JP2001310948A - マスターバッチ、ポリプロピレン系樹脂組成物および成形体 - Google Patents

マスターバッチ、ポリプロピレン系樹脂組成物および成形体

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JP2001310948A
JP2001310948A JP2000131536A JP2000131536A JP2001310948A JP 2001310948 A JP2001310948 A JP 2001310948A JP 2000131536 A JP2000131536 A JP 2000131536A JP 2000131536 A JP2000131536 A JP 2000131536A JP 2001310948 A JP2001310948 A JP 2001310948A
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井 志 朗 藤
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明のマスターバッチは、(A)ポリ
プロピレン系樹脂100重量部に対して、(B)下記一
般式(1)で表されるジベンジリデンソルビトール系化
合物1〜100重量部を含有することを特徴としてい
る。 【化1】 (式中、R1〜R5およびR'1〜R'5はそれぞれ独立し
て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数1〜8のアルコキシ基よりなる群から選ばれ
る原子または基を表す。)。 【効果】 本発明によれば、ジベンジリデンソルビトー
ル系化合物を含み、ポリオレフィン系基材樹脂への分散
性に優れたマスターバッチを提供することができる。ま
た、本発明によれば、分散性に優れたマスターバッチを
用いて調製することにより、高価なジベンジリデンソル
ビトール系化合物などの添加量を増加させることなく、
透明性および結晶性により優れたポリプロピレン系樹脂
組成物および成形体を経済的に提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、マスターバッチ、ポリプ
ロピレン系樹脂組成物および成形体に関する。詳しく
は、ジベンジリデンソルビトール系化合物を含有するマ
スターバッチ、それを含有する透明性に優れたポリプロ
ピレン系樹脂組成物および成形体に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】ジベンジリデンソルビトール類
は、ポリオレフィン系樹脂に対して、特に、エチレンや
プロピレンなどのα−オレフィンを主成分とする重合体
あるいは共重合体に対して、少量添加することにより、
樹脂の透明性を向上させる効果を有しており、透明性が
要求される各種容器等の成形分野の樹脂用添加剤として
有用な化合物であることが知られている。また、種々の
有機溶剤に対するゲル化剤としても有用な化合物である
ことが知られている。
【0003】しかしながら、ジベンジリデンソルビトー
ル類は高価であるため、少ない添加量で高い透明性を有
するポリオレフィン樹脂を得ることが望まれていた。ま
た、ポリオレフィン樹脂用の添加剤として用いるジベン
ジリデンソルビトール類は、通常微粉体の形状でポリオ
レフィン樹脂に添加されるものである。このため、嵩比
重が小さく移送性に劣り、粉立ちが起こりやすく、粒子
の流動性に劣り、配管やホッパーに詰りを生じやすく、
移送中あるいは貯蔵中に凝集を生じやすく、樹脂中での
分散性が悪く、いわゆるダマを生じやすく、また、均一
に分散しないことにより添加量に相当する核剤効果が得
られないなどという問題点に加えて、ハンドリング上の
種々の問題点があった。
【0004】一方、ジベンジリデンソルビトール類など
のジアセタールの粉末と、バインダーとを含む混合物
を、バインダーの融点または軟化点以上の温度であっ
て、かつ、ジアセタールの融点未満の温度で混合して、
得られるコンパウンドを粒状に成形することが提案され
ている(国際公開番号WO98/33851)。この発明は、バイ
ンダーを用いてジアセタールの粉末をタブレット状に成
形することによって、見かけ比重および分散性の問題の
改善を図るものであるが、添加する樹脂成分および樹脂
成分の特性を改良する添加剤とは異なるバインダー成分
を多く含有させる必要があるという問題があった。
【0005】本発明者は、このような状況に鑑みて鋭意
研究した結果、特定のジベンジリデンソルビトール系化
合物とポリプロピレン系樹脂とからなるマスターバッチ
が、取り扱いが容易であって、ポリプロピレン系樹脂に
対して優れた分散性を有し、驚くべきことに、ジベンジ
リデンソルビトール系化合物を粉末で用いた場合よりも
はるかに高い透明性を有するポリプロピレン系樹脂成形
体を製造し得ることを見出し、本発明を完成させるに至
った。
【0006】
【発明の目的】本発明は、ポリプロピレン系樹脂の核剤
として有用なジベンジリデンソルビトール系化合物を含
有するマスターバッチを提供すること、および、該マス
ターバッチを含有し、高い透明性を有する成形体を形成
できるポリオレフィン樹脂組成物ならびに成形体を提供
することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明の第1のマスターバッチは、(A
1)シンジオタクティックポリプロピレン系樹脂100
重量部に対して、(B)下記一般式(1)で表されるジ
ベンジリデンソルビトール系化合物1〜100重量部を
含有することを特徴としている。
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1〜R5およびR'1〜R'5はそれ
ぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基よりなる群
から選ばれる原子または基を表す。)。
【0010】また、本発明の第2のマスターバッチは、
(A1)シンジオタクティックポリプロピレン系樹脂1
00重量部に対して、(B)上記一般式(1)で表され
るジベンジリデンソルビトール系化合物1〜100重量
部と、(C)ステアリン酸亜鉛0.01〜10重量部と
を含有することを特徴としている。
【0011】さらに本発明の第3のマスターバッチは、
(A2)メルトフローレートが10g/10分以上であ
って融点が150℃以下であるポリプロピレン系樹脂1
00重量部に対して、(B)上記一般式(1)で表され
るジベンジリデンソルビトール系化合物1〜100重量
部を含有することを特徴としている。
【0012】またさらに、本発明の第4のマスターバッ
チは、(A2)メルトフローレートが10g/10分以
上であって融点が150℃以下であるポリプロピレン系
樹脂100重量部に対して、(B)下記一般式(1)で
表されるジベンジリデンソルビトール系化合物1〜10
0重量部と、(C)ステアリン酸亜鉛0.01〜10重
量部とを含有することを特徴としている。
【0013】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物は、
上記本発明のマスターバッチと、ポリプロピレン系基材
樹脂とを配合してなる組成物である。本発明のポリプロ
ピレン系樹脂組成物が、上記本発明の第3または第4の
マスターバッチと、ポリプロピレン系基材樹脂とを配合
してなる組成物である場合には、マスターバッチを構成
するポリプロピレン系樹脂(A2)のメルトフローレー
ト(MFR1)と、ポリプロピレン系基材樹脂のメルト
フローレート(MFR2)とが、次式(a)を満たすこ
とも好ましい。
【0014】MFR1/MFR2>1.1 …(a) また本発明の成形体は、上記本発明のポリプロピレン系
樹脂組成物を成形してなる。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明のマスターバッチは、(A1)シンジオ
タクティックポリプロピレン系樹脂、または(A2)メ
ルトフローレートが10g/10分以上であって融点が
150℃以下であるポリプロピレン系樹脂と、(B)特
定のソルビトール系化合物と、必要に応じて(C)ステ
アリン酸亜鉛とを含有している。
【0016】本発明において、プロピレン系樹脂とは、
プロピレンから誘導される成分単位を主成分として有す
る樹脂を指し、プロピレン単独重合体およびプロピレン
とプロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体などが
挙げられ、具体的には、シンジオタクティックポリプロ
ピレン、アイソタクティックポリプロピレン、アタクテ
ィックポリプロピレン、プロピレン−エチレンランダム
共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン共重合体など
が挙げられる。ポリプロピレン系樹脂が、プロピレンと
プロピレン以外のα−オレフィンとの共重合体である場
合には、ポリプロピレン系樹脂中におけるプロピレン由
来の成分単位が50モル%以上、好ましくは80モル%
以上、より好ましくは90モル%以上、特に好ましくは
95モル%以上であるのが望ましい。 <シンジオタクティックポリプロピレン系樹脂(A1)
>本発明で用いるシンジオタクティックポリプロピレン
系樹脂(A1)は、実質的にシンジオタクティック構造
であるプロピレンから導かれる繰返し単位を有するポリ
プロピレン系樹脂であればよく、好ましくは、実質的に
シンジオタクティック構造であるプロピレンから導かれ
る繰返し単位と、必要に応じてエチレンおよび炭素原子
数4〜20のα−オレフィンから導かれる一種以上の繰
返し単位とからなり、前記実質的にシンジオタクティッ
ク構造であるプロピレンから導かれる繰返し単位が80
〜100モル%、より好ましくは90〜100モル%の
樹脂であるのが望ましい。
【0017】また、シンジオタクティックポリプロピレ
ン系樹脂(A1)としては、とくに、プロピレンのpent
ad連鎖でみたシンジオタクティシティーが0.6以上、
より好ましくは0.7以上であるシンジオタクティック
ポリプロピレン系樹脂であるのが望ましい。
【0018】このようなシンジオタクティックポリプロ
ピレン系樹脂(A1)を用いると、得られるマスターバ
ッチをポリプロピレン系基材樹脂に配合して得られるポ
リプロピレン系樹脂組成物およびそれを成形して得られ
る成形体が、より優れた透明性を示すため好ましい。 <ポリプロピレン系樹脂(A2)>ポリプロピレン系樹
脂(A2)は、メルトフローレートが10g/10分以
上であって融点が150℃以下のポリプロピレン系樹脂
である。
【0019】このようなポリプロピレン系樹脂(A2)
としては、メルトフローレート(MFR;ASTM D 123
8、230℃、荷重2.16kg)が、10g/10分
以上、好ましくは20〜50g/10分、より好ましく
は30〜40g/10分であるのが望ましい。また、融
点が、150℃以下、好ましくは100〜150℃、よ
り好ましくは130〜140℃であるのが望ましい。
【0020】このようなポリプロピレン系樹脂(A2)
は、特に流動性に優れ、これを用いて調製するマスター
バッチが、配合するポリプロピレン系基材樹脂に対し
て、優れた分散性を示すため好ましい。 <ソルビトール系化合物(B)>本発明のマスターバッ
チを構成するソルビトール系化合物(B)は、下記一般
式(1)で表される。
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R1〜R5およびR'1〜R'5はそれ
ぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8
のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基よりなる群
から選ばれる原子または基を表す。)。
【0023】上記一般式(1)で表されるジベンジリデ
ンソルビトール系化合物としては、ジベンジリデンソル
ビトール;1,3−2,4−ジベンジリデンソルビトー
ル、1,3−2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソ
ルビトール、1,3−2,4−ジ(p−エチルベンジリ
デン)ソルビトール、1,3−2,4−ジ(p−クロル
ベンジリデン)ソルビトール、1,3−2,4−ビス
(ジメチルベンジリデン)ソルビトールなどの同種のベ
ンジリデン基を有する化合物;1,3−ベンジリデン−
2,4−p−メチルベンジリデンソルビトール、1,3
−ベンジリデン−2,4−p−エチルベンジリデンソル
ビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−p−クロル
ベンジリデンソルビトール、1,3−p−メチルベンジ
リデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、1,3−
p−メチルベンジリデン−2,4−p−クロルベンジリ
デンソルビトール、1,3−p−メチルベンジリデン−
2,4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3
−p−エチルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソル
ビトール、1,3−p−エチルベンジリデン−2,4−
p−メチルベンジリデンソルビトール、1,3−p−エ
チルベンジリデン−2,4−p−クロルベンジリデンソ
ルビトールなどの異種のベンジリデン基を有する化合物
などが挙げられる。
【0024】また、上記式(1)中、R1〜R5および
R'1〜R'5が、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン
原子、炭素数1〜4のアルキル基よりなる群から選ばれ
る原子または基を表すのがより好ましい。
【0025】このうち、本発明では、1,3−2,4−
ジ−p−メチルベンジリデンソルビトールまたは1,3
−2,4−ジ−p−エチルベンジリデンソルビトールを
用いるのが特に好ましい。
【0026】このようなベンジリデンソルビトール系化
合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。 <マスターバッチ>本発明の第1のマスターバッチは、
(A1)上記シンジオタクティックポリプロピレン系樹
脂100重量部に対して、(B)上記特定のジベンジリ
デンソルビトール系化合物1〜100重量部、好ましく
は5〜70重量部、より好ましくは10〜60重量部含
有する。
【0027】また、本発明の第2のマスターバッチは、
(A1)上記シンジオタクティックポリプロピレン系樹
脂100重量部に対して、(B)上記特定のジベンジリ
デンソルビトール系化合物1〜100重量部、好ましく
は5〜70重量部、より好ましくは10〜60重量部
と、(C)ステアリン酸亜鉛0.01〜10重量部、好
ましくは0.02〜5重量部、より好ましくは0.05
〜1重量部とを含有する。
【0028】さらに、本発明の第3のマスターバッチ
は、(A2)上記メルトフローレートが10g/10分
以上であって融点が150℃以下であるポリプロピレン
系樹脂100重量部に対して、(B)上記特定のジベン
ジリデンソルビトール系化合物1〜100重量部、好ま
しくは5〜70重量部、より好ましくは10〜60重量
部含有する。
【0029】またさらに、本発明の第4のマスターバッ
チは、(A2)上記メルトフローレートが10g/10
分以上であって融点が150℃以下であるポリプロピレ
ン系樹脂100重量部に対して、(B)上記特定のジベ
ンジリデンソルビトール系化合物1〜100重量部、好
ましくは5〜70重量部、より好ましくは10〜60重
量部と、(C)ステアリン酸亜鉛0.01〜10重量
部、好ましくは0.02〜5重量部、より好ましくは
0.05〜1重量部とを含有する。
【0030】これらの本発明のマスターバッチは、ポリ
プロピレン系樹脂に配合される各種添加剤を含有してい
てもよい。添加剤としては、たとえば、フェノール系酸
化防止剤、リン系酸化防止剤、ステアリン酸カルシウム
などの中和剤、帯電防止剤、難燃剤、加工助剤、顔料、
充填剤、発泡剤、重金属不活性化剤などを挙げることが
できる。
【0031】本発明のマスターバッチは、その使用量を
特に限定するものではないが、ポリプロピレン系基材樹
脂100重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好
ましくは0.3〜5重量部、より好ましくは0.5〜3
重量部の割合で用いるのが望ましく、基材樹脂への配合
割合に応じて、マスターバッチ中の成分濃度を適宜調整
することもできる。
【0032】本発明のマスターバッチは、上記各成分を
公知の方法により混合して得ることができる。たとえ
ば、粉状のジベンジリデンソルビトール系化合物
(B)、必要に応じてステアリン酸亜鉛(C)およびそ
の他の添加剤と、(A1)または(A2)のポリプロピ
レン系樹脂とをミキサーなどで混合し、バンバリーミキ
サー、ニーダー、押出機などを用いて混合することによ
り得ることができる。本発明のマスターバッチの形状は
特に限定されるものではないが、ペレット状であるのが
特に好ましい。
【0033】このようなマスターバッチを、ポリプロピ
レン系基材樹脂に対して用いると、粉状のジベンジリデ
ンソルビトール系化合物(B)などの各成分を直接基剤
樹脂に混合する場合よりもはるかに分散性に優れ、マス
ターバッチ成分が基材樹脂に均一に分散した組成物を得
ることができる。
【0034】このような本発明のマスターバッチは、ポ
リプロピレン系基材樹脂と配合して、ポリプロピレン系
樹脂組成物を製造するために特に好ましく用いることが
できる。 <ポリプロピレン系樹脂組成物>本発明のポリプロピレ
ン系樹脂組成物は、上記第1〜第4のいずれかの本発明
のマスターバッチと、ポリプロピレン系基材樹脂とを配
合してなる組成物である。
【0035】ポリプロピレン系基材樹脂としては、プロ
ピレン単独重合体およびプロピレンとプロピレン以外の
α−オレフィンとの共重合体などが挙げられ、具体的に
は、シンジオタクティックポリプロピレン、アイソタク
ティックポリプロピレン、アタクティックポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレ
ン−エチレン−ブテン共重合体などが挙げられる。ポリ
プロピレン系樹脂が、プロピレンとプロピレン以外のα
−オレフィンとの共重合体である場合には、ポリプロピ
レン系樹脂中におけるプロピレン由来の成分単位が50
モル%以上、好ましくは80モル%以上、より好ましく
は90モル%以上、特に好ましくは95モル%以上であ
るのが望ましい。
【0036】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物にお
いて、マスターバッチとポリプロピレン系基材樹脂との
配合量は特に限定されるものではないが、ポリプロピレ
ン系基材樹脂100重量部に対して、マスターバッチを
通常0.1〜10重量部、好ましくは0.3〜5重量
部、より好ましくは0.5〜3重量部の割合で配合する
のが望ましい。また、本発明のポリプロピレン系樹脂組
成物においては、ポリプロピレン系樹脂組成物中におい
て、マスターバッチが、ジベンジリデンソルビトール系
化合物量換算で、0.01〜1重量%、好ましくは0.
1〜0.5重量%となる量でポリプロピレン系基材樹脂
と配合されることも好ましい。
【0037】また、本発明のポリプロピレン系樹脂組成
物は、マスターバッチに含有する以外の添加剤を含有し
てもよい。このような本発明のポリプロピレン系樹脂組
成物は、上記本発明のマスターバッチと、ポリプロピレ
ン系基材樹脂と、必要に応じてその他の添加剤とを、溶
融混練などの公知の方法で混合して調製することがで
き、たとえば、押出機などを用いて溶融混練することに
より調製することができる。
【0038】本発明では、上述のように、ジベンジリデ
ンソルビトール系化合物を含有するマスターバッチを用
いてポリプロピレン系樹脂組成物および成形体を製造す
るため、ジベンジリデンソルビトール系化合物などが、
ポリプロピレン系樹脂組成物中に高度に分散し、均一に
混合されたポリプロピレン系樹脂組成物および成形体を
得ることができる。
【0039】このような本発明のプロピレン系樹脂組成
物では、ジベンジリデンソルビトール系化合物が、粉体
で用いる場合と比較してはるかに均一に分散する。この
ため本発明のプロピレン系樹脂組成物は、高価なジベン
ジリデンソルビトール系化合物の含有量を増加させるこ
となく、成形時の結晶性に優れ、透明性および強度に優
れた成形体を提供することができる。
【0040】このような本発明のポリプロピレン系樹脂
組成物が、上記第1あるいは第2のマスターバッチと、
ポリプロピレン系基材樹脂とが溶融混練されてなる場
合、すなわち、(A1)シンジオタクティックポリプロ
ピレン系樹脂と、(B)上記特定のジベンジリデンソル
ビトール系化合物と、必要に応じて(C)ステアリン酸
亜鉛とを含有するマスターバッチと、ポリプロピレン系
基材樹脂とが溶融混練されてなる場合には、特にポリプ
ロピレン系樹脂組成物の結晶性が優れ、透明度に特に優
れた成形体を製造できるため好ましい。
【0041】また、このような本発明のポリプロピレン
系樹脂組成物が、上記第3あるいは第4のマスターバッ
チと、ポリプロピレン系基材樹脂とが溶融混練されてな
る場合、すなわち、(A2)メルトフローレートが10
g/10分以上であって融点が150℃以下であるポリ
プロピレン系樹脂と、(B)上記特定のジベンジリデン
ソルビトール系化合物と、必要に応じて(C)ステアリ
ン酸亜鉛とを含有するマスターバッチと、ポリプロピレ
ン系基材樹脂とが溶融混練されてなる場合には、マスタ
ーバッチを構成するポリプロピレン系樹脂(A2)のメ
ルトフローレート(MFR1)と、ポリプロピレン系基
材樹脂のメルトフローレート(MFR2)とが、下記式
(a) MFR1/MFR2>1.1 …(a) を満たすことが好ましく、下記式(a’) MFR1/MFR2>1.2 …(a’) を満たすことがより好ましく、下記式(a’’) MFR1/MFR2>1.5 …(a’’) を満たすことがさらに好ましい。
【0042】マスターバッチを構成するポリプロピレン
系樹脂(A2)のメルトフローレート(MFR1)と、
ポリプロピレン系基材樹脂のメルトフローレート(MF
2)とが、上記関係を満たす場合には、ポリプロピレ
ン系基材樹脂に対するマスターバッチの分散性が特に優
れ、均一な組成のポリプロピレン系樹脂組成物が容易に
得られるため好ましい。 <成形体>本発明の成形体は、上記本発明のポリプロピ
レン系樹脂組成物を成形してなる。
【0043】成形体を成形する方法は、特に限定される
ものではなく、通常のポリプロピレン系樹脂を成形しう
る方法をいずれも採用することができ、たとえば、射出
成形、押出成形、ブロー成形、射出ブロー成形などが挙
げられる。成形体の形状は特に限定されるものではな
く、ボトル、容器、板状、シート状、フィルム状など、
目的に応じた形状に成形して得ることができる。
【0044】このように、ジベンジリデンソルビトール
系化合物を含有するマスターバッチを用いてポリプロピ
レン系樹脂組成物および成形体を製造することにより、
ジベンジリデンソルビトール系化合物が、ポリプロピレ
ン系樹脂組成物中に高度に分散し、均一な組成物とな
る。このため、本発明の成形体は、高価なジベンジリデ
ンソルビトール系化合物を過剰に用いることなく製造で
き、透明性および強度に優れ、特に透明性に優れる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ジベンジリデンソルビ
トール系化合物を含み、ポリオレフィン系基材樹脂への
分散性に優れたマスターバッチを提供することができ
る。また、本発明によれば、分散性に優れたマスターバ
ッチを用いて調製することにより、高価なジベンジリデ
ンソルビトール系化合物などの添加量を増加させること
なく、透明性および結晶性により優れたポリプロピレン
系樹脂組成物および成形体を経済的に提供することがで
きる。
【0046】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
【0047】
【実施例1】マスターバッチの調製 ポリプロピレン系樹脂粉末(プロピレン−エチレン−ブ
テン共重合体;エチレン含有量3.4重量%、ブテン含
有量2.9重量%、MFR:31g/10分)70重量
部、1,3−2,4−ジ−p−メチルベンジリデンソル
ビトールの粉体(NC-6、三井化学(株)製)30重量部、
ステアリン酸亜鉛0.1重量部およびリン系酸化防止剤
(イルガフォス168、チバ・スペシャリティ・ケミカル
ズ製)0.05重量部を、ブレンダーで混合した後、5
0mmφ単軸の押出機(GMZ50−32、(株)ジー・エム・
エンジニアリング製)を用いて、樹脂温度260℃、ス
クリュー回転数:80rpm、スクリーンメッシュ:6
0/100/60の条件で混練および押し出しを行い、
ペレット状のマスターバッチ(A)を得た。樹脂組成物の調製および成形 プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチレン含有
量3.6重量%、MFR:8.0g/10分)10kg
と、フェノール系酸化防止剤(イルガノックス1010、チ
バ・スペシャリティ・ケミカルズ製)5gと、リン系酸
化防止剤(イルガフォス168、チバ・スペシャリティ・
ケミカルズ製)10gおよびステアリン酸カルシウム1
0gとを、ブレンダーで混合した後、50mmφ単軸の
押出機(GMZ50−32、(株)ジー・エム・エンジニアリン
グ製)を用いて、260℃、スクリュー回転数:80r
pm、スクリーンメッシュ:60/100/60の条件
で混練および押し出しを行いポリプロピレン系基材樹脂
ペレットを調製した。
【0048】このポリプロピレン系基材樹脂ペレット9
9重量部と、マスターバッチ(A)1重量部とを、ブレ
ンダーで混合した後、50mmφ単軸の押出機(GMZ50
−32、(株)ジー・エム・エンジニアリング製)を用い
て、樹脂温度260℃、スクリュー回転数:80rp
m、スクリーンメッシュ:60/100/60の条件で
混練および押し出しを行い、1,3−2,4−ジ−p−
メチルベンジリデンソルビトールを0.3重量%含有す
る、樹脂組成物(A)のペレットを調製した。
【0049】次いで、得られた樹脂組成物(A)のペレ
ットを用いて、日鋼製成形機(J100S、100ton)
により、平板金型(2mm)を用いて、成形温度190
℃、金型温度50℃の条件で、厚さ2mmの平板を射出
成形した。
【0050】得られた平板をサンプルとし、日本電色工
業(株)製試験機(1001DP)を用いて、ヘイズ値を測定
した結果、ヘイズ値は21.1%であった。
【0051】
【実施例2】マスターバッチの調製 実施例1において、プロピレン系樹脂粉末を80重量
部、1,3−2,4−ジ−p−メチルベンジリデンソル
ビトールの粉体を20重量部の量で用いたことの他は、
実施例1と同様にしてマスターバッチ(B)を調製し
た。樹脂組成物の調製および成形 実施例1と同様にして調製したポリプロピレン系基材樹
脂ペレット98.5重量部と、マスターバッチ(B)
1.5重量部とを用いたことの他は、実施例1と同様に
して、混練および押し出しを行い、1,3−2,4−ジ
−p−メチルベンジリデンソルビトールを0.3重量%
含有する、樹脂組成物(B)のペレットを調製した。
【0052】次いで、得られた樹脂組成物(B)のペレ
ットを用いたことの他は、実施例1と同様にして厚さ2
mmの平板を射出成形し、得られた平板をサンプルとし
てヘイズ値を測定した結果、ヘイズ値は21.1%であ
った。
【0053】
【実施例3】マスターバッチの調製 実施例2において、ポリプロピレン樹脂粉末として、シ
ンジオタクティックポリプロピレン(チアロ、三井化学
(株)製、シンジオタクティシティー:0.8、MF
R:4.1)を用いたことの他は、実施例2と同様にし
てマスターバッチ(C)を調製した。樹脂組成物の調製および成形 実施例2において、マスターバッチ(B)の代わりにマ
スターバッチ(C)を用いたことの他は、実施例2と同
様にして、混練および押し出しを行い、1,3−2,4
−ジ−p−メチルベンジリデンソルビトールを0.3重
量%含有する、樹脂組成物(C)のペレットを調製し
た。
【0054】次いで、得られた樹脂組成物(C)のペレ
ットを用いたことの他は、実施例1と同様にして厚さ2
mmの平板を射出成形し、得られた平板をサンプルとし
てヘイズ値を測定した結果、ヘイズ値は19.1%であ
った。
【0055】
【比較例1】プロピレン−エチレンランダム共重合体
(エチレン含有量3.6重量%、MFR:8.0g/1
0分)10kgと、1,3−2,4−ジ−p−メチルベ
ンジリデンソルビトールの粉体(NC−6、三井化学
(株)製)30gと、フェノール系酸化防止剤(イルガ
ノックス1010、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製)
5gと、リン系酸化防止剤(イルガフォス168、チバ・
スペシャリティ・ケミカルズ製)10gおよびステアリ
ン酸カルシウム10gとを、ブレンダーで混合した後、
50mmφ単軸の押出機(GMZ50−32、(株)ジー・エム
・エンジニアリング製)を用いて、260℃、スクリュ
ー回転数:80rpm、スクリーンメッシュ:60/1
00/60の条件で混練および押し出しを行い、1,3
−2,4−ジ−p−メチルベンジリデンソルビトールを
0.3重量%含有する、ポリプロピレン系樹脂組成物
(D)のペレットを調製した。
【0056】次いで、得られた樹脂組成物(D)のペレ
ットを用いたことの他は、実施例1と同様にして厚さ2
mmの平板を射出成形し、得られた平板をサンプルとし
てヘイズ値を測定した結果、ヘイズ値は24.1%であ
った。
【0057】これらの実施例および比較例より、本発明
のマスターバッチを用いて調製した実施例1〜3の樹脂
組成物から得られる成形体は、マスターバッチを用いず
に調製した比較例1の樹脂組成物から得られる成形体と
比較して、ジメチルベンジリデンソルビトール系化合物
の配合量が同量であるにもかかわらず、ヘイズ値が著し
く小さく、透明性に優れていることがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA15 AC35 AC40 AE09 AE30 FB03 4F071 AA20 AC04 AC09 AE11 AE22 BA01 BB05 BB06 4J002 BB121 EG047 EL106

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A1)シンジオタクティックポリプロピ
    レン系樹脂100重量部に対して、(B)下記一般式
    (1)で表されるジベンジリデンソルビトール系化合物
    1〜100重量部を含有することを特徴とするマスター
    バッチ; 【化1】 (式中、R1〜R5およびR'1〜R'5はそれぞれ独立し
    て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル
    基、炭素数1〜8のアルコキシ基よりなる群から選ばれ
    る原子または基を表す。)。
  2. 【請求項2】(A1)シンジオタクティックポリプロピ
    レン系樹脂100重量部に対して、(B)下記一般式
    (1)で表されるジベンジリデンソルビトール系化合物
    1〜100重量部と、(C)ステアリン酸亜鉛0.01
    〜10重量部とを含有することを特徴とするマスターバ
    ッチ; 【化2】 (式中、R1〜R5およびR'1〜R'5はそれぞれ独立し
    て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル
    基、炭素数1〜8のアルコキシ基よりなる群から選ばれ
    る原子または基を表す。)。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のマスターバッチ
    と、 ポリプロピレン系基材樹脂とを配合してなるポリプロピ
    レン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】(A2)メルトフローレートが10g/1
    0分以上であって融点が150℃以下であるポリプロピ
    レン系樹脂100重量部に対して、(B)下記一般式
    (1)で表されるジベンジリデンソルビトール系化合物
    1〜100重量部を含有することを特徴とするマスター
    バッチ; 【化3】 (式中、R1〜R5およびR'1〜R'5はそれぞれ独立し
    て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル
    基、炭素数1〜8のアルコキシ基よりなる群から選ばれ
    る原子または基を表す。)。
  5. 【請求項5】(A2)メルトフローレートが10g/1
    0分以上であって融点が150℃以下であるポリプロピ
    レン系樹脂100重量部に対して、(B)下記一般式
    (1)で表されるジベンジリデンソルビトール系化合物
    1〜100重量部と、(C)ステアリン酸亜鉛0.01
    〜10重量部とを含有することを特徴とするマスターバ
    ッチ; 【化4】 (式中、R1〜R5およびR'1〜R'5はそれぞれ独立し
    て、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル
    基、炭素数1〜8のアルコキシ基よりなる群から選ばれ
    る原子または基を表す。)。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載のマスターバッチ
    とポリプロピレン系基材樹脂とを配合してなるポリプロ
    ピレン系樹脂組成物。
  7. 【請求項7】マスターバッチを構成するポリプロピレン
    系樹脂(A2)のメルトフローレート(MFR1)と、
    ポリプロピレン系基材樹脂のメルトフローレート(MF
    2)とが、下記式(a)を満たす、請求項6に記載の
    ポリプロピレン系樹脂組成物。 MFR1/MFR2>1.1 …(a)
  8. 【請求項8】請求項3、6または7のいずれかに記載の
    ポリプロピレン系樹脂組成物を成形してなる成形体。
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