JP2001304651A - 空気調和装置及びその運転制御方法 - Google Patents

空気調和装置及びその運転制御方法

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JP2001304651A
JP2001304651A JP2000116644A JP2000116644A JP2001304651A JP 2001304651 A JP2001304651 A JP 2001304651A JP 2000116644 A JP2000116644 A JP 2000116644A JP 2000116644 A JP2000116644 A JP 2000116644A JP 2001304651 A JP2001304651 A JP 2001304651A
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voltage
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Masayuki Kumakura
正行 熊倉
Masao Yokoyama
雅男 横山
Masanori Mori
正徳 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力事情や電源設備が劣悪な環境下でも、低
電圧による不必要な空気調和装置の停止(警報停止等)
を防止できるようにすること。 【解決手段】 圧縮機16を備えた室外機と室内機とが
制御装置13により制御され、室外機には、圧縮機へ電
力を供給する電源部30と、この電源部から出力される
電圧が所定電圧以下であることを検出する低電圧検出回
路31とを有し、制御装置が、低電圧検出回路から出力
された電圧検出信号aに基づき圧縮機を制御するよう構
成された空気調和装置において、上記制御装置は、圧縮
機の起動時間に対応する検出マスク時間の経過後に、上
記電圧検出信号に基づき、警報の出力及び圧縮機の運転
又は停止を制御するよう構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源部から出力さ
れる出力電圧が所定電圧以下であることを検出する低電
圧検出回路を備えた空気調和装置、及びこの空気調和装
置の運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】室外機、室内機、及びこれらを制御する
制御装置を有してなる空気調和装置には、上記室外機
に、圧縮機へ電力を供給する電源部と、この電源部から
出力される出力電圧が所定電圧以下であることを検出す
る低電圧検出回路とを備えたものがある。
【0003】このような空気調和装置は、電力事情や電
源設備が劣悪な環境で使用され、制御装置は、電源部か
ら出力された出力電圧が所定電圧以下である旨の電圧検
出信号を低電圧検出回路から取り込んだ時に、警報を出
力し、且つ圧縮機を停止させて空気調和装置を停止して
いる。これにより、低電圧による圧縮機の故障が回避さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、電源部から
の出力電圧が所定電圧以下であるか否かの制御装置によ
る判断は、図6に示すように、圧縮機の起動直後から所
定時間t(例えば約400m秒)内になされ、この所定
時間t内に電源部からの出力電圧が所定電圧(図6のL
ow)以下となれば、直ちに、警報が出力され空気調和
装置が停止される。このため、電力事情や電源設備の状
況によっては、圧縮機の起動による電圧降下により引き
起こされる電源部の出力電圧の低下を検出して、警報が
出力され、且つ空気調和装置が停止してしまう場合があ
る。
【0005】また、無人設備に空気調和装置を設置した
場合にも、制御装置は、電源部からの出力電圧が所定電
圧以下となった時に、低電圧検出回路からの電圧検出信
号に基づき警報を出力し、空気調和装置を停止してい
る。
【0006】しかし、この空気調和装置に自動復帰機能
が具備されていない場合には、電源部からの出力電圧が
所定電圧以上に復帰した時にも、空気調和装置は停止状
態を継続してしまうことがある。
【0007】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、電力事情や電源設備が劣悪な環境下
でも、低電圧による不必要な装置の停止(警報停止な
ど)を防止できる空気調和装置及びその運転制御方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、圧縮機を備えた室外機と室内機とが制御装置により
制御され、上記室外機には、上記圧縮機へ電力を供給す
る電源部と、この電源部から出力される電圧が所定電圧
以下であることを検出する低電圧検出回路とを有し、上
記制御装置が、上記低電圧検出回路から出力された電圧
検出信号に基づき上記圧縮機を制御するよう構成された
空気調和装置において、上記制御装置は、上記圧縮機の
起動時間に対応する検出マスク時間の経過後に、上記電
圧検出信号に基づき、警報の出力及び上記圧縮機の運転
または停止を制御するよう構成されたことを特徴とする
ものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記制御装置は、圧縮機の起動時間に
対応する検出マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基
づき、電源部からの出力電圧が低電圧であると判断する
度にカウンタを動作させ、このカウンタが所定回数とな
ったときに、警報を出力すると共に装置を停止させるよ
う制御することを特徴とするものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記制御装置は、圧縮機の起動時間に
対応する検出マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基
づき上記圧縮機の運転または停止を制御し、これらの動
作を繰り返すよう構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、室外機の圧縮機
へ電力を供給する電源部と、この電源部から出力される
電圧が所定電圧以下であることを検出する低電圧検出回
路とを有し、この低電圧検出回路から出力された電圧検
出信号に基づき上記圧縮機を制御する空気調和装置の運
転制御方法において、上記圧縮機の起動時間に対応する
検出マスク時間の経過後に、上記電圧検出信号に基づ
き、警報の出力及び上記圧縮機の運転または停止を制御
することを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、上記圧縮機の起動時間に対応する検出
マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基づき、電源部
からの出力電圧が低電圧であると判断する度にカウンタ
を動作させ、このカウンタが所定回数となったときに、
警報を出力すると共に装置を停止させるよう制御するこ
とを特徴とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、上記圧縮機の起動時間に対応する検出
マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基づき上記圧縮
機の運転または停止を制御し、これらの動作を繰り返す
ことを特徴とするものである請求項1または4に記載の
発明には、次の作用がある。
【0014】制御装置が、圧縮機の起動時間に対応する
検出マスク時間の経過後に、低電圧検出回路から出力さ
れた電圧検出信号に基づき、警報の出力及び圧縮機の運
転または停止を制御するよう構成されたことから、圧縮
機の起動に伴い発生する電源部からの出力電圧の低下が
考慮されないので、不必要な警報の出力や空気調和装置
の停止を防止できる。
【0015】請求項2または5に記載の発明には、次の
作用がある。
【0016】制御装置は、圧縮機の起動時間に対応する
検出マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基づき、電
源部からの出力電圧が低電圧であると判断する度にカウ
ンタを動作させ、このカウンタが所定回数となったとき
に、警報を出力すると共に装置を停止させるよう制御す
ることから、検出マスク時間の経過後に電圧検出信号に
基づき、電源部からの出力電圧が低電圧であると一回判
断しただけでは警報の出力及び装置の停止を実行せず、
上記判断が複数回なされた後に初めて警報の出力及び装
置の停止を実行するので、低電圧による不必要な警報の
出力や空気調和装置の停止をより確実に防止できる。
【0017】請求項3または6に記載の発明には、次の
作用がある。
【0018】制御装置は、圧縮機の起動時間に対応する
検出マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基づき圧縮
機の運転または停止を制御し、これらの動作を繰り返す
よう構成されたことから、電源部からの出力電圧が所定
電圧以上となったときに、空気調和装置は自動復帰す
る。このため、無人設備に空気調和装置を設置した場合
にも、圧縮機の起動時に生ずる低電圧に基づき空気調和
装置が不必要に停止状態を継続することを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔A〕第1の実施の形態(図1〜図3) 図1に示すように、空気調和装置10は、室外機11、
室内機12及び制御装置13を有してなり、室外機11
の室外冷媒配管14と室内機12の室内冷媒配管15と
が、連結配管24、25を介して連結されている。
【0020】室外機11は室外に設置され、室外冷媒配
管14に圧縮機16が配設され、この圧縮機16の吸込
側にアキュムレータ17が、吐出側に四方弁18が室外
冷媒配管14を介してそれぞれ接続され、この四方弁1
8に室外熱交換器19が室外冷媒配管14を介して接続
されて構成される。室外熱交換器19には、この室外熱
交換器19へ向かって送風する室外ファン20が隣接し
て配置されている。
【0021】一方、室内機12は室内に設置され、室内
冷媒配管15に室内熱交換器21が配設されると共に、
室内冷媒配管15において室内熱交換器21近傍に電動
膨張弁22が配設されて構成される。上記室内熱交換器
21には、この室内熱交換器21へ送風する室内ファン
23が隣接して配置されている。
【0022】また、上記制御装置13は、室外機11及
び室内機12の運転を制御し、具体的には、室外機11
における圧縮機16、四方弁18及び室外ファン20、
並びに室内機12における電動膨張弁22、及び室内フ
ァン23をそれぞれ制御する。
【0023】制御装置13により四方弁18が切り換え
られることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖
房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁1
8を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如
く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器2
1が蒸発器になって冷房運転状態となり、室内機12の
室内熱交換器21が室内を冷房する。また、制御装置1
3が四方弁18を暖房側に切り換えたときには、冷媒が
破線矢印の如く流れ、室内熱交換器21が凝縮器に、室
外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態となり、
室内機12の室内熱交換器21が室内を暖房する。
【0024】また、制御装置13は、室内機12の空調
負荷に応じて、室内機12における電動膨張弁22の開
度を制御し、室内機12における室内ファン23のファ
ン駆動系を制御する。
【0025】更に、制御装置13は、図2に示すよう
に、低電圧検出回路31から出力された電圧検出信号a
に基づき、警報を出力し、且つ圧縮機16を運転又は停
止させて、空気調和装置10の運転又は停止を制御す
る。
【0026】上記低電圧検出回路31と電源部30は室
外機11に設置される。電源部30は、圧縮機16等の
電気機器へ電力を供給する。また、低電圧検出回路31
は、電源部30から出力された出力電圧が所定電圧(図
3のLow)以下であるか否かを検出して、電圧検出信
号aを制御装置13へ出力する。例えば、低電圧検出回
路31は、電源部30からの出力電圧が所定電圧以上で
あれば0Vの信号を、以下であれば5Vの信号を、電圧
検出信号aとして制御装置13のポートへ出力する。
【0027】制御装置13は、低電圧検出回路31から
出力される電圧検出信号aを取り込んで、電源部30か
らの出力電圧が規定電圧(図3のHigh)であるか否
か、または上記所定電圧以下の低電圧であるかを判断す
る。この判断は、図3に示すように、圧縮機16の起動
時間に対応する検出マスク時間Mには実行されず、この
検出マスク時間M経過後の所定の検出時間T内に実行さ
れる。上記検出マスク時間Mは、圧縮機16の起動直後
から例えば約2秒間であり、また、上記検出時間Tは約
400m秒である。
【0028】このように、制御装置13は、検出マスク
時間Mの間、電源部30からの出力電圧が規定電圧であ
るか、または低電圧であるかの判断を実行しないことか
ら、圧縮機16の起動による電圧降下により引き起こさ
れる電源部30の出力電圧の低下が検出されず無視され
る。制御装置13は、この検出マスク時間M経過後の検
出時間T内において、電源部30からの出力電圧が所定
電圧以下の低電圧である場合に、警報を出力し、且つ圧
縮機16へ停止信号bを出力して停止させ、空気調和装
置10を停止させる。
【0029】従って、この第1の実施の形態によれば、
次の効果を奏する。
【0030】制御装置13が、圧縮機16の起動時間
に対応する検出マスク時間Mの経過後における検出時間
T内に、低電圧検出回路31から出力された電圧検出信
号aに基づき、警報の出力及び圧縮機16の運転又は停
止を制御するよう構成されたことから、圧縮機16の起
動に伴い発生する電源部30からの出力電圧の低下が考
慮されないので、不必要な警報の出力や空気調和装置1
0の停止を防止できる。
【0031】〔B〕第2の実施の形態(図4) 図4は、本発明に係る空気調和装置の第2の実施の形態
における電源部からの出力電圧(電源電圧)と圧縮機の
起動との関係を示すグラフである。この第2の実施の形
態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同
一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0032】この第2の実施の形態の空気調和装置にお
いては、制御装置13に、図示しないカウンタが内蔵さ
れている。そして、この制御装置13は、図4(A)に
示すように、圧縮機16の起動時間に対応する検出マス
ク時間Mの経過後の検出時間T内に、低電圧検出回路3
1からの電圧検出信号aに基づき、電源部30からの出
力電圧が低電圧であると判断した時にカウンタを動作さ
せて、そのカウンタ値に+1を加算し、圧縮機16を停
止させて空気調和装置10をサーモオフ状態とする。こ
のサーモオフ状態では、圧縮機16が停止されるもの
の、室外ファン20、室内ファン23及び制御装置13
は動作状態にある。
【0033】制御装置13は、上述の如く圧縮機16を
停止させた後、圧縮機16内の冷媒圧力がバランスする
一定時間Sを待った後(この一定時間Sは、例えば、圧
縮機16が停止してから3分間である。)、空気調和装
置10の運転指令が入力されている場合に、再度圧縮機
16を起動させる。制御装置13は、この圧縮機16の
再起動の場合も、検出マスク時間Mの経過後の検出時間
T内に、低電圧検出回路31からの電圧検出信号aに基
づき、電源部30からの出力電圧が低電圧であると判断
した時に、カウンタを動作させて、そのカウンタ値に+
1を加算する。このカウンタ値が所定回数(例えば2
回)に至った時に、制御装置13は警報を出力し、且つ
圧縮機16へ停止信号bを出力して圧縮機16を停止さ
せ、空気調和装置10を停止させる。
【0034】また、カウンタ値が「1」の状態の後に実
行された圧縮機16の再起動の際に、図4(B)に示す
ように、電源部30からの出力電圧が検出マスク時間M
内においては所定電圧以下の低電圧であったものの、そ
の後の検出時間T内に回復して規定電圧となっている時
には、制御装置13は、圧縮機16を運転させ続け、空
気調和装置10の運転を継続する。制御装置13は、圧
縮機16の起動直後から所定時間N(例えば約25秒)
経過しても圧縮機16が運転状態にある時には、カウン
タのカウンタ値をクリアする。
【0035】従って、この第2の実施の形態によれば、
次の効果を奏する。
【0036】制御装置13は、圧縮機16の起動時間
に対応する検出マスク時間Mの経過後の検出時間T内
に、低電圧検出回路31から出力された電圧検出信号a
に基づき、電源部30からの出力電圧が低電圧であると
判断する度にカウンタを動作させ、このカウンタのカウ
ンタ値が所定回数(例えば2回)となった時に、警報を
出力すると共に空気調和装置10を停止させるよう制御
することから、検出マスク時間Mの経過後の検出時間T
内に電圧検出信号aに基づき、電源部30からの出力電
圧が低電圧であると1回判断しただけでは警報の出力及
び空気調和装置10の停止を実行せず、上記判断が複数
回(例えば2回)なされた後に初めて警報の出力及び空
気調和装置10の停止を実行するので、低電圧による不
必要な警報の出力や空気調和装置10の停止をより確実
に防止できる。
【0037】〔C〕第3の実施の形態(図5)図5は、
本発明に係る空気調和装置の第2の実施の形態における
電源部からの出力電圧(電源電圧)と圧縮機の起動との
関係を示すグラフである。この第3の実施の形態におい
て、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号
を付すことにより説明を省略する。
【0038】この第3の実施の形態における空気調和装
置は、無人設備に設置されて使用されるものである。そ
して、この空気調和装置における制御装置13には無人
設備モードが設定されている。この無人設備モードは図
5に示すように、圧縮機16の起動時間に対応する検出
マスク時間Mの経過後の検出時間T内に、低電圧検出回
路31からの電圧検出信号aに基づき圧縮機16の運転
又は停止を制御し、圧縮機16の停止後一定時間Sを隔
てて上述の動作を繰り返すモードである。
【0039】従って、この無人設備モードでは、検出マ
スク時間Mの経過後の検出時間T内に、電源部30から
の出力電圧が所定電圧以下の低電圧であっても、警報は
出力されず、圧縮機16が停止され、この圧縮機16の
停止から一定時間S経過後に、電源部30からの出力電
圧が所定電圧(図5のHigh)以上に回復している時
に、再度圧縮機16が起動されて自動復帰され、これら
の動作が繰り返される。
【0040】故に、本実施の形態によれば、次の効果
を奏する。
【0041】制御装置13は、圧縮機16の起動時間
に対応する検出マスク時間Mの経過後の検出時間T内
に、低電圧検出回路31から出力された電圧検出信号a
に基づき圧縮機16の運転又は停止を制御し、これらの
動作を繰り返すよう構成されたことから、圧縮機16の
停止から一定時間S経過後に電源部30からの出力電圧
が所定電圧以上に回復した時に、空気調和装置10は自
動復帰する。このため、無人設備に空気調和装置10を
設置した場合にも、圧縮機16の起動時に生ずる低電圧
に基づき、空気調和装置10が不必要に停止状態を継続
することを防止できる。
【0042】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0043】例えば、上記第2の実施の形態において、
制御装置13が警報を出力し空気調和装置10を停止さ
せるカウンタの所定回数は2回に限らず、3回以上のカ
ウンタ値であってもよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明に係る空気調和装置によ
れば、圧縮機を備えた室外機と室内機とが制御装置によ
り制御され、上記室外機には、上記圧縮機へ電力を供給
する電源部と、この電源部から出力される電圧が所定電
圧以下であることを検出する低電圧検出回路とを有し、
上記制御装置が、上記圧縮機の起動時間に対応する検出
マスク時間の経過後に、上記低電圧検出回路から出力さ
れた電圧検出信号に基づき、警報の出力及び上記圧縮機
の運転または停止を制御するよう構成されたことから、
電力事情や電源設備が劣悪な環境下でも、低電圧による
不必要な装置の停止(警報停止など)を防止できる。
【0045】請求項4の発明に係る空気調和装置の運転
制御方法によれば、室外機の圧縮機へ電力を供給する電
源部と、この電源部から出力される電圧が所定電圧以下
であることを検出する低電圧検出回路とを有し、上記圧
縮機の起動時間に対応する検出マスク時間の経過後に、
上記低電圧検出回路から出力された電圧検出信号に基づ
き、警報の出力及び上記圧縮機の運転または停止を制御
することから、電力事情や電源設備が劣悪な環境下で
も、低電圧による不必要な装置の停止(警報停止など)
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の第1の実施の形態
を示す冷媒回路の回路図である。
【図2】図1の空気調和装置の制御システムを示すブロ
ック図である。
【図3】電源部からの出力電圧(電源電圧)と圧縮機の
起動との関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係る空気調和装置の第2の実施の形態
における電源部からの出力電圧(電源電圧)と圧縮機の
起動との関係を示すグラフである。
【図5】本発明に係る空気調和装置の第3の実施の形態
における電源部からの出力電圧(電源電圧)と圧縮機の
起動との関係を示すグラフである。
【図6】従来の空気調和装置における電源部からの出力
電圧(電源電圧)と圧縮機の起動との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 空気調和装置 11 室外機 12 室内機 13 制御装置 16 圧縮機 30 電源部 31 低電圧検出回路 a 電圧検出信号 M 検出マスク時間 T 検出時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 正徳 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA02 AA05 CC08 CC10 CC19 DD01 DD06 EE02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機を備えた室外機と室内機とが制御
    装置により制御され、上記室外機には、上記圧縮機へ電
    力を供給する電源部と、この電源部から出力される電圧
    が所定電圧以下であることを検出する低電圧検出回路と
    を有し、上記制御装置が、上記低電圧検出回路から出力
    された電圧検出信号に基づき上記圧縮機を制御するよう
    構成された空気調和装置において、 上記制御装置は、上記圧縮機の起動時間に対応する検出
    マスク時間の経過後に、上記電圧検出信号に基づき、警
    報の出力及び上記圧縮機の運転または停止を制御するよ
    う構成されたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記制御装置は、圧縮機の起動時間に対
    応する検出マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基づ
    き、電源部からの出力電圧が低電圧であると判断する度
    にカウンタを動作させ、このカウンタが所定回数となっ
    たときに、警報を出力すると共に装置を停止させるよう
    制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】 上記制御装置は、圧縮機の起動時間に対
    応する検出マスク時間の経過後に、電圧検出信号に基づ
    き上記圧縮機の運転または停止を制御し、これらの動作
    を繰り返すよう構成されたことを特徴とする請求項1に
    記載の空気調和装置。
  4. 【請求項4】 室外機の圧縮機へ電力を供給する電源部
    と、この電源部から出力される電圧が所定電圧以下であ
    ることを検出する低電圧検出回路とを有し、この低電圧
    検出回路から出力された電圧検出信号に基づき上記圧縮
    機を制御する空気調和装置の運転制御方法において、 上記圧縮機の起動時間に対応する検出マスク時間の経過
    後に、上記電圧検出信号に基づき、警報の出力及び上記
    圧縮機の運転または停止を制御することを特徴とする空
    気調和装置の運転制御方法。
  5. 【請求項5】 上記圧縮機の起動時間に対応する検出マ
    スク時間の経過後に、電圧検出信号に基づき、電源部か
    らの出力電圧が低電圧であると判断する度にカウンタを
    動作させ、このカウンタが所定回数となったときに、警
    報を出力すると共に装置を停止させるよう制御すること
    を特徴とする請求項4に記載の空気調和装置の運転制御
    方法。
  6. 【請求項6】 上記圧縮機の起動時間に対応する検出マ
    スク時間の経過後に、電圧検出信号に基づき上記圧縮機
    の運転または停止を制御し、これらの動作を繰り返すこ
    とを特徴とする請求項4に記載の空気調和装置の運転制
    御方法。
JP2000116644A 2000-04-18 2000-04-18 空気調和装置及びその運転制御方法 Pending JP2001304651A (ja)

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