JP2001315039A - コラム移動形マシンニングセンタ - Google Patents

コラム移動形マシンニングセンタ

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JP2001315039A JP2000137424A JP2000137424A JP2001315039A JP 2001315039 A JP2001315039 A JP 2001315039A JP 2000137424 A JP2000137424 A JP 2000137424A JP 2000137424 A JP2000137424 A JP 2000137424A JP 2001315039 A JP2001315039 A JP 2001315039A
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
    • B23Q11/0825Relatively slidable coverings, e.g. telescopic

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸10を前後へ案内するための前後向きガ
イドレール2、2の上面に切削屑が落下するのを阻止す
る。また装置上部の横幅のコンパクト化を図る。 【解決手段】 ベッド1上面のガイドレール2、2を介
してコラム6を前後移動可能に装設したマシンニングセ
ンタであって、コラム6前面に形成された左右向きの起
立カバー壁13の、左右箇所のそれぞれから前後向きの
起立伸縮カバー壁24、24を前方へ延出させ、各起立
伸縮カバー壁24の前端縁24aをベッド1と同体部位
に固定すると共に、各起立伸縮カバー壁24の下端縁b
の左右位置を前後向きガイドレール2の内側近傍箇所
に、そしてこの下端縁bの上下位置を前後向きガイドレ
ール2の上面よりも下方に存在させた構成となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コラム移動形マシ
ンニングセンタに関する。
【0002】
【従来の技術】コラム移動形のマシンニングセンタには
種々のものがあるが、本出願人が従来より製造している
ものとして、図8に示すようなものが存在している。
【0003】その概要を説明すると、1はベッドで、こ
れの上面1aは拡大され、上面1aの一部をコラム支持
面1bとなされている。2及び2はコラム支持面1bに
固定された前後向きガイドレールである。
【0004】3は前後向きガイドレール2、2に摺動変
位自在に係合された送り台で、モーター4により前後方
向f1へ作動されるようになされている。送り台3には
左右向きガイドレール5、5が固定してあり、このガイ
ドレール5、5にコラム6が摺動変位自在に係合され、
モーター7により左右方向f2へ作動されるようになさ
れている。
【0005】コラム6には主軸装置8が前後向きに装設
され、モーター9により一定軌道上を上下作動されるよ
うになされている。このさい、主軸装置8は前端を刃具
装着端となされた前後向きの主軸10と、主軸10を支
承させた軸受筒11と、主軸10を回転作動させるため
のモータ12からなる。
【0006】コラム6の前面には切削屑やクーラントの
飛散に対する密状となされた左右向きの起立カバー壁1
3が設けられており、このカバー壁13は主軸10の左
右各側に固定された左右方向の伸縮カバー壁14、14
と、主軸10の上下移動経路上に設けられた縦向き伸縮
カバー壁15からなっている。このさい、左右方向の伸
縮壁14は金属板の上下端部を鈎状に屈曲してなる板状
体14aの複数をゴム等のシール手段を介して左右方向
の摺動変位自在に重ねあわせたものとなされ、また縦向
き伸縮壁15は金属板15aの複数をゴム等のシール手
段を介して上下方向の摺動変位自在に重ね合わせたもの
となされている。
【0007】16はベッド1の上面1a上にコラム6を
被うように設けた箱形ケーシングであり、これの前部内
方にはワークを所要位置に把持するための治具支持台1
7が設けてある。
【0008】18は送り台3の前面にガイドレール2を
被うように装着された伸縮カバー装置で、山形金属板体
18aの複数を前後方向f1の摺動変位自在に重ね合わ
せて形成し、コラム6の前後移動に拘らずガイドレール
2、2を被った状態を保持するようになされている。な
お、自動工具交換装置(ATC)は例えば箱形ケーシン
グ16の上方など適宜個所に設けられる。
【0009】上記マシンニングセンタによりワークを加
工するさいは、例えば、治具支持台17上の特定箇所に
ワークを把持させ、図示しない制御装置に所要の情報を
入力した後、作動を開始させる。これにより、必要なモ
ータ4、7、9が作動して主軸10が前後左右方向又は
上下方向へ作動され、この状態の下で、主軸10の先端
に装着された刃具が、主軸10と共にモータ12により
回転されワークを自動的に切削するものとなる。
【0010】この加工中に於いては、刃具の回転がワー
クの切削屑を四方八方に撒き散らすのであり、また加工
中にクーラントが供給されるクーラント加工による場合
には、刃具の回転に加えて、クーラントの飛沫がワーク
の切削屑を四方八方へ撒き散らすように作用する。
【0011】このように撒き散らされた切削屑は、伸縮
カバー装置18などの上に落下するが、ガイドレール
2、5に直接滞積することはなく、またコラム6に向か
う切削屑は左右向きの起立カバー壁13に遮断されてコ
ラム6前面より後方へ侵入することもないのであり、従
ってコラム6は円滑に前後左右に作動し、また主軸10
も支障なく上下作動するのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
マシンニングセンタにあっては、切削屑がガイドレール
2、5等の上面に直接落下して滞積することのないよう
になされているが、長期に亘って使用していると、伸縮
カバー装置18の山形金属板体18aの上面に落下した
切削屑が山形金属板体18a同士の摺動部に噛み込ん
で、それらの円滑な摺動変位を妨げるようになったり、
さらには伸縮カバー装置18の内方に侵入して前後向き
ガイドレール2上に落下し、送り台3の円滑な前後移動
を妨げるようになるのである。本発明は斯かる問題点を
解消し得るものとしたコラム移動形マシンニングセンタ
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、請求項1に記載したように、ベッド上面に
左右一対の前後向きガイドレールを設け、このガイドレ
ールを介してコラムを前後移動可能に装設したマシンニ
ングセンタであって、コラム前面箇所に形成された左右
向きの起立カバー壁の、主軸ヘッドを挟む左右箇所のそ
れぞれから前後向きの起立伸縮カバー壁を前方へ延出さ
せ、各起立伸縮カバー壁の前端縁をベッドと同体部位に
固定すると共に、各起立伸縮カバー壁の下端縁の左右位
置をこの下端縁の対応する側の前後向きガイドレールの
内側近傍箇所に、そしてこの下端縁の上下位置をこの下
端縁の対応する側の前後向きガイドレールの上面よりも
下方に存在させた構成となす。
【0014】さらに詳細には、請求項2に記載したよう
に、ベッド上面に左右一対の前後向きガイドレールを設
け、この前後向きガイドレールに送り台を案内させ、且
つ、送り台に左右向きガイドレールを設け、この左右向
きガイドレールにコラムを案内させたマシンニングセン
タであって、コラム前面箇所にコラムの左右移動を許容
するように形成された左右向きの起立カバー壁の一部
で、送り台と同体となされた部分の、主軸を挟む左右箇
所のそれぞれから前後向きの起立伸縮カバー壁を前方へ
延出させ、各起立伸縮カバー壁の前端縁をベッドに支持
させると共に、各起立伸縮カバー壁の下端縁の左右位置
をこの下端縁の対応する側の前後向きガイドレールの内
側近傍箇所に、そしてこの下端縁の上下位置をこの下端
縁の対応する側の前後向きガイドレールの上面よりも下
方に存在させた構成となす。
【0015】これによれば、左右一対の前後向きの起立
伸縮カバー壁の相互間内で、主軸先端に固定された刃具
がベッド上の特定位置に固定されたワークに対し前後方
向へ或いは前後左右方向へ相対移動しつつ、そのワーク
を切削するものとなる。そして、このワークの切削によ
り生じた切削屑が左右一対の前後向きの起立伸縮カバー
壁や、左右向きの起立カバー壁へ向けて撥ね飛ばされて
も、この切削屑は各起立伸縮カバー壁や左右向きの起立
カバー壁で受け止められベッド上面へ向け落下し、この
後は適宜手段で他所へ運び去られる。従って、切削屑が
前後向きガイドレール2上面に落下することは生じない
ものとなる。また左右一対の前後向きの起立伸縮カバー
壁はベッドの左右幅よりも大幅に小さい相対距離となる
ように配置されるものとなる。
【0016】上記発明は次のように具体化する。即ち、
請求項3に記載したように、ベッド上面の前部に治具及
び、これの少なくとも前面及び左右側面を被うものとし
た治具側カバー体を設け、このカバー体の左右側面部分
の後端部のそれぞれに、これと対応する側の前記前後向
きの起立伸縮カバー壁の前端縁を固定する。これによれ
ば、治具側カバー体が左右一対の前後向きの起立伸縮カ
バー壁の前端縁の支持部材として機能するのであり、ま
たベッド上面の主軸先端の存在する特定空間が左右向き
の起立カバー壁、治具側カバー体及び、左右一対の前後
向きの起立伸縮カバー壁により四周囲を囲まれた加工空
間となり、従って治具に固定されたワークを主軸先端に
固定した刃具で切削するとき、起立カバー壁、治具側カ
バー体及び、左右一対の前後向きの起立伸縮カバー壁へ
向けて飛散した切削屑は、起立カバー壁、治具側カバー
体及び、左右一対の前後向きの起立伸縮カバー壁に衝突
してベッド上面へ向け落下するのであり、加工空間の外
方への切削屑の飛散は阻止される。
【0017】また請求項4に記載したように、前後向き
ガイドレールの前端を治具側カバー体よりも後方に位置
させる。これによれば、治具側カバー体の下部を左右一
対の前後向きガイドレールの間隔よりも大きくなして
も、治具側カバー体内のワークから生じた切削屑は前後
向きガイドレールに落下しないものとなる。
【0018】また請求項5に記載したように、左右一対
の前後向きの起立伸縮カバー壁の下部が前面視でその対
応する前後向きガイドレールの内方側へ屈曲されている
構成となす。これによれば、左右一対の前後向きの起立
伸縮カバー壁上部の対向間距離や、主軸の左右方向移動
範囲が、左右一対の前後向きのガイドレールの対向間距
離に制限されないものとなる。
【0019】さらに請求項6に記載したように、前記一
対の前後向きの起立伸縮カバー壁の相互間の上面を被う
ものとした天井カバー体を装設する。これによれば、全
周囲を切削屑の飛散に対する密状に囲まれた加工空間が
形成されるものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1〜図6は本発明に係るコラム
移動形マシンニングセンタの一実施例を示しており、図
1は斜視図、図2は平面図、図3は側面図、図4は正面
図、図5は一部を省略した斜視図、図6は図2のx−x
部を示す断面図である。
【0021】これらの図に示すように、コラム6の前面
個所には、切削屑やクーラントの飛散を密状に遮断する
ものとした起立カバー壁13が装設してある。この起立
カバー壁13は左右方向の伸縮カバー壁14を支持する
ための方形状の枠体13aを備え、この枠体13aはコ
ラム6前面に合致されると共に送り台3にも固定されて
いる。この枠体13aと送り台3との間には枠体13a
の前後傾斜を規制するための斜め補強部材13bが架設
してある。そして、枠体13a内の左右端に位置した板
状体14aは枠体13aと同体状に固定されている。
【0022】ベッド1上面の前部には台座19及び治具
支持台20が固定してあり、この治具支持台20の上面
には特定位置の左右向き軸回りに回動されるワーク受け
部21と、このワーク受け部21に載せられたワークw
をワーク受け部21に固定させるためのクランプ手段2
2とからなる治具が装設してあり、図示しないモータの
作動によりワーク受け部21が前記左右向き軸回りに回
動されると共にこの回動動作途中の任意位置に固定され
るものとなされている。
【0023】治具支持台20の上面にはワーク受け部2
1及びクランプ手段22の前面、上面及び左右側面を被
うものとした治具側カバー体23が固定してある。この
カバー体23の前面壁23aにはワーク3を通過させる
ための開口aと、この開口aを開放可能に閉鎖するため
の図示しない扉が設けられる。この際、治具側カバー体
23の左右方向長さは前記左右一対の前後向きガイドレ
ール21、21の対向距離よりも大きくなされ、また前
記前後向きガイドレール21の前端が治具側カバー体2
3の後端部より後方に位置されている。
【0024】そして、左右向きの起立カバー壁13と治
具側カバー体23との間には切削屑やクーラントの飛散
を密状に遮断するものとした左右一対の前後向きの起立
伸縮カバー壁24、24を装設するのであって、このカ
バー壁24及びその周辺構造は次のようになされてい
る。即ち、左右向きの起立カバー壁13の一部で、送り
台3と同体となされた部分の、主軸10を挟む左右箇所
のそれぞれから、前後向きの起立伸縮カバー壁24、2
4を前方へ延出させる。各起立伸縮カバー壁24は3つ
の板状体24a、24b、24cを摺動変位自在にしか
もゴム部材等からなるシール手段を介在させて嵌合させ
たものとなしてあり、各板状体24a、24b、24c
は上端部を鈎状に屈曲され下部を特定の側へ傾斜状に屈
曲したものとなされている。そして、各起立伸縮カバー
壁24の最後部の板状体24cはこれの対応する起立カ
バー壁13端部の板状体14a及び枠体13aにボルト
固定され、また最前部の板状体24aは治具側カバー体
23後端部の、板状体24aの直前方箇所にボルト結合
させている。
【0025】この際、各起立伸縮カバー壁24の板状体
24a、24b、24cの下端部bの左右位置はこれの
対応する前後向きガイドレール2の内側近傍箇所に存在
させ且つ、この下端部bの上下位置はその対応する前後
向きガイドレール2の上面よりも下方に存在させる。ま
た治具側カバー体23の後端面範囲のうち板状体24a
の結合される箇所よりも外側となる部分は金属板で被わ
れた状態となす。
【0026】上記のように装設された左右一対の前後向
きの起立伸縮カバー壁24、24の直上空間の左右各側
に梁部材25、25を配置し、各梁部材25の前後端を
ベッド1上面から起立させた支柱26、26に支持させ
ている。そして、各梁部材25の下面には前後向きの吊
りガイドレール27が固着してあり、これら左右の吊り
ガイドレール27、27を介して方形金属板からなる天
井カバー体28が前後移動可能に装着してある。この天
井カバー体28は、図1に示すようにコラム6がその前
後移動範囲の最後方位置に移動したとき、左右一対の前
後向きの起立伸縮カバー壁24、24の相互間の上面開
口範囲で治具側カバー体23の上面壁と左右向きの起立
カバー壁13との間を、前後向きの起立伸縮カバー壁2
4、24及び左右向きの起立カバー壁13の上端縁や、
天井カバー体28の上面に近接した状態となって被うも
のとなしてある。
【0027】上記左右の梁部材25、25の上面には工
具交換装置が載設されるのであり、この工具交換装置に
よる工具交換作動のとき、図1に示す位置に存在した天
井カバー体28が吊りガイドレール27、27に案内さ
れて後方へ移動し、主軸10先端の上方が開放される構
成となしてある。さらに、29は梁部材25から前方へ
張り出させた支持アーム、30は支持アーム29の先端
に装着された操作盤、そして31はベッド1の前部に形
成された切削屑排出用透孔で、上部を漏斗状部31aと
なされ下部を直状四角孔31bとなされている。
【0028】次に上記のように構成した本発明品の作用
等について説明する。コラム6が左右方向f2へ移動さ
れるときは、左右向きの伸縮壁14、14が左右方向f
2へ伸縮して切削屑等の遮断面を形成したままコラム6
の移動を許容し、また主軸10が上下方向へ移動される
ときは、縦向きカバー装置15が上下方向へ伸縮して切
削屑等の遮断面を形成したまま主軸10の移動を許容す
る。そして、送り台3が前後方向f1へ移動されると、
主軸10がコラム6と同体状に前後方向f1へ移動され
る。これにより、主軸10先端は、図1に示すように左
右向きの起立カバー壁13、治具側カバー体23、左右
一対の前後向きの起立伸縮カバー壁24、24及び天井
カバー体28で囲まれた特定空間K内を上下方向、左右
方向f2及び前後方向f1へ移動されるものとなる。
【0029】ワークwを切削する際は、ワーク受け台2
1にワークwを固定し、主軸10の先端に刃具cを装着
し、天井カバー体28は図1に示すように位置させて実
施するのであり、この際の切削方式はドライ加工であっ
てもよいし、或いはミスト加工やクーラント加工であっ
ても差し支えない。
【0030】ワークwの加工中には、その切削屑が特定
空間K内に於いて刃具cに撥ね飛ばされて四方八方へ飛
散されるが、このように飛散された切削屑の一部は治具
側カバー体23の内面に衝突してベッド1上面へ向け落
下する。その他の切削屑は直接にベッド1上面へ向け飛
散したり、また左右一対の前後向き起立伸縮カバー壁2
4、24、天井カバー体28及び左右向きの起立カバー
壁13に衝突した後にベッド1上面へ向け落下する。こ
の際、左右一対の前後向き起立伸縮カバー壁24、24
はこれに衝突した切削屑を前後向きガイドレール21、
21の上面に落下させないように傾斜面でベッド幅中央
側へ案内する。また左右向きの起立カバー壁13はこれ
に衝突した切削屑をコラム6内や送り台3上に落下させ
ないように下方へ案内する。これにより、全ての切削屑
はベッド1上面へ向かうものとなり、最終的に切削屑排
出用透孔31を通過してベッド1の下方へ落下し、その
後、適宜な搬送手段により他所へ搬送される。
【0031】ミスト加工やクーラント加工によるとき
は、クーラントが切削屑と同様に飛散されるが、この飛
散も左右一対の前後向き起立伸縮カバー壁24、24、
天井カバー体28及び左右向きの起立カバー壁13に遮
断されるようになり、この遮断されたクーラントはベッ
ド1上面へ流下し切削屑排出用透孔31を経て回収され
再び使用される。こうして特定空間Kは周囲を切削屑や
クーラントの飛散に対する密状となされた加工空間とし
て機能するものとなる。
【0032】この加工空間を形成する天井カバー体28
は左右一対の前後向きの起立伸縮カバー壁24、24の
上端縁、左右向きの起立カバー壁13の上端縁、及び、
治具側カバー体23の上端面に完全には密接しておらず
若干の隙間が形成されるが、主軸10先端の刃具c箇所
から飛散される切削屑やクーラントの飛散を遮断する上
では支障はない。もし遮断作用が不十分であれば、天井
カバー体28の下面側に形成される隙間にゴム板等を介
在させることによりシール性を付与することも差し支え
ない。工具交換装置により加工空間内の主軸10の刃具
cを交換装着する際は、コラム6が図1に示す位置にあ
るときに、天井カバー体28を後方へ移動させて主軸1
0前端部の上方を開放させる。
【0033】図7は上記実施例の前後向きの起立伸縮カ
バー壁24を変形したものを示しているのであって、即
ち、左右一対の前後向きの起立伸縮カバー壁24、24
のそれぞれを前後二枚の金属板24d、24eで形成
し、後側のもの24eを左右向きの起立カバー壁13の
枠体13aや板状体14aに固定し、前側のもの24d
を治具側カバー体23の後端部に固定している。この
際、各金属板24d、24eは高さ途中をへ字状に屈曲
したのみの単純な形状となし、また2つの金属板24
d、24eの摺接部にはゴム部材等からなる適宜なシー
ル手段を設ける。これによれば、起立伸縮カバー壁24
の構造が簡易となって安価に形成されるものとなる。
【0034】
【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、次
のような効果が得られる。即ち、請求項1に記載のもの
によれば、左右向きの起立カバー壁の前方で、しかも左
右配置された前後向きの起立伸縮カバー壁の相互間箇所
で切削屑が四方八方へ飛散しても、この切削屑が前後向
きガイドレールの上面に落下するのを有効に阻止するこ
とができ、主軸の高精度で円滑な前後移動を確保するこ
とができるものである。また主軸の左右移動距離を従来
同様の大きさに維持したうえで、左右一対の前後向きの
起立伸縮カバー壁の相対距離をベッドの左右幅よりも大
幅に小さくなすことができて、装置上部横幅のコンパク
ト化を図ることができるものである。
【0035】請求項2に記載のものによれば、請求項1
に記載した効果に加えて次のような効果が得られるので
あって、即ち、左右向きの起立カバー壁の前方で、しか
も左右配置された前後向きの起立伸縮カバー壁の相互間
箇所において切削屑が飛散しても、この切削屑が左右向
きガイドレールの上面に落下するのを有効に阻止するこ
とができ、主軸の高精度な左右移動を確保することがで
きるものである。
【0036】請求項3に記載したものによれば、治具側
カバー体にこれの内方で生成された切削屑の飛散を阻止
させることができると共に、治具側カバー体、前後向き
の起立伸縮カバー壁及び左右向きの起立カバー壁で主軸
側方の全周囲を切削屑の飛散に対する密状に取り囲むこ
とができ、しかも前後向きの起立伸縮カバー壁が治具側
カバー体により安定的に支持されるものとなる。
【0037】請求項4に記載したものによれば、治具側
カバー体を左右一対の前後向きガイドレールの間隔より
大きくなしても、治具側カバー体の内方で生じた切削屑
が前後向きガイドレールの上面に落下しないものとな
る。
【0038】請求項5に記載したものによれば、左右一
対の前後向きの起立伸縮カバー壁の上部対向間距離を、
左右一対の前後向きガイドレールの対向間距離よりも大
きくなすことができ、主軸の左右方向移動範囲を大きく
確保することができるものである。
【0039】請求項6に記載したものによれば、主軸先
端の存在する特定空間を、全周囲が切削屑やクーラント
の飛散に対する密状に取り囲まれた状態の加工空間とな
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコラム移動形マシンニ
ングセンタの斜視図である。
【図2】前記マシンニングセンタの平面図である。
【図3】前記マシンニングセンタの側面図である。
【図4】前記マシンニングセンタの正面図である。
【図5】前記マシンニングセンタの一部を省略した斜視
図である。
【図6】図2のx−x部を示す断面図である。
【図7】前記マシニングセンタの変形例である。
【図8】従来のコラム移動形マシンニングセンタを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 前後向きガイドレール 3 送り台 5 左右向きガイドレール 6 コラム 10 主軸 13 左右向きの起立カバー壁 21 ワーク受け部(治具) 22 クランプ手段(治具) 23 治具側カバー体 24 前後向きの起立伸縮カバー壁 28 天井カバー体 b 起立伸縮カバー壁の下端縁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上面に左右一対の前後向きガイド
    レールを設け、このガイドレールを介してコラムを前後
    移動可能に装設したマシンニングセンタであって、コラ
    ム前面箇所に形成された左右向きの起立カバー壁の、主
    軸ヘッドを挟む左右箇所のそれぞれから前後向きの起立
    伸縮カバー壁を前方へ延出させ、各起立伸縮カバー壁の
    前端縁をベッドと同体部位に固定すると共に、各起立伸
    縮カバー壁の下端縁の左右位置をこの下端縁の対応する
    側の前後向きガイドレールの内側近傍箇所に、そしてこ
    の下端縁の上下位置をこの下端縁の対応する側の前後向
    きガイドレールの上面よりも下方に存在させたことを特
    徴とするコラム移動形マシンニングセンタ。
  2. 【請求項2】 ベッド上面に左右一対の前後向きガイド
    レールを設け、この前後向きガイドレールに送り台を案
    内させ、且つ、送り台に左右向きガイドレールを設け、
    この左右向きガイドレールにコラムを案内させたマシン
    ニングセンタであって、コラム前面箇所にコラムの左右
    移動を許容するように形成された左右向きの起立カバー
    壁の一部で、送り台と同体となされた部分の、主軸ヘッ
    ドを挟む左右箇所のそれぞれから前後向きの起立伸縮カ
    バー壁を前方へ延出させ、各起立伸縮カバー壁の前端縁
    をベッドに支持させると共に、各起立伸縮カバー壁の下
    端縁の左右位置をこの下端縁の対応する側の前後向きガ
    イドレールの内側近傍箇所に、そしてこの下端縁の上下
    位置をこの下端縁の対応する側の前後向きガイドレール
    の上面よりも下方に存在させたことを特徴とするコラム
    移動形マシンニングセンタ。
  3. 【請求項3】 ベッド上面の前部に治具及び、これの少
    なくとも前面及び左右側面を被うものとした治具側カバ
    ー体を設け、このカバー体の左右側面部分の後端部のそ
    れぞれに、これと対応する側の前記前後向きの起立伸縮
    カバー壁の前端縁を固定したことを特徴とする請求項1
    又は2記載のコラム移動形マシンニングセンタ。
  4. 【請求項4】 前後向きガイドレールの前端を治具側カ
    バー体よりも後方に位置させたことを特徴とする請求項
    3記載のコラム移動形マシンニングセンタ。
  5. 【請求項5】 左右一対の前後向きの起立伸縮カバー壁
    の下部がその対応する前後向きガイドレールの内方側へ
    屈曲されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    に記載のコラム移動形マシンニングセンタ。
  6. 【請求項6】 左右一対の前後向きの起立伸縮カバー壁
    の相互間の上面を被うものとした天井カバー体を装設し
    たことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のコラ
    ム移動形マシンニングセンタ。
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