JP2001318542A - 画像形成装置及び定着装置 - Google Patents

画像形成装置及び定着装置

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JP2001318542A
JP2001318542A JP2000400091A JP2000400091A JP2001318542A JP 2001318542 A JP2001318542 A JP 2001318542A JP 2000400091 A JP2000400091 A JP 2000400091A JP 2000400091 A JP2000400091 A JP 2000400091A JP 2001318542 A JP2001318542 A JP 2001318542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置がプリント中に非常停止した際
に、未転写又は未定着トナー像が加熱されたまま放置さ
れ、中間転写ベルト又は定着ベルトとの付着力が増加す
るのを抑制する。 【解決手段】 中間転写ベルト5の駆動が非常停止した
際に、駆動可能判断手段32によって中間転写ベルトの
駆動が可能であるかを判断し、駆動が可能でない場合に
は、中間転写ベルトの弛緩ロール21、離間ロール2
2,23,25を矢印の位置に移動し、中間転写ベルト
5がベルト加熱板9、加熱ロール7、ベルトクリーナ1
1等に接触しないようにする。一方、中間転写ベルト5
の駆動が可能である場合には、未転写トナー像を加熱位
置から遠ざけるように中間転写ベルトを循環移動する。
また、中間転写ベルト5の駆動が非常停止した際に、冷
却ファンによって中間転写ベルト5及びその加熱部周辺
に空気を吹き付け、該中間転写体を冷却することもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ等として使用される画像形成装置及び
上記画像形成装置で用いられる定着装置に係り、より詳
細には、像担持体上のトナー像を中間転写体に転写した
後、この中間転写体上のトナー像を記録媒体に転写する
と同時に定着して画像を形成する画像形成装置及び未定
着トナー像を担持した記録媒体に加熱された無端状ベル
トを押圧してトナー像を定着する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より画像形成装置として、感光体
(像担持体)に形成されたトナー像を中間転写ベルトへ転
写し、転写されたトナー像を記録用紙に転写定着するも
のが知られている。以下、図6を用いてこの画像形成装
置について説明する。図6は、感光体を4個直列に配し
た4連式のカラーレーザプリンター(画像形成装置)の概
略構成図である。この画像形成装置100は、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の各色毎に独立
して配置された画像形成ユニットとしての感光体ドラム
101と、ここでは図示していない光走査装置及び現像
装置と、それら色毎に形成された画像が転写される中間
転写ベルト105と、転写装置106、ベルト加熱板1
09、転写ロール107、加圧ロール108、ベルトク
リーナ111、クリーナ対向ロール112、ベルト駆動
ロール113、ロールクリーナ114、用紙剥離ロール
124とによって主要部が構成されている。
【0003】各色の光走査装置は、画像データに応じて
レーザビームを変調し、レーザビーム照射装置及び回転
多面鏡からなる光偏向器(各々図示省略)によってレー
ザビームを偏向し、表面が帯電された各々の感光体ドラ
ム101上を走査露光する。これにより、感光体ドラム
101上には静電潜像が形成され、この静電潜像が各々
の現像装置により各色にトナー現像(C・M・Y・K)され
て可視化される。
【0004】ベルト駆動ロール113の駆動力によって
図中に示す矢印方向に循環移動する無端状の中間転写ベ
ルト105は、転写装置106によって帯電され、可視
化された各色の顕像(トナー像)は各々の感光体ドラム1
01上から所定のタイミングで順次静電力によって転写
され、これらのトナー像の重ね合わせによりフルカラー
の画像が形成される。
【0005】このカラー画像は、ベルト加熱板109に
よってトナー軟化点まで加熱され、給紙トレイや補助ト
レイなど(各々図示省略)から送り出された転写用紙11
5aに転写ロール107及び加圧ロール108によって
加熱定着処理が施されて、用紙剥離ロール124によっ
て出力トレイ(図示省略)へ排出される。
【0006】また、排出された転写用紙115bに転写
されず中間転写ベルト105上に残ったトナーは、ベル
トクリーナ111によりクリーニングされる。この中間
転写ベルト上の残留トナーをクリーニングする装置とし
ては、例えば、特開昭63−188978号公報や特公
平4−45829号公報、特公平4−31394号公報
に記載されたものが知られている。特開昭63−188
978号公報や特公平4−45829号公報は、表面が
金属で形成されたクリーニング部材を中間転写ベルトに
接触させることにより、クリーニング部材に加熱溶融さ
せたトナー等の残留物を付着させて中間転写ベルトをク
リーニングするものである。また、特公平4−3139
4号公報は、表面がトナー層で覆われたクリーニング部
材でクリーニングするものである。ここで、中間転写ベ
ルトの残留トナー像のクリーニングを確実にするための
条件は次に示すものである。すなわち、クリーニング部
材表面とトナーが接したときに生ずる付着力F1に対し
て、中間転写ベルト表面層とトナーとの間の付着力F2が
小さい状態(F1>F2)のときに、中間転写ベルトの残留ト
ナー像はクリーニング部材に付着し、中間転写ベルトが
クリーニングされる。
【0007】この条件(F1>F2)を得るためには、F1を強
めるかF2を弱める必要がある。F1を強める方法として
は、図6に示すように、ベルトクリーナ111と対向す
る位置にクリーナ対向ロール112を配置し、ベルトク
リーナ111と中間転写ベルト105間の密着性を高め
る方法がある。また、F2を弱める方法としては、冷えて
固まったトナーを暖めるためにベルトクリーナ111を
加熱し、トナーを溶融することにより中間転写ベルト表
面層とトナーとの間の付着力を弱くする方法がある。
【0008】また、加圧ロール108は、中間転写ベル
ト105上の転写用紙115aがつかない部分に残留し
たトナー像のクリーナの機能を兼ねている。加圧ロール
108にクリーニングされたトナー像は、ロールクリー
ナ114によってクリーニングされる。
【0009】以上説明した画像形成装置100がプリン
ト中にジャムや部品の故障等により非常停止し、未転写
トナー像が中間転写ベルト上に残留した際の例を図7に
示す。この図に示すように、用紙に転写されずに中間転
写ベルト上に残留した未転写トナー像116−1〜11
6−3は、ジャム用紙の除去や故障箇所の修理等の装置
復旧後に、加圧ロール108とベルトクリーナ111に
よってクリーニングされる。
【0010】しかし、未転写トナー像が加熱状態のまま
放置された場合、中間転写ベルトと未転写トナー像との
付着力が増加し、クリーニング性が悪化することがこれ
までの実験から分かっている。図7では、未転写トナー
像116−3がベルト加熱板109に、未転写トナー像
116−2が転写ロール107に加熱されたまま放置さ
れている。従って、未転写トナー像116−2、116
−3は、装置復旧後に完全にクリーニングされず、次の
プリント時に用紙に転写されてしまう等の画質不良を引
き起こす可能性がある。
【0011】一方、トナー像を加熱加圧して定着画像と
する定着装置としては、図18に示すような無端状の定
着ベルトを用いるものが知られている。この定着装置
は、ヒーター500aを内蔵する加熱ロール500と、
この加熱ロール500と平行に支持された支持ロール5
01と、該支持ロール501と加熱ロール500とに張
架された定着ベルト502と、この定着ベルト502を
介して加熱ロール500に圧接される加圧ロール503
と、定着ベルト502にオフセットしたトナーをクリー
ニングするロール状のクリーニング装置504とを有し
ている。このような定着装置では、未定着トナー像を担
持する記録媒体Pを定着ベルト502と重ね合せて、加
熱ロール500と加圧ロール503との間で加熱・加圧
する。これにより、トナー像は記録媒体Pに溶融圧着す
る。そして記録媒体Pは、溶融トナー像を介して定着ベ
ルト502に密着した状態で剥離部まで搬送され、自身
の剛性により定着ベルト502から剥離される。
【0012】また、定着ベルト502にオフセットした
トナーは、クリーニング装置504によりクリーニング
される。この無端状の定着ベルト上の残留トナーをクリ
ーニングする装置としては、例えば、特開平2−309
378号公報に記載されたものが知られている。特開平
2−309378号公報は、定着ベルトより離型性の劣
る材質からなり、加熱源を内蔵するロール状のクリーニ
ング部材によって、定着ベルト上のトナー等の残留物を
加熱軟化させ、該クリーニング部材に付着させてクリー
ニングするものである。
【0013】しかし、このような定着装置においても、
装置が非常停止して未定着トナー像が加熱状態のまま放
置された場合、定着ベルトと未定着トナー像との付着力
が増加し、クリーニング性が悪化してしまうおそれがあ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置
がプリント中にジャムや部品の故障等により非常停止し
た際に、未転写又は未定着トナー像が加熱されたまま放
置され、中間転写ベルト又は定着ベルトとの付着力が増
加するのを抑制できる画像形成装置又は定着装置を提供
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、 表面にトナー像が形
成される像担持体と、 前記像担持体から一次転写され
たトナー像を担持し、記録媒体へ該トナー像を二次転写
する位置に搬送する中間転写体と、 所定位置で前記中
間転写体上のトナー像を加熱する加熱手段と、 前記中
間転写体の表面に接触し、該中間転写体上に残留するト
ナーを除去するクリーニング手段と、前記中間転写体の
駆動が非常停止したときに、未転写トナー像を担持する
中間転写体を前記加熱手段から退避させる退避手段とを
有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、 前記加熱手段は、前記トナ
ー像をトナー軟化点温度以上まで加熱するものであり、
前記退避手段は、前記トナー像の表面温度がトナー軟
化点より低い温度に維持される位置まで、前記中間転写
体を退避させるものであることを特徴とする画像形成装
置を提供する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の画像形成装置において、 前記中間転写体は、無端状
のベルトであり、 前記加熱手段は、該ベルトの裏面に
当接して設けられ、 前記退避手段は、該ベルトを前記
加熱手段と非接触となる位置に移動させるものであるこ
とを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0018】請求項4に記載の発明は、 表面にトナー
像が形成される像担持体と、 前記像担持体から一次転
写されたトナー像を担持し、記録媒体へ該トナー像を二
次転写する位置に搬送する中間転写体と、 所定位置で
前記中間転写体上のトナー像を加熱する加熱手段と、
前記中間転写体の表面に接触し、該中間転写体上に残留
するトナーを除去するクリーニング手段と、 前記中間
転写体の駆動が非常停止したときに、前記中間転写体の
駆動が可能であるか否かを判断する駆動可能判断手段と
を有し、 前記駆動可能判断手段が、前記中間転写体の
駆動が可能と判断したときに、該中間転写体を駆動し、
該中間転写体上のトナー像が前記加熱手段から離れた位
置まで移動させるように設定されていることを特徴とす
る画像形成装置を提供する。
【0019】請求項5に記載の発明は、 表面にトナー
像が形成される像担持体と、 前記像担持体から一次転
写されたトナー像を担持し、記録媒体へ該トナー像を二
次転写する位置に搬送する中間転写体と、 前記中間転
写体の表面に接触し、該中間転写体上に残留するトナー
を除去するクリーニング手段と、 ヒータを内蔵し、記
録用紙を加熱するとともに前記中間転写体に押圧して二
次転写を行う転写定着ロールと、 該転写定着ロールの
周面に付着したトナーを除去するロールクリーナとを有
し、 前記中間転写体の駆動が非常停止したときに、前
記転写定着ロールを前記中間転写体から離すとともに、
前記ロールクリーナが該転写定着ロールの周面をクリー
ニングするように設定されていることを特徴とする画像
形成装置を提供する。
【0020】請求項6に記載の発明は、 表面にトナー
像が形成される像担持体と、 前記像担持体から一次転
写されたトナー像を担持し、記録媒体へ該トナー像を二
次転写する位置に搬送する中間転写体と、 所定位置で
前記中間転写体上のトナー像を加熱する加熱手段と、
加熱され溶融したトナー像を記録媒体に押圧し、二次転
写と定着とを同時に行う転写定着手段と、 前記中間転
写体の表面に接触し、トナー像を二次転写した後の中間
転写体上に残留するトナーを除去するクリーニング手段
と、 前記中間転写体の駆動が非常停止したときに、該
中間転写体の温度を所定時間内に所定温度以下に冷却す
る冷却手段とを有することを特徴とする画像形成装置を
提供する。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の画像形成装置において、 前記中間転写体の駆動が非
常停止したときに、該中間転写体と前記加熱手段とを離
間させる離間手段を有することを特徴とする画像形成装
置を提供する。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項6又は請
求項7に記載の画像形成装置において、 前記中間転写
体の、前記加熱手段によって加熱される部分を、該中間
転写体と間隔をおいて覆う断熱部材を有し、 前記冷却
手段は、前記断熱部材と前記中間転写体との間に空気を
送り込むファンを備えることを特徴とする画像形成装置
を提供する。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の画像形成装置において、 前記中間転写体は、複数の
部材によって張架された無端状ベルトであり、 前記加
熱手段は、前記中間転写体の内面に押圧されるものであ
り、 前記離間手段は、前記加熱手段を前記中間転写体
との当接位置から後退させるとともに、該加熱手段が設
けられた位置の近傍で該中間転写体の内面に向かって進
出し、該中間転写体の張力を維持するベルト支持部材を
有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【0024】請求項10に記載の発明は、 複数のロー
ルに張架されて周回駆動され、トナー像が転写された記
録媒体に当接される無端状ベルトと、 前記無端状ベル
トを張架するロールの一つであって、加熱手段を内蔵
し、該無端状ベルトを介して記録媒体上のトナー像を加
熱溶融する加熱ロールと、 前記無端状ベルトを介して
該加熱ロールに押圧され、該無端状ベルトとの間に記録
媒体を挟み込む加圧ロールと、 該無端状ベルトが非常
停止したときに、前記無端状ベルトと加熱ロールとの双
方又はいずれか一方を冷却する冷却手段を有することを
特徴とする定着装置を提供する。
【0025】請求項11に記載の発明は、 複数のロー
ルに張架されて周回駆動され、トナー像が転写された記
録媒体に当接される無端状ベルトと、 前記無端状ベル
トを張架するロールの一つであって、加熱手段を内蔵
し、該無端状ベルトを介して記録媒体上のトナー像を加
熱溶融する加熱ロールと、 前記無端状ベルトを介して
該加熱ロールに押圧され、該無端状ベルトとの間に記録
媒体を挟み込む加圧ロールと、 該無端状ベルトが非常
停止したときに、前記加圧ロールと前記加熱ロールとを
離間するとともに、これらの圧接部で前記無端状ベルト
を前記加熱ロールから離間する退避手段をとを有するこ
とを特徴とする定着装置を提供する。
【0026】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の定着装置において、 前記加熱ロールとの間に前
記無端状ベルトを挟み込み、該無端状ベルト上に残留す
るトナーを除去するクリーニング装置を有し、 該無端
状ベルトの駆動が非常停止したときに、前記クリーニン
グ装置が接触する位置より上流側の無端状ベルトを、前
記加熱ロールから離間する離間手段を有することを特徴
とする定着装置を提供する。
【0027】上記請求項1に記載の発明によれば、装置
がプリント中にジャムや部品の故障等により非常停止
し、記録媒体に転写できなかった未転写トナー像が中間
転写体上に残留した際に、退避手段によって前記未転写
トナー像を加熱手段から退避させることにより、未転写
トナー像が加熱溶融するのを防止することが可能とな
る。これにより、未転写トナー像と中間転写体との付着
力が増加するのを防止でき、装置復旧後に未転写トナー
像を容易にクリーニングすることができる。
【0028】また、請求項2に記載の発明によれば、中
間転写体を加熱手段から退避させることによって、中間
転写体上に残留している未転写トナー像の表面温度をト
ナー軟化点より低い温度に維持することが可能となり、
未転写トナー像の溶融による中間転写体への投錨を防ぐ
ことができる。このため、未転写トナー像と中間転写体
との付着力が増加するのを防止でき、装置復旧後に未転
写トナー像を容易にクリーニングすることができる。
【0029】また、請求項3に記載の発明によれば、未
転写トナー像が残留している中間転写体を加熱手段と非
接触となる位置に移動させることにより、未転写トナー
像が加熱放置されるのを防ぐことができる。このため、
未転写トナー像と中間転写体との付着力が増加するのを
防止でき、装置復旧後に未転写トナー像を容易にクリー
ニングすることができる。
【0030】また、請求項4に記載の発明によれば、装
置の非常停止後に中間転写体の駆動が可能であるかを判
断する駆動可能判断手段が設けられているので、中間転
写体の駆動が可能である場合には中間転写体を循環駆動
させ、中間転写体上に残留している未転写トナー像を加
熱手段と接触しない非加熱位置まで移動することが可能
となる。このため、加熱手段から未転写トナー像を退避
する時間を短縮することができるとともに、装置復旧後
のクリーニング動作を簡略化することが可能となる。す
なわち、加熱手段からの退避動作が中間転写体を駆動す
るだけなので、非常停止後にすぐに退避動作を開始する
ことができる。また、加熱手段から退避した後の中間転
写体の状態が通常の画像形成動作終了後の状態と同じで
あるために、余分な動作を省くことができる。
【0031】請求項5に記載の発明によれば、記録媒体
を加熱するとともに中間転写体を押圧して二次転写を行
う転写定着ロールが設けられており、この転写定着ロー
ルは中間転写体と接離可能となっているので、装置の非
常停止時には転写定着ロールを中間転写体から退避させ
ることが可能となる。さらに、転写定着ロールの周面に
付着したトナーをクリーニングするロールクリーナが設
けられているので、中間転写体を駆動することなく転写
定着ロールをクリーニングでき、動作効率を向上するこ
とができる。これにより、中間転写体上の未転写トナー
像が転写定着ロールにより加熱されるのを回避でき、未
転写トナー像の付着力が増加するのを防止することがで
きる。このため、装置復旧後に未転写トナー像を容易に
クリーニングすることができる。さらに、装置の非常停
止から所定時間以内に、ロールクリーナによって転写定
着ロールをクリーニングすることができ、転写定着ロー
ルへの未転写トナー像の投錨を防ぐことができる。
【0032】請求項6に記載の発明によれば、装置がプ
リント中にジャムや部品の故障等により非常停止し、記
録媒体に転写できなかった未転写トナー像が前記中間転
写体上に残留した際に、前記冷却手段によって中間転写
体の温度を所定時間内に所定温度以下に冷却することに
より、未転写トナー像が高温の溶融状態で放置されるの
を回避することができる。これにより、未転写トナー像
と中間転写体との付着力が増加するのを防止でき、装置
復旧後に未転写トナー像を容易にクリーニングすること
ができる。
【0033】また、請求項7に記載の発明によれば、前
記離間手段によって未転写トナー像が残留している中間
転写体と加熱手段とを離間させることにより、中間転写
体が加熱手段から伝導する熱によって加熱され続けるの
を防ぐことができる。このため、中間転写体上の未転写
トナー像が高温状態に維持されることはなくなり、未転
写トナー像と中間転写体との付着力が増加するのを防止
できる。
【0034】また、請求項8に記載の発明によれば、前
記加熱装置によって加熱される部分の中間転写体は断熱
材によって放熱しにくい状態となっており、該中間転写
体上の未転写トナー像を効率良く加熱溶融することがで
きる。そして、装置がプリント中にジャムや部品の故障
等により非常停止した際には、前記ファンによって断熱
材と該中間転写体との間に空気流が形成され、これによ
って中間転写体を率良く冷却することができる。このた
め、中間転写体上の未転写トナー像が、高温状態のまま
維持される時間が短縮され、付着力の増加が防止され
る。
【0035】また、請求項9に記載の発明によれば、通
常のプリント時には、前記加熱手段によって前記中間転
写体を張架するとともに加熱し、装置がプリント中に非
常停止した際には、前記ベルト支持部材によって該中間
転写体の張力を維持したまま、該加熱手段を後退させる
ことができる。このため、中間転写体と加熱手段とを離
間させて、中間転写体の温度を低下させることができる
とともに、張架された中間転写体にゆるみが生じて位置
がずれたりする不都合を防止することができる。
【0036】また、請求項10に記載の発明によれば、
装置がプリント中にジャムや部品の故障等により非常停
止した際に、前記冷却手段によって前記無端状ベルトと
加熱ロールとの双方又はいずれか一方を冷却することに
より、該無端状ベルトと接触しているトナー像が高温状
態で溶融したまま維持されるのを回避することが可能と
なる。これにより、未定着トナー像と該無端状ベルトと
の付着力が増加するのを防止でき、装置復旧後に未転写
トナー像を容易にクリーニングすることができる。
【0037】また、請求項11に記載の発明によれば、
装置がプリント中に非常停止した際に、前記退避手段に
よって未定着トナー像を挟み込んでいる前記無端状ベル
トと前記加熱ロールとを離間させることにより、該無端
状ベルト及びトナー像が加熱ロールから伝導される熱に
よって加熱され続けるのを防ぐことができる。このた
め、トナー像が溶融して高温状態のまま長く維持される
ことはなく、該無端状ベルトとの付着力が増加するのを
防止できる。
【0038】また、請求項12に記載の発明によれば、
前記クリーニング装置が接触する位置より上流側の無端
状ベルトと前記加熱ロールとを離間させることにより、
記録媒体に溶融圧着されずに該無端状ベルトにオフセッ
トしたトナーが、前記加熱ロールによって加熱され続け
るのを防ぐことができる。このため、オフセットトナー
と無端状ベルトとの付着力が増加するのを防止でき、装
置復旧後に該クリーニング装置によって容易にクリーニ
ングすることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。図1は、請求項1又は請求項2に
記載の発明の一実施形態である画像形成装置を示す概略
構成図である。この画像形成装置は、周面が周回可能に
支持された無端ベルト状の中間転写ベルト5を備えてお
り、この中間転写ベルト5と対向する位置に、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎に独立した4
つの画像形成ユニット10C、10M、10Y、10K
が配設されている。各画像形成ユニット10C、10
M、10Y、10Kは、表面に静電潜像が形成される感
光体ドラム1を有しており、各感光体ドラム1の周囲
に、該感光体ドラムの表面をほぼ一様に帯電する帯電装
置2と、感光体ドラム表面にレーザー光を照射して静電
潜像を書き込む像書き込み装置3と、感光体ドラム上に
形成された潜像にトナーを選択的に転移させてトナー像
を形成する現像装置4と、感光体ドラム1上のトナー像
を中間転写ベルト5上に一次転写する転写帯電器6とを
備えている。
【0040】上記中間転写ベルト5の内側又は外側に
は、ベルト駆動ロール13と、加熱ロール7と、ベルト
クリーナ11と、クリーナ対向ロール12と、中間転写
ベルト弛緩ロール21と、中間転写ベルト離間ロール2
2、23、25と、用紙剥離ロール24等が配置され、
ベルト駆動ロール13の回転によって中間転写ベルト5
が図中に示す矢印方向に周回可能に張架されている。
【0041】さらに、中間転写ベルト5の周回方向にお
ける加熱ロール7の上流側には、中間転写ベルト上のト
ナー像を加熱するベルト加熱板9が、該中間転写ベルト
5の裏面側に沿って設けられている。また、加熱ロール
7と中間転写ベルト5を介して対向する位置には加圧ロ
ール8が配置され、さらに加圧ロール8の表面をクリー
ニングするロールクリーナ14が設けられている。
【0042】さらに、中間転写ベルト5の外周面と対向
する位置に、紙詰まりを検知するセンサ31が設けら
れ、このセンサ31からの信号に基づき中間転写ベルト
5の駆動が可能であるか判断する駆動可能判断手段32
と、ベルト駆動ロール13を回転駆動させるモータ33
とが備えられている。なお、上記センサ31を設けず
に、モータ33の負荷の増大を検知し、中間転写ベルト
5の駆動が可能であるかを駆動可能判断手段によって判
断するようにしてもよい。
【0043】上記ベルト加熱板9は、金属板の裏面に面
状のヒータを貼り付けたものを用いている。上記加熱ロ
ール7、圧力ロール8、及びクリーナ対向ロール12
は、金属ロール上にシリコーンゴムを有したものを用
い、内部に熱源を設けて温度制御を可能としている。
【0044】上記中間転写ベルト5は、ベース層と表面
層から構成されており、ここではベース層にポリイミド
フィルム、表面層にはシリコーンゴムが用いられてい
る。ベルトクリーナ11、ロールクリーナ14は、内部
に温度制御が可能な熱源を有する金属ロール上に、表面
層として、トナーのガラス転移点(約65℃)及びトナー
の軟化点(約113℃)それぞれとほぼ同じガラス転移点
と軟化点を持つポリエステル樹脂が用いられている。
【0045】また、上記中間転写ベルト5を支持する弛
緩ロール21は、図3に示すように、中間転写ベルト5
を駆動する際の点線で示した位置21−1から矢印で示
す位置21−2に移動可能に設けられている。中間転写
ベルト離間ロール22,23,25も同様に、中間転写
ベルト5を駆動する際の点線で示した位置22−1,2
3−1,25−1から矢印で示す位置22−2,23−
2,25−2に移動可能に設けられている。これらの弛
緩ロール21、離間ロール22,23,25の動作につ
いては後述する。
【0046】上記加熱ロール7及び加圧ロール8の熱源
は95℃に設定され、両ロール7,8間の加圧荷重は7
35Nに設定されている。加圧ロール8は、中間転写ベ
ルト5の起動直後の負荷を軽減するために駆動後に中間
転写ベルト5に接触し、中間転写ベルト5の停止前に中
間転写ベルト5から離れるように設定されている。
【0047】次に、上記画像形成装置の動作について説
明する。画像形成動作が開始されると、シアン用画像形
成ユニット10Cにおいて、感光体ドラム1の表面が帯
電装置2で一様に帯電され、次いで像書き込み装置3か
ら像光が照射され、感光体ドラム1の表面に潜像が形成
される。そして、感光体ドラム上の潜像はシアントナー
を収容する現像装置4との対向位置を通過し、現像電界
の作用により電荷を有するトナーが感光体ドラム1上の
潜像の露光部に転移し、トナー像が形成される。このト
ナー像は、感光体ドラム1の周回移動により中間転写ベ
ルト5の周面と当接され、転写帯電器6の作用によりト
ナー像が中間転写ベルト5上に静電吸着され、一次転写
が行われる。
【0048】同様にマゼンタ用画像形成ユニット10M
において、帯電装置2による感光体ドラム1の帯電、像
書き込み装置3からの像光の照射、マゼンタ用現像装置
3によるトナー像の形成がなされ、このトナー像が中間
転写ベルト5上に先に形成されたシアントナー像の上に
重ねて転写される。さらに、イエロー用画像形成ユニッ
ト10Y、ブラック用画像形成ユニット10Kにおいて
も同様に感光体ドラム1上にトナー像の形成がなされ、
それぞれ中間転写ベルト5上に形成された前のトナー像
に重ねて転写される。
【0049】中間転写ベルト5上に形成された4色のト
ナー像は、中間転写ベルト5の周回移動にともなって、
160℃に設定したベルト加熱板9上を通過する間に加
熱され、溶融する。そして、このトナー像が加熱ロール
7と加圧ロール8との対向位置を通過するタイミングに
合わせて転写用紙15aが搬送され、加熱加圧されるこ
とによりトナー像が転写用紙上に転写定着される。
【0050】トナー像が転写定着された転写用紙15b
は、用紙剥離ロール24に達するまでに冷却され、トナ
ー像が転写用紙15bに十分に投錨された状態で用紙剥
離ロール24によって剥離され、図示していない出力ト
レイへ排出される。
【0051】ここで、中間転写ベルト5に転写されるト
ナー像について説明する。中間転写ベルト5には、転写
用紙15aにプリント画像として転写されるもの以外の
トナー像も転写されている。例えば、トナー濃度や4色
のトナー像の転写位置を制御するための制御用画像等が
挙げられる。また、カブリトナーと呼ばれる感光体ドラ
ム1上にトナー像以外に付着している極低濃度のトナー
も中間転写ベルト5にトナー像として転写される。
【0052】従って、転写用紙15aに画像を転写定着
した後にも、中間転写ベルト5上にはトナー像が残留し
ており、それらは加圧ロール8に付着してしまう。そこ
で、ロールクリーナ14は、加圧ロール8に付着したト
ナー像を除去し、これが次に搬送された転写用紙の裏面
に付着するのを防いでいる。ロールクリーナ14は内部
の熱源が115℃に設定され、ロールクリーナ14と加
圧ロール8間の加圧荷重は98Nに設定されている。ま
た、ロールクリーナ14は、中間転写ベルト5を起動し
た直後の負荷を軽減するために中間転写ベルト5の駆動
後に加圧ロール8にニップし、中間転写ベルト5の停止
前に加圧ロール8から離れるようにした。
【0053】次に、ベルトクリーナ11には、中間転写
ベルト5上に残留したトナー像が一度冷却された状態で
搬送されてくる。そこで、ベルトクリーナ11はトナー
軟化点より高い120℃に設定され、ベルトクリーナ1
1と中間転写ベルト5を介して対向する位置に配置した
クリーナ対向ロール12は90℃に設定され、そして、
ベルトクリーナ11とクリーナ対向ロール12間の加圧
荷重は196Nに設定されている。これにより、冷却さ
れたトナー像は再度溶融し、中間転写ベルト5とトナー
との付着力を低くできる。さらに、ポリエステル樹脂の
弾性によりベルトクリーナ11とクリーナ対向ロール1
2間の接触面積が増えることから、ベルトクリーナ11
によるクリーニング性を高くすることができる。これら
により、確実な中間転写ベルト5のクリーニングができ
る。また、ベルトクリーナ11は、中間転写ベルト5を
起動した直後の負荷を軽減するために駆動後に中間転写
ベルト5に接触し、中間転写ベルト5の停止前に中間転
写ベルト5から離れるようにした。
【0054】以上説明した画像形成装置20がプリント
中にジャムや部品の故障等により非常停止し、転写用紙
に転写できなかった未転写トナー像が中間転写ベルト上
に残留した際の例を図2に示す。符号16−1〜符号1
6−3は用紙に転写されずに中間転写ベルト5上に残留
した未転写トナー像である。このとき、加圧ロール8と
ベルトクリーナ11は中間転写ベルト5から離間してい
る。
【0055】画像形成装置20の非常停止後、センサ3
1からの信号に基づき駆動可能判断手段32によって非
常停止の原因が分析され、中間転写ベルト5の駆動が可
能であるかが判断される。中間転写ベルト5の駆動が不
可能であるとは、例えば、ベルト駆動ロール13を駆動
するモータ33の故障、中間転写ベルト5の破損、図示
していない出力トレイ周辺での中間転写ベルト5と転写
用紙の紙づまりにより転写用紙がくしゃくしゃにつまっ
ている場合、等である。こういった場合の未転写トナー
像の加熱部退避例を図3に示す。画像形成装置の停止
後、中間転写ベルト弛緩ロール21は、点線で示した非
常停止直後の位置21−1から矢印で示した位置21−
2に移動し、中間転写ベルト5をゆるめている。また、
中間転写ベルト離間ロール22,23,25は、点線で
示した非常停止直後の位置22−1,23−1,25−
1から矢印で示した位置22−2,23−2,25−2
に移動し、中間転写ベルト5と加熱源であるベルト加熱
板9及び加熱ロール7とを非接触の状態に維持してい
る。この状態において、未転写トナー像16−1〜16
−3は、完全に熱源から離れているために、中間転写ベ
ルト5との付着力が増加するのが抑制されている。
【0056】図5にトナー像の加熱放置時間とベルト付
着力との関係図を示す。これまでの実験により、未転写
トナー像を加熱したまま放置した場合、トナー像と中間
転写ベルトとの付着力は放置時間に従って上昇していく
ことが分かっている。これは、溶融したトナーが中間転
写ベルト表面のゴムにからみついたような状態が形成さ
れるためであると考えられている。また、中間転写ベル
トが劣化していくと更に付着力が増加していく。ここ
で、中間転写ベルトの劣化とは、プリント枚数が増加し
ていくにつれて、加熱やトナー像の付着剥離、転写用紙
の付着剥離等によって、中間転写ベルト表面の離型性が
落ちていくことを示している。すなわち、中間転写ベル
ト上に形成されたトナー像が次第に取れにくくなってい
くわけである。さらに、ある条件で構成されたベルトク
リーナにはクリーニング可能な領域があり、ある付着力
以上のものはクリーニングができなくなることが実験よ
り明らかになっている。
【0057】従って、中間転写ベルト上へトナー像を放
置する場合、加熱放置時間を短くするか、トナーが溶融
しない状態にしておくことがクリーニング性の維持には
必要である。
【0058】ここで、加熱放置した際の加熱温度と放置
時間によるクリーニング性とを実験した結果について説
明する。トナー像を中間転写ベルト上に形成し、160
℃で一度溶融させてから、所定時間後に非加熱部に移動
した場合のクリーニング性を調べた。その結果、ある劣
化レベルの中間転写ベルトでは、非加熱部への移動に2
分以上かかった場合にクリーニング残りが発生してしま
うことが分かった。そこで、さらに劣化が進んだときを
考慮すると、装置の非常停止から1分以内に未転写トナ
ー像を非加熱部に移動すればクリーニング性能が維持で
きるということが推定できる。
【0059】図4は、装置の非常停止時に駆動可能判断
手段32によって中間転写ベルト5の駆動が可能である
と判断された場合の、未転写トナー像の加熱部退避例を
示したものである。中間転写ベルト5の駆動が可能であ
る場合としては、例えば、感光ドラム1の駆動モータの
故障、転写用紙の図示していない給紙トレイからのフィ
ードミス等により転写用紙が中間転写ベルト5まで達し
ていないか中間転写ベルト5上に貼り付いているがくし
ゃくしゃになっていない場合、等である。このような場
合は、中間転写ベルト5の張架状態を変えずに中間転写
ベルト5を駆動させた方が復旧後の動作が早くなる。す
なわち、中間転写ベルト5の張架状態を変える動作が省
け、早く動作を開始できる。
【0060】以上のように、非常停止時における駆動可
能判断手段、及び、この駆動判断に基づく二つの加熱部
退避手段を有することにより、効率良く未転写トナー像
を非加熱状態に維持することができる。なお、中間転写
ベルト5の駆動により、未転写トナー像16−1〜16
−3の表側が中間転写ベルト弛緩ロール21等に接触
し、各ロールを汚す可能性があるが、各ロールの離型性
を高くすることにより影響を無くすことができる。
【0061】一方、転写用紙の紙送り系のフィードミス
等によって非常停止した場合、加熱ロール7及び加圧ロ
ール8による転写用紙15aへのトナー像の転写定着が
できずに、加圧ロール8に通常動作時よりも高濃度のト
ナー像が付着してしまう。この状態で放置していると、
加圧ロール8とトナー像との付着力が増加してロールク
リーナ14によるクリーニングが困難になる。本実施形
態においては、ロールクリーナ14に独自の駆動源を設
けることにより、中間転写ベルト5とは無関係に、すな
わち中間転写ベルト5を駆動することなく加圧ロール8
のクリーニングが可能となっている。そこで、非常停止
の検知後すぐにロールクリーナ14による加圧ロール8
のクリーニングをするようにしているので、加圧ロール
8とトナー像との付着力の増加を防止することができ
る。
【0062】図8は、請求項6、請求項7、請求項8又
は請求項9に記載の発明の一実施形態である画像形成装
置を示す概略構成図である。この画像形成装置は、周面
が周回可能に支持された無端ベルト状の中間転写体20
6を備えており、この中間転写体206と対向する位置
に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像
を形成する4つの画像形成ユニット201a、201
b、201c、201dが配設されている。各画像形成
ユニットは、感光体ドラム202a、202b、202
c、202dと、帯電装置203a、203b、203
c、203dと、光走査装置204と、現像装置205
a、205b、205c、205dと、転写帯電器20
7a、207b、207c、207dとを備えている。
【0063】上記中間転写体206の内側には、それぞ
れヒーター208a、209a、210aを内蔵する、
ベルト駆動ロール208と、加熱ロール209と、定着
ロール210と、さらに剥離ロール211とが設けら
れ、中間転写体206はこれら各ロールに張架されて図
中に示す矢印方向に周回駆動される。また、該中間転写
体206の周回方向における加熱ロール209の上流側
には、中間転写体206の内側に沿って予備加熱板21
2と、該加熱ロール209の下流側には、加熱板213
とが設けられており、予備加熱板212及び加熱板21
3に備えられた面状ヒータが中間転写体206上のトナ
ー像を加熱するようになっている。そして、該加熱ロー
ル209及び該予備加熱板212の近傍には第1の冷却
装置214と、加熱板213の近傍には第2の冷却装置
215とが設けられている。
【0064】さらに、上記定着ロール210と中間転写
体206を介して対向する位置には、ヒーター216a
を内蔵し記録紙を挟みこんで加熱押圧する加圧ロール2
16が配設されており、図示しない用紙トレイから搬送
された記録紙は、中間転写体206と該加圧ロール21
6との間に送り込まれ、トナー像の二次転写及び定着が
行われる。上記駆動ロール208と中間転写体206を
介して対向する位置には、ヒーター217aを内蔵する
ベルトクリーナー217が配設されており、記録媒体に
転写されずに中間転写体206に残留したトナーを除去
する。また、加圧ロール216が設けられた位置の下流
側には、中間転写体206の内側に沿って、転写定着後
の記録紙を冷却するための冷却板218が設けられてい
る。
【0065】この画像形成装置で、各画像形成ユニット
201a、201b、201c、201dと、中間転写
体206と、ベルトクリーナー215とは、図1に示す
画像形成装置と同様のものが用いられている。
【0066】上記加熱ロール209は、該加熱ロール2
09の表面が所定の温度となるように制御される熱源2
09aを内蔵している。そして、図9に示すように、支
持部材300の有するロールホルダー302にベアリン
グを介して回転自在に取り付けられ、該支持部材300
によって進退駆動可能に支持されている。この支持部材
300は、スライダー301を介してフレームに摺動自
在に取り付けられたロールホルダー302と、中間転写
体206に対してロールホルダー302を付勢する圧縮
バネ303と、シャフト304を介し、リトラクトモー
ター(図示しない)によって揺動されるレバー305
と、回転支点309a、309bによって揺動可能に支
持され、一端がロールホルダー302に係止されるアー
ム部材306a、306bと、該アーム部材306a、
306bの他方の端部にベアリングを介して回転自在に
取りつけられ、中間転写体206を予備加熱板212及
び加熱板213から離間させる押し上げロール307
a、307bとを有している。そして、該レバー305
の近傍には、加熱ロール209の中間転写体206に対
する位置を検出する位置検出用センサー308a、30
8bが設けられている。
【0067】上記冷却装置214、215は、ファンに
よって装置外部の空気を取りこみ、上記加熱ロール20
9、予備加熱板212及び加熱板213と、これらの加
熱手段によって加熱される領域の中間転写体206とに
吹き付け、該中間転写体206を所定時間内に所定温度
以下に冷却するものである。
【0068】次に、上記画像形成装置の動作について説
明する。各感光体ドラム202a、202b、202
c、202d上に形成されたトナー像は、順次、中間転
写体206上に重ね合わせて転写され、該中間転写体2
06上にフルカラーのトナー像が形成される。
【0069】中間転写体上に形成されたトナー像は、該
中間転写体206の周回駆動に伴って、予備加熱板21
2、加熱ロール209及び加熱板213と対向する位置
を通過し加熱されて溶融する。溶融したトナー像は、定
着ロール210と加圧ロール216の圧接部に搬送さ
れ、これとタイミングを合わせて送り込まれた記録紙と
当接し、トナー像は記録紙に融着される。該記録紙に融
着されたトナー像は、冷却板217と対向する位置に搬
送され、トナーの溶融温度以下に冷却されて記録紙に定
着する。そして、記録紙は、剥離ロールが配置された位
置において中間転写体206から剥離され、図示しない
トレイへ排出される。
【0070】一方、記録紙に転写されずに該中間転写体
206上に残留したトナーは冷えて固化した状態で、ベ
ルトクリーナー217と対向する位置に搬送される。そ
して、該ベルトクリーナー217及びベルト駆動ロール
208が有する加熱源217a、208aによって加熱
され、軟化してベルトクリーナー217表面に付着し、
該中間転写体206から除去される。
【0071】次に、上記画像形成装置がプリント中にジ
ャムや部品の故障等により非常停止した場合の、中間転
写体加熱部の動作を図10及び図11に基づいて説明す
る。ジャム等が発生すると、上記中間転写体206の駆
動停止動作が開始するのとほぼ同時に、シャフト304
がリトラクトモーターの駆動によって図10中の矢印A
の方向に回転し、第1の位置検知センサー308aに検
出されているレバー305が、第2の位置検知センサー
308bに検出されるまで回転する。これにより、レバ
ー305に係止されたロールホルダー302が矢印Bの
方向に後退し、加熱ロール209が該中間転写体206
から離間する。また、ロールホルダー302の後退に伴
って、アーム部材306a、306bが回転支点309
a、309bを中心に回転すると、押し上げロール30
7a、307bが矢印Cの方向に移動する。これによ
り、中間転写体206は、図11に示すように、押し上
げロール307a、307bによって張力が導入された
状態に維持されるとともに、予備加熱板212及び加熱
板213から離間する。さらに、これとほぼ同時に、又
は、中間転写体206が駆動停止した直後に冷却装置2
14、215が作動し、上記予備加熱板212、加熱ロ
ール209及び加熱板213と、これらの加熱手段によ
って加熱される領域の中間転写体206とを冷却する。
そして、該中間転写体206が所定の温度に下がると、
該冷却装置214、215は停止する。
【0072】このため、上記中間転写体206は、装置
の非常停止時からプリント再開までの間に、上記予備加
熱板212、加熱ロール209及び加熱板213からの
熱伝導及び輻射熱によって加熱され続けることがない。
従って、記録紙に転写されずに中間転写体206に担持
されているトナーの温度は急速に低下し、中間転写体2
06との付着力が増大するのを防ぐことができる。
【0073】また、上記加熱ロール209が該中間転写
体206から離間するのと、上記押し上げロール307
a、307bが中間転写体206を張架するのとは、連
動して行われる。このため、中間転写体206を張架す
るための部材を特に設けなくても、中間転写体206の
張力を維持することができる。そして、中間転写体20
6は再駆動の際に、周方向にずれたりせずに円滑に周回
駆動することができる。
【0074】ジャムや部品の故障等が解消されると、上
記中間転写体206を予備加熱板212、加熱ロール2
09及び加熱板213から離間させたまま、これらの加
熱手段のウォームアップを行う。そして、プリント開始
前に、該中間転写体206を周回駆動し、ベルトクリー
ナー217に接触させて、記録紙に転写されなかった残
留トナーのクリーニングを行う。残留トナーと中間転写
体206との付着力が多少高くなっいても、複数回ベル
トクリーナー217に接触させることによって良好なク
リーニングを行うことができる。
【0075】次に、中間転写体上で高温状態のまま放置
されたトナー像と中間転写体との付着力を、加熱温度又
は放置時間をパラメーターとして測定した結果を、図1
2又は図13に示す。実際の装置では、中間転写体の加
熱手段の温度は200℃と高温であり、ジャム等による
装置の非常停止があると、再駆動までに一般に10分間
近く要する。上記測定は、これらの温度及び復旧時間を
想定して行ったものである。図13より、200℃加熱
放置下では、放置される時間が長いほど、トナー像と中
間転写体との付着力が大きいことが分かる。また、図1
2より、放置温度が約130℃以上では、放置される温
度が高いほど付着力が大きいことが分かる。
【0076】次に、冷却装置による送風冷却効果につい
て実験を行った結果を図14に示す。この結果からわか
るように、冷却装置を用いることにより、中間転写体の
加熱部を、約2分間でトナー像と中間転写体との付着力
が小さい範囲である130℃以下に冷却することができ
る。このため、20×10-2Nの付着力のトナーがクリーニ
ングできるクリーニング装置であれば、十分にクリーニ
ングが可能となる。なお、トナー像と中間転写体との付
着力の増大量と放置温度、時間の関係は、該中間転写体
の表面材料、トナー材料によって変わり、また、トナー
像と中間転写体との付着力の許容限度は、クリーニング
装置のクリーニング能力によって決まる。そのため、ク
リーニング装置の性能の範囲内に、トナー像と中間転写
体との付着力の増大量が収まるような時間内に中間転写
体を冷却することで安定したクリーニング性能を得るこ
とができる。
【0077】一方、上記画像形成装置において、上記冷
却装置214、215に代えて、図15に示す冷却装置
310、311を用いることもできる。上記冷却装置3
10は、上記加熱ロール209、予備加熱板212と、
これらの加熱手段によって加熱される領域の中間転写体
206とを覆うように設けられた断熱部材310aと、
該断熱部材310aに覆われた内部に装置外部の空気を
送り込むファン310bと、空気を排出するファン31
0cとを有する。また、上記冷却装置311は、上記加
熱板213と、該加熱板213によって加熱される領域
の中間転写体206とを覆うように設けられた断熱部材
311aと、該断熱部材311aに覆われた内部に装置
外部の空気を送り込むファン311bと、空気を排出す
るファン(図15上では、空気を送り込むファン311
bと同じ位置の手前側に設けられている)とを有する。
これにより、中間転写体206の幅方向に空気流を発生
させる。
【0078】上記ファン310b、311bは、装置の
ウォームアップ時及びプリント時には停止している。そ
して、上記加熱ロール209、予備加熱板212及び加
熱板213は、断熱部材310a、311aに覆われて
いるため、これらの加熱手段は内蔵するヒーターによっ
て効率良く加熱され、ウォームアップ時間を短縮するこ
とができる。また、プリント時には、上記中間転写体2
06を効率良く加熱するとともに、放熱を少なくするこ
とができる。さらに、ジャム等により装置が非常停止
し、ファン310b、311bが作動した際には、上記
断熱部材310a、311aによってエアフローが規制
されるため、効率良く冷却を行うことができる。なお、
該断熱部材310a、311aの材質は、空気の遮蔽効
果が有れば、熱伝導が良い金属板などの材料でも十分機
能する。
【0079】図16は、請求項10、請求項11又は請
求項12に記載の発明の一実施形態である定着装置を示
す概略構成図である。この定着装置は、無端状の定着ベ
ルト400の内側に、内部に加熱源401aを備えた定
着ロール401と、該定着ロール400と間隔をあけて
支持された剥離ロール402と、ベルト保持ロール40
3とが設けられ、定着ベルト400はこれら各ロールに
張架されて図中に示す矢印方向に周回駆動される。定着
ロール401と定着ベルト400を介して対向する位置
には、内部に加熱源404aを備えた加圧ロール404
が圧接されており、この圧接部の下流側には、定着ベル
ト400の内側から定着ロール400と加圧ロール40
4との間に進出するように移動可能に支持され、定着ロ
ール401と定着ベルト400とを離間させるベルト押
し上げロール405と、定着後の記録紙を冷却するため
の冷却板406とが設けられている。定着ロール401
と加圧ロール404との圧接位置の上流側には、定着ロ
ール401に対向して、ヒーター407aを内蔵するベ
ルトクリーナー407が配設されており、記録媒体に転
写されずに定着ベルト400に残留したトナーを除去す
るようになっている。さらに、定着ロール401及びベ
ルトクリーナー407の近傍には冷却装置408aと、
加圧ロール404の近傍には冷却装置408bとが配設
されている。
【0080】上記定着ベルト400は、ベース層と表面
層との2層構造となっており、ベース層には、耐熱性、
強度、表面平滑性を考慮してポリイミド、ポリアミド、
ポリアミドイミド等の耐熱性樹脂や、アルミニウム、ス
テンレス等の金属を用い、表面層には、耐熱性及びトナ
ーとの離型性の高いシリコーンゴム、フッ素ゴム等を用
いている。
【0081】上記定着ロール401は、熱伝導率の高い
金属製の円筒状芯金の内部にハロゲンランプなどのヒー
ター401aを有しており、上記定着ベルト400を介
して記録紙Pを所定の温度で加熱する。また、定着ロー
ル401と定着ベルト400との密着性を高めるため
に、該定着ロール401の周面上に弾性層を設けてい
る。
【0082】剥離ロール402は、直径が上記定着ロー
ル401より小さいものが用いられ、定着ベルト400
を巻き回し、記録紙P自体の剛性を利用してロールの曲
率によって移動する定着ベルト400から記録紙Pを剥
離するようになっている。
【0083】上記加圧ロール404は、定着ベルト40
0を介して定着ロール401に圧接され、記録紙Pとト
ナー像とを圧着するもので、上記定着ロール401と同
様にヒーター404aを有し記録紙Pを裏側から加熱す
る。また、定着ロール401と同様にロール表面に弾性
層を設けている。また、該加圧ロール404は、装置の
非常停止時には後方へ退避する機構を備えている。
【0084】なお、上記ベルトクリーナー407及び冷
却装置408a、408bは、図8に示す画像形成装置
と同様のものが用いられている。また、上記剥離ロール
402、ベルト保持ロール403及びベルトクリーナー
407は、図示しない支持部材によって進退駆動可能に
支持されている。
【0085】次に、上記定着装置の動作について説明す
る。図示しない転写装置によりイエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの4色のトナーによるトナー像が記録紙
に転写される。未定着のトナー像を担持した記録紙は、
上記定着装置へ搬送され、定着ベルト400に当接した
状態で定着ロール401と加圧ロール404との圧接部
に挟み込まれ加熱押圧される。これにより、トナー像は
溶融して記録紙に圧着され、定着ベルト400の循環移
動によって冷却板406と対向する位置を通過する際に
トナーの溶融温度以下に冷却され、記録紙に定着する。
該記録紙は定着ベルト400に蜜着したまま剥離ロール
402が設けられた位置まで搬送され、剥離ロール40
2に沿って大きな曲率で曲げ回される定着ベルト400
から記録紙の剛性を利用して剥離される。
【0086】一方、記録紙が剥離される際に、該記録紙
上のトナー像が十分に冷却されていないと、トナー間の
凝集が十分でないため、トナーの一部が定着ベルト40
0に転移してしまう、いわゆるオフセットが生じるおそ
れがある。オフセットしたトナーは、ベルトクリーナー
407と対向する位置に搬送されて再び加熱され、ベル
トクリーナー407に付着し定着ベルト400から除去
される。
【0087】図17は、上記定着装置がプリント中にジ
ャムや部品の故障等により非常停止した場合の状態図で
ある。ジャム等が発生すると、上記定着ベルト400の
駆動が停止するのとほぼ同時に、剥離ロール402、ベ
ルト保持ロール403、加圧ロール404、ベルト押し
上げロール406が図中矢印の方向に移動し、定着ベル
ト400を定着ロール401及び加圧ロール404から
離間させる。そして、これとほぼ同時に、冷却装置40
8a、408bが作動し、定着ロール401及び加圧ロ
ール404と、これらの加熱手段によって加熱される領
域の定着ベルト400とを冷却する。なお、ベルトクリ
ーナー407が当接される位置から定着ロール401と
加圧ロール404との圧接部までは、定着ベルト400
上の残留トナーがベルトクリーナー407によって除去
されているので、定着ロール401に一部が接触してい
ても支障は生じない。
【0088】上記のように、上記定着ベルト400及び
該定着ベルト400と当接している未定着トナー像や、
クリーニングされていないオフセットトナーは、装置の
非常停止時からプリント再開までの間に、定着ロール4
01及び加圧ロール404からの熱伝導及び輻射熱によ
って加熱され続けることが回避される。従って、該定着
ベルト400とトナーとの付着力が増大するのを防ぐこ
とができ、装置復旧後、ベルトクリーナー407によっ
て良好なクリーニングができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明に係る画
像形成装置では、装置がプリント中のジャムや部品の故
障等により非常停止した場合に、記録媒体に転写できな
かった中間転写ベルト上の未転写トナー像や、定着ベル
トと当接している記録媒体上の未定着トナー像が高温の
溶融状態で放置されるのを回避することができる。これ
により、トナー像と中間転写ベルト又は定着ベルトとの
付着力が増加するのを抑制することができ、長期にわた
り良好なクリーニグ性能を維持した画像形成装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1又は請求項2に記載の発明の一実施形
態である画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置が非常停止し、未転写
トナー像が中間転写ベルト上に残留した例を示す説明図
である。
【図3】中間転写ベルトの駆動が不可能と判断された場
合の未転写トナー像の退避動作の一例を示す図である。
【図4】中間転写ベルトの駆動が可能と判断された場合
の未転写トナー像の退避動作の一例を示す図である。
【図5】トナー像の加熱放置時間と、中間転写ベルトへ
の付着力との関係を示すグラフである。
【図6】従来の画像形成装置の一例を示す概略構成図で
ある。
【図7】従来の画像形成装置が非常停止し、未転写トナ
ー像が中間転写ベルト上に残留した例を示す概略構成図
である。
【図8】請求項6、請求項7、請求項8又は請求項9に
記載の発明の一実施形態である画像形成装置を示す概略
構成図である。
【図9】図8に示す画像形成装置における中間転写体加
熱部の概略図である。
【図10】図8に示す画像形成装置が非常停止した際
の、加熱ロールの支持部材の動作を示す説明図である。
【図11】図8に示す画像形成装置が非常停止した際
の、加熱ロールの支持部材の動作を示す説明図である。
【図12】中間転写体上の残留トナーの加熱放置温度と
付着力との関係を示すグラフである。
【図13】中間転写体上の残留トナーの加熱放置時間と
付着力との関係を示すグラフである。
【図14】中間転写体加熱部の送風冷却効果を示すグラ
フである。
【図15】図8に示す画像形成装置で用いることのでき
る他の冷却装置を示す概略構成図である。
【図16】請求項10、請求項11又は請求項12に記
載の発明の一実施形態である定着装置を示す概略構成図
である。
【図17】図16に示す定着装置が非常停止した際の動
作を示す説明図である。
【図18】従来の定着装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 像書き込み装置 4 現像装置 5 中間転写ベル 6 転写帯電器 7 加熱ロール 8 加圧ロール 9 ベルト加熱板 10 画像形成ユ
ニット 11 ベルトクリーナ 12 クリーナ
対向ロール 13 ベルト駆動ロール 14 ロールク
リーナ 21 中間転写ベルト弛緩ロール 22 中間転写
ベルト離間ロール 23 中間転写ベルト離間ロール 24 用紙剥離
ロール 25 中間転写ベルト離間ロール 31 センサ 32 駆動可能判断手段 33 モータ 201 画像形成ユニット 202 感光体
ドラム 203 帯電装置 204 光走査
装置 205 現像装置 206 中間転
写体 207 転写帯電器 208 ベルト
駆動ロール 209 加熱ロール 210 定着ロ
ール 211 剥離ロール 212 予備加
熱板 213 加熱板 214 第1の
冷却装置 215 第1の冷却装置 216 加圧ロ
ール 217 ベルトクリーナー 218 冷却板 300 支持部材 301 スライ
ダー 302 ロールホルダー 303 圧縮バ
ネ 304 シャフト 305 レバー 306 アーム部材 307 押し上
げロール 308 位置検出用センサー 309 回転支
点 310 冷却装置 311 冷却装
置 400 定着ベルト 401 定着ロ
ール 402 剥離ロール 403 ベルト
保持ロール 404 加圧ロール 405 押し上
げロール 406 冷却板 407 ベルト
クリーナー 408 冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川幡 泰 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社 (72)発明者 野上 豊 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社 (72)発明者 粟野 宏明 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社 (72)発明者 安藤 力 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA31 DC04 DC05 DC14 EA12 ED24 ED25 EE05 EK09 JB23 JC08 JC09 2H032 AA14 AA15 BA09 BA21 BA23 BA30 CA04 CA11 2H033 AA23 BA11 BA29 BA49 BB35 BE09 CA34 CA53 2H078 AA13 BB01 CC06 DD03 DD51 DD57 3K058 AA03 AA34 AA45 AA51 AA61 AA82 AA87 BA18 CA12 CA15 CA16 CA23 CA46 CE13 CE17 DA02 DA04 GA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、 前記像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、記
    録媒体へ該トナー像を二次転写する位置に搬送する中間
    転写体と、 所定位置で前記中間転写体上のトナー像を加熱する加熱
    手段と、 加熱され溶融したトナー像を記録媒体に押圧し、二次転
    写と定着とを同時に行う転写定着手段と、 前記中間転写体の表面に接触し、トナー像を二次転写し
    た後の中間転写体上に残留するトナーを除去するクリー
    ニング手段と、 前記中間転写体の駆動が非常停止したときに、未転写ト
    ナー像を担持する中間転写体を前記加熱手段から退避さ
    せる退避手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段は、前記トナー像をトナ
    ー軟化点温度以上まで加熱するものであり、 前記退避手段は、前記トナー像の表面温度がトナー軟化
    点より低い温度に維持される位置まで、前記中間転写体
    を退避させるものであることを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置
  3. 【請求項3】 前記中間転写体は、無端状のベルトで
    あり、 前記加熱手段は、該ベルトの裏面に当接して設けられ、 前記退避手段は、該ベルトを前記加熱手段と非接触とな
    る位置に移動させるものであることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、 前記像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、記
    録媒体へ該トナー像を二次転写する位置に搬送する中間
    転写体と、 所定位置で前記中間転写体上のトナー像を加熱する加熱
    手段と、 加熱され溶融したトナー像を記録媒体に押圧し、二次転
    写と定着とを同時に行う転写定着手段と、 前記中間転写体の表面に接触し、トナー像を二次転写し
    た後の中間転写体上に残留するトナーを除去するクリー
    ニング手段と、 前記中間転写体の駆動が非常停止したときに、前記中間
    転写体の駆動が可能であるか否かを判断する駆動可能判
    断手段とを有し、 前記駆動可能判断手段が、前記中間転写体の駆動が可能
    と判断したときに、該中間転写体を駆動し、該中間転写
    体上のトナー像が前記加熱手段から離れた位置まで移動
    させるように設定されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、 前記像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、記
    録媒体へ該トナー像を二次転写する位置に搬送する中間
    転写体と、 前記中間転写体の表面に接触し、該中間転写体上に残留
    するトナーを除去するクリーニング手段と、 ヒータを内蔵し、記録用紙を加熱するとともに前記中間
    転写体に押圧して二次転写を行う転写定着ロールと、 該転写定着ロールの周面に付着したトナーを除去するロ
    ールクリーナとを有し、 前記中間転写体の駆動が非常停止したときに、前記転写
    定着ロールを前記中間転写体から離すとともに、前記ロ
    ールクリーナが該転写定着ロールの周面をクリーニング
    するように設定されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 表面にトナー像が形成される像担持体
    と、 前記像担持体から一次転写されたトナー像を担持し、記
    録媒体へ該トナー像を二次転写する位置に搬送する中間
    転写体と、 所定位置で前記中間転写体上のトナー像を加熱する加熱
    手段と、 加熱され溶融したトナー像を記録媒体に押圧し、二次転
    写と定着とを同時に行う転写定着手段と、 前記中間転写体の表面に接触し、トナー像を二次転写し
    た後の中間転写体上に残留するトナーを除去するクリー
    ニング手段と、 前記中間転写体の駆動が非常停止したときに、該中間転
    写体の温度を所定時間内に所定温度以下に冷却する冷却
    手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記中間転写体の駆動が非常停止した
    ときに、該中間転写体と前記加熱手段とを離間させる離
    間手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写体の、前記加熱手段によ
    って加熱される部分を、該中間転写体と間隔をおいて覆
    う断熱部材を有し、 前記冷却手段は、前記断熱部材と前記中間転写体との間
    に空気を送り込むファンを備えることを特徴とする請求
    項6又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記中間転写体は、複数の部材によっ
    て張架された無端状ベルトであり、 前記加熱手段は、前記中間転写体の内面に押圧されるも
    のであり、 前記離間手段は、前記加熱手段を前記中間転写体との当
    接位置から後退させるとともに、該加熱手段が設けられ
    た位置の近傍で該中間転写体の内面に向かって進出し、
    該中間転写体の張力を維持するベルト支持部材を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 複数のロールに張架されて周回駆動
    され、トナー像が転写された記録媒体に当接される無端
    状ベルトと、 前記無端状ベルトを張架するロールの一つであって、加
    熱手段を内蔵し、該無端状ベルトを介して記録媒体上の
    トナー像を加熱溶融する加熱ロールと、 前記無端状ベルトを介して該加熱ロールに押圧され、該
    無端状ベルトとの間に記録媒体を挟み込む加圧ロール
    と、 該無端状ベルトが非常停止したときに、前記無端状ベル
    トと加熱ロールとの双方又はいずれか一方を冷却する冷
    却手段を有することを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 複数のロールに張架されて周回駆動
    され、トナー像が転写された記録媒体に当接される無端
    状ベルトと、 前記無端状ベルトを張架するロールの一つであって、加
    熱手段を内蔵し、該無端状ベルトを介して記録媒体上の
    トナー像を加熱溶融する加熱ロールと、 前記無端状ベルトを介して該加熱ロールに押圧され、該
    無端状ベルトとの間に記録媒体を挟み込む加圧ロール
    と、 該無端状ベルトが非常停止したときに、前記加圧ロール
    と前記加熱ロールとを離間するとともに、これらの圧接
    部で前記無端状ベルトを前記加熱ロールから離間する退
    避手段をとを有することを特徴とする定着装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱ロールとの間に前記無端状
    ベルトを挟み込み、該無端状ベルト上に残留するトナー
    を除去するクリーニング装置を有し、 該無端状ベルトの駆動が非常停止したときに、前記クリ
    ーニング装置が接触する位置より上流側の無端状ベルト
    を、前記加熱ロールから離間する離間手段を有すること
    を特徴とする請求項11に記載の定着装置。
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