JP2001335174A - 分離給紙装置 - Google Patents

分離給紙装置

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JP2001335174A
JP2001335174A JP2000151165A JP2000151165A JP2001335174A JP 2001335174 A JP2001335174 A JP 2001335174A JP 2000151165 A JP2000151165 A JP 2000151165A JP 2000151165 A JP2000151165 A JP 2000151165A JP 2001335174 A JP2001335174 A JP 2001335174A
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Japan
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roller
sheet feeding
separation
paper
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JP2000151165A
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Satoru Okano
覚 岡野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】給紙ローラにより最上部用紙を送り出す際、重
送や、不送りの発生を防止できる給紙分離装置を提供す
ること。 【解決手段】回転方向が給紙ローラ1の回転方向とは逆
であって、かつ最上部のシート状媒体への当接終了時期
が給紙ローラの当接終了時期よりも早い付加ローラ14
を分離爪3と給紙ローラ1との間に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、積載されたシー
ト状媒体から1枚のシート状媒体を分離して送り出す分
離給紙装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法、静電写真法等を用いた画像
形成装置の給紙方式には、給紙カセット内に収容された
シート状媒体(以下、用紙という。)の最上部用紙に当
接し給紙する給紙ローラと、給紙カセットの前縁の角部
に配設した用紙分離のための分離爪とを用いる所謂、コ
ーナー爪分離方式がある。以下、従来の給紙方式である
コーナー爪分離方式の基本構成を、図14から図16に
基づき説明する。
【0003】図14において、給紙カセット5内にて、
転写に用いるシート状の用紙2は、底板60を介し伸張
性のコイルばね8によりその先端部が給紙カセット5の
前縁の角部に配設する分離爪3に突き当てられて収容さ
れている。
【0004】この用紙2を給紙カセット5から1枚分離
して給紙する場合、先ず、給紙ローラばね8の対向部に
対向して位置する給紙ローラ1を給紙カセット5内の用
紙2の最上部に配される最上部用紙2aに当接させる。
【0005】この状態で給紙ローラ1を時計まわりの向
き6に回転させると、最上部用紙2aの先端部は分離爪
3に当接し、最上部用紙2aは、分離爪3による当接力
と紙の腰の強さ及び、給紙ローラ1による当接力のため
に、給紙ローラ1と分離爪3との間で形状が撓み、同時
に曲げ力も発生して、上方に浮き上がり、結果的にその
他の用紙2からばらされる。
【0006】この後、給紙ローラ1をさらに時計まわり
の向き6に回転させると、最上部用紙2aは給紙ローラ
1と分離爪3との間で、図15に示す上に凸の形状9a
となって大きく撓み、同時に曲げ力もさらに大きくな
る。
【0007】この曲げ力が、給紙ローラ1による当接力
以下で、かつ最上部用紙2aの先端部で発生する分離爪
3による当接力を超えた場合、給紙ローラ1が最上部用
紙2aに当接していることによる、給紙ローラ1から搬
送ローラ4a、4bへ向かう方向、すなわち搬送方向へ
の搬送力及び、用紙2から受ける上向き方向への反発力
へと変わり、最上部用紙2aの先端部には、図15に符
号10で示される向きの弾き力10が生じる。
【0008】このため、該用紙2の先端部は分離爪3の
突き出し部分を飛び越えて、給紙カセット5の外に飛び
出し、給紙カセット5から搬送ローラ4a、4bへ向か
う。このときの用紙先端部の形状を図15において符号
9bに示す。さらに惰性によって、該用紙の先端部は搬
送ローラ4a、4bへと送り出される。
【0009】この後、最上部用紙2aは、搬送ローラ4
a、4bの両ローラに挟まれ、これら搬送ローラ4a、
4bにおける矢印6、7の向きの回転により搬送され、
同時に給紙ローラ1について最上部用紙2aとの当接を
解除させることで、最上部用紙2aは給紙カセット5内
から送り出される。
【0010】しかし、これらの給紙方式では、給紙ロー
ラ1'により最上部用紙2aを送り出す際、紙の特性バ
ラツキにより、高い貼り付き状態あるいは、高い摩擦状
態にある最上部用紙2aとその他の用紙2とが、貼り付
いて、分離爪3を以ってしても、最上部用紙2a一枚だ
けを用紙2からはがすことができない場合がある。
【0011】その場合、最上部用紙2aと共にその他の
用紙2の数枚を同時に搬送してしまう重送や、あるいは
最上部用紙2a自体が搬送されないという不送りが発生
する。特に高速で給紙させる場合、前記の問題は顕著に
現れる。
【0012】また、公知技術として、単一な給紙ローラ
を備え、かつこの給紙ローラが正または逆側に回転する
機構を持つ給紙方式について、特開平9−110198
号公報に開示された「カセット内用紙の給紙方法」があ
る。この公知発明は、前記した構成を具備し、正または
逆側に回転する給紙ローラにより、最上部用紙を撓ませ
て、その他の用紙とを分離する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記した給紙方式で
は、給紙ローラにより最上部用紙を送り出す際、紙の特
性バラツキにより、高い貼り付き状態あるいは、高い摩
擦状態にある最上部用紙とその他の用紙とが、貼り付い
て、分離爪を以ってしても、最上部用紙一枚だけを用紙
からはがすことができない場合がある。
【0014】その場合、最上部用紙と共にその他の用紙
の数枚を同時に搬送してしまう重送や、あるいは最上部
用紙自体が搬送されないという不送りが発生することが
ある。特に高速で給紙させる場合、顕著に現れる傾向が
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、重送や不送り
を解消し、分離性を高めるため以下の構成とした。 (1).給紙部に積載されたシート状媒体の最上部のシ
ート状媒体に当接した給紙ローラを回転させて、最上部
のシート状媒体を給紙方向に送り出し、給紙部の先端に
配設した分離爪で最上部のシート状媒体を、その他のシ
ート状媒体から分離して送り出す分離給紙装置におい
て、回転方向が前記給紙ローラの回転方向とは逆であっ
て、かつ最上部のシート状媒体への当接終了時期が前記
給紙ローラの当接終了時期よりも早い付加ローラを、1
つ、もしくは複数、前記分離爪と前記給紙ローラとの間
に設けた(請求項1)。 (2).(1)における分離給紙装置において、前記付
加ローラの駆動を前記給紙ローラの駆動に連動させる手
段を具備することとした(請求項2)。 (3).(1)又は(2)に記載した分離給紙装置にお
いて、前記分離爪のシート状媒体搬送方向への射影の長
さよりも、該分離爪のシート状媒体搬送方向と直交する
方向への射影の長さが長い形状を持つ分離爪を、1つ、
若しくは複数具備していることとした(請求項3)。 (4).(1)乃至(3)の何れか1つに記載した分離
給紙装置において、前記付加ローラの回転軸方向と該付
加ローラから前記分離爪までの方向とが垂直になる別ロ
ーラ及び分離爪の組み合わせを、1つ、若しくは複数、
具備していることとした(請求項4)。 (5).(1)乃至(3)の何れか1つに記載した給紙
分離装置において、最上部のシート状媒体が前記給紙部
にある間で、前記給紙ローラ及び前記付加ローラの回転
を正及び逆方向に1回、若しくは複数回繰り返すように
した(請求項5)。 (6).(5)記載の給紙分離装置において、給紙部に
おけるシート状媒体が所定時間放置されたことを検知す
る検知手段を有し、この検知手段により所定時間が経過
した後の給紙前に前記給紙ローラ及び前記付加ローラの
回転を正及び逆方向に1回、もしくは複数回繰り返すよ
うにした(請求項6)。 (7).帯電、露光、現像、転写のプロセス手段を有
し、給紙部から送り出されたシート状媒体に感光体の画
像を転写し、定着を行ない排紙する画像形成装置におい
て、(1)乃至(6)記載の分離給紙装置を具備した
(請求項7)。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明が適用される画像形成装置を示し、
箱型をした装置の内部に記録済みの用紙を排出するタイ
プの所謂、胴内排出型の画像形成装置であり、この画像
形成装置の略中央に画像形成部100が配置され、この
画像形成部100のすぐ下方に給紙部200が配置され
ている。
【0017】給紙部200は給紙カセットを持たず、ガ
イド部材に沿わせて直接用紙を載置する方式と、給紙カ
セット5を備える方式とがある。本例では給紙カセット
5を備える方式を示している。
【0018】給紙部200は1つしか示してないが、必
要に応じ給紙部200と同様の別の給紙部を増設するこ
とができる。増設された給紙部からの給紙は、搬送経路
400により行う。
【0019】手差し給紙を行うための手差し給紙台47
0が開閉自在に画像形成装置の正面右手に設けられてい
る。手差し給紙台470は、通常は画像形成装置本体内
に収納されており、必要に応じて支点470Jを中心に
回動させて起こした状態に変位させて使用される。ま
た、台の先端側から補助台470aの部分が引出せるよ
うになっている。
【0020】画像形成部100の上方には、空間部Sを
隔てて、原稿を読み取る原稿読み取り手段としての原稿
読み取り装置300が配設されている。画像形成部10
0と原稿読み取り装置300との間の空間部Sの下部に
は排出収納部410が設けられ、画像形成された用紙が
排出収納される。
【0021】上記空間部Sには手を差し入れることがで
きる図示しない空間部が形成されている。この空間部を
利用して排出収納部410に排出された用紙を外部に取
り出すことができる。
【0022】画像形成部1には、当該画像形成装置を電
気的に駆動したり、制御したりする電装ユニットE、F
が配置されている。また、ドラム状をした感光体500
が配置されている。感光体500の周囲には、該感光体
500の表面に帯電処理を行う帯電装置600、画像情
報を感光体表面にレーザ光で照射する露光装置700、
感光体500の表面に露光されて形成された静電潜像を
可視化する現像装置800、感光体500上で可視化さ
れたトナー像を用紙に転写する転写装置900、転写後
感光体表面に残留するトナーを除去回収するクリーニン
グ装置910等がそれぞれ配置されている。感光体50
0の略上方であって、感光体500よりも用紙搬送経路
の下流には、定着装置110が配置されている。
【0023】画像形成装置が複写機として機能する場
合、画像形成に際しては、先ず原稿の読み取りが行われ
る。図示していないが、原稿読み取り装置300の上方
に、原稿を自動的にコンタクトガラス上に搬送する自動
原稿搬送装置が取り付けられるようになっている。
【0024】原稿読み取り装置300において、コンタ
クトガラス320上に自動原稿搬送装置を利用するなど
して原稿が載置される。この原稿は、原稿照明用光源4
30とミラー440等よりなる読み取り用の走行体31
0が図中の左右方向に往復移動することにより走査さ
れ、レンズ310aの後方に設置されている撮像素子C
CDに画像信号として読み込まれる。
【0025】撮像素子CCDに読み込まれた画像信号
は、デジタル化され画像処理される。予め、感光体50
0は暗中にて帯電装置600により一様に帯電されてい
る。この一様に帯電された感光体500に、画像処理さ
れた信号に基づいて露光装置700のレーザダイオード
LD(不図示)の発光により露光光が照射され、公知の
ポリゴンミラーやレンズを介して感光体5に至り、感光
体500の表面に静電潜像が形成される。この静電潜像
は感光体500の回転と共に移動し、現像装置800に
より可視像化され、さらに移動して転写装置900に向
かう。
【0026】一方、給紙部200の給紙カセット5に
は、未使用の用紙が収容されており、回動可能に支持さ
れた底板60上の最上位置の用紙2が給紙ローラ1、1
4に押し付けられるように、底板60がばね8により加
圧されるようになっている。転写のための給紙に際して
は、後述するように給紙ローラ1、14が回転し、この
回転により、最上部の用紙2aは給紙カセット5から送
り出され、給紙ローラ4a、4bを経て、一対のレジス
トローラ140へと搬送される。
【0027】レジストローラ140に送られてきた用紙
の搬送は、ここで一時的に止められる。レジストローラ
140は、感光体500の表面のトナー像と用紙の先端
との位置関係が転写装置900が設けられた転写位置で
画像転写に適する所定の位置になるよう、タイミングを
とって用紙の搬送を開始する。
【0028】転写を終えた用紙2aは定着装置110を
通過する間にトナー像が定着される。定着装置110を
通過した用紙は排出ローラ120により矢印K1で示す
排出方向へ排出されて、排出収納部410に送り出され
て排出収納される。本例の画像形成装置は、上述した如
く原稿を走査して読み取り、デジタル化して用紙に複写
する、いわゆるデジタル複写機としての機能の他に、図
示せぬ制御装置により原稿の画像情報を遠隔地と授受す
るファクシミリの機能や、コンピュータが扱う画像情報
を用紙上に印刷するいわゆるプリンタの機能を有するよ
うにすることもできる。 [1]請求項1に対応する例 例1.図2乃至図7を参照しながら説明する。図2は給
紙カセット5を側面から見た状態を示したものであり、
既に説明したものと同じ部材を使用し、部分的に本発明
の新規な構成を採用している。既に説明した部材につい
ては極力説明を省略し、新規な部分を説明すると、回転
方向が給紙ローラ1とは逆であって、かつ最上部用紙2
aへの当接終了時期が、給紙ローラ1のそれよりも早い
付加ローラ14を、1つ分離爪3と給紙ローラ1との間
に配設した構成としている。なお、付加ローラ14を同
様のものを複数設けた構成とすることもできる。
【0029】本例は、最上部用紙2aに対し当接及び当
接解除が可能な給紙ローラ1と、最上部用紙2aに対し
当接及び当接解除が可能で、かつ給紙ローラ1よりも早
い時期に当接解除が可能な、1つの付加ローラ14を有
する給紙装置に関する。以下に分離給紙の動作を詳細に
説明する。
【0030】図2において、給紙カセット5内にて、転
写に用いるシート状の用紙2は、コイルばね8によりそ
の先端部が給紙カセット5の前縁の角部に配設する分離
爪3に突き当てられて収容されている。
【0031】この用紙2を給紙カセット5から給紙する
際、まず給紙ローラ1及び付加ローラ14を給紙カセッ
ト5内の用紙2の最上部用紙2aに当接させる。この状
態で、給紙ローラ1が時計まわりの向き6に回転し、か
つ付加ローラ14が反時計まわりの向き7に回転する
と、最上部用紙2aにおける給紙ローラ1と付加ローラ
14との間の部分は、従来給紙ローラ1と分離爪3との
間で発生していた圧縮方向の力以上に大きな力を受け、
さらに給紙ローラ1と分離爪3との距離より給紙ローラ
1と付加ローラ14との距離が短いため、これは一層高
い圧縮方向の力となる。
【0032】この結果、給紙ローラ1と付加ローラ14
との間の形状は、図3に示す最上部用紙2bのように大
きく撓み、かつ大きな曲げ力が生じながら、上方に浮き
上がって、該最上部用紙2bはその他の用紙2からばら
される。同時に最上部用紙2bの先端部は、分離爪3か
ら完全に離れて当接が解除される、その他の用紙2は分
離爪3に当接し続ける。
【0033】その後、給紙ローラ1がさらに時計まわり
の向き6に回転し、かつ付加ローラ14が図4に示すよ
うに上向きの当接解除力15を受けて上昇すると、最上
部用紙2bは自ら有していた大きな曲げ力が瞬間的に解
放される。
【0034】これにより、給紙ローラ1が最上部用紙2
bに当接していることによって生じる、給紙ローラ1か
ら搬送ローラ4a、4bへ向かう方向、すなわち搬送方
向への搬送力と、最上部用紙2aの先端部がその他の用
紙2へ当接していたことによる、用紙2に対する上方向
への反発力が発生する。
【0035】これら、搬送方向への搬送力と、上方向へ
の反発力により、最上部用紙2bの先端部は瞬間的に分
離爪3を飛び越え、図4に示すように最上部用紙2cの
先端部側は分離爪3の上に位置し、後端部側は給紙ロー
ラ1に抑えられた状態になっている。
【0036】最上部用紙2cの先端部は、前記した搬送
方向への搬送力及び、上方向への反発力によって惰性を
有し、そのまま搬送ローラ4a、4bのローラ間に突入
し、図5に示すような最上部用紙2dになる。同時に給
紙ローラ1が図5に示すように用紙2に対する当接解除
力16を受けると、最上部用紙2dは搬送ローラ4a、
4bの回転駆動により、給紙カセット5内から完全に1
枚のみで給紙される。 例2.以下では、給紙ローラ1及び付加ローラ14につ
いて形状を円柱状でなく周面の一部を切除した形のもの
とした例を図6、図7により説明する。本例では、給紙
ローラ1として図6(a)に示すように、円柱の周面の
一部を少し切除した形状とし側面から見て円弧部11と
弦部12からなる外周13を持たせた給紙ローラ1'と
している。このようにすることで、給紙ローラ1'の回
転に際し、給紙ローラ1'の回転中心からその外周13
までの距離に変化が付き、すなわち給紙ローラ1'と最
上部用紙2aとの当接及び非当接時間がコントロールさ
れる。
【0037】同じく図6(b)に示すように、円柱の周
面の一部を円の中心を通る位置で切除した形状とし、側
面から見た形状が図6(a)における円弧11よりも短
い周長を持つ円弧17と直径相当の弦18からなる外周
19を持たせた付加ローラ14'とを、共に配設するこ
ととした。そのように構成したのが図7である。
【0038】図7において、給紙ローラ1'及び付加ロ
ーラ14'は給紙カセット5に対しその高さが固定さ
れ、かつ給紙直前に、給紙ローラ1'の給紙ローラ当接
開始位置20を最上部用紙2aに当接し、さらに付加ロ
ーラ14'の付加ローラ当接開始位置21を最上部用紙
2aに当接するように各位置を合わせる。
【0039】この状態から、給紙ローラ1'が時計まわ
りの向き6に回転し、付加ローラ14'が反時計まわり
の向き7に、給紙ローラ1'と同じ速度で回転すると、
給紙ローラ1'はその円弧部11(図6(a)参照)を
最上部用紙2aに当接させながら最上部用紙2aを搬送
ローラ4a、4b方向へ送り出し、同時に付加ローラ1
4'はその円弧部17(図6(b)参照)を最上部用紙
2aに当接させながら、最上部用紙2aを搬送ローラ4
a、4b方向とは逆の方向へ送り出す。
【0040】これにより最上部用紙2aは、給紙ローラ
1'と付加ローラ14'との間で圧縮方向の力を受け、曲
げ力が発生し、上方に浮き上がる。その後、円弧部11
よりも短い円弧部17による送りのため円弧部17の周
長と回転速度で決まる時間が経過すると、付加ローラ1
4'では弦18が最上部用紙2a側と対向する関係とな
り、付加ローラ14'における最上部用紙2aへの当接
が解除される。
【0041】同時に、前述した図3乃至図5における用
紙分離態様により、最上部用紙2aに対する分離がなさ
れる。その後、円弧部11の周長と回転速度で決まる時
間が経過すると、今度は給紙ローラ1'で弦12が最上
部用紙2a側と対向する関係となり、給紙ローラ1'に
おける最上部用紙2aへの当接が解除されて、最上部用
紙2aは搬送ローラ4a、4bのみによって搬送され、
結果的に、最上部用紙2aが、その他の用紙2とは完全
に分離され、かつ1枚のみが送り出される給紙がなされ
る。
【0042】このように、本例は、回転方向が給紙ロー
ラ1とは逆であって、かつ最上部用紙2aに対し当接終
了時期が給紙ローラ1或いは1'よりも早い付加ローラ
14或いは14'を、給紙ローラ1、1'と分離爪3との
間に配設することで、従来、給紙ローラ1と分離爪3と
の間で行っていた、最上部用紙2aとその他の用紙2と
のばらしを、給紙ローラ1と付加ローラ14との間で行
わせて、最上部用紙2aに対しより大きな曲げ力を与
え、最上部用紙2aをその他の用紙2から完全に分離さ
せ、最上部用紙2aのみを確実に1枚だけ搬送させ、給
紙させるようにすることができた。
【0043】従来、給紙部に収容した最上部の用紙に当
接し給紙する給紙ローラと、給紙部の前縁の角部に配設
した用紙分離のための分離爪とを備えたコーナー爪分離
方式において、給紙ローラにより最上部用紙を送り出す
際、紙の特性バラツキのため高い貼付き状態あるいは、
高い摩擦状態にあるため、最上部用紙とその他の用紙と
が貼り付き、分離爪を以ってしても、最上部用紙一枚だ
けを用紙からはがすことができない場合があり、これに
より最上部用紙と共にその他の用紙を数枚同時に搬送し
てしまう重送や、あるいは最上部用紙自体が搬送されな
い不送りが発生する場合があった。
【0044】本例の給紙方式を用いることで、給紙ロー
ラと付加ローラとの間で大きな撓みを生じさせ、最上部
用紙に対し大きな搬送力とその先端部に対する大きな反
発力と共に、分離爪との当接解除のし易さを付与でき、
さらには最上部用紙とその他の用紙に対する分離性を高
めることが可能となって、確実に最上部用紙をその他の
用紙から分離させ、給紙カセットから1枚だけ給紙させ
ることが可能となった。 [2]請求項2に対応する例 本例の分離給紙装置は、前記[1]で述べた分離給紙の
やり方に加え、付加ローラ14'の駆動を給紙ローラ1'
の駆動と連動させるようにした点に特徴がある。
【0045】図10に示すように、給紙ローラ1と付加
ローラ14との間に中間ローラ22a、22b及び中間
ベルト23を設けた構成をもつ分離給紙装置について説
明する。
【0046】給紙ローラ1'と同心且つ一体的に中間ロ
ーラ22aが設けられ、この中間ローラ22aと噛み合
うようにして中間ローラ22bが設けられ、この中間ロ
ーラ22bと同心のプーリP1がある。また、付加ロー
ラ14'と同心かつ一体的にプーリーP2が設けられ、
これらプーリP1とプーリP2間には中間ベルト23が
掛けまわされている。
【0047】上記の構成により、給紙ローラ1'を駆動
する駆動源として唯一の駆動源を設けるだけで、給紙ロ
ーラ1'の回転は、まず中間ローラ22aに伝えられ、
次に摩擦を利用して中間ローラ22bに伝えらる。その
後、中間ローラ22bの回転は中間ベルト23へ伝えら
れ、最終的に付加ローラ14へと伝えられる。
【0048】その際、給紙ローラ1'の回転速度と付加
ローラ14'の回転速度が同等になるように、中間ロー
ラ22a、22b及び中間ベルト23のそれぞれの半径
及び長さを調整することにより、前記[1]の初めの実
施例で詳細に説明したように、最上部用紙2aはその他
の用紙2とを完全に分離して、1枚のみを送り出すとい
う分離給紙を行なうことができる。
【0049】以上の例において、付加ローラ14'と給
紙ローラ1'との連動を、中間ローラ22a、22b及
び中間ベルト23を使用して行なったが、中間ベルト2
3に代えて中間ギヤを介在する構成によっても同等の動
作を得ることができる。また、中間ローラ22a、22
bをギヤに代えた構成とすることもできる。以上によ
り、給紙ローラ1'と付加ローラ14'の2つのローラに
対し、単一の駆動源のみで駆動することが可能となる。 [3]請求項3に対応する例 本例は分離爪の形態に関する。本例にかかる分離爪の形
態は図9(a)に示すとおりであり、後述する。この図
9に示した分離爪は前記した図2乃至図7の分離給紙装
置における分離爪3に代えて使用することができる。
【0050】図9(a)において、給紙カセット5のコ
ーナーにそれぞれ設けられた分離爪3'は搬送方向への
射影の長さ24よりも、最上部用紙の幅方向への射影の
長さ25が長い形状を持つように構成されている。ここ
で、搬送方向と最上部用紙の幅方向とは同一平面内で直
交する関係にある。
【0051】2つの分離爪3'、3'間に1つもしくは複
数設けてもよいし、2つの分離爪3'、3'をつないだ1
つの分離爪として構成することもできる。但し、図9
(b)に示すように、三角形形状を有するなどの分離爪
3"の場合には、給紙カセット5に配設した状態の分離
爪3"に対して、その搬送方向への射影長さ(縦長さ)
24及び、最上部用紙の幅方向への射影の長さ(横長
さ)25を取ることで、搬送方向への射影の長さ24よ
りも、最上部用紙の幅方向への射影の長さ25が長い形
状を得ればよい。
【0052】別の表現をすれば、縦長さ24が横長さ2
5よりも短い、2組の分離爪3を給紙カセットの前縁の
両角部にそれぞれ取り付けた分離給紙装置を図9を使用
して取り上げ、構成及び動作を説明する。
【0053】上記の構成により、前記[1]の分離給紙
態様で説明したように、最上部用紙2bが自ら有してい
た大きな曲げ力を瞬間的に解放して得られる、搬送方向
への搬送力と、上方向への反発力によって分離爪3'を
飛び越えて最上部用紙2cとなる際、縦長さ24が比較
的短いことにより、分離爪3'の搬送方向への突き出し
量が小さくなるため、前記した飛び越え時の難易度が低
減され、また横長さ25が比較的長いことにより、給紙
カセット5の搬送方向に対して垂直な方向に渡って広範
囲に他の用紙2を押さえて、最上部用紙2cに対する分
離性が高まる。以上により、最上部用紙2aが、その他
の用紙2とは完全に分離され、かつ1枚のみが送り出さ
れる給紙がなされる。
【0054】以上の例の他に、給紙ローラ1の形状を一
部切除して図6(a)に示すように、側面から見て円弧
部11及び弦部12からなる外周13を持つ給紙ローラ
1'と、同様に図6(b)に示すように形状の一部を切
除し、側面から見て円弧部11よりも短い周長を持つ円
弧部17及び弦部18からなる外周19を持つ付加ロー
ラ14'とを用いた分離給紙装置の例を、図10に示し
た。
【0055】この例は、給紙ローラ1'及び付加ローラ
14'の給紙カセット5に対する高さを変えずに、給紙
ローラ1'及び付加ローラ14'の回転のみで、両ローラ
の最上部用紙2aへの当接及び当接解除を制御し、上述
の動作を得るようにした分離給紙装置である。
【0056】図11に示した分離爪30も本例の条件を
満足している。つまり、給紙カセット5の前縁全体を、
搬送方向への射影の長さ24よりも、最上部用紙の幅方
向への射影の長さ25が長い形状、つまり、搬送方向は
狭く、最上部用紙の幅方向は給紙カセット5の幅分の大
きい長さ寸法を有する、縦横形状の分離爪30とした例
がある。
【0057】本例では、分離爪の搬送方向への突き出し
量が低減しているので最上部の用紙の搬送性が高まり、
さらに分離爪の給紙カセット部における幅方向の広がり
が増加し、最上部の用紙以外の用紙を給紙カセットに確
実に留め置くことが可能となる。これにより一層確実
に、最上部の用紙を、他の用紙から分離し、給紙カセッ
トから1枚だけを分離して給送させることが可能とな
る。 [4]請求項4に対応する例 本例にかかる分離給紙装置の概要を図12に示す。本例
では、これまで説明した各例における構成に加え、付加
ローラ14'の回転軸方向27a、27bが付加ローラ
14'から分離爪3'までの方向に垂直になる付加ローラ
14'及び分離爪3'の組み合わせが、1つ、もしくは複
数有する方式である。
【0058】本例では、直方体形状を有する2つの分離
爪3'を給紙カセット5の前縁の両角部にそれぞれ設け
ている。その上で、2つの付加ローラ14'を、前記し
た2つの分離爪3'へそれぞれ向かう方向28a、28
bに対し、これら2つの付加ローラ14'のそれぞれの
回転軸である、付加ローラ軸27a、27bがそれぞれ
垂直になるような関係位置に配設している。
【0059】かかる構成により、搬送方向上、付加ロー
ラ14'よりも上流に位置しているため図13では図示
を省略している給紙ローラ1'(例えば図7参照)が時
計まわりの向き6に回転し、かつ付加ローラ14'が反
時計まわりの向きに回転すると、最上部用紙2aにおけ
る給紙ローラ1'と付加ローラ14'との間の部分は、既
に説明した図3に示した最上部用紙2bのように大きく
撓む。
【0060】同時に付加ローラ14'の軸線が傾いてい
ることから、分離爪3(或いは3')側に対して最上部
用紙2aを大きく引っ張ることとなる。
【0061】このとき、2つの付加ローラ14'の回転
は、それぞれの回転中心である付加ローラ軸27a、2
7bに垂直な方向である、方向28a、28bを最も強
く引っ張り、その結果、方向28a、28bの先にある
分離爪3'に当接する最上部用紙2aの前縁の両角部
と、分離爪3'との当接が容易に解除され、分離性が高
まる。以上により、最上部用紙2aが、その他の用紙2
とは完全に分離され、1枚のみが送り出され、給紙され
る。
【0062】以上の例に関連するものとして、単一駆動
源で、上記に示す例の構成を満たす2つの付加ローラ1
4を駆動させる機構として、2方向への回転分岐機構2
9を設けた例を図14に示した。図14に示す2方向へ
の回転分岐機構29は、回転軸方向にその半径が異なる
ギヤを2つ連結した構成、所謂傘歯車機構を有し、付加
ローラ14'を回転駆動させる。
【0063】本例では、最上部用紙の分離爪と当接する
最上紙の部分を最も効果的に引っ張ることができるた
め、分離爪に対する当接の解除が最も容易になり、これ
により、前記[1]、[2]、[3]等で説明した構成
よりも一層確実に、最上部用紙をその他の用紙から分離
させ、給紙部或いは給紙カセットから1枚だけ給紙させ
ることが可能となる。 [5]請求項5に対応する例 本例は、前記[1]乃至[4]の何れか1つに記載した
構成の分離給紙装置を用いて、最上部用紙2aが給紙カ
セット5内にある間で、給紙ローラ1(又は1')及び
付加ローラ14(又は14')の両ローラの回転の向き
を正及び逆方向に、1回、もしくは複数回、繰り返すよ
うにして分離給送する。
【0064】図2及び図3を参照しつつ以下に説明す
る。前記[1]で説明したように、給紙ローラ1が時計
まわりの向き6に回転し、かつ付加ローラ14が反時計
まわりの向き7に回転して、図2に示す最上部用紙2a
が図3に示す最上部用紙2bのように撓わむ際、本例で
は、この状態から給紙ローラ1及び付加ローラ14を逆
回転させる。
【0065】すなわち、給紙ローラ1を反時計まわりの
向き7に回転させ、かつ付加ローラ14を時計まわりの
向き6に回転させて、図3に示す最上部用紙2bを再び
図2に示す最上部用紙2aのように形状を戻す。
【0066】最上部用紙2aに対して、以上の往復運動
を、1回、もしくは複数回、繰り返して行なう。これに
より、用紙の特性のバラツキによって強固な張り付き状
態または、高い摩擦状態にある最上部用紙2aとその他
の用紙2との間の張り付き現象に対し、確実にばらし、
分離を行なうことができる。
【0067】本例によれば、強固な貼り付き状態あるい
は、高い摩擦状態にある用紙とその他の用紙とを確実に
分離させることができる。また、前記[3]の分離爪を
使用した分離給紙装置についてもそのまま利用すること
ができ、さらには複写機、ファクシミリ、プリンタなど
の給紙カセットを有する機器に備えることで、強固な張
り付き状態あるいは、高い摩擦状態にあるさまざま紙種
の場合に対する対応が図れる。もちろん、給紙カセット
方式でなく、給紙部に直接用紙を積載する方式の分離給
紙装置に適用することもできる。 [6]請求項6に対応する例 本例は、長期放置あるいは長期待機状態にあった後の給
紙カセット5(或いは給紙部)からの給紙に対し、前記
[5]における用紙分離を実施する。
【0068】本例では、前記[5]で説明したように、
給紙ローラ1'と付加ローラ14'における1回、もしく
は複数回の正及び逆回転の繰り返しを、長期間放置ある
いは長期間待機状態にあった後の給紙カセット5内から
の給紙に対して行なう。この動作は、給紙前に実施し、
長期間放置あるいは長期間待機状態にあったことによ
る、強固な張り付き状態または、高い摩擦状態にある最
上部用紙2aとその他の用紙2との張り付きに対し、確
実にばらし、分離を行なうことができる。
【0069】長期間放置あるいは長期間待機状態にあっ
たことの検知は、例えば、給紙ローラ4a、4bの近傍
に用紙の通過を検知するセンサを設けておき、このセン
サからの情報を受けたときから経時して、所定の時間が
経過したことを以って、制御手段により判断させること
により行なうことができる。
【0070】本例では、所定時間が経過した場合のみ正
逆転動作を行なうことで、無駄な正逆転動作を省くこと
ができる。 [7]請求項7に対応する例 前記した[1]乃至[6]記載の例は、冒頭で図1によ
り説明した画像形成装置に適用して、画像形成装置にお
いて、用紙の分離給送を確実に行なうことができる。画
像形成装置としては、複写機、ファクシミリ、プリン
タ、印刷機などを含むことができる。さらに、紙幣、有
価証券類の分離給送装置について本発明を適用すること
も可能である。
【0071】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、最上部のシー
ト状媒体に対し大きな搬送力とその先端部に対する大き
な反発力と共に、分離爪との当接解除のし易さを付与
し、重送や、不送りの発生を防止し、特に高速で給紙さ
せる場合でも確実な分離性能を得ることができる。
【0072】請求項2記載の発明では、給紙ローラと付
加ローラの2つのローラに対し、単一の駆動源のみで駆
動することが可能である。
【0073】請求項3記載の発明では、分離爪の搬送方
向への突き出し量が低減しているので最上部のシート状
媒体の搬送性が高まり、さらに分離爪の給紙部における
幅方向の広がりが増加し、最上部のシート状媒体以外の
シート状媒体を給紙部に確実に留め置くことが可能とな
る。これにより一層確実に、最上部のシート状媒体を、
他のシート状媒体から分離し、給紙部から1枚だけを分
離して給送させることが可能となる。
【0074】請求項4に記載にした発明では、最上部用
紙の分離爪と当接する部分に対し最も効果的に最上部用
紙を引っ張ることができるため、分離爪との当接解除が
最も容易になり、これにより、一層確実に、最上部用紙
をその他の用紙から分離させ、給紙部から1枚だけシー
ト状媒体を給紙させることが可能となる。
【0075】請求項5に記載した発明では、さまざまな
紙種に対し強固な貼り付き状態あるいは、高い摩擦状態
にある最上部のシート状媒体とその他のシート状媒体と
を確実に分離させることができる。
【0076】請求項6記載の発明では、所定時間が経過
した場合のみ正逆転動作を行なうことで、無駄な正逆転
動作を省くことができる。
【0077】請求項7記載の発明では、複写機、ファク
シミリ、プリンタなどの給紙カセットを有する画像形成
装置において、用紙の分離給送を確実に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概要を説明した概略正面図であ
る。
【図2】分離給紙部装置の構成を示した正面図である。
【図3】分離給紙部装置の構成を示した正面図である。
【図4】分離給紙部装置の構成を示した正面図である。
【図5】分離給紙部装置の構成を示した正面図である。
【図6】図6(a)は周面の一部を切除した給紙ローラ
の正面図、図6(b)は周面の一部を切除した付加ロー
ラの正面図である。
【図7】分離給紙部装置の構成を示した正面図である。
【図8】給紙ローラと付加ローラを連動させる手段を説
明した概略正面図である。
【図9】図9(a)は給紙カセットの平面図、図9
(b)は給紙カセットの要部平面図である。
【図10】給紙カセットの斜視図である。
【図11】分離爪を説明した給紙カセットの部分平面図
である。
【図12】付加ローラの配置形態を説明した給紙カセッ
トの部分平面図である。
【図13】付加ローラの配置形態を説明した給紙カセッ
トの部分平面図である。
【図14】従来の分離給紙装置を説明した正面図であ
る。
【図15】従来の分離のメカニズムを説明した図であ
る。
【符号の説明】
1、1' 給紙ローラ 14、14'、14" 付加ローラ 3、3'、3" 分離爪

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙部に積載されたシート状媒体の最上部
    のシート状媒体に当接した給紙ローラを回転させて、最
    上部のシート状媒体を給紙方向に送り出し、給紙部の先
    端に配設した分離爪で最上部のシート状媒体を、その他
    のシート状媒体から分離して送り出す分離給紙装置にお
    いて、 回転方向が前記給紙ローラの回転方向とは逆であって、
    かつ最上部のシート状媒体への当接終了時期が前記給紙
    ローラの当接終了時期よりも早い付加ローラを、1つ、
    もしくは複数、前記分離爪と前記給紙ローラとの間に設
    けたことを特徴とする分離給紙装置。
  2. 【請求項2】請求項1における分離給紙装置において、
    前記付加ローラの駆動を前記給紙ローラの駆動に連動さ
    せる手段を具備していることを特徴とする分離給紙装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した分離給紙装置に
    おいて、前記分離爪のシート状媒体搬送方向への射影の
    長さよりも、該分離爪のシート状媒体搬送方向と直交す
    る方向への射影の長さが長い形状を持つ分離爪を、1
    つ、若しくは複数具備していることを特徴とする分離給
    紙装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3の何れか1つに記載した分
    離給紙装置において、前記付加ローラの回転軸方向と該
    付加ローラから前記分離爪までの方向とが垂直になる別
    ローラ及び分離爪の組み合わせを、1つ、若しくは複
    数、具備していることを特徴とする分離給紙装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3の何れか1つに記載した給
    紙分離装置において、最上部のシート状媒体が前記給紙
    部にある間で、前記給紙ローラ及び前記付加ローラの回
    転を正及び逆方向に1回、若しくは複数回繰り返すよう
    にしたことを特徴とする分離給紙装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の給紙分離装置において、給
    紙部におけるシート状媒体が所定時間放置されたことを
    検知する検知手段を有し、この検知手段により所定時間
    が経過した後の給紙前に前記給紙ローラ及び前記付加ロ
    ーラの回転を正及び逆方向に1回、もしくは複数回繰り
    返すようにしたことを特徴とする分離給紙装置。
  7. 【請求項7】帯電、露光、現像、転写のプロセス手段を
    有し、給紙部から送り出されたシート状媒体に感光体の
    画像を転写し、定着を行ない排紙する画像形成装置にお
    いて、 請求項1乃至6記載の分離給紙装置を具備したことを特
    徴とする画像形成装置。
JP2000151165A 2000-05-23 2000-05-23 分離給紙装置 Pending JP2001335174A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057137A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Kyocera Mita Corp 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009057137A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Kyocera Mita Corp 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置

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