JP2001337506A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001337506A JP2000156424A JP2000156424A JP2001337506A JP 2001337506 A JP2001337506 A JP 2001337506A JP 2000156424 A JP2000156424 A JP 2000156424A JP 2000156424 A JP2000156424 A JP 2000156424A JP 2001337506 A JP2001337506 A JP 2001337506A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙が遅れた場合でも画像形成動作を継続で
きる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 本発明の画像形成装置は、回転可能な中
間転写ベルト12と、中間転写ベルト12に沿って配置
され、この中間転写ベルト12に異なる色の画像をそれ
ぞれ形成する作像ユニット20Y,20M,20C,2
0Kと、中間転写ベルト12上に形成された画像を用紙
に転写する転写ローラ34と、この転写ローラ34によ
り画像が転写される領域36に用紙を給紙するタイミン
グローラ対48と、タイミングローラ対38の近傍にお
いて用紙を検出するタイミングセンサ52と、ブラック
用作像ユニット20Kのみでモノクロ画像を形成する場
合にはタイミングセンサ52の検出結果に応じてブラッ
ク用作像ユニット20Kの画像形成動作を開始するよう
に制御する制御部70とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるタンデム
型のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平7−28294号公
報などにおいて、それぞれ異なる色のトナーを収容した
複数の作像ユニットを中間転写ベルトに沿って並べて配
置した、いわゆるタンデム型のカラー画像形成装置が知
られている。
【0003】この種の画像形成装置では、各作像ユニッ
トによりそれぞれ異なる色の画像が中間転写ベルト上に
重ねて形成され、この重なった画像が用紙に転写され
る。そして、用紙は定着ユニットを通過する際に画像が
用紙に加熱定着された後、排紙トレイ上に排出されるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像形
成装置では、各作像ユニットにより中間転写ベルト上に
形成された画像に対して、その画像が転写されるべき用
紙の供給がスリップ等の原因で遅れるために、前記画像
の転写に用紙が間に合わないことが起こり得る。このよ
うな場合、装置を強制停止させ、給紙途中の用紙をユー
ザが手で除去するとともに、中間転写ベルト上に既に形
成されている画像についてはクリーナで掻き取って除去
する方法が採られていた。
【0005】しかしながら、この方法では、装置の停止
により生産性が大きく低下するとともに、掻き取った画
像を構成していたトナーがすべて廃トナーになってトナ
ーの無駄が多くなり、給紙途中の用紙もまた再利用され
なければ無駄になる。
【0006】そこで、本発明は、中間転写ベルト上の画
像に対して用紙の給紙が遅れた場合でも、装置を停止さ
せることなく画像形成動作を継続できる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、回転可能な中間転写体と、
前記中間転写体に沿って配置され、この中間転写体上に
異なる色の画像をそれぞれ形成する第1の作像手段およ
び第2の作像手段と、前記中間転写体上に形成された画
像を用紙に転写する転写手段と、この転写手段により画
像が転写される領域に前記用紙を給紙する給紙手段と、
この給紙手段の近傍において前記用紙を検出する用紙検
出手段と、前記第2の作像手段のみでモノクロ画像を形
成する場合には前記用紙検出手段の検出結果に応じて前
記第2の作像手段の画像形成動作を開始するように制御
する制御手段と、を備えたものである。
【0008】本発明の画像形成装置では、前記転写手段
に対して前記第2の作像手段および前記給紙手段は、前
記給紙手段による前記転写領域に向けての用紙の給紙を
開始した後に前記第2の作像手段でのモノクロ画像形成
動作を開始しても、前記転写領域へのモノクロ画像およ
び用紙のそれぞれの到達時期が合うような位置関係にそ
れぞれ配置されていることが好ましい。
【0009】また、本発明の画像形成装置は、前記中間
転写体上での画像位置を検出する画像位置検出手段をさ
らに備えており、前記制御部が、前記第1および第2の
作像手段でカラー画像を形成する場合には前記画像位置
検出手段で検出した画像位置に応じて前記給紙手段を制
御してもよい。この場合、前記制御部は、前記中間転写
体上のカラー画像に対して用紙の給紙が遅れた場合に、
前記中間転写体を少なくとも約1周分だけ空回転させた
後に前記カラー画像と同期をとって用紙を前記転写領域
に給紙するように前記給紙手段を制御してもよい。
【0010】また、本発明の別の画像形成装置は、用紙
を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段に沿って
並んで配置され、搬送される用紙上に異なる色の画像を
それぞれ形成する第1の作像手段および第2の作像手段
と、前記用紙搬送手段に用紙を給紙する給紙手段と、前
記第1および第2の作像手段でカラー画像を形成する場
合には前記第1の作像手段での画像形成動作を開始した
後に前記給紙手段による用紙の給紙を開始するように制
御し、前記第2の作像手段のみでモノクロ画像を形成す
る場合には前記用紙搬送手段によって搬送される用紙の
位置に応じて前記第2の作像手段による画像形成動作を
開始するように制御する制御手段と、を備えたものであ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明の画像形成装置では、第2の作像
手段のみでモノクロ画像を形成する場合には用紙検出手
段の検出結果に応じて第2の作像手段の画像形成動作を
開始するように制御するため、スリップ等が原因で用紙
が給紙手段に到達するのが遅れた場合でも、給紙手段近
傍に配置された用紙検出手段で用紙を検出した後に第2
の作像手段によるモノクロ画像形成動作を開始すれば、
中間転写体により転写領域に搬送されるモノクロ画像に
同期して給紙手段により用紙を転写領域に給紙すること
ができる。これにより、給紙手段への用紙の供給が遅れ
た場合でも装置を強制停止させることなく画像形成動作
を継続することができるので、生産性の低下を防止でき
るとともに画像形成材料や用紙の無駄を省くことができ
る。
【0012】また、前記第1および第2の作像手段でカ
ラー画像を形成する場合には前記画像位置検出手段で検
出した画像位置に応じて前記給紙手段を制御するように
した本発明の画像形成装置では、スリップ等が原因で用
紙が給紙手段に到達するのが遅れたためにそのままでは
転写領域でのカラー画像の転写に用紙の給紙が間に合わ
ない場合に、例えばカラー画像が形成された中間転写体
を少なくとも約1周分だけ空回転させた後にカラー画像
と同期をとって用紙を転写領域に給紙するように給紙手
段を制御すれば、転写領域においてカラー画像の転写に
用紙の給紙が間に合わないという事態を回避できる。こ
れにより、給紙手段への用紙の供給が遅れた場合でも装
置を強制停止させることなく画像形成動作を継続するこ
とができるので、生産性の低下を防止できるとともに画
像形成材料や用紙の無駄を省くことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実
施形態であるタンデム型デジタルカラープリンタ(以
下、単に「プリンタ」という)10の全体構成図であ
る。
【0014】プリンタ10は、その内部のほぼ中央部に
中間転写ベルト(中間転写体)12を備えている。中間
転写ベルト12は、3つのローラ14,16,18の外
周部に支持されて矢印A方向に回転駆動されるようにな
っている。
【0015】中間転写ベルト12の下部水平部の下に
は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(K)の各色にそれぞれ対応する4つの作像ユ
ニット20Y,20M,20C,20Kが中間転写ベル
ト12に沿って並んで配置されている。作像ユニット2
0Y,20Mまたは20Cが第1の作像手段に相当し、
作像ユニット20Kが第2の作像手段に相当する。
【0016】各作像ユニット20Y,20M,20C,
20Kは、感光体ドラム22Y,22M,22C,22
Kをそれぞれ有している。各感光体ドラム22Y,22
M,22C,22Kの周囲には、その回転方向に沿って
順に、感光体ドラム22Y,22M,22C,22Kの
表面を均一帯電させる帯電器24Y,24M,24C,
24Kと、均一帯電した感光体ドラム表面に各色画像デ
ータに応じて露光することにより静電潜像を形成するプ
リントヘッド部26Y,26M,26C,26Kと、感
光体ドラム表面に形成された静電潜像を各色トナーで現
像してトナー画像とする現像器28Y,28M,28
C,28Kと、中間転写ベルト12を挟んで各感光体ド
ラム22Y,22M,22C,22Kと対向し、感光体
ドラム表面に形成されたトナー画像を静電的に引き付け
て中間転写ベルト12上に一次転写する一次転写ローラ
30Y,30M,30C,30Kと、一次転写後に感光
体ドラム表面に残留するトナーを回収してクリーニング
するクリーナ32Y,32M,32C,32Kとがそれ
ぞれ配置されている。プリントヘッド部26Y,26
M,26C,26Kは、感光体ドラムの軸方向と平行な
主走査方向に並べられた多数のLEDから構成されてい
る。
【0017】中間転写ベルト12のローラ18で支持さ
れた部分には、二次転写ローラ(転写手段)34が圧接
されている。二次転写ローラ34と中間転写ベルトとの
ニップ部が、転写領域36になっている。二次転写ロー
ラ34は、図示しない退避機構により中間転写ベルト1
2と非接触となる位置へ退避可能になっている。二次転
写ローラ34には、高圧の転写電圧が印加されている。
この転写電圧により中間転写ベルト12上に形成された
トナー画像は、後述するように転写領域36に搬送され
てきた用紙に静電的に引き付けられて二次転写されるよ
うになっている。
【0018】中間転写ベルト12のローラ16で支持さ
れた部分には、クリーナ38が圧接されている。このク
リーナ38は、二次転写後に中間転写ベルト12上に残
留するトナーを掻きとって廃トナーボックス40内に回
収するためのものである。クリーナ38もまた、二次転
写ローラ34と同様に、図示しない退避機構により中間
転写ベルト12と非接触となる位置へ退避可能になって
いる。
【0019】プリンタ10に下部には、給紙カセット4
2が着脱可能に配置されている。給紙カセット42内に
積載収容された用紙Sは、給紙ローラ44の回転によっ
て最上部のものから1枚ずつ搬送路46に送り出される
ことになる。
【0020】搬送路46は、給紙カセット42から、タ
イミングローラ対(給紙手段)48のニップ部、二次転
写領域36、および定着ユニット50を通って排紙トレ
イ11まで延びている。タイミングローラ対48は、給
紙カセット42から送られてきた用紙Sを、中間転写ベ
ルト12上の画像と同期をとって転写領域36に給紙す
るためのものである。
【0021】プリンタ10では、二次転写ローラ34に
対してブラック用作像ユニット20Kおよびタイミング
ローラ対48は、タイミングローラ対48による転写領
域36に向けての用紙Sの給紙を開始した後に作像ユニ
ット20Kでのモノクロ画像形成動作を開始しても、転
写領域36へのモノクロ画像および用紙Sのそれぞれの
到達時期が合うような位置関係にそれぞれ配置されてい
る。具体的には、図2に示すように、プリントヘッド部
26Kによる感光体ドラム22K上の露光位置23から
転写領域36までの感光体ドラム22Kの外周および中
間転写ベルト12に沿った距離eが、タイミングローラ
対48のニップ部から転写領域36までの搬送路46に
沿った距離bよりも短くなるような位置関係に作像ユニ
ット20Kおよびタイミングローラ対48が配置されて
いる。
【0022】なお、図示していないが、第1色目となる
作像ユニット20Yのプリントヘッド部26Yによる感
光体ドラム22Y上の露光位置から転写領域36までの
感光体ドラム22Yの外周および中間転写ベルト12に
沿った距離fは、前記距離bよりも長く設定されてい
る。もし仮に、前記距離fもまた前記距離bより短けれ
ば、タイミングローラ対48による給紙を開始した後に
作像ユニット20Yでの画像形成動作を開始すればよい
のであるが、このような距離の関係にするには前記距離
bをかなり大きく設定する、すなわち、タイミングロー
ラ対48を二次転写ローラ34からかなり離れた位置に
配置する必要があるが、このような配置ではプリンタが
大型化することになる。したがって、本実施形態のよう
に前記距離fと前記距離bの関係がf>bとなるように
二次転写ローラ34に対して作像ユニット20Yおよび
タイミングローラ対48を配置することで、プリンタの
小型化を図れるという効果がある。
【0023】図1を再び参照すると、タイミングローラ
対48に近傍には、タイミングセンサ(用紙検出手段)
52が配置されている。タイミングセンサ52は、給紙
カセット42から搬送路46へ送り出された用紙Sの先
端がタイミングローラ対48のニップ部に来たことを検
出するためのものである。給紙センサ52により用紙S
の先端が検出されると、タイミングローラ対48はその
回転を一旦停止し、その後、中間転写ベルト12上のト
ナー画像と同期をとって用紙Sを転写領域36に給紙す
るようになっている。
【0024】また、タイミングローラ対48の一方のロ
ーラ48aに対向して紙厚センサ54が配置されてい
る。紙厚センサ54は、タイミングローラ対48に用紙
先端がニップされたときの前記ローラ48aの移動量を
検知するもので、これにより用紙が普通紙であるか、厚
みのある厚紙またはOHPシートであるかを判別できる
ようになっている。
【0025】定着ユニット50は、一対のローラ56,
58に支持されて矢印B方向に回転駆動される定着ベル
ト60と、この定着ベルト60を介してローラ56に圧
接されて矢印方向に従動回転する定着ローラ62を備え
ており、トナー画像が二次転写された用紙が通過する定
着ベルト60と定着ローラ62とのニップ部が定着領域
64となっている。定着ベルト60は、図示しないヒー
タにより所定温度に加熱されている。
【0026】プリンタはまた、図3に示すような制御部
(制御手段)70を備えている。制御部70は、その内
部に露光・給紙タイマ72、給紙・露光タイマ74およ
び給紙スリップウォッチタイマ76を有している。露光
・給紙タイマ72は、作像ユニット20Yでの露光開始
から給紙ローラ44による給紙開始までの時間をカウン
トするタイマである。給紙・露光タイマ74は、タイミ
ングローラ対48をオンしてから作像ユニット20Kで
の露光開始までの時間をカウントするタイマである。給
紙スリップウォッチタイマ76は、給紙カセット42か
ら用紙Sがスリップすることなく送り出されたときの給
紙ローラ44の駆動開始からタイミングセンサ52で用
紙先端を検出するまでの時間にスリップ許容時間を加え
た時間をカウントするタイマである。
【0027】制御部70には、タイミングセンサ52、
紙厚センサ54などから信号が入力されるようになって
いる。また、制御部70からは、給紙ローラ駆動モー
タ、LEDドライブ回路、タイミングローラ対駆動用モ
ータ、二次転写ローラ退避機構、クリーナ退避機構など
に信号が出力されるようになっている。さらに、制御部
70は、LEDドライブ回路への信号出力すなわちプリ
ントヘッド部26Y−26Kの発光駆動からの経過時間
に基づき、一定のシステム速度で移動する中間転写ベル
ト12上でのトナー画像位置を逐次検出する機能も有し
ている。
【0028】次に、以上の構成からなるプリンタ10の
動作について説明する。外部装置(例えばパソコン)か
らプリンタ10の画像信号処理部(図示せず)に画像信
号が入力されると、画像信号処理部ではこの画像信号を
イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックに色変換したデ
ジタル画像信号を作成し、この信号をプリントヘッド用
LEDドライブ回路に伝達する。このドライブ回路は、
入力されたデジタル信号に基づいて、各作像ユニット2
0Y,20M,20C,20Kのプリントヘッド部26
Y,26M,26C,26Kを発光させて露光を行う。
この露光は、プリントヘッド部26Y,26M,26
C,26Kの順にそれぞれ時間差をもって行われる。こ
れにより、各感光体ドラム22Y,22M,22C,2
2Kの表面に各色用の静電潜像がそれぞれ形成される。
【0029】各感光体ドラム22Y,22M,22C,
22K上に形成された静電潜像は、各現像器28Y,2
8M,28C,28Kによりそれぞれ現像されて各色の
トナー画像となる。そして、各色のトナー画像は、各一
次転写ローラ30Y,30M,30C,30Kの作用に
より、矢印A方向に移動する中間転写ベルト12上に順
次重ね合わせて一次転写される。
【0030】このようにして中間転写ベルト12上に形
成された重ね合わせトナー画像は、中間転写ベルト12
の移動にしたがって転写領域36に達する。この転写領
域36において、重ね合わされた各色トナー画像は、二
次転写ローラ34の作用により、給紙カセット42から
搬送路46に送り出されてタイミングローラ対48によ
り給紙された用紙Sに一括して二次転写される。なお、
二次転写後に中間転写ベルト12上に残留するトナー
は、クリーナ38により回収される。
【0031】トナー画像が二次転写された用紙Sは、搬
送路46を通って定着ユニット50に送られ、そこで定
着領域64を通過することによりトナー画像が用紙Sに
加熱定着される。そして、用紙Sは排紙トレイ11に排
出される。
【0032】カラー画像形成動作はこのようにして行わ
れるが、モノクロ画像の場合には入力されたモノクロ画
像データに基づき作像ユニット20Kだけが動作して中
間転写ベルト12上にブラックトナー画像が形成され
る。その後は同様に、ブラックトナー画像は転写領域3
6で用紙Sに二次転写され、定着ユニット50で加熱定
着されて、用紙Sが排紙トレイ11に排出される。
【0033】次に、制御部70における処理を図4のフ
ローチャートにしたがって説明する。制御部70は、プ
リンタ10に入力された画像データに基づき、プリント
指示された画像がカラー画像であるかモノクロ画像であ
るかを判別する(ステップS1)。カラー画像である場
合には、各作像ユニット20Y−20Kでの露光を順次
開始し(ステップS2)、露光・給紙タイマ72をセッ
トする(ステップS3)。そして、露光・給紙タイマ7
2がアップするのを待って(ステップS4)、給紙ロー
ラ44による給紙を開始するとともに給紙スリップウォ
ッチタイマ76をセットする(ステップS5)。
【0034】次に、タイミングセンサ52がオンしたか
(すなわち用紙先端を検出したか)を判別し(ステップ
S6)、まだオンしていなければ給紙スリップウォッチ
タイマ76がアップしたかを判別する(ステップS
9)。給紙スリップウォッチタイマ76がアップしてい
なければ、タイミングセンサ52がオンしたかを再び判
別する(ステップS6)。このようにステップS6,9
の処理を繰り返すうちに給紙スリップウォッチタイマ7
6がアップする前にタイミングセンサ52がオンする
と、用紙Sが遅れることなく許容時間内でタイミングロ
ーラ対48に到達したと判断される。そして、図2に示
すように中間転写ベルト12上においてトナー画像Iの
先端から余白部分に相当する距離dだけ離れた用紙先端
対応位置13から転写領域36までの距離cがタイミン
グローラ対48のニップ部と転写領域36間の距離bに
等しくなるのを待って(ステップS7)、タイミングロ
ーラ対48の駆動を開始する(ステップS8)。中間転
写ベルト12の移動速度とタイミングローラ対48によ
る給紙速度は共に同一システム速度であるため用紙Sは
中間転写ベルト12上のトナー画像と同期して転写領域
36に給紙され、トナー画像が中間転写ベルト12から
用紙Sに二次転写される。
【0035】これに対し、ステップS6,9の処理でタ
イミングセンサ52がオンする前に給紙スリップウォッ
チタイマ76がアップした場合、中間転写ベルト12上
のトナー画像位置に対して、スリップ等が原因でタイミ
ングローラ対48への用紙Sの到達が許容時間以上に遅
れたと判断される。この場合には、二次転写ローラ34
およびクリーナ38を中間転写ベルト12から退避さ
せ、トナー画像の二次転写を行うことなく中間転写ベル
ト12を少なくとも約1周分だけ空回転させる(ステッ
プS10)。そして、タイミングローラ対48に遅れて
到達した用紙Sによりタイミングセンサ52がオンした
ら(ステップS11)、中間転写ベルト12上のトナー
画像と同期をとって(ステップS7)、タイミングロー
ラ対48の駆動を開始する(ステップS8)。このとき
には、二次転写ローラ34とクリーナ38は元の位置に
復帰している。これにより、中間転写ベルト12上のト
ナー画像は転写領域36において用紙Sの所定位置に二
次転写される。
【0036】一方、ステップS1でモノクロ画像である
と判断されたとき、給紙ローラ44を駆動して給紙を開
始する(ステップS12)。続いて、タイミングセンサ
52がオン(すなわち用紙先端がタイミングローラ対4
8のニップ部に到達)するのを待って(ステップS1
3)、タイミングローラ対48の駆動して用紙Sの転写
領域36へ向けての給紙を開始し(ステップS14)、
給紙・露光タイマ74をセットする(ステップS1
5)。そして、給紙・露光タイマ74がアップするのを
待って(ステップS16)、作像ユニット20Kでの露
光すなわち画像形成動作を開始する(ステップS1
7)。これにより、作像ユニット20Kによって中間転
写ベルト12上に形成されたブラック画像は、転写領域
36において用紙Sの所定位置に二次転写される。
【0037】以上に説明したように本実施形態のプリン
タ10では、モノクロ画像を形成する場合にはタイミン
グセンサ52で用紙Sを検出してから作像ユニット20
Kでの画像形成動作を開始するため、スリップ等の原因
で用紙Sがタイミングローラ対48に到達するのが遅れ
たとしても、転写領域36においてモノクロ画像の二次
転写に用紙Sが間に合わないという事態が発生すること
はない。これにより、タイミングローラ対48への用紙
Sの供給が遅れた場合でもプリンタを強制停止させるこ
となく画像形成動作を継続することができるので、生産
性の低下を防止できるとともにトナーや用紙の無駄を省
くことができる。この効果は、カラープリンタにおいて
も文章などのモノクロ画像プリントがカラー画像プリン
トよりも圧倒的に多いのが一般的であることを考えれば
非常に大きい。
【0038】また、カラー画像を形成する場合におい
て、スリップ等が原因で用紙Sがタイミングローラ対4
8に到達するのが遅れたためにそのままでは転写領域3
6でのカラー画像の転写に用紙Sの給紙が間に合わない
場合には、二次転写ローラ34およびクリーナ38を退
避させた状態で中間転写ベルト12を空回転させた後、
カラー画像を用紙Sの所定位置に転写するので、プリン
タを強制停止させることなく画像形成動作を継続するこ
とができる。したがって、プリンタの生産性の著しい低
下を防止できるとともにトナーや用紙の無駄を省くこと
ができる。
【0039】なお、本実施形態では中間転写体をベルト
としたが、例えばドラムなどの他の形状のものであって
もよい。
【0040】ところで、上記では中間転写方式のタンデ
ム型プリンタについて説明したが、次に直接転写方式の
タンデム型プリンタについて説明する。直接転写方式の
タンデム型プリンタは、上記中間転写ベルト12と同様
の形態からなる用紙搬送ベルトを備えている。また、タ
イミングローラ対48は、第1色目となるイエロー用作
像ユニット20Yの側方に設けられている。タイミング
ローラ対48により給紙された用紙Sは用紙搬送ベルト
に吸着した状態で各作像ユニット20Y−20Kの対向
位置を搬送され、その搬送の間に各作像ユニット20Y
−20Kにより形成された各色トナー画像が用紙Sに直
接転写される。
【0041】このような直接転写方式のプリンタにおい
て、イエロー用作像ユニット20Yの感光体ドラム22
Y上での露光位置と転写位置間の距離がタイミングロー
ラ対48からイエロー画像転写位置までの距離よりも大
きい場合、カラー画像を形成するときには、第1色目で
あるイエロー画像の形成動作すなわち作像ユニット20
Yのプリントヘッド部26Yによる露光を開始してから
所定時間経過後に、タイミングローラ対48による給紙
を開始するように制御部で制御する。
【0042】一方、モノクロ画像を形成するときには、
用紙搬送ベルトにより搬送される用紙Sが所定位置に来
たときに、ブラック用作像ユニット20Kによる画像形
成動作すなわちプリントヘッド部26Kによる露光を開
始するように制御部で制御する。このようにモノクロ画
像形成時には、用紙Sの位置を基準として作像ユニット
20Kでの画像形成動作を開始できるので、スリップ等
の原因でタイミングローラ対48への用紙Sの到達が遅
れたとしても、画像形成動作を停止することなく継続で
きる。
【0043】なお、上記ではプリンタを例にとって説明
したが、本発明は複写機、ファクシミリ、これらとプリ
ンタの複合機などの他の画像形成装置にも適用できる。
【0044】また、本発明は、上述したような電子写真
方式の画像形成装置に限らず、例えばインクジェット方
式のような他の方式の画像形成装置にも適用可能であ
る。インクジェット方式の中間転写型画像形成装置で
は、上記各作像ユニット20Y−20Kによる画像の一
次転写位置が各色インクジェットヘッドによる画像書き
込み位置に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プリンタの全体構成図。
【図2】 転写領域に対するブラック用作像ユニットお
よびタイミングローラ対の位置関係を示す図。
【図3】 制御部のブロック図。
【図4】 制御部での処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…プリンタ、12…中間転写ベルト(中間転写
体)、20Y,20M,20C…作像ユニット(第1の
作像手段)、20K…作像ユニット(第2の作像手
段)、34…二次転写ローラ(転写手段)、48…タイ
ミングローラ対(給紙手段)、52…タイミングセンサ
(用紙検出手段)、70…制御部(制御手段、画像位置
検出手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森上 祐介 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA21 DC02 DC04 ED06 ED17 ED24 EF09 FA28 ZA10 2H030 AD07 AD17 BB02 BB21 BB42 BB56 BB63

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能な中間転写体と、 前記中間転写体に沿って配置され、この中間転写体上に
    異なる色の画像をそれぞれ形成する第1の作像手段およ
    び第2の作像手段と、 前記中間転写体上に形成された画像を用紙に転写する転
    写手段と、 この転写手段により画像が転写される領域に前記用紙を
    給紙する給紙手段と、 この給紙手段の近傍において前記用紙を検出する用紙検
    出手段と、 前記第2の作像手段のみでモノクロ画像を形成する場合
    には前記用紙検出手段の検出結果に応じて前記第2の作
    像手段の画像形成動作を開始するように制御する制御手
    段と、を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写手段に対して前記第2の作像手
    段および前記給紙手段は、前記給紙手段による前記転写
    領域に向けての用紙の給紙を開始した後に前記第2の作
    像手段でのモノクロ画像形成動作を開始しても、前記転
    写領域へのモノクロ画像および用紙のそれぞれの到達時
    期が合うような位置関係にそれぞれ配置されていること
    を特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写体上での画像位置を検出す
    る画像位置検出手段をさらに備えており、前記制御部
    は、前記第1および第2の作像手段でカラー画像を形成
    する場合には前記画像位置検出手段で検出した画像位置
    に応じて前記給紙手段を制御することを特徴とする請求
    項1の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記中間転写体上のカラ
    ー画像に対して用紙の給紙が遅れた場合に、前記中間転
    写体を少なくとも約1周分だけ空回転させた後に前記カ
    ラー画像と同期をとって用紙を前記転写領域に給紙する
    ように前記給紙手段を制御することを特徴とする請求項
    3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 用紙を搬送する用紙搬送手段と、 前記用紙搬送手段に沿って並んで配置され、搬送される
    用紙上に異なる色の画像をそれぞれ形成する第1の作像
    手段および第2の作像手段と、 前記用紙搬送手段に用紙を給紙する給紙手段と、 前記第1および第2の作像手段でカラー画像を形成する
    場合には前記第1の作像手段での画像形成動作を開始し
    た後に前記給紙手段による用紙の給紙を開始するように
    制御し、前記第2の作像手段のみでモノクロ画像を形成
    する場合には前記用紙搬送手段によって搬送される用紙
    の位置に応じて前記第2の作像手段による画像形成動作
    を開始するように制御する制御手段と、を備えた画像形
    成装置。
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