JP2001316692A - 洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
もに、ヒトの皮膚に対する刺激性が低い洗浄剤組成物を
提供する。 【解決手段】 C12H25O(CH2CH2O)nSO3Na
[但し、nは平均エチレンオキシド付加モル数であり、
1〜5の数である。]で表されるアルキルエトキシ硫酸
塩と、ステアリルジメチルアミンオキシドとを含む洗浄
剤組成物であり、前記アルキルエトキシ硫酸塩が、エチ
レンオキシド付加モル数の異なる複数の分子種を含む混
合物であり、このアルキルエトキシ硫酸塩において、最
も多く存在する分子種のエチレンオキシド付加モル数を
nAとしたとき、nAが1以上の整数であり、且つ、エチ
レンオキシド付加モル数が(nA−1)〜(nA+1)の
範囲である分子種の占める割合が55〜75重量%であ
る。
Description
し、更に詳細には、皮膚に対する刺激が穏やかで、且
つ、優れた洗浄力を有する洗浄剤組成物に関する。
意識の高まりから、皮膚にマイルドで優しい低刺激性の
洗浄剤組成物が求められている。従来、台所洗剤などに
配合される界面活性剤としては、例えば、アルキルサル
フェート、ポリオキシエチレンアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、脂肪酸石鹸などの陰イオン性界面活性
剤が多く用いられてきた。例えば、特開平8−1839
94号公報には、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩型
陰イオン性界面活性剤の使用が開示されており、特開平
10−204484号公報には、アルコールエーテル硫
酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩などの硫
酸系陰イオン性界面活性剤の使用が開示されている。し
かし、これらの陰イオン性界面活性剤においては、洗浄
力は優れるものの、いずれも皮膚に対する刺激性の低下
が求められている。
アミドアミン化合物の使用が記載されており、特開平6
−116296号公報には刺激性の低いアミノ酸型両性
界面活性剤の使用が提案されている。これらは、低刺激
性は満足するものの、洗浄力に劣るという問題があっ
た。
成物として、陰イオン性界面活性剤と、ラウリルアミン
オキシドまたは椰子アルキル組成のアミンオキシドとを
併用した製品が提案され、実用化されている。例えば、
特開昭63−277300号公報には、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸塩またはアルキルベンゼンス
ルホン酸塩などの陰イオン型界面活性剤と、モノ長鎖ア
ルキル第3級アミンオキサイドとの組み合わせが記載さ
れている。
化が進むに伴って、直接手に触れる界面活性剤量が多く
なってきている。そのため、洗浄剤組成物においては、
良好な洗浄力を確保しながら、皮膚に対する刺激性を更
に低下させることが要求されている。
つ、洗浄力に優れた洗浄剤組成物を提供することを目的
とする。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、エチレンオキ
シド付加モル分布が狭い特定のアルキルエトキシ硫酸ま
たはその塩と、特定のアミンオキシドとを含有する洗浄
剤組成物が、本発明の目的を達成することを見出し、本
発明を完成するに至った。
一般式(I)で表される化合物である第1の成分と、下
記一般式(II)で表される化合物および下記一般式(II
I)で表される化合物の少なくとも一方である第2の成
分とを含み、前記第1の成分が、エチレンオキシド付加
モル数が異なる複数の分子種を含む混合物であり、この
第1の成分において、最も多く存在する分子種のエチレ
ンオキシド付加モル数をnAとしたとき、nAが1以上の
整数であり、且つ、エチレンオキシド付加モル数が(n
A−1)〜(nA+1)の範囲である分子種の占める割合
が55〜75重量%である洗浄剤組成物。
分岐鎖の炭素数6〜24のアルキル基またはアルケニル
基であり、nはエチレンオキシドの平均付加モル数であ
って1〜5の数であり、Mは水素原子、アルカリ金属イ
オン、アルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオンま
たは炭素数2〜3のアルカノール基を有するモノ、ジも
しくはトリアルカノールアンモニウムイオンである。
分岐鎖の炭素数15〜25のアルキル基またはアルケニ
ル基であり、R3およびR4は、同一または互いに異な
る、炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキ
ル基である。
分岐鎖の炭素数14〜24のアルキル基またはアルケニ
ル基であり、R6およびR7は、同一または互いに異な
る、炭素数1〜3のアルキル基またはヒドロキシアルキ
ル基であり、mは1〜4の整数である。
成分において、エチレンオキシド付加モル数がnAの分
子種の占める割合が、19〜35重量%であることが好
ましい。
第1の成分(A)と前記第2の成分(B)との重量比
(A/B)が、10/1〜1/10であることが好まし
い。
て説明する。
て、前記一般式(I)で表されるアルキルエトキシ硫酸
またはその塩を含む。
数6〜24の炭化水素基であり、好ましくは炭素数10
〜18、更に好ましくは12〜16の炭化水素基であ
る。R 1は、直鎖であっても分枝鎖であってもよく、飽
和であっても不飽和であってもよい。更に、R1は、ヒ
ドロキシル基などの置換基を任意に含んでもいてもよ
い。
リスチル基、パルミチル基、オレイル基、ココヤシ脂肪
酸由来のアルキル基、牛脂脂肪酸に由来するアルキル基
が好ましい。例えば、ドバノール(商品名;三菱化学社
製)、ダイヤドール(商品名;三菱化学社製)などの1
級合成アルコール由来の炭化水素基であることが好まし
い。また、前記第1の成分は、R1が同一である1種の分
子種からなるものであっても、R1が異なる2種以上の
分子種の混合物であってもよい。
数である。nは、1〜5、好ましくは2〜3の範囲の数
である。
ムイオンおよびナトリウムイオンなどのアルカリ金属イ
オン、カルシウムイオンおよびマグネシウムイオンなど
のアルカリ土類金属イオン、アンモニウムイオン、並び
に、炭素数2〜3のアルカノール基を有するモノアルカ
ノールアンモニウムイオン、ジアルカノールアンモニウ
ムイオンおよびトリアルカノールアンモニウムイオンが
挙げられる。このなかで、アルカリ金属イオンおよびト
リアルカノールアンモニウムイオンが好ましく、ナトリ
ウムイオンなどのアルカリ金属イオンが特に好ましい。
ンオキシド付加モル数の異なる複数の分子種を含む混合
物であり、エチレンオキシド付加モル数の分布が下記条
件を満足する。 1)nAが1以上の整数、すなわちnA≠0である。 2)エチレンオキシド付加モル数が(nA−1)〜(nA
+1)の範囲にある分子種の割合が、55〜75重量
%、好ましくは60〜70重量%、更に好ましくは62
〜68重量%である。
多く存在する分子種のエチレンオキシド付加モル数であ
る。また、第1の成分において最も多く存在する分子
種、すなわちエチレンオキシド付加モル数がnAである
分子種の割合は、例えば19〜35重量%、好ましくは
20〜30重量%、更に好ましくは22〜28重量%で
ある。
合、すなわち、nA=0であったり、(nA−1)〜(n
A+1)の範囲にある分子種の割合が55重量%未満で
ある場合、泡質が粗くなったり、皮膚刺激性が高くなる
などの問題が生じる。
定するものではない。例えば、水酸化カリウムなどのア
ルカリ触媒存在下で、アルコールにエチレンオキシドを
付加させてアルコールエトキシレートを合成した後、こ
れを蒸留などの方法により精製することによりアルキレ
ン付加モル分布を調整し、これを硫酸化することにより
製造できる。
公報、特開2000−61304号公報、特開平1−1
64437号公報に記載されているような特定の固体触
媒を用いて、アルコールにエチレンオキシドを付加させ
てアルコールエトキシレートを合成した後、これを硫酸
化することにより製造できる。
することが好ましい。好ましい複合酸化物としては、マ
グネシウム・アルミニウム複合酸化物が挙げられる。こ
の場合、マグネシウムとアルミニウムとの原子比は、A
l/(Mg+Al)で表示して、例えば0.1〜0.
7、好ましくは0.3〜0.6、更に好ましくは0.4
〜0.5である。
A族および8族から選ばれる第3の金属を含有するマグ
ネシウム・アルミニウム複合酸化物であることが好まし
い。第3の金属は、例えば、Cr、Mo、Mn、Tc、
Fe、Co、NiおよびRuが挙げられ、これらは単独
で用いてもよく、2種以上併用してもよい。これらのな
かで、Fe、Cr、Mnが好ましく、Mnが特に好まし
い。第3の金属の含有量は、複合金属酸化物中の全金属
に対する原子比で、例えば0.01〜0.5、好ましく
は0.05〜0.3、更に好ましくは0.1〜0.2で
ある。
共沈法など、従来から公知の方法を利用して調製するこ
とができる。以下に、共沈法を利用した複合金属酸化物
の調製方法の一例について説明する。
調製し、この混合水溶液に沈殿剤を添加する。混合水溶
液は、例えば、各金属の硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩、酢酸
塩、塩化物などの金属化合物を含む水溶液を混合するこ
とにより調製できる。沈殿剤としては、例えば、アルカ
リ金属の水酸化物、炭酸塩またはその混合物を使用する
ことができる。また、この工程は、混合水溶液と沈殿剤
との混合液のpHを、7〜11、更には8〜10の範囲
に維持しながら実施されることが好ましい。
し乾燥した後、これを焼成することによって、複合金属
酸化物が得られる。焼成温度は、例えば300〜100
0℃、好ましくは500〜900℃、更に好ましくは6
00〜800℃である。また、焼成時間は、例えば0.
5〜10時間、好ましくは1〜5時間、更に好ましくは
2〜4時間である。また、焼成は、不活性ガス雰囲気で
実施されることが好ましく、窒素雰囲気で実施されるこ
とが更に好ましい。
媒の存在下において、一般式:R1OH(R1は、前述し
たものと同様である。)で表されるアルコールと、エチ
レンオキシドとを反応させることにより実施される。
しくは120〜180℃、更に好ましくは120〜16
0℃である。また、反応圧力は、反応温度にもよるが、
例えば0〜20気圧、好ましくは1〜10気圧、更に好
ましくは2〜8気圧である。また、触媒の使用量は、反
応に供されるアルコールの量に対して、例えば0.01
〜20重量%、好ましくは0.05〜10重量%、更に
好ましくは0.1〜5重量%である。
化し、アルキルエトキシ硫酸を得る。硫酸化は、例え
ば、濃硫酸、発煙硫酸、無水硫酸等を用いて常法により
実施することができる。
当な塩基性物質で中和すれば、アルキルエトキシ硫酸塩
が得られる。塩基性物質としては、例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、アンモニウム、モノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
などが使用できる。
分として、前記一般式(II)で表されるアミンオキシド
を含む。この第2の成分は、本発明の洗浄剤組成物にお
いて、前記第1の成分と静電的に相互作用することによ
り、高い洗浄力を発現する役割を担う。
数15〜25の炭化水素基であり、好ましくは炭素数1
6〜22、更に好ましくは炭素数16〜18の炭化水素
基である。R2の炭素数が14以下であると、皮膚に対
する刺激性が強くなり、26以上であると製剤化が困難
となる。また、R2は、直鎖であっても分枝鎖であって
もよく、飽和であっても不飽和であってもよい。更に、
R2は、ヒドロキシル基などの置換基を任意に含んでも
いてもよい。
基またはヒドロキシアルキル基であり、好ましくはメチ
ル基またはヒドロキシエチル基である。また、R3およ
びR4は、同一であっても、互いに異なっていてもよ
い。
ドの好ましい例としては、パルミチルジメチルアミンオ
キシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、イソステ
アリルジメチルアミンオキシド、ベヘニルジメチルアミ
ンオキシド、オレイルジメチルアミンオキシド、エルシ
ルジメチルアミンオキシド、硬化牛脂組成アルキルジメ
チルアミンオキシド、ステアリルビスヒドロキシエチル
アミンオキシドなどが挙げられる。このなかで、パルミ
チルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミ
ンオキシドおよびオレイルジメチルアミンオキシドが特
に好ましい。
オキシドとしては、1種を単独で使用しても、2種以上
を併用してもよい。
ドは、従来公知の方法で製造することができ、その製造
方法について特に限定されるものではない。例えば、脂
肪族第3級アミン1モルに対して、1〜2モルの過酸化
水素水溶液を、60〜90℃で反応させることにより製
造できる。また、アミンオキシド化反応に際しては、例
えば、エタノール、2−プロパノール、プロピレングリ
コールおよびポリエチレングリコールなどの溶媒を使用
してもよい。
(III)で表されるアミンオキシドを用いてもよい。
数14〜24の炭化水素基であり、好ましくは炭素数1
5〜21、更に好ましくは炭素数15〜17の炭化水素
基である。R5の炭素数が13以下であると、皮膚に対
する刺激性が強くなり、25以上であると製剤化が困難
となる。また、R5は、直鎖であっても分枝鎖であって
もよく、飽和であっても不飽和であってもよい。更に、
R5は、ヒドロキシル基などの置換基を任意に含んでも
いてもよい。
基またはヒドロキシアルキル基でああり、好ましくはメ
チル基またはヒドロキシエチル基である。また、R6お
よびR7は、同一であっても、互いに異なっていてもよ
い。
〜3の整数である。
の好ましい例としては、パルミチルアミドプロピルジメ
チルアミンオキシド、ステアリルアミドプロピルジメチ
ルアミンオキシド、イソステアリルアミドプロピルジメ
チルアミンオキシド、ベヘニルアミドプロピルジメチル
アミンオキシド、オレイルアミドプロピルジメチルアミ
ンオキシド、エルシルアミドプロピルジメチルアミンオ
キシド、硬化牛脂組成アルキルアミドプロピルジメチル
アミンオキシド、ステアリルアミドプロピルビスヒドロ
キシエチルアミンオキシドなどが挙げられる。このなか
で、パルミチルアミドプロピルジメチルアミンオキシ
ド、ステアリルアミドプロピルジメチルアミンオキシ
ド、オレイルアミドプロピルジメチルアミンオキシドが
特に好ましい。
ンオキシドとしては、1種を単独で使用しても、2種以
上を併用してもよい。
シドは、従来公知の方法で製造することができ、その製
造方法について特に限定されるものではない。例えば、
次のような方法で製造できる。まず、脂肪酸または脂肪
酸アルキルエステル1モルに対して、1〜2モルのN,
N−ジメチルプロピレンジアミンなどのジアミンを、1
60〜200℃で反応させ、副生する水またはアルコー
ルを除去することによって脂肪族アミドアミンを得る。
この脂肪族アミドアミン1モルに対して、1〜2モルの
過酸化水素水溶液を、60〜90℃で反応させることに
よりアミンオキシドが得られる。また、アミンオキシド
化反応に際しては、例えば、エタノール、2−プロパノ
ール、プロピレングリコールおよびポリエチレングリコ
ールなどの溶媒を使用してもよい。
分として、前記一般式(II)で表されるアミンオキシド
と、前記一般式(III)で表されるアミンオキシドと
を、両方含んでいてもよいし、いずれか一方を単独で含
んでいてもよい。
の成分の配合量(A)と前記第2の成分の配合量(B)
との重量比(A/B)は、例えば1/10〜10/1で
あり、好ましくは1/7〜7/1であり、更に好ましく
は1/5〜5/1である。
記第1の成分の配合量は、洗浄剤組成物全量に対して、
例えば0.1〜25重量%、好ましくは0.5〜20重
量%、更に好ましくは1〜15重量%である。また、前
記第2の成分の配合量は、洗浄剤組成物全量に対して、
例えば0.1〜25重量%、好ましくは0.5〜20重
量%、更に好ましくは1〜15重量%である。
成分を、本発明の効果を損なわない範囲で含有していて
もよい。このような成分としては、例えば、非イオン性
界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤な
どが挙げられる。
は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアシルエーテル、
アルキルポリグルコシド、脂肪酸グルコシドエステル、
脂肪酸メチルグルコシドエステル、アルキルメチルグル
カミド、脂肪酸アルカノールアミドなどが挙げられる。
このなかで、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、脂
肪酸アルカノールアミドが特に好ましい。
ルキルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、
アルキルアミドベタイン、イミダゾリニウムベタインな
どが挙げられる。このなかで、アルキルベタイン、アル
キルアミドベタインが特に好ましい。
は、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム、ジ
デシルジメチルアンモニウムクロリドなどの第四級アン
モニウム塩などが挙げられる。このなかで、カチオン化
セルロース、第四級アンモニウム塩が特に好ましい。
ても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
効果を損なわない範囲で、例えば、低級アルコール、多
価アルコール、多糖類、タンパク質誘導体、薬効成分、
無機酸またはその塩類、有機酸またはその塩類、芳香族
スルホン酸塩などのハイドロトロープ剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、色素、香料、防腐剤、殺菌剤、消炎剤、
シリコーンなど、洗浄剤組成物に一般に配合される成分
を含有していてもよい。
−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,
2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4
−ブタンジオール、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン、ジグリセリン、ソルビタン、ソルビトール、マルチ
トール、グルコース、スクロース等が挙げられる。
アルコール、2−プロパノール等が挙げられる。
コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、
ヘパラン硫酸およびこれらの塩類が挙げられる。
類、ビタミンE類、アミノ酸類、生薬、抗炎症剤、殺菌
剤等の化粧品に汎用される薬効成分が挙げられる。
塩酸、硫酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げら
れる。
クエン酸、乳酸、パラトルエンスルホン酸、酒石酸、フ
タル酸、クエン酸三ナトリウム、乳酸ナトリウム等が挙
げられる。
ール400gと、Al、MgおよびMnを含む複合金属
酸化物触媒1.2gとを仕込み、オートクレイブ内を窒
素で置換した後、攪拌しながら昇温した。次いで、オー
トクレイブ内を180℃、3atmに維持しながらエチ
レンオキサイド(EO)189gを導入し、反応させ
た。熟成後、反応液を80℃に冷却し、触媒を濾別し
て、アルキルエトキシレートを得た。得られたアルキル
エトキシレート274gを攪拌装置付きの500mLフ
ラスコにとり、フラスコ内を窒素置換した後、反応温度
を40℃に保ちながら、無水硫酸81gをゆっくりと滴
下した。滴下終了後、1時間攪拌を続けた。その後、水
酸化ナトリウムで中和し、C12H25O(CH2CH2O)
2SO3Naで表されるアルキルエトキシ硫酸塩を得た。
以下、この試料を「AES−1」とする。
O)を284g使用したこと以外は合成例1−1と同様
にして、C12H25O(CH2CH2O)3SO3Naで表さ
れるアルキルエトキシ硫酸塩を得た。以下、この試料を
「AES−2」とする。
O)を474g使用したこと以外は合成例1−1と同様
にして、C12H25O(CH2CH2O)5SO3Naで表さ
れるアルキルエトキシ硫酸塩を得た。以下、この試料を
「AES−3」とする。
ウリルアルコール400gおよびKOH触媒0.8gを
仕込み、オートクレーブ内を窒素で置換した後、攪拌し
ながら昇温した。次いで、オートクレーブ内を180
℃、3atmに維持しながらエチレンオキサイド(E
O)284gを導入し、反応させた。得られたアルキル
エトキシレート274gを攪拌装置付きの500mLフ
ラスコにとり、フラスコ内を窒素置換した後、反応温度
を40℃に保ちながら、無水硫酸81gをゆっくりと滴
下した。滴下終了後、1時間攪拌を続けた。その後、水
酸化ナトリウムで中和し、C12H25O(CH2CH2O)
3SO3Naで表されるアルキルエトキシ硫酸塩を得た。
以下、この試料を「AES−4」とする。
3.6g使用したこと以外は、合成例1−4と同様にし
て、C12H25O(CH2CH2O)5SO3Naで表される
アルキルエトキシ硫酸塩を得た。以下、この試料を「A
ES−5」とする。
gを、攪拌装置付きの500mLフラスコにとり、フラ
スコ内を窒素置換した後、反応温度を40℃に保ちなが
ら、無水硫酸81gをゆっくりと滴下した。滴下終了
後、1時間攪拌を継続した。その後、水酸化ナトリウム
で中和し、C12H25OSO3Naで表されるアルキル硫酸
塩を得た。以下、この試料を「AES−6」とする。
6)の、平均付加モル数(n)、最も多く存在する分子
種の付加モル数(nA)とその割合(FnA)、付加モル
数が(nA−1)〜(nA+1)の範囲にある分子種の割
合(F)、付加モル数が0である分子種の割合(F0)
を求めた。結果を、表1に示す。
(すなわち、アルキルエトキシレート)のエチレンオキ
シド付加モル分布を、高速液体クロマトグラフィー(H
PLC)により測定し、その測定値より求めた。
拌装置を取付けた2Lのセパラブルフラスコに、ステア
リルジメチルアミン200g(0.68モル)、水21
0gを入れ、攪拌しながら70℃に加熱した。その後、
10.0%過酸化水素水290g(0.77モル)を、
反応容器内容物の温度を70℃に保持しながら、1時間
かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を85℃として
攪拌を継続した。過酸化水素水滴下終了からの反応時間
は7.0時間であった。最終的に得られたステアリルジ
メチルアミンオキシドは、転化率99.1%であり、有
効成分25.1%、水分74.5%の組成であった。以
下、この試料を「AO−1」とする。
置を使用して、オレイルジメチルアミン200g(0.
68モル)、水185gを入れ、攪拌しながら75℃に
加熱した。その後、9.0%過酸化水素水307g
(0.81モル)を、反応容器内容物の温度を75℃に
保持しながら、1時間かけて滴下した。滴下終了後、反
応温度を85℃として攪拌を継続した。過酸化水素水滴
下終了からの反応時間は6.0時間であった。最終的に
得られたオレイルジメチルアミンオキシドは、転化率9
9.1%であり、有効成分30.5%、水分69.1%
の組成であった。以下、この試料を「AO−2」とす
る。
ステアリン酸284g(1.0モル)を仕込み、80℃
まで昇温して融解させた。その後、90℃に昇温し、窒
素置換を行った。次に、攪拌しながら170℃まで昇温
し、170℃で3−ジメチルアミノプロピルアミン10
2g(1モル)を2時間かけて滴下した。滴下後、17
0℃のまま1時間反応させ、ついで3−ジメチルアミノ
プロピルアミン31g(0.3モル)を30分かけて滴
下した。滴下終了後、180℃に昇温させて、3時間反
応させた。その後、常圧から徐々に減圧し、最後は66
50Pa以下まで減圧して、過剰のアミンをトッピング
した。その結果、酸価が0.14まで低下し、ステアリ
ルアミドプロピルアミンが得られた。次に、得られたス
テアリルアミドプロピルアミンを用いてステアリルアミ
ドプロピルアミンオキシドの合成を次のような操作によ
り行った。まず、合成例2−1と同様の装置を使用し
て、ステアリルアミドプロピルアミン184g(0.5
モル)、水398gを入れ、攪拌しながら75℃に加熱
した。その後、10.0%過酸化水素水187g(0.
55モル)を、反応容器内容物の温度を75℃に保持し
ながら、1時間かけて滴下した。滴下終了後、反応温度
を85℃として攪拌を継続した。過酸化水素水滴下終了
からの反応時間は8.0時間であった。最終的に得られ
たステアリルアミドプロピルアミンオキシドは、転化率
98.5%であり、有効成分25.1%、水分74.7
%の組成であった。以下、この試料を「AO−3」とす
る。
して、ライオン・アクゾ社製「アロモックスDM12D
−W(商品名)」を用意した。以下、この試料を「AO
−4」とする。
(2)のアミンオキシドとを用いて、表2および表3に
示す組成の洗浄剤組成物を調製した。なお、前記二つの
表中の配合量の単位は重量%であり、組成物はpHを
6.5に調整したものである。
方法により、起泡力、泡質、洗浄力、皮膚刺激性および
蛋白変性率を評価した。結果を同表中に示す。
筒型栓付きシリンダー(エプトンチューブ)に、10重
量%濃度に希釈した洗浄剤組成物水溶液10mlをと
り、これを一定の速度で30秒間で60回、手で振とう
した。その直後の泡量を体積として測定した。この値に
基づいて、以下の基準により気泡力を評価した。 ○: 起泡力良好(泡量70ml以上) △: 起泡力普通(泡量50ml以上70ml未満) ×: 起泡力不良(泡量50ml未満) なお、表2および表3においては、上記評価とともに、
前記泡量を( )内に示した。また、上記操作により生
成した泡の泡質を評価し、きめが細かくクリーミーであ
る場合を「○」とし、きめが粗い場合を「×」とした。
1.5(重量比)を0.008重量%の濃度で含む人工
硬水で、1重量%の洗浄剤組成物水溶液を調製し、ウー
ルサージを用いた人工皮脂汚垢汚染布を40℃の条件下
でターゴトメーター(Tergotometer(商品名))により
洗浄した。洗浄前後の溶液の反射率を測定し、下記式に
より洗浄率を求めた。 洗浄率[%]=(Rs−Ra)/(Rb−Ra)×10
0 Rs:汚染布洗浄後の溶液の反射率 Ra:汚染布洗浄前の溶液の反射率 Rb:汚染されていない布を洗浄した後の溶液の反射率 また、評価は、下記の基準に基づいて行った。 ○: 洗浄力良好(洗浄率80%以上) △: 洗浄力普通(洗浄率60%以上80%未満) ×: 洗浄力不良(洗浄率60%未満) なお、表2および表3においては、上記評価とともに、
前記洗浄率を( )内に示した。
溶液(35℃)を用いて、テスター10名の手による浸
漬試験を行った。浸漬試験は、1分毎に浸漬と乾燥とを
繰り返す操作を15回行うこととした。浸漬試験終了か
ら24時間経過したときの手の皮膚荒れの程度を以下の
評価基準で視覚判定した。 ○:皮膚荒れが殆どない。 △:皮膚の角質表面の一部に乾燥落屑性や赤斑変化など
の手荒れ症状らしき兆候が認められる。 ×:乾燥落屑性や赤斑変化などの手荒れ症状が明確に認
められる。
用いて、ヘモグロビン(Hb)を含むpH6.86の緩
衝液に、洗浄剤組成物を1重量%の濃度となるように添
加した。なお、緩衝液としては、下記組成を有するもの
を使用した。緩衝液組成 NaH2PO4・12H2O : 0.02モル/L NaHPO4・2H2O : 0.03モル/L Na2SO4 : 0.15モル/L マルチプレートリーダーを用いて、洗浄剤組成物添加前
後において、溶液の418nm吸光度を測定し、測定値
から下記式により蛋白変性率を算出した。 蛋白変性率[%]=[1−(Hs/Hb)]×100 Hs:洗浄剤組成物添加後のピークの高さ Hb:洗浄剤組成物添加前のピークの高さ また、評価は、下記の基準に基づいて行った。 ◎: 蛋白変性率5%未満 ○: 蛋白変性率5%以上15%未満 △: 蛋白変性率15%以上50%未満 ×: 蛋白変性率50%以上 なお、表2および表3においては、上記評価とともに、
前記蛋白変性率を()内に示した。
成物は、前記第1の成分と前記第2の成分とを含有する
ことにより、起泡性能、洗浄性能および泡質に優れると
ともに、ヒトの皮膚に対する刺激性が低い洗浄剤組成物
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(I)で表される化合物であ
る第1の成分と、下記一般式(II)で表される化合物お
よび下記一般式(III)で表される化合物の少なくとも
一方である第2の成分とを含み、前記第1の成分が、エ
チレンオキシド付加モル数が異なる複数の分子種を含む
混合物であり、この第1の成分において、最も多く存在
する分子種のエチレンオキシド付加モル数をnAとした
とき、nAが1以上の整数であり、且つ、エチレンオキ
シド付加モル数が(nA−1)〜(nA+1)の範囲であ
る分子種の占める割合が55〜75重量%である洗浄剤
組成物。 R1O(CH2CH2O)nSO3M (I) (式中、R1は直鎖または分岐鎖の炭素数6〜24のア
ルキル基またはアルケニル基であり、nはエチレンオキ
シドの平均付加モル数であって1〜5の数であり、Mは
水素原子、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオ
ン、アンモニウムイオンまたは炭素数2〜3のアルカノ
ール基を有するモノ、ジもしくはトリアルカノールアン
モニウムイオンである。) 【化1】 (式中、R2は直鎖または分岐鎖の炭素数15〜25の
アルキル基またはアルケニル基であり、R3およびR
4は、同一または互いに異なる、炭素数1〜3のアルキ
ル基またはヒドロキシアルキル基である。) 【化2】 (式中、R5は直鎖または分岐鎖の炭素数14〜24の
アルキル基またはアルケニル基であり、R6およびR
7は、同一または互いに異なる、炭素数1〜3のアルキ
ル基またはヒドロキシアルキル基であり、mは1〜4の
整数である。) - 【請求項2】 前記第1の成分において、エチレンオキ
シド付加モル数がnAの分子種の占める割合が、19〜
35重量%である請求項1に記載の洗浄組成物。 - 【請求項3】 前記第1の成分(A)と前記第2の成分
(B)との重量比(A/B)が、10/1〜1/10で
ある請求項1または2に記載の洗浄剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000131678A JP2001316692A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 洗浄剤組成物 |
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JP2000131678A JP2001316692A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 洗浄剤組成物 |
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JP (1) | JP2001316692A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017226727A (ja) * | 2016-06-20 | 2017-12-28 | ライオン株式会社 | 液体漂白剤組成物 |
-
2000
- 2000-04-28 JP JP2000131678A patent/JP2001316692A/ja active Pending
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