JP2001342338A - 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

難燃性ポリカーボネート樹脂組成物

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JP2001342338A
JP2001342338A JP2000167078A JP2000167078A JP2001342338A JP 2001342338 A JP2001342338 A JP 2001342338A JP 2000167078 A JP2000167078 A JP 2000167078A JP 2000167078 A JP2000167078 A JP 2000167078A JP 2001342338 A JP2001342338 A JP 2001342338A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性と熱安定性に優れ、且つ高い衝撃強度
と耐湿性を有する難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を
提供する。 【解決手段】 (a)芳香族ポリカーボネート樹脂10
0重量部に対し、(b)シリコーン樹脂を0.1〜5重
量部、(c)ポリテトラフルオロエチレンを0.01〜
0.5重量部、(d)衝撃改良剤を0.5〜10重量部
配合してなる難燃性ポリカーボネート樹脂組成物におい
て、(b)シリコーン樹脂が、珪素原子と結合する置換
基が芳香族炭化水素基と炭素数2以上の脂肪族炭化水素
基からなるシリコーン樹脂であり、(d)衝撃改良剤
が、ポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアルキル
(メタ)アクリレートゴム成分が相互に絡み合った構造
を核(コア)として有し、ポリアクリル(メタ)アクリ
レートゴム成分が殻(シェル)として有する複合ゴム系
グラフト共重合体である難燃性ポリカーボネート樹脂組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性ポリカーボ
ネート樹脂組成物に関し、詳しくは、ブロムあるいは燐
酸エステル等の難燃剤を使用しない耐加水分解性の良好
な難燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該難燃性ポリ
カーボネート樹脂組成物を成形してなる反射板用成形品
に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂は優れた機械的性
質を有しており、自動車分野、OA機器分野、電気・電
子分野をはじめ工業的に広く利用されている。一方、O
A機器、家電製品等の用途を中心に、使用する合成樹脂
材料の難燃化の要望が強く、これらの要望に応えるため
に多数の難燃剤が開発検討されている。従来、ポリカー
ボネート樹脂の難燃化には主にハロゲン化合物等が使用
されており、さらに、近年、環境汚染などの問題から、
ハロゲン系化合物の減量を目的として、例えば、リン酸
エステル系化合物あるいはフェノール系安定剤を使用し
た組成物が知られている。しかし、こうしたポリカーボ
ネート樹脂組成物においては耐衝撃性や熱安定性が低下
するという欠点があった。
【0003】非ハロゲンの難燃組成物としては、例え
ば、特開平6−306265号公報には、ポリカーボネ
ート樹脂に有機シロキサンとパーフルオロアルカンスル
ホン酸アルカリ金属塩を添加した組成物が開示されてい
るが、こうした樹脂組成物は、燃焼性や流動性等につい
ては十分とは言えなかった。また、ジメチルシロキサン
とポリカーボネートとの共重合化による難燃性の改良も
知られているが、こうした共重合化により難燃性は改良
されるものの、製造ラインの問題からコストアップは避
けられない。
【0004】さらに、特開平10−139964号公報
及び特開平11−140294号公報には、フェニル基
を含有するオルガノシロキサンを含有するポリカーボネ
ート樹脂組成物が開示されている。しかし、こうした樹
脂組成物ではUL−94に示される優れた難燃性を達成
することが困難であった。
【0005】反射板用成形品の成形に用いる材料につい
ては、従来は、ブロム化オリゴマーを使用したハロゲン
難燃材料や縮合燐酸エステル等による非ハロゲン難燃材
料等が使用されてきている。しかし、ハロゲン難燃材料
は熱安定性あるいは安全性の面から、非ハロゲン難燃材
料への変更が要望されており、燐酸エステルを使用した
難燃材料は、燐酸エステルによる耐熱性の低下が大き
く、反射板材料としての耐熱性が不十分である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、難燃
性と熱安定性に優れ、且つ耐加水分解性の改良された難
燃性ポリカーボネート樹脂組成物及び該難燃性ポリカー
ボネート樹脂組成物を成形してなる反射板用成形品を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するためになされたものであり、その要旨は、
(a)芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に対
し、(b)シリコーン樹脂0.1〜5重量部、(c)ポ
リテトラフルオロエチレン0.01〜0.5重量部、
(d)衝撃改良剤0.5〜10重量部を配合してなる難
燃性ポリカーボネート樹脂組成物において、(b)シリ
コーン樹脂が、珪素原子と結合する置換基が芳香族炭化
水素基と炭素数2以上の脂肪族炭化水素基からなるシリ
コーン樹脂であり、(d)衝撃改良剤が、ポリオルガノ
シロキサン成分とポリアルキル(メタ)アクリレート成
分が相互に絡み合った構造を核(コア)として有し、ポ
リアクリル(メタ)アクリレートゴム成分を殻(シェ
ル)として有する複合ゴム系グラフト共重合体であるこ
とを特徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成物に存
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における(a)芳香族ポリカーボネート樹脂とし
ては、芳香族ヒドロキシ化合物またはこれと少量のポリ
ヒドロキシ化合物をホスゲンまたは炭酸のジエステルと
反応させることによって作られる分岐していてもよい熱
可塑性芳香族ポリカーボネート重合体または共重合体で
ある。製造方法については、限定されるものではなく、
ホスゲン法(界面重合法)あるいは、溶融法(エステル
交換法)等で製造することができる。さらに、溶融法で
製造された、末端基のOH基量を調整した芳香族ポリカ
ーボネート樹脂を使用する事ができる。
【0009】芳香族ジヒドロキシ化合物としては、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(=ビス
フェノールA)、テトラメチルビスフェノールA、、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−P−ジイソプロピルベ
ンゼン、ハイドロキノン、レゾルシノール、4,4−ジ
ヒドロキシジフェニルなどが挙げられ、好ましくはビス
フェノールAが挙げられる。さらに、本特許の目的であ
る難燃性をさらに高める目的で上記の芳香族ジヒドロキ
シ化合物にスルホン酸テトラアルキルホスホニウムが1
個以上結合した化合物を使用する事ができる。
【0010】分岐した芳香族ポリカーボネート樹脂を得
るには、フロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,
6−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ヘプテン−2、
4,6−ジメチル−2,4,6−トリ(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘプタン、2,6−ジメチル−2,4,6−
トリ(4−ヒドロキシフェニルヘプテン−3、1,3,
5−トリ(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン、1,
1,1−トリ(4−ヒドロキシフェニル)エタンなどで
示されるポリヒドロキシ化合物、あるいは3,3−ビス
(4−ヒドロキシアリール)オキシインドール(=イサ
チンビスフェノール)、5−クロルイサチン、5,7−
ジクロルイサチン、5−ブロムイサチンなどを前記芳香
族ジヒドロキシ化合物の一部として用いればよく、使用
量は、0.01〜10モル%であり、好ましくは0.1
〜2モル%である。
【0011】分子量を調節するには、一価芳香族ヒドロ
キシ化合物を用いればよく、mー及p−メチルフェノー
ル、m−及びp−プロピルフェノール、p−tert−
ブチルフェノール及びp−長鎖アルキル置換フェノール
などが挙げられる。芳香族ポリカーボネート樹脂として
は、好ましくは、2、2ービス(4ーヒドロキシフェニ
ル)プロパンから誘導されるポリカーボネート樹脂、ま
たは2、2ービス(4ーヒドロキシフェニル)プロパン
と他の芳香族ジヒドロキシ化合物とから誘導されるポリ
カーボネート共重合体が挙げられる。本特許の目的の難
燃性をさらに高める目的でシロキサン構造を有するポリ
マーあるいはオリゴマーを共重合する事ができる。芳香
族ポリカーボネート樹脂としては、2種以上の樹脂を混
合して用いることもできる。
【0012】芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量は、
溶媒としてメチレンクロライドを用い、温度25℃で測
定された溶液粘度より換算した粘度平均分子量で、1
6,000〜30,000であり、好ましくは18,0
00〜23,000である。
【0013】本発明における(b)シリコーン樹脂とし
ては、珪素原子と結合する置換基が芳香族炭化水素基と
炭素数2以上の脂肪族炭化水素基からなるシリコーン樹
脂であり、好ましくは、珪素に結合する置換基における
芳香族炭化水素の割合が40モル%以上の固体状のシリ
コーン樹脂である。芳香族炭化水素基としては、フェニ
ル基、ナフチル基などが挙げられ、好ましくはフェニル
基が挙げられる。芳香族炭化水素基には、エポキシ基、
アミノ基、ヒドロキシル基、ビニル基などが置換基とし
て結合していてもよい。
【0014】炭素数2以上の脂肪族炭化水素基として
は、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基などの非置換アルキル基、置換基としてエポキ
シ基、アミノ基、ヒドロキシル基、ビニル基などが結合
している置換アルキル基などが挙げられる。脂肪族炭化
水素基の炭素数としては、好ましくは2〜12である。
【0015】シリコーン樹脂は、主として2官能型(R
12SiO)と3官能型(R3SiO1.5)から成るシリ
コーン樹脂であり、1官能型(R4SiO0.5)あるいは
4官能型(SiO2)を含むことができる。ここで、R1
〜R4は、それぞれ、芳香族炭化水素基または炭素数2
以上の脂肪族炭化水素基であり、R1〜R3のいずれかは
芳香族炭化水素基であり、R1〜R3のいずれかは炭素数
2以上の脂肪族炭化水素基である。
【0016】本発明におけるシリコーン樹脂は公知の方
法で製造することができる。例えば、アルキルトリアル
コキシシラン、アリールトリアルコキシシラン、ジアル
キルジアルコキシシラン、アルキルアリールジアコキシ
シラン、トリアルキルアルコキシシラン、ジアルキルア
リールアルコキシシラン、アルキルジアリールアルコキ
シシラン、テトラアルコキシシラン等を加水分解する事
により製造する事ができる。これらシリコーン樹脂の原
料のモル比、加水分解速度等を調整することにより分子
の構造(架橋度)及び分子量のコントロールができる。
さらに、製造条件によってはアルコキシシランが残存す
るが、組成物中に残存するとポリカーボネート樹脂の耐
加水分解性の低下がおこることがあるので、残存アルコ
キシシランは少ないことあるいは無いことが好ましい。
【0017】シリコーン樹脂の配合量は、ポリカーボネ
ート樹脂100重量部に対して、0.1〜5重量部であ
る。シリコーン樹脂の配合量が0.1重量部未満である
と難燃性が不十分であり、5重量部を越えると耐熱性が
不十分である。シリコーン樹脂の配合量は、ポリカーボ
ネート樹脂100重量部に対して、好ましくは0.2〜
4重量部であり、より好ましくは0.3〜3重量部であ
る。
【0018】本発明における(c)ポリフルオロエチレ
ン樹脂としては、フィブリル形成能を有するポリテトラ
フルオロエチレンが挙げられ、重合体中に容易に分散
し、かつ重合体同士を結合して繊維状構造を作る傾向を
示すものである。フィブリル形成能を有するポリテトラ
フルオロエチレンはASTM規格でタイプ3に分類され
る。フィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエチ
レンとしては、例えば三井・デュポンフロロケミカル
(株)より、テフロン6Jまたはテフロン30Jとし
て、あるいはダイキン化学工業(株)よりポリフロンと
して市販されている。
【0019】(c)ポリフルオロエチレン樹脂の配合量
は、(a)芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に
対して、0.01〜5重量部である。ポリフルオロエチ
レン樹脂が0.01重量部未満であると難燃性が不十分
であり、5重量部を越えると外観が低下しやすい。ポリ
フルオロエチレン樹脂の配合量は、芳香族ポリカーボネ
ート樹脂100重量部に対して、好ましくは0.02〜
4重量部であり、より好ましくは0.05〜3重量部で
ある。
【0020】本発明における(d)衝撃改良剤は、ポリ
オルガノシロキサン成分とポリアルキル(メタ)アクリ
レート成分が相互に絡み合った構造を核(コア)として
有し、ポリアクリル(メタ)アクリレートゴム成分を殻
(シェル)として有する複合ゴム系グラフト共重合体で
ある。こうした衝撃改良剤は、例えば、先の段階の重合
体を後の段階の重合体が順次被覆するような連続した多
段階シード重合によって製造される重合体であり、基本
的な重合体構造としては、ガラス転移温度の低い架橋成
分であるポリオルガノシロキサンゴム成分とポリアクリ
ル(メタ)アクリレートゴム成分が相互に絡み合った構
造から成る内核層と樹脂組成物のマトリックス成分との
接着性を改善するアルキル(メタ)アクリレート系重合
体物からなる最外殻層とを有する多層構造重合体であ
る。
【0021】衝撃改良剤としては、更に、例えば、最内
核層を芳香族ビニル単量体からなる重合体で形成し、中
間層をポリオルガノシロキサン成分とポリアルキル(メ
タ)アクリレート成分が相互に絡み合った構造の重合体
で形成し、さらに最外殻層をアルキル(メタ)アクリレ
ート系重合体で形成してなる多層構造重合体が挙げら
れ、パール光沢等の外観不良の改善に効果をもたらす。
【0022】アルキル(メタ)アクリレート系重合体に
おけるアルキル基の炭素数は1〜8程度である。アルキ
ル(メタ)アクリレート系重合体としては、例えば、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチル
ヘキシル等が挙げられる。アルキル(メタ)アクリレー
ト系重合体には、エチレン性不飽和単量体等の架橋剤を
用いてもよく、架橋剤としては、例えば、アルキレンジ
オール、ジ(メタ)アクリレート、ポリエステルジ(メ
タ)アクリレート、ジビニルベンゼン、トリビニルベン
ゼン、シアヌル酸トリアリル、(メタ)アクリル酸アリ
ル等が挙げられる。具体的には、特許第2558126
号に示される様なエラストマーが挙げられ、三菱レイヨ
ン(株)から、メタブレンSー2001あるいはSRK
ー200として上市されている。
【0023】(d)衝撃改良剤の配合量は、(a)芳香
族ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、0.5
〜10重量部である。配合量が0.5重量部未満である
と衝撃強度が不十分であり、10重量部を越えると耐熱
性や難燃性が不十分である。衝撃改良剤の配合量は、芳
香族ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、好ま
しくは0.8〜8重量部であり、更に好ましくは1〜6
重量部である。
【0024】本発明における(e)酸化チタンとして
は、各種の酸化チタンを用いることができるが、好まし
くは、アルミナ水和物及び/又は珪酸水和物で表面処理
された結晶形態がルチル型の酸化チタンが挙げられる。
酸化チタンの粒子径は、好ましくは0.05〜0.5μ
mである。粒子径が0.05μm未満であると遮光性及
び光反射率に劣り、0.5μmを越えると、遮光性及び
光反射率に劣りさらに成形品表面に肌荒れを起こした
り、衝撃強度の低下を生じやすい。酸化チタンの粒子径
は、より好ましくは0.1〜0.5μmであり、最も好
ましくは0.15〜0.35μmである。
【0025】酸化チタンは、塩素法で製造された酸化チ
タンが好ましい。塩素法で製造された酸化チタンは、硫
酸法で製造された酸化チタンに比べて、白度等の点で優
れている。酸化チタンの結晶形態としては、ルチル型の
酸化チタンが好ましく、アナターゼ型の酸化チタンに比
べ、白度、光線反射率及び耐候性の点で優れている。
【0026】酸化チタンの表面処理に用いられる化合物
としては、アルミナ水和物及び/又は珪酸水和物が挙げ
られる。アルミナ水和物及び/又は珪酸水和物で表面処
理された酸化チタンは、高温溶融混練時にポリカーボネ
ート樹脂の分子量低下や変色を引き起こし難く好まし
い。
【0027】(d)酸化チタンの配合量は、(a)芳香
族ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、好まし
くは3〜30重量部である。配合量が5重量部未満であ
ると反射性が不十分になりやすく、30重量部を越える
と耐衝撃性が不十分になりやすい。酸化チタンの配合量
は、芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に対し
て、好ましくは5〜28重量部であり、更に好ましくは
8〜25重量部である。
【0028】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物には、さらに、任意成分として有機スルホン酸金属塩
を配合することができる。有機スルホン酸金属塩として
は、脂肪族スルホン酸金属塩、芳香族スルホン酸金属塩
などが挙げられる。有機スルホン酸金属塩の金属として
は、好ましくはアルカリ金属、アルカリ土類金属などが
挙げられ、アルカリ金属およびアルカリ土類金属として
は、ナトリウム、リチウム、カリウム、ルビジウム、セ
シウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、スト
ロンチウム及びバリウム等が挙げられる。有機スルホン
酸金属塩は、2種以上の混合物であってもよい。
【0029】有機スルホン酸金属塩としては、好ましく
は、パーフルオロアルカン−スルホン酸金属塩、芳香族
スルホンスルホン酸金属塩などが挙げられ、より好まし
くは、パーフルオロアルカン−スルホン酸金属塩が挙げ
られる。パーフルオロアルカン−スルホン酸金属塩とし
ては、パーフルオロアルカン−スルホン酸のアルカリ金
属塩、パーフルオロアルカン−スルホン酸のアルカリ土
類金属塩などが挙げられ、好ましくは、炭素数が1〜8
個のパーフルオロアルカン基を有するスルホン酸アルカ
リ金属塩、炭素数が1〜8個のパーフルオロアルカン基
を有するスルホン酸アルカリ土類金属塩などが挙げられ
る。
【0030】パーフルオロアルカン−スルホン酸の具体
例としては、パーフルオロメタン−スルホン酸、パーフ
ルオロエタン−スルホン酸、パーフルオロプロパン−ス
ルホン酸、パーフルオロブタン−スルホン酸、パーフル
オロヘキサン−スルホン酸、パーフルオロヘプタン−ス
ルホン酸、パーフルオロオクタン−スルホン酸などが挙
げられる。
【0031】芳香族スルホンスルホン酸金属塩として
は、好ましくは、芳香族スルホンスルホン酸アルカリ金
属塩、芳香族スルホンスルホン酸アルカリ土類金属塩な
どが挙げられ、芳香族スルホンスルホン酸アルカリ金属
塩、芳香族スルホンスルホン酸アルカリ土類金属塩は重
合体であってもよい。
【0032】芳香族スルホンスルホン酸金属塩の具体例
としては、ジフェニルスルホン−3−スルホン酸のナト
リウム塩、ジフェニルスルホン−3−スルホン酸のカリ
ウム塩、4・4’−ジブロモジフェニル−スルホン−3
−スルホンのナトリウム塩、4・4’−ジブロモジフェ
ニル−スルホン−3−スルホンのカリウム塩、4−クロ
ロ−4’−ニトロジフェニルスルホン−3ースルホン酸
のカルシウム塩、ジフェニルスルホン−3・3’−ジス
ルホン酸のジナトリウム塩、ジフェニルスルホン−3・
3’−ジスルホン酸のジカリウム塩などが挙げられる。
【0033】有機スルホン酸金属塩の配合量は、芳香族
ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、好ましく
は0〜0.1重量部である。有機スルホン酸金属塩の配
合量が0.1重量部を越えると耐湿性が低下しやすい。
有機スルホン酸金属塩の配合量は、芳香族ポリカーボネ
ート樹脂100重量部に対して、より好ましくは0.0
1〜0.1重量部であり、特に好ましいのは0.02〜
0.05重量部である。有機スルホン酸金属塩を配合す
ることで、好ましい難燃性の難燃性ポリカーボネート樹
脂組成物が得られやすい。
【0034】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物には、必要に応じて、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の
安定剤、顔料、染料、滑剤、その他難燃剤、離型剤、摺
動性改良剤等の添加剤、ガラス繊維、ガラスフレーク等
の強化材あるいはチタン酸カリウム、ホウ酸アルミニウ
ム等のウィスカー、芳香族ポリカーボネート樹脂以外の
熱可塑性樹脂を配合することができる。
【0035】芳香族ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑
性樹脂としては、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレートのようなポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、HIPS樹脂あるいはABS樹脂等のスチ
レン系樹脂、ポリオレフィン樹脂等の熱可塑性樹脂が挙
げられ、芳香族ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹
脂の配合量は、好ましくは、芳香族ポリカーボネート樹
脂と芳香族ポリカーボネート樹脂以外の熱可塑性樹脂と
の合計量の40重量%以下、より好ましくは30重量%
以下である。
【0036】本発明のポリカーボネート樹脂組成物にお
いて配合される各成分は、それぞれ非ハロゲンの化合物
であり、環境汚染、成形機や金型の腐食問題等の点より
好ましい。
【0037】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物の製造方法としては、特に制限はなく、例えば、
(a)芳香族ポリカーボネート樹脂、(b)シリコーン
樹脂、(c)ポリフルオロエチレン樹脂、(d)衝撃改
良剤及び必要により(e)酸化チタン等を一括溶融混練
する方法、(a)芳香族ポリカーボネート樹脂と(b)
シリコーン樹脂、(c)ポリフルオロエチレン樹脂、お
よび必要により(e)酸化チタンとをあらかじめ混練
後、(d)衝撃改良剤を配合し溶融混練する方法などが
挙げられる。
【0038】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物であって酸化チタンを含む樹脂組成物は、光反射率も
95%以上と高く、さらに1mm肉厚での全光線透過率
も、1.1以下と低く、難燃性に優れる光反射板用材料
として有用である。また、本発明の反射板用成形品は、
難燃性である上、光線反射率に優れており、難燃性の反
射板として、例えば、液晶バックライト使用の電気・電
子機器、広告灯などの照明用機器、メーターパネルなど
の自動車用機器などに有用である。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実施
例に限定されるものではない。
【0040】実施例および比較例においては次に記載の
原材料を用いた。 (1)ポリカーボネート樹脂:ポリ−4,4−イソプロ
ピリデンジフェニルカーボネート、ユーピロンS−30
00、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、
粘度平均分子量21,000。(以下、「PC−1」と
称することもある。) (2)ポリカーボネート樹脂:ポリ−4,4−イソプロ
ピリデンジフェニルカーボネート、ユーピロンH−30
00、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)製、
粘度平均分子量18,000。(以下、「PC−2」と
称することもある。)
【0041】(3)シリコーン樹脂:珪素原子と結合す
る置換基がプロピル基とフェニル基であるオルガノシロ
キサン重合体、SH6018(東レ・ダウコーニング・
シリコーン(株)製 )。 (4)衝撃性改良剤−1:(ポリオルガノシロキサン/
ポリアルキルアクリレートコア)/ポリアルキルアクリ
レートシェルの複合ゴム系グラフト重合体、メタブレン
SRK−200(三菱レイヨン(株)製)。 (5)衝撃性改良剤−2:ポリブタジエンコア/ポリア
ルキルアクリレートシェルの重合体、EXL2603
(呉羽化学(株)製)。
【0042】(6)ポリテトラフルオロエチレン:ポリ
フロンF−201L、ダイキン(株)製。(以下、「P
TFE」と称することもある。)。 (7)燐酸エステル:縮合燐酸エステル、、CR−73
3S(大八化学(株)製) (8)スルホン酸金属塩:パーフルオロブタンスルホン
酸カリウム塩、メガファックF114(大日本インキ化
学(株)製)。 (9)酸化チタン:表面処理酸化チタン、タイペークP
C−3(石原産業(株)製)粒子経0.21μm。
【0043】なお、試験片の物性評価は次に記載のよう
に行った。 (10)燃焼性:1.6mm及び0.8mm厚みのUL
規格の試験片により垂直燃焼試験を行い、評価した。 (11)アイゾット衝撃強度:3.2mmのアイゾット
衝撃試験片を成形し、その後0.25Rのノッチを切削
し評価を行った。 さらに、ノッチ切削後にプレッシャ
ークッカーにて120℃ 5時間耐湿試験を行い、その
前後の衝撃強度を測定した。(単位はJ/m)
【0044】(11)熱安定性:成形品厚み3mmの角
板にて、100℃ 500時間エージング処理を行い、
その処理前後の色相変化を△Eで表した。 (12)全光線透過率:成形品厚み1mmの角板にて、
全光線透過率を測定した。 (13)光線反射率:成形品厚み3mmの角板にて、7
00nmでの光線反射率を測定した。 (14)荷重撓み温度(DTUL):6.4mm抗折片
にて、1.82MPaでの荷重撓み温度を測定した。
【0045】〔実施例1〕芳香族ポリカーボネート樹脂
(PC−1)100重量部に対し、シリコーン樹脂0.
59重量部、衝撃性改良剤−1の2.3重量部、及びP
TFE0.35重量部を配合しタンブラーにて20分混
合後、30mm二軸押出機にてシリンダー温度270℃
でペレット化した。得られたペレットを用い、射出成形
機にてシリンダー温度290℃で、燃焼試験片を成形
し、燃焼性を評価した。さらに、シリンダー温度280
℃にて、各種試験片を成形し、評価を行った。評価結果
を表−1に示す。 〔比較例1〕実施例1において、衝撃改良剤−1を衝撃
改良剤−2に変更し、実施例1と同様の方法でペレット
化し、同様に評価を行った。結果を表−1に示す。
【0046】〔実施例2〕芳香族ポリカーボネート樹脂
(PC−1)100重量部に対し、シリコーン樹脂0.
59重量部、衝撃性改良剤−1の2.3重量部、PTF
E0.35重量部および酸化チタン14.1重量部を配
合しタンブラーにて20分混合後、30mm二軸押出機
にてシリンダー温度270℃でペレット化した。得られ
たペレットを用い、射出成形機にてシリンダー温度29
0℃で、燃焼試験片を成形し、燃焼性を評価した。さら
に、シリンダー温度280℃にて、各種試験片を成形
し、評価を行った。評価結果を表−2に示す。
【0047】〔実施例3〕実施例2において、衝撃性改
良剤−1の配合量を2.3重量部に変更した以外は実施
例2と同様にペレット化し、同様に評価を行った。結果
を表−2に示す。 〔実施例4〕実施例2において、芳香族ポリカーボネー
ト樹脂(PC−1)の代わりに芳香族ポリカーボネート
樹脂(PC−2)を用いる以外は実施例1と同様の方法
でペレット化し、同様に評価を行った。結果を表−2に
示す。 〔実施例5〕実施例2において、更にスルホン酸金属塩
を0.11重量部配合する以外は、実施例2と同様の方
法でペレット化し、同様に評価を行った。結果を表−2
に示す。難燃性は1.6mm厚みでV−0であり、且つ
0.8mm厚みでもV−0であった。
【0048】〔比較例2〕芳香族ポリカーボネート樹脂
(PC−1)100重量部に対して、燐酸エステル1
3.2重量部、酸化チタン15.9重量部、衝撃改良剤
−1の2.6重量部及びPTFE0.39重量部を配合
し、実施例2と同様にペレット化及び評価を行った。結
果を表−2に示す。 〔比較例3〕実施例5において、シリコーン樹脂を配合
しない以外は実施例5と同様にペレット化し、同様に評
価を行った。結果を表−2に示す。 〔比較例4〕実施例2において、衝撃改良剤1を衝撃改
良剤2に変更する以外は実施例2と同様の方法でペレッ
ト化し、同様に評価を行った。結果を表−1に示す。 〔比較例5〕実施例4において、衝撃改良剤1を除く以
外は実施例2と同様の方法でペレット化し、同様に評価
を行った。結果を表−1に示す。
【0049】実施例1と比較例1とを比較することある
いは実施例2と比較例4を比較することで、衝撃改良剤
−2に比べ、衝撃改良剤−1を用いることで熱エージン
グ前後の色相変化が小さい。実施例2と比較例2とを比
較することで、シリコーン樹脂の代わりに燐酸エステル
を用いた場合は、荷重撓み温度及びPCT後のアイゾッ
ト衝撃強度の低下が大きい。実施例2と比較例3とを比
較することで、シリコーン樹脂の代わりにスルホン酸金
属塩を用いる場合は、難燃性がV−2であり、PCT後
のアイゾット衝撃強度の低下が大きい。実施例5と比較
例3とを比較することで、難燃剤としてシリコーン樹脂
とスルホン酸金属塩とを併用した場合は、燃焼性も0.
8mmでVー0であり、PCT後のアイゾット衝撃強度
の低下もなく、諸物性にも優れている。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組
成物は、難燃性、耐熱性及び熱安定性に優れ、且つ衝撃
強度や耐加水分解性にも優れており、電気電子機器や精
密機械分野における大型成形品や薄肉成形品として有用
である。本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物は
非ハロゲンの材料であり、成形時の金型及びスクリュー
等の腐食問題を大幅に改良しており、成形上の制限が少
なく、各種用途において有用である。また、難燃性ポリ
カーボネート樹脂組成物が酸化チタンを含む場合、光反
射板用材料として極めて有用である。本発明の反射板用
成形品は、難燃性である上、衝撃強度と耐熱性に優れて
おり、且つ光線反射率にも優れており、各種反射板用途
に使用できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 27:18 C08L 27:18 51:08) 51:08) (72)発明者 中村 允 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱エンジニアリングプラスチックス株式会 社技術センター内 Fターム(参考) 4F071 AA27 AA33X AA50 AA67 AA67X AA77 AA81 AB18 AC13 AC15 AF29 AF47 BA01 BB05 4J002 BD153 BN214 BN224 CG011 CG031 CP032 CP052 CP062 CP092 CP142 DE136 FD010 FD130 GP00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)芳香族ポリカーボネート樹脂10
    0重量部に対し、(b)シリコーン樹脂0.1〜5重量
    部、(c)ポリテトラフルオロエチレン0.01〜0.
    5重量部、(d)衝撃改良剤0.5〜10重量部を配合
    してなる難燃性ポリカーボネート樹脂組成物において、
    (b)シリコーン樹脂が、珪素原子と結合する置換基が
    芳香族炭化水素基と炭素数2以上の脂肪族炭化水素基か
    らなるシリコーン樹脂であり、(d)衝撃改良剤が、ポ
    リオルガノシロキサン成分とポリアルキル(メタ)アク
    リレート成分が相互に絡み合った構造を核(コア)とし
    て有し、ポリアクリル(メタ)アクリレート成分を殻
    (シェル)として有する複合ゴム系グラフト共重合体で
    あることを特徴とする難燃性ポリカーボネート樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 (a)芳香族ポリカーボネート樹脂10
    0重量部に対し、更に(e)酸化チタン3〜30重量部
    を配合してなることを特徴とする請求項1に記載の難燃
    性ポリカーボネート樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (a)芳香族ポリカーボネート樹脂の粘
    度平均分子量が、16,000〜30,000であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の難燃性ポリカー
    ボネート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (b)シリコーン樹脂が、珪素に結合す
    る置換基における芳香族炭化水素の割合が40モル%以
    上の固体状のシリコーン樹脂であることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の難燃性ポリカーボネ
    ート樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれかに記載の難
    燃性ポリカーボネート樹脂組成物を成形してなる反射板
    用成形品。
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