JP2001304310A - ディスクブレーキ - Google Patents

ディスクブレーキ

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JP2001304310A
JP2001304310A JP2000123771A JP2000123771A JP2001304310A JP 2001304310 A JP2001304310 A JP 2001304310A JP 2000123771 A JP2000123771 A JP 2000123771A JP 2000123771 A JP2000123771 A JP 2000123771A JP 2001304310 A JP2001304310 A JP 2001304310A
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JP
Japan
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pad
torque receiving
receiving surface
torque
inner peripheral
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Application number
JP2000123771A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Matsuzaki
善樹 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SEI Brake Systems Inc
Original Assignee
Sumitomo SEI Brake Systems Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/04Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/092Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
    • F16D65/095Pivots or supporting members therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッドの内周面を剛性の高い支持面にばねで
押し当て、この状態でパッドの側面をトルク受け面に当
接させるディスクブレーキはパッドの内周面と側面の直
角度、支持面とトルク受け面の直角度のばらつきにより
パッドのトルク受け面に対する接触点が変動して性能が
不安定になり、制動時に鳴きを生じることもあるので、
この不具合を無くす。 【解決手段】 パッド2とトルク受け面7との間に製造
上の許容加工誤差を吸収してブレーキピストン4による
押圧中心Oよりもディスク内周側のパッド側面2bをト
ルク受け面7から離反させるぬすみ部8を設け、パッド
が常に、A、B、Cの3点で拘束されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、性能の安定化と
制動時のいわゆる鳴き(ノイズ音)の抑制を図ったディ
スクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のディスクブレーキに、摩擦パッド
(以下単にパッドと云う)の支持をキャリパのインナー
部とアウター部間に横架したパッドピンで行うものがあ
る。この方式のディスクブレーキは、パッドに設けたピ
ン孔にパッドピンを通してパッドを吊り下げるので、パ
ッドの両側部をキャリパに凹凸嵌合させる必要が無く、
トルク受け部の形状が単純化され、キャリパ鋳造の容易
化、切削代減少による加工費、加工時間の低減、刃具形
状の単純化による工具費の低減等が図れる。また、パッ
ドピンを外すだけでパッドの交換が行える利点もある。
【0003】その一方で、制動時のパッドの支持がキャ
リパに設けたトルク受け面と剛性の低いパッドピンによ
ってなされるので、パッドピンが撓むなどしてパッドの
拘束が不安定になり易い。
【0004】これに対し、図4に示すように、キャリパ
1のディスク回入側とディスク回出側にパッド内周の支
持面6を設け、その支持面6にパッド2をラトル音防止
用のばね5で押し当てる構造は、制動時にパッド2が、
キャリパに形成された剛性の高い2箇所の支持面6とト
ルク受け面7の3点で拘束され、拘束の安定性に優れ
る。なお、この構造では、パッド2を外れ止めするため
にキャリパ1のインナー部とアウター部間に横架したピ
ン3をパッドに設けたピン孔9に通すが、このピン3に
加わる荷重はばね5の反力のみであり、ピン3によるパ
ッドの直接の拘束はなされない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パッドの拘束が不安定
であると制動の初期にパッドが動き、それがきっかけと
なってパッドが振動し、鳴きが発生する。従って、パッ
ドピンでパッドの動きを拘束する構造に比べると、図4
の構造の方が鳴きを防止し易い。
【0006】ところが、この図4の構造のブレーキも鳴
きを生じることがある。その原因について調査したとこ
ろ、パッドとキャリパの加工精度のばらつきによってト
ルク受け面に対するパッドの接触点が変動し、その接触
点がディスク中心側に偏ったときにパッドの拘束が不安
定になって鳴きが生じることが判った。
【0007】図5(a)は、パッド2の内周面2aと側
面2bの直角度が悪く、そのためにパッド2がディスク
の外周側(図の上側)でトルク受け面7に当った例を示
している。図5(b)に示すように、キャリパ側の支持
面6とトルク受け面7の直角度が悪い場合にも同じ状況
が起こる。
【0008】また、図5(c)、(d)に示すように、
パッドの内周面2aと側面2bの直角度や支持面6とト
ルク受け面7の直角度が悪いためにパッド2がディスク
の内周側でトルク受け面7に当たることもある。
【0009】このように、加工精度によってパッドの接
触点の位置が変動すると制動性能がばらつく。また、図
5の(c)、(d)のケースでは、接触点Pに生じる制
動反力によりパッド2に回転モーメントfが発生し、こ
の力でパッドのディスク回入側(図は右側)が支持面6
から浮き上ってパッドの拘束が不安定になる。図4の構
造で鳴きが生じたのは、その図5の(c)、(d)のケ
ースである。
【0010】加工誤差によるパッドの接触点の変動を無
くすには、加工精度(パッドの内周面と側面の直角度及
びキャリパの支持面とトルク受け面の直角度)を高めれ
ばよいが、この方法を採ると加工費が上昇する。また、
加工精度を高めても両者の角度を完全に一致させるのは
非常に難しい。
【0011】そこで、この発明は、簡単な処理で上記の
不具合を一掃できるようにすることを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、キャリパ又はトルクメンバに
トルク受け面とそのトルク受け面に対してほぼ直角にパ
ッド内周を支持する支持面を設け、ディスクの回入側、
回出側の各支持面に摩擦パッドをばねで押し当て、その
摩擦パッドの側面を前記トルク受け面に当接させて制動
トルクを受けるディスクブレーキにおいて、前記摩擦パ
ッドとトルク受け面との間に、製造上の許容加工誤差を
吸収してブレーキピストンによる押圧中心よりもディス
ク内周側のパッド側面を制動時にトルク受け面から離反
させるぬすみ部を設けたのである。
【0013】上記のぬすみ部は、パッド幅をディスク内
周側で狭くして生じさせてもよいし、トルク受け面のデ
ィスク内周側を凹ませて生じさせることもできる。前者
の方法は後者に比べてブレーキの製造がし易い。但し、
両者とも、性能の安定化や鳴きの防止に関する効果には
差が無い。
【0014】
【作用】前述のぬすみ部を設けると、パッドの内周面と
側面の直角度、パッド内周の支持面とトルク受け面の直
角度が不充分であっても、パッドが常にブレーキピスト
ンによる押圧中心よりもディスク外周側でトルク受け面
に当る。そのため、制動反力でパッドに生じる回転モー
メントが図5(c)の方向と逆向きになり、ディスク回
入側での支持面からのパッドの浮き上りが防止される。
また、ディスク回出側ではパッドにこれをディスク回出
側の支持面から浮き上らせようとする力が働くが、ディ
スク回出側ではパッドをトルク受け面に押し当てる力と
ディスク中心側に押し下げる力が強く働くため、ディス
ク回出側支持面からのパッドの浮き上りも確実に防止さ
れる。これにより、図2に示すA、B、Cの3点でパッ
ドが安定して拘束され、鳴きが発生しなくなる。
【0015】また、パッド接触点の押圧中心を越えての
変動が無くなるため、制動性能も安定する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、この発明のディ
スクブレーキの実施形態を示す。
【0017】例示のブレーキはピストン対向型であり、
キャリパ1とディスクDを間にして対向配置する2つの
パッド2と、各パッド2に通すピン3と、各パッドを押
圧してディスクに摺接させるブレーキピストン4と、ラ
トル音防止用のばね5を有している。
【0018】キャリパ1には、ディスクDの回入側と回
出側においてパッド2の内周をディスク軸方向スライド
自在に支える支持面6と、対向配置のトルク受け面7を
設けてある。ディスク回入側(図2の右側)、回出側の
各トルク受け面7は、支持面6に対してほぼ直角である
が、面6、7の直角度にはある程度の誤差を認めてそれ
等の面の切削加工が難しくならないようにしている。
【0019】パッド2は、図2に示すように、内周面2
aをストレート面にし、側面2bのディスク外周側部分
を内周面2aに対してほぼ直角にしている。また、ブレ
ーキピストン4による押圧中心Oよりも外周側から側面
2bの内周側部分をパッド幅がディスク内周側で狭くな
る方向にθ傾けてトルク受け面7との間に本願発明を特
徴づけるぬすみ部8を生じさせている。
【0020】なお、θの値は、キャリパとパッドの許容
加工誤差を考慮し、加工誤差が最大となったときにも押
圧中心よりディスク内周側では制動時にパッドがトルク
受け面7から離反するように設定される。
【0021】ピン3は、キャリパ1のインナー部1aと
アウター部1b間にかけ渡し、このピン3をパッド2に
設けたピン孔9に遊嵌してパッド2をキャリパ1から外
れ止めしている。ピン孔9とパッドの内周面2a及び側
面2bはパッドの裏板に形成される。
【0022】ブレーキピストン4は、キャリパ1に設け
たシリンダ(図示せず)に挿入し、シリンダに導入する
液圧で推進させるようにしている。
【0023】また、ばね5は、ピン3の内側に係止させ
て反力をピン3で受け、両端の翼状部で対のパッド2の
ディスク回入側と回出側に押し下げ力を加えるようにし
ている。
【0024】図3は、トルク受け面7の内周側を凹ませ
てぬすみ部10を生じさせた例を示している。
【0025】図2、図3の両形態とも、制動時にパッド
2がA、B、Cの3点でキャリパ1に拘束される。トル
ク受け面7との接触点Aは、ブレーキピストン4による
押圧中心よりも常にディスク外周側にあり、従って、A
点の制動反力でパッド2に生じる回転モーメントfは、
図の矢印方向となってディスク回入側でもパッド2が支
持面6に強く押し当てられる。
【0026】なお、例示のブレーキは、支持面6とトル
ク受け面7をキャリパに設けたが、これ等の面をキャリ
パとは別体のトルクメンバに設けてパッドの拘束をトル
クメンバで行うディスクブレーキにもこの発明を適用で
きる。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明のディスク
ブレーキは、パッドとトルク受け面との間にブレーキピ
ストンによる押圧中心よりもディスク内周側でパッドを
トルク受け面から離反させるぬすみ部を設けて高剛性の
支持面でパッドの内周を支えるタイプのブレーキに見ら
れる固有の問題、即ち、パッドの直角度、パッド内周の
支持面とトルク受け面の直角度の悪さによるパッド接触
点の変動を無くし、制動時の反力でパッドにそのパッド
のディスク回入側を支持面に押し当てる方向の回転モー
メントが生じるようにしたので、制動時のパッドが3点
で安定して拘束され、鳴きが効果的に防止される。
【0028】また、パッド接触点の押圧中心を越えた変
動が起こらないため制動性能も安定し、ディスクブレー
キの信頼性が更に増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディスクブレーキの実施形態を示す
平面図
【図2】図1のII−II線に沿った位置の拡大断面図
【図3】他の実施形態の断面図
【図4】改善対象のディスクブレーキの断面図
【図5】加工誤差によるパッド接触点の変動状況を誇張
して示す図
【符号の説明】
1 キャリパ 2 パッド 2a 内周面 2b 側面 3 ピン 4 ブレーキピストン 5 ばね 6 支持面 7 トルク受け面 8 ぬすみ部 9 ピン孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリパ又はトルクメンバにトルク受け
    面とそのトルク受け面に対してほぼ直角にパッド内周を
    支持する支持面を設け、ディスクの回入側、回出側の各
    支持面に摩擦パッドをばねで押し当て、その摩擦パッド
    の側面を前記トルク受け面に当接させて制動トルクを受
    けるディスクブレーキにおいて、前記摩擦パッドとトル
    ク受け面との間に、ブレーキピストンによる押圧中心よ
    りもディスク内周側のパッド側面を制動時にトルク受け
    面から離反させるぬすみ部を設けたことを特徴とするデ
    ィスクブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記ぬすみ部を、パッド幅をディスク内
    周側で狭くして生じさせた請求項1記載のディスクブレ
    ーキ。
  3. 【請求項3】 前記ぬすみ部を、トルク受け面のディス
    ク内周側を凹ませて生じさせた請求項1記載のディスク
    ブレーキ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004025134A1 (en) * 2002-09-10 2004-03-25 Haldex Brake Products Ab Balanced support of brake pads
DE102013012547A1 (de) * 2013-07-29 2015-01-29 Wabco Europe Bvba Scheibenbremse, insbesondere für Nutzfahrzeuge, sowie Bremsbelag einer solchen Scheibenbremse
EP2863086A1 (en) 2013-10-15 2015-04-22 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Disc brake pad and disc brake assembly

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