JP2001312620A - 販売管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、一般販売システムとオークション
販売システムを連携させて、双方の販売システムの取扱
い商品を一括して取り扱うようにした、販売管理システ
ムを提供することを目的とする。 【解決手段】 販売センター２０の一般販売部２１及び
オークション販売部２２において、それぞれ一般販売及
びオークション販売を行なうと共に、一般販売部にて所
定の掲載期間が経過した商品については、売れ残り商品
として、売り手の選択により、一般販売用の取扱い商品
から削除し、または一般販売用の取扱い商品としての販
売価格を下げ、あるいはオークション販売部にてオーク
ション販売を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット，
一般公衆回線網等の通信回線を利用した販売システムに
関し、特に一般販売及びオークション販売を行なう販売
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネット，一般公衆回線網
や専用回線網等のネットワークを利用して、一般販売を
扱う販売システムや、オークション販売を扱う販売シス
テムは、それぞれ既に提供されている。一般販売を扱う
販売システムにおいては、例えば売り手から供給される
商品のリストやカタログ等を、ネットワークを介して、
買い手の端末機器の画面に提示し、買い手は、画面上の
商品を選択して入力することにより、その入力操作が通
信回線を介して、販売センターのサーバに入力され、商
品の注文が行なわれる。そして、販売センターからの指
示により物流業者を介して、買い手の指定する場所に当
該商品を配達するようになっている。

【０００３】また、オークション販売システムにおいて
は、同様に売り手から供給される商品のリストをネット
ワークを介して、買い手の端末機器の画面に提示し、買
い手が、端末機器の画面上の商品を選択し、さらに希望
の入札価格を入力することにより、その入力操作がネッ
トワークを介して、販売センターのサーバに入力され、
商品の入札が行なわれる。そして、所定のオークション
開催期間中に行なわれた入札のうち、最先の最高入札価
格を示した買い手を落札者とする。そして、当該落札者
の指定する場所に、販売センターからの指示により物流
業者を介して、当該商品を配達するようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな一般販売システムにおいては、商品の種類によって
は売れ残りとなるものがあるが、従来は、売れ残った商
品は、売り手が取扱い商品から削除し、あるいは販売価
格を下げて再度取扱い商品として登録するようにしてい
る。また、一般販売システムとオークション販売システ
ムは、それぞれ別個に設けられていることから、一般販
売システムで売れ残った商品を、オークション販売シス
テムの取扱い商品として登録するためには、当該商品を
新たにオークション販売システムに新規登録する必要が
あり、作業が煩雑になってしまう。

【０００５】本発明は、以上の点に鑑み、一般販売シス
テムとオークション販売システムを連携させて、双方の
販売システムの取扱い商品を一括して取り扱うようにし
た、販売管理システムを提供することを目的としてい
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項１の
発明によれば、売り手が提供する取扱い商品に関して、
ネットワークを介して買い手からの注文を、販売センタ
ーのサーバで受信することにより、買い手から商品の受
注を行なう、販売管理システムであって、上記販売セン
ターが、買い手の端末機器に対してネットワークを介し
て一般販売用の取扱い商品を提示し、買い手の端末機器
からネットワークを介して送信されてくる購入情報を受
信する一般販売部と、買い手の端末機器に対してネット
ワークを介してオークション用の取扱い商品を提示し、
所定の落札期間内に、買い手が選択した商品に関して、
買い手の端末機器からネットワークを介して送信されて
くる入札価格を含む落札情報を受信し、最先の最高入札
価格を示した買い手を落札者とするオークション販売部
と、一般販売部からの購入情報及びオークション販売部
からの落札情報が買い手と関連付けて登録され、また売
り手が提供する一般用及びオークション用の取扱い商品
が、販売価格・在庫情報と関連付けて商品情報として登
録される記憶部と、上記記憶部に登録された購入情報及
び落札情報に基づいて、買い手の指定場所に当該商品の
出荷指示を行なう物流部と、売り手の端末機器からネッ
トワークを介して、上記記憶部に登録された商品情報の
うち、個々の商品を追加・削除・更新する商品情報管理
部と、を含んでおり、上記商品情報管理部が、記憶部に
登録された一般販売用の取扱い商品のうち、登録から所
定の掲載期間を経過した商品をリストアップして、売り
手の端末機器に対してネットワークを介して提示し、売
り手の端末機器からネットワークを介して送信される選
択指示に従って、当該商品を削除し、または当該商品の
販売価格を下げて記憶部の商品情報に再登録し、あるい
は当該商品をオークション販売用の取扱い商品として記
憶部の商品情報に登録変更することを特徴とする、販売
管理システムにより、達成される。

【０００７】請求項１の構成によれば、販売センターの
一般販売部及びオークション販売部において、それぞれ
従来の一般販売システム及びオークション販売システム
と同様の一般販売及びオークション販売を行なうことが
できると共に、一般販売部にて所定の掲載期間が経過し
た商品については、売れ残り商品として、売り手の選択
により、一般販売用の取扱い商品から削除し、または一
般販売用の取扱い商品としての販売価格を下げ、あるい
はオークション販売用の取扱い商品として記憶部の商品
情報に登録変更する。

【０００８】これにより、売れ残り商品が一般販売用の
取扱い商品に掲載され続けることがなくなるので、一般
販売用の取扱い商品から削除し、または販売価格を下げ
ることにより、他の商品を含めて一般販売を活性化させ
ることができ、ひいては売上を向上させることができる
と共に、当該売れ残り商品をオークション販売用の取扱
い商品に登録変更することにより、売れ残り商品の在庫
処分を行なうことができるので、在庫量を低減させて、
流通経費を削減することができる。この場合、売れ残り
商品の一般販売用の取扱い商品からオークション販売用
の取扱い商品への登録変更は、当該売れ残り商品を新規
に記憶部の商品情報に登録する必要はなく、登録変更の
みの作業で済むので、作業が容易に行なわれ得る。

【０００９】請求項２の発明は、請求項１の構成におい
て、上記販売センターのサーバには上記売り手及び買い
手それぞれに専用のサイトがあり、上記売り手及び買い
手の端末機器には各々専用の画面が提示されることを特
徴とする。請求項２の構成によれば、売り手及び買い手
は、端末機器の専用画面に提示される情報を見ることが
できる。

【００１０】請求項３の発明は、請求項１の構成におい
て、上記売り手の端末機器からネットワークを介して新
規登録された個々の商品が、それぞれ売り手の端末機器
からネットワークを介して公開設定されることにより、
上記商品情報管理部が、当該商品を新着商品として取扱
い商品に追加登録することを特徴とする。請求項３の構
成によれば、売り手は、新規登録した商品について、登
録内容を確認した上で、公開設定することにより、新規
商品を正確に取扱い商品に追加登録することができる。

【００１１】請求項４の発明は、請求項３の構成におい
て、上記一般販売部及びオークション販売部が、記憶部
に追加登録された新着商品及び一般販売用の取扱い商品
からオークション販売用の取扱い商品に登録変更された
商品の一覧を、ネットワークを介して買い手の端末機器
に提示することを特徴とする。請求項４の構成によれ
ば、買い手の端末機器に、新たに登録された一般販売用
及びオークション販売用の取扱い商品を提示することに
よって、買い手は、自己の端末機器により、これらの新
着商品を優先的に認識することができる。

【００１２】請求項５の発明は、請求項４の構成におい
て、上記一般販売部及びオークション販売部が、買い手
がネットワークを介して販売センターのサーバにアクセ
スしてきたとき、ネットワークを介して取扱い商品の一
覧と共に、新着商品の一覧を提示することを特徴とす
る。請求項５の構成によれば、買い手が販売センターを
利用するために、その端末機器により販売センターのサ
ーバにアクセスしたときに、新着商品を他の取扱い商品
と別個に買い手の端末機器に提示することにより、買い
手は、自己の端末機器により、これらの新着商品を他の
取扱い商品とは別に認識することができる。

【００１３】請求項６の発明は、請求項４の構成におい
て、上記一般販売部及びオークション販売部が、新着商
品の一覧を含む電子メールを、ネットワークを介して買
い手に送信することを特徴とする。請求項６の構成によ
れば、買い手が端末機器を使用する際に、自己宛の電子
メールを受信することによって、新着商品を認識するこ
とができるので、販売センターを利用する意志がなく、
販売センターのサーバにアクセスしない状態でも、買い
手は、自己の端末機器により、これらの新着商品を認識
することができる。

【００１４】請求項７の発明は、請求項６の構成におい
て、上記一般販売部及びオークション販売部が、新着商
品の一覧を含む電子メールを、メーリングリストを利用
して、各買い手に一括して送信することを特徴とする。
請求項７の構成によれば、販売センターのサーバが、個
々の買い手に対して新着商品に関する電子メールを送信
することなく、メーリングリストを利用して、あらかじ
めメーリングリストに登録してあるすべての買い手に対
して一括して電子メールを送信することができるので、
サーバの負担が軽減され得ることになる。

【００１５】請求項８の発明は、請求項３の構成におい
て、上記商品情報が、輸出情報を含んでおり、この輸出
情報が、販売センターの物流部により輸出可能または輸
出不可に設定されると共に、この輸出情報が輸出可能に
設定されているときにのみ、当該商品が売り手の端末機
器からネットワークを介して公開設定されることを特徴
とする。請求項８の構成によれば、新規に登録された商
品に関して、販売センターの物流部が輸出可能か輸出不
可かの判定が行なわれた後、売り手がネットワークを介
して当該商品を公開設定することにより、輸出不可の商
品が取扱い商品として公開されることがない。

【００１６】請求項９の発明は、請求項３の構成におい
て、上記一般販売部は、上記新着商品及び一般販売用の
取扱い商品の中から買い手が購入したい商品の商品名、
価格等の一覧を作成して買い手の端末機器に提示し、買
い手は端末機器にてこれら商品の中から購入する商品を
選択するか、もしくは購入を希望する商品の購入希望価
格を入力して一般販売部へ送信し、一般販売部は、買い
手から購入希望価格の指定があった場合に売り手と買い
手との間の商談をネットワークを介して行うことを特徴
とする。請求項９の構成によれば、売り手と買い手との
間の商談をそれぞれの端末機器及び一般販売部を通し
て、ネットワークを介して行うことができる。

【００１７】請求項１０の発明は、請求項３の構成にお
いて、上記一般販売部は、買い手が購入を希望する商品
に対する希望価格、希望納期等の要望の一覧を作成し、
売り手に提示することを特徴とする。請求項１０の発明
によれば、買い手の購入希望商品、希望価格、希望納期
等に関する一覧を売り手に提示できる。

【００１８】請求項１１の発明は、請求項３の構成にお
いて、上記物流部は、買い手が購入したい商品を選択し
た際に商品の価格に加えて輸送費の見積もりを算出して
買い手に提示することを特徴とする。請求項１１の発明
によれば、選択商品の価格に加えて輸送費の見積りを買
い手に提示することができる。

【００１９】請求項１２の発明は、請求項１の構成にお
いて、上記物流部は、物流に係わる輸送手段、物流業
者、買い手等の稼働日情報をもとに納期管理することを
特徴とする。請求項１２の発明によれば、輸送手段、物
流業者、買い手等の稼働日情報をもとに納期管理するこ
とができる。

【００２０】請求項１３の発明は、請求項１の構成にお
いて、上記オークション販売部は、オークション用の取
扱い商品の中から買い手が選択した商品に関する入札用
画面を買い手の端末機器に提示し、上記入札用画面に買
い手が入力した初期入札価格、入札上限価格、上げ幅価
格等の入札情報を受信し、これら複数の買い手からの入
札情報を一対一で比較し、入札上限価格が低い方へは入
札不可を送信すると共に入札上限価格が高い方の入札価
格で低い方の入札上限価格を上回る上げ幅価格までを加
えた入札価格を現在の最高入札価格として買い手の入札
用画面に表示し、所定の落札期間内に最先の最高入札価
格を示した買い手を落札者とすることを特徴とする。請
求項１３の発明によれば、オークションに必要な全ての
情報を複数の買い手に提示し、入札情報を一対一で比較
して、入札上限価格、上げ幅価格を考慮して最高入札価
格を判断し、それを買い手の入札用画面に表示すること
により、所定の落札期間内に最高の入札価格提示者を落
札者とすることができる。

【００２１】

【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図１乃至図６を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。

【００２２】図１は、本発明を適用した販売管理システ
ムの一実施形態の構成を示している。図１において、販
売管理システム１０は、販売センター２０と、売り手３
０と、買い手４０と、管理者５０と、ネットワーク６０
と、を含んでいる。尚、図１においては、売り手３０，
買い手４０は、一つだけ図示されているが、一つに限定
されるものではない。また、ネットワーク６０は、イン
ターネット，一般公衆回線網あるいは専用回線網等のネ
ットワークであって、インターネット接続サービスを提
供するものである。

【００２３】売り手３０は、販売センター２０にて商品
を販売しようとする利用者であって、ネットワーク６０
を介して販売センター２０にアクセスし、販売センター
２０のサーバにログインすることができる。尚、売り手
３０は、販売センター２０にアクセスするための端末機
器３１として、パーソナルコンピュータや、携帯電話，
ＰＨＳを含む各種情報端末機器や販売センター専用端末
機器を使用することができ、この端末機器３１の画面上
に表示される商品登録受付用のホームページ情報（後
述）に基づいて、売りたい商品等に関する各項目を入力
できるようになっている。

【００２４】さらに、売り手３０は、販売センター２０
にアクセスするために、前もって売り手情報（住所，社
名または氏名，電話番号等）を届け出て会員登録してお
き、当該売り手３０を一意に特定できる売り手識別コー
ドを有している。これにより、売り手３０は、販売セン
ター２０のサーバにログインする際、売り手識別コード
を送信することによって、一意に特定されることによ
り、売り手情報をその都度入力する必要がない。また、
販売センター２０のサーバには売り手３０専用のサイト
があり、売り手３０の端末機器３１には売り手３０専用
の画面が提示されるようになっている。

【００２５】買い手４０は、販売センター２０から商品
を購入しようとする利用者であって、ネットワーク６０
を介して販売センター２０にアクセスし、販売センター
２０のサーバにログインすることができる。尚、買い手
４０は、販売センター２０にアクセスするための端末機
器４１として、パーソナルコンピュータや、携帯電話，
ＰＨＳを含む各種情報端末機器や販売センター専用端末
機器を使用することができ、この端末機器４１の画面上
に表示される一般販売用のホームページ情報（後述）に
基づいて、購入したい商品等に関する各項目を入力でき
るようになっている。

【００２６】さらに、買い手４０は、販売センター２０
にアクセスするために、前もって買い手情報（住所，氏
名，電話番号等）を届け出て会員登録しておき、当該買
い手４０を一意に特定できる買い手識別コードを有して
いる。これにより、買い手４０は、販売センター２０の
サーバにログインする際、買い手識別コードを送信する
ことによって、一意に特定されることにより、買い手情
報をその都度入力する必要がない。また、販売センター
２０のサーバには買い手４０専用のサイトがあり、買い
手４０の端末機器４１には買い手４０専用の画面が提示
されるようになっている。

【００２７】管理者５０は、販売センター２０を管理運
営する主催者であって、ネットワーク６０を介して販売
センター２０にアクセスし、販売センター２０のサーバ
にログインすることができる。尚、管理者５０は、販売
センター２０にアクセスするための端末機器５１とし
て、パーソナルコンピュータや、携帯電話，ＰＨＳを含
む各種情報端末機器や販売センター専用端末機器を使用
することができ、この端末機器５１の画面上に表示され
る管理者用のホームページ情報（後述）に基づいて、販
売センター２０の管理全般に関する各種設定を行なうと
共に、売り手３０及び買い手４０の会員管理そして売り
手識別コードや買い手識別コードの発行を行なう。ま
た、売り手３０、買い手４０と同様に、管理者５０も販
売センター２０のサーバにログインする際、管理者識別
コードを送信することによって一意に特定されることに
より、管理者情報をその都度入力する必要はなく、さら
に販売センター２０のサーバには、管理者５０専用のサ
イトがあり、管理者５０の端末機器５１には管理者５０
専用の画面が提示されるようになっている。

【００２８】販売センター２０は、適宜の箇所に設けら
れた情報管理装置としてのサーバから構成されており、
一般販売部２１，オークション販売部２２，記憶部２
３，商品情報管理部２４，物流部２５と、を有してい
る。なお、販売センター２０のサーバでの処理は、プロ
グラムに制御されたコンピュータにより実行される。記
録媒体としては、例えば磁気ディスク，半導体メモリ，
その他の任意のコンピュータで読み取り可能なものを使
用することができる。また、記録媒体に記録されたプロ
グラムは、記録媒体を直接コンピュータに装着して当該
コンピュータに読み込ませてもよく、またネットワーク
を介してコンピュータに読み込ませてもよい。

【００２９】上記一般販売部２１は、前以て登録された
一般販売用のホームページ情報を、ネットワーク６０を
介してアクセスしてきた買い手４０に提示すると共に、
買い手４０からネットワーク６０を介して送信された購
入情報を受信する。尚、一般販売用のホームページ情報
は、一般販売部２１に登録されていても、また記憶部２
３に登録されていてもよい。

【００３０】ここで、上記一般販売用のホームページ情
報は、出力（表示）項目として、記憶部２３に登録され
た一般販売用の取扱い商品を適宜に分類して、例えばメ
ーカ名，商品コード，商品名，販売価格，納期等を、ま
た入力項目として、購入商品のチェック欄，場合によっ
ては購入希望価格欄を、ネットワーク６０を介して、当
該買い手４０の端末機器４１の画面上に表示する。そし
て、一般販売部２１は、買い手４０が自己の端末機器４
１上で入力した各入力項目から成る購入情報を、ネット
ワーク６０を介して受信する。上記購入情報は、購入商
品を特定する情報、例えば商品コード，商品名，数量そ
して必要であれば（提示された販売価格より低い）購入
希望価格を含んでいる。

【００３１】上記一般販売部２１は、複数の買い手４０
から送信されてきた購入情報に、購入希望価格が含まれ
ている場合には、ネットワーク６０を介して、売り手３
０に対して、購入希望価格の一覧を提示し、売り手３０
と買い手４０との間で商談が行われる。そして、上記一
般販売部２１は、購入希望価格を含まない購入情報があ
るとき、または後述するように売り手３０による販売価
格の変更により販売価格が購入希望価格以下になったと
き、即ち、売り手３０と買い手４０との間で商談が成立
したとき、この購入情報を、記憶部２３に登録すると共
に、記憶部２３に登録されている当該商品を取扱い商品
から削除する。さらに、上記一般販売部２１は、買い手
４０が購入を希望するまだ登録されていない商品に対す
る希望価格、希望納期等の要望を書き込むことができる
画面も提示し、買い手４０からの要望があった場合に一
覧を作成して、売り手３０に提示する。

【００３２】上記オークション販売部２２は、前以て登
録されたオークション販売用のホームページ情報を、ネ
ットワーク６０を介してアクセスしてきた買い手４０に
提示すると共に、買い手４０からネットワーク６０を介
して送信された入札情報を受信する。尚、オークション
販売用のホームページ情報は、オークション販売部２２
に登録されていても、また記憶部２３に登録されていて
もよい。

【００３３】ここで、上記オークション販売用のホーム
ページ情報は、出力（表示）項目として、記憶部２３に
登録されたオークション販売用の取扱い商品を適宜に分
類して、例えばメーカ名，商品コード，商品名，最低落
札価格，納期等を、また入力項目として、購入希望商品
のチェック欄，当該購入希望商品の入札上限価格，初期
入札価格，上げ幅価格を、ネットワーク６０を介して、
当該買い手４０の端末機器４１の画面上に表示する。そ
して、オークション販売部２２は、買い手４０が自己の
端末機器４１上で入力した各入力項目から成る入札情報
を、ネットワーク６０を介して受信する。上記入札情報
は、購入希望商品を特定する情報、例えば商品コード，
商品名，数量そして入札上限価格，初期入札価格，上げ
幅価格を含んでいる。

【００３４】上記オークション販売部２２は、複数の買
い手４０から送信されてきた入札情報に基づいて、各買
い手の初期入札価格，上げ幅価格に従って、自動入札方
式で、入札価格を上げて、最先の買い手４０の入札価格
が、他の買い手４０の入札上限価格以上になったとき、
当該買い手４０の入札価格を最高入札価格（落札価格）
として、オークション期限の経過後に、最高入札価格を
落札価格として落札処理を行ない、落札価格を提示した
落札者である買い手４０に対して、ネットワーク６０を
介して当該商品を落札した旨及び落札価格を含む電子メ
ールを送信すると共に、落札情報を記憶部２３に登録
し、さらに記憶部２３に登録されている当該商品を取扱
い商品から削除する。

【００３５】ここで、上記自動入札方式についてより詳
細に説明すると、上記オークション販売部２２は、複数
の買い手４０からの入札情報を一対一で比較し、入札上
限価格が低い方へは入札不可を送信すると共に、入札上
限価格が高い方の入札価格で低い方の入札上限価格を上
回る上げ幅価格までを加えた入札価格を現在の最高入札
価格として買い手４０の入札用画面にリアルタイムで表
示するものである。また、この結果は入札履歴として記
録され、買い手４０がオークション販売用の取り扱い商
品リストの中で商品の履歴ボタンをクリックすること
で、その商品の入札価格の履歴を見ることができる。こ
れにより、入札不可の連絡を受けた買い手４０は直ちに
再入札の検討に入ることができ、また、買い手４０の入
札用画面の最高入札価格はリアルタイムで表示が切り換
わるため、入札が活性化する。

【００３６】上記記憶部２３は、上述した購入情報及び
落札情報と、取扱い商品に関する商品情報が登録されて
おり、購入情報及び落札情報に関しては、買い手４０毎
に関連付けて、購入商品を読み出せるように、記憶して
いる。なお、記憶部２３に登録される商品情報は、一般
販売用取扱い商品とオークション用取扱い商品とが別個
に登録されており、各商品毎に、メーカ名，商品コー
ド，商品名，数量及び納期等と、さらに公開設定情報及
び輸出情報を有している。さらに、記憶部２３は、一般
販売用取扱い商品及びオークション用取扱い商品に関し
て、商品情報に新たな商品が登録された場合、それぞれ
新着商品をリストアップして、一般販売部２１及びオー
クション販売部２２に通知する。

【００３７】商品情報管理部２４は、売り手３０がネッ
トワーク６０を介して、売り手３０の端末機器３１によ
り、記憶部２３に登録されている商品情報に関して、個
々の取扱い商品の管理、すなわち登録，公開，削除，登
録変更を行なうためのものである。上記商品情報管理部
２４は、前以て登録された商品情報管理用のホームペー
ジ情報を、ネットワーク６０を介してアクセスしてきた
売り手３０に提示すると共に、売り手３０からネットワ
ーク６０を介して送信された商品管理情報を受信する。
尚、商品情報管理用のホームページ情報は、商品情報管
理部２４に登録されていても、また記憶部２３に登録さ
れていてもよい。

【００３８】ここで、上記商品情報管理用のホームペー
ジ情報は、入力項目として、各商品毎に、メーカ名，商
品コード，商品名，数量，販売価格及び納期等の入力欄
を、ネットワーク６０を介して、当該売り手３０の端末
機器３１の画面上に表示する。そして、商品情報管理部
２４は、売り手３０が自己の端末機器３１上で入力した
各入力項目から成る商品登録情報を、ネットワーク６０
を介して受信する。上記商品登録情報は、商品を特定す
る情報、例えばメーカ名，商品コード，商品名，数量，
販売価格及び納期等と、さらに公開設定情報及び輸出情
報を含んでいる。ここで、公開設定情報及び輸出情報
は、最初は未設定のままである。そして、売り手３０
は、ネットワーク６０を介して、輸出情報設定の電子メ
ールを受信した後、商品情報管理部２４により、当該新
規登録商品の輸出情報が輸出可能である場合に限り、公
開設定情報を「公開」に設定し、当該新規登録商品の輸
出情報が輸出不可である場合には、当該新規登録商品を
削除する。尚、売り手３０は、輸出情報が未設定または
輸出不可の設定の場合には、当該新規登録商品の公開設
定情報を「公開」に設定することができない。

【００３９】さらに、商品情報管理部２４は、商品情報
のうち、公開から所定期間、例えば１月，２月または３
月の期間が経過した一般販売用の取扱い商品をリストア
ップして、当該商品の公開設定情報を非公開に更新する
と共に、売り手３０に対してネットワーク６０を介して
送信する。そして、商品情報管理部２４は、ネットワー
ク６０を介してアクセスしてくる売り手３０の選択に従
って、当該取扱い商品の商品情報からの削除または販売
価格の値下げ、あるいは一般販売用の取扱い商品からオ
ークション販売用の取扱い商品への登録変更を行なう。
また、商品情報管理部２４は、商品情報のうち、所定の
オークション期間、例えば２４時間が経過して入札のな
いオークション用の取扱い商品をリストアップして、当
該商品を取扱い商品から削除する。

【００４０】物流部２５は、前述したように記憶部２３
に登録された購入情報及び落札情報を処理して、買い手
４０に対して当該商品の出荷指示を行なう。すなわち、
物流部２５は、売り手３０に対してネットワーク６０を
介して、買い手４０の指定する場所への当該商品の出荷
準備を指示すると共に、買い手４０に対してネットワー
ク６０を介して、購入代金の支払いを指示する。そし
て、物流部２５は、買い手４０からの購入代金の支払い
を確認した後、売り手３０に対して当該商品の出荷を指
示する。これを受けて、物流部２５は、物流業者を介し
て、売り手３０から当該商品を買い手４０の指定場所に
配達する。

【００４１】ここで、物流部２５は、商品の物流に係わ
る輸送手段（船便、飛行機便等）や、物流業者、買い手
４０等の稼働日情報をもとに納期管理するカレンダー処
理機能と共に、商品の輸送に係わる輸送費の見積もりを
算出して、買い手４０に提示する輸送費算出処理機能を
備えている。物流部２５のカレンダー処理機能は、買い
手４０からの納期問い合わせに対し画面上で予測納期回
答するものであり、例えば船便、飛行機便等の輸送手段
の発着日時や物流業者の稼働日情報、買い手企業の稼働
日情報を予め入力しておき、これらの情報をもとに指定
された商品の納期予測を回答するものである。また、買
い手４０だけでなく、管理者５０や物流業者に対しても
それぞれ専用の画面によって納期管理表が提示され、さ
らに、納期予測に加えて買い手４０、管理者５０、物流
業者の各々が入庫、出荷等の実績も入力できるようにな
っており、この納期管理表によって現状の商品の流れを
も把握できるようになっている。物流部２５の輸送費算
出処理機能は、買い手４０からの物流見積り依頼に対し
画面上で見積り額を回答表示するものであり、指定され
た商品の情報から体積、パレット数、重量等を算出し
て、これらの数値をもとに予め決められた梱包費テーブ
ル、その他手数料のテーブルを検索し、最後に保険料を
算出して、輸送費の見積り金額を導き出すものである。
この輸送費算出処理機能によって、一般販売部２１もし
くはオークション販売部２２とリンクさせて、商品の価
格に輸送料を加えた総見積り金額を画面表示して買い手
４０に提示できるようになっている。

【００４２】本発明実施形態による販売管理システム１
０は、以上のように構成されており、この販売管理シス
テム１０の動作について、図２乃至図６を参照して説明
する。販売管理システム１０は、図２に示す一般販売，
図３に示すオークション販売，図４に示す商品登録の各
処理を行なう。

【００４３】まず、買い手４０による一般販売の販売決
定までについて、図２を参照して説明する。図２におい
て、買い手４０は、矢印Ａ１で示すように、端末機器４
１により、ネットワーク６０を介して、販売センター２
０のサーバにログインして、その一般販売部２１が提供
する一般販売用のホームページ情報を、自己の端末機器
４１の画面上で参照することにより、一般販売用のホー
ムページにアクセスする。

【００４４】これにより、矢印Ａ２で示すように、販売
センター２０の一般販売部２１から一般販売用のホーム
ページ情報がネットワーク６０を介して買い手４０の端
末機器４１に送信され、端末機器４１の画面上に、一般
販売用のホームページが開かれる。そして、買い手４０
は、矢印Ａ３で示すように、上記一般販売用のホームペ
ージ情報を参照しながら、端末機器４１にて、購入した
い商品の選択及び必要であれば購入希望価格を入力し、
購入情報をネットワーク６０を介して一般販売部２１に
送信する。ここで、一般販売部２１は、買い手４０から
の購入情報に、購入希望価格の指定があった場合、矢印
Ａ４で示すように、売り手３０に対してネットワーク６
０を介して、当該商品に関する複数の買い手４０の購入
希望価格の一覧を含む電子メールを送信する。これに対
して、売り手３０は、矢印Ａ５で示すように、端末機器
３１により、ネットワーク６０を介して、販売センター
２０のサーバにログインして、その商品情報管理部２４
が提供する商品情報管理用のホームページ情報を、自己
の端末機器３１の画面上で参照することにより、商品情
報管理用のホームページにアクセスする。

【００４５】これにより、矢印Ａ６で示すように、販売
センター２０の商品情報管理部２４から商品情報管理用
のホームページ情報がネットワーク６０を介して売り手
３０の端末機器３１に送信され、端末機器３１の画面上
に、商品情報管理用のホームページが開かれる。そし
て、売り手３０は、矢印Ａ７で示すように、上記商品情
報管理用のホームページ情報を参照しながら、端末機器
３１にて、記憶部２３に登録されている当該商品の販売
価格を、最高の購入希望価格以下となるように登録変更
する。これにより、一般販売部２１は、販売価格が買い
手４０の購入希望価格以下になったとき、また購入希望
価格の指定がない場合にも、当該買い手４０の購入情報
を記憶部２３に登録すると共に、記憶部２３に登録され
ている商品情報から当該商品を削除する。この場合、好
ましくは、一般販売部２１は、矢印Ａ８で示すように、
当該買い手４０に対して、販売決定の旨そして販売価格
を含む電子メールをネットワーク６０を介して送信す
る。

【００４６】次に、買い手４０によるオークション販売
の落札決定までについて、図３を参照して説明する。図
３において、買い手４０は、矢印Ｂ１で示すように、端
末機器４１により、ネットワーク６０を介して、販売セ
ンター２０のサーバにログインして、そのオークション
販売部２２が提供するオークション販売用のホームペー
ジ情報を、自己の端末機器４１の画面上で参照すること
により、オークション販売用のホームページにアクセス
する。

【００４７】これにより、矢印Ｂ２で示すように、販売
センター２０のオークション販売部２２からオークショ
ン販売用のホームページ情報がネットワーク６０を介し
て買い手４０の端末機器４１に送信され、端末機器４１
の画面上に、オークション販売用のホームページが開か
れる。そして、買い手４０は、矢印Ｂ３で示すように、
上記オークション販売用のホームページ情報を参照しな
がら、端末機器４１にて、入札したい商品の選択及び入
札限度額，初期入札価格及び上げ幅価格を入力し、入札
情報をネットワーク６０を介してオークション入力部２
２に送信する。

【００４８】ここで、オークション販売部２２は、複数
の買い手４０からの入札情報に基づいて、自動入札を行
ない、各買い手の初期入札価格，上げ幅価格に従って、
自動入札方式で、入札価格を上げて、最先の買い手４０
の入札価格が、他の買い手４０の入札上限価格以上にな
ったとき、当該買い手４０の入札価格を最高入札価格と
して、オークション期限の経過後に、最高入札価格を落
札価格として落札処理を行なう。即ち、オークション販
売部２２は、落札価格を提示した落札者である買い手４
０に対して、矢印Ｂ４で示すように、ネットワーク６０
を介して当該商品を落札した旨及び落札価格を含む電子
メールを送信すると共に、落札情報を記憶部２３に登録
し、さらに記憶部２３に登録されている当該商品を取扱
い商品から削除する。尚、オークション期限の終了時に
当該商品のオークションに参加している買い手４０が居
る場合には、オークション販売部２２は、当該買い手４
０のみに限定して、オークション期限を５分間延長する
ことにより、入札処理を行なうようになっている。これ
により、オークション終了間際における多くの買い手４
０による入札を活性化させ、結果的に落札価格の上昇を
図る。

【００４９】次に、販売決定または落札決定から商品出
荷までの動作について、図４を参照して説明する。図４
において、販売センター２０の物流部２５は、記憶部２
３に登録された購入情報及び落札情報を読み出して、各
購入情報及び落札情報について、売り手３０に対して、
矢印Ｃ１で示すように、当該商品の出荷準備を指示する
旨の電子メールをネットワーク６０を介して送信すると
共に、購入者または落札者である買い手４０に対して、
矢印Ｃ２で示すように、購入代金支払いを指示する旨の
電子メールをネットワークを介して送信する。このと
き、物流部２５は、売り手３０に対する電子メールに
て、商品の出荷に必要な情報（買い手４０の指定する配
達場所，配達日時等）を併せて通知すると共に、買い手
４０に対する電子メールにて、購入代金支払いに必要な
情報（売り手の振込口座，現金の送付先等）を併せて通
知する。

【００５０】これにより、売り手３０は、当該商品の出
荷準備（梱包，納品書・請求書の準備等）を行ない、ま
た買い手４０は、例えば銀行振込等により購入代金の支
払いを行なう。そして、物流部２５は、矢印Ｃ３で示す
ように、買い手４０から支払い完了の確認通知を受信し
た後、矢印Ｃ４で示すように、売り手３０に対してネッ
トワーク６０を介して電子メールにて、当該商品に関す
る代金支払い済みの確認通知及び出荷指示を行なう。こ
れにより、売り手３０は、物流業者に対して、当該商品
の出荷を指示し、物流業者は、当該商品を買い手４０の
指定する場所に配達する。

【００５１】次に、記憶部２３に登録される商品情報の
新規登録について、図５を参照して説明する。図５にお
いて、売り手３０は、矢印Ｄ１で示すように、端末機器
３１により、ネットワーク６０を介して、販売センター
２０のサーバにログインして、その商品情報管理部２４
が提供する商品情報管理用のホームページ情報を、自己
の端末機器３１の画面上で参照することにより、商品情
報管理用のホームページにアクセスする。

【００５２】これにより、矢印Ｄ２で示すように、販売
センター２０の商品情報管理部２４から商品情報管理用
のホームページ情報がネットワーク６０を介して売り手
３０の端末機器３１に送信され、端末機器３１の画面上
に、商品情報管理用のホームページが開かれる。そし
て、売り手３０は、矢印Ｄ３で示すように、上記商品情
報管理用のホームページ情報を参照しながら、端末機器
３１にて、新規登録したい商品に関する各種項目を入力
し、商品登録情報をネットワーク６０を介して商品情報
管理部２４に送信する。ここで、商品情報管理部２４
は、売り手３０からの商品登録情報に関して、物流部２
５が輸出可能か輸出不可か判定して、この判定結果に基
づいて当該商品登録情報の輸出情報を設定すると共に、
矢印Ｄ４で示すように、その旨を売り手３０に対してネ
ットワーク６０を介して電子メールにて送信する。これ
を受けて、売り手３０は、その端末機器３１によりネッ
トワーク６０を介して商品情報管理部２４にアクセスし
て、当該商品に関する商品登録情報を読み出して、輸出
情報が輸出不可の場合には、当該商品登録情報を削除
し、輸出情報が輸出可能の場合には、公開設定情報を
「公開」に設定する。これにより、商品情報管理部２４
は、当該商品を一般販売用の取扱い商品として、記憶部
２３に登録されている商品情報に登録する。

【００５３】次に、一般販売用の取扱い商品の登録変更
について、図６を参照して説明する。図６において、商
品情報管理部２４は、例えば日次処理として、商品情報
のうち、公開から所定期間が経過した一般販売用の取扱
い商品をリストアップして、記憶部２３から商品情報を
読み出して、当該商品の公開設定情報を非公開に更新し
て、再び記憶部２３に登録すると共に、矢印Ｅ１で示す
ように、売り手３０に対してネットワーク６０を介して
当該商品のリストを電子メールにて送信する。これを受
けて、売り手３０は、矢印Ｅ２で示すように、販売セン
ター２０のサーバにログインして、その商品情報管理部
２４が提供する商品情報管理用のホームページ情報を、
自己の端末機器３１の画面上で参照することにより、商
品情報管理用のホームページにアクセスする。

【００５４】これにより、矢印Ｅ３で示すように、販売
センター２０の商品情報管理部２４から商品情報管理用
のホームページ情報がネットワーク６０を介して売り手
３０の端末機器３１に送信され、端末機器３１の画面上
に、商品情報管理用のホームページが開かれる。そし
て、売り手３０は、矢印Ｅ４で示すように、上記商品情
報管理用のホームページ情報を参照しながら、端末機器
３１にて、期限経過後の商品リストの各商品について、
取扱い商品からの削除，販売価格の値下げあるいはオー
クション販売用の取扱い商品として登録変更の何れかを
選択する。ここで、取扱い商品からの削除を選択した場
合には、商品情報管理部２４は、記憶部２３に登録され
ている商品情報を読み出して、当該商品を取扱い商品か
ら削除して、更新した商品情報を再び記憶部２３に登録
する。

【００５５】また、販売価格の値下げを選択した場合に
は、売り手３０は、値下げした新販売価格を入力して、
新たな商品登録情報を送信する。これにより、商品情報
管理部２４は、記憶部２３に登録されている商品情報を
読み出して、当該商品の販売価格を更新して、更新した
商品情報を再び記憶部２３に登録する。さらに、オーク
ション販売用の取扱い商品への変更を選択した場合に
は、商品情報管理部２４は、記憶部２３に登録されてい
る商品情報を読み出して、当該商品を一般販売用取扱い
商品からオークション販売用取扱い商品に登録変更し
て、更新した商品情報を再び記憶部２３に登録する。

【００５６】このようにして、所定期間経過後の一般販
売用の取扱い商品を排除することにより、所謂売れ残り
商品を継続して取り扱うことを防止して、円滑な販売を
行なうようにすると共に、売れ残り商品をオークション
販売に回す際には、オークション販売用の取扱い商品と
して新規に登録する必要がなく、作業が容易になる。

【００５７】尚、上述した実施形態においては、各種通
知のために、売り手３０，買い手４０に対してネットワ
ーク６０を介して電子メールを送信するようにしている
が、これに限らず、各売り手３０の端末機器３１または
買い手４０の端末機器４１に対して、ホームページ情報
として、これらの通知を提示するようにしてもよいこと
は明らかである。

【００５８】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、販
売センターの一般販売部及びオークション販売部におい
て、それぞれ従来の一般販売システム及びオークション
販売システムと同様の一般販売及びオークション販売を
行なうことができると共に、一般販売部にて所定の掲載
期間が経過した商品については、売れ残り商品として、
売り手の選択により、一般販売用の取扱い商品から削除
し、または一般販売用の取扱い商品としての販売価格を
下げ、あるいはオークション販売用の取扱い商品として
記憶部の商品情報に登録変更する。

【００５９】これにより、売れ残り商品が一般販売用の
取扱い商品に掲載され続けることがなくなるので、一般
販売用の取扱い商品から削除し、または販売価格を下げ
ることにより、他の商品を含めて一般販売を活性化させ
ることができ、ひいては売上を向上させることができる
と共に、当該売れ残り商品をオークション販売用の取扱
い商品に登録変更することにより、売れ残り商品の在庫
処分を行なうことができるので、在庫量を低減させて、
流通経費を削減することができる。この場合、売れ残り
商品の一般販売用の取扱い商品からオークション販売用
の取扱い商品への登録変更は、当該売れ残り商品を新規
に記憶部の商品情報に登録する必要はなく、登録変更の
みの作業で済むので、作業が容易に行なわれ得る。

【００６０】かくして、本発明によれば、一般販売シス
テムとオークション販売システムを連携させて、双方の
販売システムの取扱い商品を一括して取り扱うようにし
た、極めて優れた販売管理システムが提供され得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による販売管理システムの一実施形態の
構成を示すブロック図である。

【図２】図１の販売管理システムにおける一般販売の販
売決定までの動作を示すフローチャートである。

【図３】図１の販売管理システムにおけるオークション
販売の落札決定までの動作を示すフローチャートであ
る。

【図４】図１の販売管理システムにおける販売決定また
は落札決定から出荷までの動作を示すフローチャートで
ある。

【図５】図１の販売管理システムにおける商品の新規登
録の動作を示すフローチャートである。

【図６】図１の販売管理システムにおける一般販売用の
取扱い商品の登録変更の動作を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１０ 販売管理システム ２０ 販売センター ２１ 一般販売部 ２２ オークション販売部 ２３ 記憶部 ２４ 商品情報管理部 ２５ 物流部 ３０ 売り手 ３１，４１，５１ 端末機器 ４０ 買い手 ５０ 管理者 ６０ ネットワーク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻田 隆 東京都目黒区中目黒２ー９ー13スタンレー 電気株式会社内 (72)発明者 山崎 喜久 東京都目黒区中目黒２ー９ー13スタンレー 電気株式会社内 Ｆターム(参考） 5B049 BB11 BB31 BB36 CC05 CC10 CC11 FF03 FF09 GG04 GG07

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 売り手が提供する取扱い商品に関して、
   ネットワークを介して買い手からの注文を、販売センタ
   ーのサーバで受信することにより、買い手から商品の受
   注を行なう、販売管理システムであって、 上記販売センターが、 買い手の端末機器に対してネットワークを介して一般販
   売用の取扱い商品を提示し、買い手の端末機器からネッ
   トワークを介して送信されてくる購入情報を受信する一
   般販売部と、 買い手の端末機器に対してネットワークを介してオーク
   ション用の取扱い商品を提示し、所定の落札期間内に、
   買い手が選択した商品に関して、買い手の端末機器から
   ネットワークを介して送信されてくる入札価格を含む落
   札情報を受信し、最先の最高入札価格を示した買い手を
   落札者とするオークション販売部と、 一般販売部からの購入情報及びオークション販売部から
   の落札情報が買い手と関連付けて登録され、また売り手
   が提供する一般用及びオークション用の取扱い商品が、
   販売価格・在庫情報と関連付けて商品情報として登録さ
   れる記憶部と、 上記記憶部に登録された購入情報及び落札情報に基づい
   て、買い手の指定場所に当該商品の出荷指示を行なう物
   流部と、 売り手の端末機器からネットワークを介して、上記記憶
   部に登録された商品情報のうち、個々の商品を追加・削
   除・更新する商品情報管理部と、を含んでおり、 上記商品情報管理部が、記憶部に登録された一般販売用
   の取扱い商品のうち、登録から所定の掲載期間を経過し
   た商品をリストアップして、売り手の端末機器に対して
   ネットワークを介して提示し、売り手の端末機器からネ
   ットワークを介して送信される選択指示に従って、当該
   商品を削除し、または当該商品の販売価格を下げて記憶
   部の商品情報に再登録し、あるいは当該商品をオークシ
   ョン販売用の取扱い商品として記憶部の商品情報に登録
   変更することを特徴とする、販売管理システム。
2. 【請求項２】上記販売センターのサーバには上記売り手
   及び買い手それぞれに専用のサイトがあり、上記売り手
   及び買い手の端末機器には各々専用の画面が提示される
   ことを特徴とする請求項１に記載の販売管理システム。
3. 【請求項３】 上記売り手の端末機器からネットワーク
   を介して新規登録された個々の商品が、それぞれ売り手
   の端末機器からネットワークを介して公開設定されるこ
   とにより、上記商品情報管理部が、当該商品を新着商品
   として取扱い商品に追加登録することを特徴とする、請
   求項１に記載の販売管理システム。
4. 【請求項４】 上記一般販売部及びオークション販売部
   が、記憶部に追加登録された新着商品及び一般販売用の
   取扱い商品からオークション販売用の取扱い商品に登録
   変更された商品の一覧を、ネットワークを介して買い手
   の端末機器に提示することを特徴とする、請求項２に記
   載の販売管理システム。
5. 【請求項５】 上記一般販売部及びオークション販売部
   が、買い手がネットワークを介して販売センターのサー
   バにアクセスしてきたとき、ネットワークを介して取扱
   い商品の一覧と共に、新着商品の一覧を提示することを
   特徴とする、請求項３に記載の販売管理システム。
6. 【請求項６】 上記一般販売部及びオークション販売部
   が、新着商品の一覧を含む電子メールを、ネットワーク
   を介して買い手に送信することを特徴とする、請求項３
   に記載の販売管理システム。
7. 【請求項７】 上記一般販売部及びオークション販売部
   が、新着商品の一覧を含む電子メールを、メーリングリ
   ストを利用して、各買い手に一括して送信することを特
   徴とする、請求項５に記載の販売管理システム。
8. 【請求項８】 上記商品情報が、輸出情報を含んでお
   り、 この輸出情報が、販売センターの物流部により輸出可能
   または輸出不可に設定されると共に、 この輸出情報が輸出可能に設定されているときにのみ、
   当該商品が売り手の端末機器からネットワークを介して
   公開設定されることを特徴とする、請求項２に記載の販
   売管理システム。
9. 【請求項９】 上記一般販売部は、上記新着商品及び一
   般販売用の取扱い商品の中から買い手が購入したい商品
   の商品名、価格等の一覧を作成して買い手の端末機器に
   提示し、買い手は端末機器にてこれら商品の中から購入
   する商品を選択するか、もしくは購入を希望する商品の
   購入希望価格を入力して一般販売部へ送信し、一般販売
   部は、買い手から購入希望価格の指定があった場合に売
   り手と買い手との間の商談をネットワークを介して行う
   ことを特徴とする、請求項３に記載の販売管理システ
   ム。
10. 【請求項１０】 上記一般販売部は、買い手が購入を希
    望する商品に対する希望価格、希望納期等の要望の一覧
    を作成し、売り手に提示することを特徴とする、請求項
    ３に記載の販売管理システム。
11. 【請求項１１】 上記物流部は、買い手が購入したい商
    品を選択した際に商品の価格に加えて輸送費の見積もり
    を算出して買い手に提示することを特徴とする、請求項
    ３に記載の販売管理システム。
12. 【請求項１２】 上記物流部は、物流に係わる輸送手
    段、物流業者、買い手等の稼働日情報をもとに納期管理
    することを特徴とする、請求項３に記載の販売管理シス
    テム。
13. 【請求項１３】 上記オークション販売部は、オークシ
    ョン用の取扱い商品の中から買い手が選択した商品に関
    する入札用画面を買い手の端末機器に提示し、上記入札
    用画面に買い手が入力した初期入札価格、入札上限価
    格、上げ幅価格等の入札情報を受信し、これら複数の買
    い手からの入札情報を一対一で比較し、入札上限価格が
    低い方へは入札不可を送信すると共に入札上限価格が高
    い方の入札価格で低い方の入札上限価格を上回る上げ幅
    価格までを加えた入札価格を現在の最高入札価格として
    買い手の入札用画面に表示し、所定の落札期間内に最先
    の最高入札価格を示した買い手を落札者とすることを特
    徴とする、請求項１に記載の販売管理システム。