JP2001323887A - 給油式スクリュー圧縮機 - Google Patents

給油式スクリュー圧縮機

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JP2001323887A
JP2001323887A JP2000144580A JP2000144580A JP2001323887A JP 2001323887 A JP2001323887 A JP 2001323887A JP 2000144580 A JP2000144580 A JP 2000144580A JP 2000144580 A JP2000144580 A JP 2000144580A JP 2001323887 A JP2001323887 A JP 2001323887A
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JP
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oil
bearing
oil feed
discharge side
seal
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Pending
Application number
JP2000144580A
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English (en)
Inventor
Riichi Uchida
利一 内田
Masakazu Aoki
優和 青木
Hideharu Tanaka
英晴 田中
Masahiko Takano
正彦 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吐出側のオイルフィルムシールを経由して供給
される吐出側軸受への給油量は軸すきまの影響を受け、
軸受への給油量を一定にすることができなかった。 【解決手段】オイルフィルムシールから単純すきまシー
ルに変更し、更に別位置に軸受給油孔を形成することで
軸受への給油量を一定とさせたので、給油量が給油孔径
で定まり、軸受への給油量を最適化することができ、軸
受の信頼性を高め、更に圧縮機効率を向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作動室に油を噴射す
る給油式スクリュー圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】給油式スクリュー圧縮機はケーシング内
に雄雌一対スクリューロータを収め、それぞれのスクリ
ューロータの両端を軸受で支持した。吐出側の軸受は特
公昭50−17686 号公報記載のように吐出側のオイルフィ
ルムシールとして供給された油の一部で潤滑され、その
排油は作動室へ回収した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】吐出側のオイルフィル
ムシール性能は軸すきま、すきま長及び給油圧で定まる
が、軸すきまは加工公差範囲でばらつき、これに伴いオ
イルフィルムシールへの給油量が大幅に異なる。更に、
吐出側軸受への給油量へも影響され、吐出側軸受に必要
な給油量を一定にすることができなかった。そのため、
過少給油での軸受の焼き付きや過大油量での油攪拌損失
の増大などの問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】スクリューロータ歯部吐
出側端面と吐出側軸受との間にスクリューロータ軸とケ
ーシングとのすきまを一定とした単純すきまシールと、
このシールから別位置に設けた軸受給油孔をケーシング
に形成し、吐出側軸受への給油量を一定とさせた。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,図2を参照して説明する。
【0006】図1に本発明の給油式スクリュー圧縮機の
全体構成を示す。圧縮機本体1の吐出側は配管2によっ
てレシーバタンク3と連結され、さらにレシーバタンク
3の上部からはオイルセパレータ4,アフタークーラ5
の順に配管6,7によってそれぞれ連結されている。レ
シーバタンク3の下部は油溜めになっており、オイルク
ーラ8を介し、圧縮機本体1と連結されている。連結は
配管9,10による。圧縮機本体1のケーシングはMケ
ーシング11とDケーシング12とからなり、Mケーシ
ング11には雄ロータ13と雌ロータ14が噛合って収
まっている。雄,雌ロータ13,14の両端は吸込側ラ
ジアル軸受15a,15b及び吐出側ラジアル軸受16
a,16bで支持され、吐出側にはスラスト荷重を受け
るスラスト軸受17a,17bを設けている。吐出側軸
受16a,16b,17a,17bはDカバー18、吸込
側軸受15a,15bはSカバー19で被われ、吸込側
雄ロータ13軸には外部と遮断するメカニカルシール2
0が設けてある。
【0007】Mケーシング11にはロータ給油孔21,
排油孔22,回収孔30及び吸込口23,Dケーシング
12には吐出側軸受給油孔24,吐出口25が形成さ
れ、Sカバー19にはメカニカルシール給油孔26,D
カバー18には排油孔27が形成されている。
【0008】28は吐出側単純すきまシール、29は吸
込側単純すきまシールであり、軸すきまは軸径50mm程
度の場合は吐出側50〜100μm、吸込側100〜2
00μmである。
【0009】次に、このように構成された給油式スクリ
ュー圧縮機の動作について説明する。雄ロータ13がモ
ータなどによって駆動されると、雄ロータ13と噛み合
う雌ロータ14も回転する。これにより吸込口23から
空気を吸い込み、さらに圧縮を行う。圧縮中はロータ給
油孔21から油を噴射し、圧縮過程を等温圧縮に近づけ
る。圧縮機1から吐出した空気には多量の油が含まれて
おり、レシーバタンク3で空気と油の一次分離を行う。
更にオイルセパレータ4で空気と油の2次分離を行い、
アフタークーラ5で高圧空気を冷却する。
【0010】レシーバタンク3での空気と油の一次分離
によって分離された油は重力で落下する。レシーバタン
ク3の下部は油溜めとなっており、レシーバタンク圧と
圧縮機本体給油位置との圧力差で圧縮機本体1へ給油さ
れる。
【0011】吐出側単純すきまシール28と吸込側単純
すきまシール29はスクリューロータとケーシングで構
成される作動室31からスクリューロータ端面を経由し
て漏れる圧縮空気をシールする。
【0012】メカニカルシール20に給油された油の一
部は吸込側ラジアル軸受15の潤滑をした後、圧力の低
い作動室31に回収され、ほとんどは排油孔22を経由
して圧力の低い作動室31へ回収される。一方、吐出側
軸受給油ノズル24からの油は吐出側ラジアル軸受16
及び吐出側スラスト軸受17を潤滑した後、排油孔2
7、更に回収孔30を経由して、吸込行程など圧力の低
い作動室31へ回収される。
【0013】図3は他の実施形態を示すもので、吐出側
単純すきまシール28のシール長を同一空間内で大きく
し、吐出側でのシール性能を向上させた。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、吐出側軸受への給油量
が給油ノズル径で定まり、軸受の給油量不足による軸受
の焼き付きや給油量過多による油攪拌損失の増加するこ
となく、軸受の信頼性を高め、更に圧縮機の効率を向上
させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の給油式スクリュー圧縮機の
全体構成を示す断面図。
【図2】図1のA−A断面。
【図3】他の実施形態を示す図。
【符号の説明】
12…Dケーシング、16…吐出側ラジアル軸受、17
…吐出側スラスト軸受、18…Dカバー、24…吐出側
軸受給油孔、27…排油孔、28…吐出側単純すきまシ
ール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 英晴 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所産業機器グループ内 (72)発明者 高野 正彦 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所産業機器グループ内 Fターム(参考) 3H029 AA03 AA21 AB01 BB01 BB35 BB50 CC09 CC16 CC17 CC19 CC22 CC33 CC44

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に雄雌一対のスクリューロー
    タを収め、ケーシングの一方に吸込口、他方に吐出口を
    形成し、スクリューロータの両端を軸受で支持した給油
    式スクリュー圧縮機において、スクリューロータ歯部吐
    出側端面と吐出側軸受との間にスクリュー軸とケーシン
    グとのすきまを一定とした単純すきまシールを設け、こ
    のシールの反ロータ側に軸受給油孔をケーシングに形成
    したことを特徴とした給油式スクリュー圧縮機。
JP2000144580A 2000-05-12 2000-05-12 給油式スクリュー圧縮機 Pending JP2001323887A (ja)

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