JP2001347925A - 自動車盗難防止装置 - Google Patents

自動車盗難防止装置

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JP2001347925A
JP2001347925A JP2000170620A JP2000170620A JP2001347925A JP 2001347925 A JP2001347925 A JP 2001347925A JP 2000170620 A JP2000170620 A JP 2000170620A JP 2000170620 A JP2000170620 A JP 2000170620A JP 2001347925 A JP2001347925 A JP 2001347925A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗難を確実に防止することができる自動車盗
難防止装置を提供すること 【解決手段】 エンジンキースイッチ10と、セルモー
タ11をつなぐ配線に直列に常開接点を有するリレース
イッチ12を配置する。携帯型送信機1から送られる所
定の信号を受信し、一定の条件を満たすとリレースイッ
チを一定期間閉じるように制御する制御装置13を設け
る。すると、通常はリレースイッチが開いているので、
携帯型送信機を持たないと、エンジンキースイッチを壊
して配線を直結してもセルモータは回転せず、エンジン
は始動しない。よって、確実に盗難を防止できる。正規
の運転者は、携帯型送信機を所有することにより、制御
装置を動作させてリレースイッチの接点を閉じ、その
後、エンジンキー3を操作することによりセルモータを
回転させ、エンジンを始動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車盗難防止装
置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】近年社会問題の一つとなっている自動車
の盗難事件は、例えば、エンジンキーを抜きわすれた車
がねらわれる。また、エンジンキースイッチの部分を壊
し、配線を直結してエンジンを始動させることも行われ
る。
【0003】一方、係る自動車の盗難を防止する盗難防
止装置としては、振動センサその他のセンサを自動車に
設置し、ドアが開放されたり、車室内に人が侵入してき
たことを検知すると、ブザーを鳴らしたり、ランプを点
灯させるなどの警報装置を稼動させ、これに驚いた犯人
が盗難することなく逃げていくことを期待したものがあ
る。
【0004】しかし、従来の盗難防止装置はあくまでも
警報を発するだけであるので、警報が発せられても周囲
の人が気付かない(周囲に人がいない)か、無線により
持ち主に警報が伝達されたとしても自動車を駐車してい
る場所に出向くまでに時間がかかると、警報のみの報知
と知っている犯人は、そのまま犯行を継続し、自動車を
盗難されてしまうおそれがある。
【0005】一方、最近ではリモートエンジンスタータ
やリモートドアロック・アンロックシステム並びに上記
した自動車盗難防止装置のセット/解除等を携帯送信機
からの操作により行うシステムが開発・実用化されてい
る。しかし、複数のシステムを実装した場合には、それ
ぞれ対応した携帯送信機を携帯し、個々に操作しなけれ
ばならないので煩雑となる。
【0006】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、盗難を確実に防止することができるとともに、正規
の使用者がエンジンを始動する場合の操作性が良好な自
動車盗難防止装置を提供することにある。さらに、盗難
防止装置のセット/解除のための携帯型送信機を他の遠
隔操作するための携帯送信機と共有するとともに、その
携帯型送信機に対する操作性を容易とした自動車盗難防
止装置を提供することを別の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る自動車盗難防止装置では、エンジ
ンキースイッチと、スタータ回路をつなぐ配線に直列に
配置された常開接点を有する開閉スイッチと、携帯機か
らの信号を受信する受信手段と、前記受信手段で受信し
た前記信号に基づいて前記開閉スイッチの開閉を制御す
る制御手段とを備えるように構成した。
【0008】このようにすると、抜き忘れたエンジンキ
ーを見付けたり、何らかの手法によりスペアキーを取得
した人が、それらのキーを使ってエンジンを始動させよ
うとしたり、或いは、エンジンキースイッチの部分を壊
し、配線を直結してエンジンを始動させようとしたとし
ても、所定の信号を発する携帯機を持たないと、開閉ス
イッチは開いたままであるので、スタータ回路に電圧が
かからず、スタータ回路すなわちエンジンが始動しな
い。よって、盗難を防止できる。
【0009】前記所定の信号は、例えば、盗難防止装置
専用の携帯機から送られる解除のための信号でも良い
し、遠隔操作による車両のドアのロック/アンロックを
制御するための信号とすることができる。また、遠隔操
作に基づくエンジンスタータ機能を備え、前記制御手段
は、前記エンジンスタータ機能によるエンジン始動の際
に、前記開閉スイッチを閉じるように制御するようにし
てもよい。
【0010】このように、自動車に設置される遠隔操作
システムであるドアロックの解錠/施錠や、エンジンス
タータのための信号と本発明の盗難防止の解除(開閉ス
イッチを閉じる)のための信号を兼用することにより、
使用者は解除のための操作を別途行う必要がなく、処理
が簡易となる。また、システム構成としては、送信デー
タ量を少なくし、受信信号の解析も容易となる。
【0011】さらに、開閉スイッチを閉じて盗難防止シ
ステムを解除した後、開閉スイッチを開いて盗難防止シ
ステムをセットするには、例えば、別途スイッチを閉じ
るための制御信号を送り、それに基づいてスイッチを開
くようにしても良いし、前記開閉スイッチを閉じた後、
一定時間経過後に前記開閉スイッチを開くように制御手
段が制御するようにしてもよい。特に後者のようにする
と、セットのし忘れがなく安全である。
【0012】また、エンジンの動作状態を検知する検知
手段を設け、前記制御手段は、前記検知手段により回転
中の前記エンジンが停止したことを検知した際に、一定
時間前記開閉スイッチを閉じるように制御するようにす
るとよい。この場合に、前記検知手段は、エンジンキー
スイッチのキー位置を検出するもので、イグニッション
位置から非イグニッション位置に変わった時に、前記エ
ンジンが停止したと判断するようにすると簡単に構成で
きる。
【0013】回転中のエンジンを一旦停止した場合に
は、納品や人の送り迎えなど一時停車し、比較的短い時
間経過後に再度エンジンを始動することが良くある。係
る場合に、上記のようにエンジンが停止しても一定時間
開閉スイッチを閉じておくことで、使用者は解除のため
(開閉スイッチを閉じるため)の特別な操作を別途行う
必要がなく、そのままエンジンキーを操作してエンジン
を再始動できるので便利である。また、比較的長い時間
駐車する場合でも、一時的に開閉スイッチが閉じた後は
常開接点の開閉スイッチは開くので、盗難防止機能は発
揮するため、さほど問題ない。
【0014】また、本発明では、遠隔操作に基づくエン
ジンスタータ機能と併設することができる。この場合
に、好ましくは、前記エンジンスタータ機能を構成する
前記スタータ回路に対する始動電圧供給ラインには、前
記開閉スイッチを配置しないように構成することであ
る。
【0015】このように構成すると、開閉スイッチは開
いた状態であっても、エンジンスタータ機能を稼動させ
てスタータ回路を動作させ、エンジンを始動させること
ができる。もちろん、係る構成が好ましい実施態様の一
つであるが、始動電圧供給ライン上に開閉スイッチを直
列接続しても良い。その場合は、開閉スイッチを閉じた
後でエンジンスタータ機能を稼動させることになるの
で、原則として、開閉スイッチを閉じるための操作と、
エンジンスタータ機能を稼動させるための操作が必要と
なるが、例えば、エンジンスタータ機能を稼動させるた
めの信号を受信した場合に、まず開閉スイッチを閉じ、
次いで正規のエンジンスタータ機能を稼動させるように
すると利用者の開閉スイッチを閉じるための操作を別途
行わなくて済む。
【0016】また、前記始動電圧供給ライン上に開閉ス
イッチを設けないためには、例えば、開閉スイッチとス
タータ回路間を結ぶ配線部分と前記始動供給ラインを直
接接続する場合と、係る配線とは別系統で直接スタータ
回路に接続する場合のいずれの方法も採り得る。
【0017】一方、遠隔操作に基づくエンジンスタータ
機能を備え、前記制御手段は、前記エンジンスタータ機
能によるエンジン始動後、タイムアップしたり、携帯機
からのエンジン停止命令を受けた際に、一定時間前記開
閉スイッチを閉じるように制御するようにしてもよい。
【0018】すなわち、エンジンスタータを用いて暖機
運転をした後、その暖機運転を停止した場合には、その
次に、正規の使用者(運転者)が乗車するとともにエン
ジンを始動することが予想される。そこで、上記したよ
うにエンジン始動後停止した場合に一定時間開閉スイッ
チを閉じるようにすると、使用者は解除のため(開閉ス
イッチを閉じるため)の特別な操作を別途行う必要がな
く、そのままエンジンキーを操作してエンジンを再始動
できるので便利である。また、暖機運転を停止し、その
まま放置(駐車)されるような場合でも、一時的に開閉
スイッチが閉じた後は常開接点の開閉スイッチは開くの
で、盗難防止機能は発揮するため、さほど問題はない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る自動車盗難防
止装置の好適な実施の形態を説明する。図1に示すよう
に、本形態の自動車盗難防止装置は、まず、エンジンキ
ースイッチ10と、セルモータ11等のスタータ回路を
つなぐ配線(STライン)に、リレースイッチ12を配
置する。リレースイッチ12は、常開接点のものを用
い、制御装置13からの制御命令(スタート許可)信号
が与えられたときに接点を閉じるようにしている。さら
に、携帯型送信機1から送られる信号(IDコード等)
は、受信アンテナ14aにて受信され、受信器14bに
て復調して所定のコードに変換した後、制御装置13に
与えられるようになっている。
【0020】そして、制御装置13は、携帯型送信機1
から送られる所定の信号を受信し、一定の条件を満たす
とスタート許可信号をあたえるようにしている。これに
より、通常はリレースイッチ12が開いているので、携
帯型送信機1を持たない人が、仮に抜き忘れたエンジン
キー3を使用したり、エンジンキースイッチ10を壊し
て配線を直結するようなことがあっても、セルモータ1
1は回転せず、エンジンは始動しない。よって、確実に
盗難を防止できる。一方、正規の所有者(運転者)は、
携帯型送信機1を所有することにより、制御装置13を
動作させてリレースイッチ12の接点を閉じ、その後、
エンジンキー3を操作することによりセルモータ11を
回転させ、エンジンを始動させることができる。
【0021】そして、係る処理を行うより具体的な構成
は、以下のようになっている。まず、携帯型送信機1か
らは、自己を特定するためのIDコードを含む信号が出
力される。この信号は、例えば所定時間間隔で自動的に
出力するようにしてもよいし、マニュアルキーの押下に
ともない出力するようにしてもよい。そして、自動送信
する場合には、IDコードのみを出力するようにしても
良いが、マニュアルキーの押下の場合には、IDコード
と操作内容(解除/セット命令等)を出力するようにな
る。
【0022】また、制御装置13は、受信器14bから
与えられるコード情報を解読するコード判定部13a
と、そのコード判定部13aの判定結果によりリレース
イッチ12に対してスタート許可信号を出力する(実際
には、リレーを構成するコイルに通電する)スタート許
可部13bとを有している。
【0023】コード判定部13aは、受信した信号のI
Dコードを検知し、対となる携帯型送信機1からのもの
か否か(登録された正規のIDコードと一致するか否
か)を判断する。そして、所定のIDコードを受信した
場合には、スタート許可部13bに通知する。
【0024】そして、携帯型送信機1から所定間隔で連
続して信号が送られてくるものを利用したシステムの場
合には、対となる携帯型送信機1から所定の間隔で信号
(IDコードで識別)を受信し始めるとスタート許可部
13bはリレースイッチ12のコイルに通電し、エンジ
ン始動可能状態にする。一方、受信していた信号(ID
コード)が確認されなくなると上記通電を停止し、リレ
ースイッチ12を開いてエンジンキースイッチ10とセ
ルモータ11とを被導通状態にする。
【0025】このようにすると、正当な使用者は、特に
操作ボタンの押下などの特別な処理をすることなく、携
帯型送信機1を携帯するだけで、自動車に近づくと自動
的に盗難防止システムの監視モードが解除され、エンジ
ンキー3をキースイッチに挿入するとともに、所定角度
回転させることによりセルモータ11を回転させ、エン
ジンを起動することができる。
【0026】一方、降車後、自動車(車両)から一定距
離以上離れることにより、自動的に監視モードが動作開
始(セット)し、スタート許可部13bは、リレースイ
ッチ12のコイルへの通電を停止する。
【0027】また、解除/セットは、上記した携帯型送
信機1の接近/離反に追従して行われるものに限らな
い。一例を示すと、携帯型送信機1に操作ボタンを設
け、その操作ボタンの操作により、解除命令やセット命
令をIDコードとともに出力送信するようなシステムの
場合には、コード判定部13aでは、IDコードととも
にその命令内容(解除/セット)を判定し、正しいID
コードを持つ携帯型送信機1からの信号の場合には、そ
の命令内容をスタート許可部13bに与える。そして、
スタート許可部13bでは、解除命令を受けるとリレー
スイッチ12のコイルに通電し、セット命令を受けると
コイルへの通電を遮断するように構成することができ
る。
【0028】さらには、上記した各解除条件に合致する
信号を受信した場合に、一定時間解除(リレースイッチ
12への通電)するようにしてもよい。特に、一定時間
解除の場合には、後者の操作ボタンによるマニュアル操
作によって解除する場合に適する。すなわち、仮にスイ
ッチ操作によって一旦解除した後、一定時間経過してス
イッチが開いて監視モードがセットされたとしても、そ
の時に再度解除のための操作ボタンを押下すればエンジ
ンを始動可能となり、しかも、降車時にセットし忘れる
おそれも無いからである。また、前者の接近にともない
自動的に解除されるシステムに対して、一定時間解除し
た後スイッチを開く(監視モードセット)ようにした場
合には、好ましくは、携帯型送信機1にマニュアル操作
に基づく解除命令を送出するための機構(操作ボタン
等)を設置すると良い。
【0029】図2は、本発明の第2の実施の形態を示し
ている。同図に示すように、本形態では第1の実施の形
態を基本とする。この場合に、スタート許可部13b
は、受信信号が解除条件を満たした場合(真のIDコー
ドとともに解除命令を受信した時)に、一定時間コイル
に通電してスイッチを閉じ、エンジン始動可能状態にす
るように動作するものを基本機能とする。
【0030】そして、エンジンキースイッチ内のキー位
置を検出するキー位置検出部13cを設け、そのキー位
置検出部13で検出したキー位置情報をスタート許可部
13bに与える。さらに、スタート許可部13bでは、
取得したキー位置情報に基づき、エンジンキー(エンジ
ンキースイッチの接点)の位置がイグニッション状態
(エンジン動作中)から、非イグニッション状態(エン
ジン停止)になった場合に、一定時間リレースイッチ1
2のコイルに通電し、エンジン始動の許可状態になるよ
うに制御する。
【0031】このように構成すると、例えば運転者が納
品その他の理由から一時停車するためにエンジンキーを
操作してエンジンを停止し、短い時間の間でエンジンの
再始動を行うことがある。この場合に、本形態によれ
ば、エンジンを停止(イグニッションOFF)しても、
一定時間はリレースイッチ12が閉じた状態となってい
るので、携帯型送信機1を操作して解除指令を行う必要
がなく、そのままエンジンキー3を操作してエンジンを
始動することができる。なお、その他の構成並びに作用
効果は、上記した実施の形態と同様であるので、その詳
細な説明を省略する。
【0032】図3は、本発明の第3の実施の形態を示し
ている。本実施の形態は、遠隔操作によるリモートドア
ロック/アンロックや、エンジンスタータ等の他の機能
を組み込んだものである。
【0033】つまり、他の機能のための制御信号を利用
して、盗難防止システムの解除・セットを行うようにし
ている。具体的には、リモートドアロック/アンロック
の制御システムが搭載されている場合には、通常、エン
ジンを始動する前にドアをアンロック(解錠)するため
の信号が送られてくる。つまり、携帯型送信機1から送
られてきた信号をコード判定部13aで判定し、真のI
Dコード或いはそれにアンロック(解錠)命令が付され
ている場合には、ドア制御部15に解錠命令を送る。こ
れにともない、ドア制御部15は車両のドアの電子錠を
解錠し、アンロック状態とする。
【0034】そして、このようにドアロックが解錠され
たならば、その後は正規の使用者が乗車するとともにエ
ンジンを始動することが多い。そこで、本形態では、コ
ード判定部13aの出力をドア制御部15とともにスタ
ート許可部13bにも与えるようにし、ドア制御コード
(IDコード,解除命令等)を検出した場合には、スタ
ート許可部13bは、一定時間リレースイッチ12のコ
イルに通電し、エンジン始動許可状態にする。これによ
り、遠隔操作によってドアロックを解除した使用者は、
そのまま自動車に載り込むと既にエンジン始動許可状態
になっているので、盗難防止システムの解除指令を別途
行うことなくエンジンキーを操作してエンジンを始動さ
せることができる。
【0035】なお、アンロックは、例えば携帯型送信機
1から所定間隔でIDコードが出力されるタイプのもの
では、真のIDコードを受信し始めた際にドアのアンロ
ックがなされ、また、マニュアル操作に伴うアンロック
命令が送られてきた場合には、その命令を受けてアンロ
ックされる。
【0036】一方、エンジンスタータ機能との関係で
は、以下のように構成することができる。すなわち、エ
ンジンスタータは、リモコン操作によりエンジンを始動
し、あらかじめ暖機運転をしておくことにより、運転者
が乗車した際には直ぐに発進することができたり、エア
コンを動作させて室内の温度を快適な状態にすることが
できる。
【0037】そして、係る機能を実現するために、携帯
型送信機1から出力されるスタート命令を、受信アンテ
ナ14a,受信器14bで受信するとともにコードデー
タに変換し、コード判定部13aが正規の携帯型送信機
1からのスタート命令と判断した場合には、エンジン制
御部16が作動してセルモータ11を回転させ、エンジ
ンの始動を試みるように構成する。このエンジン制御部
16からの配線(始動電圧供給ライン)は、上記リレー
スイッチ12を含む配線と別系統とするか、少なくとも
リレースイッチ12よりもセルモータ11側に結線する
ことにより、リレースイッチ12の状態に関係無くセル
モータ11を始動させることができるようになる。
【0038】一方、バッテリー上がりや、燃料の無駄な
消費並びに環境問題等を考慮し、エンジンスタータに基
づく暖機運転を一定時間行うと、暖機運転を終了、つま
りエンジンを停止する機能を持たせている。すなわち、
エンジン制御部16は、エンジン始動後(始動処理を行
った後)の経過時間を計測し、一定時間経過してもエン
ジンキーが挿入されないアイドリング状態が継続してい
る場合には、エンジンを停止する機能を持つ。また、携
帯型送信機1からエンジン停止(ストップ)命令が送ら
れることもあり、その場合には、コード判定部13aが
IDコードとともに送られてきたストップ命令を受ける
と、エンジン制御部16に対して停止命令を送る。これ
にともない、エンジン制御部16は暖機運転を強制停止
するようになっている。
【0039】そして、本形態では、コード判定部13
a,エンジン制御部16の出力をスタート許可部13b
に与え、コード判定部13aからは上記したエンジン停
止(ストップ)命令を受けたこと、エンジン制御部16
からはタイムアップに伴う暖機運転を停止したことがス
タート許可部13bに与えるようにしている。
【0040】スタート許可部13bは、コード判定部1
3aからのストップ命令,エンジン制御部16からの暖
機運転停止情報を受けると、一定時間リレースイッチ1
2のコイルに通電し、エンジン始動許可状態にする。す
なわち、通常、暖機運転がタイムアップ或いは強制的に
終了された後に、正規の使用者(運転者)は乗車し、エ
ンジンを始動することが多い。従って、本形態のように
構成すると、エンジンスタータを使用した使用者は、盗
難防止システムの解除指令を別途行うことなくエンジン
キーを操作してエンジンを始動させることができる。な
お、その他の構成並びに作用効果は、上記した各実施の
形態と同様であるので、同一部材に同一符号を付し、そ
の詳細な説明を省略する。
【0041】なおまた、本実施の形態では、ドア制御に
基づく盗難防止システムの解除をドア制御信号,暖機運
転時のタイムアップ,暖機運転時のストップ命令の3つ
のいずれの条件によっても一定時間解除(エンジン始動
許可状態)するようにしたが、本発明では必ずしも3つ
の機能を同時に搭載する必要はなく、1または2つの機
能を搭載するようにしてもよい。
【0042】また、エンジンスタータを設けた場合に、
上記した実施の形態では暖機運転停止後にリレースイッ
チを一定時間閉じるようにしたが、暖機運転開始時、つ
まり、スタート信号を受信したことを受けてリレースイ
ッチ12を閉じるように構成してももちろん良い。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る自動車盗難
防止装置では、携帯機を持たないと、開閉スイッチの接
点は開いたままであるので、スタータ回路が駆動せず、
盗難を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車盗難防止装置の第1の実施
の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る自動車盗難防止装置の第2の実施
の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る自動車盗難防止装置の第3の実施
の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯型送信機(携帯機) 10 エンジンキースイッチ 11 セルモータ(スタータ回路) 12 リレースイッチ(開閉スイッチ) 13 制御装置 13a コード判定部 13b スタート許可部 13c キー位置検出部(検知手段) 14a 受信アンテナ 14b 受信器 15 ドア制御部 16 エンジン制御部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンキースイッチと、スタータ回路
    をつなぐ配線に直列に配置された常開接点を有する開閉
    スイッチと、 携帯機からの信号を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した前記信号に基づいて前記開閉ス
    イッチの開閉を制御する制御手段とを備えることを特徴
    とする自動車盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の信号は、遠隔操作による車両
    のドアのロック/アンロックを制御するための信号であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の自動車盗難防止装
    置。
  3. 【請求項3】 遠隔操作に基づくエンジンスタータ機能
    を備え、 前記制御手段は、前記エンジンスタータ機能によるエン
    ジン始動の際に、前記開閉スイッチを閉じるように制御
    するものであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の自動車盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記開閉スイッチを閉
    じた後、一定時間経過後に前記開閉スイッチを開くよう
    に制御するものであることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の自動車盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 エンジンの動作状態を検知する検知手段
    を設け、 前記制御手段は、前記検知手段により回転中の前記エン
    ジンが停止したことを検知した際に、一定時間前記開閉
    スイッチを閉じるように制御するものであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動車盗難
    防止装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段は、エンジンキースイッチ
    のキー位置を検出するもので、イグニッション位置から
    非イグニッション位置に変わった時に、前記エンジンが
    停止したと判断するようにしたことを特徴とする請求項
    5に記載の自動車盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 遠隔操作に基づくエンジンスタータ機能
    を備え、 前記エンジンスタータ機能を構成する前記スタータ回路
    に対する始動電圧供給ラインには、前記開閉スイッチを
    配置しないように構成したことを特徴とする請求項1〜
    6のいずれか1項に記載の自動車盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 遠隔操作に基づくエンジンスタータ機能
    を備え、 前記制御手段は、前記エンジンスタータ機能によるエン
    ジン始動後、タイムアップによりエンジンが停止した際
    に、一定時間前記開閉スイッチを閉じるように制御する
    ものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1
    項に記載の自動車盗難防止装置。
  9. 【請求項9】 遠隔操作に基づくエンジンスタータ機能
    を備え、 前記制御手段は、前記エンジンスタータ機能によるエン
    ジン始動後、携帯機からのエンジン停止命令を受けた際
    に、一定時間前記開閉スイッチを閉じるように制御する
    ものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の自動車盗難防止装置。
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