JP2001323592A - 梁補強部材及び小屋組構造 - Google Patents

梁補強部材及び小屋組構造

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JP2001323592A
JP2001323592A JP2000146478A JP2000146478A JP2001323592A JP 2001323592 A JP2001323592 A JP 2001323592A JP 2000146478 A JP2000146478 A JP 2000146478A JP 2000146478 A JP2000146478 A JP 2000146478A JP 2001323592 A JP2001323592 A JP 2001323592A
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purlin
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hut
vent
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Hiroshi Hosaka
浩 保坂
Tomohiro Sengoku
智広 仙石
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易な施工作業で広い小屋裏空間を得ること
ができ、かつ、危険な高所作業を大幅に少なくして施工
に必要な手間と時間を削減できるとともに、より強固に
屋根を支持する小屋組構造を提供する。 【解決手段】 小屋組構造31は、屋根40の頂部2の
周囲を一周して支持するように四角枠状に配置された四
本の母屋梁15を有する。また、四角枠状の母屋梁15
の四隅の頂点部分と屋根面6の傾斜方向に沿うように傾
斜し、かつ、外壁30との間を連結する連結梁16を備
えている。そして梁補強部材50が、該ベント梁11の
母屋梁15端部と外壁30の上端部とに該屋根面6の傾
斜方向に沿って掛け渡されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋根の傾斜
方向と直交するように水平に配置されるとともに、前記
屋根を支持する母屋梁を備えた小屋組を補強する梁補強
部材及び、前記梁補強部材を備えた屋根の小屋組構造に
関する。
【0002】
【背景の技術】一般に、床、壁、屋根等に関して予め工
場等で製造されたパネルを建築現場で設置することによ
り住宅を構築するパネル工法が知られている。上記パネ
ル工法の住宅においては、床、壁、屋根等を構成する各
パネルが互いに接合されて、住宅を構成するので、基本
的に、柱、梁をほとんど用いないものとなっているが、
壁パネルだけで屋根を構成する屋根パネルをすべて支持
することが困難なので、屋根を支持する梁が用いられて
いる。
【0003】そして、パネル工法の住宅に設けられる方
形屋根(寄棟屋根を含む)等の下面を支持するための屋
根支持用梁としては、例えば、特開平8−74370号
公報に開示されたようないわゆるベント梁が用いられて
いる。
【0004】上記ベント梁を使用する小屋組構造におい
ては、住宅の内壁の少なくとも一部を屋根の裏側にまで
至るように設け、該内壁の上端部を屋根に接合してい
る。また、ベント梁の登り部の端部を外壁の上端部と接
合し、水平部の端部を前記内壁の上端部と接合すること
により複数のベント梁が支持され、屋根全体を支持する
ための小屋組構造が形成される。従って、屋根の裏側に
沿って配置されているベント梁の下側に該ベント梁を支
持する梁や束が存在しないので、屋根の裏側の小屋裏空
間を比較的広くすることができ、天井を高くしたり、小
屋裏に大きな小屋裏収納等のための部屋を設けたりし
て、小屋裏空間を有効に利用することができる。
【0005】また、住宅などの建物の小屋組を構築する
際には、高所において梁・束・棟木・母屋・垂木などの
部材を組み立てていた。しかし、作業位置が高所である
ために作業性が悪く、施工に手間と時間を要していた。
【0006】そこで、小屋組を地上で予め組み立てた上
で、クレーンなどで吊り上げて屋根部分に取り付けるこ
とにより、高所における作業を削減する方法が考えられ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な小屋組構造は、屋根及びベント梁を支持するために屋
根に至るように設けられる内壁が存在することにより、
例えば、住宅の屋根裏が内壁に仕切られ、屋根裏全体か
らなるひとつの小屋裏空間を構築することができないな
ど、小屋裏空間の利用が制限されている。
【0008】また、上述のように、内壁を用いた小屋裏
構造においては、同様な形状の屋根でもその下の間取り
によって内壁の位置が異なり、内壁の位置により小屋組
構造を変える必要があった。すなわち、同様な形状の屋
根でも、その小屋組構造を同じにすることができず、か
つ、内壁の位置によって、小屋組構造が決まるので、例
えば、コスト的に最適な小屋組構造を設計することが困
難であった。
【0009】一方、都市部などでは、土地を有効に利用
するため、敷地のほぼ全面を利用するような建物を建設
する場合が多い。従って、敷地内において、構築しよう
とする建物の外側に、上記のように小屋組を地上で組み
立てるための余地を確保することは難しい。また、敷地
外の場所で小屋組を予め組み立てた上で、建物の建設現
場まで運搬する方法も考えられる。しかし、組み立てら
れた小屋組は、建物の平面とほぼ等しいかそれを上回る
平面寸法を持つため、都市部の狭小な道路を利用して建
物の建設現場へ運搬することには難がある。
【0010】さらに、屋根を支持するために屋根の裏側
に沿って配置される梁を用いた小屋組においては、屋根
を支持する躯体は外壁部分のみとなり、前記小屋組を建
物の最上階の床面の上で構築し、これをクレーン等で吊
り上げて屋根部分に取り付けることも考えられるが、前
記小屋組では、十分に屋根を支持することは難しい。
【0011】本発明は、容易な施工作業で広い小屋裏空
間を得ることができ、かつ、建物が密集する地域の敷地
に建物を構築する際などに、小屋組の組立作業を専ら建
物の外壁線よりも内側で行い、危険な高所作業を大幅に
少なくして施工に必要な手間と時間を削減できる、そし
て、より強固に屋根を支持する小屋組構造を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば図1〜3に示すよう
に、建物Aの屋根40の傾斜方向と直交するように水平
に配置されるとともに、前記屋根40を支持する母屋梁
15,111a,112a,113aを備えた小屋組3
1a,131aを補強する梁補強部材50は、前記母屋
梁15,111a,112a,113aと、前記屋根4
0を外壁30部分で支持する支持部材との間に屋根40
の傾斜方向に沿って傾斜して掛け渡されるとともに、前
記母屋梁15,111a,112a,113a、前記支
持部材及び屋根40とに接合された棒状部材51を備え
ることを特徴とする。
【0013】請求項1の記載の発明によれば、前記屋根
40を支持する前記母屋梁15,111a,112a,
113aが設置されるとともに、前記母屋梁15,11
1a,112a,113aと前記支持部材との間に屋根
40の傾斜方向に沿って前記棒状部材51を備えている
ので、前記母屋梁15,111a,112a,113a
をより強固に支持し、小屋組31a,131aを安定に
支持することができる。
【0014】なお、母屋梁15,111a,112a,
113aとは小屋組31a,131aにおいて屋根面
6,106の傾斜方向に直交するように水平に配置され
る屋根パネル(図示略)を支える梁である。支持部材と
は屋根パネル(図示略)を支持する外壁部分・内壁部分
・柱等の部材であり、前記屋根パネル(図示略)を支持
する躯体となる。また、棒状部材51とは前記母屋梁1
5,111a,112a,113aから前記外壁30部
分に至り、前記母屋梁15,111a,112a,11
3aと直交し、かつ、屋根面6,106の傾斜方向に沿
って水平な直状の部材である。
【0015】請求項2記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項1記載の梁補強部材において、前記棒状部材
51を前記支持部材に接合させる支持部材接合部53
と、前記棒状部材51を前記母屋梁15,111a,1
12a,113aに接合させる梁接合部52とを備えて
いることを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明によれば、前記棒状部
材51に前記支持部材接合部53と前記梁接合部52を
備えているので、前記屋根40の裏側において小屋組3
1a,131aを構築する際、前記屋根40を支持する
前記棒状部材51を簡便かつ確実に設置できる。
【0017】請求項3記載の発明は、図2及び3に示す
ように、請求項1または2記載の梁補強部材において、
前記屋根40が方形屋根1,101(又は寄棟屋根)を
基本構造として四方に流れる屋根面6,106を備え、
前記小屋組31a,131aは、各屋根面6,106の
同じ高さ位置を、前記屋根40の頂部2,102の周囲
を一周して支持するように略四角枠状に配置された四本
の前記母屋梁15,111a,112a,113aと、
四角枠状の前記母屋梁15,111a,112a,11
3aの四隅の頂点部分のうちの少なくとも一部の頂点部
分を挟むように配置された二本の母屋梁のうちの一方の
母屋梁に沿うとともに、前記屋根面6,106の傾斜方
向に沿うように傾斜し、かつ、前記頂点部分と、前記支
持部材との間を連結する連結梁16,111b,112
b,113bとを備え、前記棒状部材51が、前記母屋
梁15,111a,112a,113aの四隅の頂点部
分のうちの少なくとも一部の頂点部分を挟むように配置
された二本の母屋梁のうちの他方の母屋梁の方向に沿う
とともに、前記屋根面6,106の傾斜方向に沿うよう
に傾斜し、かつ、前記頂点部分と、前記支持部材との間
に掛け渡されていることを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明によれば、略四角枠状
に配置された四本の前記母屋梁15,111a,112
a,113aの四隅の頂点部と前記支持部材との間に屋
根面6,106の傾斜方向に沿うように傾斜し、配置さ
れる前記連結梁16,111b,112b,113bを
備えるとともに、他方の屋根面6,106の傾斜方向に
傾斜し、かつ、前記頂点部分と前記支持部材との間には
棒状部材51が掛け渡されているので、前記母屋梁1
5,111a,112a,113aをより強固に支持
し、前記小屋組31a,131aを安定な状態で拘持で
きる。つまり、雪の重みや屋根パネル(図示略)本体の
重みなどにより屋根40を支持する小屋組31a,13
1aに大きな荷重が加わる場合、屋根面6,106裏側
の前記連結梁16,111b,112b,113bと外
壁30部分との接合部において、前記屋根面6,106
の傾斜方向に支持する力が、これとはずれた方向に働
き、前記屋根40を支持する小屋組31a,131aが
屋根面6,106の頂部2,102を中心として回転す
るような応力が生じる可能性がある。これに対して、棒
状部材51を上述のように配置することで、上述のよう
な応力が生じるのを防ぐことができる。従って、方形屋
根又は寄棟屋根において、自重のより大きな屋根パネル
を支持する小屋組を安定化できるとともに、前記小屋組
本体をスケールアップさせ、大きな建物を設計すること
も可能である。
【0019】請求項4記載の発明は、例えば図2に示す
ように、請求項1〜3のいずれか一つに記載の梁補強部
材を備えた小屋組構造が、方形屋根1,101(又は寄
棟屋根)を基本構造とする屋根40の四方に流れる各屋
根面6,106の同じ高さ位置を、前記屋根40の頂部
2,102の周囲を一周して支持する略四角枠状に配置
された四本の前記母屋梁15,111a,112a,1
13aと、四角枠状の前記母屋梁15,111a,11
2a,113aの四隅の頂点部分のうちの少なくとも一
部の頂点部分を挟むように配置された二本の前記母屋梁
のうちの一方の前記母屋梁に沿うとともに、前記屋根面
6,106の傾斜方向に沿うように傾斜し、かつ、前記
頂点部分と、外壁30部分で屋根40を支持する支持部
材との間を連結する連結梁16,111b,112b,
113bとを備え、前記梁補強部材50が、前記母屋梁
15,111a,112a,113aの四隅の頂点部分
のうちの少なくとも一部の頂点部分を挟むように配置さ
れた二本の母屋梁のうちの他方の母屋梁の方向に沿うと
ともに、前記屋根面6,106の傾斜方向に沿うように
傾斜し、かつ、前記頂点部分と、前記支持部材との間に
掛け渡されていることを特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明によれば、小屋組構造
として請求項3と同様の効果が得られる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項4記載の小
屋組構造において、前記母屋梁15,111a,112
a,113aとそれに沿って傾斜する前記連結梁16,
111b,112b,113bとが一体に形成されたベ
ント梁11,111,112,113を備え、四本のベ
ント梁11,111,112,113をその母屋梁1
5,111a,112a,113aの部分が四角枠状に
なるように組むことにより小屋組31a,131aが形
成されていることを特徴とする。
【0022】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の小屋組構造において、屋根40を支持するために母
屋梁15,111a,112a,113aと連結梁1
6,111b,112b,113bとが一体に形成され
た前記ベント梁11,111,112,113を用いて
いるので、四本の前記ベント梁11,111,112,
113をその母屋梁15,111a,112a,113
aの部分が四角枠状になるように組むことで、該外壁3
0部分に垂直にそれぞれ一本の該ベント梁を突き合わせ
るような形状の小屋組31a,131aを構築できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本説明に係る
ベント梁を使用した小屋組構造の実施の形態例を詳細に
説明する。
【0024】本実施の形態の小屋組構造は、図1に示す
ように二階建ての建物Aに適用されるものである。この
建物Aの屋根40は、方形屋根を左右対称に並べ、両方
の方形屋根と共通の屋根面をもつ切妻屋根を間に挟み込
むような屋根の配置をとっている。
【0025】図2は方形屋根1,101と、切妻屋根部
5と、の下面を支持する屋根支持用梁としてベント梁1
1,111,112,113を使用した際の小屋組構造
31,131を伏せ図として示すものである。前記屋根
40の小屋組構造に関して、詳しくは、図2に示すよう
に、屋根支持用梁としてベント梁11,111,11
2,113を使用している方形屋根1,101を左右対
称に並べ、小屋組構造31における1本の該ベント梁1
1の連結梁16と接合する反対側の母屋梁15の端部
と、小屋組構造131における1本の該延長梁112e
の該第二の母屋梁112aと接合する反対側の端部とに
突き合わせるように共通の棟木4を配置し、方形屋根
1,101と同一の屋根面をもつ切妻屋根部5を形成す
る屋根の構造を有している。
【0026】なお、ベント梁11,111,112,1
13とは屋根面6,106の傾斜方向と直交するように
水平に配置される母屋梁15,111a,112a,1
13aと、前記母屋梁15,111a,112a,11
3aと連続して屋根面6,106の傾斜方向に沿って前
記母屋梁15,111a,112a,113a端部と外
壁30の上端部とを連結する連結梁16,111b,1
12b,113bとが一体に形成された梁である。
【0027】この小屋組構造31は、ベント梁11を用
いたものであって、方形屋根1の頂部2から四方に流れ
る四つの屋根面6を形成する複数の屋根パネル(図示
略)を支持するようになっている。また、この例の方形
屋根1は、基本構造が方形屋根であるが一つの屋根面6
から上記頂部2より低い位置に棟木4を有する切妻屋根
部5が延出した構造となっている。また、方形屋根1に
おいては、各屋根面どうしの境が隅棟3となっている。
【0028】そして、この例のベント梁11を用いた方
形屋根1を支持する小屋組構造31は、ベント梁11が
各隅棟3毎に一本ずつ配置されるとともに、前記ベント
梁11の母屋梁15側の端部が該母屋梁15が配置され
た屋根面6に連結梁16が配置された他のベント梁11
のうちの一本に(梁受け金物20を介して)直角に接合
されることにより構成されている。なお、同じ隅棟3を
通るベント梁11を二本以上としても良い。
【0029】上述のように各隅棟3をそれぞれ通る4本
のベント梁11を互いに接合することにより、4本のベ
ント梁11の4本の母屋梁15が四角枠状に配置される
とともに、4本の母屋梁15からなる四角い枠の4つの
角部から四つの各屋根面6の勾配方向にそって、それぞ
れ連結梁16が外壁30の上端部まで延出した状態とな
っている。ここでは、このような形状を略卍状と称す
る。
【0030】一方、小屋組構造131は、ベント梁11
1,112,113と延長梁112e,113e,11
3fを用いたものであって、方形屋根101の頂部10
2から四方に流れる四つの屋根面106を形成する複数
の屋根パネル(図示略)を支持するようになっている。
また、この例の方形屋根131は、基本構造が方形屋根
であるが一つの屋根面106から前記頂部102より低
い位置に棟木4を有する切妻屋根部5が延出した構造と
なっている。方形屋根101においては、各屋根面どう
しの境が隅棟103となっている。
【0031】そして、この例のベント梁111,11
2,113を用いた方形屋根101を支持する小屋組構
造131は、同じ隅棟103を通るベント梁111,1
12,113が三本一組として各隅棟103毎に一組ず
つ配置されるとともに、前記ベント梁111,112,
113の母屋梁111a,112a,113a側の端部
が該母屋梁111a,112a,113aが配置された
屋根面106に連結梁111b,112b,113bが
配置された他のベント梁111,112,113のうち
の一本(ベント梁111)に(梁受け金物120,12
2,124を介して)直角に接合されることにより構成
されている。なお、同じ隅棟103を通るベント梁11
1,112,113の数は3本に限るものではない。
【0032】前記方形屋根101の支持用梁として使用
されるベント梁111,112,113には三種類存在
し、ひとつは該方形屋根101の中央部近傍に該ベント
梁111の母屋梁111aが四角枠状に接合される第一
のベント梁111であり、もうひとつは四角枠状に接合
された第一のベント梁111の母屋梁111aより低い
位置で、かつ、外側に母屋梁112aが配置され、該第
一のベント梁111と同様に母屋梁112aが四角枠状
に接合される第二のベント梁112である。
【0033】さらにもうひとつは四角枠状に接合された
第二のベント梁112の母屋梁112aより低い位置
で、かつ、外側に母屋梁113aが配置され、該第一、
二のベント梁111,112と同様に母屋梁113aが
四角枠状に接合される第三のベント梁113である。
【0034】前記第一のベント梁111は、方形屋根1
01の裏面側において、一つの屋根面106の下端部か
ら該屋根面106の傾斜方向に沿って斜め上方に該屋根
面106の左右の隅棟103のうちの一方の隅棟103
にまで至る連結梁111bと、該連結梁111bの前記
隅棟103の端部から前記屋根面106に隣接する屋根
面106の傾斜方向と直交するように水平に延出する母
屋梁111aとを備えたものである。なお、屋根面10
6の傾斜方向とは、屋根面106の傾斜角と同じ傾斜角
を有する方向である。
【0035】また、第一のベント梁111は、該連結梁
111bと母屋梁111aとを平面視した場合に一直線
になるようにその一端部において相互に、例えば溶接等
の手段により突き合わせ接合することにより構成されて
いる。第一のベント梁111の母屋梁111aは、屋根
面106の一方の隅棟103側の側縁部から他方の隅棟
103側の側縁部に至るように配置されており、第一の
ベント梁111の連結梁111bは、前記母屋梁111
aの隅棟103に配置される一方の端部から外壁30の
上端部まで屋根面106の傾斜方向に沿って延出するよ
うに配置されている。
【0036】前記第一のベント梁111の端部は、該第
一のベント梁111を構成している連結梁111bの端
部に取り付けられた梁受け金物121を介して上端部に
補強用の合板が取り付けられた外壁30の上端部に取り
付けられており、他方の端部となる前記母屋梁111a
側の端部は該第一のベント梁111と直交する方向に配
置されている他の第一のベント梁111の母屋梁111
aの連結梁111b側の端部に、接合部材としての梁受
け金物120を介し、該第一のベント梁111の母屋梁
111aが接合されている。
【0037】そして、上述のように各隅棟103をそれ
ぞれ通る4本の第一のベント梁111を互いに接合する
ことにより、4本の第一のベント梁111の4本の母屋
梁111aが四角枠状に配置されるとともに、4本の母
屋梁111aからなる四角い枠の4つの角部から四つの
各屋根面106の勾配方向に沿ってそれぞれ連結梁11
1bが外壁30の上端部まで延出した状態となってい
る。
【0038】第二のベント梁112は前記第一のベント
梁111と同様に、屋根面106の下端部側から該屋根
面106の傾斜方向に沿って斜め上方に該屋根面106
の左右の隅棟103のうちの一方の隅棟103にまで至
る連結梁112bと、該連結梁112bの前記隅棟10
3側の端部から前記屋根面106に隣接する屋根面10
6の傾斜方向と直交するように水平に延出する母屋梁1
12aとを備えている。また、第二のベント梁112の
連結梁112bと母屋梁112aとを平面視した場合
に、第一のベント梁111の場合と同様に、一直線状に
なるようにその一端部において相互に、例えば、溶接等
の手段により突き合わせ接合することにより構成されて
いる。
【0039】なお、第二のベント梁112は、その母屋
梁112aが屋根面106の第一のベント梁111の母
屋梁111aが配置された位置より下側において、屋根
面106の一方の隅棟103から上記屋根面106に配
置された他の第一のベント梁111の連結梁111bに
至るように配置される。そして、第二のベント梁112
の母屋梁112aは、第一のベント梁111の母屋梁1
11aより長くされている。一方の第二のベント梁11
2の連結梁112bは、第一のベント梁111の母屋梁
111aより屋根面106の下側にある母屋梁112a
から外壁30の上端部に延出するように配置されている
ので、第一のベント梁111の連結梁111aより短く
されている。
【0040】また前記第二のベント梁112は、その端
部を前記第一のベント梁111と同様に該第二のベント
梁112を構成している連結梁112bの端部に取り付
けられた梁受け金物123を介して上端部に補強用の合
板が取り付けられた前記外壁30の上端部に取り付けら
れている。そして、他方の端部となる前記母屋梁112
aの端部は該第二のベント梁112と直交する方向に延
在している前記第一のベント梁111の連結梁111b
に梁受け金物122を介して接合されている。
【0041】また、第二のベント梁112の母屋梁11
2a側の端部が接合された第一のベント梁111の連結
梁111bには、第二のベント梁112の母屋梁112
aを延長するようにして延長梁112eが配置されて隅
棟103にまで至り、該第二のベント梁112及び該延
長梁112eに直交する方向に延在している他の第二の
ベント梁112の母屋梁112aに図示しない取り付け
部材を介して接合されている。
【0042】なお、延長梁112eは、第二のベント梁
112の母屋梁112a側の端部に第一のベント梁11
1の連結梁111bを介して接合された状態となってお
り、前記第二のベント梁112の母屋梁112a側の端
部の近傍から第二のベント梁112の母屋梁112aを
延長するように配置されている。
【0043】また、第三のベント梁113は、上記第二
のベント梁112とほぼ同様であるが、上記第二のベン
ト梁112との違いは、第三のベント梁113の母屋梁
113a側の端部が接合された第一のベント梁111の
連結梁111bには、第三のベント梁113の母屋梁1
13aが取り付けられた側の反対側の側部に、第三のベ
ント梁113の母屋梁113aを延長するように延長梁
113e,113fが配置されることである。
【0044】そして、上述のように各第二、三のベント
梁112,113と延長梁112e,113e,113
fが配置されることにより、第二、三のベント梁11
2,113の母屋梁112a,113aと延長梁112
e,113e,113fとを合わせたものを一辺とする
四角枠状の梁が形成されることになる。すなわち、第
二、三のそれぞれのベント梁112,113において4
本の母屋梁112a,113a及び延長梁112e,1
13e,113fが四角枠状となるように互いに接合さ
れている。従って、この例の小屋組構造131において
は、方形屋根101の上部の屋根面106の裏側におい
て、前記方形屋根101の上方の裏面側の部分に、4本
の第一のベント梁111の母屋梁111aからなる四角
い枠が形成されるとともに、屋根の下方の裏面側の部分
に4本の第二、三のベント梁112,113の母屋梁1
12a,113aと延長梁112e,113e,113
fとから四角い枠が形成されることで、略卍状に三重の
枠が形成されるようになっている。
【0045】また、上述した方形屋根1の屋根支持用梁
として用いられるいずれか1本のベント梁11の端部
と、方形屋根101の屋根支持用梁として用いられる第
二のベント梁112の延長上に存在する延長梁112e
の端部に共通の棟木4を設置することにより、それぞれ
の方形屋根部分と同一の屋根面を有する切妻屋根部5が
形成される。
【0046】図3に示すように、梁補強部材50は、屋
根面裏側において該屋根面の傾斜方向に沿って傾斜して
該屋根パネル裏側に設置される棒状部材51(木製の角
材)と、梁受け金物を介して該ベント梁の母屋梁と前記
棒状部材51とを接合する梁接合部52と、屋根パネル
を支持する外壁30の上端部と前記棒状部材51とを接
合する支持部材接合部53と、から構成されている。
【0047】そして、前記梁補強部材50を構成する棒
状部材51の両端部には、前記梁接合部52と、前記支
持部材接合部53が図3のように設置されている。
【0048】これら前記梁補強部材50は、図2に示す
ように、小屋組構造31においては該ベント梁11の母
屋梁15端部と外壁30の上端部とに該屋根面6の傾斜
方向に沿って掛け渡されており、小屋組構造131にお
いては該第三のベント梁113の延長上に配置されてい
る該延長梁113fの端部と外壁30の上端部とを該屋
根面106の傾斜方向に沿って掛け渡されている。な
お、上述した方形屋根1の屋根支持用梁として用いられ
る1本のベント梁11の端部と、方形屋根101の屋根
支持用梁として用いられる第二のベント梁112の延長
上に存在する1本の延長梁112eの端部に共通の棟木
4を設置しているので、それぞれの小屋組構造31,1
31においては、前記梁補強部材50が図2に示すよう
に3本ずつ配置されている。
【0049】図4(a)(b)(c)に示すように、前
記梁接合部52は第一の接合部60(合板)と第二の接
合部61(合板)とから構成され、2枚の第一の接合部
60の傾斜部分と連続しない側の縁端部と、1枚の第二
の接合部61の両縁端部とを垂直に突き合わせ接合し、
コ字状に形成されている。
【0050】そして、図3に示すように、該屋根面の裏
側に該屋根面の傾斜方向に沿って配置される該棒状部材
51の両側面が、2枚の第一の接合部60に平行に挟ま
れ、平面視したとき、該棒状部材51の上側縁部と前記
第一の接合部60の傾斜部分が一致するように該棒状部
材51と前記梁接合部52が設置される。前記棒状部材
51と前記梁接合部52が上述のように設置されると、
前記2枚の第一の接合部60の傾斜部分を有する端部側
に複数の孔が設けられているので、ビスあるいは釘によ
って、前記2枚の第一の接合部60と前記棒状部材51
の側面が締結され、前記棒状部材51と前記梁接合部5
2が一体に形成される。
【0051】また、図4(b)に示す第二の接合部61
にも該ベント梁の母屋梁の端部と梁受け金物を介して接
合させるための孔が設けられ、前記母屋梁の端部とボル
トなどによって接合される。
【0052】図5(a)(b)(c)に示すように、前
記支持部材接合部53は第一の接合部70(合板)と第
二の接合部71(合板)とから構成され、2枚の第一の
接合部70の傾斜部分70aが同一の方向で、1枚の第
二の接合部71の2つの設置部分71aと水平に一致す
るように、かつ、前記第一の接合部70の面と前記第二
の接合部71の面とが直交するように接合され形成され
ている。
【0053】そして、図3に示すように、該屋根面の裏
側に該屋根面の傾斜方向に沿って配置される該棒状部材
51の両側面が、2枚の第一の接合部70に平行に挟ま
れ、平面視したとき、該棒状部材51の上側縁部と前記
第一の接合部70の上側縁部70bが一致するように該
棒状部材51と前記支持部材接合部53が設置される。
前記棒状部材51と前記支持部材接合部53が上述のよ
うに設置されると、前記2枚の第一の接合部70の傾斜
部分70aの反対側に複数の孔が設けられているので、
ビスあるいは釘によって、前記2枚の第一の接合部70
と前記棒状部材51の側面が締結され、前記棒状部材5
1と前記支持部材接合部53が一体に形成される。
【0054】また、図5(b)に示す第二の接合部71
にも、2つの設置部分71aの両外側部分と間に挟まれ
る部分とに、外壁30の上端部と接合させるための孔が
設けられ、前記外壁30の上端部とボルトなどによって
接合される。
【0055】以上、本実施の形態の梁補強部材及び小屋
組構造によれば、梁補強部材50によって、母屋梁1
5,111a,112a,113aをより強固に支持
し、小屋組31a,131aを安定に支持することがで
きる。
【0056】また、方形屋根11,101の裏側におい
て小屋組構造31,131を構築する際、梁接合部52
と支持部材接合部53によって、前記梁補強部材50を
簡便かつ確実に設置できる。
【0057】さらに、前記連結梁16,111b,11
2b,113bと前記棒状部材51によって、前記母屋
梁15,111a,112a,113aをより強固に支
持し、前記小屋組31a,131aを安定な状態で拘持
できる。
【0058】つまり、雪の重みや屋根パネル(図示略)
本体の重みなどにより屋根40を支持する小屋組31
a,131aに大きな荷重が加わる場合、屋根面6,1
06裏側の前記連結梁16,111b,112b,11
3bと外壁30部分との接合部において、前記屋根面
6,106の傾斜方向に支持する力が、これとはずれた
方向に働き、前記屋根40を支持する小屋組31a,1
31aが屋根面6,106の頂部2,102を中心とし
て回転するような応力が生じることが考えられるが、こ
れを防止することができる。
【0059】従って、方形屋根又は寄棟屋根において、
自重のより大きな屋根パネルを支持する小屋組を安定化
できるとともに、前記小屋組本体をスケールアップさ
せ、大きな建物を設計することも可能である。
【0060】一方、小屋組構造31,131において、
ベント梁11,111,112,113を用いているの
で、略卍状に前記ベント梁11,111,112,11
3を組んだ小屋組構造31,131を提供することがで
きる。
【0061】この場合、屋根40を支持するために内壁
を屋根40の裏側に至るまで上方に延出させる必要がな
いので、広い屋根裏空間を得ることができるとともに、
内壁の位置に関係しないコスト的に最適な小屋組構造を
設計できる。さらに、前記ベント梁11,111,11
2,113を互いに組み合わせる組立作業を専ら建物A
の外壁30線よりも内側で行い、組み立てられた小屋組
31a,131aを左右いずれかにずらした後、吊り上
げて屋根を設置すれば、危険な高所作業を大幅に少なく
し施工に必要な手間と時間を削減できる。
【0062】なお、本発明は上記実施の形態例に限定さ
れるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の改良並びに設計の変更を行ってもよい。例
えば、梁補強部材は木製の角材のみならず、直方体状の
鋼材など、その他の材料でもよい。また、屋根の形状
は、方形屋根に限らず、寄棟屋根、入母屋屋根、その
他、基本構造を寄棟屋根(方形屋根を含む)とする各種
の変形屋根に適用できる。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、梁補強部
材によって、母屋梁をより強固に支持し、小屋組を安定
に支持することができる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、方形屋根の
裏側において小屋組構造を構築する際、梁接合部と支持
部材接合部によって、前記梁補強部材を簡便かつ確実に
設置できる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、前記連結梁
と前記棒状部材によって、前記母屋梁をより強固に支持
し、前記小屋組を安定な状態で拘持できる。
【0066】つまり、雪の重みや屋根パネル本体の重み
などにより屋根を支持する小屋組に大きな荷重が加わる
場合、屋根面裏側の前記連結梁と外壁部分との接合部に
おいて、前記屋根面の傾斜方向に支持する力が、これと
はずれた方向に働き、前記屋根を支持する小屋組が屋根
面の頂部を中心として回転するような応力が生じること
が考えられるが、これを防止することができる。
【0067】従って、方形屋根又は寄棟屋根において、
自重のより大きな屋根パネルを支持する小屋組を安定化
できるとともに、前記小屋組本体をスケールアップさ
せ、大きな建物を設計することも可能である。
【0068】請求項4記載の発明によれば、小屋組構造
として、請求項3と同様の効果が得られる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、小屋組構造
において、ベント梁を用いているので、略卍状に前記ベ
ント梁を組んだ小屋組構造を提供することができる。
【0070】この場合、屋根を支持するために内壁を屋
根の裏側に至るまで上方に延出させる必要がないので、
広い屋根裏空間を得ることができるとともに、内壁の位
置に関係しないコスト的に最適な小屋組構造を設計でき
る。さらに、前記ベント梁を互いに組み合わせる組立作
業を専ら建物の外壁線よりも内側で行い、組み立てられ
た小屋組を左右いずれかにずらした後、吊り上げて屋根
を設置すれば、危険な高所作業を大幅に少なくし施工に
必要な手間と時間を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の建物を示す正面図であ
る。
【図2】上記例の小屋組構造を示す平面図である。
【図3】上記例の梁補強部材を示す側面図である。
【図4】上記例の梁接合部を示す図面である。
【図5】上記例の支持部材接合部を示す図面である。
【符号の説明】
A 建物 1,101 方形屋根 2,102 頂部 6,106 屋根面 11,111,112,113 ベント梁 15,111a,112a,113a 母屋梁 16,111b,112b,113b 連結梁 30 外壁 31,131 小屋組構造 31a,131a 小屋組 40 屋根 50 梁補強部材 51 棒状部材 52 梁接合部 53 支持部材接合

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋根の傾斜方向と直交するように
    水平に配置されるとともに、前記屋根を支持する母屋梁
    を備えた小屋組を補強する梁補強部材であって、 前記母屋梁と、前記屋根を外壁部分で支持する支持部材
    との間に屋根の傾斜方向に沿って傾斜して掛け渡される
    とともに、前記母屋梁、前記支持部材及び屋根とに接合
    された棒状部材を備えることを特徴とする梁補強部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の梁補強部材において、 前記棒状部材を前記支持部材に接合させる支持部材接合
    部と、前記棒状部材を前記母屋梁に接合させる梁接合部
    とを備えていることを特徴とする梁補強部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の梁補強部材にお
    いて、 前記屋根が方形屋根又は寄棟屋根を基本構造として四方
    に流れる屋根面を備え、 前記小屋組は、各屋根面の同じ高さ位置を、前記屋根の
    頂部の周囲を一周して支持するように略四角枠状に配置
    された四本の前記母屋梁と、四角枠状の前記母屋梁の四
    隅の頂点部分のうちの少なくとも一部の頂点部分を挟む
    ように配置された二本の母屋梁のうちの一方の母屋梁に
    沿うとともに、前記屋根面の傾斜方向に沿うように傾斜
    し、かつ、前記頂点部分と、前記支持部材との間を連結
    する連結梁とを備え、 前記棒状部材が、前記母屋梁の四隅の頂点部分のうちの
    少なくとも一部の頂点部分を挟むように配置された二本
    の母屋梁のうちの他方の母屋梁の方向に沿うとともに、
    前記屋根面の傾斜方向に沿うように傾斜し、かつ、前記
    頂点部分と、前記支持部材との間に掛け渡されているこ
    とを特徴とする梁補強部材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の梁
    補強部材を備えた小屋組構造であって、 方形屋根又は寄棟屋根を基本構造とする屋根の四方に流
    れる各屋根面の同じ高さ位置を、前記屋根の頂部の周囲
    を一周して支持する略四角枠状に配置された四本の前記
    母屋梁と、四角枠状の前記母屋梁の四隅の頂点部分のう
    ちの少なくとも一部の頂点部分を挟むように配置された
    二本の前記母屋梁のうちの一方の前記母屋梁に沿うとと
    もに、前記屋根面の傾斜方向に沿うように傾斜し、か
    つ、前記頂点部分と、外壁部分で屋根を支持する支持部
    材との間を連結する連結梁とを備え、 前記梁補強部材が、前記母屋梁の四隅の頂点部分のうち
    の少なくとも一部の頂点部分を挟むように配置された二
    本の母屋梁のうちの他方の母屋梁の方向に沿うととも
    に、前記屋根面の傾斜方向に沿うように傾斜し、かつ、
    前記頂点部分と、前記支持部材との間に掛け渡されてい
    ることを特徴とする小屋組構造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の小屋組構造において、 前記母屋梁とそれに沿って傾斜する前記連結梁とが一体
    に形成されたベント梁を備え、四本のベント梁をその母
    屋梁の部分が四角枠状になるように組むことにより小屋
    組が形成されていることを特徴とする小屋組構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017036185A1 (zh) * 2015-09-06 2017-03-09 广东铝遊家科技有限公司 铝合金房屋

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