JP2001336186A - 定流量手洗装置 - Google Patents

定流量手洗装置

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JP2001336186A
JP2001336186A JP2000163131A JP2000163131A JP2001336186A JP 2001336186 A JP2001336186 A JP 2001336186A JP 2000163131 A JP2000163131 A JP 2000163131A JP 2000163131 A JP2000163131 A JP 2000163131A JP 2001336186 A JP2001336186 A JP 2001336186A
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washing
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Masayuki Nagaishi
昌之 永石
Takeshi Takagi
健 高木
Yukihiro Fukuda
幸弘 福田
Satoshi Kitazaki
聡 北崎
Hiroyuki Usui
宏之 臼井
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定流量調節手段と開閉弁とを備え所定瞬間流
量の洗浄水吐水を行う定流量手洗装置であって、触覚及
び視覚に基づく手洗い時の充足感、洗浄力、手洗いの容
易性の点において、吐水の態様が最適化された定流量手
洗装置を提供する。 【解決手段】 瞬間流量を所定値に保持する定流量調節
手段と開閉弁とを備え所定瞬間流量の洗浄水吐水を行う
定流量手洗装置であって、吐水口の直径が8mm以上2
2mm以下に設定され、吐水速度が0.5m/s以上
3.0m/s以下に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定流量手洗装置流吐
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】定流量弁等の瞬間流量を所定値に保持す
る定流量調節手段と開閉弁とを備え所定瞬間流量の洗浄
水吐水を行う定流量手洗装置が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の定流量手洗装置
には、触覚及び視覚に基づく手洗い時の充足感、洗浄
力、手洗いの容易性の点において、吐水の態様が必ずし
も最適化されていないという問題があった。本発明は上
記問題に鑑みてなされたものであり、定流量調節手段と
開閉弁とを備え所定瞬間流量の洗浄水吐水を行う定流量
手洗装置であって、触覚及び視覚に基づく手洗い時の充
足感、洗浄力、手洗いの容易性の点において、吐水の態
様が最適化された定流量手洗装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するために、瞬間流量を所定値に保持する定
流量調節手段と開閉弁とを備え所定瞬間流量の洗浄水吐
水を行う定流量手洗装置であって、吐水口の直径が8m
m以上22mm以下に設定され、吐水速度が0.5m/
s以上3.0m/s以下に設定されていることを特徴と
する定流量手洗装置を提供する。吐水口の直径を8mm
以上22mm以下とし、吐水速度を0.5m/s以上
3.0m/s以下とすることにより、触覚及び視覚に基
づく手洗い時の充足感が得られ、且つ十分な洗浄力を有
する吐水を実現することができる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、吐水口
が水平方向に対して15度以上70度以下の角度範囲で
下向きに差し向けられている。吐水口を水平方向に対し
て15度以上70度以下の角度範囲で下向きに差し向け
ることにより、手洗いの容易性を実現することができ
る。
【0006】本発明の好ましい態様においては、瞬間吐
水流量が1.0L/min以上3.0L/min以下に
設定され、定流量手洗装置は、開閉弁と吐水口との間で
洗浄水に空気を混入する給気装置を備える。瞬間吐水流
量を1.0L/min以上3.0L/min以下に設定
することにより、節水を実現することができる。洗浄水
に空気を混入することにより、瞬間吐水流量を低減させ
た状態でも十分に洗浄力を有する吐水を実現することが
できる。
【0007】本発明の好ましい態様においては、給気装
置は洗浄水に空気を強制給気する強制給気装置である。
本発明の好ましい態様においては、給気装置は洗浄水に
空気を自然給気する自然給気装置である。給気装置は強
制給気装置でも良く、或いは自然給気装置でも良い。
【0008】本発明の好ましい態様においては、定流量
手洗装置は、人体を検知するセンサの出力によって開閉
弁が開閉制御される自動水栓を構成している。本発明の
好ましい態様においては、定流量手洗装置は、手動操作
で開閉弁が開き所定の総流量の洗浄水が吐出すると開閉
弁が自動閉止する自閉水栓を構成しいてる。本発明の好
ましい態様においては、定流量手洗装置は、手動により
開閉弁が開閉制御される手動水栓を構成している。定流
量手洗装置は、自動水栓を構成しても良く、自閉水栓を
構成しても良く、或いは手動水栓を構成しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る定流量
手洗装置を説明する。図1に示すように、定流量手洗装
置Aはスパウト1を備えている。スパウト1に配設した
人体検知センサ2が人体を検知すると、検知信号が通水
路3に配設した電動式開閉弁4ヘ送られて開閉弁4が開
く。止水栓5と、定流量弁6とを通過した、所定流量の
洗浄水が通水路3を流れる。センサ2からの検知信号は
空気ポンプ7ヘ送られ、空気ポンプ7から空気供給路8
を通って、通水路3に配設した空気混入部9へ加圧空気
が送られる。図2に示すように、空気混入部9におい
て、洗浄水は通水路3から複数の分岐通水路91ヘ流入
する。空気供給路8を通って供給された加圧空気が、空
気通路92を通って空気室93ヘ流入し、分岐通水路9
1を取り巻く多孔体94を通って、分岐通水路91を流
れる洗浄水に強制給気され、微細気泡となって洗浄水中
に分散混入する。洗浄水中に多数の微細気泡が分散混入
した洗浄水の気泡流は、分岐通水路91から下流側の通
水路3ヘ流入し、スパウト1の先端に配設された吐水口
10から吐出する。
【0010】定流量手洗装置Aにおいては、以下に説明
するように、触覚及び視覚に基づく手洗い時の充足感、
洗浄力、手洗いの容易性の点等において、吐水の態様が
最適化されている。
【0011】(1)触覚及び視覚に基づく手洗い時の充
足感の観点からの吐水態様の最適化吐水口10の径によ
って吐水の流線の径が決まる。吐水の流線の径は、吐水
を手で受けた時の触覚に基づく手洗い時の充足感と、吐
水を目で見た時の視覚に基づく手洗時の充足感とに影響
を与える。定流量手洗装置Aを用いて50人の人に手洗
いをしてもらい、吐水口10の径と手洗い時の充足感と
の関係についてアンケート調査を行った。
【0012】試験条件1 瞬間吐水流量: 1.5L/分 空気混入 : 空気は混入しない。 吐出口直径 : 7mm、8mm、9mm 手洗い方法 : 各吐水口直径につき手洗いを行う。 評価方法 : 触覚に基づく手洗い時の充足感と、視
覚に基づく手洗い時の充足感とにつき、0乃至3の点数
で吐水を評価する。 評価点の平均値を図3に示す。図3に示すように、吐出
口10の直径が8mm以上の時に、評価点の平均値が2
以上となり、手洗い時の充足感が得られる。
【0013】試験条件2 瞬間吐水流量: 1.0L/分 空気混入 : 50体積%(0.5L/分)混入する 吐出口直径 : 7mm、8mm、9mm 手洗い方法 : 各吐水口直径につき手洗いを行う。 評価方法 : 触覚に基づく手洗い時の充足感と、視
覚に基づく手洗い時の充足感とにつき、0乃至3の点数
で吐水を評価する。 評価点の平均値を図4に示す。図4に示すように、吐出
口10の直径が8mm以上の時に、評価点の平均値が2
以上となり、手洗い時の充足感が得られる。
【0014】手洗装置の洗浄水吐出流量が一般に5L/
分程度であることを勘案すると、1.5L/分の瞬間吐
出流量(空気を混入しない場合には洗浄水の吐水流量で
あり、空気を混入する場合には洗浄水と空気の混合流体
の吐水流量である)で充足感が得られれば、手洗い時に
は常に充足感が得られると考えられる。上記吐水試験結
果から、吐出口10の直径を8mm以上に設定すること
により、触覚及び視覚に基づく手洗い時の充足感の観点
において、吐水態様が最適化されることが分かった。
【0015】(2)洗浄力の観点からの吐水態様の最適
化 洗浄力試験 定流量手洗装置Aを用いて手洗い試験を行い、吐水口1
0における洗浄水の流速と、洗浄水の洗浄力との関係を
調べた。 試験条件 吐水口直径:8mm、11mm 瞬間吐水流量:1.0L/min、1.5L/min、
2.0L/min 2.5L/min、3.0L/min 試験の手順:尿素、アンモニア、ナトリウム、カリウ
ム等を用いて合成した人間の尿と同様の疑似尿を手に付
ける。 手をある程度乾燥させた後10秒間手洗いを行う。 手をある程度乾燥させた後、超純水を用いて手に残存
する疑似尿を回収する。 回収した疑似尿の各成分の量をイオンクロマトグラフ
を用いて測定し、疑似尿の原液と比較して洗浄率を算出
する。 吐水口10での洗浄水の流速を種々に変えて〜を
行う。吐水口10での洗浄水の所望の流速を得るため
に、必要に応じて洗浄水に空気を混入する。 吐水口直径を8mmとした時の試験結果を図5に、吐水
口直径を11mmとした時の試験結果を図6に示す。図
5、6に示すように、瞬間吐水流量の如何に関わらず、
吐水口10における洗浄水の流速が0.5m/s以上で
あれば、洗浄率が95%以上となることが分かる。市販
の自動水栓(吐水の瞬間流量が5L/minで吐水口の
直径が11mm)で同様の試験を行った結果、洗浄率は
95%であった。洗浄力試験により、吐水口10におけ
る洗浄水の流速を0.5m/s以上に設定することによ
り、従来の水栓と同等以上の洗浄力が得られることが分
かった。
【0016】水跳ね試験 定流量手洗装置Aを用いて水跳ね試験を行い、吐水口1
0における洗浄水の流速と、水跳ねとの関係を調べた。 試験条件 吐水口直径:8mm 瞬間吐水流量:3.0L/min 試験の手順:手の中指の先端がスパウト1の基部と同
一高さになるようにして、吐水に直角に手を差し出し
て、手の平に吐水を10秒間当てる。 腕の手首から5cmの距離の部位に巻いた幅5cmの
書道用の紙に、跳ね水をしみ込ませる。 回収した紙の試験前後の重さの変化から、紙にしみ込
んだ水の重量を算出し、当該重量が9.8mNを超える
場合には水跳ねをしたと判断し、前記重量が9.8mN
以下であれば、水跳ねはしなかったと判断する。 吐水口10から手の平までの距離を一定に保持したま
ま、吐水口10での洗浄水の流速を種々に変えて〜
を行う。吐水口10での洗浄水の所望の流速を得るため
に、必要に応じて洗浄水に空気を混入する。 試験結果を図7に示す。図7において、縦軸の数字1は
水跳ねが無かったことを示し、縦軸の数字0は水跳ねが
あったことを示す。図7に示すように、吐水口10にお
ける洗浄水の流速が3.0m/s以下であれば、水跳ね
が起こらないことが分かる。水跳ねが起こらないという
ことは、水跳ねにより汚水が腕等に付着し、結果的に洗
浄力が低下する事態が発生しないことを意味する。上記
の洗浄力試験と水跳ね試験とにより、吐水口10におけ
る洗浄水の流速を0.5m/s以上3.0m/s以下に
設定することにより、洗浄力の観点において吐水態様が
最適化されることが分かった。
【0017】(3)手洗いの容易性の観点からの吐水態
様の最適化 定流量手洗装置Aを用いて吐水試験を行い、吐水口10
の吐水方向と水平方向との成す角度と吐水の到達距離と
の関係を調べた。 試験条件 吐水口直径:8mm 瞬間吐水流量:3.0L/min 吐水口10での洗浄水の流速:3.0m/s 空気混入:上記流速を得るために空気混入を行う。 スパウト1の基部から吐水口10までの高さ:7.0c
m 試験の手順:図8に示すように、吐水口10からの吐
水の、スパウト1の基部の高さで計った到達距離Nを測
定する。 図8で二重矢印で示す吐水口10の吐水方向と水平方
向との成す角度θを種々に変えてを行う。 試験結果を図9に示す。図9に示すように、吐水方向と
水平方向との成す角度θが15度未満であると到達距離
Nは200mmを超え、吐水方向と水平方向との成す角
度θが70度を超えると到達距離Nは50mm未満とな
る。到達距離Nが50mm未満であると、手を洗う際に
洗面器に手が当たり手洗いの容易性が失われる。到達距
離Nが200mmを超えると、体の直近で手を洗うこと
になり、また吐水口から250mm程度の距離に在る洗
面器の縁から洗浄水が飛び出し、手洗いの容易性が失わ
れる。上記試験結果から、吐水口10を水平方向に対し
て15度以上70度以下の角度範囲で下向きに差し向け
ることにより、手洗いの容易性の観点において吐水態様
が最適化されることが分かった。
【0018】(4)節水の観点からの吐水態様の最適化 定流量手洗装置Aにおいては、節水の観点から、従来の
定流量手洗装置において5L/min程度であった瞬間
吐水流量を1.0L/min以上3.0L/min以下
に設定することとした。
【0019】(5)空気混入による最適吐水態様の実現 瞬間吐水流量を1.0L/min以上3.0L/min
以下に設定した節水条件下で、最大3.0m/sの吐水
流速を実現するために、必要に応じて洗浄水に空気を混
入し、洗浄水の気泡流を吐出させる。洗浄水中に微細気
泡を分散混入させると、気泡と洗浄水とが渾然一体とな
って挙動するので、瞬間吐出流量が増加する。空気混入
率、すなわち気泡流に含まれる空気の体積Vaと洗浄水
の体積Vwの比Va/Vwが100%であれば、空気を
混入しない場合に比べて吐出速度は2倍になり、200
%であれば、空気を混入しない場合に比べて吐出速度は
3倍になり、300%であれば、空気を混入しない場合
に比べて吐出速度は4倍になる。空気混入率の理論上の
最大値は、球形気泡を細密立方格子状に充填した場合に
達成される285%である。空気混入率が285%を超
えると、理論上気泡同志が互いに接触し合体して大径化
し、気泡流の安定性が損なわれる。実用上、空気混入率
を280%以下に設定することが望ましい。吐水口10
の直径が22mmを超えると、瞬間吐水流量が3.0L
/minの洗浄水に280%の空気混入率で空気を混入
させても、吐出流速は0.5m/s未満となる。従っ
て、吐水口10の直径を22mm以下に設定する。
【0020】上記諸検討結果に基づき、流量手洗装置A
においては、瞬間吐水流量を1.0L/min以上3.
0L/min以下に設定し、吐水口の直径を8mm以上
22mm以下に設定し、吐水速度を0.5m/s以上
3.0m/s以下に設定し、吐水口10を水平方向に対
して15度以上70度以下の角度範囲で下向きに差し向
けて、節水、触覚及び視覚に基づく手洗い時の充足感、
洗浄力、手洗いの容易性の観点において、吐水態様の最
適化を実現している。
【0021】本発明の第2実施例に係る定流量手洗装置
を説明する。図10に示すように、第2実施例に係る定
流量手洗装置Bにおいては、吐水口10の近傍に空気混
入部19が配設されている。吐水口10の近傍に空気混
入部19が配設されている点を除き、定流量手洗装置B
の構成は、定流量手洗装置Aの構成と同様である。定流
量手洗装置Bにおいては、空気ポンプ7から空気供給路
8を通って、空気混入部19へ加圧空気が送られる。図
11に示すように、空気混入部19において、洗浄水は
通水路3から複数の分岐通水路191ヘ流入する。空気
供給路8を通って供給された加圧空気が、空気通路19
2を通って空気室193ヘ流入し、分岐通路191を取
り巻く多孔体194を通って、分岐通路191を流れる
洗浄水に強制給気され、洗浄水中に微細気泡となって分
散混入する。洗浄水中に多数の微細気泡が分散混入した
洗浄水の気泡流は、整流網195を通って整流された
後、吐水口10から吐出する。空気混入部19と吐水口
10とを近接配置することにより、気泡の合体による大
径化が抑制され、吐出前に気泡流が洗浄水層と空気層と
に分離する事態の発生が抑制され、2層分離により吐水
流速が低下する事態の発生が抑制される。
【0022】本発明の第3実施例に係る定流量手洗装置
を説明する。図12に示すように、第3実施例に係る定
流量手洗装置Cにおいては、吐水口10の近傍にエジェ
クタ作用を利用した自然給気による空気混入部29が配
設されている。空気ポンプ7、空気供給路8、空気混入
部9から成る強制給気装置に変えて、吐水口10の近傍
に自然給気による空気混入部29が配設されている点を
除き、定流量手洗装置Cの構成は、定流量手洗装置Aの
構成と同様である。図13に示すように、空気混入部2
9において、通水路3から供給された洗浄水は、減圧板
291に円周に沿って穿設された多数の小孔292を通
って高速化し、高速の筒状流れとなって傾斜面293に
衝突する。高速の筒状流れは、エジェクタ作用により、
当該流れを取り巻いて配設された空気孔294と空気通
路295とを介して、外気を取り込む。高速の筒状流れ
が傾斜面293に衝突する際に、取り込まれた空気が多
数の微細気泡となって洗浄水中に分散混入する。洗浄水
中に多数の微細気泡が分散混入した洗浄水の気泡流は、
傾斜面293を通り、整流格子296を通って整流され
た後、吐水口10から吐出する。エジェクタ作用を利用
した自然給気なので、省エネを実現できる。
【0023】上記実施例においては、定流量手洗装置
A、B、Cは、人体を検知するセンサ2の出力によって
開閉弁4が開閉制御される自動水栓を構成していたが、
定流量手洗装置A、B、Cは、手動操作で開閉弁4が開
き、所定の総流量の洗浄水が吐出すると開閉弁4が自動
閉止する、例えばフラッシュバルブのような自閉水栓を
構成しても良く、或いは、手動により開閉弁4が開閉制
御される手動水栓を構成しても良い。
【0024】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限定されない。定流量弁6に代えて、減
圧弁等の圧力を一定に保持する手段を用いて瞬間流量を
所定値に保持しても良く、他の任意の手段を用いて瞬間
流量を所定値に保持しても良い。
【0025】
【発明の効果】上記説明から分かるように、本発明によ
り、定流量調節手段と開閉弁とを備え所定瞬間流量の洗
浄水吐水を行う定流量手洗装置であって、触覚及び視覚
に基づく手洗い時の充足感、洗浄力、手洗いの容易性の
点において、吐水の態様が最適化された定流量手洗装置
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る定流量手洗装置の縦
断面図である。。
【図2】本発明の第1実施例に係る定流量手洗装置の空
気混入部の拡大縦断面図である。
【図3】吐水口の径と手洗い時の充足感との関係につい
て行ってアンケート調査結果を示す図である。
【図4】吐水口の径と手洗い時の充足感との関係につい
て行ってアンケート調査結果を示す図である。
【図5】吐水口における洗浄水の流速と、洗浄水の洗浄
力との関係を示す図である。
【図6】吐水口における洗浄水の流速と、洗浄水の洗浄
力との関係を示す図である。
【図7】吐水口における洗浄水の流速と、水跳ねとの関
係を示す図である。
【図8】吐水口の吐水方向と水平方向との成す角度と吐
水の到達距離との関係を調べるために行った試験の試験
条件を示す図である。
【図9】吐水口の吐水方向と水平方向との成す角度と吐
水の到達距離との関係を示す図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る定流量手洗装置の
縦断面図である。。
【図11】本発明の第2実施例に係る定流量手洗装置の
空気混入部の拡大縦断面図である。
【図12】本発明の第3実施例に係る定流量手洗装置の
縦断面図である。。
【図13】本発明の第3実施例に係る定流量手洗装置の
空気混入部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
A、B、C 定流量手洗装置 1 スパウト 2 人体検知センサ 3 通水路 4 電動式開閉弁 5 止水栓 6 定流量弁 7 空気ポンプ 8 空気供給路 9、19、29 空気混入部 10 吐水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 幸弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 北崎 聡 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 臼井 宏之 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 BA03 BC07 BC11 BC16 BE01 BE15 CA04 CC13 CC14 CD08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 瞬間流量を所定値に保持する定流量調節
    手段と開閉弁とを備え所定瞬間流量の洗浄水吐水を行う
    定流量手洗装置であって、吐水口の直径が8mm以上2
    2mm以下に設定され、吐水速度が0.5m/s以上
    3.0m/s以下に設定されていることを特徴とする定
    流量手洗装置。
  2. 【請求項2】 吐水口が水平方向に対して15度以上7
    0度以下の角度範囲で下向きに差し向けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の定流量手洗装置。
  3. 【請求項3】 瞬間吐水流量が1.0L/min以上
    3.0L/min以下に設定され、開閉弁と吐水口との
    間で洗浄水に空気を混入する給気装置を備えることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の定流量手洗装置。
  4. 【請求項4】 給気装置は洗浄水に空気を強制給気する
    強制給気装置であることを特徴とする請求項3に記載の
    定流量手洗装置。
  5. 【請求項5】 給気装置は洗浄水の流れによって空気を
    洗浄水中に取り込む自然給気装置であることを特徴とす
    る請求項3に記載の定流量手洗装置。
  6. 【請求項6】 人体を検知するセンサの出力によって開
    閉弁が開閉制御される自動水栓を構成していることを特
    徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の定流量手
    洗装置。
  7. 【請求項7】 手動操作で開閉弁が開き所定の総流量の
    洗浄水が吐出すると開閉弁が自動閉止する自閉水栓を構
    成しいてることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1
    項に記載の定流量手洗装置。
  8. 【請求項8】 手動により開閉弁が開閉制御される手動
    水栓を構成していることを特徴とする請求項1乃至5の
    何れか1項に記載の定流量手洗装置。
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