JP2001310458A - 記録装置 - Google Patents
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 10
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J3/00—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
- B41J3/54—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed with two or more sets of type or printing elements
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- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16505—Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、記録シートの両面に同時に記録を
行うことができ、かつ両面記録、片面記録にかかわらず
余白なしの記録を行うことのできる記録装置を提供する
ことを目的としている。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
る記録装置の代表的な構成は、記録シート１にインクを
吐出して画像を記録する記録手段10と、前記記録手段10
の記録シート１に対して反対側に配置されたインク受理
装置12又はワイピング装置13とを前記記録シート１の両
面側に少なくとも一つずつ配置し、前記記録手段10、イ
ンク受理装置12、およびワイピング装置13は、記録シー
ト１の搬送方向に対し直行方向に往復走査可能であるこ
とを特徴とする。
行うことができ、かつ両面記録、片面記録にかかわらず
余白なしの記録を行うことのできる記録装置を提供する
ことを目的としている。 【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係
る記録装置の代表的な構成は、記録シート１にインクを
吐出して画像を記録する記録手段10と、前記記録手段10
の記録シート１に対して反対側に配置されたインク受理
装置12又はワイピング装置13とを前記記録シート１の両
面側に少なくとも一つずつ配置し、前記記録手段10、イ
ンク受理装置12、およびワイピング装置13は、記録シー
ト１の搬送方向に対し直行方向に往復走査可能であるこ
とを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に両面記録を可能とするインクジェット
両面記録装置に関するものである。
装置に関し、特に両面記録を可能とするインクジェット
両面記録装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、一般使用者向けの多くの記録
装置は片面記録のみしか行うことができず、はがきなど
の両面記録を行う際には、片面記録後に使用者が記録シ
ートを裏返して給送することで両面に記録していた。ま
た、両面記録は記録に要する記録シートを半減し、記録
シート保管スペースを削減でき、さらに環境保護に役立
つことから要望が高まっていた。
装置は片面記録のみしか行うことができず、はがきなど
の両面記録を行う際には、片面記録後に使用者が記録シ
ートを裏返して給送することで両面に記録していた。ま
た、両面記録は記録に要する記録シートを半減し、記録
シート保管スペースを削減でき、さらに環境保護に役立
つことから要望が高まっていた。
【０００３】そこで近年、両面記録を可能とするために
様々な装置が提案されている。例えば特公平3-24350号
公報等には、片面記録した記録シートをいったん排出
し、反転した後に記録部に再給送して他面にも記録する
装置が記載されている。また特開昭57-178758号公報や
特開平10-76713号公報等には、記録シートの両側に夫々
記録ヘッドを配置し、記録シートの両面に対して記録を
行う装置が記載されている。
様々な装置が提案されている。例えば特公平3-24350号
公報等には、片面記録した記録シートをいったん排出
し、反転した後に記録部に再給送して他面にも記録する
装置が記載されている。また特開昭57-178758号公報や
特開平10-76713号公報等には、記録シートの両側に夫々
記録ヘッドを配置し、記録シートの両面に対して記録を
行う装置が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の画
像記録装置においては、再給送するものにあっては記録
シートを反転するための機構が複雑で、大型の装置を必
要とする。また反転時間を要するために両面記録時間が
長くなると言う問題を有している。
像記録装置においては、再給送するものにあっては記録
シートを反転するための機構が複雑で、大型の装置を必
要とする。また反転時間を要するために両面記録時間が
長くなると言う問題を有している。
【０００５】また記録シートの両側に記録ヘッドを配置
した構成にあっては、インクジェット方式による記録手
段では余白なしの記録を行えないという問題がある。
した構成にあっては、インクジェット方式による記録手
段では余白なしの記録を行えないという問題がある。
【０００６】そこで本発明は、記録シートの両面に同時
に記録を行うことができ、かつ両面記録、片面記録にか
かわらず余白なしの記録を行うことのできる記録装置を
提供することを目的としている。
に記録を行うことができ、かつ両面記録、片面記録にか
かわらず余白なしの記録を行うことのできる記録装置を
提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る記録装置の代表的な構成は、記録シー
トにインクを吐出して画像を記録する記録手段と、前記
記録手段の記録シートに対して反対側に配置されたイン
ク受理装置又はワイピング装置とを前記記録シートの両
面側に少なくとも一つずつ配置し、前記記録手段、イン
ク受理装置、およびワイピング装置は、記録シートの搬
送方向に対し直行方向に往復走査可能であることを特徴
とする。
に、本発明に係る記録装置の代表的な構成は、記録シー
トにインクを吐出して画像を記録する記録手段と、前記
記録手段の記録シートに対して反対側に配置されたイン
ク受理装置又はワイピング装置とを前記記録シートの両
面側に少なくとも一つずつ配置し、前記記録手段、イン
ク受理装置、およびワイピング装置は、記録シートの搬
送方向に対し直行方向に往復走査可能であることを特徴
とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】［第一実施形態］本発明に係る記
録装置の実施形態について、図を用いて説明する。図１
は本実施形態に係る記録装置の概略構成図、図２は記録
カートリッジを説明する図、図３は全体的な動作を説明
するフローチャート、図４は記録カートリッジによる記
録動作を説明する図、図５は記録シート端部への記録を
説明する図、図６は回復シーケンスを示すフローチャー
ト、図７は予備吐又は吸引作業を示す説明図、図８はワ
イピング作業を示す説明図である。
録装置の実施形態について、図を用いて説明する。図１
は本実施形態に係る記録装置の概略構成図、図２は記録
カートリッジを説明する図、図３は全体的な動作を説明
するフローチャート、図４は記録カートリッジによる記
録動作を説明する図、図５は記録シート端部への記録を
説明する図、図６は回復シーケンスを示すフローチャー
ト、図７は予備吐又は吸引作業を示す説明図、図８はワ
イピング作業を示す説明図である。
【０００９】（装置構成）図１は、紙あるいはプラスチ
ックシートからなる記録シート１に画像を記録するイン
クジェット方式の記録装置である。記録シート１はカセ
ットなどに複数枚積層され、図示しない給送ローラによ
って一枚ずつ給送される。そして一定間隔を隔てて配置
され、夫々独立して駆動伝達される第一搬送ローラ対２
及び第二搬送ローラ対３によって図１におけるＢからＡ
方向に搬送されるよう構成されている。
ックシートからなる記録シート１に画像を記録するイン
クジェット方式の記録装置である。記録シート１はカセ
ットなどに複数枚積層され、図示しない給送ローラによ
って一枚ずつ給送される。そして一定間隔を隔てて配置
され、夫々独立して駆動伝達される第一搬送ローラ対２
及び第二搬送ローラ対３によって図１におけるＢからＡ
方向に搬送されるよう構成されている。
【００１０】第一搬送ローラ対２及び第二搬送ローラ対
３によって搬送される記録シート１の表面側および裏面
側の両面側には、記録シート１に記録を行うためのイン
クジェット式の記録カートリッジ４ａ、４ｂが配置され
ている。記録カートリッジ４ａ、４ｂにはそれぞれ記録
手段である記録ヘッド10ａ、10ｂ、及びインク回復装置
を設けている。インク回復装置は、後述するようにイン
ク受理装置12ａ、12ｂ、ワイピング装置13ａ、13ｂから
構成されている（図２参照）。
３によって搬送される記録シート１の表面側および裏面
側の両面側には、記録シート１に記録を行うためのイン
クジェット式の記録カートリッジ４ａ、４ｂが配置され
ている。記録カートリッジ４ａ、４ｂにはそれぞれ記録
手段である記録ヘッド10ａ、10ｂ、及びインク回復装置
を設けている。インク回復装置は、後述するようにイン
ク受理装置12ａ、12ｂ、ワイピング装置13ａ、13ｂから
構成されている（図２参照）。
【００１１】記録カートリッジ４ａ、４ｂは図示しない
キャリッジに搭載され、ガイドシャフト６ａ、６ｂに摺
動可能に取り付けられている。このキャリッジにはベル
ト９ａ、９ｂ及びプーリ８ａ、８ｂ、８ｃ、８ｄを介し
てキャリッジモータ７ａ、７ｂが連結されている。従っ
てキャリッジモータ７ａ、７ｂの駆動により、キャリッ
ジがガイドシャフト６ａ、６ｂに沿って記録シート１の
搬送方向（副走査方向）に対し直行方向（主走査方向）
に往復走査可能に構成されている。
キャリッジに搭載され、ガイドシャフト６ａ、６ｂに摺
動可能に取り付けられている。このキャリッジにはベル
ト９ａ、９ｂ及びプーリ８ａ、８ｂ、８ｃ、８ｄを介し
てキャリッジモータ７ａ、７ｂが連結されている。従っ
てキャリッジモータ７ａ、７ｂの駆動により、キャリッ
ジがガイドシャフト６ａ、６ｂに沿って記録シート１の
搬送方向（副走査方向）に対し直行方向（主走査方向）
に往復走査可能に構成されている。
【００１２】図２は本発明の構成をもっともよく表す図
であり、記録カートリッジ４ａの斜視図である。記録カ
ートリッジ４ａの記録ヘッド10ａにはインクが供給さ
れ、該記録ヘッド10ａのインク吐出口11ａから画信号に
応じて吐出することにより画像記録を行う。インク吐出
口11ａは、キャリッジの副走査方向に配列されている。
インク受理装置12ａは予備吐受け又は吸引装置であり、
ワイピング装置13ａはワイパ14ａを有している。また、
図示はしないが、記録カートリッジ４ｂも同様の構成と
なっている。
であり、記録カートリッジ４ａの斜視図である。記録カ
ートリッジ４ａの記録ヘッド10ａにはインクが供給さ
れ、該記録ヘッド10ａのインク吐出口11ａから画信号に
応じて吐出することにより画像記録を行う。インク吐出
口11ａは、キャリッジの副走査方向に配列されている。
インク受理装置12ａは予備吐受け又は吸引装置であり、
ワイピング装置13ａはワイパ14ａを有している。また、
図示はしないが、記録カートリッジ４ｂも同様の構成と
なっている。
【００１３】（記録手段）記録手段である記録ヘッド10
ａ、10ｂは、搬送手段で搬送された記録シートにインク
像を記録するものである。この装置における記録手段と
しては、記録ヘッドからインクを吐出して記録するイン
クジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッ
ドは微細な液体吐出口（オリフィス）、液路及びこの液
路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部に
ある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエ
ネルギー発生手段を備えている。
ａ、10ｂは、搬送手段で搬送された記録シートにインク
像を記録するものである。この装置における記録手段と
しては、記録ヘッドからインクを吐出して記録するイン
クジェット記録方式を用いている。即ち、この記録ヘッ
ドは微細な液体吐出口（オリフィス）、液路及びこの液
路の一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部に
ある液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエ
ネルギー発生手段を備えている。
【００１４】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【００１５】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口（オリフィス）を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高
密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利
である。
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口（オリフィス）を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高
密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利
である。
【００１６】尚、本実施形態ではインクの吐出構成とし
て、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エ
ネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してイン
クに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口か
ら吐出して記録を行うように構成している。
て、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エ
ネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してイン
クに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口か
ら吐出して記録を行うように構成している。
【００１７】（全体動作）上記構成の記録装置によって
画像を記録する際には、記録カートリッジ４ａ、４ｂを
移動しながら画信号に応じてインクを吐出し、１行分の
画像を記録するごとに記録シート１をＢからＡ方向に１
行分搬送し、これを繰り返すことにより記録シート１の
両面に所定画像を記録する。また記録カートリッジ４
ａ、４ｂは記録中にも必要に応じてホームポジションに
戻り、前記インク回復装置によってインク吐出口11ａ、
11ｂの目詰まりを回復する。
画像を記録する際には、記録カートリッジ４ａ、４ｂを
移動しながら画信号に応じてインクを吐出し、１行分の
画像を記録するごとに記録シート１をＢからＡ方向に１
行分搬送し、これを繰り返すことにより記録シート１の
両面に所定画像を記録する。また記録カートリッジ４
ａ、４ｂは記録中にも必要に応じてホームポジションに
戻り、前記インク回復装置によってインク吐出口11ａ、
11ｂの目詰まりを回復する。
【００１８】図３を用いて説明すると、まず電源が投入
(Step1)されると回復動作するか否かのチェック(Step2)
を行う。回復が必要なければ記録命令を待機し(Step
4)、回復が必要であれば回復動作（Step3）の後に記録
命令を待機（Step4）する。記録命令が出ると（Step
5）、再び回復動作するか否かのチェック(Step6)を行
う。回復が必要でなければそのまま記録作業(Step8)を
行い、回復が必要であれば回復動作(Step7)の後に記録
作業(Step8)を行う。そして記録命令が終了(Step9)まで
上記Step5〜Step9を繰り返し、記録命令が終了すると次
の記録命令を待機(Step4)する。
(Step1)されると回復動作するか否かのチェック(Step2)
を行う。回復が必要なければ記録命令を待機し(Step
4)、回復が必要であれば回復動作（Step3）の後に記録
命令を待機（Step4）する。記録命令が出ると（Step
5）、再び回復動作するか否かのチェック(Step6)を行
う。回復が必要でなければそのまま記録作業(Step8)を
行い、回復が必要であれば回復動作(Step7)の後に記録
作業(Step8)を行う。そして記録命令が終了(Step9)まで
上記Step5〜Step9を繰り返し、記録命令が終了すると次
の記録命令を待機(Step4)する。
【００１９】記録シート１の両面に記録を行う際には、
図４に示すように記録カートリッジ４ａ、４ｂが主走査
方向（図の矢印方向）に往復走査し、その際記録ヘッド
10ａ、10ｂのインク吐出口11ａ、11ｂよりインクを記録
シート１に吐出することで、記録シート１上に画像記録
を行う。
図４に示すように記録カートリッジ４ａ、４ｂが主走査
方向（図の矢印方向）に往復走査し、その際記録ヘッド
10ａ、10ｂのインク吐出口11ａ、11ｂよりインクを記録
シート１に吐出することで、記録シート１上に画像記録
を行う。
【００２０】記録カートリッジ４ａ、４ｂは互いに同じ
方向に移動してもよく、反対方向に移動してもよい。ま
た図4(a)に示すように記録ヘッド10ａ、10ｂが矢印方向
上の同じ位置にあってもよく、図4(b)に示すように異な
る位置にあってもよい。
方向に移動してもよく、反対方向に移動してもよい。ま
た図4(a)に示すように記録ヘッド10ａ、10ｂが矢印方向
上の同じ位置にあってもよく、図4(b)に示すように異な
る位置にあってもよい。
【００２１】ただし、記録シート１の端部に記録する
際、例えば図５に示すように記録カートリッジ４ａの記
録ヘッド10ａが記録シート１の端部に記録する際には、
記録カートリッジ４ｂのインク受理装置12ｂが記録カー
トリッジ４ａの記録ヘッド10ａと対向する位置にあり、
記録ヘッド10ａの吐出するインクのうち記録シート１以
外に吐出されたインクをインク受理装置12ｂが受け取る
よう構成されている。これにより、記録シート外に吐出
されたインクが他の部位に付着することを防止すること
ができ、余白なしの記録を可能とすることができる。
際、例えば図５に示すように記録カートリッジ４ａの記
録ヘッド10ａが記録シート１の端部に記録する際には、
記録カートリッジ４ｂのインク受理装置12ｂが記録カー
トリッジ４ａの記録ヘッド10ａと対向する位置にあり、
記録ヘッド10ａの吐出するインクのうち記録シート１以
外に吐出されたインクをインク受理装置12ｂが受け取る
よう構成されている。これにより、記録シート外に吐出
されたインクが他の部位に付着することを防止すること
ができ、余白なしの記録を可能とすることができる。
【００２２】また同様に、記録カートリッジ４ｂの記録
ヘッド10ｂが記録シート１裏面の端部に記録する際は、
記録カートリッジ４ａのインク受理装置12ａがこれと対
向する位置にあることで、裏面にも余白なしの記録を行
うことができる。なお、記録シート１は図４及び図５に
おいて紙面と垂直方向に搬送されている。
ヘッド10ｂが記録シート１裏面の端部に記録する際は、
記録カートリッジ４ａのインク受理装置12ａがこれと対
向する位置にあることで、裏面にも余白なしの記録を行
うことができる。なお、記録シート１は図４及び図５に
おいて紙面と垂直方向に搬送されている。
【００２３】（回復動作）上記した如く、インク受理装
置12ａ、12ｂおよびワイピング装置13ａ、13ｂは、イン
クジェット記録装置のインク回復装置を構成している。
この回復装置により図３にて説明したように回復動作が
必要と判断した場合(Step2)や、使用者が指定したとき
に記録ヘッド10ａ、10ｂのインク吐出口11ａ、11ｂの状
態を回復する。
置12ａ、12ｂおよびワイピング装置13ａ、13ｂは、イン
クジェット記録装置のインク回復装置を構成している。
この回復装置により図３にて説明したように回復動作が
必要と判断した場合(Step2)や、使用者が指定したとき
に記録ヘッド10ａ、10ｂのインク吐出口11ａ、11ｂの状
態を回復する。
【００２４】回復動作について図６乃至図８を用いて説
明する。まず回復動作命令(Step11)が出ると、記録カー
トリッジ４ａ、４ｂに予備吐吸引ホームポジション移動
命令が出され(Step12)、記録カートリッジ４ａ、４ｂは
図7(a)に示す如き位置に移動する。このとき記録カート
リッジ４ａの記録ヘッド10ａと記録カートリッジ４ｂの
インク受理装置12ｂが対向し、同様に記録ヘッド10ｂと
インク受理装置12ａが対向していることを確認(Step13)
しつつ移動する。
明する。まず回復動作命令(Step11)が出ると、記録カー
トリッジ４ａ、４ｂに予備吐吸引ホームポジション移動
命令が出され(Step12)、記録カートリッジ４ａ、４ｂは
図7(a)に示す如き位置に移動する。このとき記録カート
リッジ４ａの記録ヘッド10ａと記録カートリッジ４ｂの
インク受理装置12ｂが対向し、同様に記録ヘッド10ｂと
インク受理装置12ａが対向していることを確認(Step13)
しつつ移動する。
【００２５】移動が完了すると、記録カートリッジ４
ａ、４ｂは図7(a)の状態から図7(b)に示すように互いに
接近した状態となる。この状態で記録カートリッジ４ｂ
のインク受理装置12ｂは記録カートリッジ４ａの記録ヘ
ッド10ａに密着し、記録カートリッジ４ａのインク受理
装置12ａは記録カートリッジ４ｂの記録ヘッド10ｂと密
着する。
ａ、４ｂは図7(a)の状態から図7(b)に示すように互いに
接近した状態となる。この状態で記録カートリッジ４ｂ
のインク受理装置12ｂは記録カートリッジ４ａの記録ヘ
ッド10ａに密着し、記録カートリッジ４ａのインク受理
装置12ａは記録カートリッジ４ｂの記録ヘッド10ｂと密
着する。
【００２６】そして記録ヘッド10ａ、10ｂを他方の記録
カートリッジのインク受理装置12ｂ、12ａで回復する(S
tep14)。すなわち記録カートリッジ４ａ、４ｂの記録ヘ
ッド10ａ、10ｂは予備吐出を他方の記録カートリッジの
インク受理装置12ｂ、12ａに対して行い、記録カートリ
ッジ４ｂ、４ａのインク受理装置12ｂ、12ａは他方の記
録カートリッジの記録ヘッド10ａ、10ｂからインク吸引
を行う。
カートリッジのインク受理装置12ｂ、12ａで回復する(S
tep14)。すなわち記録カートリッジ４ａ、４ｂの記録ヘ
ッド10ａ、10ｂは予備吐出を他方の記録カートリッジの
インク受理装置12ｂ、12ａに対して行い、記録カートリ
ッジ４ｂ、４ａのインク受理装置12ｂ、12ａは他方の記
録カートリッジの記録ヘッド10ａ、10ｂからインク吸引
を行う。
【００２７】なお上記の如く予備吐と吸引の両方を行っ
てもよく、どちらか一方の動作のみを行うことでもよ
い。また、予備吐は図7(a)のように一方の記録カートリ
ッジの記録ヘッド10と他方の記録カートリッジのインク
受理装置12が密着していない状態で行ってもよい。
てもよく、どちらか一方の動作のみを行うことでもよ
い。また、予備吐は図7(a)のように一方の記録カートリ
ッジの記録ヘッド10と他方の記録カートリッジのインク
受理装置12が密着していない状態で行ってもよい。
【００２８】次にワイピングの必要性を判断し(Step1
5)、ワイピングホームポジションへの記録カートリッジ
４ａ、４ｂの移動命令が出る(Step16)。記録カートリッ
ジ４ａ、４ｂは図8(a)に示す如き位置に移動する。この
とき記録カートリッジ４ａの記録ヘッド10ａと記録カー
トリッジ４ｂのワイピング装置13ｂが対向し、記録カー
トリッジ４ｂの記録ヘッド10ｂと記録カートリッジ４ａ
のワイピング装置13ａが対向していることを確認(Step1
7)しつつ移動する。
5)、ワイピングホームポジションへの記録カートリッジ
４ａ、４ｂの移動命令が出る(Step16)。記録カートリッ
ジ４ａ、４ｂは図8(a)に示す如き位置に移動する。この
とき記録カートリッジ４ａの記録ヘッド10ａと記録カー
トリッジ４ｂのワイピング装置13ｂが対向し、記録カー
トリッジ４ｂの記録ヘッド10ｂと記録カートリッジ４ａ
のワイピング装置13ａが対向していることを確認(Step1
7)しつつ移動する。
【００２９】移動が完了すると、記録カートリッジ４
ａ、４ｂは図8(a)の状態から図8(b)に示すように互いに
接近し、記録カートリッジ４ａのワイパ14ａは記録カー
トリッジ４ｂの記録ヘッド10ｂと接し、記録カートリッ
ジ４ｂのワイパ14ｂは記録カートリッジ４ａの記録ヘッ
ド10ａと接する。この状態で一方の記録カートリッジ４
の記録ヘッド10を他方の記録カートリッジ４のワイパ14
がワイピングする(Step18)。ワイピングの終了により、
回復動作のシーケンスを終了する(Step19)。
ａ、４ｂは図8(a)の状態から図8(b)に示すように互いに
接近し、記録カートリッジ４ａのワイパ14ａは記録カー
トリッジ４ｂの記録ヘッド10ｂと接し、記録カートリッ
ジ４ｂのワイパ14ｂは記録カートリッジ４ａの記録ヘッ
ド10ａと接する。この状態で一方の記録カートリッジ４
の記録ヘッド10を他方の記録カートリッジ４のワイパ14
がワイピングする(Step18)。ワイピングの終了により、
回復動作のシーケンスを終了する(Step19)。
【００３０】なお、上記実施形態においては記録ヘッド
とインク受理装置、ワイピング装置を一体の記録カート
リッジに設けて示したが、記録ヘッドとインク受理装置
等を別々のカートリッジとしてもよく、記録シートの両
面側に記録ヘッドとインク受理装置等を少なくとも一つ
ずつ配置すれば本発明の効果を得ることができる。
とインク受理装置、ワイピング装置を一体の記録カート
リッジに設けて示したが、記録ヘッドとインク受理装置
等を別々のカートリッジとしてもよく、記録シートの両
面側に記録ヘッドとインク受理装置等を少なくとも一つ
ずつ配置すれば本発明の効果を得ることができる。
【００３１】［第二実施形態］次に、本発明の実施形態
に係る画像記録装置の第二実施形態について説明する。
図９は本実施形態に係る予備吐又は吸引作業を示す説明
図、図10はワイピング作業を示す説明図であって、上記
第一実施形態と説明の重複する部分については同一の符
号を付して説明を省略する。
に係る画像記録装置の第二実施形態について説明する。
図９は本実施形態に係る予備吐又は吸引作業を示す説明
図、図10はワイピング作業を示す説明図であって、上記
第一実施形態と説明の重複する部分については同一の符
号を付して説明を省略する。
【００３２】上記第一実施形態においては、記録カート
リッジ４ａ、４ｂが互いに接近することで記録ヘッド10
ａとインク受理装置12ｂ、記録ヘッド10ｂとインク受理
装置12ａを密着させるよう説明した。しかし本実施形態
においてはインク受理装置15ａ、15ｂは記録カートリッ
ジ４ａ、４ｂから延長可能に構成されている。
リッジ４ａ、４ｂが互いに接近することで記録ヘッド10
ａとインク受理装置12ｂ、記録ヘッド10ｂとインク受理
装置12ａを密着させるよう説明した。しかし本実施形態
においてはインク受理装置15ａ、15ｂは記録カートリッ
ジ４ａ、４ｂから延長可能に構成されている。
【００３３】従って図9(a)に示すように記録カートリッ
ジ４ａ、４ｂが予備吐吸引ホームポジションにて対向し
た状態から、それぞれに設けたインク受理装置15ａ、15
ｂが延びて他方の記録カートリッジ４ｂ、４ａの記録ヘ
ッド10ｂ、10ａと密着し、予備吐又は吸引作業を行う。
ジ４ａ、４ｂが予備吐吸引ホームポジションにて対向し
た状態から、それぞれに設けたインク受理装置15ａ、15
ｂが延びて他方の記録カートリッジ４ｂ、４ａの記録ヘ
ッド10ｂ、10ａと密着し、予備吐又は吸引作業を行う。
【００３４】また同様に、本実施形態においてはワイピ
ング装置13ａ、13ｂのワイパ16ａ、16ｂも記録カートリ
ッジ４ａ、４ｂから延長可能に構成されている。従って
図10(a)に示すように記録カートリッジ４ａ、４ｂがワ
イピングホームポジションにて対向した状態から、それ
ぞれに設けたワイパ16ａ、16ｂが延びて他方の記録カー
トリッジ４ｂ、４ａの記録ヘッド10ｂ、10ａと密着し、
ワイピング作業を行う。
ング装置13ａ、13ｂのワイパ16ａ、16ｂも記録カートリ
ッジ４ａ、４ｂから延長可能に構成されている。従って
図10(a)に示すように記録カートリッジ４ａ、４ｂがワ
イピングホームポジションにて対向した状態から、それ
ぞれに設けたワイパ16ａ、16ｂが延びて他方の記録カー
トリッジ４ｂ、４ａの記録ヘッド10ｂ、10ａと密着し、
ワイピング作業を行う。
【００３５】なお、本実施形態においても記録ヘッドと
インク受理装置およびワイピング装置を一体の記録カー
トリッジに設けて示したが、記録ヘッドとインク受理装
置等を別々のカートリッジとしてもよく、記録シートの
両面側に記録ヘッドとインク受理装置等を少なくとも一
つずつ配置すれば本発明の効果を得ることができる。
インク受理装置およびワイピング装置を一体の記録カー
トリッジに設けて示したが、記録ヘッドとインク受理装
置等を別々のカートリッジとしてもよく、記録シートの
両面側に記録ヘッドとインク受理装置等を少なくとも一
つずつ配置すれば本発明の効果を得ることができる。
【００３６】［第三実施形態］次に、本発明に係る記録
装置の第三実施形態について図を用いて説明する。図11
は本実施形態に係る記録カートリッジの内部構成図、図
12はインク相互支援のフローチャート、図13はインク支
援動作を説明する図、図14はインク支援によるインク量
変化を示す説明図であって、上記実施形態と説明の重複
する部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。
装置の第三実施形態について図を用いて説明する。図11
は本実施形態に係る記録カートリッジの内部構成図、図
12はインク相互支援のフローチャート、図13はインク支
援動作を説明する図、図14はインク支援によるインク量
変化を示す説明図であって、上記実施形態と説明の重複
する部分については同一の符号を付して説明を省略す
る。
【００３７】図11に示す記録カートリッジ17は、記録ヘ
ッド10及びこれにインクを供給するインク漕18、本実施
形態に係るインク受理装置であるインク受け19、及びこ
れに接続されたインク漕20を有している。インク漕18、
20は連結流路21によって接続されており、記録カートリ
ッジ17ａ、17ｂは必要に応じてインク受け19を介して互
いにインクの相互支援をすることができる。
ッド10及びこれにインクを供給するインク漕18、本実施
形態に係るインク受理装置であるインク受け19、及びこ
れに接続されたインク漕20を有している。インク漕18、
20は連結流路21によって接続されており、記録カートリ
ッジ17ａ、17ｂは必要に応じてインク受け19を介して互
いにインクの相互支援をすることができる。
【００３８】インクの相互支援について図12、図13を用
いて説明する。まず記録命令が出ある(Step21)と、記録
に必要な各記録カートリッジの各色のインク量を確認す
る(Step22)。そしてそれぞれの必要インク量と現在イン
ク量の比較を行う。ここで記録カートリッジ17ａの必要
インク量をａ、記録カートリッジ17ａの現在インク量を
ａ０、記録カートリッジ17ｂの必要インク量をｂ、記録
カートリッジ17ｂの現在インク量をｂ０とする。
いて説明する。まず記録命令が出ある(Step21)と、記録
に必要な各記録カートリッジの各色のインク量を確認す
る(Step22)。そしてそれぞれの必要インク量と現在イン
ク量の比較を行う。ここで記録カートリッジ17ａの必要
インク量をａ、記録カートリッジ17ａの現在インク量を
ａ０、記録カートリッジ17ｂの必要インク量をｂ、記録
カートリッジ17ｂの現在インク量をｂ０とする。
【００３９】そして、それぞれの必要インク量ａ、ｂと
現在インク量ａ０、ｂ０との比較を行う(Step23)。そし
て各記録カートリッジの現在インク量ａ０、ｂ０が必要
インク量ａ、ｂ以上であれば記録作業を行い(Step28)、
そうでなければ相互支援チェック(Step24、Step25)を行
う。
現在インク量ａ０、ｂ０との比較を行う(Step23)。そし
て各記録カートリッジの現在インク量ａ０、ｂ０が必要
インク量ａ、ｂ以上であれば記録作業を行い(Step28)、
そうでなければ相互支援チェック(Step24、Step25)を行
う。
【００４０】ここでは相互支援チェックを、ある一色の
インクを例にとって説明する。記録カートリッジ17ａに
おいて必要インク量ａ＞現在インク量ａ０であり、かつ
記録カートリッジ17ｂにおいて必要インク量ｂ≦ｂ０−
（ａ−ａ０）であれば、記録カートリッジ17ａから記録
カートリッジ17ｂへのインク支援を行う(Step27)。また
同様に、記録カートリッジ17ｂにおいて必要インク量ｂ
＞ｂ０であり、記録カートリッジ17ａにおいて必要イン
ク量ａ≦ａ０−（ｂ−ｂ０）であれば、記録カートリッ
ジ17ｂから記録カートリッジ17ａへのインク支援を行う
(Step27)。
インクを例にとって説明する。記録カートリッジ17ａに
おいて必要インク量ａ＞現在インク量ａ０であり、かつ
記録カートリッジ17ｂにおいて必要インク量ｂ≦ｂ０−
（ａ−ａ０）であれば、記録カートリッジ17ａから記録
カートリッジ17ｂへのインク支援を行う(Step27)。また
同様に、記録カートリッジ17ｂにおいて必要インク量ｂ
＞ｂ０であり、記録カートリッジ17ａにおいて必要イン
ク量ａ≦ａ０−（ｂ−ｂ０）であれば、記録カートリッ
ジ17ｂから記録カートリッジ17ａへのインク支援を行う
(Step27)。
【００４１】インク支援は、インク支援ホームポジショ
ンにおいて、図13(a)に示すように記録ヘッド10ａとイ
ンク受け19ａ、記録ヘッド10ｂとインク受け19ｂが互い
に離れて対向し、インクを記録ヘッド10からインク受け
19にとばすことによって行う。また図13(b)に示すよう
に記録カートリッジ17ａ、17ｂを互いに密着させた状態
で記録ヘッド10からインク受け19にインクをとばした
り、インク受け19が記録ヘッド10からインクを吸引する
ことでもよい。また図13(c)に示すようにインク受け19
を記録カートリッジ17から延長させ、記録カートリッジ
17ａ、17ｂを近接させることなく記録ヘッド10ａ、10ｂ
とインク受け19ａ、19ｂを密着させることでも同様の作
業を行うこともできる。
ンにおいて、図13(a)に示すように記録ヘッド10ａとイ
ンク受け19ａ、記録ヘッド10ｂとインク受け19ｂが互い
に離れて対向し、インクを記録ヘッド10からインク受け
19にとばすことによって行う。また図13(b)に示すよう
に記録カートリッジ17ａ、17ｂを互いに密着させた状態
で記録ヘッド10からインク受け19にインクをとばした
り、インク受け19が記録ヘッド10からインクを吸引する
ことでもよい。また図13(c)に示すようにインク受け19
を記録カートリッジ17から延長させ、記録カートリッジ
17ａ、17ｂを近接させることなく記録ヘッド10ａ、10ｂ
とインク受け19ａ、19ｂを密着させることでも同様の作
業を行うこともできる。
【００４２】図14は記録カートリッジ17ｂから記録カー
トリッジ17ａにインク支援を行った場合(Step24)のイン
ク量変化を示している。記録カートリッジ17ａは支援前
において必要インク量と現在インク量の差（ａ−ａ０）
だけインク量が不足しており、これを記録カートリッジ
17ｂから支援してもらう。これにより支援後の記録カー
トリッジ17ａのインク量は必要インク量ａとなり、記録
カートリッジ17ｂのインク量はｂ０−（ａ−ａ０）とな
る。記録カートリッジ17ａ、17ｂが逆の場合にも、同様
のインク量の変化を生じる。
トリッジ17ａにインク支援を行った場合(Step24)のイン
ク量変化を示している。記録カートリッジ17ａは支援前
において必要インク量と現在インク量の差（ａ−ａ０）
だけインク量が不足しており、これを記録カートリッジ
17ｂから支援してもらう。これにより支援後の記録カー
トリッジ17ａのインク量は必要インク量ａとなり、記録
カートリッジ17ｂのインク量はｂ０−（ａ−ａ０）とな
る。記録カートリッジ17ａ、17ｂが逆の場合にも、同様
のインク量の変化を生じる。
【００４３】相互支援チェック(Step24、Step25)におい
て、一方の記録カートリッジに不足したインク量を他方
の記録カートリッジが補うだけの余剰インクを有してい
ない場合には、インク交換(Step26)を行う。
て、一方の記録カートリッジに不足したインク量を他方
の記録カートリッジが補うだけの余剰インクを有してい
ない場合には、インク交換(Step26)を行う。
【００４４】なお、本実施形態においては記録ヘッド10
とインク受け19を一体の記録カートリッジに設けて示し
たが、記録ヘッド10とインク受けを別々のカートリッジ
としてもよく、記録シートの両面側に記録ヘッドとイン
ク受けを少なくとも一つずつ配置し、記録シートに対し
て同じ面側の記録ヘッドとインク受けのインク漕が連結
流路等で連結されていれば、本発明の効果を得ることが
できる。
とインク受け19を一体の記録カートリッジに設けて示し
たが、記録ヘッド10とインク受けを別々のカートリッジ
としてもよく、記録シートの両面側に記録ヘッドとイン
ク受けを少なくとも一つずつ配置し、記録シートに対し
て同じ面側の記録ヘッドとインク受けのインク漕が連結
流路等で連結されていれば、本発明の効果を得ることが
できる。
【００４５】［第四実施形態］次に、本発明に係る記録
装置の第四実施形態について図を用いて説明する。図15
は本実施形態に係る記録装置の記録カートリッジの斜視
図であって、上記第一実施形態と説明の重複する部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
装置の第四実施形態について図を用いて説明する。図15
は本実施形態に係る記録装置の記録カートリッジの斜視
図であって、上記第一実施形態と説明の重複する部分に
ついては同一の符号を付して説明を省略する。
【００４６】図15(a)に示す記録カートリッジ４ａには
情報供給受理手段である赤外線などの発光素子22が設け
られており、また記録装置本体との間にフレキシブル配
線24を接続して電気信号や画像情報を転送している。フ
レキシブル配線24は記録カートリッジ４ａに直接接続さ
れるか、図示しないキャリッジに接続される。一方、図
15(b)に示す記録カートリッジ４ｂには、発光素子22か
ら送られた光を受け取る情報供給受理手段である受光素
子23が設けられている。
情報供給受理手段である赤外線などの発光素子22が設け
られており、また記録装置本体との間にフレキシブル配
線24を接続して電気信号や画像情報を転送している。フ
レキシブル配線24は記録カートリッジ４ａに直接接続さ
れるか、図示しないキャリッジに接続される。一方、図
15(b)に示す記録カートリッジ４ｂには、発光素子22か
ら送られた光を受け取る情報供給受理手段である受光素
子23が設けられている。
【００４７】記録カートリッジ４ａはフレキシブル配線
24を介して送られてくる電気信号や画像情報に応じて記
録シート１上を走査してインクを吐出し、記録シート１
表面に画像を記録する。このとき送られてくる電気信号
や画像情報には記録カートリッジ４ａ用と記録カートリ
ッジ４ｂ用が含まれており、記録カートリッジ４ｂ用が
あるときは記録カートリッジ４ａの発光素子22より記録
カートリッジ４ｂの受光素子23に向けて光線を照射す
る。記録カートリッジ４ｂは受光素子23より電気信号と
画像情報を受け取り、これに従って記録シート１上を走
査してインクを吐出し、記録シート１裏面に画像を記録
する。
24を介して送られてくる電気信号や画像情報に応じて記
録シート１上を走査してインクを吐出し、記録シート１
表面に画像を記録する。このとき送られてくる電気信号
や画像情報には記録カートリッジ４ａ用と記録カートリ
ッジ４ｂ用が含まれており、記録カートリッジ４ｂ用が
あるときは記録カートリッジ４ａの発光素子22より記録
カートリッジ４ｂの受光素子23に向けて光線を照射す
る。記録カートリッジ４ｂは受光素子23より電気信号と
画像情報を受け取り、これに従って記録シート１上を走
査してインクを吐出し、記録シート１裏面に画像を記録
する。
【００４８】なお本実施形態においては情報供給受理手
段としての発光素子22、受光素子23を光によりデータの
やりとりを行うとして説明したが、電波を用いた情報供
給受理手段を用いることでもよい。また、記録カートリ
ッジ４ｂにフレキシブル配線24を接続し、記録カートリ
ッジ４ｂから記録カートリッジ４ａへ信号を送るよう構
成してもよい。
段としての発光素子22、受光素子23を光によりデータの
やりとりを行うとして説明したが、電波を用いた情報供
給受理手段を用いることでもよい。また、記録カートリ
ッジ４ｂにフレキシブル配線24を接続し、記録カートリ
ッジ４ｂから記録カートリッジ４ａへ信号を送るよう構
成してもよい。
【００４９】さらに本実施形態においては記録ヘッド10
と情報供給受理手段を一体の記録カートリッジ４に設け
て示したが、これらは別々のカートリッジであってもよ
く、記録シートに対して同じ面側の記録ヘッドと情報供
給受理手段とが電気的に接続されていればよい。
と情報供給受理手段を一体の記録カートリッジ４に設け
て示したが、これらは別々のカートリッジであってもよ
く、記録シートに対して同じ面側の記録ヘッドと情報供
給受理手段とが電気的に接続されていればよい。
【００５０】
【発明の効果】上記説明した如く、本発明に係る画像記
録装置においては、インクを吐出する記録手段と吐出さ
れたインクを受理するインク受理装置とを記録シートの
両面側に少なくとも一つずつ配置したことにより、記録
シートの両面に同時に記録を行うことができると共に、
記録シート外に飛翔したインクを受け取ることができる
ために、両面記録、片面記録にかかわらず余白なしの記
録を行うことができる。
録装置においては、インクを吐出する記録手段と吐出さ
れたインクを受理するインク受理装置とを記録シートの
両面側に少なくとも一つずつ配置したことにより、記録
シートの両面に同時に記録を行うことができると共に、
記録シート外に飛翔したインクを受け取ることができる
ために、両面記録、片面記録にかかわらず余白なしの記
録を行うことができる。
【００５１】またインク受理装置によって受理したイン
クを、該インク受理装置と同じ側に配置された記録手段
によって使用することにより、互いの記録カートリッジ
のインク支援を可能とし、インクを効率よく使用するこ
とができ、ランニングコストの低減を図ることができ
る。
クを、該インク受理装置と同じ側に配置された記録手段
によって使用することにより、互いの記録カートリッジ
のインク支援を可能とし、インクを効率よく使用するこ
とができ、ランニングコストの低減を図ることができ
る。
【００５２】さらに、各記録カートリッジの電気信号及
び画像情報を授受する情報供給受理手段を記録シートの
両面側に少なくとも一つずつ配置したことにより、記録
装置本体と有線で接続される記録カートリッジを一つに
することができ、装置の小型化を図ることができる。ま
た記録カートリッジ間でインク量状況などを通知するこ
とができ、上記インク支援を行うに際して有利な構成と
することができる。
び画像情報を授受する情報供給受理手段を記録シートの
両面側に少なくとも一つずつ配置したことにより、記録
装置本体と有線で接続される記録カートリッジを一つに
することができ、装置の小型化を図ることができる。ま
た記録カートリッジ間でインク量状況などを通知するこ
とができ、上記インク支援を行うに際して有利な構成と
することができる。
【図１】第一実施形態に係る記録装置の概略構成図であ
る。
る。
【図２】記録カートリッジを説明する図である。
【図３】全体的な動作を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図４】記録カートリッジによる記録動作を説明する図
である。
である。
【図５】記録シート端部への記録を説明する図である。
【図６】回復シーケンスを示すフローチャートである。
【図７】予備吐又は吸引作業を示す説明図である。
【図８】ワイピング作業を示す説明図である。
【図９】第二実施形態に係る予備吐又は吸引作業を示す
説明図である。
説明図である。
【図１０】ワイピング作業を示す説明図である。
【図１１】第三実施形態に係る記録カートリッジの内部
構成図である。
構成図である。
【図１２】インク相互支援のフローチャートである。
【図１３】インク支援動作を説明する図である。
【図１４】インク支援によるインク量変化を示す説明図
である。
である。
【図１５】第四実施形態に係る記録装置の記録カートリ
ッジの斜視図である。
ッジの斜視図である。
１ …記録シート ２ …第一搬送ローラ対 ３ …第二搬送ローラ対 ４ａ、４ｂ …記録カートリッジ ６ａ、６ｂ …ガイドシャフト ７ａ、７ｂ …キャリッジモータ ８ａ〜８ｄ …プーリ ９ａ、９ｂ …ベルト 10ａ、10ｂ …記録ヘッド 11ａ、11ｂ …インク吐出口 12ａ、12ｂ …インク受理装置 13ａ、13ｂ …ワイピング装置 14ａ、14ｂ …ワイパ 15ａ、15ｂ …インク受理装置 16ａ、16ｂ …ワイパ 17ａ、17ｂ …記録カートリッジ 18 …インク漕 19ａ、19ｂ …インク受け 20 …インク漕 21 …連結流路 22 …発光素子 23 …受光素子 24 …フレキシブル配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｂ４１Ｊ 2/175 (72)発明者 雨宮 正己 東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 戸次 俊彦 東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 新庄 健司 東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 山本 肇 東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノ ン株式会社内 Ｆターム(参考） 2C056 EA01 EA27 FA10 HA07 JB04 JB07 JC10 JC23 2C062 RA06
Claims (10)
- 【請求項１】 記録シートにインクを吐出して画像を記
録する記録手段と、前記記録手段から吐出されたインク
を受理するインク受理装置とを、前記記録シートの両面
側に少なくとも一つずつ配置したことを特徴とする記録
装置。 - 【請求項２】 前記記録手段のインク吐出口を拭き取る
ワイピング装置を、前記記録シートの両面側に少なくと
も一つずつ配置したことを特徴とする請求項１記載の記
録装置。 - 【請求項３】 前記インク受理装置又はワイピング装置
は、前記記録シートに対して反対側に配置された記録手
段に対し、それぞれ吐出されたインクの受理又はインク
吐出口の拭き取りを行うことを特徴とする請求項１又は
２記載の記録装置。 - 【請求項４】 前記記録手段、インク受理装置又はワイ
ピング装置は、記録シートの搬送方向に対し直行方向に
往復走査可能であることを特徴とする請求項３記載の記
録装置。 - 【請求項５】 前記記録手段、インク受理装置又はワイ
ピング装置は一体の記録カートリッジに設けられ、該記
録カートリッジが前記記録シートに対して反対側にそれ
ぞれ一つずつ配置され、一方の記録カートリッジに設け
られた記録手段に対し他方の記録カートリッジに設けら
れたインク受理装置又はワイピング装置が作用すること
を特徴とする請求項２記載の記録装置。 - 【請求項６】 前記インク受理装置又はワイピング装置
が前記記録手段に対して作用する際は、それぞれインク
受理装置又はワイピング装置が記録手段と対向する位置
にあることを特徴とする請求項３記載の記録装置。 - 【請求項７】 前記記録手段が記録シートの端部に記録
する際には、記録シートの反対側のインク受理装置が該
記録手段と対向する位置にあることを特徴とする請求項
３記載の記録装置。 - 【請求項８】 前記インク受理装置によって受理したイ
ンクを、該インク受理装置と同じ側に配置された記録手
段によって使用することを特徴とする請求項３記載の記
録装置。 - 【請求項９】 前記記録手段に対し電気信号又は画像情
報を供給又は受理する情報供給受理手段を、前記記録シ
ートの両面側に少なくとも一つずつ配置したことを特徴
とする請求項１記載の記録装置。 - 【請求項１０】 前記記録装置は、記録手段が信号に応
じて電気熱変換体に通電し、該電気熱変換体の発する熱
エネルギーを利用してインクを吐出することを特徴とす
る請求項１に記載の記録装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000129359A JP2001310458A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 記録装置 |
| US09/839,022 US6565183B2 (en) | 2000-04-28 | 2001-04-23 | Ink jet recording apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000129359A JP2001310458A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001310458A true JP2001310458A (ja) | 2001-11-06 |
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ID=18638650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000129359A Pending JP2001310458A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 記録装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6565183B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001310458A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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