JP2001308769A - 衛星デジタル配信システムおよび衛星デジタル配信方法 - Google Patents

衛星デジタル配信システムおよび衛星デジタル配信方法

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JP2001308769A
JP2001308769A JP2000118352A JP2000118352A JP2001308769A JP 2001308769 A JP2001308769 A JP 2001308769A JP 2000118352 A JP2000118352 A JP 2000118352A JP 2000118352 A JP2000118352 A JP 2000118352A JP 2001308769 A JP2001308769 A JP 2001308769A
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satellite
receiving terminal
digital
transmitting
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Kuninori Tsuda
田 訓 範 津
Kazuhiko Hashimoto
本 和 彦 橋
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Japan Business Television Inc
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MEDIA RAG KK
Japan Business Television Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量のデジタルデータを高速かつ安定に配
信できる衛星デジタル配信システムを提供する。 【解決手段】 本発明の衛星デジタル配信システムは、
各種のデジタルデータを蓄積するデータベースセンタ1
と、これらデジタルデータを衛星通信回線を介して配信
する制御を行う中央管理装置2と、衛星中継器3と、衛
星通信回線を介して送信されてきたデジタルデータを受
信する複数の受信端末装置4と、地上回線を介して中央
管理装置2および受信端末装置4との間で制御情報の送
受信を行うアクセスセンタ5とを備える。データベース
センタ1に蓄積された種々のデジタルデータを、衛星通
信回線を介して各受信端末装置4に配信するため、受信
端末装置4にデジタルデータを蓄積しておく必要がな
い。また、中央管理装置2と受信端末装置4との間での
送信確認等には地上回線を用いるため、受信誤りが起こ
った場合の通知等を確実かつ迅速に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信を利用し
て、音楽や映像等を配信する衛星デジタル配信システム
および衛星デジタル配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ技術の急速な発展に
より、音楽や映像等の大容量のデジタルデータを、通信
回線を介して比較的容易に提供できるようになってき
た。
【0003】このような技術の進歩を受けて、CD(Compa
ct Disc)等の音楽データを曲ごとに切り売り販売するサ
ービスも開始されている。例えば、特開平7-175868号公
報には、顧客が指定した音楽情報等のデジタル情報をCD
-R(CD-Recordable)等に記録するシステムが開示されて
いる。この公報に開示されたシステムは、小売店に設け
られたブースで、顧客がタッチスクリーン等を用いて所
望の情報を選択し、選択した情報をその場でCD-R等の記
録媒体に記録するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】音楽情報等のデジタル
データを配信する通信手段としては、電話回線等の地上
回線を用いる手法と、衛星通信回線を用いる手法とがあ
るが、それぞれ一長一短がある。例えば、地上回線を用
いると、自然現象の影響を受けずに安定した通信が可能
である反面、地上回線が配設された場所にしか受信端末
を設置できず、通信範囲が制限されるという欠点があ
る。一方、衛星通信回線を用いると、広範囲にわたって
通信が可能であり、パラボラアンテナさえあれば受信端
末を任意の場所に設置できるが、通信状態が天候等の自
然現象の影響を受けやすく、地上回線に比べて通信の安
定度が劣るという欠点がある。
【0005】従来、大容量のデジタルデータの配信技術
として、地上回線を用いるものと、衛星通信回線を用い
るものとが提案されているが、地上回線と衛星通信回線
の両方を併用して、デジタルデータを配信する最適な手
法については提案されていない。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、大容量のデジタルデータを高
速かつ安定に配信できる衛星デジタル配信システムおよ
び衛星デジタル配信方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、複数種類のデジタルデータ
を蓄積するデータベース装置と、複数の受信端末装置
と、前記データベース装置に蓄積されたデジタルデータ
を、指定された前記受信端末装置に衛星通信回線を介し
て送信する制御を行う中央管理装置と、前記中央管理装
置と前記複数の受信端末装置との間で、衛星通信回線を
介して前記デジタルデータの受け渡しを行う衛星中継器
と、前記中央管理装置と前記複数の受信端末装置との間
で、地上回線を介して制御情報の受け渡しを行う地上回
線接続部と、を備え、前記中央管理装置は、前記制御情
報に基づいて前記複数の受信端末装置への前記デジタル
データの送信制御を行う。
【0008】請求項1の発明では、デジタルデータを衛
星通信回線を介して伝送するとともに、デジタルデータ
の送信を制御するための制御情報を地上回線を介して伝
送するため、大量のデジタルデータを高速に伝送できる
とともに、その伝送途中に生じた伝送誤りを迅速に検出
できる。
【0009】請求項2の発明では、デジタルデータに対
応するIPパケットデータをTSパケットデータに変換
し、周波数分割多重方式にて伝送するため、通信効率を
向上できる。
【0010】請求項3の発明では、IPパケットデータ
に暗号をかけるとともに、衛星受信部の内部に秘密に保
持されている鍵群と現在使用している鍵とを示す鍵関係
のTSパケットデータを多重化して伝送する手法を採用
するため、通信の機密性を向上でき、無断でデジタルデ
ータをダウンロードして再生することを防止できる。
【0011】請求項4の発明では、デジタルデータの配
信前に、中央管理装置から各受信端末装置に開始信号を
送信し、受信端末装置からの受信登録を受け付けるた
め、受信可能な受信端末装置のみにデジタルデータを配
信でき、デジタルデータの取りこぼしを回避できるとと
もに、確実に受信できる受信端末装置を正しく把握でき
る。
【0012】請求項5の発明では、各受信端末装置にお
いて、受信誤りがあると、誤りのあったブロック番号を
地上回線を介して中央管理装置に通知するため、中央管
理装置からそのブロックのデータを再送でき、通信の信
頼性を向上できる。
【0013】請求項6の発明では、予め登録されたIP
アドレスに対応するIPパケットデータのみを、受信端
末内のデータ受信手段に送信するようにしたため、デー
タの機密性を保持できる。
【0014】請求項7の発明では、受信誤りがあると、
誤りのあったブロックのデータを中央管理装置から再送
してもらってファイルを再構築し、ファイルが完成する
と、地上回線を介して中央管理装置に完了信号を送信す
るため、中央管理装置はデジタルデータの配信が正常に
行われたか否かを迅速に把握できる。
【0015】請求項8の発明では、受信端末装置ごとに
データ利用端末装置を設けるため、配信してもらいたい
デジタルデータを任意に選択できる。
【0016】請求項10の発明は、データベース装置に
蓄積されたデジタルデータを、複数の受信端末装置の中
から指定された受信端末装置に衛星通信回線を介して送
信する衛星デジタル配信方法において、中央管理装置か
ら前記複数の受信端末装置のそれぞれに、地上回線を介
して配信開始信号を送信するステップと、前記配信開始
信号に応答して、配信を希望する前記受信端末装置から
前記中央管理装置に、地上回線を介して受信登録信号を
送信するステップと、前記中央管理装置から前記受信登
録信号を送信した前記受信端末装置に、衛星通信回線を
介して前記デジタルデータを送信するステップと、受信
誤りを検出した前記受信端末装置から前記中央管理装置
に、地上回線を介して受信誤り信号を送信するステップ
と、前記中央管理装置から前記受信誤り信号を送信した
前記受信端末装置に、衛星通信回線を介して受信誤りを
起こした前記デジタルデータを再送するステップと、を
備える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る衛星デジタル
配信システムについて、図面を参照しながら具体的に説
明する。
【0018】図1は本発明に係る衛星デジタル配信シス
テムの一実施形態のブロック図である。図1の衛星デジ
タル配信システムは、音楽データや映像データ等の各種
のデジタルデータを蓄積するデータベースセンタ1と、
これらデジタルデータを衛星通信回線を介して配信する
制御を行う中央管理装置2と、衛星中継器3と、衛星通
信回線を介して送信されてきたデジタルデータを受信す
る複数の受信端末装置4と、地上回線を介して中央管理
装置2および受信端末装置4との間で制御情報の送受信
を行うアクセスセンタ(地上中継器)5とを備えてい
る。
【0019】受信端末装置4にはそれぞれ、データ利用
端末11が設けられている。データ利用端末11の正面
パネルには、図2に示すように、選択メニュー等が表示
されるとともに配信データの選択を行うタッチパネル1
2、配信されたデータを記録する記録媒体(例えば、M
D(Mini Disc)やCD-R等)を挿入する挿入口13、デー
タの配信料を支払うコイン入力部14、およびレシート
発行部15などが設けられている。
【0020】図3は中央管理装置2と受信端末装置4の
内部構成を示す詳細ブロック図である。なお、図3には
受信端末装置4が一つだけしか図示されていないが、実
際には図1に示すように複数存在する。
【0021】図3に示すように、中央管理装置2は、デ
ータ配信部21と、衛星配信部(衛星配信手段)22
と、地上回線接続部23とを有する。データ配信部21
はさらに、データベースセンタ1に蓄積されたデジタル
データを地上回線を介して受信して蓄積するデータ蓄積
部(データ蓄積手段)24と、地上回線接続部23を介
して受信端末との制御情報の送受信を行う送達確認部
(送達確認手段)25と、衛星配信部22にIP(Inter
net Protocol)パケットデータを送信するデータ送信部
(データ送信手段)26とを有する。
【0022】衛星配信部22はさらに、データ送信部2
6からのIPパケットデータをTS(Transport Stream)
パケットデータに変換して鍵関係のTSパケットと多重
化してQPSK変調を行って衛星送信を行う衛星送信部27
と、配信先である受信端末装置4を管理する受信端末管
理部28とを有する。
【0023】一方、受信端末装置4は、自端末宛のIP
パケットデータを抽出する衛星受信部(衛星受信手段)
31と、受信したファイルの再構築や再送要求等を行う
データ受信部(データ受信手段)32と、地上回線接続
部33とを有する。
【0024】データ受信部32はさらに、ファイルの再
構築を行うデータ処理部34と、受信登録信号や受信誤
り信号の送信等を行う送達確認部35と、再構築された
ファイルを蓄積するデータ蓄積部36とを有する。
【0025】図4は中央管理装置2内のデータ配信部2
1の処理手順を示すフローチャートである。まず、衛星
通信回線を介して、全受信端末装置4に向けて配信開始
信号を送信する(ステップS1)。配信開始信号を受信
した受信端末装置4は、デジタルデータの配信を希望す
る場合には、配信を要求する信号(以下、受信登録信
号)を地上回線を介して中央管理装置2に送信する。デ
ータ配信部21は、この受信登録信号を受信して、各受
信端末装置4からの受信登録を受け付ける(ステップS
2)。次に、全受信端末装置4からの受信登録が完了し
たか否か、あるいは、予め定めた規定時間が経過したか
否かを判定する(ステップS3)。
【0026】ステップS1〜S3の処理は、図3の送達
確認部25が行う。送達確認部25は、配信開始信号を
送信する際、これから送るファイルの名称とサイズを通
知する。したがって、受信端末装置4は、配信しようと
するデータを自己のハードディスクに格納できるか否か
と、配信しようとするデータを自端末がすでに所有して
いるか否かを事前に確認でき、データの二重配信と容量
不足による受信エラーを防止できる。
【0027】ステップS3の判定がNOの場合には、ス
テップS2,S3の処理を繰り返す。ステップS3の判
定がYESの場合には、データ送信部26はファイルを
複数のブロックに分割し、分割した各ブロックごとに誤
り検出信号を付加して衛星配信部22に送信する(ステ
ップS4)。この誤り検出信号は、受信端末装置4での
ブロックごとの誤り検出に用いられる。
【0028】各受信端末装置4は、各ブロックデータを
正しく受信できなかった場合には、伝送誤りがある旨を
示す否定応答(NACK:Not Acknowledgement)信号を、地
上回線を介して送達確認部25に返す。したがって、送
達確認部25は、否定応答信号(受信誤り信号)が受信
端末装置4から送信されてきたか否かにより、伝送誤り
があったか否かを検出する(ステップS5)。
【0029】次に、データ送信部26は、衛星配信部2
2への全ブロックデータの送信が完了したか否かを判定
する(ステップS6)。まだ送信していないブロックデ
ータが存在する場合には、ステップS4以降の処理を繰
り返す。
【0030】全ブロックデータの送信が終了した場合に
は、データ送信部26は、否定応答信号(受信誤り信
号)を送信した受信端末に対して、再送要求のあったブ
ロックのみを再送する(ステップS7)。各受信端末
は、全ブロックを受信すると、完了信号をデータ送信部
26に返すことになっているので、送達確認部25は、
全受信端末からの完了信号を受信したか否か、あるい
は、予め定めた規定時間を経過したか否かを判定する
(ステップS8)。
【0031】ステップS8の判定がNOであれば、ステ
ップS7,S8の処理を繰り返し、YESになると、受
信端末装置4に対して終了信号を送信する(ステップS
9)。
【0032】データ配信部21内のデータ送信部26
は、具体的には、複数の受信端末装置4に対するマルチ
キャスト配信、単一の受信端末装置4に対するユニキャ
スト配信、衛星配信部22へのIPパケットデータの送
信、マルチキャストグループの定義と管理、配信スケジ
ュールの管理、およびファイル配信状態のモニタリング
を行う。
【0033】図4のフローチャートにおいて、ステップ
S1は開始信号送信手段に、ステップS3は受信登録完
了判定手段に、ステップS7およびステップS8は再送
手段に、それぞれ対応する。
【0034】図5は中央管理装置2内の衛星配信部22
の処理手順を示すフローチャートである。まず、データ
送信部26から送信されてきたIPパケットデータを衛
星通信を行うためにTSパケットに変換する(ステップ
S21)。次に、変換されたTSパケットを、セキュリテ
ィ用(鍵関係)のTSパケットと多重化する(ステップ
S22)。このとき、TSパケットへの変換を行うTSパ
ケタイザにて、衛星回線上の暗号化のためにIPパケッ
トにスクランブルがかけられる。また、TSパケットに
は、PID(Packet ID)が付加されるため、受信側で
は、このPIDに対応する受信端末装置4のみしか、T
Sパケットを受信することができない。
【0035】次に、鍵関係のTSパケットと多重化した
TSパケットをQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)
変調器で変調し、FDM(Frequency Division Multiple
x:周波数分割多重)方式にて、衛星通信回線を介して
受信端末装置4に送信する(ステップS23)。
【0036】図5のフローチャートにおいて、ステップ
S21はTSパケット変換手段に、ステップS22は多重化
手段に、ステップS23はFDM送信手段に、それぞれ対
応する。
【0037】衛星配信部22内の受信端末管理部28
は、受信端末情報管理、レシーバ情報管理、鍵情報管
理、および受信端末状態調査を行う。
【0038】受信端末情報管理は、具体的には、受信端
末装置4の名称、設置場所、設置年月日、および受信端
末のID等の管理である。
【0039】レシーバ情報管理は、具体的には、受信端
末装置4のID、PID、MAC(Multimedia Access C
ontrol)アドレス、IPアドレス、ネットマスク、受信
周波数、偏波,衛星名、シンボルレート、LNBローカ
ル周波数、およびルーティングテーブルの管理である。
【0040】鍵情報管理は、受信端末のID、PID、
EMM(Entitlement Management Message)用PID、マ
スター鍵(Km)、セッション鍵(Ks)の管理であ
る。
【0041】受信端末状態調査では、具体的には、登録
応答のない受信端末装置4や受信誤りの多い受信端末装
置4等の内部状態や設定情報を地上回線を介して調査
し、必要に応じて設定の変更を行う。
【0042】衛星中継器3は、衛星通信回線を介して伝
送されるデータを、周波数分割多重方式にて中継する。
ここでは、デジタルデータの配信に必要な分だけの周波
数帯域と出力電力を利用するようにして、通信コストの
削減を図る。
【0043】図6は受信端末装置4内のデータ受信部3
2の処理手順を示すフローチャートである。まず、中央
管理装置2から衛星通信回線を介して送られてきた配信
開始信号を受信する(ステップS41)。次に、自己の受
信端末装置(自端末)4が受信可能であれば、受信登録
信号を中央管理装置2の送達確認部25に地上回線で送
る(ステップS42)。一方、自端末4が稼働していない
場合や、衛星通信回線に接続されていない場合や、配信
されるデジタルデータを格納するだけのハードディスク
容量がない場合などは、受信登録信号は送られない。
【0044】次に、衛星受信部31で受信されたIPデ
ータを取り込み、伝送されてきたファイルを再構築する
(ステップS43)。次に、受信誤りがあったか否かを判
定する(ステップS44)。受信誤りがあった場合には、
誤りのあったブロック番号を、地上回線を介して中央管
理装置2に通知する(ステップS45)ステップS44で受
信誤りがないと判定された場合、あるいはステップS45
の処理が終了した場合は、受信誤りがあったブロックを
空きのままにして、一時的ファイルを構築する(ステッ
プS46)。また、その後に再送されてきたブロックが正
しく受信された場合には、空き部分にそのブロックを補
充する。
【0045】ファイルがまだ完成していなければステッ
プS43以降の処理を繰り返し、ファイルが完成すると、
完了信号を地上回線を介して中央管理装置2に送信する
(ステップS48)。
【0046】図6のフローチャートにおいて、ステップ
S41は開始信号受信手段に、ステップS42は受信登録手
段に、ステップS43,S44は受信誤り判定手段に、ステ
ップS45は受信誤り通知手段に、ステップS47は完了信
号送信手段に、それぞれ対応する。
【0047】図7は受信端末装置4内の衛星受信部31
の処理手順を示すフローチャートである。まず、FDM
波を受信してQPSK復調を行う(ステップS61)。次に、
自己の受信端末装置4に対応するTSパケットを抽出す
る(ステップS62)。次に、抽出したTSパケットから
IPデータを再構築する(ステップS63)。次に、IP
データの暗号(スクランブル)を解読し、IPデータを
復元する(ステップS64)。次に、予め登録されたIP
アドレスに対応するIPデータのみをデータ受信部32
に出力する(ステップS65)。
【0048】図7のフローチャートにおいて、ステップ
S61は復調手段に、ステップS62はTSパケット抽出手
段に、ステップS63は再構築手段に、ステップS64は解
読手段に、ステップS65はIP選択手段に、それぞれ対
応する。
【0049】このように、本実施形態では、データベー
スセンタ1に蓄積された種々のデジタルデータを、衛星
通信回線を介して複数の受信端末装置4に個別に、ある
いは複数同時に配信するため、受信端末装置4にデジタ
ルデータを蓄積しておく必要がなく、きわめて低コスト
に、多数の受信端末装置4にデジタルデータを配信する
ことができる。
【0050】また、デジタルデータを追加、削除等する
場合も、データベースセンタ1内のデジタルデータだけ
を更新すればよく、受信端末装置4には何の変更も必要
ないいため、更新費用と更新の手間がかからなくなる。
また、受信端末装置4を増設することも容易に行える。
その際、衛星通信用の小型のパラボラアンテナを備える
だけでデジタルデータの配信を受けられるようになるた
め、設置コストを低く抑えることができる。
【0051】さらに、中央管理装置2と受信端末装置4
との間で送信確認等の制御情報をやり取りする場合に
は、電話回線等の地上回線を用いるため、デジタルデー
タの配信とは無関係に制御情報をやり取りでき、受信誤
りが起こった場合の通知等を確実かつ迅速に行うことが
でき、通信の信頼性が向上する。
【0052】なお、図1のデータベースセンタ1に蓄積
されるデジタルデータには特に制限はなく、衛星通信回
線を介して伝送可能なすべてのデータが対象になる。ま
た、上述した実施形態では、データ利用端末11で選択
したデジタルデータをデータベースセンタ1から配信す
る例を説明したが、データ利用端末11でデジタルデー
タを選択しない場合でも、データベースセンタ1から少
なくとも一つの受信端末装置11に一方的にデータを配
信してもよい。
【0053】また、上述した実施形態では、周波数分割
多重方式(FDM)にてデジタルデータを送信する例を
説明したが、衛星通信回線で送信するデータの形式には
特に制限はなく、例えば、スペクトル拡散方式で伝送し
てもよい。また、変調方式もQPSKに限定されず、多値周
波数変調(MFSK)方式や、多値位相変調(MPSK)方式等を採
用してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、データベース装置に蓄積された種々のデジタルデ
ータを、衛星通信回線を介して複数の受信端末装置に個
別に、あるいは複数同時に配信するため、受信端末装置
にデジタルデータを蓄積しておく必要がなくなり、きわ
めて低コストに、多数の受信端末装置にデジタルデータ
を配信することができる。
【0055】また、中央管理装置と受信端末装置との間
で送信確認等の制御情報をやり取りする場合には、電話
回線等の地上回線を用いるため、デジタルデータの配信
とは無関係に制御情報をやり取りでき、受信誤りが起こ
った場合の通知等を確実かつ迅速に行うことができ、通
信の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る衛星デジタル配信システムの一実
施形態のブロック図。
【図2】データ利用端末の外観図。
【図3】中央管理装置と受信端末装置の内部構成を示す
詳細ブロック図。
【図4】中央管理装置内のデータ配信部の処理手順を示
すフローチャート。
【図5】中央管理装置内の衛星配信部の処理手順を示す
フローチャート。
【図6】受信端末装置内のデータ受信部の処理手順を示
すフローチャート。
【図7】受信端末装置内の衛星受信部の処理手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 データベースセンタ 2 中央管理装置 3 衛星中継器 4 受信端末装置 5 アクセスセンタ 11 データ利用端末 12 タッチパネル 13 記録媒体挿入口 14 コイン入力部 15 レシート発行部 21 データ配信部 22 衛星配信部 23,33 地上回線接続部 24 データ蓄積部 25,35 送達確認部 26 データ送信部 27 衛星送信部 28 受信端末管理部 31 衛星受信部 32 データ受信部 34 データ処理部 36 データ蓄積部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/56 (72)発明者 橋 本 和 彦 東京都港区北青山3−3−13 共和五番館 ビル5F 日本ビジネステレビジョン株式 会社内 Fターム(参考) 5K030 GA11 GA20 HA05 HB01 HB02 JL02 KA07 KA17 LA01 LD06 5K072 AA23 AA24 BB02 BB04 BB13 BB22 DD02 DD16 DD17 DD19 EE06 FF10 FF22 FF27 9A001 CC02 EE02 JJ13 KK56

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種類のデジタルデータを蓄積するデー
    タベース装置と、 複数の受信端末装置と、 前記データベース装置に蓄積されたデジタルデータを、
    指定された前記受信端末装置に衛星通信回線を介して送
    信する制御を行う中央管理装置と、 前記中央管理装置と前記複数の受信端末装置との間で、
    衛星通信回線を介して前記デジタルデータの受け渡しを
    行う衛星中継器と、 前記中央管理装置と前記複数の受信端末装置との間で、
    地上回線を介して制御情報の受け渡しを行う地上中継器
    と、を備え、 前記中央管理装置は、前記制御情報に基づいて前記複数
    の受信端末装置への前記デジタルデータの送信制御を行
    うことを特徴とする衛星デジタル配信システム。
  2. 【請求項2】前記中央管理装置は、 配信すべき前記デジタルデータを、地上回線を介して前
    記データベース装置から取り出して蓄積するデータ蓄積
    手段と、 前記デジタルデータを複数のブロックに分割し、各ブロ
    ックごとに誤り検出信号を付加したIP(Internet Prot
    ocol)パケットデータを生成して送信するデータ送信手
    段と、 前記受信端末装置から送信された、ブロックごとに誤り
    検知した結果に基づく否定応答信号を受信する送達確認
    手段と、 前記データ送信手段から送信されたIPパケットデータ
    をTS(Transport Stream)パケットデータに変換し、変
    換されたTSパケットデータを周波数分割多重方式にて
    衛星通信回線を介して、指定された前記受信端末装置に
    送信する衛星配信手段と、を有することを特徴とする請
    求項1に記載の衛星デジタル配信システム。
  3. 【請求項3】前記衛星配信手段は、 前記データ送信手段から送信された前記IPパケットデ
    ータを暗号化し、TSパケットデータに変換するTSパ
    ケット変換手段と、 変換されたTSパケットデータに、鍵関係のTSパケッ
    トデータを多重化する多重化手段と、 TSパケットデータをQPSK(Quadrature Phase Shift Ke
    ying)変調し、周波数多重方式で衛星通信回線を介して
    送信するFDM送信手段と、を有することを特徴とする
    請求項2に記載の衛星デジタル配信システム。
  4. 【請求項4】前記送達確認手段は、前記データ送信手段
    が前記複数の受信端末装置それぞれに送信した配信開始
    信号に応答して、配信を希望する前記受信端末装置から
    地上回線を介して送信されてきた受信登録信号を受信
    し、 前記データ送信手段は、 前記デジタルデータの配信を行う前に、前記複数の受信
    端末装置それぞれに前記配信開始信号を送信する開始信
    号送信手段と、 前記複数の受信端末装置すべての受信登録が完了したか
    否かを判定し、完了した後に前記IPパケットデータを
    送信する受信登録完了判定手段と、 前記否定応答信号を送信した前記受信端末装置に対し
    て、伝送誤りのあったブロックに対応する前記IPパケ
    ットデータを再送する再送手段と、を有することを特徴
    とする請求項2または3に記載の衛星デジタル配信シス
    テム。
  5. 【請求項5】前記受信端末装置のそれぞれは、 前記中央管理装置から衛星通信回線を介して送信されて
    きた受信波を復調して、前記IPパケットデータを再構
    築する衛星受信手段と、 前記中央管理装置から衛星通信回線を介して前記配信開
    始信号が送信されてきたときに、自己が前記デジタルデ
    ータの受信が可能であれば、受信登録信号を地上回線を
    介して前記中央管理装置に送信し、その後に、前記中央
    管理装置から衛星通信回線を介して送信されて前記衛星
    受信手段で再構築されたIPパケットデータに受信誤り
    があれば、誤りのあったブロックの識別番号を地上回線
    を介して前記中央管理装置に送信するデータ送信手段
    と、を有することを特徴とする請求項4に記載の衛星デ
    ジタル配信システム。
  6. 【請求項6】前記衛星受信手段は、 前記中央管理装置から衛星通信回線を介して送信されて
    きた受信波をQPSK復調する復調手段と、 自己の受信端末に対応するTSパケットデータを抽出す
    るTSパケット抽出手段と、 抽出したTSパケットデータからIPパケットデータを
    再構築する再構築手段と、 再構築したIPパケットデータの暗号を解読する解読手
    段と、 予め登録されたIPアドレスに対応するIPパケットデ
    ータのみを前記データ受信手段に送信するIP選択手段
    と、を有することを特徴とする請求項5に記載の衛星デ
    ジタル配信システム。
  7. 【請求項7】前記データ受信手段は、 前記中央管理装置から衛星通信回線を介して送信されて
    きた前記配信開始信号を受信する開始信号検知手段と、 自己が前記デジタルデータの受信が可能であれば、受信
    登録信号を地上回線を介して前記中央管理装置に送信す
    る受信登録手段と、 前記中央管理装置から衛星通信回線を介して送信され前
    記衛星受信手段で再構築されたIPパケットデータに受
    信誤りがあるか否かを判定する受信誤り判定手段と、 受信誤りがあった場合には、誤りのあったブロック番号
    を地上回線を介して前記中央管理装置に送信する受信誤
    り通知手段と、 受信ファイルが完成すると、完了信号を地上回線を介し
    て前記中央管理装置に送信する完了信号送信手段と、を
    有することを特徴とする請求項5または6に記載の衛星
    デジタル配信システム。
  8. 【請求項8】前記受信端末装置ごとに設けられ、前記デ
    ータベース装置に蓄積された前記デジタルデータのう
    ち、配信を希望するデジタルデータを任意に選択可能な
    データ利用端末装置を備え、 前記受信端末装置は、前記データ利用端末装置で選択さ
    れたデジタルデータの配信要求信号を、地上回線を介し
    て前記中央管理装置に送信することを特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載の衛星デジタル配信システム。
  9. 【請求項9】前記データベース装置は、少なくとも複数
    種類の音楽データを蓄積することを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載の衛星デジタル配信システム。
  10. 【請求項10】データベース装置に蓄積されたデジタル
    データを、複数の受信端末装置の中から指定された受信
    端末装置に衛星通信回線を介して送信する衛星デジタル
    配信方法において、 中央管理装置から前記複数の受信端末装置のそれぞれ
    に、衛星通信回線を介して配信開始信号を送信するステ
    ップと、 前記配信開始信号に応答して、配信を希望する前記受信
    端末装置から前記中央管理装置に、地上回線を介して受
    信登録信号を送信するステップと、 前記中央管理装置から前記受信登録信号を送信した前記
    受信端末装置に、衛星通信回線を介して前記デジタルデ
    ータを送信するステップと、 受信誤りを検出した前記受信端末装置から前記中央管理
    装置に、地上回線を介して否定応答信号を送信するステ
    ップと、 前記中央管理装置から前記否定応答信号を送信した前記
    受信端末装置に、衛星通信回線を介して受信誤りを起こ
    した前記デジタルデータを再送するステップと、を備え
    ることを特徴とする衛星デジタル配信方法。
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