JP2001502929A - 弾力性部材を有するタンポン及びそのタンポンを形成する方法 - Google Patents

弾力性部材を有するタンポン及びそのタンポンを形成する方法

Info

Publication number
JP2001502929A
JP2001502929A JP10509715A JP50971598A JP2001502929A JP 2001502929 A JP2001502929 A JP 2001502929A JP 10509715 A JP10509715 A JP 10509715A JP 50971598 A JP50971598 A JP 50971598A JP 2001502929 A JP2001502929 A JP 2001502929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tampon
elastic member
soft wind
absorbent
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10509715A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4074665B2 (ja
Inventor
エイミー マイケル アクター
タミー ジョー バルザー
ドナルド ジョージ フォックス
Original Assignee
キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/693,686 external-priority patent/US5755906A/en
Priority claimed from US08/695,488 external-priority patent/US5795346A/en
Application filed by キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド filed Critical キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
Publication of JP2001502929A publication Critical patent/JP2001502929A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4074665B2 publication Critical patent/JP4074665B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/20Tampons, e.g. catamenial tampons; Accessories therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/20Tampons, e.g. catamenial tampons; Accessories therefor
    • A61F13/2051Tampons, e.g. catamenial tampons; Accessories therefor characterised by the material or the structure of the inner absorbing core

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 特に、女性の月経期間中に、女性の膣からの体液の早期漏洩を防ぐのに有用なタンポンが開示される。本タンポンは、吸収材及び弾力性部材を含む。弾力性部材は、吸収材上に、またはその中に位置決めされ、両部材は第1の端及び第2の端を有する細長いソフトワインドに巻かれる、または形成される。ソフトワインドは、第1及び第2の端が互いに接して整列するように、且つソフトワインドが第1の端と第2の端との間に少なくとも2つの折れ目を含むように、それ自体の上に折り曲げられる。ソフトワインドは、挿入端及び後端を有する細長いプレジェットに圧縮される。弾力性部材は、女性の膣内に挿入された時に体液の早期漏洩を防ぐようにプレジェットの少なくとも一部分を広げさせることができる。タンポンは、女性の膣からタンポンを取出すための引出し紐も含む。引出し紐は、ソフトワインドの第1及び第2の端に取付けられる。本方法は、弾力性部材及び吸収材をアセンブルして中心縦軸X−Xを有する構造を形成する。弾力性部材は中心縦軸X−Xに整列させることも、この軸からずらせることもできる。吸収材及び弾力性部材は、第1の端及び第2の端を有する細長いソフトワインドに巻かれる、または折られる。ソフトワインドは、第1及び第2の端が互いに接して整列するように、且つソフトワインドが第1の端と第2の端との間に少なくとも2つの折れ目を含むように、それ自体の上に折り曲げられる。次いでソフトワインドは、挿入端及び後端を有するプレジェットに圧縮される。引出し紐がプレジェットに取付けられてタンポンが形成される。引出し紐は、女性の膣からタンポンを取出すのを容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】 弾力性部材を有するタンポン及びそのタンポンを形成する方法 発明の分野 本発明は、弾力性部材を有するタンポンに関する。本発明は更に、そのタンポ ンを形成する方法に関する。詳しく述べれば、本発明は、タンポンを女性の膣内 に初めに挿入する時に、女性の膣からの体液の早期漏洩を防ぐように設計されて いる弾力性部材を有する生理用タンポンに関する。 発明の背景 現在、女性の衛生のために2つの基本型の生理用タンポンが使用されている。 第1の型は、ユーザが指で女性の膣内へ直接挿入するように設計されている指挿 入式のタンポンである。第2の型は、アプリケータの援助を得て挿入するように 設計されているタンポンである。両型共、通常は吸収性材料のゆるく結合された ストリップを折るか、または巻いて「ソフトワインド」と呼ばれることが多い細 長い形状に作られる。次に、ソフトワインドは放射状に及び/または2軸方向に 圧縮されてプレジェット(pledget)にされる。プレジェットは、カバーを含むこ とも、または含まないこともできる。両型のタンポン共、タンポンがある量の月 経分泌物、血液等のような体液を吸収した後に、タンポンをユーザの膣から引出 すのを容易にするために、圧縮の前、または後の何れかに引出し紐をソフトワイ ンドに取付ける。 指挿入式でも、アプリケータによって送り込む方式でも、多くのタンポンは体 液の早期漏洩を防ぐことはできないことが分かっている。流体の早期漏洩は、多 くの要因によってもたらされる。1つの要因は、タンポンが膣口領域上に適切に フィットしないことである。第2の要因は、女性の膣内に初期に挿入した後に、 タンポンに接触する体液を吸収するように充分迅速に開く、即ち放射状に広がる ことができない程タンポンが圧縮されていることである。第3の要因は、タンポ ンが、膣管を通る流体の流れを捕捉するような正確な形状ではないことである。 第4の要因は、膣のひだ及び渦巻きがタンポンに接触せず、従って体液がタンポ ンをバイパスできることである。 以上に鑑みて、女性の膣内に挿入された後に、直ちに体液の早期漏洩を防ぐよ うに弾力的な特色を有する衛生用タンポンを考案した。このタンポンを形成する 方法も説明する。 発明の要旨 要約すれば、本発明は衛生用タンポンに関する。このタンポンは、吸収材と、 この吸収材上に、または吸収材内に位置決めされている弾力性部材とを含んでい る。吸収材及び弾力性部材は、第1の端及び第2の端を有する細長いソフトワイ ンドに形成される。ソフトワインドは、第1及び第2の端が互いに接して整列す るように、且つソフトワインドが第1の端と第2の端との間に少なくとも2つの 折れ目を含むようにそれ自体の上に折り曲げられる。次いで、ソフトワインドは 挿入端及び後端を有する細長いプレジェットに圧縮され、挿入端の方が後端より も多くの吸収材を含むようにされる。弾力性部材は、タンポンを女性の膣内に挿 入した時に流体の流れを捕捉するように、プレジェットの少なくとも一部分を広 げることができる。タンポンは、女性の膣からタンポンを取出すための引出し手 段を更に含んでいる。 本方法は、弾力性部材及び吸収材をアセンブルして中心縦軸X−Xを有する構 造を形成するステップを含んでいる。弾力性部材は、この中心縦軸X−Xに整列 させることも、またはそれからずらせることもできる。吸収材及び弾力性部材を 、第1の端及び第2の端を有する細長いソフトワインドに巻く、または折り曲げ る。次いで、この細長いソフトワインドを、第1の端及び第2の端が互いに接し て整列するように、且つソフトワインドが第1の端と第2の端との間に少なくと も2つの折れ目を含むように折り曲げる。次に、このソフトワインドを、挿入端 及び後端を有するプレジェットに圧縮する。次いで、引出し紐をプレジェットに 取付けてタンポンを形成する。引出し紐は、女性の膣からタンポンを取出すのを 容易にする。 本発明の包括的な目的は、月経分泌物、血液等を吸収するためのタンポンを提 供することである。本発明のより特定的な目的は、女性の膣内に初めに挿入する 時に、体液の早期漏洩を防ぐように設計されている弾力的な特色を有する生理用 タンポンを提供することである。 本発明の別の目的は、弾力性部材を有するタンポンを形成する方法を提供する ことである。 本発明の別の目的は、女性の膣内に挿入されると直ちにばねによって開き、月 経分泌物及び他の体液がバイパスしないようにしたタンポンを提供することであ る。 本発明のさらなる目的は、タンポンの少なくとも一部分を広げ、開かせる可能 性を有する弾力性部材を含み、それによって、タンポンが女性の膣の大きい断面 と接触して月経分泌物及び他の体液がバイパスしないようにしたタンポンを提供 することである。 本発明の更に別の目的は、乾膨張能力を有しているタンポンを提供することで ある。 更にまた、本発明の目的は、使用中の滑りを減少させたタンポンを提供するこ とである。 更にまた、本発明の目的は、女性の膣の非円形断面内にフィットするように広 がることができるタンポンを提供することである。 更にまた、本発明の目的は、使用中の吸収材の利用を良好にしたタンポンを提 供することである。 本発明の他の目的及び長所は、当業者ならば以下の説明及び添付図面から明白 になるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、吸収材上に位置決めされ、その中心縦軸X−Xに沿って整列された弾 力性部材の斜視図である。 図2は、ソフトワインドに巻かれた、または折り曲げられた後の、図1に示す 吸収材及び弾力性部材の斜視図である。 図3は、吸収材、カバー、及び中心縦軸X−Xからずらして整列されている弾 力性部材を示す代替実施例の斜視図である。 図4は、ソフトワインドに巻かれた図3に示す吸収材、カバー、及び弾力性部 材を示す斜視図である。 図5は、概ねM字形に折り曲げられ、第1及び第2の端が互いに接するように 整列され、引出し紐によって保持されているソフトワインドの側面図である。 図6は、図5のソフトワインドを、プレジェットに圧縮した後の側面図である 。 図7は、女性の膣内に挿入された後に、タンポンが取ることを意図した形態を 示すタンポンの側面図である。 図8は、女性の膣から取出し中に、取るであろう1つの可能形態を示すタンポ ンの側面図である。 図9は、内側管及び外側管を有する2ピースタンポンアプリケータの側面図で ある。 図10は、図9に示すタンポンアプリケータの断面図であって、女性の膣内に 挿入する前に、外側管内に保持されているタンポンを示す図である。 図11は、タンポンを形成する方法の流れ図である。 図12は、タンポンを形成する代替方法の流れ図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図1に、女性の、特に彼女の月経サイクル中の膣からの体液を吸収するのに有 用な生理用タンポン10を形成する1つの可能な方法を示す。タンポン10は、 女性の膣口領域上に挿入するように設計されており、また月経分泌物、血液、及 び他の体液の流体の流れを捕捉し、流体が膣から流出するのを防ぐように機能す るように設計されている。タンポン10は吸収材12を含んでおり、吸収材12 はカバー14を含むことができる。吸収材12は、吸収材シートまたはリボンに アセンブルされている吸収性ファイバから形成することができる。代替として、 吸収材12は、全体的に細長い形態及び/または円筒形の形態にアセンブルされ 、圧縮されている吸収性ファイバから形成することができる。吸収材12は、綿 及びレーヨンのようなセルロースファイバから形成することが好ましい。吸収材 は、100%の綿、100%のレーヨン、または綿とレーヨンとの混合であることがで きる。試験の結果良好に働くことが分かった若干の混合は、約15%の綿と約85% のレーヨン、約70%の綿と約30%のレーヨン、約60%の綿と約40%のレーヨン、 約25%の綿と約75%のレーヨン、及び約6%の綿と約94%のレーヨンを含む。フ ァイバの特定の混合は、人の好みに依存して変化させることができる。 綿ファイバを使用する場合には、綿ファイバは約5ミリメートル(mm)乃至 約20mmのステープル長さを有しているべきである。一般的に言えば、綿ファイ バは、約150ミクロン乃至約280ミクロンのファイバサイズを有しているべきであ る。綿ファイバは、もし望むのであれば、漂白することもできる。漂白によって 、綿ファイバの見掛けはより白くなる。 レーヨンファイバが存在している場合には、レーヨンファイバは約20mm乃至 約35mmのステープル長さを有しているべきである。レーヨンファイバは、約2 乃至約6のデニールを有しているべきである。デニールは、50ミリグラム(mg )で450メートルの糸を標準とする糸の細さの単位である。レーヨンファイバは 円形、二ローブ(lobal)、三ローブの断面形状、または当業者には公知の他のあ る断面形状を有することができる。二ローブ形態はドッグボーンに似た断面形状 を有し、三ローブ形態は“Y”字に似た断面形状を有している。レーヨンファイ バは、もし望むのであれば、漂白することもできる。 吸収材12が吸収材シートまたはリボンから形成される場合、吸収材12は綿 及びレーヨンファイバの混合から構成される。このような吸収材シートを形成す る2つのプロセスは、「カーディング」及び「エアレイイング」として当分野に おいては公知である。仕上がったタンポンに望まれる所望の吸収性に依存して、 吸収材シートの坪量を変化させることができる。米国食品医薬品局(FDA)は 「ジュニア」、「レギュラー」、「スーパー」及び「スーパー・プラス」サイズ タンポンのための吸収性標準を定めている。これら4つのサイズのためのFDA 標準に適合させるために、吸収材シートはそれぞれ約100グラム/平方メートル (gsm)、120gsm、及び230gsmの坪量を有するように目標がおかれてい る。典型的には、カーディングプロセスは、約40mm乃至約60mm、好ま しくは約50mmの幅の吸収材シートが得られるように制御されている。吸収材1 2の坪量及び/または長さも、異なるサイズのタンポンを形成するように調整す ることができる。 吸収材12は、カバー14、好ましくは液体透過性のカバーによって、部分的 に、または完全に囲むことができる。「液体透過性」とは、体液が迅速且つ効率 的にカバー14を通過できることを意味する。カバー14は、親水性であること も、または疎水性であることもできる。「親水性」とは、カバー14が吸収に対 する親和力を有している、または水と結合する傾向があることを意味する。「疎 水性」とは、カバー14が水と相容れない、または結合しない傾向があることを 意味する。カバー14は表面活性剤、またはカバーを親水性にするかまたはカバ ーをより親水性にする他の材料で処理することもできる。 液体透過性カバー14は、多孔質基材を有する織った、または不織材料から形 成することができる。織った材料は、レーヨン、綿、またはポリオレフィンから 作ることができる繊維ファブリックを含む。ポリオレフィンはステープルである ことも、または連続フィラメントであることもできる。不織材料は、スパンボン ド、ボンデッドカーデッドウェブ、及び水でもつれさせた(hydroentangled)ウェ ブを含むことができる。スパンボンド及びボンデッドカーデッドウェブは、ウィ スコンシン州54956 ニーナー、ノースレークストリート401にオフィスを有する Kimberly-Clark Corporationから市販されている。カバー14として使用できる 別の不織材料は、結合材で一緒に保持されている100%ポリエステルファイバか ら形成される。この材料は、パウダー・ボンデッド・カーデッドウェブ(PBC W)として知られている。PBCWは、サウスカロライナ州29609 グリーンビ ル、アルカディアドライブ304にオフィスを有するHDK Industries,Inc.から市 販されている。カバー14は、更に、二次元または三次元の何れかの厚みを有する 穿孔熱可塑性フィルムから形成することができる。穿孔熱可塑性フィルムは、幾 つかの販売業者から入手することができる。これらの販売業者の2つは、イタリ ア国ピストイア、アグリアーナ51031にオフィスを有するPantex Srl,Pantex Su d srl,Via Terracini snc、及びデラウェア州19709ミドルトン私書箱582のAppl ied Extrusion Technologyを含む。 液体透過性カバー14は、タンポン10に恒久的な湿潤性を与え、女性の膣内 への挿入、及びそれからの引出しの容易さを向上させるように、摩擦抵抗を減ず るために水溶液で処理することができる。カバー14は、吸収材12及び弾力性 部材16を巻くか、または折り曲げる前に、またはソフトワインド18を形成し た後に、の何れかに処理することができる。使用することができる異なる型の水 溶液が当分野においては公知である。1つの特定の型の水溶液が、1994年9月23 日出願のU.S.S.N 08/311,692“TAMPON EXHIBITING LOW FRICTIONAL DRAG”に教 示されている。この特許出願はKimberly-Clark Corporationに譲渡されており、 本明細書に参照として採り入れられ、その一部をなしている。 タンポン10は更に、吸収材12の上面に位置決めされている弾力性部材16 を含んでいる。上から下へ垂直に重ねられた3つの部材は、弾力性部材16、吸 収材12、及び液体透過性カバー14を含む。これら3つの部材は、矩形の形態 を有するように、そして中心縦軸X−Xに対して対称的に整列されているように 示されている。吸収材12及びカバー14は、もし望むのであれば、例えば砂時 計形のような異なる形態を有することができることを理解されたい。弾力性部材 16は「乾及び湿展張特性」として知られる特性を有することができるべきであ る。換言すれば、弾力性部材16は、乾燥状態、湿潤状態の何れか、及び好まし くは乾燥及び湿潤状態において元の形態に戻るように、またはそれに向かって広 がることができる材料で作るべきである。タンポン10は、弾力性部材16が広 がることができるようになるまで体液によって濡れることはないので、弾力性部 材16の乾膨張は有益である。更に、弾力性部材16に、たとえタンポン10が 体液によって濡れつつある場合にも、広がることができる材料を使用すると有利 である。本発明の目的のために、弾力性部材16は閉セルフォーム、または開セ ルフォームのような弾力性フォームであることができる。弾力性部材16を作る ことができる他の材料は、ポリエチレン酸化物(PEO)、及びポリビニールア ルコール(PVA)を含むことができる。弾力性部材16は、好ましくは弾力性 フォームに類似する特性を有する、ポリオレフィンを基とするファイバ、ポリエ チレン酸化物ファイバ、疎水性レーヨンファイバ、等のような弾力性ファイバか ら形成することもできる。良好に働き、良好な弾力特性を有する開セルフォーム が、マサチューセッツ州02601ハイアニス、エアポートロード70にオフィスを有 するSentinel Products Corporationから商品名ACQUELLで市販されている。良好 な柔軟性特性を有するポリエチレンの閉セルフォームも良好に働く。このフォー ムは、マサチューセッツ州01843ローレンス、シェパードストリート100にオフィ スを有するSekisui America Corporationの一部門であるVoltexから商品名“VOL ARA”として市販されている。 弾力性部材16は、方形、矩形、長円形、円形、または他のどのような所望断 面形態を有することもできる。弾力性部材16は、均一な厚み及び幅を有してい ることが好ましい。もし望むならば、弾力性部材16は均一の寸法を有していな い。図1に示すように、弾力性部材16は長さL1を有し、これは吸収材12の 長さL2よりも小さい。弾力性部材16の幅W1は、吸収材12の幅W2よりも小 さい。長さが約1インチ乃至約5インチ(約25.4mm乃至約127mm)、幅W1が 約0.25インチ乃至約0.50インチ(約6.3mm乃至約12.7mm)、高さH1が約1/16 インチ乃至約1/8インチ(約1.6mm乃至約3.2mm)の弾カ性部材16を、長さ L2が約3インチ乃至約10インチ(約76mm乃至約254mm)、幅W2が約1イン チ乃至約3インチ(約25.4mm乃至約76mm)、高さH2が約1/8インチ乃至約1 インチ(約3.2mm乃至約25.4mm)の吸収材12上に位置決めすると、良好に 働くことを見出した。 弾力性部材16は、吸収材12の長さL2の分数でしかない長さL1を有するこ とができる。代替として、弾力性部材16は、吸収材12の長さL2に等しい長 さL1を有することができる。図1に示す弾力性部材16は、吸収材12の長さ L2の約1/2に等しい長さL1を有している。弾力性部材16は、吸収材リボン1 2の長さL2の少なくとも1/3、好ましくは吸収材12の少なくとも1/2である長 さL1を有しているべきである。代替として、図3に示すように、弾力性部材1 6または16’は、吸収材12の長さL2に等しい、またはほぼ等しい長さL1を 有することができる。 図2は、「ソフトワインド」と呼ばれることが多い全体的に細長い部材に巻い た、または折り曲げた後の、吸収材12、カバー14、及び弾力性部材16を示 している。ソフトワインド18は中心縦軸X−Xを有し、また細長い管状の部材 である。ソフトワインド18は、円形、方形、矩形、または他の断面形状を有す ることができるが、好ましくは細長く、且つ円筒形の形状を有している。ソフト ワインド18は、は約10インチ(約254mm)までの長さを有することができる 。好ましくは、ソフトワインド18は、約2インチ乃至約8インチ(約51mm乃 至約203mm)の長さ、そして最も好ましくは約6インチ(約152mm)の長さを 有している。ソフトワインド18の長さは、いろいろなサイズのタンポンが得ら れるように変化させることができる。 ソフトワインド18が円形の断面を有している場合には、約0.5インチ乃至約 2インチ(約12.7mm乃至約51mm)の範囲の直径、好ましくは約1インチ(約 25.4mm)の直径を有することができる。ソフトワインド18の特定直径は「ジ ュニア」、「レギュラー」、「スーパー」、または「スーパー・プラス」のよう な形成すべきタンポンの型によって定まる。ソフトワインド18は圧縮されてい ない。 吸収材12、カバー14、及び弾力性部材16をソフトワインド18に巻く時、 カバー14は吸収材12の幅W2に等しいか、またはそれより大きい幅W3を有す ることができる。番号20で示すように、カバー14を吸収材12の外面に巻い た時に、カバーの両端が重なることができるようにカバー14の幅は広い方が好 ましい。もしカバーの幅W3が吸収材12の幅W2に等しければ、カバー14の両 端は互いに突き合わせる。カバー14が重なる設計の方が好ましい。 図2を参照する。吸収材12、カバー14、及び弾力性部材16は、第1の端 22及び第2の端24を有するソフトワインド18に巻かれる、または折り曲げ られる。第1の端22及び第2の端24は互いに離間している。弾力性部材16 は第1の端22及び第2の端24から内側へ離間しているから、ソフトワインド 18が形成された時には弾力性部材16を見ることはできない。ソフトワインド 18を形成する際に、カバー14は、20においてその両端が重なるように示さ れており、互いに、及び/または吸収材12に結合することができる。もしソフ トワインド18を吸収材12だけで形成することができるのであれば、カバー1 4は存在する必要がないことに注目されたい。カバー14は、熱及び圧力、超音 波、糊のような接着剤、または他の公知の結合技術を使用して結合することがで きる。代替として、カバー14は、吸収材12上に噴霧することができる。ソフ トワインド18は長さL2を有しており、これは吸収材12及びカバー14の長 さL2に等しい。カバー14が吸収材12よりも長い長さを有しているものとす れば、カバー14の両端がたくし込まれていない限り、ソフトワインド18の長 さはカバー14の長さに等しくなる。ソフトワインド18を作る時のカバーのド リフトを見込んで、カバー14の長さをL2よりも小さくすることもできる。 図3及び4に示す代替実施例では、タンポン10’は、吸収材12の矩形シー トを液体透過性カバー14の矩形シート上に位置決めし、次いで吸収材12の上 面に弾力性部材16’を位置決めすることによって形成されている。吸収材12 及びカバー14は同じ長さL2を有しており、これは弾力性部材16’の長さに 等しい。吸収材12は幅W2を有しており、これはカバー14の幅W3よりも僅か に小さい。弾力性部材16’は、吸収材12の外縁に接して位置するように、中 心縦軸X−Xからずらしてある。この構成にすると、細長くて全体が円筒形の形 状のソフトワインド18’を形成するのに吸収材12、カバー14、及び弾力性 部材16’が巻き易くなる。この実施例は、弾力性部材16’がソフトワインド 18’の第1の端22から第2の端24まで伸びていることも示している。この 設計では、弾力性部材16’はソフトワインド18’の各端22及び24におい て見ることができる。この構成によれば、タンポン10’を女性の膣内に初めに 挿入する時に、弾力性部材16’がタンポン10’を外向きに広げることができ るので有利であり得る。弾力性部材16’のこの特別な長さによって、より確実 な広がりを見込むことができる。この実施例は、女性の膣口上に挿入した後のタ ンポン10’の滑りを阻止乃至は減少させ、それによって優れた漏洩保護を与え るのにも役立つ。この実施例の別の特質は、弾力性部材16’が、より短い弾力 性部材16が呈する弾力特性の一部だけを有していればよいことである。タンポ ン10’を外向きに広げ、女性の膣壁にまたがらせるのにそれ程大きい強さを有 していない弾力性部材16’を使用することによって、消費者の快適さを向上さ せることができる。 図5を参照する。ソフトワインド18は、第1の端22及び第2の端24が互 いに接して整列し、且つソフトワインド18がこれらの端の間に位置する少なく とも2つの折れ目26及び28を含むように折られる、または曲げられる。「互 いに接して」整列するとは、第1の端22及び第2の端24が、並んでいる、互 いに平行である、互いに軸方向にずれているかまたは放射状に離間している、ま たはある他の型の配列に位置決めされており、それによって第1の端22及び第 2の端24が互いに接近していることをいう。好ましくは、ソフトワインド18 は、第1の端22と第2の端24との間に位置する3つの折れ目26、28、及 び30を含み、ソフトワインド18に概ねM字形の外形を与えるようにする。概 ねM字形の外形では、ソフトワインド18は26において折り曲げられて第1の 部分32を形成し、28において2回目の折り曲げを受けて第2の部分34及び 第3の部分36を形成する。第1部分32及び第3の部分36は概ね同じ長さを 有していることが好ましいが、これらの長さは望む通りに異ならせることもでき る。また、第1の部分32、第2の部分34、及び第3の部分36がほぼ同じ長 さを有するように形成することもできる。例えば、もしソフトワインド18が約 6インチ(約152mm)の長さを有していれば、各部分32、34、及び36は 約2インチ(約51mm)の長さを有することができる。弾力性部材16は、第1 の折れ目26と第2の折れ目28との間に伸びることができるような長さを有し ているべきである。好ましくは、弾力性部材16は第2の部分34の長さに沿っ て伸び、第1の折れ目26及び第2の折れ目28を越えて伸びるように充分な長 さを有している。弾力性部材16が、少なくとも1/8インチ(約3.2mm)だけ、 そして好ましくは少なくとも1/4インチ(約6.4mm)だけ折れ目26及び28を 越えて伸びている場合に、タンポン10を女性の膣内に挿入した時に、弾力性部 材16がより効果的に第2の部分34を横方向外向きにまたがらせることを見出 した。 図5に示す第3の折れ目30は、ソフトワインド18を概ねM字形の外形にす る。第3の折れ目30は、第1の折れ目26と第2の折れ目28から等距離に位 置決めすることも、または不等距離に位置決めすることもできる。第3の折れ目 30を第1の折れ目26と第2の折れ目28から等距離に位置決めした場合には 図5に示すように、第3の折れ目30は中心縦軸Y−Yに沿って軸方向に整列す る。中心縦軸Y−Yは、ソフトワインド18の概ねM字形の外形を垂直に、左及 び右の鏡像に分割する。もし望むのであれば、第3の折れ目30は、第1の折れ 目26または第2の折れ目28の何れかにより近く形成することもできる。第3 の折れ目30は、弾力性部材16の第2の部分34を、第2の部分34がV字形 になるように2つの部分に折り返させる。 タンポン10は、女性の膣からタンポン10を取出すのを援助するための引出 し紐38を更に含んでいる。引出し紐38は吸収材12に、好ましくはソフトワ インド18の第1の端22及び第2の端24に取付ける。引出し紐38を取付け る1つの方法は、第1の端22及び第2の端24の近くの第1の部分32及び第 3の部分を通して開口または孔40を形成することである。次いで、開口40に 引出し紐38を通し、それを吸収材12に確保し、締付けるために輪にする。引 出し紐38の自由端を結んで結び目42を作り、引出し紐38がソフトワインド 18から分離しないようにする。結び目42は、引出し紐38がほつれるのを防 ぐと共に、女性が彼女の膣からタンポン10を取出す準備をする時に引出し紐3 8をつかむことができる場所または点を与えるのにも役立つ。引出し紐38が、 第1の端22及び第2の端24を互いに直接的に接触させ、女性の膣内に位置決 めされている間それらが広がることができる量を制限していることに注目された い。引出し紐38は、ソフトワインド18のいろいろな領域に確保及び/または 取付けることができ、吸収材12、カバー14の何れか、または両者を通過させ ることができることに注目されたい。また引出し紐38は、ソフトワインド18 か圧縮される前、またはソフトワインド18が圧縮された後の何れかに取付ける ことができる。 引出し紐38は、いろいろな型の糸またはリボンから作ることができる。100 %綿ファイバで作った糸またはリボンが良好に働く。引出し紐38は、タンポン 10の端から、約2インチ乃至約8インチ(約51mm乃至203mm)、好ましく は約4インチ乃至約6インチ(約102mm乃至152mm)、そして最も好ましくは 約5インチ(約127mm)伸びる長さを有しているべきである。引出し紐38は 、ソフトワインド18に取付ける前に染色及び/またはワックスのような抗ウィ ッキング剤による処理を行うことができる。抗ウィッキング剤は、体液が引出し 紐38に沿って毛管作用で運ばれ、女性の肌着の内面に接触するのを防ぐ。 特に女性がタンポン10を彼女の膣から取出そうとする時には、乾燥した、清潔 な引出し紐38がユーザによって好まれる。 図6に、挿入端46及び後端48を有するプレジェット44に圧縮されたソフ トワインド18を示す。プレジェット44はどのような所望形状をも有すること ができるが、好ましくは、概ね円筒形であって断面形状が円形であるか、または 概ね細長い形状であって断面形状か矩形である。挿入端46は、女性の膣腔に進 入するプレジェット44の第1の部分であるように設計されている。プレジェッ ト44は使用中、完全に女性の膣内に位置決めされることに注目されたい。挿入 端46は折れ目30によって形成される割れ目50を含んでいる。ソフトワイン ド18が概ねM字形の外形を有しているので、挿入端46は後端48と同量の、 好ましくは後端48よりも多量の吸収性材料を含むことができる。多量の吸収性 材料が挿入端46に存在し、挿入端46の外形が後端48の外形にほぼ等しい場 合には、挿入端48内の吸収性材料の量は後端48を作っている吸収性材料より も高密度になる。挿入端46により多くの量の吸収性材料が存在することによっ て、タンポン10は良好に体液を吸収することができ、早期の漏洩を阻止する。 プレジェット44が形成される時に、吸収材12、カバー14、及び弾力性部材 16は全て圧縮される。しかしながら、この圧縮ステップは、弾力性部材16の 機能に不利益な影響を与えるべきではない。換言すれば、タンポン10または1 0’が女性の膣内に挿入された時に、弾力性部材16はその元の形態に向かって 外向きに、またはその元の形態まで広がることができなければならない。 図7に示すタンポン10は、それが女性の膣内に挿入された直後に発生する広 がった状態を示している。図7においては、弾力性部材16の第2の部分34が 広がって第3の折れ目30が消滅し、第1の部分32及び第3の部分36は女性 の膣の内壁に外向きに押しつけられる。弾力性部材16は、タンポン10の少な くとも一部分が外向きに広がって女性の膣を通る流体の流れを捕捉するように、 その元の位置に向かって横方向外向きに広がることができる。広がった状態のタ ンポン10はほぼ三角形の形状になり、この三角形は底、即ち後端48において 引出し紐38が取付けられていることによって閉じられている。 膣腔内にある間に弾力性部材16が広がり、それによって第1の部分32及び 第2の部分36は膣開口にまたがって外向きにばね戻りする、または広がる。タ ンポン10は、通常は子宮頸の下に位置決めされる。従って、女性の身体から放 出される月経分泌物、血液、及び/または粘液状のクロット(凝塊)を捕捉する 位置にあるべきである。弾力性部材16の弾力的で柔軟な特性により、弾力性部 材16はその圧縮され、変形した形状から迅速に復元することができる。これに よって、タンポン10はより理想的に膣開口にフィットし、女性の膣の内壁及び 渦巻きを押すことができる。この作用は、不適切なフィット、またはタンポン1 0の吸収性材料がタンポン10に初めに接触することができる体液を捕捉するの に充分迅速に外向きに広がることができないことに起因する体液の早期漏洩を防 ぐ。このタンポンの設計は、使用中の吸収材12の利用率を向上させる。 弾力性部材16は、膣管内でタンポン10が滑るのを減少及び/または阻止す るのにも役立つ。膣管は、通常はその下側部分がその長さの3/4乃至4/5にわたっ て潰れている。下側の1/3は、本質的には常に閉じており、その内壁は膣の筋肉 組織の作用の結果として横並びになっている、即ち互いに接し合っている。タン ポン10がこの膣管の下側部分を越えて挿入されると、直ちに筋肉組織が内壁に 膣口を閉じさせるので、タンポン10は膣のこの下側部分上で静止することがで きるようになる。従って、タンポン10は着用者の身体の運動によって移動でき ないことは自明である。これは、本発明の重要な特色である。 再度図7を参照する。弾力性部材16は、第3の折れ目30が存在していた領 域内の吸収材12を真直ぐにするのに充分に強いことが理解されよう。好ましく は、タンポン10が女性の膣内で広がると、第2の部分34はその元の外形に向 かって真直ぐになり、第3の折れ目30は消滅する。第2の部分34が膣開口に またがるように広がることによって、タンポン10は、それが女性の膣内に挿入 された後に接触できる月経分泌物及び/または血液の到来を吸収するための遙か に良い位置に到達することが理解されよう。また、弾力性部材16の長さが第1 の折れ目26及び第2の折れ目28の位置の周囲で広がることによって、タンポ ン10は第1の折れ目26及び第2の折れ目28を近似する滑らかな湾曲を保持 しながら膣内で開くことができることも理解されよう。第1の折れ目26及び第 2の折れ目28の位置におけるこの滑らかな湾曲により、使用中の女性が不快感 を覚えることはない。また弾力性部材16の存在によって、所要調整期間(吸収 材12が放射状外向きに広がってかなりの量の体液を捕捉することができるよう になるまでに、ある時間の長さを必要とする)を不要にするので有益である。 図8を参照する。タンポン10を女性の膣から取出す時、第2の部分34は第 1の折れ目26及び第2の折れ目28と同じように外向きに曲がることができ、 女性の膣の内壁によって内向きに押される。この作用は、引出し紐38を下方に 引張ることによって生じる。引出し紐38を下方に引張ると、第1の部分32及 び第2の部分36は互いに向かって内向きに押される。この作用により、第1の 折れ目26及び第2の折れ目28が互いに近づくように運動し、第2の部分34 を外向きに曲げて頂点52を形成させる。これが発生すると、タンポン10の外 形サイズがかなり減少し、タンポン10の快適な取外しが可能になる。若干の場 合には、膣から取出す時に第2の部分34が図5に示すような形態に内向きに折 れ曲がることがあることに注目されたい。この形態でも、引出し紐38を下方に 引張ると第1の部分32及び第2の部分36が互いに近づくように運動できるの で、快適な取外しが見込まれる。 図9及び10に、外側管56及び内側管58を含むタンポンアプリケータ54 を示す。両方の管56及び58は中空であり、各管は紙、厚紙、ボール紙、プラ スチック、熱可塑性フィルム、これらの、または他の公知材料の組合せから形成 することができる。外側管56及び内側管58は類似の、または異なる材料で形 成することができるが、好ましくは両者は同一の材料から形成する。もし紙、厚 紙、またはボール紙を使用するのであれば、それを耐水性にするためにワックス または水不溶性ポリマで被覆することができる。適当なプラスチック材料は、低 密度ポリエチレン及びポリプロピレンのようなポリオレフィンを含む。外側管5 6は、通常の膣圧の下で潰れることがないように、充分な強さと剛さを有してい るべきである。外側管56及び内側管58は、縦方向の継ぎ目を有する、または らせんまたは渦巻き状に巻かれている円筒形に形成することができる。外側管5 6は、もし望むのであれば、約10mm乃至約20mmの比較的小さい直径を有する ことができる。内側管58は、外側管56よりも直径が僅かに小さく、外側管5 6の内径の中に滑入するように設計すべきである。 アプリケータ54は、外側管56の一端に形成された挿入チップ60を更に有 しており、この挿入チップ60は複数の柔らかく且つ柔軟な花弁62を含むこと ができる。花弁62は、ドーム形のノーズを形成するように配列することができ る。花弁62は、狭いスロット64によって分離することができる。もし望むな らば、スロット64を穿孔に置換することができる。スロット64は、内側管5 8を外側管56内へ押し込んだ時に、タンポン10が押し出されるように各花弁 62を放射状外向きにたわませたり、曲げたりして、大きくなった開口を作らせ ることができる。偶数または奇数の花弁62を使用することができるが、3、5 、7等のような奇数の花弁62であることが好ましい。奇数の花弁62を使用す ることによって、タンポン10を押し出した後に外側管56が潰れる、または平 らになることを防ぐことができる。最も好ましいのは、タンポンアプリケータ5 4が5つの花弁62を含むことである。外側管56が潰れないようにすることに よって、タンポンアプリケータ54を女性の膣内に挿入したり、取外す時に、女 性の膣の組織が挟まれないようにすることができる。最適の性能のためには、全 ての花弁62が同一の形状及び寸法を有しているべきである。各花弁62は細長 い、先端を切り取って端を丸めた形状を有することができる。各花弁62は約7 /16インチ(約11.1mm)の長さを有することができる。 タンポンアプリケータ54は、圧縮されたタンポン10が女性の膣内に挿入さ れるまで、その独特な形状を維持することを保証するので極めて有用である。そ の時点に、外側管56の拘束が解かれて、弾力性部材16はその元の位置に向か って外向きに広がることができ、第1の部分32及び第3の部分36を膣の内壁 に向かって外向きに運動させる。 タンポンアプリケータ54は2ピースアプリケータとして示したが、もし望む ならば、単管式アプリケータを使用することもできる。単管式アプリケータにお いては外側管だけが存在し、タンポンはユーザの指によって押し出すように設計 されている。 方法 生理用タンポン10及び10’を形成する方法を、図11及び12示す流れ図 を参照して説明する。本方法は、吸収材12を少なくとも部分的にカバー14に よって囲む必要がないことを理解しているものとして説明する。本方法は、吸収 材12上に弾力性部材16をアセンブルするステップを含む。「上に」とは、弾 力性部材16が、吸収材12のトップ上に垂直に位置決めまたは位置定めされる ように、吸収材12の上面に接して、または該上面のに配置されることを意味し ている。弾力性部材16は、吸収材12と物理的に接触させることも、またはそ れらの間に中間層を挿入することもできる。好ましくは、弾力性部材16を吸収 材12に物理的に接触させる。弾力性部材16及び吸収材12は、中心縦軸X− Xを有する構造15を形成する。「構造15」とは、弾力性部材16及び吸収材 12が互いに結合または接合されていることであっても、または単に互いに接触 していることであってもよい。好ましくは、2つの材料を単に互いに垂直に重ね 合わせる。しかしながら、もし望むならば、2つの材料12及び16を、糊、ま たは他の公知の取付け手段のような接着剤によって互いに固定させ、ラミネート を形成させることができる。 カバー14が使用されている場合、弾力性部材16はカバー14から離間する ように吸収材12上に配置される。換言すれば、弾力性部材16は吸収材12の 上面上に位置決めされ、カバー14は吸収材12の下面に接触させられる。弾力 性部材16は、図1に示すように中心縦軸X−Xに沿って整列させることも、ま たは弾力性部材16’は図3に示すように中心縦軸X−Xからずらせることもで きる。弾力性部材16は、その総合的な長さが吸収材12の長さよりも短いもの として、もし望むのであれば、吸収材12の一方の端の近くに位置決めすること もできる。しかしながら、弾力性部材16は吸収材12の両端から等距離に離間 させることが好ましい。 図1においては、弾力性部材16は中心縦軸X−Xに沿って位置決めされてい る。吸収材12、カバー14、及び弾力性部材16は、ソフトワインド18を形 成するように半分に折り曲げることも、または巻くこともできる。弾力性部材1 6’が吸収材12の縦方向の縁17に接して位置決めされている場合には、ソフ トワインド18’を形成するように吸収材12、カバー14、及び弾力性部材1 6を巻くのが容易である。弾力性部材16’を中心線X−Xからずらして配置す ることによって、弾力性部材16’を、吸収材12及びカバー14と共に巻くと 、ソフトワインド18’の中心に位置するようになる。 再び図1及び3を参照する。吸収材12及びカバー14は共に、2つの層12 及び14とそれぞれ同延、即ち同一限界を有する第1の縦方向縁17を有してい る。更に、吸収材12及びカバー14は、それらの両端に接して位置している隣 接する縁19及び21を有するように示されている。従って吸収材12及びカバ ー14は、3つの同延の縁17、19、及び21を有している。このため、ソフ トワインド18または18’に形成した時、吸収材12及びカバー14は第1の 端22及び第2の端24において互いに同一面になる。更にカバー14は、第1 の縦方向縁17には平行に整列されているが、吸収材12の別の縦方向縁25か ら外向きに伸びている第2の縦方向縁23を有している。このようにしてある理 由は、吸収材12、カバー14、及び弾力性部材16または16’をソフトワイ ンド18または18’に巻いた時、または折り曲げた時に、カバー14の縦方向 縁23がカバー14上に重なり、それに結合できるようにするためである。この 重なり20を、図2及び4に示す。縁17、19、及び21が同延である必要も 、またはカバー14の縦方向縁23が吸収材12の他の縦方向縁25以上に伸び ている必要もないことに注目されたい。しかしながら、吸収材12、カバー14 及び弾力性部材16または16’を図1に示すようなサイズにすると、ソフトワ インド18または18’を形成するのに有利である。吸収材12、カバー14及 び弾力性部材16または16’を図4に示すように巻いてソフトワインド18’ を形成する場合、カバー14は吸収材12の周縁を囲み、20においてカバー1 4自体に重なる。重なり20において、カバー14は、熱、圧力、熱と圧力、接 着剤、等によってそれ自体に結合することができる。 前述したように、吸収材12、カバー14及び弾力性部材16は、図2に示す ようにソフトワインド18に形成することができる。図2において、弾力性部材 16の長さは、吸収材12の長さL2よりも短い。この長さの差のために、弾力 性部材16は、第1の端22からも、第2の端24からも離間している。更に、 図2においては、ソフトワインド18は吸収材12及びカバー14の両方を弾力 性部材16の周囲に折り曲げ、次いでカバーの重なり合った部分20を結合する ことによって形成するように示されている。代替として、図3及び4に示すよう に、弾力性部材16’は、吸収材12の長さL2と等しい長さを有することがで きる。この実施例では、吸収材12、カバー14及び弾力性部材16’をソフト ワインド18’に巻くことができる。吸収材12、カバー14及び弾力性部材1 6または16’を折り曲げる、または巻いてソフトワインド18または18’を 形成する方法に関して説明したが、ソフトワインド18または18’を形成する 他の手段も使用できることを理解されたい。 ソフトワインド18または18’は、第1の端22及び第2の端24が互いに 接し合い、各ソフトワインド18または18’がこれらの端の間に少なくとも2 つの折れ目26及び28を含むように、それら自体上に折り曲げられる。2つの 折れ目26及び28は、ソフトワインド18または18’を第1の部分32、第 2の部分34、及び第3の部分36に分割する。第1の部分32、第2の部分3 4、及び第3の部分36は同じ長さを有することも、または異なる長さを有する こともできる。例えば、第2の部分34の長さを、第1の部分32及び第3の部 分36より短い長さにする、同じ長さにする、または長い長さにすることができ る。更に、各ソフトワインド18または18’内の第1の端22と第2の端24 との間に、3つの折れ目26、28、及び30を形成すると有利である。これら 3つの折れ目26、28、及び30は、ソフトワインド18または18’を図5 に示すような概ねM字形の外形にする。概ねM字形の外形においては、第1の端 22及び第2の端24は、引出し紐38によって互いに接するように、且つ互い に物理的に接触するように保持される。ソフトワインド18または18’を概ね M字形に折り曲げた後に、ソフトワインド18または18’はプレジェット44 を形成するように圧縮することができる。圧縮されたプレジェット44は、挿入 端46及び後端48を有している。 図11は、タンポン10及び10’を形成する方法を示す流れ図である。本方 法は、ソフトワインド18または18’をプレジェット44に圧縮した後に、引 出し紐をソフトワインド18または18’に取付けるステップを含む。プレジェ ット44または48の後端に開口40を形成する。開口40に引出し紐38を通 し、それを輪にして吸収材12に確保する。引出し紐38を付加してタンポン1 0及び10’は完成する。引出し紐38はタンポン10及び10’を女性の膣か ら取出すのを容易にする。 図12は、引出し紐38を取り付ける代替方法を示す流れ図である。この方法 では、開口40は、ソフトワインド18または18’の第1の端22及び第2の 端24を通して形成される。次いで、開口40に引出し紐38を通し、それを輪 にして引出し紐38をソフトワインド18または18’に確保する。引出し紐3 8を付加した後に、ソフトワインド18または18’をプレジェット44に圧縮 する。 上述した2つの方法によれば、ソフトワインド18または18’をプレジェッ ト44に圧縮した時に、挿入端46が後端48よりも多くの吸収性材料を含むこ とができる。挿入端46におけるこの付加的な吸収性材料は、タンポン10及び 10’を女性の膣内に挿入した直後から、流体の流れを捕捉し、体液がタンポン 10及び10’を通って早期に漏洩するのを阻止するので有利である。 以上に本発明を幾つかの特定の実施例に関して説明したが、当業者ならば以上 の説明から多くの代替、変更、及び変化が明白であろう。従って、本発明はこれ らの代替、変更、及び変化は全て請求の範囲内に入ることを意図している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN (72)発明者 バルザー タミー ジョー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54952 メナシャ エアポート ロード 891 (72)発明者 フォックス ドナルド ジョージ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54956 ニーナ マラソン アベニュー 2425 【要約の続き】 は、第1の端及び第2の端を有する細長いソフトワイン ドに巻かれる、または折られる。ソフトワインドは、第 1及び第2の端が互いに接して整列するように、且つソ フトワインドが第1の端と第2の端との間に少なくとも 2つの折れ目を含むように、それ自体の上に折り曲げら れる。次いでソフトワインドは、挿入端及び後端を有す るプレジェットに圧縮される。引出し紐がプレジェット に取付けられてタンポンが形成される。引出し紐は、女 性の膣からタンポンを取出すのを容易にする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) タンポンであって、 a)吸収材と、 b)上記吸収材上に位置決めされている弾力性部材と、 を備え、 上記吸収材及び上記弾力性部材は、第1の端及び第2の端を有する細長いソ フトワインドに形成され、上記ソフトワインドは、上記第1の端及び上記第2 の端が互いに接して整列するように、且つ上記ソフトワインドが上記第1の端 と上記第2の端との間に少なくとも2つの折れ目を含むように、それ自体の上 に折り曲げられ、上記ソフトワインドは、挿入端及び後端を有する細長いプレ ジェットに圧縮され、上記弾力性部材は、女性の膣内に挿入された時に上記プ レジェットの少なくとも一部分を広げて流体の流れを捕捉することができるよ うになっており、 c)上記タンポンを女性の膣から取出すための引出し手段、 を更に備え、 上記引出し手段は、上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端に 取付けられている、 ことを特徴とするタンポン。 (2) 上記ソフトワインドは2つの位置において折り曲げられ、上記ソフトワイン ドを第1の部分、第2の部分、及び第3の部分に分割する請求項(1)に記載の タンポン。 (3) 上記第1の部分及び上記第3の部分は、ほぼ同一の長さである請求項(2)に 記載のタンポン。 (4) 上記プレジェットの上記挿入端は、上記プレジェットの上記後端よりも多く の吸収材を含んでいる請求項(2)に記載のタンポン。 (5) 上記弾力性部材は、上記2つの折れ目の間に伸びている請求項(1)に記載の タンポン。 (6) 上記弾力性部材は、上記2つの折れ目を越えて伸びている請求項(1)に記載 のタンポン。 (7) 上記ソフトワインドは3つの折れ目を含み、且つ圧縮される前に概ねM字形 の外形を有している請求項(1)に記載のタンポン。 (8) 上記引出し手段は、上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端付 近の上記第1の部分及び上記第3の部分を通過している引出し紐である請求項 (2)に記載のタンポン。 (9) 上記弾力性部材は、フォームである請求項(1)に記載のタンポン。 (10)タンポンであって、 a)吸収材と、 b)上記吸収材上に位置決めされている弾力性部材と、 を備え、 上記吸収材及び上記弾力性部材は、第1の端及び第2の端を有する細長いソ フトワインドに巻かれ、上記ソフトワインドは、上記第1の端及び上記第2の 端が互いに接して整列するように、且つ上記ソフトワインドが上記第1の端と 上記第2の端との間に少なくとも3つの折れ目を含んで概ねM字形の外形を形 成するように、それ自体の上に折り曲げられ、上記ソフトワインドは、挿入端 及び後端を有し、且つ上記挿入端が上記後端よりも多くの吸収材を含むように 細長いプレジェットに圧縮され、上記弾力性部材は、女性の膣内に挿入された 時に上記プレジェットの少なくとも一部分を広げて流体の流れを捕捉すること ができるようになっており、 c)上記タンポンを女性の膣から取出すための引出し手段、 を更に備え、 上記引出し手段は、上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端に 取付けられている、 ことを特徴とするタンポン。 (11)上記弾力性部材は、上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端か ら内側へ離間している請求項(10)に記載のタンポン。 (12)上記弾力性部材は、閉セルフォームである請求項(10)に記載のタンポン。 (13)上記弾力性部材は、開セルフォームである請求項(10)に記載のタンポン。 (14)上記弾力性部材は、湿潤可能なフォームである請求項(10)に記載のタンポン 。 (15)上記弾力性部材は、上記3つの折れ目を越えて伸びている請求項(10)に記載 のタンポン。 (16)女性の膣内に挿入されるように設計されているタンポンであって、 a)吸収材と、 b)上記吸収材の少なくとも一部分の周縁を取り囲み、上記吸収材に結合さ れている液体透過性のカバーと、 c)上記吸収材上に位置決めされている弾力性部材と、 を備え、 上記吸収材、上記カバー、及び上記弾力性部材は、第1の端及び第2の端を 有し、且つ上記弾力性部材が上記第1の端及び上記第2の端から内側へ離間す るように細長いソフトワインドに巻かれ、上記ソフトワインドは、上記第1の 端及び上記第2の端が互いに接して整列するようにそれ自体の上に折り曲げら れ、上記ソフトワインドは、上記第1の端と上記第2の端との間に少なくとも 3つの折れ目を含み概ねM字形の外形を形成し、上記ソフトワインドは、挿入 端及び後端を有し、且つ上記弾力性部材が上記3つの折れ目を越えて伸びるよ うに円筒形のプレジェットに圧縮され、上記弾力性部材は、女性の膣内に挿入 された時に上記プレジェットの少なくとも一部分を広げて流体の流れを捕捉す ることができるようになっており、 d)上記タンポンを女性の膣から取出すための引出し手段、 を更に備え、 上記引出し手段は、上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端に 取付けられている、 ことを特徴とするタンポン。 (17)上記タンポンは使用する前はアプリケータ管内に保持され、上記タンポンが 女性の膣内に挿入されると、上記弾力性部材が上記プレジェットの少なくとも 一部分を女性の膣壁に対して外向きに広げさせる請求項(16)に記載のタンポン 。 (18)上記タンポンは、上記弾力性部材によって広げられると三角形の形状を有し ている請求項(16)に記載のタンポン。 (19)上記吸収材、上記カバー、及び上記弾力性部材は、第1の端及び第2の端を 有する円筒形のプレジェットに放射状に圧縮され、上記第1の端及び上記第2 の端は、上記引出し手段によって互いに直接接触するように保持されている請 求項(16)に記載のタンポン。 (20)上記プレジェットの上記挿入端は、上記プレジェットの上記後端よりも多く の吸収材を含んでいる請求項(16)に記載のタンポン。 (21)タンポンを形成する方法であって、 a)弾力性部材を吸収材の上に配置して中心縦軸を有する構造を形成するス テップを備え、 上記弾力性部材は上記中心縦軸に沿って整列され、 b)上記吸収材及び上記弾力性部材を、第1の端及び第2の端を有する細長 いソフトワインドに形成するステップと、 c)上記ソフトワインドを、上記第1の端及び上記第2の端が互いに接して 整列するように、且つ上記ソフトワインドが上記第1の端及と上記第2の端と の間に少なくとも2つの折れ目を含むように、それ自体の上に折り曲げるステ ップと、 d)上記ソフトワインドを、挿入端及び後端を有するプレジェットに圧縮す るステップと、 e)引出し紐を上記プレジェットに取付けてタンポンを形成するステップと 、 を更に備え、 上記引出し紐は、女性の膣から上記タンポンを取出し易くするようになって いる、 ことを特徴とするタンポンの形成方法。 (22)上記2つの折れ目は、上記ソフトワインドを第1の部分、第2の部分、及び 第3の部分に分割し、上記第2の部分は上記第1の部分よりも長さが短い請求 項(21)に記載の方法。 (23)上記2つの折れ目は、上記ソフトワインドを第1の部分、第2の部分、及び 第3の部分に分割し、上記第1の部分と上記第3の部分とは同じ長さを有して いる請求項(22)に記載の方法。 (24)上記ソフトワインドは、上記第1の端と上記第2の端との間に3つの折れ目 を含んでいる請求項(21)に記載の方法。 (25)上記ソフトワインドは、M字形の外形を与える3つの折れ目を含んでいる請 求項(24)に記載の方法。 (26)上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端は、上記引出し紐によ って互いに接触して保持されている請求項(25)に記載の方法。 (27)上記吸収材及び上記弾力性部材は、上記ソフトワインドを形成するように巻 かれる請求項(21)に記載の方法。 (28)タンポンを形成する方法であって、 a)弾力性部材をカバーの上に配置して中心縦軸を有する構造を形成するス テップを備え、 上記カバー及び上記吸収材は、少なくとも1つの同一限界を有する縁を有し 、 b)上記弾力性部材を上記構造に配置するステップ、 を更に備え、 上記弾力性部材は上記中心縦軸に沿って整列され、且つ上記カバーから離間 しており、 c)上記カバー、上記吸収材、及び上記弾力性部材を、第1の端及び第2の 端を有する細長いソフトワインドに巻くステップと、 d)上記ソフトワインドを、上記第1の端及び上記第2の端が互いに接して 整列するように、且つ上記ソフトワインドが上記第1の端及と上記第2の端と の間に少なくとも2つの折れ目を含むように、それ自体の上に折り曲げるステ ップと、 e)上記ソフトワインドを、挿入端及び後端を有するプレジェットに圧縮す るステップと、 f)引出し紐を上記プレジェットに取付けてタンポンを形成するステップと 、 を更に備え、 上記引出し紐は、女性の膣から上記タンポンを取出し易くするようになって いる、 ことを特徴とするタンポンの形成方法。 (29)上記挿入端は、上記後端よりも多くの吸収材を含んでいる請求項(28)に記載 の方法。 (30)上記ソフトワインドは、M字形の外形を与える3つの折れ目を含んでいる請 求項(28)に記載の方法。 (31)上記吸収材及び上記カバーは3つの同延の縁を含んでいる請求項(28)に記載 の方法。 (32)タンポンを形成する方法であって、 a)吸収材をカバーの上に配置して中心縦軸を有する構造を形成するステッ プと、 b)弾力性部材を上記構造上に配置するステップ、 とを備え、 上記弾力性部材は上記中心縦軸に平行に、且つ上記中心縦軸からずらして整 列され、また上記弾力性部材は上記カバーから離間しており、 c)上記カバー、上記吸収材、及び上記弾力性部材を、第1の端及び第2の 端を有する細長いソフトワインドに形成するステップと、 d)上記ソフトワインドを、上記第1の端及び上記第2の端が互いに接して 整列するように、且つ上記ソフトワインドが上記第1の端及と上記第2の端と の間に3つの折れ目を含むように、それ自体の上に折り曲げるステップと、 e)上記ソフトワインドを、挿入端及び後端を有するプレジェットに圧縮す るステップと、 を更に備え、 上記挿入端は、上記後端よりも多くの吸収材を含み、 f)引出し紐を上記プレジェットに取付けてタンポンを形成するステップを 更に備え、 上記引出し紐は、女性の膣から上記タンポンを取出し易くするようになって いる、 ことを特徴とするタンポンの形成方法。 (33)上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端に開口を形成し、上記 引出し紐を上記開口を通して輪にし、上記引出し紐を上記ソフトワインドに保 持するようになっている請求項(32)に記載の方法。 (34)上記カバー、上記吸収材、及び上記弾力性部材は、細長いソフトワインドに 折り曲げられる請求項(32)に記載の方法。 (35)上記弾力性部材は、上記吸収材よりも短い長さを有している請求項(32)に記 載の方法。 (36)上記弾力性部材は、上記吸収材と同じ長さを有している請求項(32)に記載の 方法。 (37)タンポンを形成する方法であって、 a)吸収材を液体透過性のカバーの上に配置して中心縦軸を有する構造を形 成するステップ、 を備え、 上記カバー及び上記吸収材は、少なくとも1つの同一言外を有する縁を有し 、 b)上記弾力性部材を上記構造上に配置するステップ、 を更に備え、 上記弾力性部材は上記中心縦軸からずらして整列され、また上記カバーから 離間しており、 c)上記カバー、上記吸収材、及び上記弾力性部材を、第1の端及び第2の 端を有する細長いソフトワインドに形成するステップと、 d)上記ソフトワインドを、上記第1の端及び上記第2の端が互いに接して 整列するように、且つ上記ソフトワインドが上記第1の端及と上記第2の端と の間にM字形の外形を与える3つの折れ目を含むように、それ自体の上に折り 曲げるステップと、 e)引出し紐を上記ソフトワインドに取付けるステップと、 を更に備え、 上記引出し紐は、女性の膣から上記タンポンを取出し易くするようになって おり、 f)上記ソフトワインドをタンポンに圧縮するステップ を更に備えている、 ことを特徴とするタンポンの形成方法。 (38)上記ソフトワインドの上記第1の端及び上記第2の端に開口を形成し、上記 引出し紐を上記開口を通して輪にし、上記引出し紐を上記ソフトワインドに保 持するようになっている請求項(37)に記載の方法。 (39)上記吸収材は1対の離間した縦方向の縁を有し、上記弾力性部材は上記縦方 向の縁の一方に接して配置される請求項(37)に記載の方法。 (40)上記弾力性部材は、上記吸収材と同じ長さを有している請求項(37)に記載の 方法。
JP50971598A 1996-08-12 1997-07-09 弾力性部材を有するタンポン及びそのタンポンを形成する方法 Expired - Fee Related JP4074665B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/693,686 US5755906A (en) 1996-08-12 1996-08-12 Method of forming a tampon having a resilient member
US08/695,488 1996-08-12
US08/693,686 1996-08-12
US08/695,488 US5795346A (en) 1996-08-12 1996-08-12 Tampon having a resilient member
PCT/US1997/012447 WO1998006365A1 (en) 1996-08-12 1997-07-09 Tampon having a resilient member and a method of forming the tampon

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001502929A true JP2001502929A (ja) 2001-03-06
JP4074665B2 JP4074665B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=27105221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50971598A Expired - Fee Related JP4074665B2 (ja) 1996-08-12 1997-07-09 弾力性部材を有するタンポン及びそのタンポンを形成する方法

Country Status (11)

Country Link
EP (1) EP0921778B1 (ja)
JP (1) JP4074665B2 (ja)
KR (1) KR100460252B1 (ja)
AR (2) AR009060A1 (ja)
AU (1) AU715361B2 (ja)
BR (1) BR9711145A (ja)
CO (1) CO4900006A1 (ja)
CZ (1) CZ45299A3 (ja)
DE (1) DE69719764T2 (ja)
SK (1) SK12599A3 (ja)
WO (1) WO1998006365A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502112A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー タンポンアプリケータを備えたタンポン
JP2012005895A (ja) * 2004-03-18 2012-01-12 Contipi Ltd 女性尿失禁防止装置
WO2012127877A1 (en) * 2011-03-24 2012-09-27 Unicharm Corporation Sanitary tampon and tampon and applicator assembly
US8756791B2 (en) 2001-10-17 2014-06-24 Eveready Battery Company, Inc. Tampon applicator
US8911345B2 (en) 2006-07-16 2014-12-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatuses for the amelioration of urinary incontinence in females
US9198748B2 (en) 2007-06-11 2015-12-01 Contipi Medical Ltd. Adjustable tension ring for amelioration of urinary incontinence in females
US9339363B2 (en) 2007-10-01 2016-05-17 Kimberly Clark Worldwide, Inc. Management of urinary incontinence in females
US9549798B2 (en) 2005-03-17 2017-01-24 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatuses for the amelioration of urinary incontinence in females
US9655769B2 (en) 2008-04-23 2017-05-23 Contipi Medical Ltd. Pessaries for prolapse alleviation

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6679831B1 (en) 2000-09-28 2004-01-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Resilient incontinence insert and a method of making the same
US6969380B1 (en) 2000-09-28 2005-11-29 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Urinary incontinence device and method of making same
JP4134052B2 (ja) * 2005-01-19 2008-08-13 株式会社 ハリーズ 生理用タンポンの製造方法及び製造装置
US8398606B2 (en) 2007-02-28 2013-03-19 QuantrRx Biomedical Corporation Folded perineal pad
DE102007050750B4 (de) * 2007-10-22 2009-11-19 Schlote, Manfred F. Körper zum Spreizen von Körperabschnitten und Aufnehmen von Ausscheidungen

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3469286A (en) * 1965-03-31 1969-09-30 Kimberly Clark Co Method for fabricating compressed and folded absorbent tampons
US3643661A (en) * 1969-07-15 1972-02-22 Kimberly Clark Co Tampon for directional placement and applicator therefor
US3683915A (en) * 1969-12-15 1972-08-15 Kimberly Clark Co Catamenial devices and methods of making the same
US3706311A (en) * 1970-11-27 1972-12-19 Procter & Gamble Self-spreading catamenial tampon
US3731687A (en) * 1971-07-16 1973-05-08 J Glassman Catamenial tampon
US3971378A (en) * 1974-12-20 1976-07-27 Ortho Pharmaceutical Corporation Expansible tampon
US4212301A (en) * 1978-08-14 1980-07-15 Kimberly-Clark Corporation Digital tampon
US5084038A (en) * 1989-09-12 1992-01-28 Kimberly-Clark Corporation Apparatus and a method for forming tampons and the tampon itself
US5533990A (en) 1994-09-23 1996-07-09 Kimberly-Clark Corporation Tampon exhibiting low frictional drag

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003502112A (ja) * 1999-06-18 2003-01-21 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー タンポンアプリケータを備えたタンポン
US8756791B2 (en) 2001-10-17 2014-06-24 Eveready Battery Company, Inc. Tampon applicator
US10405959B2 (en) 2003-05-22 2019-09-10 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatus for the prevention of urinary incontinence in females
US9737389B2 (en) 2003-05-22 2017-08-22 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatus for the prevention of urinary incontinence in females
JP2012005895A (ja) * 2004-03-18 2012-01-12 Contipi Ltd 女性尿失禁防止装置
US9549798B2 (en) 2005-03-17 2017-01-24 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatuses for the amelioration of urinary incontinence in females
US9339361B2 (en) 2006-07-16 2016-05-17 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatuses for the amelioration of urinary incontinence in females
US8911345B2 (en) 2006-07-16 2014-12-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Apparatuses for the amelioration of urinary incontinence in females
US9198748B2 (en) 2007-06-11 2015-12-01 Contipi Medical Ltd. Adjustable tension ring for amelioration of urinary incontinence in females
US9339363B2 (en) 2007-10-01 2016-05-17 Kimberly Clark Worldwide, Inc. Management of urinary incontinence in females
US9675437B2 (en) 2007-10-01 2017-06-13 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Management of urinary incontinence in females
US9655769B2 (en) 2008-04-23 2017-05-23 Contipi Medical Ltd. Pessaries for prolapse alleviation
US9326897B2 (en) 2011-03-24 2016-05-03 Unicharm Corporation Applicator-type tampon with strand member having a hook unit
JP2012200334A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Unicharm Corp 生理用タンポン及びアプリケータ式タンポン
WO2012127877A1 (en) * 2011-03-24 2012-09-27 Unicharm Corporation Sanitary tampon and tampon and applicator assembly

Also Published As

Publication number Publication date
KR100460252B1 (ko) 2004-12-08
JP4074665B2 (ja) 2008-04-09
AR009060A1 (es) 2000-03-08
BR9711145A (pt) 1999-08-17
AU3730597A (en) 1998-03-06
EP0921778A1 (en) 1999-06-16
DE69719764D1 (de) 2003-04-17
EP0921778B1 (en) 2003-03-12
CZ45299A3 (cs) 1999-08-11
AU715361B2 (en) 2000-01-20
AR014376A2 (es) 2001-02-28
WO1998006365A1 (en) 1998-02-19
KR20000029944A (ko) 2000-05-25
SK12599A3 (en) 1999-08-06
CO4900006A1 (es) 2000-03-27
DE69719764T2 (de) 2004-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6039828A (en) Method of forming a tampon having a resilient member
US5795346A (en) Tampon having a resilient member
JP4459446B2 (ja) 可撓性パネル付きタンポン
JP4125377B2 (ja) 横方向に膨張可能なタンポン及び該タンポンの形成方法
US5873971A (en) Method of forming a tampon which can be comfortably withdrawn from a body cavity
AU752323B2 (en) A urinary incontinence device and a method of making the same
US5807372A (en) Tampon capable of being comfortably withdrawn from a body cavity
AU2001296880B2 (en) Urinary incontinence device and method of making same
CA2544091C (en) A hygienic tampon and an absorbent body used in the formation of a tampon
JP2002532199A (ja) 膨張可能なドーム形尿失禁用用具及びそれを製造する方法
JPH05212074A (ja) 湾曲したタンポンの製造方法
JPH05212073A (ja) 生理用タンポン
JP2007537022A (ja) 柔軟性パネルを備えたタンポン
AU2001292719A1 (en) Resilient incontinence insert and a method of making the same
AU2001296880A1 (en) Urinary incontinence device and method of making same
JP4074665B2 (ja) 弾力性部材を有するタンポン及びそのタンポンを形成する方法
CA2269619C (en) Tampon capable of being comfortably withdrawn from a body cavity and the method of forming the tampon
CA2260798C (en) Tampon having a resilient member and a method of forming the tampon
MXPA01006167A (en) A urinary incontinence device and a method of making the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees