JP2001304633A - 蓄熱空気調和機 - Google Patents
蓄熱空気調和機Info
- Publication number
- JP2001304633A JP2001304633A JP2000116361A JP2000116361A JP2001304633A JP 2001304633 A JP2001304633 A JP 2001304633A JP 2000116361 A JP2000116361 A JP 2000116361A JP 2000116361 A JP2000116361 A JP 2000116361A JP 2001304633 A JP2001304633 A JP 2001304633A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- heat storage
- temperature
- air conditioner
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
ようにする。 【解決手段】 蓄熱材に蓄熱した熱を熱源として冷房又
は暖房運転を行う際に、熱搬送媒体等の温度T2と車内
温度T3との温度差T3−T2が予め設定された流路切
換判断値A2より小さくなるまで、切換弁による循環路
の切換えを行わないようにする制御器が制御する。これ
により、効率的に冷熱又は温熱が蓄熱でき、かつ、利用
できるようにすると共に、適温に達する前の空気が送風
されないようになして利用者に不快感を与えないように
する。
Description
の車両に搭載して好適な蓄熱空気調和機に係り、特に走
行中に冷熱又は温熱を蓄熱し、この熱を用いて停車中に
も冷房又は暖房運転が行えるようにした蓄熱空気調和機
に関する。
暖房が可能なように空気調和機が略標準装備され、また
運転座席の後部側等に仮眠室を設けた車両が市場に提供
されている。なお、以下の説明では被調和室を車内とし
て説明する。
を受けて回転する圧縮機を備えた冷凍回路を運転して行
われ、また暖房はエンジンの廃熱を利用して行われてい
る。
ンを停止してしまうのが一般的で、冬場は寒く逆に夏場
は暑いために十分な仮眠を取ることが困難になる問題が
あった。
においては、蓄熱材を備えた蓄熱空気調和機が開示され
ている。
せることにより行い、また暖房はエンジンの廃熱を利用
することにより行い、仮眠中のようにエンジン停止時に
おける冷暖房は、走行中に冷熱又は温熱を以下のように
して蓄熱し、その熱を熱源として利用することにより行
っている。
連結されると共に、蓄熱用蒸発器を備えて、冷熱の蓄熱
は冷凍回路を循環する冷媒の一部を蓄冷用蒸発器で蒸発
させることにより、この蓄冷用蒸発器に密接配置された
蓄熱材を冷却して行っている。
て機内空気が循環するように流路を形成すると共に、当
該流路中にヒータを設けて、走行中にヒータで加熱した
空気を蓄熱材と熱交換させることにより行っている。
は温熱を熱源として、仮眠中等のエンジン停止時におけ
る冷暖房を行うようになっている。
成では、効率的に冷熱又は温熱が蓄熱でき、かつ、この
熱を効率的に利用できない問題があった。
が蓄熱でき、かつ、利用できるようにした蓄熱空気調和
機を提供することを目的とする。
め、請求項1にかかる発明は、熱搬送媒体と被調和室の
空気とを熱交換させる熱交換部と、該熱交換部と配管に
より環状に接続されと共に、冷熱又は温熱のうち少なく
とも一方を蓄熱する蓄熱材を備えた蓄熱部と、熱交換部
に蓄熱部と並列接続されると共に、蓄熱部と熱接触して
設けられて、蓄熱材との間で熱を移動させて蓄熱させる
熱移送部と、該熱移送部と蓄熱部との並列接続点位置に
設けられて、蓄熱部に冷熱又は温熱を蓄熱する際には、
熱搬送媒体が熱交換部と熱移送部との間を循環するよう
に循環路を切換えて、該熱移送部により熱搬送媒体と蓄
熱部とを熱交換させて該蓄熱部に蓄熱させ、また蓄熱部
に蓄熱した冷熱又は温熱を利用する際には、熱搬送媒体
が熱交換部と蓄熱部との間を循環するように循環路を切
換えて、蓄熱部に蓄熱した熱により冷却又は加熱された
熱搬送媒体が熱交換部で被調和室の空気と熱交換できる
ようにする循環路切換部と、蓄冷材への蓄熱が完了した
後は、熱搬送媒体の温度と被調和室の温度との温度差が
所定値より小さくなるまで、循環路切換部による循環路
の切換えを行わないようにする制御部とを有することを
特徴とする。
の完了後所定時間だけ循環路切換部が循環路を切換えな
いようにして、熱搬送媒体の温度と被調和室の温度との
温度差が所定値より小さくなるまで待機させるようにし
たことを特徴とする。
搬送媒体と被調和室の空気とを熱交換させる熱交換器
と、該熱交換器を介して被調和室の空気を循環させる送
風機とを有し、かつ、制御部が冷房又は暖房運転の開始
直後所定時間だけ送風機の風量を少なくし又は送風を停
止するようにしたことを特徴とする。
和室の温度が設定温度になると、その状態を維持すべく
送風機の風量を減らし又は当該送風機を断続運転させる
ようにしたことを特徴とする。
環させるポンプが設けられ、被調和室の温度が設定温度
になると、制御部がこの状態を維持すべく、ポンプを制
御して熱搬送媒体の循環量を調整するようにしたことを
特徴とする。
が所定温度以上になるのを抑制すべく、当該所定温度に
達すると、制御部が送風機の送風量を増大させるように
したことを特徴とする。
部に冷熱を蓄熱する際には、当該蓄熱部の熱を吸収し、
その熱を熱搬送媒体を介して機外に吐出させ、蓄熱部に
温熱を蓄熱する際には、機外の熱を熱搬送媒体を介して
吸収し、その熱を蓄熱部に放熱する電子温冷素子を備
え、かつ、制御部が電子温冷素子に接続されている電源
の状態を検知して、当該電源の容量が低下し又は低下す
る恐れがあるときには電子温冷素子への通電を抑制又は
遮断するようにしたことを特徴とする。
が車両に搭載されて、該車両の走行時に冷熱又は温熱を
蓄熱するように設定されて、当該車両のバッテリ充電量
が低下したときに電子温冷素子への通電を抑制又は遮断
するようにしたことを特徴とする。
が車両に搭載されて、該車両の走行時に冷熱又は温熱を
蓄熱するように設定されて、当該車両がアイドリング状
態になったときに電子温冷素子への通電を抑制又は遮断
するようにしたことを特徴とする。
て説明する。図1は、本発明にかかる蓄熱空気調和機2
の概略構成を示す図であり、図2はその回路図である。
設された断熱ケース10、該断熱ケース10内に収納さ
れた蓄熱材21を備える蓄熱部20、該蓄熱部20と熱
接触して設けられて、蓄熱材21に熱を移動させて蓄熱
させるペルチェ素子等からなる電子温冷素子31を備え
た熱移送部30、蓄熱部20に蓄熱した熱を取出し、又
は当該蓄熱部20に蓄熱するために車内空気等と熱搬送
媒体とを熱交換させる熱交換器41を備えた熱交換部4
0、熱搬送媒体が循環する循環路を切換える切換弁51
を備えた循環路切換部50、熱移送部30や熱交換部4
0及び循環路切換部50等の制御を行う制御部60等を
有している。
と熱移送部30とが並列になるように配管3により接続
されている。
設けられて、当該断熱蓋12の周辺部にパッキン13が
配設されている。これにより、断熱蓋12を閉じた際に
蓄熱材21が零れたりしないようになっている。
述した蓄熱材21、該蓄熱材21での蓄熱が効率的に行
われるように基板22に複数のフィン23が立設されて
なる蓄熱側ヒートシンク24等により構成されて、蓄熱
材21はフィン23の間に貯留されるようになってい
る。
る際には水又はグリセリン水和物が好ましく、温熱を蓄
熱する際にはパラフィン系のスクアラン水和物又は酢酸
ナトリウム水和物が好ましい。ここで水和物とは、水分
を含んでいるものをいう。
循環路をなす流路4が形成されている。
シンク24が熱接触して設けられて所定方向に熱を移動
させる電子温冷素子31、該電子温冷素子31の他方の
面に熱接触して設けられて当該電子温冷素子31を介し
て蓄熱材21と効率的に熱交換できるようにする熱源側
ヒートシンク32等を有し、この熱源側ヒートシンク3
2にも熱搬送媒体の流路4が形成されている。
24と熱源側ヒートシンク32とにより熱接触を保って
挟持されて、この電子温冷素子31に流す電流の向によ
り吸熱面と放熱面との位置が入れ替って、熱流の方向が
変化する。なお、熱流とは吸熱面から放熱面に熱が伝導
する際の熱の流れを言う。
接する面をA面とし、熱源側ヒートシンク32と接する
面をB面とすると、一方の向に電流を流すとA面が吸熱
面となり、B面が放熱面となる。
から吸収されB面から熱源側ヒートシンク32を介して
熱搬送媒体に放出されて、当該蓄熱材21は熱を失い冷
却される。即ち、蓄熱材21に冷熱が蓄熱される。
シンク32を介して熱搬送媒体の熱がB面を介して吸収
され、A面から蓄熱側ヒートシンク24を介して蓄熱材
21に放熱されて、当該蓄熱材21が加温されるように
なる。即ち、蓄熱材21に温熱が蓄熱される。
とを熱交換させる熱交換器41、該熱交換器41に車内
空気を送風する送風機42等を有している。
20と熱交換部40との間を循環するか、熱移送部30
と熱交換部40との間を循環するかを切替える切換弁5
1、熱搬送媒体を循環させるポンプ52等を有してい
る。
合を示しているが、1つであっても熱搬送媒体の循環路
を切替えることができることは言うまでもない。
1に冷熱又は温熱を蓄熱する際の熱搬送媒体の流れを示
し、点線矢印は蓄熱材21に蓄熱した冷熱又は温熱を取
出す際の熱搬送媒体の流れを示している。
設けられて、当該蓄熱側ヒートシンク24の温度を検出
する蓄熱側温度検出器62、熱源側ヒートシンク32に
設けられて、当該熱源側ヒートシンク32の温度を検出
する熱源側温度検出器63、車内等の温度を検出する外
気温検出器64、熱搬送媒体の温度を検出する熱搬送媒
体温度検出器65、これら各温度検出器62〜65から
の信号に基づき電子温冷素子31への通電量や切換弁5
1等を制御する制御器61等を有している。
の制御方法を運転方法と共に説明する。なお、蓄熱する
熱が冷熱であるか温熱であるかは、基本動作としては違
いがないので、以下の説明では冷熱を蓄熱し、冷房を開
始するまでの待機中の制御内容を例に図3を参照して説
明する。
れ蓄熱側温度検出器62、熱源側温度検出器63、外気
温検出器64、熱搬送媒体温度検出器65の検出温度を
示している。また、A1〜A4は設定値を示し、これら
の詳細な意味については後述するが、A1は蓄熱完了判
断値、A2は流路切換判断値、A3は熱源利用判断値、
A4は空調開始判断値と呼称する。
ック等に設置する。本発明にかかる蓄熱空気調和機2
は、電子温冷素子31や送風機42等に電源を供給する
だけで動作させることができるので、既存の空気調和機
と接続する必要がない。従って、利用者が自分で容易に
設置できる利点がある。
該蓄熱空気調和機2に蓄熱材21を貯留する。この蓄熱
材21としては、上述したように種々のものが考えられ
る。
けて、フィン23間に流し込むことにより行い、又は蓄
冷材21を容器に封入して挿入して行う。なお、断熱蓋
12にはパッキン13が設けられて走行中に貯留された
蓄熱材21が零れたりしないようになっている。
る(ステップS1)。蓄熱材21に冷熱を蓄熱する場合
には、電子温冷素子31が蓄熱側ヒートシンク24を介
して蓄熱材21の熱を吸熱し、その熱を熱源側ヒートシ
ンク32を介して熱搬送媒体に放熱するように電流を流
す。
に放熱されて、当該熱搬送媒体の温度が上がる。この熱
搬送媒体は、熱交換器41を循環しているので、当該熱
交換器41で車内空気と熱交換する。
冷房されて温度が低くなっているので、熱搬送媒体は効
率的に熱交換(放熱)できるようになり、蓄熱材21の
熱を効率的に奪うことが可能になる。即ち、効率的に冷
熱を蓄冷することができるようになる。
凝固するので、高効率に凝固させることができるように
なる。
かは、ステップS2で蓄熱側温度検出器62からの温度
T1が蓄熱完了判断値A1より低くなったか否かで行
う。
水和物は5℃で凝固するので、この値を設定することが
可能である。
それ以上の蓄熱作用は不要になるので、電子温冷素子3
1への通電を停止する。
0に収納されているが、物理的に完全に断熱することは
困難なので、徐々に蓄熱した熱が失われる。このような
場合には、電子温冷素子31に通電する電流を減らした
り、断続的な通電にしたりして蓄熱完了状態を保持する
ように制御することが好ましい。
転数が低下した場合には電子温冷素子31への通電量を
減らしたり印可電圧を低下させたりしてエンジン負荷を
軽くすることが可能であり、同様にバッテリの充電量が
少なくなっているような場合にも電子温冷素子31への
通電量を減らしたり印可電圧を低下させたりしてバッテ
リに十分な充電が行われるようにすることが好ましい。
房運転するためのスタンバイのために、ステップS4に
進む。
出した車内温度T3と熱源側温度検出器63で検出した
熱源側ヒートシンク32の温度T2との温度差が、流路
切換判断値A2より大きいか否かを判断する。
31から熱源側ヒートシンク32を介して熱搬送媒体に
放熱され、当該熱搬送媒体が配管3で接続された熱交換
器41を循環するので、これらの温度は熱源側ヒートシ
ンク32の温度T2に略等しく、かつ、少なくとも車内
温度T3より高くなっている。
運転を行うと、これらを車内温度まで冷却のために蓄熱
した冷熱が利用されることになり、冷熱の利用効率が低
下すると共に生暖かい空気が送風されて不快感を与えて
しまう。
2、即ち熱交換器41や配管3等の温度が車内温度T3
になるまで流路切換を行わない。
源側ヒートシンク32との間を循環していた熱搬送媒体
を熱交換器41と蓄熱側ヒートシンク24との間を循環
するように切換弁51を切換える。即ち、熱搬送媒体を
図2に示す実線矢印から点線矢印の方向に循環させる。
ンク24を介して蓄熱材21により冷却されて温度が下
がり、冷房のスタンバイが完了する。つまりいつ冷房が
開始されても、冷気が発生し車内が冷房される。
間の経過と共に送風量を増大させたり、一定時間送風を
行わないようにしたりすることにより、生暖かい空気が
送風されることによる不快感を防止することができる。
送風機42の回転数を下げて送風量を少なくし、または
ポンプ52の回転数を下げて熱搬送媒体の循環量を少な
くする等を行い車内温度が設定値を保つようにする。
量に強弱をつけて心地よさを増すように制御することも
可能である。
るが、蓄熱した熱量は限りがあるので、無制限にスタン
バイ状態を続けることはできない。
イが可能か否かの判断を行っている。冷房スタンバイが
可能か否かの判断は、蓄熱材21の温度T1が予め設定
された冷熱源利用判断値A3より高いか否かを判断する
と共に熱搬送媒体の温度T4と蓄熱材21の温度T1と
の温度差T4−T1が空調開始判断値A4より低くなっ
たか否かを判断して、これらの条件が共に満たされる場
合には蓄熱材21の冷熱が少なくなったと判断する。従
って、冷房スタンバイは中止されてステップS7に進
む。
るまで利用できるが、実用上は室温近くになると冷熱源
としての機能が望めなくなり、実際の冷房開始時に直ぐ
に冷房が終ってしまう。
であっても、熱搬送媒体の温度T4と蓄熱材21の温度
T1とは一致しない。
1の温度T1との差が空調開始判断値A4より小さくな
ったか否かを判断している。
少したと判断するとステップS7で熱搬送媒体の流路を
切換え、電子温冷素子31に通電を開始して蓄熱を行う
べくステップS2に戻る。
蓄冷材に蓄熱した熱を熱源として冷房又は暖房運転のス
タンバイを行う際に、熱搬送媒体の温度と被調和室の温
度との温度差が所定値より小さくなるまで、循環路切換
部による循環路の切換えを行わないようにする制御する
ようにしたので、効率的に冷熱又は温熱を利用できるよ
うになる。
時間だけ循環路切換部が循環路を切換えないようにし
て、熱搬送媒体の温度と被調和室の温度との温度差が所
定値より小さくなるまで待機させるようにしたので、効
率的に冷熱又は温熱が利用できるようになる。
後所定時間だけ送風機の風量を少なくし又は送風を停止
するようにしたので、適温に達する前の空気が送風され
ないようになって利用者に不快感を与えることが無くな
る。
度になると、その状態を維持すべく送風機の風量を減ら
し又は当該送風機を断続運転させるようにしたので、効
率的に冷熱又は温熱が利用できるようになる。
と、制御部がこの状態を維持すべく、ポンプを制御して
熱搬送媒体の循環量を調整するようにしたので、効率的
に冷熱又は温熱が利用できるようになる。
気調和機の断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 熱搬送媒体と被調和室の空気とを熱交換
させる熱交換部と、 該熱交換部と配管により環状に接続されと共に、冷熱又
は温熱のうち少なくとも一方を蓄熱する蓄熱材を備えた
蓄熱部と、 前記熱交換部に前記蓄熱部と並列接続されると共に、前
記蓄熱部と熱接触して設けられて、前記蓄熱材との間で
熱を移動させて蓄熱させる熱移送部と、 該熱移送部と前記蓄熱部との並列接続点位置に設けられ
て、前記蓄熱部に冷熱又は温熱を蓄熱する際には、前記
熱搬送媒体が前記熱交換部と前記熱移送部との間を循環
するように循環路を切換えて、該熱移送部により前記熱
搬送媒体と前記蓄熱部とを熱交換させて該蓄熱部に蓄熱
させ、また前記蓄熱部に蓄熱した冷熱又は温熱を利用す
る際には、前記熱搬送媒体が前記熱交換部と前記蓄熱部
との間を循環するように循環路を切換えて、前記蓄熱部
に蓄熱した熱により冷却又は加熱された熱搬送媒体が前
記熱交換部で被調和室の空気と熱交換できるようにする
循環路切換部と、 前記蓄冷材への蓄熱が完了した後は、前記熱搬送媒体の
温度と被調和室の温度との温度差が所定値より小さくな
るまで、前記循環路切換部による循環路の切換えを行わ
ないようにする制御部とを有することを特徴とする蓄熱
空気調和機。 - 【請求項2】 前記制御部が、蓄熱の完了後所定時間だ
け前記循環路切換部が循環路を切換えないようにして、
前記熱搬送媒体の温度と被調和室の温度との温度差が所
定値より小さくなるまで待機させるようにしたことを特
徴とする請求項1記載の蓄熱空気調和機。 - 【請求項3】 前記熱交換部が、前記熱搬送媒体と被調
和室の空気とを熱交換させる熱交換器と、該熱交換器を
介して被調和室の空気を循環させる送風機とを有し、か
つ、前記制御部が冷房又は暖房運転の開始直後所定時間
だけ前記送風機の風量を少なくし又は送風を停止するよ
うにしたことを特徴とする1又は2記載の蓄熱空気調和
機。 - 【請求項4】 前記制御部は、被調和室の温度が設定温
度になると、その状態を維持すべく前記送風機の風量を
減らし又は当該送風機を断続運転させるようにしたこと
を特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の蓄熱空
気調和機。 - 【請求項5】 前記熱搬送媒体を循環させるポンプが設
けられ、被調和室の温度が設定温度になると、前記制御
部がこの状態を維持すべく、前記ポンプを制御して前記
熱搬送媒体の循環量を調整するようにしたことを特徴と
する請求項1乃至4いずれか1項記載の蓄熱空気調和
機。 - 【請求項6】 前記被調和室の温度が所定温度以上にな
るのを抑制すべく、当該所定温度に達すると、前記制御
部が前記送風機の送風量を増大させるようにしたことを
特徴とする請求項1乃至5いずれか1項記載の蓄熱空気
調和機。 - 【請求項7】 前記熱移送部が前記蓄熱部に冷熱を蓄熱
する際には、当該蓄熱部の熱を吸収し、その熱を前記熱
搬送媒体を介して機外に吐出させ、前記蓄熱部に温熱を
蓄熱する際には、機外の熱を前記熱搬送媒体を介して吸
収し、その熱を前記蓄熱部に放熱する電子温冷素子を備
え、かつ、前記制御部が前記電子温冷素子に接続されて
いる電源の状態を検知して、当該電源の容量が低下し又
は低下する恐れがあるときには前記電子温冷素子への通
電を抑制又は遮断するようにしたことを特徴とする請求
項1乃至6いずれか1項記載の蓄熱空気調和機。 - 【請求項8】 前記蓄熱空気調和機が車両に搭載され
て、該車両の走行時に冷熱又は温熱を蓄熱するように設
定されて、当該車両のバッテリ充電量が低下したときに
前記電子温冷素子への通電を抑制又は遮断するようにし
たことを特徴とする請求項7項記載の蓄熱空気調和機。 - 【請求項9】 前記蓄熱空気調和機が車両に搭載され
て、該車両の走行時に冷熱又は温熱を蓄熱するように設
定されて、当該車両がアイドリング状態になったときに
前記電子温冷素子への通電を抑制又は遮断するようにし
たことを特徴とする請求項7又は8項記載の蓄熱空気調
和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116361A JP3631097B2 (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 蓄熱空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000116361A JP3631097B2 (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 蓄熱空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001304633A true JP2001304633A (ja) | 2001-10-31 |
JP3631097B2 JP3631097B2 (ja) | 2005-03-23 |
Family
ID=18627832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000116361A Expired - Fee Related JP3631097B2 (ja) | 2000-04-18 | 2000-04-18 | 蓄熱空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3631097B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286176A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Denso Corp | 車両用シート空調システム |
EP2239158A1 (en) * | 2009-04-09 | 2010-10-13 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Vehicle air conditioner |
JP2012197030A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Mitsubishi Motors Corp | 電動車用暖房装置 |
KR101593367B1 (ko) * | 2015-03-04 | 2016-02-15 | 박재홍 | 축냉에너지를 이용한 에어컨디셔너 |
JP2018527234A (ja) * | 2015-09-25 | 2018-09-20 | ベバスト エスエーWebasto SE | 熱交換器、及び熱交換器を備える車両用加熱装置 |
-
2000
- 2000-04-18 JP JP2000116361A patent/JP3631097B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009286176A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Denso Corp | 車両用シート空調システム |
EP2239158A1 (en) * | 2009-04-09 | 2010-10-13 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Vehicle air conditioner |
JP2012197030A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Mitsubishi Motors Corp | 電動車用暖房装置 |
KR101593367B1 (ko) * | 2015-03-04 | 2016-02-15 | 박재홍 | 축냉에너지를 이용한 에어컨디셔너 |
JP2018527234A (ja) * | 2015-09-25 | 2018-09-20 | ベバスト エスエーWebasto SE | 熱交換器、及び熱交換器を備える車両用加熱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3631097B2 (ja) | 2005-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5860361B2 (ja) | 電動車両用熱管理システム | |
JP6997558B2 (ja) | 車両用空気調和装置 | |
US6059016A (en) | Thermal energy storage and delivery system | |
US5553662A (en) | Plumbed thermal energy storage system | |
JP5860360B2 (ja) | 電動車両用熱管理システム | |
US9555686B2 (en) | Temperature control systems with thermoelectric devices | |
US20190363411A1 (en) | Device temperature regulator | |
US20160355067A1 (en) | Temperature control systems with thermoelectric devices | |
US5871041A (en) | Thermal energy storage and delivery apparatus and vehicular systems incorporating same | |
US20130192272A1 (en) | Temperature control systems with thermoelectric devices | |
JP2019119291A (ja) | 電動機搭載車両 | |
CN213007493U (zh) | 电动汽车及其热管理*** | |
JP2002352867A (ja) | 電気自動車のバッテリ温度制御装置 | |
US20100293966A1 (en) | Vehicle air conditioner | |
JP3114366B2 (ja) | バッテリ温度制御装置 | |
WO1997047937A9 (en) | Thermal energy storage and delivery system | |
JP2004142551A (ja) | 車両用空調装置 | |
KR102474341B1 (ko) | 차량용 히트 펌프 시스템 | |
JP2006519133A (ja) | 空気と熱伝導流体とを同時に冷却する、自動車の乗員コンパートメンとのための換気、暖房、または空調装置 | |
US20110100021A1 (en) | Air conditioner | |
JP6079417B2 (ja) | 温度調整システム | |
JP2009291008A (ja) | 電気駆動自動車の熱管理システム | |
JP2001304778A (ja) | 蓄熱装置 | |
JP2014037182A (ja) | 電動車両用熱管理システム | |
JP2006321269A (ja) | 車両用熱源分配システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041215 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091224 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101224 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |