JP2001339279A - フィルタ回路 - Google Patents

フィルタ回路

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JP2001339279A
JP2001339279A JP2000158364A JP2000158364A JP2001339279A JP 2001339279 A JP2001339279 A JP 2001339279A JP 2000158364 A JP2000158364 A JP 2000158364A JP 2000158364 A JP2000158364 A JP 2000158364A JP 2001339279 A JP2001339279 A JP 2001339279A
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Atsushi Takasaki
厚志 高崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 大幅な回路構成の削減を図ることができるフ
ィルタ回路を提供する。 【解決手段】 量子化された入力データと内蔵する係数
との積和演算を行い、その積和演算結果を順次出力する
FIR(Finite Impulse Respon
se:有限インパルス応答)フィルタからなるフィルタ
回路において、乗算器を複数の副乗算器101乃至10
4に分割して順次乗算する構成とし、それぞれの乗算演
算結果を個別に加算器109に送るように構成したこと
で、入力データの0内挿処理により生じる0データを含
んだ不要な演算処理を排除することが可能となり、大幅
な回路構成の削減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、離散化された情報
データ系列による演算を行うデジタルFIR (Fin
ite Impulse Response:有限イン
パルス応答)フィルタからなるフィルタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】FIR(Finite Impulse
Response)とは、有限インパルス応答のこと
であり、FIRフィルタとは、離散化された入力信号に
対して、その出力応答が有限時間長で表わされるデジタ
ルフィルタのことである。
【0003】このようなFIRフィルタには、下記1乃
至3の利点がある。
【0004】1.直線位相特性を正確に、しかも容易に
実現可能である。
【0005】2.帰還回路が無いので、常に安定したフ
ィルタ機能を実現できる。
【0006】3.フーリエ級数展開等により、容易に設
計が可能である。
【0007】特に、上記1及び2の利点を生かした信号
処理の方式として、0内挿処理がある。これは、入力に
対してn倍(nは2以上の整数)のオーバーサンプリン
グを行い、1つの入力データに対して得られるn個のサ
ンプリングデータのうち1つを除いて、残りを全て0に
置き換えることで、入力データのエネルギーの偏りを1
/nに緩和する処理である。
【0008】図5は、FIRフィルタの基本構成を示す
図である。
【0009】同図において、501a,501b,50
1c,501d,501e,501f,501gは乗算
器、502a,502b,502c,502d,502
eは遅延素子、503は加算器、504は信号出力端
子、505は信号入力端子、x(n),x(n-1),x
(n-2),x(n-3),x(2),x(2),x(1)は
入力信号系列、h0,h1,h2,h3,…hn-2,hn-1,
hnはフィルタ係数である。
【0010】入力信号系列x(n)は、入力端子505
より順次入力され、1番目の乗算器501aと1番目の
遅延素子502aに分配される。そして、1番目の乗算
器501aに送られた信号は、該乗算器501aにより
フィルタ係数h0と乗算されて加算器503へ送られ
る。一方、1番目の遅延素子502aに送られた信号
は、該遅延素子502aによりサンプリンク間隔Tだけ
遅延された後、再び分配され、2番目の乗算器501b
と2番目の遅延素子502bに送られる。このとき、1
番目の乗算器501aには次の信号が入力されている。
【0011】このように、順次遅延された信号とそれに
対応するフィルタ係数とを乗算演算し、n番目の信号と
n番目のフィルタ係数との乗算演算結果までを全て加算
器503で加算したものが、フィルタ出力として信号出
力端子504より出力される。入力されたデータが最後
の遅延素子502fに到達するまでにサンプリング周期
のn周期分の時間がかかるため、入力データに対応する
出力データも、その分遅延して出力されることになる。
【0012】次に、0内挿処理に関して図6及び図7を
用いて説明する。
【0013】図6は、4倍でオーバーサンプリングした
デジタルデータを入力した場合の、FIRフィルタにお
けるデータの流れを示す図である。同図において、60
1a,601b,601c,601d,601eは乗算
器、602は加算器、xn+1,xn,xn-1,x2,x
1,x0は入力信号系列、h0,h1,h2,…h4n-1,h4
nはフィルタ係数である。
【0014】デジタル値の入力データに対して4倍オー
バーサンプリングを行っているので、フィルタに入力さ
れるデータとしては、図6に示すように、入力信号系列
として同じ値が4回ずつ連続するデータとなる。
【0015】図7は、0内挿処理を施したもの、即ち、
連続した4つのデータのうちで、最初の1つを除いて残
りの3つを0に置き換えたものを入力データとした場合
の、FIRフィルタにおけるデータの流れを示す図であ
る。同図において、図6と同一部分には同一符号が付し
てある。
【0016】図7に示すように、有効データ数が1/4
になっているので、出力の演算結果の取り得る範囲も1
/4となる。フィルタ出力の演算精度はタップ数に依存
するので、このような形式でデータを入力することによ
り、積和演算結果の精度を損なうことなく、振幅変動を
小さくできる(この例では1/4)。この結果、図示は
していないが、フィルタ演算後のデジタルデータをD/
A変換した後、アナログ処理を行う場合のノイズ特性等
に対して、特性改善の効果がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したような4倍オ
ーバーサンプリングによる0内挿処理を入力データとす
る16タップのFIRフィルタを考える。このようなF
IRフィルタの演算処理過程を順に示したのが図8であ
る。同図において、801は乗算器、802は加算器、
x3,0,x2,x1,x0は入力信号系列、h0乃至h15は
フィルタ係数である。
【0018】ここでは、図8(a)乃至(d)のそれぞ
れの状態において、有効となる乗算演算を行っている乗
算器は、全タップ中の1/4のみであり、それ以外の乗
算器の演算結果は、全て内挿された0データとの積、即
ち、0になっている。しかし、有効となる演算結果の出
力される乗算器は順次変わっていくので、その後の加算
器においては、16タップ全ての乗算器の出力を加算演
算しなければならず、実効演算量の4倍の演算処理を行
わなければならないという問題点があった。
【0019】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、不要な演算処理を排除することが
でき、大幅な回路構成の削減を図ることができるフィル
タ回路を提供することにある。
【0020】また、本発明の第2の目的とするところ
は、記憶容量の大幅な削減を図ることができるフィルタ
回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1に記載のフィルタ回路は、量子化され
た入力データと内蔵する係数との積和演算を行い、その
積和演算結果を順次出力するFIR(Finite I
mpulse Response:有限インパルス応
答)フィルタからなるフィルタ回路であって、乗算器を
複数の副乗算器に分割して順次乗算する構成とし、それ
ぞれの乗算演算結果を個別に加算器に送るように構成し
たことを特徴とする。
【0022】また、上記第2の目的を達成するために請
求項2に記載のフィルタ回路は、量子化された入力デー
タと内蔵する係数との積和演算を行い、その積和演算結
果を順次出力するFIR(Finite Impuls
e Response:有限インパルス応答)フィルタ
からなるフィルタ回路であって、乗算器を複数の副乗算
器に分割して順次乗算し、それぞれの乗算演算結果を個
別に加算器に送る構成をメモリフィルタとして実現する
ことを特徴とする。
【0023】また、上記第1の目的を達成するために請
求項3に記載のフィルタ回路は、量子化された入力デー
タと内蔵する係数との積和演算を行い、その積和演算結
果を順次出力するFIR(Finite Impuls
e Response:有限インパルス応答)フィルタ
からなるフィルタ回路であって、前記FIRフィルタの
タップ数をオーバーサンプリング倍数nで除算した数に
等しいタップ数からなる副乗算器と、前記n個の副乗算
器から構成される乗算器群と、前記副乗算器のタップ数
と同数のビット数からなりデータレートに同期してシフ
トするシフトレジスタと、前記副乗算器のタップ数及び
前記シフトレジスタのビット数と等しい数の入力を持つ
加算器と、前記乗算器群を構成する前記副乗算器をオー
バーサンプリングレートに同期して巡回させ且つ前記シ
フトレジスタの各ビットのデータ出力を前記副乗算器に
順次入力し前記各副乗算器の出力を前記加算器に順次入
力しその加算演算結果をオーバーサンプリングレートに
同期して出力するように制御する制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0024】また、上記第1の目的を達成するために請
求項4に記載のフィルタ回路は、請求項3に記載のフィ
ルタ回路において、前記FIRフィルタは、所望の帯域
制限機能を実現するための左右対称の係数で構成される
積和演算の総タップ数が偶数個となるFIRフィルタで
あることを特徴とする。
【0025】また、上記第1の目的を達成するために請
求項5に記載のフィルタ回路は、請求項3または4に記
載のフィルタ回路において、前記FIRフィルタは、入
力データレートの周波数に対して整数倍の周波数でサン
プリングを行うオーバーサンプリング機能を有し、前記
オーバーサンプリング機能によりn倍(nは2以上の整
数)にオーバーサンプリングされたデータのうち1つを
除いた残りのデータを0若しくはそれに相当する値とす
る0内挿処理を施した後に前記積和演算を行う0内挿F
IRフィルタであることを特徴とする。
【0026】また、上記第2の目的を達成するために請
求項6に記載のフィルタ回路は、請求項3乃至5のいず
れかに記載のフィルタ回路において、前記乗算器群を構
成する前記副乗算器に用いられる各系数と入力データと
の乗算演算結果を予め記憶しておく乗算演算結果記憶部
と、入力データ系列に従い該当する乗算演算結果を選択
する乗算演算結果選択部とを有することを特徴とする。
【0027】また、上記第2の目的を達成するために請
求項7に記載のフィルタ回路は、請求項3乃至5のいず
れかに記載のフィルタ回路において、前記乗算器群を構
成する前記副乗算器に用いられる各系数と入力データと
の乗算演算結果及びその後の加算演算からなる積和演算
結果の全てを予め記憶しておく積和演算結果記憶部と、
入力データ系列に従い該当する積和演算結果を選択する
積和演算結果選択部とを有することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0029】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1に基づき説明する。
【0030】図1は、本実施の形態に係るフィルタ回路
の構成を示すブロック図である。同図に示すように本実
施の形態に係るフィルタ回路は、4倍オーバーサンプリ
ングによる0内挿FIRフィルタにより構成されてい
る。ここで、タップ数は16、入力データレートは2M
Hz、0内挿FIRフィルタの動作クロックは8MHz
とする。4倍オーバーサンプリングであるから、シフト
レジスタは4段、タップ数「4」のFIRフィルタ副乗
算器は4つの構成になる。
【0031】図1において、101乃至104はFIR
フィルタ副乗算器、105は4段のシフトレジスタ、1
06はクロック発生器、107は4分周回路、108は
乗算演算結果選択器、109はFIRフィルタ加算器、
h0乃至h15はフィルタ係数である。
【0032】FIRフィルタ副乗算器101乃至104
の各乗算器中のフィルタ係数は、通常の16タップのF
IRフィルタの係数を入力側から順に、h0h1,h2,
…h15とした場合、h0,h4,h8,h12がFIRフィ
ルタ副乗算器101に、h1,h5,h9,h13がFIR
フィルタ副乗算器102に、h2,h6,h10,h14がF
IRフィルタ副乗算器103に、h3,h7,h11,h15
がFIRフィルタ副乗算器104に、それぞれ割り振ら
れる。
【0033】本実施の形態における0内挿フィルタは、
2MHzのデータレートに対して4倍の周波数である8
MHzをメインクロックとして動作するが、入力データ
をシフトさせるシフトレジスタ105と、該シフトレジ
スタ105からデータを取り込み乗算演算を行うFIR
フィルタ副乗算器101乃至104は、入力データのレ
ートに合わせるため、クロック発生器106から発生さ
れる8MHzのクロックを4分周回路107により分周
して作り出した2MHzのクロックにより動作する。
【0034】2MHzの周波数で入力されるデータは、
まず、4段シフトレジスタ105に図1の左側から入力
される。4段シフトレジスタ105は、クロック発生器
106から発生される8MHzのクロックを、4分周回
路107により1/4に分周した2MHzのクロックに
よって、データレートに同期して1ビットずつ図1の右
へシフトしていく。図1では、4周期分のデータ、d0
乃至d3が入力された状態になっている。図1の一番右
までいったデータは、次のタイミングで、シフトしてき
た次のデータに上書きされることで破棄される。
【0035】4段シフトレジスタ105の各ビットのデ
ータは、4分周回路107からの2MHzのクロックに
同期して、FIRフィルタ副乗算器101乃至104の
対応するビット位置に分配される。各FIRフィルタ副
乗算器101乃至104において乗算演算された結果
は、乗算演算結果選択器108に送られ、各FIRフィ
ルタ副乗算器101乃至104ごとに、4つの乗算演算
結果を順にFIRフィルタ加算器109へ送る。このと
き、乗算演算結果選択器108がクロック発生器106
から発生される乗算演算動作のクロック周波数2MHz
に対して4倍速い8MHzのメインクロックで直接動作
することで、各FIRフィルタ副乗算器101乃至10
4が1回の乗算演算を行う間に4つのFIRフィルタ副
乗算器101乃至104の演算演算結果を順に4つ分送
ることが可能となる。
【0036】FIRフィルタ加算器109では、乗算演
算結果選択器108と同様に8MHzのメインクロック
で加算演算を行う。
【0037】本実施の形態に係るフィルタ回路によれ
ば、従来のFIRフィルタ回路に比べ、0内挿による無
駄な演算処理がなくなるので、タップ数16に対して1
/4の入力による加算演算のみで済ませることが可能と
なる。
【0038】即ち、FIRフィルタ回路の乗算器を複数
の副乗算器に分割して順次乗算演算する構成とし、それ
ぞれの乗算演算結果を個別に加算器に送る構成とするこ
とで、入力データの0内挿処理により生じる0データを
含んだ不要な演算処理を排除することが可能となり、大
幅な回路構成の削減を図ることができる。
【0039】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図2乃至図4に基づき説明する。
【0040】本実施の形態は、本発明の0内挿FIRフ
ィルタ回路をメモリフィルタ回路に適用したものであ
る。
【0041】例えば、入力データが±1の2値のみの場
合、FIRフィルタの積和演算のうち、積の部分はフィ
ルタ係数そのものの符号の正負判定で済ませることが可
能で、実際に乗算を行う必要はなくなる。また、上記の
ように入力データが取り得る値が少なく、タップ数も比
較的少ない場合は、記憶回路の容量の制限内であれば、
全ての演算結果の組み合わせパターンを記憶しておくこ
とも可能である。このように演算結果の一部または全部
を記憶回路に予め記憶しておき、入力データの条件を解
析して対応する演算結果の値を出力するフィルタが知ら
れている。ここでは、これをメモリフィルタと記述す
る。
【0042】図2は、本実施の形態に係るフィルタ回路
の構成を示すブロック図である。同図に示すように本実
施の形態に係るフィルタ回路は、4倍オーバーサンプリ
ングによる0内挿FIRフィルタにより構成されてい
る。ここで、タップ数は16、入力データレートは2M
Hz、0内挿FIRフィルタの動作クロックは8MHz
とする。
【0043】図2において、201は4段シフトレジス
タ、202はクロック発生器、203は4分周回路、2
04は演算結果選択器、205は演算結果記憶部であ
る。
【0044】入力データは4段シフトレジスタ201に
図2の左側から入力される。4段シフトレジスタ201
は、クロック発生器202から発生される8MHzのク
ロックを、4分周回路203により1/4に分周した2
MHzのクロックによって、データレートに同期して1
ビットずつ図1の右へシフトしていく。図2では、4周
期分のデータ、d0乃至d3が入力された状態になって
いる。図1の一番右までいったデータは、次のタイミン
グで、シフトしてきた次のデータに上書きされることで
破棄される。
【0045】4段シフトレジスタ201の各ビットのデ
ータは、4分周回路203からの2MHzのクロックに
同期して演算結果選択器204へ入力される。演算結果
選択器204では、入力されたデータ系列に対応する演
算結果が格納されているアドレス値への変換を行い、演
算結果記憶部205へアドレスデータを出力する。
【0046】演算結果記憶部205では、必要とされる
全ての演算結果が予め格納されており、演算結果選択器
204からのアドレス指示により、必要な演算結果を出
力する。演算結果選択器204では、得られた演算結果
データを出力ポートよりフィルタ演算結果として8MH
zのメインクロックに同期して出力する。
【0047】図3は、演算結果記憶部205の内部構成
を示す図である。入力データを解析して、対応する演算
結果を求める処理を簡略化して説明するため、入力デー
タは0,1の1ビット表現とする。
【0048】4段シフトレジスタ201からの入力デー
タ4ビットの状態より出力すべき演算結果を用意するの
で、前記4ビットのデータがそのままアドレス指定に置
き換えられる。よって、アドレス空間としては、2^4
=16の大きさがあれば良い。
【0049】1つのアドレス指定に対して、上記第1の
実施の形態のように、4つの副乗算器101乃至104
それぞれの演算結果が存在するので、演算結果記憶空間
としては4倍の容量が必要になるので、16×4=64
の空間が用意されている。格納する演算結果データの精
度は、必要に応じて考慮すれば良いので、ここでは明示
せず、上記第1の実施の形態において示したフィルタ係
数表現を用いた演算式のみを示す。
【0050】図4は、通常の16タップのFIRフィル
タをメモリフィルタ化した場合の演算結果記憶部205
の内部構成を示す図である。入力データの状態判定は、
タップ数と同じ16ビットが必要であるので、アドレス
空間としても2^4=65536の大きさが必要にな
る。アドレスと演算結果データとは1対1で対応するの
で、演算結果記憶空間の容量も65536になる。
【0051】以上のように、本実施の形態に係るフィル
タ回路によれば、FIRフィルタの乗算器を複数の乗算
器に分割して順次乗算し、それぞれ乗算結果を個別に加
算器に送る構成をメモリフィルタとして実現すること
で、入力データの0内挿処理により生じる0データを含
んだ不要な演算処理結果を記憶しておくことや、実際に
は使用しない無駄な記憶空間の必要がなくなり、通常の
構成のままメモリフィルタを実現する場合に比べて記憶
容量の大幅な削減が図れる。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明のフィルタ回
路によれば、大幅な回路構成の削減を図ることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフィルタ回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るフィルタ回路
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るフィルタ回路
における演算結果記憶部の内部構成を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るフィルタ回路
における演算結果記憶部の内部構成と比較した通常のメ
モリフィルタにおける演算結果記憶部の内部構成を示す
図である。
【図5】通常のFIRフィルタの基本構成を示す図であ
る。
【図6】通常のFIRフィルタにおいてオーバーサンプ
リング処理を行った際の入力データの流れを示す図であ
る。
【図7】通常のFIRフィルタにおいて0内挿処理を行
った際の入力データの流れを示す図である。
【図8】通常のFIRフィルタにおいて0内挿処理を行
った際の有効データの変化の様子を示す図である。
【符号の説明】
101 FIRフィルタ副乗算器 102 FIRフィルタ副乗算器 103 FIRフィルタ副乗算器 104 FIRフィルタ副乗算器 105 4段シフトレジスタ 106 クロック発生器 107 4分周回路 108 乗算演算結果選択器 109 FIRフィルタ加算器 201 4段シフトレジスタ 202 クロック発生器 203 4分周回路 204 演算結果選択器 205 演算結果記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化された入力データと内蔵する係数
    との積和演算を行い、その積和演算結果を順次出力する
    FIR(Finite Impulse Respon
    se:有限インパルス応答)フィルタからなるフィルタ
    回路であって、乗算器を複数の副乗算器に分割して順次
    乗算する構成とし、それぞれの乗算演算結果を個別に加
    算器に送るように構成したことを特徴とするフィルタ回
    路。
  2. 【請求項2】 量子化された入力データと内蔵する係数
    との積和演算を行い、その積和演算結果を順次出力する
    FIR(Finite Impulse Respon
    se:有限インパルス応答)フィルタからなるフィルタ
    回路であって、乗算器を複数の副乗算器に分割して順次
    乗算し、それぞれの乗算演算結果を個別に加算器に送る
    構成をメモリフィルタとして実現することを特徴とする
    フィルタ回路。
  3. 【請求項3】 量子化された入力データと内蔵する係数
    との積和演算を行い、その積和演算結果を順次出力する
    FIR(Finite Impulse Respon
    se:有限インパルス応答)フィルタからなるフィルタ
    回路であって、前記FIRフィルタのタップ数をオーバ
    ーサンプリング倍数nで除算した数に等しいタップ数か
    らなる副乗算器と、前記n個の副乗算器から構成される
    乗算器群と、前記副乗算器のタップ数と同数のビット数
    からなりデータレートに同期してシフトするシフトレジ
    スタと、前記副乗算器のタップ数及び前記シフトレジス
    タのビット数と等しい数の入力を持つ加算器と、前記乗
    算器群を構成する前記副乗算器をオーバーサンプリング
    レートに同期して巡回させ且つ前記シフトレジスタの各
    ビットのデータ出力を前記副乗算器に順次入力し前記各
    副乗算器の出力を前記加算器に順次入力しその加算演算
    結果をオーバーサンプリングレートに同期して出力する
    ように制御する制御手段とを具備したことを特徴とする
    フィルタ回路。
  4. 【請求項4】 前記FIRフィルタは、所望の帯域制限
    機能を実現するための左右対称の係数で構成される積和
    演算の総タップ数が偶数個となるFIRフィルタである
    ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタ回路。
  5. 【請求項5】 前記FIRフィルタは、入力データレー
    トの周波数に対して整数倍の周波数でサンプリングを行
    うオーバーサンプリング機能を有し、前記オーバーサン
    プリング機能によりn倍(nは2以上の整数)にオーバ
    ーサンプリングされたデータのうち1つを除いた残りの
    データを0若しくはそれに相当する値とする0内挿処理
    を施した後に前記積和演算を行う0内挿FIRフィルタ
    であることを特徴とする請求項3または4に記載のフィ
    ルタ回路。
  6. 【請求項6】 前記乗算器群を構成する前記副乗算器に
    用いられる各系数と入力データとの乗算演算結果を予め
    記憶しておく乗算演算結果記憶部と、入力データ系列に
    従い該当する乗算演算結果を選択する乗算演算結果選択
    部とを有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれ
    かに記載のフィルタ回路。
  7. 【請求項7】 前記乗算器群を構成する前記副乗算器に
    用いられる各系数と入力データとの乗算演算結果及びそ
    の後の加算演算からなる積和演算結果の全てを予め記憶
    しておく積和演算結果記憶部と、入力データ系列に従い
    該当する積和演算結果を選択する積和演算結果選択部と
    を有することを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに
    記載のフィルタ回路。
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