JP2001336044A - 織機用筬 - Google Patents

織機用筬

Info

Publication number
JP2001336044A
JP2001336044A JP2000157828A JP2000157828A JP2001336044A JP 2001336044 A JP2001336044 A JP 2001336044A JP 2000157828 A JP2000157828 A JP 2000157828A JP 2000157828 A JP2000157828 A JP 2000157828A JP 2001336044 A JP2001336044 A JP 2001336044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reed
loom
weaving
weft
temple
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000157828A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sato
武 佐藤
Akihiko Nakada
明彦 中田
Shigeharu Sawada
茂晴 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
Priority to JP2000157828A priority Critical patent/JP2001336044A/ja
Publication of JP2001336044A publication Critical patent/JP2001336044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/27Drive or guide mechanisms for weft inserting
    • D03D47/277Guide mechanisms
    • D03D47/278Guide mechanisms for pneumatic looms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、確実な筬打ちを可能とし、製
織性を向上させることができる織機用筬を提供する。 【解決手段】 互いに平行な複数の筬羽10,18を有
し、この筬羽10,18に、互いに連通する凹状の緯糸
案内部16,17を形成する一対の突起12,14が設
けられている。織口2の近傍に取り付けられた糸耳ガイ
ドやテンプル等の補助装置5,7に対向する部分の各筬
羽18は、筬打ち時に突起12,14が補助装置5に当
接しない形状に切除されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エアジェットで
緯入れする空気噴射式織機に設けられている織機用筬に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気噴射式織機で布を織る際、図
6,図7に示すように、緯入れ後に織機用筬1で織口2
の緯糸を筬打ちしていた。織機用筬1は、互いに平行な
複数の筬羽1aから成り、筬羽1aの、経糸Yの走行方
向に対して平行な垂直断面形状は、筬羽1aの中心付近
に形成され織口2に近づく方へ突出する一対の略三角状
の突起3と、一対の突起3の間に形成された凹状の緯糸
案内部4を有していた。そして、図示しない緯糸は、エ
アジェットにより織機用筬1の緯糸案内部4内側を通過
して緯入れされていた。
【0003】ここで、織機のタックイン動作を確実に行
うために、織口2における織布の垂直方向の振動を規制
する補助装置として、織物の両端部の織口2近傍に、耳
糸ガイド5が設けられていた。耳糸ガイド5は、経糸Y
の走行方向に対してほぼ直角に位置する板体であり、板
体の中心付近から織物側に開口する水平なガイド溝6が
形成されていた。そして耳糸ガイド5のガイド溝6に、
織口2近傍の織物の側縁部が差し込まれていた。耳糸ガ
イド5は、織機用筬1が織口2へ筬打ちしたときに、織
機用筬1と接触しない位置である、図6に示す織口2と
の距離D1を空けて設けられていた。
【0004】また、織口2近傍に設けられる他の補助装
置として、図8,図9に示すようなテンプル7があっ
た。テンプル7は、織物が緯入れ方向に縮むことを防ぐ
ため、織物の両端部を保持するものである。テンプル7
は円柱形であり、織物の下面に位置するとともに、経糸
Yの走行方向に対してほぼ直角に位置していた。そし
て、テンプル7に対向して設けられ織物の上面に位置す
るテンプルカバー8が、織物をテンプル7に押しつける
ように設けられていた。このテンプルカバー8も、織機
用筬1が織口2へ筬打ちしたとき織機用筬1に接触しな
い位置、つまり織口2との距離D2を空けて設けられて
いた。
【0005】また、織口2近傍に設けられる補助装置と
して、特開平8−60494号公報に開示されている空
気噴射式織機の押さえ具があった。この押さえ具は、織
物の両端部のタックイン耳が形成される部位に設けら
れ、織口部分の織布の垂直方向の移動を規制するもので
あった。この押さえ具は、緯入れ方向に薄肉形状に形成
され、この押さえ具に対向する部分の、織機用筬の緯通
し用の緯糸案内部は、垂直方向に広げられた広がり部が
形成されていた。そして、筬打ちのとき、押さえ具の先
端は織機用筬の広がり部に嵌合され、押さえ具と織機用
筬が干渉せず、かつ織口近傍を押さえ具で押さえること
ができるものであった。
【0006】さらに、織口2近傍に設けられる補助装置
が筬打ちのときに織機用筬との干渉を避けるものとし
て、実公平7−11188号公報に開示されているパイ
ル織機用のタックイン装置の耳糸ガイドがあった。この
耳糸ガイドは駆動装置に連結され、筬打ち時に耳糸ガイ
ドと織機用筬が干渉しないように、筬打ちに同期して耳
糸ガイドを筬打ち位置よりも巻き取り側の後退位置へ移
動させるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前述
の2者は、耳糸ガイド5と織口2の間の距離D1、また
はテンプルカバー8と織口2の間の距離D2が比較的長
く必要であり、織口2の上下移動を確実に規制すること
ができず、織物の品質向上の妨げとなっていた。
【0008】また、特開平8−60494号公報に開示
されている空気噴射式織機の押さえ具は、織口近傍を保
持することができるが、押さえ具が薄肉形状となってい
るので強度が高くなく破損する危険性が高かった。
【0009】一方、実公平7−11188号公報に開示
されているタックイン装置の耳糸ガイドは、耳糸ガイド
を退避動作させる駆動装置が必要であり、装置が複雑と
なり、コストが高くなる。また、調整ミス等による筬打
ちのタイミングのずれが原因で、耳糸ガイドと織機用筬
とが干渉する危険性があった。
【0010】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、簡単な構造で、確実な筬打ちを可能と
し、製織性を向上させることができる織機用筬を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、互いに平行
な複数の筬羽を有し、この筬羽に互いに連通する凹状の
緯糸案内部を形成する一対の突起が設けられている空気
噴射式織機の織機用筬であり、織口近傍に取り付けられ
た補助装置に対向する部分の各筬羽は、筬打ち時に上記
突起が上記補助装置に当接しない形状に切除されている
織機用筬である。ここでは、上記補助装置は、耳糸ガイ
ド、テンプル等、織前に設置され織口を規制するために
織機の幅方向に部分的に設けられている部材すべてを対
象とする。
【0012】また、上記織機用筬は、上記筬羽が緯糸案
内部を必要最小の大きさに残して上記補助装置に接触し
ない形状に切除されている。
【0013】この発明の織機用筬は、筬打ちのときに補
助装置と干渉する部分の筬羽の突起を切除することで、
筬打ちのときに織機用筬と補助装置が接触しないように
したものである。このため、各補助装置を織口にできる
限り近づいた状態で設けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面に基づいて説明する。図1,図2は、この発明の
第一実施形態を示すもので、織機用筬1は複数の薄い筬
羽10で形成されている。筬羽10は、筬羽10面がほ
ぼ垂直方向に位置し、その長手方向がほぼ垂直方向を向
いて設けられ、そして互いに等間隔で、また筬羽10の
表裏の側面10aは経糸Yに対して平行に設けられてい
る。筬羽10の側面10aの形状は、略水平方向に突出
する略三角状の突起12,14が上下に並べられて形成
され、突起12,14の間のU字状凹部は、緯糸がエア
ジェットにより通過する緯糸案内部16となる。
【0015】そして織機用筬1の、後述する耳糸ガイド
5に対向する部分の筬羽18には、筬羽10の緯糸案内
部16に連通する浅い緯糸案内部17が形成されてい
る。そして、筬羽18には、筬羽10の突起12に連な
る部分に、突起12の頂部が突起12の突出方向に対し
て直角方法の切断線で切り取られた形状の小突部20が
形成され、また筬羽10の他方の突起14に連接する部
分には、突起14の頂部に対応する部分が小突起20と
同じ高さに切り取られた形状の、小突部22が形成され
ている。
【0016】また、織機用筬1の両側端部付近には、織
物の両端部のタックイン耳が形成される部位に、織口2
の上下移動を規制する耳糸ガイド5が設けられている。
耳糸ガイド5は、経糸Yの走行方向に対してほぼ直角に
位置する板体であり、板体の中心付近から織物側に開口
する水平なガイド溝6が形成されている。この耳糸ガイ
ド5のガイド溝6に、織口2近傍の織物の側縁部が差し
込まれている。そして、耳糸ガイド5は、図2に示すよ
うに、織口2から距離D3の位置に設けられている。距
離D3は、筬羽10の突起12,14が糸耳ガイド5と
干渉する位置であるが、糸耳ガイド5と対向する筬羽1
8は、突起12,14より低い小突部20,22が形成
され、耳糸ガイド5とは干渉せず織口2にできる限り近
い位置である。
【0017】次に、この実施形態の織機用筬1の動作作
用について説明する。まず、緯入れ動作において、織口
2での緯入れが完了すると、図2に示すように織機用筬
1が織口2向かって筬打ちする。このとき、耳糸ガイド
5は織口2から距離D3の位置にあっても、筬羽18の
小突部20,22は、耳糸ガイド5に当接することがな
い。
【0018】この実施形態の織機用筬1によれば、耳糸
ガイド5を織口2からできる限り近い位置に設けること
ができ、これにより織口2の上下移動を確実に規制する
ことができ、タックイン動作やその他製織性を向上させ
ることができる。そして、耳糸ガイド5を移動させる駆
動装置等を設ける必要がなく、装置が簡単である。ま
た、筬羽18には筬羽10に連通する緯糸案内部17が
形成されているため、緯糸の走行性も良好である。
【0019】なお、この実施形態の織機用筬1は、図3
に示すように、筬羽18は小突部20,22や緯糸案内
部17が形成されていない平羽にしても良い。この場合
は、耳糸ガイド5を、織口2からより近い距離D4の位
置に設けることができる。D4は、D3よりも短いた
め、より正確に織口2の上下移動を規制することができ
る。
【0020】次に、この発明の第二実施形態について図
4に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同
様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この筬
羽18には、緯糸案内部17が形成され、緯糸案内部1
7の上方には小突部20が形成され、緯糸案内部17の
下方には突起14が形成されている。
【0021】そして、織機用筬1の両端部付近には、織
物の両端部を保持し織物の緯糸方向の縮みを規制するテ
ンプル7が設けられている。テンプル7は円柱形であ
り、織物の下面に位置し経糸Yの走行方向に対してほぼ
直角に位置いている。そして、テンプル7に対向して、
織物の上面に位置するテンプルカバー8が設けられてい
る。テンプルカバー8は、筬羽18の小突部20に対向
する部分に設けられ、テンプル7よりも筬羽18に近い
位置に設けられている。
【0022】次に、この実施形態の織機用筬1の動作作
用について説明する。まず、製織中、織口2に緯入れが
完了すると、図4に示すように織機用筬1を織口2に当
てて筬打ちする。このとき、テンプルカバー8は織口2
近傍に位置し、筬羽10の突起12と干渉する位置にあ
るが、筬羽18は突起の一部が切除された小突部20が
形成され、テンプルカバー8に接触することがない。
【0023】この実施形態の織機用筬1によれば、テン
プル7とテンプルカバー8を織口2にできる限り近い位
置に設けることができ、これにより確実に織口2近傍の
織物の縮みを防止することができ、製織性を向上させる
ことができる。また、筬羽18には筬羽10に連通する
緯糸案内部17が形成されているため、緯糸の走行性が
良好である。
【0024】なお、この実施形態の織機用筬1は、図5
に示すように筬羽18は緯糸案内部17の上方には突起
12が形成され、緯糸案内部17の下方には小突部22
が形成されていても良い。この場合は、テンプル7は織
物の上面に位置しテンプル7に対向して設けられ織物の
下面に位置するテンプル台9が設けられている。テンプ
ル台9は、筬羽18の小突部22に対向する部分に設け
られ、テンプル7よりも筬羽18に近い位置に設けられ
ている。そして、図5に示す筬打ちのときも、テンプル
台9は織口2近傍に位置しているが、筬羽18の小突部
22はテンプル台9に接触することはない。
【0025】なお、この発明の織機用筬は、上記各実施
形態に限定されるものではなく、補助装置の位置や形状
に合わせて各筬羽を任意の形状に切除することができ
る。また、筬の複数箇所に補助装置が対向して設けられ
ている場合も、小突部が設けられた筬羽を、補助装置に
対向する複数箇所に設けることで、補助装置を織口に近
い位置に設けることができ、製織性を向上させることが
できる。
【0026】
【発明の効果】この発明の織機用筬は、耳糸ガイドやテ
ンプル等の補助装置を、織口に近い位置に設けることが
でき、より品質の良い製織を可能とする。また、筬羽の
切除部に緯糸案内部を残すようにした場合は、緯入れ動
作も確実なものにすることが出きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の織機用筬を示す斜視
図である。
【図2】この実施形態の織機用筬の縦断面図である。
【図3】この実施形態の変形例の織機用筬の縦断面図で
ある。
【図4】この発明の第二実施形態の織機用筬を示す縦断
面図である。
【図5】この実施形態の変形例の織機用筬の縦断面図で
ある。
【図6】従来の技術の織機用筬の縦断面図である。
【図7】図6の斜視図である。
【図8】従来の技術の織機用筬の縦断面図である。
【図9】図8の斜視図である。
【符号の説明】
1 織機用筬 2 織口 5 耳糸ガイド 6 ガイド溝 7 テンプル 8 テンプルカバー 9 テンプル台 10,18 筬羽 12,14 突起 16,17 緯糸案内部 20,22 小突部
フロントページの続き (72)発明者 澤田 茂晴 石川県金沢市野町5丁目18番18号 津田駒 工業株式会社内 Fターム(参考) 4L050 AA15 CB06 CB95 CC18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な複数の筬羽を有し、この
    筬羽に互いに連通する凹状の緯糸案内部を形成する一対
    の突起が設けられている織機用筬において、織口近傍に
    取り付けられた補助装置に対向する部分の各筬羽が、筬
    打ち時に上記突起が上記補助装置に当接しない形状に切
    除されていることを特徴とする織機用筬。
  2. 【請求項2】 上記織機用筬は、上記筬羽が緯糸案内
    部を一部残して、上記補助装置に接触しない形状に切除
    されていることを特徴とする請求項1記載の織機用筬。
JP2000157828A 2000-05-29 2000-05-29 織機用筬 Pending JP2001336044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157828A JP2001336044A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 織機用筬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157828A JP2001336044A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 織機用筬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001336044A true JP2001336044A (ja) 2001-12-07

Family

ID=18662391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000157828A Pending JP2001336044A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 織機用筬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001336044A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4919171A (en) Air jet weaving loom with an expander having an extension
JP2008063715A (ja) 緯糸を保持するための方法及びストレッチング装置
JP2001336044A (ja) 織機用筬
EP0534523A1 (en) Method for weaving and device for driving weaving frames applied for this purpose
US4478259A (en) Reed for jet weaving machines
US5570726A (en) Air weaving loom with weft hold-down members and enlarged inlet and outlet weft insertion channel
EP0483067A1 (en) Tuck-in device in a shuttleless loom
US7124782B2 (en) Weaving machine including a selvedge tucking apparatus for weft threads
GB2058853A (en) Weft inserting device for shuttleless loom
JPH07279002A (ja) エアジェットルームの緯入れ装置
US4022253A (en) Rapiers with means for limiting rapier head divergence during weft-yarn transfer
JP2000355855A (ja) ひ口開口度の制限方法及び制限装置
JPH02182947A (ja) 織布支持部材を有する織機
JPH05195370A (ja) 向かい合わせ織りのためのランセット
JP3313524B2 (ja) 織機の筬打ち装置
JP2002249950A (ja) 織機の耳組装置
KR940002445Y1 (ko) 직기에 있어서 직포의 위일스트리이크 방지구조
JP2759511B2 (ja) 複数幅取り織機のセンタ・タックイン部におけるウェフト過張力緩和装置
JP4367851B2 (ja) 経糸規制部材を備えた織機
JPH0650552Y2 (ja) 無杼織機の耳緩み防止装置
JP2000239947A (ja) 引き箔織機用レピアヘッド
JPH0343260Y2 (ja)
JP2001303396A (ja) フィラメント織物の製織方法および製織用エアジェットルーム
JPH0315578Y2 (ja)
JPS6316496B2 (ja)