居またはビジネスの電話番 号を前記データベース内に検出したときに実行することを含むことと、 を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 20．通信システムであって、通信サービスを提供し、かつ前払いサービス加入 者に割り当てた前払いデータベース・レコード内に記憶するコンピュータ（２２ ）を含む通信ネットワーク（１０）と、各前払いデータベース・レコード（５０ ）が、各前払いサービス加入者に対し、前払いアカウント番号とそしてこれに関 連する前払い金額を含む、前記の通信ネットワークと、該通信ネットワークに対 するアクセスを有する複数の通信端末（１４）であって、該通信端末の少なくと も１つ（１４）が、所望の通信サービスが提供される前に前払いを可能にする前 払い端末である、前記の複数の通信端末とを含む、前記通信システムにおいて、 前記通信サービスが、通信ネットワーク前払いサービスを含み、前記通信ネット ワーク・コンピュータが、前記通信ネットワークに対するコールを処理すること により、通信端末が前記通信ネットワーク前払いサービスに対しコールを行って 、前記前払いデータベース内の前記前払いアカウント番号の内の１つへの金額の 追加を要求しているときを検出し、そしてこれに応答して、前記通信ネットワー ク・コンピュータが、前記１つの前払いアカウント番号に対応する前記前払いデ ー タベース・レコード内の前記前払い金額に追加すべき金額を入力するよう呼出者 にプロンプトし、そして前記呼出者が入力した金額を、前記１つの前払いアカウ ント番号に対応する前記前払いデータベース・レコード内の前記前払い金額に追 加することにより、前記前払いアカウント番号に対応した前記前払いデータベー ス・レコード内の新たな前払い金額を生成し、これによって該新たな前払い金額 を使って後続の前払い通信サービスを要求し提供されるようにすることを特徴と する通信システム。 21．請求項２０記載の通信システムにおいて、前記前払い端末が、前払い式公 衆電話、前払い式セルラ電話、および前払いデータ通信デバイスの内の１つであ ることを特徴とする通信システム。 22．請求項２０記載の通信システムにおいて、前記前払い金額を追加する前に 、前記コンピュータが、前記要求に関連した加入者番号を許可することを特徴と する通信システム。 23．請求項２０記載の通信システムであって、 前記ネットワーク・コンピュータ（２２）に結合した課金コンピュータ（４２ ）であって、前記加入者の前払いアカウント番号に追加した前払い金額の額を加 入者の課金レコードに料金として含めるための前記の課金コンピュータ（４２） をさらに含むことを特徴とする通信システム。 24．請求項２３記載の通信システムであって、 前記通信端末から前記データベース内の前記前払いアカウント番号に対する金 額の追加を許可する際に提供するサービスのための追加料金を含める課金コンピ ュータ（４２）をさらに含むことを特徴とする通信システム。 25．請求項２４記載の通信システムにおいて、前記課金コンピュータが、前記 前払いサービスに対する追加料金を含むことを特徴とする通信システム。 26．請求項２０記載の通信システムにおいて、前記コンピュータが、前記通信 ネットワークに接続された、前払い通信サービスを提供するインテリジェント・ ネットワーク・ノード（１８）であって、 ネットワーク加入者に割り当てたデータベース（２６）内のレコードを記憶す るサービス制御ポイント（２０）であって、各データベース・レコード（５０） が、各ネットワーク加入者に対し、前払いアカウント番号とそしてこれに関連す る前払い金額を含む、前記のサービス制御ポイントと、 前記サービス制御ポイントに接続したサービス交換ポイント（２８）であって 、ネットワーク加入者を含む通信サービスの前払いに向けたコールを検出し、そ してこれを前記サービス制御プロセッサにルーティングする、前記のサービス交 換ポイントと、 を含む前記インテリジェント・ネットワーク・ノード（18）であり、 前記サービス交換ポイントが、前記前払いサービスに対する加入者からのイン テリジェント・ネットワーク・コールを検出しそして前記サービス制御ポイント に信号を発し、前記サービス制御ポイントが、前記サービス交換ポイントを通し て前記加入者とインターフェースすることにより、前記加入者が、前記データベ ース内の前記加入者に関連した前記前払い金額に対し前記呼出者が入力した金額 を追加するのを可能にして、前記前払いアカウント番号に関連した前記データベ ース内の新たな前払い金額を生成し、これによって該新たな前払い金額を使って 後続の前払い通信サービスを要求しそして提供されるようにすることを特徴とす る通信システム。 27．請求項２６記載の通信システムにおいて、前記新たな前払い金額を使って 、後続の前払い通信サービスを要求しそして提供されるようにできることを特徴 とする通信システム。 28．請求項２６記載の通信システムにおいて、前記サービス交換ポイントが、 インテリジェント周辺装置（３４）を含み、該インテリジェント周辺装置が、前 記加入者とのインターフェースを容易にするため、前記通信ネットワークを通し て送る合成電子音声メッセージを生成することを特徴とする通信システム。 29．請求項２６記載の通信システムにおいて、前記サービス交換ポイントが、 インテリジェント周辺装置（３４）を含み、該インテリジェント周辺装置が、追 加すべき金額に対応する加入者通信デバイスから入力されるＤＴＭＦトーンまた は音声認識応答を検出し、そして該金額を前記サービス制御ポイントに伝えるこ とを特徴とする通信システム。 30．請求項２６記載の通信システムであって、 課金データベース（４４）を含む前記ネットワークに接続した課金プロセッサ （４２）であって、前記インテリジェント・ネットワーク・ノードは、前記前払 い金額に追加した前記金額を伝達し、前記課金プロセッサは、追加された金額を 前記加入者に対し発行される請求書に対し追加する、前記の課金プロセッサをさ らに含むこと、を特徴とする通信システム。 31．請求項３０記載の通信システムにおいて、前記課金プロセッサが、前記追 加した金額を、前記加入者の住居またはビジネスの電話番号に関連した電話請求 書に記入するステップを含むことを特徴とする通信システム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 通信ネットワークにおいて、通信サービスのための前払いを容易化にする 方法であって、 加入者に対し、前払い金額を関連させた前払いアカウント番号を提供するステ ップと、 前記通信ネットワークに結合した通信端末で前記前払いアカウント番号を使用 することにより、前記通信ネットワークから要求された通信サービスに対する支 払いをするステップであって、前記前払い金額が、前記通信ネットワークが提供 する前記通信サービスにしたがって減少させる、前記のステップと、 ネットワーク・サービス番号をコールして、指定した金額を前記前払いアカウ ント番号に追加するよう要求するステップと、 該要求に応答して、前記指定した金額を、前記前払いアカウント番号に関連し た前記前払い金額に追加するステップと、 該追加した金額を続いて使用して、引き続く通信サービスに対する支払いを行 うステップと、 から成る前払い容易化方法。 2. 請求項１記載の方法であって、さらに、前記要求に応答して、 前記要求に関連した前記前払いアカウント番号を判定するステップと、 前記前払いアカウント番号を認証するステップと、 を含むこと、を特徴とする前払い容易化方法。 3. 請求項２記載の方法において、前記認証するステップは、 前記要求を行う呼出者が、金額を前記前払いアカウント番号に追加するのを許 可されていることを確認するステップ、 を含むこと、を特徴とする前払い容易化方法。 4. 請求項３記載の方法において、前記確認するステップは、前記コールが加 入者の家庭または住居から行われたかどうか判定することを含むこと、を特徴と する前払い容易化方法。 5. 請求項３記載の方法において、前記確認するステップは、 認証番号の入力を要求するステップと、 入力された認証番号をチェックするステップと、 前記入力された認証番号が有効である場合、前記前払いアカウント番号に関連 した前記指定した金額の追加を続行するステップと、 を含むこと、を特徴とする前払い容易化方法。 6. 請求項１記載の方法であって、さらに、 前記加入者に対する次回の請求書に、前記追加した金額に対応する料金を含め るステップ、 を含むこと、を特徴とする前払い容易化方法。 7. 請求項１記載の方法において、前記通信端末は、前記電気通信サービスを 提供する前、提供している間、または提供した直後に、前記電気通信サービスに 対する支払いを必要とする要求された通信デバイスであること、を特徴とする前 払い容易化方法。 8. 請求項７記載の方法であって、さらに、 前記通信端末で前記前払いアカウント番号を入力するステップと、 前記前払いアカウント番号に関連した前記金額が前記電気通信サービスに対す る支払いに十分であるかどうか判定するステップと、 を含むこと、を特徴とする前払い容易化方法。 9. 請求項７記載の方法であって、さらに、 前記前払いアカウント番号を含むカード情報を有するカードを前記加入者に発 行するステップであって、前記カード情報は、前記通信端末で入力し、そして前 記通信ネットワークは、前払いアカウント番号に関連した前記金額が要求してい る前記通信サービスに対する支払いを行うのに十分であるかどうか判定する、前 記のステップ、 を含むこと、を特徴とする前払い容易化方法。 10．システムが提供する通信サービスに対し支払いを先にすることができるよ うになった通信ネットワークを運営する方法であって、 ネットワーク加入者に割り当てたデータベース内のレコードを作成するステッ プであって、該データベース・レコードは、前払いアカウント番号と、これに関 連する前払い金額を含む、前記のステップと、 前記加入者が前払い通信端末から通信サービスを要求するステップと、 前記要求を処理し、そして前記加入者のレコード内の前記前払い金額が前記要 求されたサービスを許可するのに十分かどうかチェックし、そして十分である場 合に、前記要求されたサービスを許可するステップと、 提供した前記サービスにしたがって前記加入者のレコード内の前記前払い金額 を減少させるステップと、 後続の加入者要求に応答して前記加入者レコードに前払い額を追加するステッ プと、 から成る通信ネットワーク運営方法。 11．請求項１０記載の方法において、前記追加するステップは、前記後続の加 入者要求に応答して前記加入者レコードに対しプリセットした額の金額を自動的 に追加することを含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 12．請求項１０記載の方法であって、さらに、 前記データベース内の前記加入者の前払いアカウント番号に金額を迫加する前 記加入者要求に応答して、 前記加入者に対し、前記データベース内の前記前払い金額に追加すべき金額を 入力するようプロンプトするステップと、 前記データベース内の前記前払い金額に対し、前記加入者が入力した金額を追 加することにより、前記前払いアカウント番号に関連した前記データベース内の 新たな前払い金額を発生するステップと、 前記新たな前払い金額に基づいて、前記前払いアカウント番号に関連した後続 の前払い通信サービスを許可するステップと、 を含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 13．請求項１２記載の方法であって、さらに、 前記加入者が、前記ネットワークに結合した電気通信デバイスから通信サービ スを開始し、そして前記通信サービスを前記前払いアカウント番号を使用して支 払うことを示すステップと、 前記前払いアカウント番号の入力をプロンプトするステップと、 前記前払いアカウント番号を前記ネットワークによる処理のため入力するステ ップと、 前記データベース内に記憶された前記入力された前払いアカウント番号に関連 する前記前払い金額が、前記通信サービスの少なくとも１部分をカバーするのに 十分である場合に、前記通信サービスを許可するステップと、 前記提供した前記通信サービスにしたがって前記データベース内の前記前払い 金額を減少させるステップと、 を含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 14．請求項１２記載の方法であって、さらに、 前記データベース内の前記前払い金額に追加した前記金額を含む、前記加入者 に対する課金レコードを生成するステップ、 を含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 15．請求項１２記載の方法において、前記データベース・レコードは、関連す る加入者番号を含み、前記の方法がさらに、 前記プロンプトするステップの前に、前記加入者番号の確認を行うステップ、 を含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 16．請求項１５記載の方法において、前記加入者が前記加入者番号に割り当て た通信デバイスからコールを行うときに、前記加入者番号を自動的に確認するこ と、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 17．請求項１５記載の方法であって、さらに、 前記加入者番号の確認を行った後にセキュリティ番号の入力をプロンプトする ステップと、 入力されたセキュリティ番号をチェックするステップと、 前記入力されたセキュリティ番号が有効である場合、前記前払いアカウント番 号に関連する前記前払い金額に対する追加を続行するステップと、 を含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 18．通信システムであって、 ネットワーク加入者に割り当てたデータベース・レコード内に記憶するコンピ ュータを含む、通信サービスを提供する通信ネットワークであって、各データベ ース・レコードは、各ネットワーク加入者に対し、前払いアカウント番号とそし てこれに関連する前払い金額を含む、前記の通信ネットワークと、 該通信ネットワークに対するアクセスを有する複数の通信端末であって、該通 信端末の少なくとも１つは、所望の通信サービスが提供される前に支払いを必要 とする前払い端末である、前記の複数の通信端末と、 を含み、 前記コンピュータは、前記通信ネットワークに対するコールを処理して、通信 端末が前記通信ネットワークにアクセスすることにより、識別された前払いアカ ウント番号に関連する前払い金額を使った前払いを必要とする通信サービスを要 求しているときを検出し、前記コンピュータは、前記前払い金額が前記要求され た通信サービスに対し支払いを行うのに十分である場合に前記要求された通信サ ービスを許可すること、 を特徴とする通信システム。 19．請求項１８記載の通信システムにおいて、前記コンピュータは、前記通信 ネットワークに対するコールを処理することにより、通信端末が前記通信ネット ワークにアクセスして、前記データベース内の前記前払いアカウント番号への金 額の追加を要求しているときを検出し、そしてこれに応答して、前記データベー ス内の前記前払い金額に追加すべき金額を入力するよう呼出者にプロンプトし、 そして前記呼出者が入力した金額を前記データベース内の前記前払い金額に追加 することにより、前記前払いアカウント番号に関連した前記データベース内の新 たな前払い金額を生成し、これによって該新たな前払い金額を使って後続の前払 い通信サービスを要求し提供されるようにすること、を特徴とする通信システム 。 20．請求項１８記載の通信システムにおいて、前記前払い端末は、前払い式公 衆電話、前払い式セルラ電話、および前払いデータ通信デバイスの内の１つであ ること、を特徴とする通信システム。 21．請求項１９記載の通信システムにおいて、前記前払い金額を追加する前に 、前記コンピュータは、前記要求に関連した加入者番号を許可すること、を特徴 とする通信システム。 22．請求項１８記載の通信システムであって、さらに、 前記ネットワーク・コンピュータに結合した課金コンピュータであって、前記 加入者の前払いアカウント番号に追加した前払い金額の額を加入者の課金レコー ドに料金として含めるための前記の課金コンピュータ、 を含むこと、を特徴とする通信システム。 23．請求項２２記載の通信システムであって、さらに、 前記通信端末から前記データベース内の前記前払いアカウント番号に対する金 額の追加を許可する際に提供するサービスのための追加料金を含める課金コンピ ュータ、 を含むこと、を特徴とする通信システム。 24．通信システムであって、 通信ネットワークに対するアクセスを有する複数の通信端末であって、該通信 端末の少なくとも１つが、所望の通信サービスが提供される前に支払いを必要と する前払い端末である、前記の複数の通信端末と、 前記通信ネットワークに接続された、前払い通信サービスを提供するインテリ ジェント・ネットワーク・ノードであって、 ネットワーク加入者に割り当てたデータベース内のレコードを記憶するサービ ス制御ポイントであって、各データベース・レコードが、各ネットワーク加入者 に対し、前払いアカウント番号とそしてこれに関連する前払い金額を含む、前記 のサービス制御ポイントと、 前記サービス制御プロセッサに接続したサービス交換ポイントであって、ネッ トワーク加入者を含む通信サービスの前払いに向けたコールを検出し、そしてこ れを前記サービス制御プロセッサにルーティングする、前記のサービス交換ポイ ントと、 を含み、 前記サービス交換ポイントは、前記前払いサービスに対する加入者がらのイン テリジェント・ネットワーク・コールを検出しそして前記サービス制御ポイント に信号を発し、前記サービス制御ポイントは、前記サービス交換ポイントを通し て前記加入者とインターフェースすることにより、前記加入者が、前記データベ ース内の前記加入者に関連した前記前払い金額に対し前記呼出者が入力した金額 を追加するのを可能にして、前記前払いアカウント番号に関連した前記データベ ース内の新たな前払い金額を生成し、これによって該新たな前払い金額を使って 後続の前払い通信サービスを要求しそして提供されるようにすること、 を特徴とする通信システム。 25．請求項２４記載の通信システムにおいて、前記新たな前払い金額を使って 、後続の前払い通信サービスを要求しそして提供されるようにできること、を特 徴とする通信システム。 26．請求項２４記載の通信システムにおいて、前記サービス交換ポイントは、 インテリジェント周辺装置を含み、該インテリジェント周辺装置は、前記加入者 とのインターフェースを容易にするため、前記通信ネットワークを通して送る合 成電子音声メッセージを生成すること、を特徴とする通信システム。 27．請求項２４記載の通信システムにおいて、前記サービス交換ポイントは、 インテリジェント周辺装置を含み、該インテリジェント周辺装置は、追加すべき 金額に対応する加入者通信デバイスから入力されるＤＴＭＦトーンまたは音声認 識応答を検出し、そして該金額を前記サービス制御ポイントに伝えること、を特 徴とする通信システム。 28．請求項２４記載の通信システムであって、さらに、 課金データベースを含む前記ネットワークに接続した課金プロセッサであって 、前記インテリジェント・ネットワーク・ノードは、前記前払い金額に追加した 前記金額を伝達し、前記課金プロセッサは、追加された金額を前記加入者に対し 発行される請求書に対し追加する、前記の課金プロセッサ、 を含むこと、を特徴とする通信システム。 29．ネットワークが提供する通信サービスに対し支払いを先にすることができ るようになった通信ネットワークを運営する方法であって、 ネットワーク加入者に割り当てたデータベース内のレコードを作成するステッ プであって、該データベース・レコードは、前払いアカウント番号と、これに関 連する前払い金額を含む、前記のステップと、 前記加入者が所定の前払い通信サービス電話番号を使って前記ネットワークに アクセスするステップと、 前記加入者のレコードに対し前払い額を自動的に追加するステップと、 から成る通信ネットワーク運営方法。 30．請求項２９記載の方法において、前記加入者は、前記ネットワークに対し 、前記加入者の住居またはビジネスの電話からアクセスすること、を特徴とする 通信ネットワーク運営方法。 31．請求項３０記載の方法であって、さらに、 前記加入者の住居またはビジネスの電話番号を使って前記要求されたサービス が許可されているかどうかチェックするステップ、 を含み、 前記自動的に追加するステップは、前記加入者の住居またはビジネスの電話番 号を前記データベース内で検出したときに実行すること、 を含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。 32．請求項３０記載の方法であって、さらに、 前記自動的に追加した前払い額を、前記加入者の住居またはビジネスの電話番 号に関連した電話請求書につけるステップ、 を含むこと、を特徴とする通信ネットワーク運営方法。