JP2001356876A - 表裏兼用マウス - Google Patents

表裏兼用マウス

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JP2001356876A
JP2001356876A JP2000174917A JP2000174917A JP2001356876A JP 2001356876 A JP2001356876 A JP 2001356876A JP 2000174917 A JP2000174917 A JP 2000174917A JP 2000174917 A JP2000174917 A JP 2000174917A JP 2001356876 A JP2001356876 A JP 2001356876A
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sphere
amount detection
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JP2000174917A
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Koji Hasegawa
浩司 長谷川
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータの画面上で種々の入力操作を行
うためのマウスであって、裏返して使用可能な表裏兼用
マウスに関し、表側及び裏側をそれぞれ右利き用及び左
利き用として使用可能にする。 【解決手段】 マウス筐体の表側及び裏側に球体1−1
の一部が突出する貫通孔1−6,1−7を有し、下側の
貫通孔1−6から突出した球体1−1の接触面との摩擦
による回転方向及び回転量を検知する左右方向移動量検
知部1−2並びに第1及び第2の前後方向移動量検知部
1−3,1−4を備える。左右方向移動量検知部1−2
は、マウスを裏返したとき下方に自重によってスライド
して球体1−1に当接し、第1及び第2の前後方向移動
量検知部1−3,1−4は、それぞれマウス内の上部及
び下部に固設され、下側となった前後方向移動量検知部
1−3が球体1−1に当接し、その回転体の回転量から
マウスの移動量を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
グラフィック画面上で種々の入力操作を行うためのマウ
スに関し、マウス本体の表側又は裏側のどちらの面を上
に向けて使用してもマウスとして機能し、特に、表面を
上にしたときと裏面を上にしたときとで、それぞれ右利
き用及び左利き用として使用することができる表裏兼用
マウスに関する。
【0002】
【従来の技術】左利きの人がマウスを操作する場合、右
利きの人とはボタンの位置が逆になるため、ボタンの割
り当てを変更しなければならない。従来、マウスを右利
き或いは左利き用に切り替えるためには、コンピュータ
のグラフィック画面上において、マウス設定用の画面を
表示し、該画面上で設定操作を行ってソフトウェア処理
により変更を行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のマ
ウスは、右利き用と左利き用とに切り替えるのに、マウ
ス設定画面にアクセスし、該画面上で設定操作を行わな
ければならず、設定を終えるまでの操作が面倒であっ
た。特に、展示会場などで展示されるコンピュータや共
同で使用されるコンピュータ等のように、右利き及び左
利きの不特定多数又は複数の人によってコンピュータが
操作される場合、操作する人が変わるたびに上記のよう
なマウス設定を一々行うことは煩雑なことであった。
【0004】その改善策として、マウスを握ったときの
親指の位置をセンサーで検知し、左右に配列されたのボ
タンの割当てを自動的に切り替える技術等が発案された
が、センサーに他の指や物体が触れた場合に誤作動する
ことがあり、また、親指位置を正しく検知するセンサー
として高価なセンサーを必要とし、低コスト化を図るこ
とが困難であった。
【0005】また、マウス移動領域が狭い場所でグラフ
ィック画面上のポインタを大きく移動する場合、従来の
マウスでは、マウス移動領域内の行き止まり点でマウス
を一旦持ち上げ、その反対側のマウス移動領域内に新た
に置き直してマウスを動かすといった操作を行わなけれ
ばならず、操作が面倒であった。
【0006】本発明は、簡素な機構により右利き及び左
利きの何れの人でも簡便に操作し得るマウスを提供する
ことを目的とする。また、本発明は少ない移動領域でポ
インタを大きく動かすことができる操作性の良いマウス
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の表裏兼用マウス
は、(1)マウス筐体の表側及び裏側に、マウス内の球
体の一部が突出する貫通孔を有し、マウス筐体の下側の
貫通孔から突出した球体が、マウスの移動に伴って接触
面との摩擦によって回転し、該回転方向及び回転量によ
ってマウスの移動量を検知するマウスであって、該マウ
ス内部に、上下方向に自重によってスライドし、最下部
にスライドした状態で前記球体に当接する回転体を有
し、該回転体の回転量からマウスの左右方向の移動量を
検知する左右方向移動量検知部を備え、該マウス内の上
部及び下部に固設される第1及び第2の前後方向移動量
検知部であって、マウスの表裏が反転されても、下側に
位置する前後方向移動量検知部の回転体が前記球体に当
接し、該回転体の回転量からマウスの前後方向の移動量
を検知する第1及び第2の前後方向移動量検知部を備
え、マウスの表裏の何れの面を上にしても、マウスの移
動に伴う接触面との摩擦により回転する球体の回転数を
検知する構成を備えたものである。
【0008】また、(2)前記上下方向に自重によって
スライドする左右方向移動量検知部が最下部にスライド
した状態で、該左右方向移動量検知部を係止するストッ
パーを備えたものである。
【0009】また、(3)前記左右方向移動量検知部
は、スライドガイドの中央部に上下方向に設けたガイド
溝に沿ってスライドし、該スライドガイドの上下からの
中央部付近に、「く」の字状又は眉形状の溝で、その屈
曲部が前記中央部のガイド溝の方向に向き、その端部が
スライドガイドの外側の方向に向いた溝を、前記ガイド
溝を線対称として向き合うように設け、上方部の幅が狭
いストッパーの上方部に回動自在な回動軸を取り付け、
該回動軸を前記「く」の字状又は眉形状の溝にスライド
自在に貫通してストッパーを取り付けたものである。
【0010】また、(4)マウスの表側及び裏側のそれ
ぞれに入力操作用の少なくとも第1及び第2の二つの入
力ボタンを備え、該表側及び裏側のそれぞれの入力ボタ
ンは、マウスの表裏を反転させても、下側に位置する入
力ボタンがマウスの移動操作エリアにおけるマウス接触
面に接触しない位置に取り付けたものである。
【0011】また、(5)前記左右方向移動量検知部
と、前記第1及び第2の前後方向移動量検知部は、それ
ぞれ、前記球体と当接して回転する回転体に、半径が異
なる2つの同心円上にそれぞれ異なる個数設けられたス
リット又は穿孔の各読み取りポイントにおける通過をパ
ルスに変換して送出する構成を有し、マウスの側面部に
設けられたスイッチ操作に応じて、前記回転体のスリッ
ト又は穿孔の読み取りポイントを切り替える構成を備え
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に本発明の表裏兼用マウスの
移動量検知部の内部構造を示す。同図の(a)は表裏兼
用マウスの側面図、(b)は同平面図を示す。また、
(c)左右方向移動量検知部を示している。
【0013】本発明の表裏兼用マウスは、マウスの移動
量を伝達する球体1−1と、左右方向の移動量を検知す
る左右方向移動量検知部1−2と、前後方向の移動量を
検知する第1及び第2の前後方向移動量検知部1−3及
び1−4と、球体安定部1−51 〜1−54 とを備えて
いる。
【0014】ここで、マウス移動の左右方向は、コンピ
ュータ画面上でポインタを横方向(水平方向)に移動さ
せるマウスの移動方向であり、マウス移動の前後方向
は、コンピュータ画面上で縦方向(垂直方向)にポイン
タを移動させるマウスの移動方向である。
【0015】マウス本体にはその上面及び下面の両面
に、球体1−1の一部が突出する貫通孔1−6,1−7
が穿設され、マウス本体の表裏の何れの面を上面に向け
ても、貫通孔1−6又は1−7から球体1−1の一部が
自重の重力により下方へ引かれて突出する。そして、該
突出部が机上等の接地面に接触し、マウスの移動により
接地面との摩擦により球体1−1は回転する。
【0016】左右方向移動量検知部1−2は、同図の
(c)に示すように、スライドガイド1−21に沿って
上下方向にスライドするように取り付けられ、自重によ
って下方へスライドし、マウス本体の何れの面を上に向
けても、球体1−1と共に下方へ移動して球体1−1に
当接し、球体1−1の回転量を検知する。
【0017】第1及び第2の前後方向移動量検知部1−
3及び1−4は、それぞれ、マウス本体の表面又は裏面
の何れを下にしても、下側となった前後方向移動量検知
部1−3又は1−4が球体1−1に当接するように固定
的に設けたものである。図1の(a)に示した状態で
は、第1の前後方向移動量検知部1−3が球体1−1に
当接し、図示の状態からマウス本体を裏返した状態で
は、球体1−1が重力の作用によって反対側へ移動し、
第2の前後方向移動量検知部1−4が球体1−1に当接
する。
【0018】ここで、左右方向移動量検知部1−2を自
重によってスライドさせ、一つの左右方向移動量検知部
1−2を用いて、マウス本体の表裏面反転時の左右方向
移動量検出も行うようにしたのは、マウスを裏返すこと
によって上面と下面とが反転すると共にマウスの左右の
移動方向も反転するため、マウスの左右方向の移動によ
る左右方向移動量検知部1−2の回転方向は、マウスの
いずれの面を上向きにしても変わらないことから、一つ
の左右方向移動量検知部1−2を、マウス本体の表裏面
反転時の左右方向移動量検出に兼用し、低コスト化を図
るためである。
【0019】一方、前後方向移動量検知部1−3,1−
4については、マウスを裏返すことによって上面と下面
とが反転するが、マウスの前後方向は反転しないため、
マウスを裏返すと、第1及び第2の前後方向移動量検知
部1−3,1−4は、マウスの前後の移動による回転方
向が逆方向となる。
【0020】そのため、前後方向移動量検知部1−3,
1−4を一つのもので兼用させようとすると、何れの面
が上面に向けられたかを検知し、それによって検知する
移動方向を反転する機構が必要となり、構成が複雑とな
る。従って、各面がそれぞれ上面に向けられたときの前
後方向移動量を個別に検知する第1及び第2の二つの前
後方向移動量検知部1−3,1−4を備える構成とし
た。
【0021】図2は上記左右方向移動量検知部の詳細な
構成図である。左右方向移動量検知部1−2は、球体1
−1に当接して球体1−1との摩擦により回転する回転
体1−22と、該回転体1−22の回転軸に中心部が固
着された回転板1−23と、回転板1−23にその円周
方向に設けられたスリット又は穿孔の通過量を検出する
移動量読み取り部1−24とを備える。
【0022】左右方向移動量検知部1−2は、前述した
ようにマウス本体の上下面を裏返すことによって、スラ
イドガイド1−21に沿って自重により下方へスライド
する。左右方向移動量検知部1−2の重量を充分重くす
れば、球体1−1の回転によって上方へ擦り上げられて
空回りするのを防ぐことができるが、より安定して球体
1−1の回転が回転体1−22に伝わるようにするため
に、左右方向移動量検知部1−2をストッパーにより固
定する構造とするのが好ましい。
【0023】図3は本発明の左右方向移動量検知部を固
定するストッパーの構成を示す。同図の(a)はストッ
パーを備えた左右方向移動量検知部の正面図、(b)は
その側面図である。左右方向移動量検知部3−1はスラ
イドガイド3−2のガイド溝3−21に沿って上下にス
ライドする。
【0024】スライドガイド3−2には、その中央部に
「く」の字状又は眉形状の二つの溝3−22,3−23
を設け、該「く」の字状又は眉形状の二つの溝3−2
2,3−23の中央部分が互いに接近し、端部分が互い
に乖離するように設ける。
【0025】「く」の字状又は眉形状の二つの溝3−2
2,3−23には、台形形状のように上方部の幅が狭く
なった形状をしたストッパー3−24,3−25が回動
自在に取り付けられた回動軸3−26,3−27が貫通
して取り付けられ、回動軸3−26,3−27は、
「く」の字状又は眉形状の二つの溝3−22,3−23
を自在にスライドする。
【0026】図3において、左右方向移動量検知部3−
1が下方にスライドし、ストッパー3−24,3−25
により係止された状態を実線図により示している。この
とき、左右方向移動量検知部3−1に球体により上方に
押し上げる力が働いても、ストッパー3−24,3−2
5の重心位置が、左右方向移動量検知部3−1とストッ
パー3−24,3−25とが接している位置より外側に
あるため、左右方向移動量検知部3−1がストッパー3
−24,3−25を押し上げようとする力は外側の方向
へ分散し、ストッパー3−24,3−25の回動軸3−
26,3−27が、「く」の字状又は眉形状の二つの溝
3−22,3−23の辺部に突き当たり、ストッパー3
−24,3−25は上方へは押し上げられることはな
い。
【0027】一方、マウスを裏返すと、左右方向移動量
検知部3−1及びストッパー3−24,3−25は、図
3の実線で示した状態から上下反転した位置(図で点線
で示す位置)の状態に一時的になる。この状態のとき、
左右方向移動量検知部3−1及びストッパー3−24,
3−25は、自身の重量によりそれぞれ下方に引かれ、
ストッパー3−24,3−25は、その回動軸3−2
6,3−27が、「く」の字状又は眉形状の二つの溝3
−22,3−23に沿って互いに接近し、しかも、上方
部の幅が狭いストッパー3−24,3−25の上方部に
回動軸3−26,3−27が取り付けられているため、
ストッパー3−24,3−25は図の点線で示すような
位置を経由して半回転し、図の実線で示すような位置に
再び来て停止する。
【0028】左右方向移動量検知部3−1は、自重によ
り下方へスライドするが、ストッパー3−24,3−2
5が半回転して下方にスライドしている最中及び下方に
スライドした後でも、ストッパー3−24,3−25の
上方部の幅が狭く、また、ストッパー3−24,3−2
5が上方部の回動軸3−26,3−27を中心に回動自
在なため、左右方向移動量検知部3−1はストッパー3
−24,3−25を押し広げ、ストッパー3−24,3
−25によって何ら妨害されることなくストッパー3−
24,3−25の下方にスライドし、図の実線で示す位
置に落下して、ストッパー3−24,3−25により係
止される。
【0029】なお、長い間、マウスの片面のみしか使用
しない場合は、マウス上面の球体突出用の貫通孔からホ
コリやその他の異物が入らないよう、図4に示すように
ゴム栓等のキャップ4−1を嵌め込んでおけばよい。
【0030】次に、狭い作業領域でのマウスの少ない移
動量で画面上のポインタを大きく移動させるマウスの構
成について説明する。図1に示すように、マウスの一つ
の側面部に入力スイッチ1−8を設け、入力スイッチ1
−8を押しながらマウスを移動すると、左右及び前後方
向の移動量検知部の回転量読み取りポイントを切り替
え、マウス移動量(回転体回転量)を例えば2倍(1を
越える倍数)で読み取る構成とすることにより、画面上
のポインタを大きく動かすようにしている。
【0031】マウスの側面部に設ける入力スイッチ1−
8は、マウスを握ったときに丁度親指の位置辺りに取り
付けるのが望ましい。人差し指や中指は他の入力ボタン
の操作に使われるので、親指の操作によりマウス移動量
の読み取り部を切り替え、簡単な操作で画面上のポイン
タを大きく動かすようにすることができる。
【0032】しかも、表裏兼用のマウスであるため、右
利き用のマウスで親指の位置辺りにある入力スイッチ1
−8は、裏返して左利き用のマウスとした場合でも同様
に親指の位置辺りに来るため、該入力スイッチ1−8は
マウスの一つの側面部にのみ設けるだけで良い。
【0033】図5は本発明のマウスの信号処理系統を示
す図である。マウスには、人差し指や中指で操作される
第1及び第2の入力部5−1及び5−2と、親指で操作
されるマウス移動量読み取り部の切り替えのための第3
入力部5−3と、左右方向移動量検知部5−4と、第1
の前後方向移動量検知部5−5と、第2の前後方向移動
量検知部5−6とからそれぞれ信号が入力される。
【0034】第1の入力部5−1は、例えば、図1に示
した人差し指操作用の入力ボタン1−9の操作によるオ
ンオフ信号を出力し、第2の入力部5−2は、同じく図
1に示した中指操作用の入力ボタン1−10の操作によ
るオンオフ信号を出力する。
【0035】なお、人差し指操作用の入力ボタン1−9
の裏側にも同様の左利き用の人差し指操作用の入力ボタ
ンがあり、それらのボタン操作に応じて第1入力部5−
1はオンオフ信号を出力する。また、中指操作用の入力
ボタン1−10の裏側にも同様の左利き用の中指操作用
の入力ボタンがあり、それらのボタン操作に応じて第2
入力部5−2はオンオフ信号を出力する。
【0036】マウスの表側及び裏側のそれぞれに備えら
れた入力操作用の二つの入力ボタン1−9,1−10
は、マウスの表裏を反転させても、下側に位置する入力
ボタンがマウスの移動操作エリアにおけるマウス接触面
に接触しなように、マウス接触面から充分離れた位置に
取り付け、マウス接触面との接触による誤入力を防ぐ。
【0037】第3の入力部5−3は例えば親指で操作さ
れるマウス移動量読み取り部の切り替えのための入力ス
イッチ1−8のオンオフ信号を出力し、該出力に応じて
移動量読み取りポイント切り替え部5−7は、左右方向
移動量検知部5−4、第1の前後方向移動量検知部5−
5及び第2の前後方向移動量検知部5−6から出力され
る回転量読み取りポイントを切り替える。
【0038】信号処理部5−8は、前記第1の入力部5
−1及び第2の入力部5−2からのオンオフ信号を、コ
ンピュータ側にそれぞれ左クリック及び右クリック等を
示す第1スイッチ信号及び第2スイッチ信号として出力
する。また、移動量読み取りポイント切り替え部5−7
から出力される左右及び前後方向の移動量を示すパルス
信号を、それぞれ左右移動パルス信号及び前後移動パル
ス信号としてコンピュータ側に出力する。
【0039】図6は本発明の2つの移動量読み取りポイ
ントを備えた移動量検知部を示す。同図に示すように、
左右及び前後方向の移動量検知部のそれぞれの回転板6
−1に、半径が異なる二つの同心円上にスリット又は穿
孔をそれぞれ所定の間隔で設ける。外側の円周上のスリ
ット又は穿孔の数は、内側の円周上のスリット又は穿孔
の数より多く、例えば2倍となるような個数を設ける。
【0040】各円周上のスリット又は穿孔が回転により
通過する位置に、それぞれ第1及び第2の移動量読取り
ポイント6−2,6−3を設ける。各移動量読取りポイ
ント6−2,6−3は、スリット又は穿孔の通過を光セ
ンサー等によりに検出し、マウスの移動に伴う回転板6
−1の回転により、1つのスリット又は穿孔が各移動量
読取りポイント6−2,6−3を通過する毎に1つのパ
ルスを出力する。
【0041】或るマウス移動量に対して、第1及び第2
の移動量読取りポイント6−2,6−3から出力される
パルス数は、二つの同心円の円周上に設けられたスリッ
ト又は穿孔の個数が異なるので相違し、外側の円周上の
通過点に取り付けた第2の移動量読取りポイント6−3
は、内側の円周上の通過点に取り付けた第1の移動量読
取りポイント6−2より多数のパルスを出力する。
【0042】前述の移動量読み取りポイント切り替え部
5−7は、入力スイッチ1−8が押されていない通常の
ときは、第1の移動量読取りポイント6−2からのパル
ス信号を出力し、入力スイッチ1−8が押されている間
は、第2の移動量読取りポイント6−3からのパルス信
号を出力するように読み取りポイントを切り替える。
【0043】マウス移動に伴う回転板6−1の回転数が
同じでも、回転板6−1の中心からの距離が長いほど、
移動量読取りポイントにおける通過速度が早くなること
を利用し、通過速度が速い移動量読取りポイントからは
多数のパルスを送出する。そして、親指操作などにより
移動量読取りポイントを切り替えることにより、同じマ
ウス移動量でも移動量検出部から多数のパルスが送出さ
れるようにし、コンピュータ画面上でポインタを大きく
動かすことが可能となる。
【0044】なお、本発明の説明において、入力ボタン
1−9,1−10等に関し、人差し指操作用、中指操作
用などとして説明したが、これは代表的な一例として説
明したもので、特にどの指で操作するかによって本発明
が限定されるものではないことは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マウスを裏返してもマウスとして使用可能な構造とする
ことにより、表面及び裏面をそれぞれ右利き用及び左利
き用として使用することができ、不特定多数の人が操作
するコンピュータや複数の人が共同で使用するコンピュ
ータを操作する場合に、ソフトウェアによるマウス設定
を行うことなく、マウスを裏返すだけで簡単に右利き用
及び左利き用マウスとして使用することができる。
【0046】また、マウスに親指などで操作し得るスイ
ッチを設け、該スイッチ操作によりマウス移動量の読取
ポイント切り替えることにより、少ないマウス移動量で
コンピュータの画面上のポインタを大きく動かすように
簡単な操作で切り替えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表裏兼用マウスの移動量検知部を含む
主要部を示す図である。
【図2】本発明の左右方向移動量検知部の詳細な構成図
である。
【図3】本発明の左右方向移動量検知部を固定するスト
ッパーの構成を示す図である。
【図4】本発明の表裏兼用マウス上面の貫通孔に嵌め込
むキャップを示す図である。
【図5】本発明のマウスの信号処理系統を示す図であ
る。
【図6】本発明の2つの移動量読み取りポイントを備え
た移動量検知部を示す図である。
【符号の説明】
1−1 球体 1−2 左右方向移動量検知部 1−3 第1の前後方向移動量検知部 1−4 第2の前後方向移動量検知部 1−51 〜1−54 球体安定部 1−6,1−7 貫通孔 1−8 入力スイッチ 1−9,1−10 入力ボタン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マウス筐体の表側及び裏側に、マウス内
    の球体の一部が突出する貫通孔を有し、マウス筐体の下
    側の貫通孔から突出した球体が、マウスの移動に伴って
    接触面との摩擦によって回転し、該回転方向及び回転量
    によってマウスの移動量を検知するマウスであって、 該マウス内部に、上下方向に自重によってスライドし、
    最下部にスライドした状態で前記球体に当接する回転体
    を有し、該回転体の回転量からマウスの左右方向の移動
    量を検知する左右方向移動量検知部を備え、 該マウス内の上部及び下部に固設される第1及び第2の
    前後方向移動量検知部であって、マウスの表裏が反転さ
    れても、下側に位置する前後方向移動量検知部の回転体
    が前記球体に当接し、該回転体の回転量からマウスの前
    後方向の移動量を検知する第1及び第2の前後方向移動
    量検知部を備え、 マウスの表裏の何れの面を上にしても、マウスの移動に
    伴う接触面との摩擦により回転する球体の回転数を検知
    する構成を備えたことを特徴とする表裏兼用マウス。
  2. 【請求項2】 前記上下方向に自重によってスライドす
    る左右方向移動量検知部が最下部にスライドした状態
    で、該左右方向移動量検知部を係止するストッパーを備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の表裏兼用マウ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記左右方向移動量検知部は、スライド
    ガイドの中央部に上下方向に設けたガイド溝に沿ってス
    ライドし、 該スライドガイドの上下からの中央部付近に、「く」の
    字状又は眉形状の溝で、その屈曲部が前記中央部のガイ
    ド溝の方向に向き、その端部がスライドガイドの外側の
    方向に向いた溝を、前記ガイド溝を線対称として向き合
    うように設け、 上方部の幅が狭いストッパーの上方部に回動自在な回動
    軸を取り付け、該回動軸を前記「く」の字状又は眉形状
    の溝にスライド自在に貫通してストッパーを取り付けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の表裏兼用マウス。
  4. 【請求項4】 マウスの表側及び裏側のそれぞれに入力
    操作用の少なくとも第1及び第2の二つの入力ボタンを
    備え、該表側及び裏側のそれぞれの入力ボタンは、マウ
    スの表裏を反転させても、下側に位置する入力ボタンが
    マウスの移動操作エリアにおけるマウス接触面に接触し
    ない位置に取り付けたことを特徴する請求項1乃至3の
    何れかに記載の表裏兼用マウス。
  5. 【請求項5】 前記左右方向移動量検知部と、前記第1
    及び第2の前後方向移動量検知部は、それぞれ、前記球
    体と当接して回転する回転体に、半径が異なる2つの同
    心円上にそれぞれ異なる個数設けられたスリット又は穿
    孔の各読み取りポイントにおける通過をパルスに変換し
    て送出する構成を有し、 マウスの側面部に設けられたスイッチ操作に応じて、前
    記回転体のスリット又は穿孔の読み取りポイントを切り
    替える構成を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の
    何れかに記載のマウス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8717301B2 (en) 2005-08-01 2014-05-06 Sony Corporation Information processing apparatus and method, and program

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