JP2001502946A - 靴下形サポーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 少なくとも１方向に弾性的に変形可能であり、製造時に、足部と脚部との間で異なる値の継続的圧力を行使できるように成形されるシースを備えたスポーツおよびスポーツマン用靴下形サポーター。つま先から踝の真上まで延在し、足と足首とを包囲するストッキング部分(２ａ)は、脹脛を包囲するストッキングの部分(２ｂ)により作用する継続的圧力（Ｐ２）より小さい値である継続的圧力（Ｐ１）を作用させる構造を備える。

Description

【発明の詳細な説明】 靴下形サポーター 本発明は、スポーツおよびスポーツマン用に設計された靴下形サポーターに関 する。 弾性圧迫は、静脈の機能不全に、特にその早期段階において効果があることがわ かっている。また弾性圧迫により、大半の場合数年にわたり継続的に起こる慢性的 な静脈機能不全への進行を遅らせることも可能である。 スポーツは理論上、静脈環流に有益であるが、それは特定条件下のみに当てはま ることであり、ごく普通のあるいは競技向けの練習がその条件に当てはまること は滅多にない。例えば、スポーツの種類、その激しさ、継続時間、スポーツマンの身 体的状態の水準、訓練不足、および回復時間の不足などは、静脈の状態に影響を及 ぼし、遂行能力の低下あるいは、捻挫、筋肉切断、骨膜炎、慢性腱炎、アキレス腱切断 などの怪我の発生の原因となりかねない。 静脈系に対するスポーツおよび圧迫の役割についての研究が少なく、その研究 成果が一致しないこともある。しかしながら、運動中または運動後にスポーツマン を圧迫した場合、圧迫による物性原理と血流力学的効果とは好ましい結果をもた らしてくれる。 現在入手可能な圧力測定のできる弾性サポーターは、機能的または器質的な静 脈機能不全を患う患者への使用に限定されている。その圧力は、静脈の機能不全に 対応するパラメータとして機能するように適合されてきた。しかしながら、これら のパラメータも血流力学条件もすべて、静脈機能不全に陥っていないスポーツマ ンには当てはまらない。 本発明の目的は、スポーツマンとスポーツの実行に特有の圧迫力を得るために、 様々な編織法で得られる靴下形サポーターを、具体的な生理学に配慮しながら得 ることにある。 静脈機能不全を治療することを目的とするサポーター類には、ストッキング形、 脚丈用または膝丈用サポーター、腿丈サポーター、編みタイツなどがあり、これら は、天然または合成素材を被覆した、或いは、被覆しない弾性糸と混撚した織糸か らなる。編織中に弾性糸に付与される張力により、圧迫力、即ち、脚にかかる放射状 の保持力が定まる。編織法は丸編みでも線編みでもよく、１方向以上に伸縮自在で あってよい。これらの靴下形サポーターを標準寸法で製造することも、あるいは調 節することもできる。 実際のところ、ストッキング形サポーターによる圧迫は、フランスの標準（A.F. N.O.R.）に基づいて水銀柱のｍｍを単位とする血圧によって定義され、概ね、１０ 〜１５ｍｍの圧力を発生する効力Ｉ、１５.１〜２０ｍｍの圧力を発生する効力II、 ２０.１〜３６ｍｍの圧力を発生する効力IIIとに区別している。他のヨーロッパ 諸国では、これらの値は異なり、１３〜２２ｍｍをクラスＩ、２３〜３３ｍｍをク ラスII、３４〜４７ｍｍをクラスIIIとしている。 静脈機能不全の治療に利用するストッキング形サポーターまたは膝丈用サポー ターでは、圧迫力は足と足首とで最大であり、脹脛または腿に向かうに従って減少 する。これは米国特許第4,745,917号に開示されているストッキング形サポーター の場合に当てはまる。この原理は、どんな病因あるいはメカニズムが静脈機能不全 の原因であったとしても（逆流、鬱血、高血圧など）、血管に対する影響は常にま ず、足首、足、あるいは脚の第３下部に現れるという見解に基づいている。フランス 特許第1,124,593号には、脚の第３下部に最大の圧迫を施すストッキング形サポー ターを開示している。 体の位置、筋肉、関節および組織の解剖学上および生体力学的条件、静脈および 周辺静脈構造の解剖学的状態、重力、組織の圧力、血流力学、および静脈圧という数 多くの要因が関わっているため、運動中の位置が変わる際に心臓および腹部の様 々な血圧や静脈流および逆流の速度（深在、表在、中間など）に基づいて、治療用 圧迫力を算出するのは困難であり、幾つかの項目について計測できるだけである。 従来技術により、最高血圧を足首の位置におき、最低血圧（＝０）を心臓位置に して、下方向に圧迫力を段階付ける原理が確立している。足首における最高血圧は、 静脈逆流と過拡張とを伴う静脈の機能不全の生理学に関するデータに基づいて 算出している。静脈機能不全のないスポーツマンにはスポーツマン特有の別の生 理学があるために、このデータが適用できないこともあり得る。 この理由から、本願出願人は、運動中および運動に引き続く、静脈機能不全のな いスポーツマンにおける静脈環流と圧迫との生理学を研究し、血圧と階調度とを 新たに定義するものである。 生理病理学のあらましが、本発明の重要要素の説明に肝要であると思われる。 運動をしているスポーツマンに関わる主な生理学的な特徴は、酸素が涸渇した 残余量が増加（基本量の最大５０％）し、静脈の内径が拡大(長時間にわたる運動 あるいは激しい運動で３０〜４０％)した静脈の過拡張と、経壁静脈圧の上昇とが 代表的である。大半の測定は足首の位置でなされるが、運動中および運動に引き続 く静脈圧および血圧変化に関する文献による複数の結論はその方法に依存してお り、一致しない。静脈機能不全を起こしていないスポーツマンは弁による逆流を示 さず、良好な関節と有能な足底および筋肉静脈ポンプとを有しているため、足首で の測定値が最大血圧に相応しないこともある。 静脈の充填と拡張とによって、まず脹脛の筋肉と表在性静脈組織とが影響を受 け、次に貫通部と深在性組織とが影響を受ける。従って、静脈の過拡張は脹脛の個 所で最大になる傾向がある。 スポーツマンに適用される、足底の静脈生理学を調べることもまた重要である。 足底の静脈軸は直接、後部頚骨静脈に連なっており、貫通部を介して、何本かは 内径が大きい足の裏の表在性静脈とも連通している。一歩毎に排出される足底の 静脈リザーバは３０〜４０ｍｌと推測される。心臓拡張期には３種類の非反射的 メカニズムが関与する。即ち、合流点と集合部とに多く存在する弁と、実質的な遮 断となる、静脈合流点の叢仕掛けと、最も逆流に暴露された血管を取り囲む線維状 トンネルとである。 このように、この反逆流の仕掛けは、弁不全による静脈機能不全を起こしていな いスポーツマンに有効である。従って、スポーツマンの足と踝の個所とを大幅に圧 迫する必要はない。これは、足と踝とに圧迫を続けることは最も困難であるため、 物性条件(ラプラスの法則)においても、サポーターの耐久性条件においても有益 である。これに、大半のスポーツ靴の足論理上の特性が改良されたことに伴い、足 底静脈リザーバの排出条件が最善であることを付け加えなければならない。 本発明による、スポーツ用靴下形サポーターは、少なくとも１方向に伸縮自在に 変形可能で、例えば端部の縫合または丸編みによりストッキングが製造される際 、人体に、即ち少なくとも足および脚に、足と脚との間で異なる圧迫力を持続的 に行使できるように形成されたシートを備えている。 本発明によると、足の端部から踝の真上まで伸張し、足と足首とを包囲するス トッキングの部分は、脹脛を包囲するストッキング部分で生ずる圧迫力Ｐ２より 小さい値である圧迫力Ｐ１を生ずるような構造を有する。 従って、このストッキングを装着したスポーツマンに作用する圧迫は、足から 踝にかけては中程度で、脹脛において強くなっている。これは、足と足首とに最 大の圧迫をかけ、そこをしっかり保持しながら上方向に向かうにつれ減少する、 静脈機能不全の治療に用いられる圧迫とは対照的である。 スポーツマンにこのような圧迫を適用すると、以下の血流力学的効果が得られ る。 ａ） 静脈血流量の２０〜５０％増加、残余量の減少、運動後の静脈充填時間 の増加、および右側心臓充填の増進による、脹脛の静脈ポンプ機能の改善、 ｂ)筋肉および組織における充血緩和に効果をあらわす、静脈圧の低下および 静脈流速度の上昇、 ｃ)運動中での壁の拡張により開いてしまった弁の戻りを促進する、表在性お よび深在性血管の内径の縮小。これにより、不能であった弁の機能が修復される 可能性がでてくる。脹脛内に蓄積されていた酸素涸渇性静脈血が減少するため、鬱 血および低酸素症を減少させ、老廃物の除去を促進することができる。筋肉、腱、 および組織によりよい酸素供給を行うことによって新陳代謝は促進され、炎症お よび、その病原体の結果として起こるすべての危険性を軽減できる。 ｄ）微小循環における効果は、皮膚分配の増加と、静動脈反射の増進とが代表的 である。早期に圧迫を加えたところ、頭頂部機能障害が退行し、医学的な形成異常 を撤回できる可能性もまた観察された。 ｅ)定期的にサポーターを装着することにより、静脈機能不全治療用サポーター を連続装着した後にも見られたように、サポーターを取り外した後も血行動態効 果が続く残存効果を得られる。 本発明の一実施の形態おいては、シースが弾性糸を含み、その編み張力が圧迫力 を決定する場合、各ストッキングは、アキレス腱から足の甲に伸張し、踝の上を 通過する架空の線により、足と足首とを包囲し、弾性糸が圧力Ｐ１となる張力を 作用させる下部と、踝の下から膝下まで延在して脹脛と脚とを包囲し、圧力Ｐ１ を超える圧力Ｐ２となる張力を少なくとも脹脛に対して弾性糸が作用させる上部 とに分割される。 本発明による靴下形サポーターにおいて、最大圧力を脹脛の個所におき、血行 力学のデータに従っているため、下方向への段階付けは重要ではない。それどこ ろか、静脈の機能不全患者用の靴下形サポーター類とは異なって、止血帯の作用 または締め付け効果を起こさずに、脹脛上部における圧力は表在部、筋肉および 深在性静脈組織に作用する程に強くなければならない。これは、上級レベルのス ポーツマン向けに具体的にあつらえて圧迫を決定する際に重要である。なぜなら ば、運動中および運動後において、「腱膜効果」により最大限に動きを改良する付 加筋肉の機能と、「ターボ効果」による筋肉線維の良好な酸素化とを得る必要があ り、これにより炎症からの回復促進と、炎症の危険性の軽減とが可能になるから である。 しかしながら、そこまでのレベルに到達していないスポーツマンおよび編機で の製造を促進するために、下方向への段階付けを継続することも可能であるが、 その場合も、足首および足に作用する圧迫力より大きな圧力を脹脛の個所に宛う ことで、スポーツマン用サポーターを静脈の機能不全患者用のサポーターとは区 別している。 本発明の主たる特徴は、スポーツマン用靴下形サポーターに、止血帯としての 影響を及ぼさずに、静脈機能不全患者用のストッキングとは異なり正反対の圧迫 力と圧力段階とを適用することである。 このような靴下形ポーターを装着すると、その弾性サポーターは、圧縮状態で 機能し、左側心臓への静脈環流および液体の移動を促進し、静脈の鬱血を減少さ せ、酸性代謝産物の排出を容易にすることで筋肉線維の酸素化を良好にする(タ ーボ効果)。付加筋肉として働いて筋肉の収縮効果を強化するため、サポーター と圧迫とを組み合わることが、筋肉の活動中、最も効果的である（腱膜効果）。 他の特徴および利点は、添付の略図を参照する以下の説明により明らかになる であろう。添付図面は、シースが編み込みにより製造される本発明による脚スト ッ キングを側面から示している。 この脚ストッキング１を、アキレス腱から足の甲に延在し、踝を通過する一点 鎖線示したｙ'−ｙ線により、一方は、足と足首とを包囲する下部２ａと、もう 一方は、アキレス腱から膝下で止まり、脚と、とりわけ脹脛とを包囲する上部２ ｂとに、その両側を分割できる。腿丈ストッキングまたはタイツの場合、部分２ ｂに、腿部を包囲する追加部分２ｃが連続する。周知の方法で編織機で編まれた 後、静脈機能不全の治療に用いられる靴下形サポーターの製造技術における当業 者には周知の編織法と種々の条件とを施して製造されるこれらの部分は、静脈機 能不全の治療に用いられる靴下形サポーターとは、圧迫を規定する弾性糸に付与 された張力値が異なる。これらの張力を付与できる編織または織物加工、および 材料であれば、いずれを使用してもよい。 静脈への負担が低く初心者から中級者レベルのスポーツマンが関わるスポーツ に特に適用した本発明の一実施の形態において、下部２ａにおける圧迫値Ｐ１、 上部２ｂにおける圧迫値Ｐ２、および追加部２ｃにおける圧迫値Ｐ３を以下の表 に示す。 腿丈用ストッキングまたはタイツの場合、Ｐ３の値はＰ１の値と同程度にする 。 脚を包囲する部分２ｂにおいて、下方向に段階付ける必要はなく、圧力Ｐ２は 上部から底部まで変化しない。しかしながら、機械類は段階付けするように調節 されているため、編み込みを容易にするために、脹脛において作用する圧力Ｐ２ が常に、足および足首の個所に作用する圧力Ｐ１を超えることを条件に、段階付 けを継続することは可能である。これは、スポーツマンに特有の上述の静脈生理 学に合わせるためである。 上級レベルのスポーツマンまたは、急激な加速および減速(モータースポーツ 、フォーミュラ１、エアロビクスなど)または長時間のヴァルサルサ運動(重量挙 げ、 ボディビルなど)などの、静脈環流に著しいストレスを与え、静脈に負荷をかけ るスポーツに関して、その圧迫力は一件一件決定すべきである。本発明の実施の 形態において、弾性糸に付与された張力は、部分２ａ内の足および足首部分にお ける圧力Ｐ１を常に、脹脛の個所で作用するＰ２の圧力未満に設定して、本発明 に従い階調度値を維持する。腿丈用ストッキングまたはタイツの場合、追加部分 ２ｃにおいて弾性糸に付与された張力は、足および足首部分上のＰ１と等しい、 または類似の圧迫力Ｐ３となり、いずれの場合もＰ２より小さい。止血帯として 作用してしまうのを防ぐため、脹脛の個所に作用する圧力Ｐ２は、足および足首 の個所に作用する圧力Ｐ１の値の３倍を超えてはならない。 本発明の変形例（図示せず）として、各ストッキングを、明確な構造を有する 、即ち、切断および、縫合または接合することにより、体に装着されると上記で 規定した圧迫力を加える複数部分２ａ、２ｂ、および、適当ならば２ｃとからな るシースを形成した、伸張性のある単層または複合層で製造してもよい。 当然のこととして、本発明によるストッキングは特に長距離歩行や運動後長時 間立ち続ける場合、快復を早めるために運動中や、運動の直後にも装着すべきで ある。 耐性に依存するが、ある程度標準的な場合は、運動後、第１ストッキングの上 に第２のストッキングをかぶせることで、各ストッキングが加える特異な圧迫を 倍加して回復を早めることができる。 本発明による脚丈用ストッキングを機密に用いてスポーツマンについて実施さ れた臨床研究によると、この脚丈ストッキングにより得られる結果は、運動後、 回復期間中も、更に運動中も有益であった。 運動中、臨床上の徴候のすべて、更に特定すれば、浮腫がひく。他の徴候に関 しては、以下の改善が見られた。 ―重量感および疲労感 ８６％、 ―肉痙攣 ８９％、 ―無感覚 ７１％。 圧迫を加えることにより更に、臨床上の兆候の継続時間が大幅に短縮し、回復 も容易であった。時間計測テストおよび評価テストを行ったスポーツマンには、 ８ ８％に身体の動きに改善が見られ、８３％について、炎症または、筋肉あるいは 腱のけがによって起こる痛みに、圧迫が有益であると判断できた。 運動後、圧迫による効果は最大になる。理論上は回復期に相当するこの時間を 大半のスポーツマンが無視するために、大概はストレッチまたはマッサージは行 われない、あるいは行えず、運動に引き続く時間(立っている、長時間座ってい るなどにより)に静脈の鬱血が悪化する。これらの回復技術を置換するものでは ないが、運動後、少なくとも２時間に圧迫を加えることは優れた補給となり、血 圧治療または一晩の休憩に匹敵する。本研究の状況において、この回復期中にサ ポーターを装着することにより、すべての臨床上の徴候が改善されることがわか った。最も頻繁に発生する重量感あるいは疲労感という不快感は９７％消え、刺 すような痛みは９３％、肉痙攣は９８％、無感覚は１００％消滅した。浮腫およ び静脈痛は大きな問題ではなく、検査したサンプル内にほとんど例がなかったた め、それほど顕著ではないが、これらにおいても改善が見られた。 大半の標準的な場合、運動後にスポーツマンが第１のストッキングと同一の第 ２の脚丈ストッキングを両脚に重ねたところ、鬱血量の減少、すべての血管の内 径の収縮、大幅な環流速度の加速、その結果、酸素涸渇血液の減少という効果が あり、より良好な回復を得られた。 この靴下形サポーターは上級レベルのスポーツマンには有益であるが、動きと 筋肉の回復とを増進することにより（疲労時間を短縮して）長期にわたる静脈の 負担を軽減できるため、本発明によるストッキングはまた、スポーツを日課にし ている、あるいは時々スポーツを行う程度の人々にも照準をおいている。この負 担を伴うと定義されているスポーツにおいて、本発明による靴下形サポーターは 、周知のあるいは未だ解明されていない静脈の機能不全による影響を軽減し、静 脈の異常発生を遅延する。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 足から脚に延在し、少なくとも１方向に伸縮自在に変形可能であり、ストッ キングの製造時に、足に対しておよび脚に対して異なる値を有する圧迫力を人体 上に作用させるように形成されるシースを備える、スポーツおよびスポーツマン 用の靴下形サポーターであって、足の端部から踝の真上まで延在し、足と足首とを 包囲するストッキングの部分(２ａ)が、脹脛を包囲する該ストッキングの部分( ２ｂ)により作用する圧迫力（Ｐ２）の値より小さな値を有する圧迫力（Ｐ１） を作用させる構造を有するストッキング。 ２． 前記シースが弾性糸を含有し、その編込み張力が前記圧迫力を定める場合、 各ストッキングが、アキレス腱から足の甲に延在してくるぶし上を通過する架空 線（ｙ'−ｙ）により、足と足首とを包囲し、該弾性糸が圧力Ｐ１となる張力を作 用させる下部（２ａ）と、踝の下から膝下まで延在して脹脛と脚とを包囲し、該弾 性糸が該圧力Ｐ１を超える圧力Ｐ２となる張力を少なくとも脹脛上に作用する上 部（２ｂ）とに分割してなる請求項１に記載の靴下形サポーター。 ３． 前記ストッキングが、前記部分（２ｂ）に連続し、腿上まで伸張する追加部 分（２ｃ）を備える場合、この部分（２ｃ）の前記弾性糸に付与される張力が、前 記下部（２ａ）上に作用する前記圧力Ｐ１の値と同程度の値を有する圧迫力Ｐ３ となることよりなる請求項１に記載の靴下形サポーター。 ４．脹脛上に作用する前記圧迫力Ｐ２の値が、足と足首とを取り囲む前記ストッ キングの前記下部（２ａ）上に作用する前記圧迫力Ｐ１の値の３倍以下である請 求項１に記載の靴下形サポーター。 ５．前記圧迫力Ｐ１の値が９２０〜１７１０パスカルであり、脹脛上と前記上部 （２ｂ）上とに作用する前記圧迫力Ｐ２の値が１９７３〜３２８９パスカルであ る請求項１に記載の靴下形サポーター。 ６． 前記ストッキングが運動後の回復に適用される場合、該第１のストッキン グ上に、該第１のストッキングと同一の第２のストッキングを重ねることにより、 各ストッキング（１）により加えられる特異な圧迫が倍加される請求項１に記載 の靴下形サポーター。