JP2001322435A - 自動車用ドアの補強ビーム構造 - Google Patents

自動車用ドアの補強ビーム構造

Info

Publication number
JP2001322435A
JP2001322435A JP2000144328A JP2000144328A JP2001322435A JP 2001322435 A JP2001322435 A JP 2001322435A JP 2000144328 A JP2000144328 A JP 2000144328A JP 2000144328 A JP2000144328 A JP 2000144328A JP 2001322435 A JP2001322435 A JP 2001322435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
reinforcing beam
outer panel
bracket
beam structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000144328A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Haga
高宏 芳賀
Tomomitsu Nagao
智充 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2000144328A priority Critical patent/JP2001322435A/ja
Publication of JP2001322435A publication Critical patent/JP2001322435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性の向上、重量の軽減およびコストダウン
を図り得る自動車用ドアの補強ビーム構造を提供するこ
と。 【解決手段】 ドアアウタパネルの一部が車体外側に膨
出するように湾曲して形成されたドア内に、補強ビーム
を内装する補強ビーム構造において、パイプ部4の両端
部に設けられたブラケット部5、6をドアインナパネル
内面に接合して自動車用ドアの前後方向に補強ビーム3
を配設し、かつ、上記ブラケット部5、6の少なくとも
一方に、ドアの前後方向に延びる延長ブラケット部7を
設けるとともに、該延長ブラケット部7をドアアウタパ
ネル2内面に接着したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアに内
装されてドアパネルの補強を図り得る自動車用ドアの補
強ビーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用ドアの補強は、図4に
示すように、車体100の側面に設けられたフロントド
ア101およびリヤドア102の内部に、ドアの前後を
繋ぐように補強ビーム103,104を配設して行なわ
れている。
【0003】この補強ビーム103,104の配設構造
を図5および図6に示したリヤドアを参照して説明す
る。図5はリヤドア102を分解して室内側から示す図
で、図6はリヤドアを室外側面から見た図である。補強
ビーム104は、ドアアウタパネル105と、ドアイン
ナパネル106との間に位置し、主に、両側に設けられ
たビームブラケット107a,107bがドアインナパ
ネル106に溶接されて取り付けられている。補強ビー
ム104の構造は、主にビームブラケット107a,1
07bと、パイプ108で構成されており、パイプ10
8の両側にビームブラケット107a,107bを溶接
して一体に成形されている。上記パイプ108とドアア
ウタパネル105との間には、図7に示すように、熱硬
化性シーラー109が塗布されており、焼き付け塗装時
に、硬化するように構成されている。これは、ドアアウ
タパネル105の剛性を上げるのに一役買っている。
【0004】しかし、リヤドア102の場合、特に、図
4に示すようにサイドボディに形成されたリヤタイヤ周
りのフェンダー部100aへドアアウタパネル105の
意匠面が繋がっていくデザイン(ライン100b)のも
のがある。このため、ドアアウタパネル105のフェン
ダー部105aが車体外側に膨らんでいくデザイン(ラ
イン105b)を採用することがある。この場合、パイ
プ108は直線形状のため、ドアアウタパネル105と
パイプ108との隙間が広がり、ドアアウタパネル10
5とパイプ108との間へのシーラー109の塗布が不
可能で、その結果、ドアアウタパネル105の剛性を向
上することができない。そこで、この場合、従来では、
図6および図8に示すように、ビームブラケット107
a,107bとは別のシーラー用ブラケット110をパ
イプ108に取付け、シーラー用ブラケット110とド
アアウタパネル105との間にシーラー109を塗布す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シーラ
ー用ブラケット110を別途用いる必要があるため、部
品点数の増加を来たし、重量の増大及びコスト増を来す
問題がある。また、パイプ108をリヤドア102の前
後にわたり配しているが、パイプ108の原価、重量比
率がビームブラケット107a,107bの材料に対し
て高いため、パイプ108の長さによるコストおよび重
量の増加も問題点となる。また、シーラー用ブラケット
110とビームブラケット107a,107bがそれぞ
れ独立しているため、剛性が不充分となることがある。
【0006】本発明は上記課題を解決し、剛性の向上を
図り、部品点数の削減、重量の軽減およびコストダウン
を図り得る自動車用ドアの補強ビーム構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、ドアアウタパネルの一部が車体外側に膨出す
るように湾曲して形成されたドア内に、補強ビームを内
装する補強ビーム構造において、パイプ部の両端部に設
けられたブラケット部をドアインナパネル内面に接合し
て自動車用ドアの前後方向に補強ビームを配設し、か
つ、上記ブラケット部の少なくとも一方に、ドアの前後
方向に延びる延長ブラケット部を設けるとともに、該延
長ブラケット部をドアアウタパネル内面に接着したこと
にある。また、本発明は、ドアアウタパネルの一部が車
体外側に膨出するように湾曲して形成されたドア内に、
補強ビームを内装する補強ビーム構造において、パイプ
部の両端部に設けられたブラケット部をドアインナパネ
ル内面に接合して自動車用ドアの前後方向に補強ビーム
を配設し、かつ、上記ブラケット部の少なくとも一方
に、ドアの前後方向に延びる延長ブラケット部を設ける
とともに、該延長ブラケット部をドアアウタパネル内面
に溶接し、該溶接部を含むドアアウタパネルの外面に装
飾部品を設けたことにある。上記補強ビームを、上記延
長ブラケット部に相当する長さだけパイプ部を短縮して
形成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、リヤドアに適用した本発明
の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1および図2において、1はリヤドア
で、ドアインナパネル(図示せず)とドアアウタパネル
2で構成されており、デザイン上、ドアアウタパネル2
の一部が車体外側に膨出した膨出部2aが形成されてい
る。自動車用ドアの補強ビーム3は、上記リヤドア1の
前後方向に、図示しないドアインナパネルとドアアウタ
パネル2相互間に配設されている。
【0010】補強ビーム3は、パイプ(パイプ部)4の
両端部にブラケット(ブラケット部)5,6を溶接した
もので、それぞれドアインナパネルに溶接等により接合
されている。ブラケット6は、車体の前後方向に延長し
て形成した延長ブラケット部7を設けており、この延長
分に相当する長さだけ、パイプ4の長さを短縮して形成
されている。この延長ブラケット部7には、パイプ4外
周面を把持して接合する湾曲部6aが設けられており、
さらにこの湾曲部6aの先に階段形状6b、6cを設け
てドアアウタパネル2に近づけ、先端部にドアアウタパ
ネル2の膨出部2a内面側に沿ったフランジ部6dが設
けられ、このフランジ部6dをシーラ8を介してドアア
ウタパネル2の膨出部2a内面に接着している。ドアア
ウタパネル2に膨出部2aが形成されていない部分で
は、パイプ4を直接、シーラ8を介してドアアウタパネ
ル2に接着する。このパイプ4を直接、シーラ8を介し
てドアアウタパネル2に接着する構成は、従来の図7と
同様である。
【0011】上記構成によると、ブラケット6に、車体
の前後方向に延長して形成した延長ブラケット部7を設
け、この延長ブラケット部7をシーラ8を介してドアア
ウタパネル2の膨出部2a内面に接着するので、ドアア
ウタパネル2の剛性の向上を図ることができる。また、
延長ブラケット部7に略相当する長さだけ、高張力鋼鈑
等を使用したパイプ4長さを短縮することができるの
で、計量化およびコストダウンを図ることができる。さ
らに、従来のシーラー用ブラケットを省略できるので、
部品点数の削減を図ることができる。
【0012】次に、図3は、本発明の他の実施の形態
で、図2と同一部分は同符号を付して同一部分の説明は
省略して説明する。この場合、ブラケット6の延長ブラ
ケット部7先端のフランジ部6dを、ドアアウタパネル
2の膨出部2a内面にスポット溶接等により溶接したも
のである。そして、溶接部分を含むドアアウタパネル2
の表面側にサイドモール9、あるいはスプラッシュガー
ド、サイドデカール等の装飾部品を配設して溶接痕等を
覆うようにする。これによって、ブラケット6の延長ブ
ラケット部7とドアアウタパネル2とで、箱形断面Sが
形成されるので、より一層の剛性の向上を図ることがで
きる。
【0013】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば、ブラケット6の長さ、および
幅は任意に設定することができる。このブラケット6に
は、長手方向に沿ったリブを設けることにより剛性の向
上を図ることができる。さらに、リヤドア1に限らずフ
ロントドアにも適用できることは勿論である。その他、
本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更して実施し
得ることは言うまでもない。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による自動車
用ドアの補強ビーム構造によれば次のような効果を奏す
ることができる。請求項1において、ドアアウタパネル
の一部が車体外側に膨出するように湾曲して形成された
ドア内に、補強ビームを内装する補強ビーム構造におい
て、パイプ部の両端部に設けられたブラケット部をドア
インナパネル内面に接合して自動車用ドアの前後方向に
補強ビームを配設し、かつ、上記ブラケット部の少なく
とも一方に、ドアの前後方向に延びる延長ブラケット部
を設けるとともに、該延長ブラケット部をドアアウタパ
ネル内面に接着したので、ドアアウタパネルの剛性の向
上を図ることができる。また、従来のシーラー用ブラケ
ットを省略できるので、部品点数の削減を図ることがで
きる。請求項2において、ドアアウタパネルの一部が車
体外側に膨出するように湾曲して形成されたドア内に、
補強ビームを内装する補強ビーム構造において、パイプ
部の両端部に設けられたブラケット部をドアインナパネ
ル内面に接合して自動車用ドアの前後方向に補強ビーム
を配設し、かつ、上記ブラケット部の少なくとも一方
に、ドアの前後方向に延びる延長ブラケット部を設ける
とともに、該延長ブラケット部をドアアウタパネル内面
に溶接し、該溶接部を含むドアアウタパネルの外面に装
飾部品を設けたので、ブラケット部とドアアウタパネル
の間に閉断面を確保することが可能となり、より一層、
ドアアウタパネルの剛性の向上を図ることができる。ま
た従来のシーラー用ブラケットを省略できるので、部品
点数の削減を図ることができる。請求項3において、上
記補強ビームを、上記延長ブラケット部に相当する長さ
だけパイプ部を短縮して形成したので、コストダウンを
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用ドアの補強ビーム構造の
実施の形態を示す正面図である。
【図2】図1のC−C線拡大断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図2と同一部分
の断面図である。
【図4】従来の補強ビーム構造を施した車体を示す側面
図である。
【図5】図4のリヤドアの分解斜視図である。
【図6】図4のリヤドアの正面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 リヤドア 2 ドアアウタパネル 3 補強ビーム 4 パイプ(パイプ部) 5 ブラケット(ブラケット部) 6 ブラケット(ブラケット部) 7 延長ブラケット部 8 シーラ 9 サイドモール 2a 膨出部 6a 湾曲部 6d フランジ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアアウタパネルの一部が車体外側に膨
    出するように湾曲して形成されたドア内に、補強ビーム
    を内装する補強ビーム構造において、パイプ部の両端部
    に設けられたブラケット部をドアインナパネル内面に接
    合して自動車用ドアの前後方向に補強ビームを配設し、
    かつ、上記ブラケット部の少なくとも一方に、ドアの前
    後方向に延びる延長ブラケット部を設けるとともに、該
    延長ブラケット部をドアアウタパネル内面に接着したこ
    とを特徴とする自動車用ドアの補強ビーム構造。
  2. 【請求項2】 ドアアウタパネルの一部が車体外側に膨
    出するように湾曲して形成されたドア内に、補強ビーム
    を内装する補強ビーム構造において、パイプ部の両端部
    に設けられたブラケット部をドアインナパネル内面に接
    合して自動車用ドアの前後方向に補強ビームを配設し、
    かつ、上記ブラケット部の少なくとも一方に、ドアの前
    後方向に延びる延長ブラケット部を設けるとともに、該
    延長ブラケット部をドアアウタパネル内面に溶接し、該
    溶接部を含むドアアウタパネルの外面に装飾部品を設け
    たことを特徴とする自動車用ドアの補強ビーム構造。
  3. 【請求項3】 上記補強ビームを、上記延長ブラケット
    部に相当する長さだけパイプ部を短縮して形成したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ドアの
    補強ビーム構造。
JP2000144328A 2000-05-17 2000-05-17 自動車用ドアの補強ビーム構造 Pending JP2001322435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144328A JP2001322435A (ja) 2000-05-17 2000-05-17 自動車用ドアの補強ビーム構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000144328A JP2001322435A (ja) 2000-05-17 2000-05-17 自動車用ドアの補強ビーム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001322435A true JP2001322435A (ja) 2001-11-20

Family

ID=18650999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000144328A Pending JP2001322435A (ja) 2000-05-17 2000-05-17 自動車用ドアの補強ビーム構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001322435A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452222B1 (ko) * 2002-05-31 2004-10-12 현대자동차주식회사 벤딩 로케이터를 구비한 자동차 도어의 임팩트 빔
JP2007230521A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Toyota Motor Corp 車体側面構造
CN102152729A (zh) * 2011-01-30 2011-08-17 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车车门内板加强件
US8210596B2 (en) 2007-07-24 2012-07-03 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle door with door beam

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452222B1 (ko) * 2002-05-31 2004-10-12 현대자동차주식회사 벤딩 로케이터를 구비한 자동차 도어의 임팩트 빔
JP2007230521A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Toyota Motor Corp 車体側面構造
US8210596B2 (en) 2007-07-24 2012-07-03 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle door with door beam
CN102152729A (zh) * 2011-01-30 2011-08-17 重庆长安汽车股份有限公司 一种汽车车门内板加强件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2593944Y2 (ja) 自動車の上部車体構造
KR100857702B1 (ko) 차량용 도어
US6634694B2 (en) Vehicular footrest construction
US20120181809A1 (en) Vehicle body structure with body reinforcement behind the second row of seats
JP2003127899A (ja) 車両のピラー下部構造
JP2004520224A (ja) 車両ドアのインナーパネル
JPH10244963A (ja) 自動車の後部車体構造
JPH09175429A (ja) センタピラー上部の結合構造
US6942278B2 (en) Automotive door sash construction
JPH09267767A (ja) 自動車の車体構造
JP4081635B2 (ja) 車両のルーフ構造
JP2001322435A (ja) 自動車用ドアの補強ビーム構造
JP2002347662A (ja) 車体側部構造
CN210289470U (zh) 一种汽车车门铰链加强板结构
JP3506414B2 (ja) 車体構造
JP2003226263A (ja) 車両のオープンステー取付構造
JP2001294178A (ja) 車体側部の構造
JP4145881B2 (ja) スライドドア付き車両の後部ボディ構造
JP3972382B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JP2589552Y2 (ja) 車体の前部構造
JPS61215178A (ja) 自動車の前部車体構造
JPH08268329A (ja) 自動車の上部車体構造
JP2581109Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0558343A (ja) 自動車の前部車体構造
JP2000247260A (ja) サイドパネルアウタ構造