JP2001320658A - データ記録再生装置及び方法 - Google Patents

データ記録再生装置及び方法

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JP2001320658A
JP2001320658A JP2000138383A JP2000138383A JP2001320658A JP 2001320658 A JP2001320658 A JP 2001320658A JP 2000138383 A JP2000138383 A JP 2000138383A JP 2000138383 A JP2000138383 A JP 2000138383A JP 2001320658 A JP2001320658 A JP 2001320658A
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JP2000138383A
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Inventor
Yoichi Kondo
近藤  洋一
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム単位でデータ転送を行なう際の処理
速度と処理効率を向上するデータ記録再生装置を提供す
る。 【解決手段】 外部機器との間でビデオ情報を入出力す
るI/O部2と、入力したビデオ情報を記録するHDD
9と、HDD9に対し読み出し又は記録すべきビデオ情
報を一時的に記憶するデータバッファ7と、データ記録
時にI/O部2を介して入力したフレームデータを音声
情報、映像情報又はシステム情報に分類してデータバッ
ファ7上に配置する分配部4と、データ再生時にデータ
バッファ7上に分類して配置されている音声情報、映像
情報及びシステム情報を所定のフレームフォーマットに
再編成する編成部5と、データの記録または再生時にデ
ータバッファ7とHDD9の間で音声情報、映像情報及
びシステム情報をそれらのブロック単位で転送するディ
スク媒体制御部8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を備えた
データ記録再生装置に関し、特に、音声情報・映像情報
及びシステム情報で構成されるフレームデータをデータ
バッファを利用して記録媒体に記録、再生可能なデータ
記録再生装置及びデータ記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク媒体に対してデータを記
録するデータ記録再生装置では、特開平7−22038
9号公報に示すように、デジタル化された音声信号及び
映像信号を正規フォーマットの状態でディスク媒体の記
録単位であるセクタ単位に分割し記録再生している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オーデ
ィオ編集・ビデオ編集といった編集作業では、再生動作
を行いながら外部から入力された音声情報・映像情報の
みを入れ替える作業として、データバッファ上でフレー
ムデータ中の必要な部分を入れ替えた上で、フレームデ
ータ全体を記録しなくてはならず、処理時間と処理効率
が悪化し、出力する音声・映像のリアルタイム性を保証
できない可能性がある。
【0004】また、タイムラプス装置や音声レコーダ装
置として用いる場合のように、映像情報と音声情報のい
ずれか一方のみを必要とする場合でも、ディスク媒体に
はフレームデータ全体を記録する必要があり、ディスク
媒体の限られた記録領域を無駄に消費してしまう。
【0005】さらに、ディスク媒体への記録再生時にエ
ラーが発生した場合には、エラーの発生が映像情報の一
部、音声情報の一部またはシステム情報の一部であった
場合でも、フレームデータ全てをエラーとして処理しな
くてはならず、ごく一部のエラーに対してもフレーム全
体のエラー対策が必要となる。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、フレームデータ形式でデータ転送を行なう際の
処理速度と処理効率を向上するデータ記録再生装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明のデータ記録再生装置は、フレームデータの
記録再生をフレーム単位ではなく、情報ブロック単位で
行う。本発明のデータ記録再生装置は、以下の構成を有
する。
【0008】本発明に係る第1のデータ記録再生装置
は、外部機器に対してビデオ情報の入出力を行なうI/
O手段と、I/O手段を介して外部機器から入力したビ
デオ情報を記録する記録媒体と、記録媒体に記録すべき
ビデオ情報又は該記録媒体から読み出したビデオ情報を
一時的に記憶するデータバッファと、データ記録時に、
I/O手段を介して入力したビデオ情報のフレームデー
タを音声情報、映像情報又はシステム情報に分類してデ
ータバッファ上に配置するフレームデータ分配手段と、
データ再生時に、データバッファ上に分類して配置され
ている音声情報、映像情報及びシステム情報を所定のフ
レームフォーマットに再編成するフレームデータ編成手
段と、データの記録または再生時に、データバッファと
記録媒体との間で、音声情報、映像情報及びシステム情
報をそれらのブロック単位で転送する転送制御手段とを
有する。これにより、フレームデータの音声情報・映像
情報・システム情報をそれぞれ独立してアクセス可能と
なり、このため、フレームデータ全体の記録再生を必要
としない場合に、処理速度と処理効率を向上し、記録領
域の有効利用、効率的なエラー処理が可能なデータ記録
再生装置を実現できる。
【0009】また、映像編集時において、転送制御手段
はデータバッファに記録されている映像情報ブロックを
記録媒体上のフレームデータの映像情報ブロック部と置
き換えて記録媒体に記録してもよい。これにより、映像
情報ブロック及びシステム情報ブロックのみの書き換え
で実現できるため処理速度と処理効率を向上できる。
【0010】また、音声編集時において、転送制御手段
はデータバッファに記録されている音声情報ブロックを
上記記録媒体上のフレームデータの音声情報ブロック部
と置き換えて記録媒体に記録してもよい。これにより、
フレームデータすべてではなく、音声情報ブロックのみ
の書き換えで実現できるため処理速度と処理効率を向上
できる。
【0011】また、データ記録時において、転送制御手
段はデータバッファ上の映像情報ブロックとシステム情
報ブロックのみを上記記録媒体に記録してもよい。ま
た、データ再生時において、転送制御手段は、データバ
ッファ上に、記録媒体に記録された映像情報ブロックと
システム情報ブロックを読み出し、音声情報ブロックと
してダミー音声情報を作成してもよく、フレームデータ
編成手段は、読み出された映像情報ブロック及びシステ
ム情報ブロックと作成されたダミー音声情報とからフレ
ームデータを作成してもよい。これにより、音声情報が
必要ない動作モードにおいては、ディスク媒体に音声情
報を記録しないことで記録領域を有効に利用し限られた
容量の媒体により多くの情報を記録できる。
【0012】また、データ記録時において、転送制御手
段は、データバッファ上の音声情報ブロックとシステム
情報ブロックのみを上記記録媒体に記録するようにして
もよい。また、データ再生時において、転送制御手段
は、記録媒体に記録された音声情報ブロックとシステム
情報ブロックをデータバッファに読み出し、映像情報ブ
ロック部にダミー映像情報を作成してもよく、フレーム
データ編成手段は、読み出した音声情報ブロック及びシ
ステム情報ブロックと作成した映像情報ブロックとから
フレームデータを作成してもよい。これによりに、映像
情報が必要ない動作モードにおいては、ディスク媒体に
映像情報を記録しないことで記録領域を有効に利用し限
られた媒体により多くの情報を記録できる。
【0013】また、データ記録再生装置は、記録媒体か
らの再生時にエラーが発生した場合にエラーが発生した
ブロックを判定するエラーブロック判定手段をさらに有
してもよい。このとき、データ記録再生装置は、音声情
報ブロック、映像情報ブロックまたはシステム情報ブロ
ックにエラーが発生したと判定された場合に、各情報ブ
ロックが含まれるフレームにノイズが発生することを防
ぐノイズ防止手段をさらに有してもよい。これにより、
記録媒体からの読み出し時にエラーが発生した場合、全
フレームデータをエラーとして扱うことなく、ブロック
単位で対応できる。
【0014】本発明に係る第3のデータ記録再生装置
は、複数のブロックからなるDVフォーマットのフレー
ムデータをブロック毎に記録する記録媒体と、記録媒体
から読み出されたデータを一時的に格納するデータバッ
ファとを備えており、記録媒体からのフレームデータの
読み出しにおいては、記録されているブロック順に読み
出され、データの種類別に分類されてデータバッファ上
に記録され、データバッファからの外部機器への出力に
おいては、データバッファにおいて種類別に分類された
データをDVフォーマットに再構成して出力する。これ
により、記録媒体上に記録されている音声情報・映像情
報・システム情報をブロック単位で再生しDVフォーマ
ットのフレームデータとして出力できる。
【0015】本発明に係るデータ記録再生方法は、複数
のブロックからなるビデオ情報のフレームデータを、音
声情報、映像情報及びシステム情報にブロック単位で分
類し、分類された音声情報、映像情報及びシステム情を
ブロック単位で記録媒体へ記録する。このとき、さら
に、音声情報、映像情報及びシステム情報に分類されて
記録された音声情報、映像情報及びシステム情報を、所
定のフレームフォーマットに再編成し、再生情報として
出力してもよい。これにより、フレームデータの音声情
報、映像情報、システム情報それぞれの独立したアクセ
スを可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係るデータ記録再生装置の実施の形態を詳細に説明
する。
【0017】(実施の形態1) <データ記録再生装置の全体構成>図1に実施の形態1
におけるデータ記録再生装置(以下「記録再生装置」と
いう。)の構成を示す。図1に示すように、記録再生装
置は、I/O部2と、分配部4と、編成部5と、フレー
ムバッファ7と、ディスク媒体制御部8と、ディスク媒
体であるハードディスク(HDD)9とからなる。
【0018】フレームバッファ7は1フレーム以上のデ
ータを格納できるデータバッファである。I/O部2は
外部機器との間でデータの入出力を行う装置である。I
/O部2は、外部機器とのデータの入出力をアナログフ
ォーマットか、または、DVフォーマットにより行な
う。例えば、I/O部2は、外部機器からアナログ入力
端子を通じてアナログフォーマットで入力し、その後に
DVフォーマットに変換するか、または、IEEE13
94端子を通じてDVフォーマットで入力する。データ
入力時におけるI/O部2と分配部4間のデータ転送、
または、データ出力時の編成部5とI/O部2間のデー
タ転送はDVフォーマットで行われる。ハードディスク
9に対するデータの書き込み、読み出しはディスク媒体
制御部8により制御される。すなわち、ディスク媒体制
御部8は、フレームバッファ7とハードディスク9間の
データ転送制御を行なう。
【0019】分配部4はI/O部2から入力したDVフ
ォーマットのフレームデータを音声情報、映像情報及び
システム情報にそれぞれ分類してフレームバッファ7に
格納する。編成部5はフレームバッファ7上に音声情
報、映像情報又はシステム情報別に分類されて配置され
ているデータからDVフォーマットのフレームデータを
作成しI/O部2に出力する。
【0020】<DIFシーケンス構成>図2はDVフォ
ーマットの一般的なDIFシーケンス構成を示した図で
ある。DVフォーマットデータの最小単位であるDIF
ブロックは80バイトであり、150個のDIFブロッ
クが1つのDIFシーケンス(12,000バイト)を
形成し、10個のDIFシーケンスが単位フレーム(1
20,000バイト)を形成する。DIFシーケンス
は、A0からA8までのDIFブロック単位からなる音声
情報と、V0からV134までのDIFブロック単位からな
る映像情報と、H0、SC0、SC1、VA0、VA1及び
VA2のDIFブロック単位からなるシステム情報とに
より構成される。各DIFブロック単位は、図2に示す
転送順で入出力される。
【0021】<フレームバッファ上のデータ配置>図3
は分配部4を用いて分配されたフレームデータのフレー
ムバッファ7上での配置を示した図である。この図に示
すように、フレームバッファ7上では分配部4により、
DVフォーマットデータが単位フレーム14の領域内に
おいて、音声情報11と映像情報12とシステム情報1
3とに分類され、それぞれのブロック別に配置される。
【0022】<分配部の構成>図4は分配部4の構成を
示したブロック図である。分配部4は、判定部20と、
ポインタ制御部21と、ポインタ22〜25と、ブロッ
クカウンタ26〜29とを備える。
【0023】判定部20は、I/O部2から入力される
DVフォーマットのDIFブロックの種類を判定する。
すなわち、判定部20は入力されるDIFブロックが、
音声情報を構成するブロック(以下「音声情報ブロッ
ク」という。)、映像情報を構成するブロック(以下
「映像情報ブロック」という。)及びシステム情報を構
成するブロック(以下「システム情報ブロック」とい
う。)のうちのいずれであるかを判定する。
【0024】総DIFブロックカウンタ26は、入力し
たDIFブロックの総数をカウントする。音声ブロック
カウンタ27は入力した音声情報ブロックの数を、映像
ブロックカウンタ28は入力した映像情報ブロックの数
を、システムブロックカウンタ29は入力したシステム
情報ブロックの数をそれぞれカウントする。すなわち、
総DIFブロックカウンタ26は単位ブロックが処理さ
れる毎にカウントアップされ、それとともに単位ブロッ
クの種類に応じて各ブロックカウンタ27〜29がカウ
ントアップされる。つまり、判定部20において、音声
情報ブロックと判定された場合は音声ブロックカウンタ
27が、映像情報ブロックと判定された場合は映像ブロ
ックカウンタ28が、システム情報ブロックと判定され
た場合はシステムブロックカウンタ29がそれぞれカウ
ントアップされる。
【0025】ポインタ制御部21はデータをDIFブロ
ック単位でフレームバッファ7に転送する際の転送先
(書き込み先)のアドレスを設定する。音声情報ポイン
タ22は音声情報の書き込み先アドレスを管理する。映
像情報ポインタ23は映像情報の書き込み先アドレスを
管理する。システム情報ポインタ24はシステム情報の
書き込み先アドレスを管理する。すなわち、ポインタ制
御部21は、判定部20により、入力されるDIFブロ
ックが音声ブロックであると判定された場合は音声情報
ポインタ22に格納されているアドレスを、入力される
DVフォーマットのDIFブロックが映像ブロックと判
定された場合は映像情報ポインタ23に格納されている
アドレスを、入力されるDVフォーマットのDIFブロ
ックがシステムブロックと判定された場合はシステム情
報ポインタ24に格納されているアドレスを、それぞれ
カレントポインタ25に書き込む。カレントポインタ2
5によって示されるフレームバッファ7上のアドレスへ
DIFブロックの転送が実行される。1つのDIFブロ
ックの転送が終了する毎にカレントポインタ25の値は
80バイト分カウントアップされる。このため、ポイン
タ制御部21は、DIFブロックの転送が終了すると、
カレントポインタ25の転送終了時点のアドレスを、音
声情報ポインタ22、映像情報ポインタ23、システム
情報ポインタ24のいずれか該当するポインタに書き戻
す。分配部4のより具体的な処理については後述する。
【0026】<編成部の構成>図5は、編成部5の構成
を示したブロック図である。編成部5は、判定部30
と、ポインタ制御部31と、ポインタ32〜35と、ブ
ロックカウンタ36〜39とを備える。
【0027】判定部30は、フレームバッファ7から次
に取り込むべきDIFブロックの種類を判定する。総D
IFブロックカウンタ36は処理されたブロックの総数
をカウントするものであり、単位ブロックが処理される
毎にカウントアップされる。音声ブロックカウンタ37
は処理された音声ブロック情報の数を、映像ブロックカ
ウンタ38は処理された映像ブロック情報の数を、シス
テムブロックカウンタ39は処理されたシステムブロッ
ク情報の数をそれぞれカウントする。
【0028】ポインタ制御部31はフレームバッファ7
からデータをDIFブロック単位で転送する際の転送元
(読み出し元)のアドレスを設定する。音声情報ポイン
タ32は、フレームバッファ7から音声情報を読み出す
ときのフレームバッファ7上の読み出し開始アドレスを
管理する。映像情報ポインタ33は、フレームバッファ
7から映像情報を読み出すときのフレームバッファ7上
の読み出し開始アドレスを管理する。システム情報ポイ
ンタ34は、フレームバッファ7からシステム情報を読
み出すときのフレームバッファ7上の読み出し開始アド
レスを管理する。ポインタ制御部31は、判定部30に
よって次に取り込むべきDIFブロックの種類が音声情
報ブロックと判定された場合は音声情報ポインタ32に
格納されているアドレスを、DIFブロックの種類が映
像情報ブロックと判定された場合は映像情報ポインタ3
3に格納されているアドレスを、DIFブロックの種類
がシステム情報ブロックと判定された場合はシステム情
報ポインタ34に格納されているアドレスを、それぞれ
カレントポインタ35に書き込む。DIFブロックの転
送終了後はカレントポインタ35の示すアドレスが80
バイト分カウントアップされているので、ポインタ制御
部31はDIFブロックの転送終了後に、カレントポイ
ンタ35の転送終了時点のアドレスを、音声情報ポイン
タ32、映像情報ポインタ33、システム情報ポインタ
34のうちの該当するポインタに書き戻す。DIFブロ
ックの転送はカレントポインタ25により示されるアド
レスから実行される。編成部5のより具体的な処理につ
いては後述する。
【0029】<分配部によるデータフレーム分配処理>
分配部4における、外部機器からI/O部2を介して入
力したデータをフレームバッファ7に書き込む際の処理
について説明する。図6に分配部4の動作アルゴリズム
を示す。本処理は単位フレームデータの処理毎に実行さ
れる。
【0030】まず、総DIFブロックカウンタ26をゼ
ロクリアする(S1)。次に、音声情報ポインタ22、
映像情報ポインタ23、システム情報ポインタ24に対
してフレームバッファ7上の転送開始アドレスを設定す
る(S2)。次に、判定部20は、I/O部2から入力
されるDIFブロック、つまり、次に転送するDIFブ
ロックの種類が音声情報ブロック、映像情報ブロック及
びシステム情報ブロックのうちのいずれであるかを判定
する(S3)。この判定は、図2に示したDVフォーマ
ットのDIFブロックの転送順と、転送されたDIFブ
ロック数とに基いて行なわれる。すなわち、分配部4
は、図2に示したDVフォーマットのDIFブロックの
種類とその転送順を示すテーブルを有しており、このテ
ーブルとDIFブロックカウンタ26の値とを参照し
て、次に転送するDIFブロックの種類を判定できる。
【0031】判定結果に基き、処理すべきブロックの種
類に応じたアドレスポインタの設定処理への振り分けを
行う(S4、S5)。すなわち、音声情報ブロックと判
定されたときは音声情報ポインタ22に格納されている
アドレスを、映像情報ブロックと判定されときは、映像
情報ポインタ23に格納されているアドレスを、それぞ
れカレントポインタ25に書き込む(S6、S7)。シ
ステム情報ブロックと判定されたときは、システム情報
ポインタ24に格納されているアドレスをカレントポイ
ンタ25に書き込む(S8)。
【0032】そして、カレントポインタ25により示さ
れるバッファ7上のアドレスへDIFブロックの転送を
実行する(S9)。その後、単位DIFブロック80バ
イト分の転送終了を待つ(S10)。DIFブロックの
転送が終了すると、カレントポインタ25の転送終了時
点のカウントアップされたアドレスを、転送したDIF
ブロックが音声情報ブロックならば音声情報ポインタ2
2に、DIFブロックが映像情報ブロックならば映像情
報ポインタ23に、DIFブロックがシステム情報ブロ
ックならばシステム情報ポインタ24にそれぞれ書き戻
す(S11)。次に、総DIFブロックカウンタ26を
インクリメントする(S12)。それとともに転送した
DIFブロックの種類に応じてブロックカウンタ27〜
29のいずれかをインクリメントする。総DIFブロッ
クカウンタ26の値をもとに単位フレーム分の転送が終
了したかどうかを判断し(S13)、単位フレームの転
送が終了しするまで、上記処理を繰り返す(S3〜S1
3)。
【0033】<編成部によるデータフレーム編成処理>
次に、編成部5によるフレームバッファ7からI/O部
2を介して外部機器へデータ転送する際のフレーム編成
処理を説明する。編成部5はフレームバッファ7上に情
報の種別毎に記録された各情報からフレームデータを作
成してI/O部2へ出力する。図7に編成部5の動作ア
ルゴリズムを示す。本処理は単位フレームデータの処理
毎に実行される。
【0034】まず、総DIFブロックカウンタ36をゼ
ロクリアする(S21)。次に、音声情報ポインタ3
2、映像情報ポインタ33、システム情報ポインタ34
に対してフレームバッファ7上の転送開始アドレスを設
定する(S22)。判定部30により、フレームバッフ
ァ7より読み出されるDIFブロック、すなわち、次に
外部に転送するDIFブロックが音声情報ブロック、映
像情報ブロック、システム情報ブロックのうちのいずれ
であるかが判定される(S23)。判定部30は図2に
示す転送順とブロックの種類を関係付けるテーブルを有
しており、このテーブルを参照して総DIFブロックカ
ウンタ36の値から次に転送する情報ブロックの種類を
判別する。判定結果に基きブロックの種類に応じてアド
レスポインタの設定処理への振り分けを行う(S24、
S25)。すなわち、ポインタ制御部31は、判定部3
0により次に転送する情報ブロックが音声情報ブロック
と判定されたときは、音声情報ポインタ32に格納され
ているアドレスをカレントポインタ35に書き込み(S
26)、映像情報ブロックと判定されたときは、映像情
報ポインタ33に格納されているアドレスをカレントポ
インタ35に書き込み(S27)、システム情報ブロッ
クと判定されたときは、システム情報ポインタ34に格
納されているアドレスをカレントポインタ35に書き込
む(S28)。
【0035】カレントポインタ35により示されるバッ
ファ7上のアドレスからDIFブロックの転送を実行し
(S29)、その後、単位DIFブロック80バイトの
転送終了を待つ(S30)。当該DIFブロックの転送
が終了すると、カレントポインタ35の転送終了時点の
アドレスを、転送したDIFブロックが音声情報ブロッ
クならば音声情報ポインタ32に、映像情報ブロックな
らば映像情報ポインタ33に、システム情報ブロックな
らばシステム情報ポインタ34に書き戻す(S31)。
そして、総DIFブロックカウンタ36をインクリメン
トする(S32)。それとともに、転送したDIFブロ
ックの種類に応じてブロックカウンタ37〜39をイン
クリメントする。総DIFブロックカウンタ値に基いて
単位フレーム分の転送が終了したかどうかを判断し(S
33)、単位フレームの転送が終了するまで、上記処理
(ステップS23〜S33)を繰り返す。
【0036】<ディスク媒体制御部の構成>図8はディ
スク媒体制御部8の構成を示したブロック図である。デ
ィスク媒体制御部8は、ポインタ制御部40と、開始ポ
インタ42と、カウンタ43〜46、49と、エラーブ
ロック識別フラグ47と、媒体制御部41と、開始LB
Aポインタ48とを備える。
【0037】音声情報バイトカウンタ44は音声情報ブ
ロックの総転送バイト数をカウントする。映像情報バイ
トカウンタ45は、映像情報ブロックの総転送バイト数
をカウントする。システム情報バイトカウンタ46はシ
ステム情報ブロックの総転送バイト数をカウントする。
開始LBAポインタ48は、転送開始LBA(Logical
block Address:論理ブロックアドレス)を格納する。
LBA(論理ブロックアドレス)は、最小のアクセス単
位であるセクタに対して連続的に割り振られた番号であ
り、このLBAによりディスク媒体に対する書き込み、
読み出し動作におけるデータ転送開始セクタ位置が指定
される。
【0038】ポインタ制御部40は、フレームバッファ
7に対する書き込み、読み出し動作を制御し、開始ポイ
ンタ42に格納されている開始アドレスから書き込み、
読み出しを開始する。ポインタ制御部40は、有効デー
タがなくなった場合に開始ポインタ42のポインタ動作
を停止させる。
【0039】媒体制御部41は、開始LBAポインタ4
8に格納されている転送開始LBAから、音声情報バイ
トカウンタ44、映像情報バイトカウンタ45及びシス
テム情報バイトカウンタ46の値をもとに各情報ブロッ
ク毎に総転送セクタ数を転送セクタカウンタ43に設定
し、かつ、単位セクタに満たない残りのバイト数を有効
バイトカウンタ49に設定し、これらのカウンタ43、
49の値を参照して、フレームバッファ7とハードディ
スク9間のデータ転送制御を行う。
【0040】エラーブロック識別フラグ47は読み出し
中にエラーが発生した場合にエラーが発生した情報ブロ
ックの種類を示すフラグであり、エラー対応時に用いら
れる。このエラーフラグについては、実施の形態4にお
いて詳しく説明する。
【0041】<ディスク媒体制御部のハードディスクへ
のデータ書き込み処理>ディスク媒体制御部8によるフ
レームバッファ7からハードディスク9へのデータ書き
込み処理について説明する。図9にディスク媒体制御部
8の書き込み動作アルゴリズムを示す。本書き込み処理
は単位フレームデータ処理毎に実行される。
【0042】まず、転送するセクタの数をカウントする
転送セクタカウンタ43と、転送セクタの最終セクタの
有効なバイト数をカウントする有効バイトカウンタ49
とをゼロクリアする(S41)。次に、各情報ブロック
の総転送バイト数を設定する(S42)。具体的には、
音声情報バイトカウンタ44には音声情報ブロックの総
転送バイト数、映像情報バイトカウンタ45には映像情
報ブロックの総転送バイト数、システム情報バイトカウ
ンタ46にはシステム情報ブロックの総転送バイト数を
それぞれ設定する。次に、転送開始LBAを開始LBA
ポインタ48に設定する(S43)。開始ポインタ42
にフレームバッファ7から転送するときの転送開始アド
レスを設定する(S44)。その後、音声情報バイトカ
ウンタ44、映像情報バイトカウンタ45、システム情
報バイトカウンタ46をそれぞれ引数に設定して、後述
するハードディスクへのブロック書き込み処理を実行し
(S45、S46、S47)、単位フレーム処理を完了
する。
【0043】上記のステップS45、S46、S47に
おけるハードディスクへのブロック書き込み処理を図1
0のフローチャートを用いて説明する。
【0044】ハードディスクへのブロック書き込み処理
では、まず、引数として指定された情報バイトカウンタ
の値を単位セクタのバイト数で割った商を、総転送セク
タ数として転送セクタカウンタ43に設定する(S5
0)。次に、引数として指定された情報バイトカウンタ
の値を単位セクタのバイト数で割ったときの余りを有効
バイトカウンタ49に設定する(S51)。その後、ハ
ードディスク9へデータ転送を開始する(S52)。単
位セクタを転送する毎に、転送セクタカウンタ43をデ
ィクリメントしていき(S53)、転送セクタカウンタ
43がゼロになるとステップS54に移行する。ステッ
プS54では、単位バイトを転送する毎に有効バイトカ
ウンタ49をディクリメントし、有効バイトカウンタ4
9の値がゼロになるとステップS55に移行する。ステ
ップS55では、ポインタ制御部40がフレームバッフ
ァ7のアドレスポインタの動作を停止させる。そして、
最終セクタの転送終了を待ち(S56)、転送終了時に
本処理を終了する。
【0045】<ディスク媒体制御部のハードディスクか
らのデータ読み出し処理>ディスク媒体制御部8におけ
るハードディスク9からフレームバッファ7へのデータ
読み出し処理について説明する。図11にディスク媒体
制御部8の読み出し動作アルゴリズムを示す。本読み出
し処理は単位フレームデータ処理毎に実行される。
【0046】まず、転送セクタ数をカウントする転送セ
クタカウンタ43と、最終セクタの有効なバイト数をカ
ウントする有効バイトカウンタ49とをゼロクリアする
(S61)。次に、各情報ブロックの総転送バイト数を
設定する(S62)。具体的には、音声情報バイトカウ
ンタ44に音声情報ブロックの総転送バイト数、映像情
報バイトカウンタ45に映像情報ブロックの総転送バイ
ト数、システム情報バイトカウンタ46にシステム情報
ブロックの総転送バイト数をそれぞれ設定する。次に、
転送開始LBAを開始LBAポインタ48に設定する
(S63)。次に、開始ポインタ42にフレームバッフ
ァ7へ転送するときの転送開始アドレスを設定する(S
64)。その後、音声情報バイトカウンタ44、映像情
報バイトカウンタ45、システム情報バイトカウンタ4
6の値をそれぞれ引数にして、後述のハードディスクか
らのブロック読み出し処理を実行し(S65、S66、
S67)、単位フレーム処理を完了する。
【0047】上記のステップS65、S66、S67に
おけるハードディスクからのブロック読み出し処理の詳
細を図12のフローチャートを用いて説明する。
【0048】ハードディスクからのブロック読み出し処
理では、引数として指定された情報バイトカウンタ値を
単位セクタのバイト数で割った商を総転送セクタ数とし
て転送セクタカウンタ43に設定する(S70)。次
に、引数として指定された情報バイトカウンタの値を単
位セクタのバイト数で割ったときの余りを有効バイトカ
ウンタ49に設定する(S71)。そして、フレームバ
ッファ7への転送を開始し(S72)、その後、単位セ
クタ転送毎に、転送セクタカウンタ43をディクリメン
トする(S73)。転送セクタカウンタ43がゼロにな
ると、単位バイト転送毎に、有効バイトカウンタ49を
ディクリメントする(S74)。有効バイトカウンタ4
9がゼロになると、ポインタ制御部40によりフレーム
バッファ7のアドレスポインタの動作を停止させ、媒体
制御部41に対してフレームバッファ7へのデータ転送
動作を停止させる(S75)。その後、最終セクタの転
送終了を待ち(S76)、転送を終了する。
【0049】以上のように、音声情報、映像情報及びシ
ステム情報が混在するDVフォーマットで記録されたデ
ータを記録媒体から読み出すとき又は記録媒体へ書き込
むときに、それぞれの情報ブロックの種類に応じて分類
して、フレームバッファに配置することで、情報ブロッ
クの種類別の書き込み、読み出し動作が可能となる。な
お、本発明は、DVフォーマットに限られず、異なる種
類の情報からなるデータフレーム単位でデータ転送を行
なう任意のデータ転送フォーマットに対して適用でき
る。
【0050】(実施の形態2)本実施形態では、特に、
ハードディスク9上に記録されたデータに対する音声編
集処理及び映像編集処理について具体的に説明する。な
お、本実施形形態の記録再生装置のハードウェア構成は
実施の形態1のものと同様である。
【0051】<音声編集処理>最初に、音声編集処理に
ついて説明する。音声編集処理を行う場合は、フレーム
バッファ7上に、音声情報11の音声情報ブロックが格
納されている必要がある。つまり、アナログ入力もしく
はDV入力によるDVフォーマットのフレームデータが
分配部4を用いてフレームバッファ7上に情報ブロック
別に配置されている必要がある。または、入力した音声
情報のみがDVフォーマットに変換され、音声情報ブロ
ックの形態でフレームバッファ7上に配置されている必
要がある。
【0052】図13は、ディスク媒体制御部8における
音声編集処理アルゴリズムを示した図である。単位フレ
ームの音声情報データを変更する毎にこの音声編集処理
が実行される。
【0053】まず、ディスク媒体制御部8において転送
セクタ数をカウントする転送セクタカウンタ43と、最
終セクタの有効なバイト数をカウントする有効バイトカ
ウンタ49とをゼロクリアする(S81)。次に、音声
情報ブロックの総転送バイト数を設定する(S82)。
すなわち、音声情報バイトカウンタ44に音声情報ブロ
ックの総転送バイト数を設定する。次に、転送開始LB
Aとして音声情報ブロックの開始LBAを開始LBAポ
インタ48に設定する(S83)。開始ポインタ42に
フレームバッファ7上の音声情報ブロックの開始アドレ
スを設定する(S84)。そして、音声情報バイトカウ
ンタ44の値を引数にして、前述のブロック書き込み処
理(図10参照)を実行する(S85)。これにより、
ハードディスク9上において音声情報ブロックのみが書
き替えられる。このように音声情報ブロックのみを置き
換えることで音声編集が実現できる。
【0054】従来、音声情報のみを書き換える音声編集
は、一度フレームバッファにフレームデータを読み出し
た上で、音声情報を書き換えた後、フレームデータを書
き込む必要があったが、本発明によれば、フレームデー
タすべてではなく、音声情報ブロックのみの書き換えで
実現できるため処理速度と処理効率が向上する。
【0055】<映像編集処理>次に、映像編集処理につ
いて説明する。映像編集処理を行うときは、フレームバ
ッファ7上に、書き替えるべき映像情報の映像情報ブロ
ックとシステム情報のシステム情報ブロックが格納され
ている必要がある。つまり、フレームバッファ7上にお
いて、アナログ入力もしくはDV入力によるDVフォー
マットのデータが分配部4を用いてブロック別に配置さ
れている必要がある。もしくは、映像情報のみがDVフ
ォーマットに変換されて映像情報ブロックとシステム情
報ブロックの形態で配置されている必要がある。
【0056】図14は映像編集処理アルゴリズムを示し
た図である。本映像編集処理は単位フレームの映像情報
及びシステム情報データを変更する毎に実行される。
【0057】まず、転送セクタ数をカウントする転送セ
クタカウンタ43と、最終セクタの有効なバイト数をカ
ウントする有効バイトカウンタ49とをゼロクリアする
(S91)。次に、映像情報ブロックの総転送バイト数
を設定する(S92)。すなわち、映像情報バイトカウ
ンタ45に映像情報ブロックの総転送バイト数を設定
し、システム情報バイトカウンタ46にシステム情報ブ
ロックの総転送バイト数を設定する。転送開始LBAと
して映像情報ブロックの開始LBAを開始LBAポイン
タ48に設定する(S93)。開始ポインタ42にフレ
ームバッファ7上の映像情報ブロックの開始アドレスを
設定する(S94)。映像情報バイトカウンタ45の値
を引数にして図10に示すブロック書き込み処理を実行
する(S95)。さらに、システム情報バイトカウンタ
46の値を引数にして図10に示すブロック書き込み処
理を実行する(S96)。これにより、ハードディスク
9上において映像情報ブロック及びシステム情報ブロッ
クが書き替えられる。このように映像情報ブロック及び
システム情報ブロックのみを置き換えることで映像編集
が実現できる。
【0058】従来、映像情報のみを書き換えるビデオイ
ンサート機能は、一度フレームバッファにフレームデー
タを読み出した後、フレームバッファ上で映像情報を書
き換えてフレームデータを再編成した後、そのフレーム
データをハードディスクへ書き込む必要があったが、本
発明によれば、映像情報ブロック及びシステム情報ブロ
ックのみの書き換えで実現できるため処理速度と処理効
率が向上する。
【0059】(実施の形態3)本実施形態では、音声情
報モードにおける記録、再生動作を説明する。ここで、
音声情報モードとはデータフレームに含まれる情報のう
ちの音声情報のみをハードディスク9に記録する動作モ
ードである。
【0060】最初に、音声情報モードでの記録動作、す
なわち、音声情報のみがハードディスク9へ記録される
時の処理について説明する。
【0061】図15に、音声情報モードの書き込みアル
ゴリズムを示す。本音声記録モードの書き込みアルゴリ
ズムは単位フレームの音声情報とシステム情報データを
ハードディスク9に書き込む毎に実行される。
【0062】まず、転送セクタ数をカウントする転送セ
クタカウンタ43と、最終セクタの有効バイト数をカウ
ントする有効バイトカウンタ49とをゼロクリアする
(S101)。次に、各バイトカウンタに初期値を設定
する(S102)。具体的には、音声情報バイトカウン
タ44に音声情報ブロックの総転送バイト数、システム
情報バイトカウンタ46にシステム情報ブロックの総転
送バイト数を設定する。次に、転送開始LBAとして音
声情報ブロックの開始LBAを開始LBAポインタ48
に設定する(S103)。開始ポインタ42にフレーム
バッファ7上の音声情報ブロックの開始アドレスを設定
する(S104)。音声情報バイトカウンタの値を引数
にして、図10に示すブロック書き込み処理を実行する
(S105)。開始ポインタ42にフレームバッファ7
上のシステム情報ブロックの開始アドレスを設定する
(S106)。システム情報バイトカウンタの値を引数
にして、図10に示すブロック書き込み処理を実行する
(S107)。以上のようにして、ハードディスク9上
には音声情報とシステム情報のみが記録される。映像情
報は記録されない。
【0063】次に、音声情報モードで記録されたデータ
のハードディスク9からの再生時の処理を説明する。
【0064】図16は音声情報モード時の読み出しアル
ゴリズムを示した図である。この音声記録モードの読み
出しアルゴリズムは単位フレームの音声情報とシステム
情報データをハードディスク9から読み出す毎に実行さ
れる。
【0065】まず、転送セクタ数をカウントする転送セ
クタカウンタ43と、最終セクタの有効なバイト数をカ
ウントする有効バイトカウンタ49をゼロクリアする
(S111)。次に、各バイトカウンタに初期値を設定
する(S112)。具体的には、音声情報バイトカウン
タ44に音声情報ブロックの総転送バイト数、システム
情報バイトカウンタ46にシステム情報ブロックの総転
送バイト数を設定する。次に、転送開始LBAとして、
音声情報ブロック単位の開始LBAの値にシステム情報
ブロック単位の開始LBAの値を付加した値を開始LB
Aポインタ48に設定する(S113)。開始ポインタ
42にフレームバッファ7上の音声情報ブロックの開始
アドレスを設定する(S114)。音声情報バイトカウ
ンタ44の値を引数にして、ブロック読み出し処理(図
12参照)を実行し(S115)、音声情報をフレーム
バッファ7上に読み出す。次に、開始ポインタ42にフ
レームバッファ7上のシステム情報ブロックの開始アド
レスを設定する(S116)。システム情報バイトカウ
ンタ46を引数にして、ブロック読み出し処理(図12
参照)を実行し(S117)、システム情報をフレーム
バッファ7上に読み出す。その後、映像情報については
ハードディスク9に存在しないため、図3に示すフレー
ムバッファ7上の映像情報12の領域にダミーデータを
格納する(S118)。このとき、ダミーデータは映像
情報のDIFブロックであることを示すデータであれば
よい。その後、フレームバッファ7上に読み出されたこ
れらのデータは編成部5によりDVフォーマットに編成
される。このように、ハードディスク9上の音声情報と
システム情報だけでDVフォーマットとして音声情報を
再生可能となる。
【0066】なお、上記の場合、システム情報について
も、映像情報と同様にハードディスク9(ディスク媒
体)上に書き込まなくてもよい。その場合、読み出し時
に、システム情報に対するダミーデータを作成すること
により、DVフォーマットとして音声情報を再生でき
る。また、ダミーの映像情報がノイズとして出力されな
いようにシステム情報ブロックを制御してもよい。
【0067】また、上記の説明では、ハードディスク9
上に音声情報のみを記録し、それを再生する場合につい
て説明したが、映像情報のみを記録し、それを再生する
場合についても、音声情報のみの場合と同様にして実現
できる。
【0068】(実施の形態4)本発明に係る記録再生装
置の再生処理時のエラー対応処理について説明する。図
17に再生処理のエラー対応アルゴリズムを示す。本処
理はディスク媒体制御部8により単位フレームデータの
読み出し毎に実行される。すなわち、エラーブロック識
別フラグ47(図8参照)を参照して、音声情報ブロッ
クの読み出し、映像情報ブロックの読み出し、または、
システム情報ブロックの読み出しでエラーが発生したか
どうかを判定する(S121、S122、S123)。
音声情報ブロックにエラーが発生したと判断した場合、
音声情報ブロックの再読み込み、または、音声情報ブロ
ックに対するダミーデータを作成し、フレームバッファ
上に書き込むダミーデータ処理を行う(S124)。映
像情報ブロックにエラーが発生したと判断された場合、
映像情報ブロックの再読み込みや映像情報に対するダミ
ーデータ処理を行う(S125)。システム情報ブロッ
クにエラーが発生したと判断された場合、システム情報
ブロックの再読み込みやシステム情報に対するダミーデ
ータ処理を行う(S126)。
【0069】なお、上記のダミーデータ処理としては、
それぞれのブロックのDIFブロックであることを示す
データをフレームバッファ7の該当領域に書き込んだ
り、図7のアルゴリズムのステップS22のポインタ設
定時にフレームバッファ7上のエラーが生じたフレーム
に隣接する有効な同一情報ブロックの開始アドレスを指
定したりする方法が考えられる。
【0070】以上のように、エラー発生時に再読み込み
を行なう場合は、正しいデータの読み込みが可能とな
り、また、エラー発生時にダミーデータを作成する場合
は、エラーが発生したデータは読み込めないが、それ以
外の正常に読み出せたデータについては、その後の処理
が可能となる。このようにして記録媒体(HDD)から
のデータ再生時に発生したエラーに対しては、正常に読
み出せた情報ブロックデータを生かした上で、ブロック
単位のエラー対策処理が可能となる。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本発明のディスク媒体記
録再生装置によれば、フレームデータを構成する音声情
報、映像情報、システム情報を、その種別毎にアクセス
可能となり、音声編集と映像編集時における処理速度と
処理効率の向上、タイムラプスや音声記録モードにおけ
る記録領域の使用効率向上、ならびに、エラー発生時に
正常ブロックのデータを出力できる最適なエラー対応処
理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るデータ記録再生装置のブロック
構成図。
【図2】 DVフォーマットデータの構成図。
【図3】 フレームバッファ上において、フレームデー
タを構成する音声情報、映像情報及びシステム情報が分
配されて配置された様子を説明した図。
【図4】 データ記録再生装置の分配部のブロック構成
図。
【図5】 データ記録再生装置の編成部のブロック構成
図。
【図6】 分配アルゴリズムのフローチャート。
【図7】 編成アルゴリズムのフローチャート。
【図8】 データ記録再生装置のディスク媒体制御部の
ブロック構成図。
【図9】 ディスク媒体制御部の書き込みアルゴリズム
のメイン・フローチャート。
【図10】 ディスク媒体制御部の書き込み処理のサブ
ルーチンのフローチャート。
【図11】 ディスク媒体制御部の読み出しアルゴリズ
ムのメイン・フローチャート。
【図12】 ディスク媒体制御部の読み出し処理のサブ
ルーチンのフローチャート。
【図13】 実施の形態2におけるデータ記録再生装置
の音声編集処理アルゴリズムのフローチャート。
【図14】 実施の形態2におけるデータ記録再生装置
の映像編集処理アルゴリズムのフローチャート。
【図15】 実施の形態3におけるデータ記録再生装置
の音声記録モードの書き込みアルゴリズムのフローチャ
ート。
【図16】 実施の形態3におけるデータ記録再生装置
の音声記録モードの読み出しアルゴリズムのフローチャ
ート。
【図17】 実施の形態4におけるデータ記録再生装置
の再生処理のエラー対策アルゴリズムのフローチャー
ト。
【符号の説明】
2 I/O部 4 分配部 5 編成部 7 フレームバッファ 8 ディスク媒体制御部 9 HDD 11 音声情報 12 映像情報 13 システム情報 14 単位フレーム 20、30 判定部 21、31 ポインタ制御部 22、32 音声情報ポインタ 23、33 映像情報ポインタ 24、34 システム情報ポインタ 25、35 カレントポインタ 26、36 総DIFブロックカウンタ 40 ポインタ制御部 41 媒体制御部 42 開始ポインタ 43 転送セクタカウンタ 44 音声情報バイトカウンタ 45 映像情報バイトカウンタ 46 システム情報バイトカウンタ 47 エラーブロック識別フラグ 48 開始LBAポインタ 49 有効バイトカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 550 G11B 20/18 574A 570 H04N 5/781 510F 574 G11B 27/02 A 27/031

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器に対してビデオ情報の入出力を
    行なうI/O手段と、 該I/O手段を介して外部機器から入力したビデオ情報
    を記録する記録媒体と、 該記録媒体に記録すべきビデオ情報又は該記録媒体から
    読み出したビデオ情報を一時的に記憶するデータバッフ
    ァと、 データ記録時に、上記I/O手段を介して入力したビデ
    オ情報のフレームデータを音声情報、映像情報又はシス
    テム情報に分類して上記データバッファ上に配置するフ
    レームデータ分配手段と、 データ再生時に、上記データバッファ上に分類して配置
    されている音声情報、映像情報及びシステム情報を所定
    のフレームフォーマットに再編成するフレームデータ編
    成手段と、 データの記録または再生時に、上記データバッファと上
    記記録媒体との間で、音声情報、映像情報及びシステム
    情報をそれらのブロック単位で転送する転送制御手段と
    を有することを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 映像編集時において、上記転送制御手段
    はデータバッファに記録されている映像情報ブロックを
    上記記録媒体上のフレームデータの映像情報ブロック部
    と置き換えて上記記録媒体に記録することを特徴とする
    請求項1記載のデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 音声編集時において、上記転送制御手段
    はデータバッファに記録されている音声情報ブロックを
    上記記録媒体上のフレームデータの音声情報ブロック部
    と置き換えて上記記録媒体に記録することを特徴とする
    請求項1記載のデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 データ記録時において、上記転送制御手
    段はデータバッファ上の映像情報ブロックとシステム情
    報ブロックのみを上記記録媒体に記録することを特徴と
    する請求項1記載のデータ記録再生装置。
  5. 【請求項5】 データ再生時において、上記転送制御手
    段は、データバッファ上に、記録媒体に記録された映像
    情報ブロックとシステム情報ブロックを読み出し、音声
    情報ブロックとしてダミー音声情報を作成し、上記フレ
    ームデータ編成手段は、読み出された映像情報ブロック
    及びシステム情報ブロックと作成されたダミー音声情報
    とからフレームデータを作成することを特徴とする請求
    項1記載のデータ記録再生装置。
  6. 【請求項6】 データ記録時において、上記転送制御手
    段は、データバッファ上の音声情報ブロックとシステム
    情報ブロックのみを上記記録媒体に記録することを特徴
    とする請求項1記載のデータ記録再生装置。
  7. 【請求項7】 データ再生時において、上記転送制御手
    段は、記録媒体に記録された音声情報ブロックとシステ
    ム情報ブロックをデータバッファに読み出し、映像情報
    ブロック部にダミー映像情報を作成し、上記フレームデ
    ータ編成手段は、読み出した音声情報ブロック及びシス
    テム情報ブロックと作成した映像情報ブロックとからフ
    レームデータを作成することを特徴とする請求項1記載
    のデータ記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体からの再生時にエラーが発
    生した場合に、エラーが発生したブロックを判定するエ
    ラーブロック判定手段をさらに有することを特徴とする
    請求項1記載のデータ記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記エラーブロック判定手段により記録
    媒体からの再生時に映像情報ブロックにエラーが発生し
    たと判定された場合に同映像情報ブロックが含まれるフ
    レームにノイズが発生することを防ぐノイズ防止手段を
    さらに有することを特徴とする請求項8記載のデータ記
    録再生装置。
  10. 【請求項10】 上記エラーブロック判定手段により記
    録媒体からの再生時に音声情報ブロックにエラーが発生
    したと判定された場合に同音声情報ブロックが含まれる
    フレームにノイズが発生することを防ぐノイズ防止手段
    をさらに有することを特徴とする請求項8記載のデータ
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】 上記エラーブロック判定手段により記
    録媒体からの再生時にシステム情報ブロックにエラーが
    発生したと判定された場合に同システム情報ブロックが
    含まれるフレームにノイズが発生することを防ぐノイズ
    防止手段をさらに有することを特徴とする請求項8記載
    のデータ記録再生装置。
  12. 【請求項12】 外部より入力したビデオ情報を記録す
    る記録媒体と、記録媒体に記録するデータを一時的に格
    納するデータバッファとを備えており、 入力したビデオ情報に基いて得られるDVフォーマット
    のフレームデータをデータバッファに一時的に格納する
    際に、音声情報、映像情報及びシステム情報に分類して
    データバッファ上の所定位置に配置し、データバッファ
    から記録媒体へデータを記録する際に、分類された音声
    情報、映像情報及びシステム情報の各ブロック毎に、記
    録媒体で定義されるセクタ単位に分割して記録すること
    を特徴とするデータ記録再生装置。
  13. 【請求項13】 複数のブロックからなるDVフォーマ
    ットのフレームデータをブロック毎に記録する記録媒体
    と、記録媒体から読み出されたデータを一時的に格納す
    るデータバッファとを備えており、 記録媒体からのフレームデータの読み出しにおいては、
    記録されているブロック順に読み出され、データの種類
    別に分類されてデータバッファ上に記録され、データバ
    ッファからの外部機器への出力においては、データバッ
    ファにおいて種類別に分類されたデータをDVフォーマ
    ットに再構成して出力することを特徴とするデータ記録
    再生装置。
  14. 【請求項14】 複数のブロックからなるビデオ情報の
    フレームデータを、音声情報、映像情報及びシステム情
    報にブロック単位で分類し、分類された音声情報、映像
    情報及びシステム情をブロック単位で記録媒体へ記録す
    ることを特徴とするデータ記録再生方法。
  15. 【請求項15】 音声情報、映像情報及びシステム情報
    に分類されて記録された音声情報、映像情報及びシステ
    ム情報を、所定のフレームフォーマットに再編成し、再
    生情報として出力することを特徴とする請求項14記載
    のデータ記録再生方法。
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KR100692782B1 (ko) * 2005-04-26 2007-03-12 미츠비시덴키 가부시키가이샤 데이터 기록 장치 및 데이터 기록 장치를 구비한 검사 장치및 제어 장치
US7653286B2 (en) 2003-10-10 2010-01-26 Sony Corporation File reproduction apparatus, file reproduction method, file reproduction method program and recording medium for recording file reproduction method program

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