JP2001324598A - 厚い最外層を有する保存蛍りん光体スクリーンおよびその使用方法 - Google Patents

厚い最外層を有する保存蛍りん光体スクリーンおよびその使用方法

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JP2001324598A
JP2001324598A JP2001080922A JP2001080922A JP2001324598A JP 2001324598 A JP2001324598 A JP 2001324598A JP 2001080922 A JP2001080922 A JP 2001080922A JP 2001080922 A JP2001080922 A JP 2001080922A JP 2001324598 A JP2001324598 A JP 2001324598A
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マルク・クレセンス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に比較的高い周波数において、高い解像度
を有する放射線を透過させることにより製造される像を
記録しそして再現する方法、並びにその方法における使
用のための保存蛍りん光体スクリーンを提供すること。 【解決手段】 光刺激されうる蛍りん光体および150
μmより大きい厚さ、d、を有する透明な最外層を含ん
でなる光刺激されうる蛍りん光体スクリーン、並びにス
クリーンを透明な最外層を通して刺激しそして刺激され
た光を最も外側の層を通して読み取るような厚い透明な
最も外側の層を有する光刺激されうる保存蛍りん光体ス
クリーン中に保存された放射線像を読み取る方法が提供
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は保存蛍りん光体スクリーンおよ
びその使用によりX線像を記録しそして再現する方法に
関する。
【0002】
【発明の背景】保存蛍りん光体の既知の用途はX線像の
形成にある。US−A 3 859 527には、パネル
中に導入される光刺激されうる蛍りん光体を用いるX線
像の形成方法が開示されている。パネルはパターン通り
に調整された入射X線光に露出されそしてその結果とし
て蛍りん光体がX線放射パターン内に含有されたエネル
ギーを一時的に保存する。露出後のある間隔で、可視光
線または赤外光線がパネルを走査して保存されたエネル
ギーの光としての放出を刺激し、その光が検出されそし
て順次電気信号に転換され、それらを処理して可視像を
形成することができる。この目的のためには、蛍りん光
体は走査光線により刺激されるまでにできるだけ多くの
入射X線エネルギーを保存し且つできるだけ少ない保存
されたエネルギーを出さなければならない。これを「デ
ジタル放射線写真」(“digital radiography")または
「コンピューター処理される放射線写真」(“computed
radiography")と称する。
【0003】蛍りん光体スクリーンを用いるいずれの放
射線写真システムによっても、従ってまたデジタル放射
線写真システムにおいても、形成される像の品質は蛍り
ん光体スクリーンの構造に大きく依存する。
【0004】高速と高い解像度および低いノイズとを兼
備する保存蛍りん光体スクリーンを提供するためのいく
つかの方法および手段−並びに/またはそれらを用いる
方法が提案されている。例えば、US−A−4 585
944には、刺激を与える線がスクリーンに入る方のス
クリーンの側面に、存在する層の各々に関して平均厚さ
(dav)と層の屈折率との積が刺激を与える線の波長の
1.05倍より大きいようなdavを有する1つもしくは
それ以上の層を担持する保存蛍りん光体スクリーンを提
供することが開示されている。この開示には、特に透明
な保護層が接着剤層により蛍りん光体層に接着している
場合には、接着剤層の厚さは上記の条件も満たすべきで
あることが示されている。
【0005】例えば、EP−A−233 497には、
刺激されうる蛍りん光体を含有する蛍りん光体層を含ん
でなる放射線像保存パネルであって、該蛍りん光体層の
一表面に該刺激されうる蛍りん光体の刺激波長および0
〜5度の範囲内の入射角における光に関して70%より
少なくない透過率を有し且つ該刺激波長および30度よ
り小さくない入射角における光に関して60%より少な
くない反射率を有する多層光フィルターが装備されるこ
とを特徴とするパネルが開示されている。
【0006】EP−A−440 853には、第一波長
を有する刺激を与える放射線による刺激により読み取ら
れるX線潜像を保存するための蛍光保存スクリーンであ
って、該保存スクリーンが−第一の波長の該放射線に反
応性である該X線像が潜在的に保存されて第二の波長の
放射線を出す刺激されうる蛍りん光体、および−少なく
とも該第一の波長を有する該放射線の反射を減少させる
ためであって且つ少なくとも該第一の波長を有する該放
射線に関して高度に透過性である該刺激されうる蛍りん
光体層の表面をコーテイングする少なくとも1つの光学
層を含んでなるスクリーンが開示されている。
【0007】US−A−5 877 508には、基質お
よび刺激されうる蛍りん光体層を含んでなる放射線像保
存パネルであって、それが材料よりなる基質上に重ねら
れており、それが刺激されうる蛍りん光体層により出さ
れる光を透過させ且つ刺激されうる蛍りん光体層に関す
る刺激波長範囲内に入る波長を有する光を吸収および/
または拡散させるパネルが開示されている。刺激線はス
クリーン上で表面と反対側で衝突することが示されてお
りそして出た光はその側面で捕獲され、そこで且つ該第
一の側面と反対側で刺激を与える線が衝突する。刺激波
長範囲内に入る波長を有する光はそのようにして基質中
の通過または伝搬が妨害されるため、それはスクリーン
のその側面における刺激された光の読み取りを妨害せ
ず、そしてそれにより放射線像保存パネルから検出され
る像信号の信号対ノイズ比が低くなることが防止され
る。
【0008】EP−A−021 174には、担体、蛍
りん光体層または保護フィルムの少なくとも1つが刺激
を与える光を吸収する着色剤を含んでなる場合には、担
体、蛍りん光体層および保護フィルムを含んでなる保存
蛍りん光体スクリーンにより形成される像の鮮鋭度が高
められうることが開示されている。
【0009】EP−A−158 862には、刺激を与
える光を吸収する着色剤を含んでなる接着剤層により保
護層が蛍りん光体層に接着される場合には、蛍りん光体
スクリーンの鮮鋭度がさらに高められうることが開示さ
れている。
【0010】これらの開示に従う保存蛍りん光体スクリ
ーンの使用は鮮鋭なX線像を作成する可能性を実際に与
えるが、X線像形成においては像の鮮鋭度をさらに高め
るという要望が依然として存在する。
【0011】
【発明の目的および要旨】本発明の目的は、特に比較的
高い周波数において、高い解像度を有する放射線を透過
させることにより製造される像を記録しそして再現する
方法を提供することである。
【0012】本発明の他の目的は、特に比較的高い周波
数において、高い解像度を有する放射線を透過させるこ
とにより製造される像を記録しそして再現する方法にお
ける使用のための保存蛍りん光体スクリーンを提供する
ことである。
【0013】本発明の目的は、 −光刺激されうる蛍りん光体スクリーンを刺激して刺激
された光を放出させ、そして −該刺激された光を収集する 光刺激されうる保存蛍りん光体スクリーン中に保存され
た放射線像を読み取る方法であって、 −該蛍りん光体スクリーンが150μmより大きい厚
さ、d、を有する透明な最外層を有し且つ −該刺激することおよび該収集することの両方が該透明
な最外層を通して行われることを特徴とする方法を提供
することにより実現される。
【0014】本発明の他の目的は、150μmより大き
い厚さ、d、をもつ透明な最外層を有する刺激されうる
蛍りん光体スクリーンを提供することにより実現され
る。
【0015】好ましくは、該最外層の該厚さは150<
4000μmであるようなものである。
【0016】より好ましくは、該最外層は刺激を与える
光を吸収する着色剤を含んでなる。
【0017】本発明の他の利点および態様は以下の記述
から明らかになるであろう。
【0018】
【発明の詳細な記述】本明細書において、「透過性放射
線」(“penetrating radiation")の用語は放射性同位体
(例えばCo60源)から発生するi.a.放射線、任意の
タイプのX線発生器により発生する放射線、高エネルギ
ー放射線発生器(例えばベータトロン(Betatron))によ
り発生する放射線および高エネルギー粒子、例えば自動
放射線写真の場合のような放射性同位体で標識が付けら
れたサンプルからの放射線を包含するものをして使用さ
れる。
【0019】保存蛍りん光体スクリーン中で透過放射線
を像通りに吸収しそして保存されたエネルギーを放出さ
せるためにスクリーンを刺激することにより製造される
像の鮮鋭度は、特に比較的高い空間周波数(すなわち>
2 lp/mm)を有する部分では、保存スクリーン中
に保存されたエネルギーの刺激および刺激された光の読
み取りが厚い最外層、すなわち150μmより大きい厚
さ、d、を有する透明な層を通して行われる場合に高め
られうることが今回見いだされた。好ましくは、該厚さ
は150μm<d4000μmであるようなものであ
る。より好ましくは、該厚い最も外側の層は150μm
<d2500μmであるような厚さ、d、を有する。
保存されたエネルギーの刺激および刺激された光の量の
読み取りが厚い(厚さ180μm)着色されない層を通
して行われる場合でも、比較的高い周波数の領域におけ
る鮮鋭度に対する有利な効果が見られる。方形波応答が
4lp/mmの空間周波数より高い場合には、薄い(厚
さ10μm)着色されない透明な層を通す刺激および読
み取りと比べた時に、4 lp/mmより低い周波数に
おいては厚い層を通す刺激および読み取り時の方形波応
答はより低い。
【0020】好ましくは、スクリーン中に保存されたエ
ネルギーの刺激および刺激された光の読み取りがそれを
通して行われる厚い最外層は、刺激を与える光を選択的
に吸収する着色剤(すなわち、刺激された光を吸収しな
いかまたは非常にわずかしか吸収しない着色剤)で着色
される。本発明の方法においてスクリーンの刺激がそれ
を通して行われる厚い最外層の着色が着色された薄い
(10μmの)最外層と同じ刺激を与える光の吸収があ
るように調節される時には、特に2 lp/mmより高
い空間周波数を有する像中の部分を調べる時には、像を
形成するために必要な透過放射線の線量は同じままであ
るが、最終的な像の鮮鋭度はより高い。このことは、こ
の方法を刺激および読み取りがEP−A−021 17
4に記載されているような薄い着色された保護層を通し
て行われる方法と比較する時にも、同じであった。スク
リーン中に保存されたエネルギーの刺激および刺激され
た光の読み取りが厚い最も外側の層を通して行われる場
合には、低い周波数におけるSWR(方形波応答)が刺
激および読み取りがEP−A−021 174に記載さ
れた薄い着色された保護層を通して行われる時と同じく
らい高くなるように着色度を選択することが可能であ
り、比較的高い周波数ではSWRは比較的高かった。刺
激を与える光、スクリーンを刺激するために使用される
光の強度、を選択的に吸収する厚い最外層を有するスク
リーンを使用する時には、システムの速度に関して刺激
を与える光の強度を吸収度に適応させることが有利であ
る。本発明に従う方法においてスクリーンを刺激するた
めに510nmより大きい波長を有するレーザー光を使
用する場合には、本発明における使用のためのスクリー
ン中の厚い最外層をそれが480nmより小さい領域で
は少なくとも65%の透過率をそして510nmより大
きい領域では多くとも65%の透過率を有する透過率ス
ペクトルを示すように着色する場合に速度と鮮鋭度にお
ける増加との間の非常に良好な折衷点が得られることが
見いだされた。スクリーンを刺激するための比較的高い
レーザー出力の使用が方法の実行性を制限しないような
システムでは、最外層をそれが510nmより大きい領
域では多くとも35%の透過率を示すように着色するこ
とができる。
【0021】着色剤としては、本発明で使用される厚い
最外層を着色するためには有機着色剤または無機着色剤
のいずれも使用することができる。着色剤の混合物を使
用することもできる。簡単な試行錯誤により、直前に示
されたスペクトル条件を満たす着色された厚い最外層を
製造することができる。例えば、本発明の放射線像保存
パネル中で使用することができる青色ないし緑色の範囲
の実体色を有する有機着色剤には、ザポン・ファスト・
ブルー3G(ZAPON FAST BLUE 3G)(ヘキスト(Hoechst)
AGにより製造)、エストロール・ブリル・ブルーN−
3RL(ESTROL BRILL BLUE N-3RL)(住友化学株式会社
により製造)、スミアクリル・ブルーF−GSL(SUMIA
CRYL BLUE F-GSL)(住友化学株式会社により製造)、D
・アンド・C・ブルーNO.1(D & C BLUE NO.1)(ナシ
ョナル・アニリン・カンパニー・リミテッド(National
Aniline Co., Ltd.)により製造)、スピリット・ブルー
(SPIRIT BLUE)(保土ケ谷化学株式会社により製造)、
オイル・ブルー・NO.603(OIL BLUE NO.603)(オリ
エント・カンパニー・リミテッドにより製造)、キトン
・ブルー・A(KITON BLUE A)(チバ・ガイギー(Ciba Ge
igy)AGにより製造)、アイゼン・カチロン・ブルーG
LH(AIZEN CATHILON BLUE GLH)(保土ケ谷化学株式会
社により製造)、レイク・ブルーA.F.H.(LAKE BLUE
A.F.H)(協和産業株式会社により製造)、ロダリン・ブ
ルー6GX(RODALIN BLUE 6GX)(協和産業株式会社によ
り製造)、プリモシアニン6GX(PRIMOCYANINE 6GX)
(イナハタ産業株式会社により製造)、ブリルアシド・
グルーン6BH(BRILLACID GREEN 6BH)(保土ケ谷化学
株式会社により製造)、シアニン・ブルー・BNRS(C
YANINE BLUE BNRS)(東京インキ株式会社により製
造)、リオノール・ブルーSL(LINOL BLUE SL)(東京
インキ株式会社により製造)などが包含される。例え
ば、本発明の放射線像保存パネル中で使用することがで
きる青色ないし緑色の範囲内の実体色を有する無機着色
剤には、ウルトラマリーンブルー、コバルトブルー、セ
ルリアンブルー、酸化クロム、TiO2−ZnO−Co
O−NiO系の顔料などが包含される。
【0022】また、例えば、医療X線フィルム用の担体
として使用されるような青色に着色されたプラスチック
フィルムも本発明の方法で使用される保存蛍りん光体ス
クリーンの最外層として非常に良く適する。
【0023】本発明の好ましい態様では、本発明におい
て使用される保存蛍りん光体スクリーンの厚い最外層
は、例えばショット(Schott)・フィルターBG24a
(商品名)、ショット・フィルターBG26(商品名)
の如き光学青色フィルターである。
【0024】本発明の方法における使用のためのスクリ
ーンの厚い最外層は、有利には、蛍りん光体層の屈折率
と等しいかまたはそれより大きい屈折率を有するように
選択することができる。
【0025】本発明の方法における使用のための厚い最
外層を有するスクリーン中に加えられる保存蛍りん光体
(光刺激されうる蛍りん光体とも称する)は、当該技術
で既知の任意の保存蛍りん光体であることができる。そ
れは式:(Ba1-xII x)FX:yA[式中、MIIはM
g、Ca、Sr、ZnおよびCdの1つもしくはそれ以
上であり、XはBr、ClまたはIの1つもしくはそれ
以上であり、AはEu、Tb、Ce、Tm、Dy、P
r、Ho、Nd、YbおよびErよりなる群の少なくと
も1員であり、そしてxは00.6の範囲内であ
りそしてyは00.2の範囲内である]により表
されるアルカリ土類金属フルオロハライド蛍りん光体で
あることができ、そして該刺激を与える線の波長は50
0nmより小さくない。
【0026】アルカリ土類金属フルオロハライドの刺激
されうる蛍りん光体の任意の変種が本発明において有用
である。そのような刺激されうる蛍りん光体の代表例を
以下に示すが、本発明における有用なバリウムフルオロ
ハライドはこれらの例に限定されるものではない。
【0027】EP−A 345 903には、式Ba1-x
Srx2-a-bBrab:zA[式中、XはClおよびI
よりなる群から選択される少なくとも1員であり、xは
0.100.55の範囲内であり、aは0.70
0.96の範囲内であり、bは00.15の範
囲内であり、zは10-7<z0.15の範囲内であ
り、そしてAはEu2+、またはEu3+、Y、Tb、C
e、Tm、Dy、Pr、Ho、Nd、Yb、Er、L
a、GdおよびLuよりなる群から選択される共−添加
物(dopant)の1つもしくはそれ以上と一緒になったEu
2+であり、そしてここで弗素は該蛍りん光体中に、単独
での臭素または塩素および/もしくはヨウ素と組み合わ
された臭素より多い原子%で化学量論的に存在する]を
有する蛍りん光体が開示されている。
【0028】US4,261,854には、式BaFX:
xCe,yA[式中、0<x2・10-1および0
5・10-3である]を有する蛍りん光体が開示されてい
る。
【0029】US4,336,154には、式(Ba1-x
2+ x)F2.aBaX2:yEuzB[式中、0.5
1.25、01、10-6 2・10-1、0<z
2・10-1である]を有する蛍りん光体が開示されて
いる。
【0030】EP−A 704 511には、式Ba
1-x-y-z-rSrxPby″Cs2rEuzF2-a-bBra
b[式中、00.30、10-4<y″<10-3、1
-7<z<0.15、0r<0.05、0.75a+
1.00、0.05<b<0.20である]を有する
刺激されうるバリウムフルオロハライドが開示されてい
る。
【0031】EP−A−835 920には、式Ba
1-x-y-p-3q-zSrx2+ y1+ 2p3+ 2q2-a-bBr
abzEu[式中、M1+はLi、Na、K、Rbおよ
びCsよりなる群から選択される少なくとも1種のアル
カリ金属であり、M2+はCa、MgおよびPbよるなる
群から選択される少なくとも1種の2価金属であり、M
3+はAl、Ga、In、Tl、Sb、Bi、Y、La、
Ce、Pr、Nd、Sm、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r、Tm、YbおよびLuよりなる群から選択される少
なくとも1種の3価金属であり、00.30、0
0.10、00.3、00.1、0.0
0.76、0.200.90、a+b<1.
00および10-6 0.2である]を有する刺激さ
れうる蛍りん光体が開示されている。
【0032】バリウムフルオロハライド保存蛍りん光体
だけでなく、例えば、EP−A−304 121、EP
−A−382 295およびEP−A−522 619に
開示されているようなハロシリケート蛍りん光体も本発
明において使用することができる。
【0033】本発明の方法における使用のための厚い最
外層を有するスクリーン中には、アルカリ金属ハロゲン
化物蛍りん光体を加えることもできる。そのような蛍り
ん光体は、例えば、US−A−5 736 069に開示
されており、そこには式:M1+X.a2+X′2BM
3+X′′3:cZ[式中、M1+はLi、Na、K、Cs
およびRbよりなる群から選択される少なくとも1員で
あり、M2+はBe、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、C
d、Cu、PbおよびNiよりなる群から選択される少
なくとも1員であり、M3+はSc、Y、La、Ce、P
r、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、H
o、Er、Tm、Yb、Lu、Al、Bi、Inおよび
Gaよりなる群から選択される少なくとも1員であり、
Zは群Ga1+、Ge2+、Sn2+、Sb3+およびAs3+
り選択される少なくとも1員であり、X、X′および
X′′は同一もしくは相異なることができそして各々が
F、Br、Cl、Iよりなる群から選択されるハロゲン
原子を表し、そして01、01および0<
0.2である]に相当するアルカリ金属保存蛍りん
光体が開示されている。
【0034】厚い最外層を有する保存蛍りん光体スクリ
ーンは、保存蛍りん光体の結合剤樹脂中分散液を担持さ
れた保存蛍りん光体層を形成するための担体上にコーテ
イングしそして次に該厚い最外層をこの蛍りん光体層の
頂部に接着剤により適用することにより製造できる。こ
の場合には当該技術で既知の任意の担体を使用すること
ができ、それは重合体状担体、普通紙、加工紙、例え
ば、写真紙、コーテイング紙、アート紙、バリタ紙、樹
脂−コーテイング紙、ベルギー特許第784,615号
に記載されたようなサイジング処理された紙、ボール
紙、金属などでありうる。重合体状担体、例えば、酢酸
セルロースフィルム、ポリエステルフィルム、ポリテレ
フタル酸エチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ
イミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカルボ
ネートフィルムなどを使用することが好ましい。それは
黒色担体であることができ、それは反射性担体、例えば
1種もしくは複数の白色顔料を組み入れたポリエステル
であってもよい。
【0035】保存蛍りん光体の結合剤樹脂中分散液を厚
い透明な最外層の上に直接コーテイングすることにより
厚い透明な最外層を有する保存蛍りん光体スクリーンを
製造しそして蛍りん光体層を薄くてもよい保護層で被覆
することも可能である。この場合には、保護層は好まし
くは例えばEP−A−510 753およびEP−A−
510 754に開示されているような紫外線またはE
Bで硬化した保護層である。
【0036】厚い透明な最外層を有する保存蛍りん光体
スクリーンは、蛍りん光体を例えば真空蒸着法により沈
着させる無結合剤スクリーンでもありうる。
【0037】本発明の方法は、高い周波数を有するディ
テール(details)、すなわち非常に微小なディテールも
検出されうることが最も重要であるX線像を記録しそし
て再現するために特に有用である。従って、本発明の方
法はマンモグラフィ(mammography)および材料の非−破
壊検査において特に有用である。前者の試験では非常に
小さい石灰化を検出することが最も重要でありそして後
者の試験では毛髪程度の微細なひびを記録し且つ再現し
なければならない。
【0038】
【実施例】スクリーン 比較例1(CE1) ここで使用される保存蛍りん光体スクリーンはBa0.83
Sr0.17FBr:Eu蛍りん光体(US−A−5 51
4 298の実施例1参照)を酢酸エチル中に溶解させ
たポリアクリル酸エチルを含有する結合剤溶液の中に9
7/3重量/重量の顔料/結合剤比を有するように分散
させそしてこの分散液をポリテトラフタル酸エチレンの
100μm厚さの黒色シート上にコーテイングして88
0g/m2のコーテイング重量を与えることにより製造
された。このスクリーンの蛍りん光体層の頂部には、波
長678nmを有する光に関して0%の吸収を有する1
0μmの着色されていない透明な保護層が適用された。 比較例2(CE2) 染料を含有しそして波長678nmを有する光に関して
27.9%の吸収を有する10μmの厚さの保護層の存
在以外は、比較例1の保存蛍りん光体スクリーンを使用
した。 比較例3(CE3) 今回は450g/m2であったこのスクリーン上の蛍り
ん光体の量以外は、この実施例は比較例1と等しい。 本発明実施例1(IE1) 波長678nmを有する光に関して30.1%の吸収を
有するショット青緑色フィルターBG24aである12
50μmの厚さの保護層の存在以外は、比較例1の保存
蛍りん光体スクリーンを使用した。 本発明実施例2(IE2) 波長678nmを有する光に関して33.4%の吸収を
有するショット青緑色フィルターBG26である100
0μmの厚さの保護層の存在以外は、比較例1の保存蛍
りん光体スクリーンを使用した。 本発明実施例3(IE3) 波長678nmを有する光に関して16.7%の吸収を
有するマクロレックス・ブルー(MACROLEX BLUE)(バイ
エル(Bayer)の商品名、ドイツ、レーベルクーゼン)で
着色されたPETフィルムである180μmの厚さの保
護層の存在以外は、比較例1の保存蛍りん光体スクリー
ンを使用した。 本発明実施例4(IE4) 波長678nmを有する光に関して0%の吸収を有する
透明なPETフィルムである180μmの厚さの保護層
の存在以外は、比較例1の保存蛍りん光体スクリーンを
使用した。このスクリーン上の蛍りん光体の量は450
g/m2であった。 像形成実施例1 X線への露出 5つのスクリーン(CE1、CE2、E1、E2および
E3)を64秒間にわたり50kVpを有するX線にフ
ィルター処理を用いずに、対象として空周波数0.2
5、0.5、1、2、3、4および5 lp/mmを有
するファンク・ラスター(Funk raster)を用いて露呈し
た。 像の読み取り 保存蛍りん光体スクリーンを678nmの光を出すダイ
オードレーザーで刺激した。レーザー出力は16.5m
Wであり、レーザースポットの半値全幅(FWHM)は
40μmでありそして出した光を方形画素として辺を5
6.5μmと読み取った。画素当たりの読み取り時間を
各スクリーンに関して66%の読み取り深さを有するよ
うに調節した。刺激された光をシステム・ゲイン係数
7.4(すなわちPMT陰極上に落下する光子対入射す
るX線子の比)およびスワンク係数0.588(すなわ
ちポアソン過剰ノイズ係数)を有する光増幅器(PM
T)を用いて読み取った。刺激および読み取りの両方は
保護層を通して行われた。 測定 各スクリーン上のファンク・ラスターの像の方形波応答
(SWR)を、0.025 lp/mmにおけるCE1の
スクリーンの方形波応答を1.00とみなして、測定し
た。
【0039】結果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】像の各々に関して、検出量効果(DQE)
を Lubinsky et al. SPIE Vol. 767(1987) p; 167 によ
り発表されたCR(コンピューター放射線写真)システ
ムのDQEを計算するための簡素化された式:
【0042】
【数1】
【0043】[式中、α=X線吸収であり、ε/m=ポ
アソン過剰ノイズ=光学深さ欠陥による過剰ノイズであ
り、G=ゲイン係数=g.ηscanであり、gは各々の吸
収されたX線光子に関して保存された電子の平均数であ
りそしてηscanは走査工程のDQEであり、MTF(f)
はSWRから計算されたシステムのMTFである]によ
り計算した。
【0044】結果は表2に示される。
【0045】
【表2】
【0046】像形成実施例2 X線への露出 2つのスクリーン(CE3およびE4)を30μmのモ
リブデンおよび40mmのプレキシガラスの窓を有する
モリブデン管を用いて26kVpを有するX線にフィル
ター処理を用いずに、対象として空周波数0.25、0.
5、1、2、3、4および5 lp/mmを有するファ
ンク・ラスターを用いて露呈した。 像の読み取り 保存蛍りん光体スクリーンを678nmの光を出すダイ
オードレーザーで刺激した。レーザー出力は16.5m
Wであり、レーザースポットの半値全幅(FWHM)は
40μmでありそして出した光を方形画素として辺を5
6.5μmと読み取った。画素当たりの読み取り時間を
各スクリーンに関して66%の読み取り深さを有するよ
うに調節した。刺激された光をシステム・ゲイン係数
2.3(すなわちPMT陰極上に落下する光子対入射す
るX線子の比)およびスワンク係数0.7(すなわちポ
アソン過剰ノイズ係数)を有する光増幅器(PMT)を
用いて読み取った。刺激および読み取りの両方は保護層
を通して行われた。 測定 各スクリーン上のファンク・ラスターの像の方形波応答
(SWR)を、0.025 lp/mmにおけるCE1の
スクリーンの方形波応答を1.00とみなして、測定し
た。
【0047】結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】像の各々に関して、検出量効果(DQE)
を、上記の通りにして、CR(コンピューター放射線写
真)システムのDQEを計算するための簡素化された式
により計算した。
【0050】結果を表4に示す。
【0051】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター・ウイレムス ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −光刺激されうる蛍りん光体スクリーン
    を刺激して刺激された光を放出させ、そして −該刺激された光を収集する 光刺激されうる保存蛍りん光体スクリーン中に保存され
    た放射線像を読み取る方法であって、 −該蛍りん光体スクリーンが150μmより大きい厚
    さ、d、を有する透明な最外層を有し且つ −該刺激することおよび該収集することの両方が該透明
    な最外層を通して行われることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 該厚さ、d、が150μm<d400
    0μmであるようなものである請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 該透明な最外層が刺激を与える放射線を
    選択的に吸収する着色剤で着色される請求項1または2
    に記載の方法。
  4. 【請求項4】 該刺激することが600nmより大きい
    波長を有する光を用いて行われそして該厚い最外層が青
    色フィルターである請求項1〜3のいずれかに記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 光刺激されうる蛍りん光体および150
    μmより大きい厚さ、d、を有する透明な最外層を含ん
    でなる光刺激されうる蛍りん光体スクリーン。
  6. 【請求項6】 該厚さ、d、が150μm<d400
    0μmであるようなものである請求項5に記載の刺激さ
    れうる蛍りん光体スクリーン。
  7. 【請求項7】 該透明な最外層が刺激を与える放射線を
    選択的に吸収する着色剤で着色される請求項5または6
    に記載の刺激されうる蛍りん光体スクリーン。
  8. 【請求項8】 該刺激することが600nmより大きい
    波長を有する光を用いて行われそして該厚い最外層が青
    色フィルターである請求項5〜7のいずれかに記載の刺
    激されうる蛍りん光体スクリーン。
  9. 【請求項9】 該スクリーンが担体をさらに含んでなる
    請求項5〜8のいずれかに記載の刺激されうる蛍りん光
    体スクリーン。
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